説明

ユーザ中心のショッピングサービス提供システムおよびショッピングサービスの提供方法

【課題】ユーザが選択した商品またはユーザのソーシャルネットワークに関連する商品の販売金額を割引するユーザ中心のショッピングサービス提供システムおよびショッピングサービスの提供方法が提供される。
【解決手段】ショッピングサービス提供システムは、割引申請の対象である商品を決定する商品決定部と、商品の割引申請を収集して割引リストを生成して提供するリスト管理部と、割引リストが提供された商品の販売者を対象に商品の割引金額を決定する金額決定部と、割引金額に基づいてショッピングサービスを提供するサービス提供部とを備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ中心のショッピングサービス提供システムおよびショッピングサービスの提供方法に関する。より詳細には、ユーザが選択した商品またはユーザのソーシャルネットワークに関連する商品の販売金額を割引するユーザ中心のショッピングサービス提供システムおよびショッピングサービスの提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コミュニティ、ブログのようなソーシャルネットワークへの関心が増加するに伴い、ソーシャルネットワークを用いるサービスも多様化している。特に、共同購入のように予め設定した人数以上のユーザが購入すると、商品の販売価格を割引するショッピングサービスの人気が増加している。
【0003】
従来のショッピングサービスは、商品を販売する供給者(販売者)中心のサービス形態である。すなわち、従来におけるショッピングサービスは、ユーザの要求事項とは関係なく、販売者自身が販売する商品に対して一定の人数以上のユーザが購入する場合には商品の販売価格を割引するという申し込み方式である。
【0004】
このようなショッピングサービスは、ユーザが実際に要求する商品がショッピングサービスに登場するまで待機しなければならないため、ショッピングサービスに対するユーザの関心を持続的に維持することが困難になる問題がある。結果的には、販売者、ユーザ、ショッピングサービスを提供する業者に損害が発生する問題がある。
【0005】
したがって、従来におけるショッピングサービスのサービス構造を改善してユーザ中心のショッピングサービスをより活性化することのできる方法が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、ショッピングサービスに対するユーザの満足度を向上させるユーザ中心のショッピングサービス提供システムおよびショッピングサービスの提供方法を提供する。
【0007】
本発明の目的は、ショッピングサービスの領域を拡大させるユーザ中心のショッピングサービス提供システムおよびショッピングサービスの提供方法を提供する。
【0008】
本発明の目的は、割引リストから販売数量を予測するユーザ中心のショッピングサービス提供システムおよびショッピングサービスの提供方法を提供する。
【0009】
本発明の目的は、運用者のショッピングページに訪問するユーザの数を増加させ、ページビューによる追加利益を発生させるユーザ中心のショッピングサービス提供システムおよびショッピングサービスの提供方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態に係るショッピングサービス提供システムは、割引申請の対象である商品を決定する商品決定部と、商品の割引申請を収集して割引リストを生成して提供するリスト管理部と、割引リストの提供された商品の販売者を対象に商品の割引金額を決定する金額決定部と、割引金額に基づいてショッピングサービスを提供するサービス提供部とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の一実施形態に係るショッピングサービス提供方法は、割引申請の対象である商品を決定し、商品の割引申請を収集し割引リストを生成して提供し、割引リストが提供された商品の販売者を対象に商品の割引金額を決定し、割引金額に基づいてショッピングサービスを提供することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ユーザが所望する商品に対して割引された金額でショッピングサービスを提供することによって、ショッピングサービスに対するユーザの満足度を向上させることができる。
【0013】
本発明によれば、ユーザが割引を申請した商品に対してユーザが加入したソーシャルネットワークの人脈にも割引を申請することのできる機会を提供することによって、ショッピングサービスの領域を拡大させることができる。
【0014】
本発明によれば、販売者が販売しようとする商品に対してユーザの割引申請に応じて生成された割引リストから販売数量を予測することができる。
【0015】
本発明によれば、割引を申請するためにショッピングサービスを提供する運用者のショッピングページに訪問するユーザの数を増加させ、ページビューによる追加利益を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施形態に係るショッピングサービス提供システムの動作を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るショッピングサービス提供システムの細部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る割引申請の対象である商品を決定する過程を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る割引リストを生成する過程を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る同一のソーシャルネットワークに属するユーザ間に割引リストを提供する過程を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る商品の割引リストを商品に関連するソーシャルネットワークの人脈グループに提供する過程を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る商品の割引金額を決定する過程を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る割引金額に応じてショッピングサービスを提供する過程を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るショッピングサービス提供方法の全体構成を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態を添付する図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に係るショッピングサービス提供システムの動作を説明するためのブロック図である。
【0019】
ショッピングサービス提供システム101は、ユーザ102が中心となったショッピングサービスを提供する。例えば、ユーザ102は、オンラインショッピングサイト104でのショッピング中に所望の商品を選択してショッピングサービス提供システム101に割引を申請する。そして、ショッピングサービス提供システム101は、ソーシャルネットワーク105に登録された文書を分析して商品を抽出した後、ユーザ102に商品リストを提供する。これによって、ユーザ102は、商品リストから所望の商品を選択してショッピングサービス提供システム101に割引を申請する。
【0020】
ショッピングサービス提供システム101は、ユーザ102が選択した商品に対して割引リストを生成して複数の販売者103に提供する。これによって、販売者103は、割引リストを考慮してユーザ102が選択した商品に対してショッピングサービスのための入札に参加する。
【0021】
ショッピングサービス提供システム101は、販売者103が入力した入札額に基づいて割引金額を決定した後、販売者103とユーザ102との間に行われるショッピングサービスを提供する。
【0022】
すなわち、本発明の一実施形態によると、販売者103ではないユーザ102が所望の商品に対してショッピングサービスを提供することによって、ショッピングサービスに対するユーザ102の満足度を向上させることができる。そして、販売者103の立場から、自身が販売しようとする商品に対してユーザ102の割引申請による販売数量を予測することができ、ターゲットマーケティングを行なうことができる。また、ショッピングサービス提供システム101を運用する主体の立場(運用者)から、割引を申請するためユーザ102の訪問が増加してページビューによる追加利益を得ることができる。
【0023】
図2は、本発明の一実施形態に係るショッピングサービス提供システム101の細部構成を示すブロック図である。以下、図2を参照して、ショッピングサービス提供システム101の動作について具体的に説明する。
【0024】
図2を参照すると、ショッピングサービス提供システム101は、商品決定部201、リスト管理部202、金額決定部203、およびサービス提供部204を備える。
【0025】
商品決定部201は割引申請の対象である商品を決定する。ここで、割引申請とは、ユーザ102が購入しようとする商品に対して希望価格と商品の数を設定した申請を行うことをいう。希望価格とは、ユーザが購入しようとする商品の割引された金額をいい、ショッピングサービス提供システム101と販売者との間の取引によって決定される最終金額とは差異がある。
【0026】
商品決定部201は、一例として、オンラインショッピングサイト104で販売されている商品のうち、ユーザ102が割引を申請するために選択した商品を決定する。具体的に、ユーザ102がオンラインショッピングサイト104で販売されている商品を選択して割引を申請する場合、商品決定部201はユーザ102が選択した商品をショッピングサービスのための商品として決定する。
【0027】
商品決定部201は、他の一例として、ソーシャルネットワーク105に登録された文書から抽出した商品を対象に割引申請の対象である商品を決定する。具体的に、商品決定部201は、ソーシャルネットワーク105に登録された文書から商品を抽出して商品リストをユーザ102に提供する。ユーザ102が商品リストから商品を選択して割引を申請する場合、商品決定部201はユーザ102が選択した商品をショッピングサービスのための商品として決定する。
【0028】
リスト管理部202は、商品の割引申請を収集して割引リストを生成し提供する。リスト管理部202は、ユーザ102またはユーザ102が加入したソーシャルネットワーク105の人脈による割引申請に応じて割引リストを生成してもよい。ここで、ユーザ102が加入したソーシャルネットワーク105とは、カフェ、ブログ、マイクロブログなどのようにオンライン上に存在するユーザ102の人的ネットワークをいう。ソーシャルネットワーク105の人脈とは、ソーシャルネットワーク105によってユーザ102およびオンライン上の人的関係が形成された友人、類似ユーザなどをいう。
【0029】
リスト管理部202は、一例として、ユーザ102が割引を申請した商品に関連する割引リストをソーシャルネットワーク105の人脈に提供する。例えば、ユーザ10人が商品Aに対して割引を申請した場合、商品Aの割引リストが生成される。商品Aの割引リストは希望価格と人数が含まれる。このとき、ユーザは、商品Aに対して少なくとも1つの商品の数を設定して割引を申請してもよい。割引リストに含まれた人数は、販売者の立場から予備的な販売数量をいい、ユーザそれぞれが割引を申請した商品の数を合算した値で決定される。
【0030】
これによって、リスト管理部202は、商品Aの割引リストを商品Aに対して割引を申請していないユーザ10人それぞれのソーシャルネットワークの人脈に提供する。これによって、商品Aの割引リストが提供されたソーシャルネットワーク105の人脈は商品Aに関心があれば割引を申請してもよい。
【0031】
すなわち、ユーザ102が割引を申請した商品の割引リストをユーザ102に関連するソーシャルネットワーク105の人脈に提供することによって、ソーシャルネットワーク105の人脈にとって追加的な割引申請を誘導できる。
【0032】
特に、リスト管理部202は、ソーシャルネットワーク105の人脈の割引申請をより効果的に誘導するため、ユーザ102が割引を申請した商品に関連する割引リストを商品と同一または類似の商品に関心を有しているソーシャルネットワーク105の人脈に提供する。すなわち、リスト管理部202は、ユーザ102が割引を申請した商品の割引リストは該当商品に関心を有する可能性の高いソーシャルネットワーク105の人脈に提供する。具体的に、リスト管理部202は、ソーシャルネットワーク105の人脈に関連する文書の内容、プロファイル、購入商品、または検索キーワードのうち少なくとも1つに基づいてソーシャルネットワーク105の人脈がユーザの割引を申請した商品と同一または類似の商品に関心を有するか否かを判断できる。
【0033】
リスト管理部202は、他の一例として、ソーシャルネットワーク105の人脈が割引を申請した商品に関連する割引リストをユーザに提供する。例えば、ソーシャルネットワーク105の人脈が商品Bに対して割引を申請した場合、リスト管理部202は商品Bの割引リストを商品Bに割引を申請していないユーザに提供してもよい。
【0034】
金額決定部203は、割引リストが提供された商品の販売者103を対象に商品の割引金額を決定する。具体的に、商品の割引リストが提供された商品の販売者103は、ショッピングサービスのために入札額を提示して入札に参加する。これによって、金額決定部203は、商品の販売者103が提示した最低入札額に基づいて商品の割引金額を決定する。
【0035】
サービス提供部204は、割引金額に基づいてショッピングサービスを提供する。ここで、割引金額とは、商品の販売価格から割引された金額であり、予め設定された人数だけユーザ102が割引を申請した場合、ユーザ102が支払わなければならない最終的な商品の販売価格をいう。
【0036】
図3は、本発明の一実施形態に係る割引申請の対象である商品を決定する過程を示す図である。
【0037】
図3に示した過程<I>は、オンラインショッピングサイト104で販売されている商品のうち、ユーザ102がいずれか1つの商品を選択して割引を申請する場合である。具体的に、オンラインショッピングサイト104で商品1、商品2、商品3が販売されているとき、ユーザ102は、より割引された金額で購入しようとする商品を選択して割引を申請する。このとき、ユーザ102は選択した商品に対して割引したい商品の希望価格と購入しようとする商品の数を設定して割引を申請する。これによって、ショッピングサービス提供システム101は、ユーザ102から受信した割引申請に含まれた商品を決定する。
【0038】
図3に示した過程<II>は、ソーシャルネットワーク105に登録された文書から抽出した商品のうちユーザ102がいずれか1つの商品を選択して割引を申請する場合である。ショッピングサービス提供システム101は、ソーシャルネットワーク105に登録された文書を分析して商品を抽出する。例えば、ショッピングサービス提供システム101は、文書に含まれた単語の頻度、品詞とソーシャルネットワークの特性、題名、タグなどを考慮して商品を抽出する。ここで、ソーシャルネットワーク105に登録された文書とは、商品の使用時期、レビュー、紹介文、広告文など商品に関連する内容を含んでいる文書をいう。
【0039】
そして、ショッピングサービス提供システム101は、文書から抽出された商品のうち商品推薦の基準を満足する商品が含まれた商品リストをユーザ102に提供する。このとき、商品推薦の基準は、オンラインショッピングサイト104における露出数、クリック数、人気度、販売量、季節などを含んでもよい。
【0040】
これによって、ユーザ102は、商品リストに含まれた商品a、商品b、商品cのうちいずれか1つを選択して割引を申請する。これによって、ショッピングサービス提供システム101は、ユーザ102から受信した割引申請に含まれた商品を決定してもよい。
【0041】
図4は、本発明の一実施形態に係る割引リストを生成する過程を示す図である。
【0042】
図4を参照すると、商品Aに対してN名のユーザ102−1から102−Nがショッピングサービス提供システム101に割引を申請したと仮定する。このとき、ユーザ102は、選択した商品に対して割引したい商品の希望価格と該当商品の数が含まれた割引を申請する。ここで、ユーザ102は、商品の数を1つ以上に設定してもよい。
【0043】
これによって、ショッピングサービス提供システム101は、商品Aの割引リスト401を生成する。図4を参照すると、割引リスト401は、商品Aに対する希望価格と人数を含む。ここで、人数は販売者103の立場から予備的な販売数量を意味するため、N名のユーザ102−1から102−Nが割引を申請した商品の数を合算した値で決定される。例えば、3人のユーザが同一の商品に対して2個ずつ割引を申請した場合、割引リスト401の人数は6人になる。
【0044】
ショッピングサービス提供システム101は、割引リスト401を商品の販売者103に提供することによって、ショッピングサービスのために販売者との取引を行う。販売者103は、割引リスト401によって商品の予測された販売量を考慮して商品の販売価格を決定する。
【0045】
図5は、本発明の一実施形態に係る同一のソーシャルネットワークに属するユーザ間に割引リストを提供する過程を示す図である。
【0046】
図5を参照すると、ユーザX501およびユーザY502は、同一のソーシャルネットワーク105に加入したオンライン上の類似ユーザの関係を意味する。言い換えれば、ユーザX501はユーザY502のソーシャルネットワーク105の人脈であり、ユーザY502はユーザX501のソーシャルネットワーク105の人脈である。
【0047】
図5を参照すると、ユーザX501が商品Aに対してショッピングサービス提供システム101に割引を申請したと仮定する。これによって、ショッピングサービス提供システム101は、ユーザX501が加入したソーシャルネットワーク105の人脈情報に基づいてユーザY502を確認する。ショッピングサービス提供システム101は、商品Aに対するユーザX501の割引申請を収集して商品Aの割引リストを生成する。ショッピングサービス提供システム101は、商品Aの割引申請をユーザY502に誘導するため商品Aの割引リストをユーザY502に提供する。
【0048】
図5を参照すると、ユーザY502が商品Bに対してショッピングサービス提供システム101に割引を申請したと仮定する。これによって、ショッピングサービス提供システム101は、ユーザY502が加入したソーシャルネットワーク105の人脈情報に基づいてユーザX501を確認する。ショッピングサービス提供システム101は、商品Bに対するユーザY502の割引申請を収集して商品Bの割引リストを生成する。ショッピングサービス提供システム101は、商品Bの割引申請をユーザX501に誘導するために商品Bの割引リストをユーザX501に提供する。
【0049】
図5に示すように、ショッピングサービス提供システム101は、商品に対する割引申請をソーシャルネットワーク105の人脈に誘導することによってショッピングサービスを活性化させることができる。そして、商品の割引申請が増加するほど商品の割引金額は高くなるため、ショッピングサービス提供システム101は商品に対する割引申請をソーシャルネットワーク105の人脈に誘導し、ユーザ102と販売者103の両者が満足するショッピングサービスを提供できる。
【0050】
図6は、本発明の一実施形態に係る商品の割引リストを商品に関連するソーシャルネットワーク105の人脈グループに提供する過程を示す図である。
【0051】
図6を参照すると、ユーザ601がカテゴリKに属する商品Aの割引を申請したと仮定する。ショッピングサービス提供システム101は、商品Aの割引リストを生成してユーザ601が加入したソーシャルネットワーク105の人脈に商品Aの割引リストを提供して割引申請を誘導する。図6を参照すると、ショッピングサービス提供システム101は、複数のソーシャルネットワーク105の人脈に構成された人脈グループ(コテゴリS)602,人脈グループ(コテゴリK)603,人脈グループ(コテゴリM)604のいずれか1つの人脈グループに提供する。
【0052】
具体的に、ショッピングサービス提供システム101は、商品Aの割引リストを商品Aと同一または類似の商品に関心を有するソーシャルネットワーク105の人脈グループ(カテゴリK)603に提供する。ここで、商品Aと同一または類似の商品とは、カテゴリKに属する商品をいう。
【0053】
このとき、ショッピングサービス提供システム101は、複数のソーシャルネットワーク105の人脈に構成された人脈グループ602(コテゴリS),人脈グループ(コテゴリK)603,人脈グループ(コテゴリM)604に関連する文書の内容、プロファイル、購入商品、または検索キーワードのうち少なくとも1つに基づいてカテゴリKに属する商品に関心があるか否かを判断する。図6を参照すると、人脈グループ603(カテゴリK)は、カテゴリKに属する商品に対する使用時期、レビュー、購入コメントなどを作成した人脈で構成する。そして、人脈グループ(カテグリK)603は、カテゴリKに属する商品を関心商品に設定したプロファイルを有する人脈に構成する。また、人脈グループ(カテゴリ)603は、カテゴリKに属する商品を購入したり、またはウィッシュリストに設定した人脈から構成したりする。さらに、人脈グループ(カテゴリK)603は、カテゴリKに属する商品を検索キーワードとして入力して検索した人脈に構成する。
【0054】
これによって、人脈グループ(カテゴリK)603に属する人脈は、商品Aの割引リストを考慮してショッピングサービス提供システム101に割引を申請する。
【0055】
図7は、本発明の一実施形態に係る商品の割引金額を決定する過程を示す図である。
【0056】
図7を参照すると、商品Aに対してN名のユーザ102−1から102−Nがショッピングサービス提供システム101に割引を申請したと仮定する。これによって、ショッピングサービス提供システム101は、商品Aに対する割引リストを生成してM名の販売者103−1〜103−Mに提供する。
【0057】
この後、ショッピングサービス提供システム101は、M名の販売者103−1〜103−Mのうち少なくとも1つからショッピングサービスのための入札参加申請を受信する。入札に参加した販売者103−1〜103−Mは、商品Aの割引リストを参考に入札額を提示する。ショッピングサービス提供システム101は、一例として、入札に参加した販売者103−1〜103−Mのうち最低入札額を提示した販売者に商品Aの販売権限を付与する。そして、最低入札額は、ショッピングサービスのための割引金額に決定される。
【0058】
また、ショッピングサービス提供システム101は、他の一例として、入札額および品質指数に基づいて販売者を決定する。このとき、品質指数は、販売者の人気度、販売者が販売可能な商品の数量、販売者に対する評点、落札回数などを含む。
【0059】
図8は、本発明の一実施形態に係る割引金額に応じてショッピングサービスを提供する過程を示す図である。
【0060】
図8を参照すると、商品Aの割引リスト801および商品Aに対して入札に参加した販売者現況リスト802を示す。本発明の一実施形態によると、ショッピングサービス提供システム101は、入札に参加した販売者のうち最低入札額を提示した販売者を選定する。このとき、販売者現況リスト802を参照すると、入札額16900ウォンを提示した販売者3が選択される。
【0061】
これによって、ショッピングサービス提供システム101は、ショッピングサービスのための販売現況テーブル803を提供する。商品Aの実際の価格が35000ウォンである場合、販売者3が提示した最低入札額16900ウォンが割引金額として決定される。ただし、商品Aに関連するユーザ102の人数が予め設定した条件を満足しなければ、販売者3はユーザ102に割引金額で商品Aを販売することができない。一方、商品Aを購入申請したユーザの人数が予め設定した条件を満足しなければ、販売者3は商品Aを販売しないか、足りない人数だけ割引金額を減少させて販売してもよい。
【0062】
図9は、本発明の一実施形態に係るショッピングサービス提供方法の全体構成を示すフローチャートである。
【0063】
ステップS901において、ショッピングサービス提供システム101は、割引申請の対象である商品を決定する。ショッピングサービス提供システム101は、一例として、オンラインショッピングサイトで販売されている商品のうちユーザ102が割引を申請するために選択した商品を決定する。ショッピングサービス提供システム101は、他の一例として、ソーシャルネットワーク105に登録された文書から抽出された商品を対象に割引申請の対象である商品を決定する。
【0064】
ステップS902において、ショッピングサービス提供システム101は、商品の割引申請を収集して割引リストを生成して提供する。このとき、ショッピングサービス提供システム101は、ユーザ102またはユーザ102が加入したソーシャルネットワーク105の人脈の割引申請に基づいて割引リストを生成する。
【0065】
ショッピングサービス提供システム101は、一例として、ユーザ102が割引を申請した商品に関連する割引リストをソーシャルネットワーク105の人脈に提供する。このとき、ショッピングサービス提供システム101は、ユーザ102が割引を申請した商品に関連する割引リストを商品と同一または類似の商品に関心を有するソーシャルネットワーク105の人脈に提供する。このために、ショッピングサービス提供システム101は、ソーシャルネットワークの人脈に関連する文書の内容、プロファイル、購入商品、または検索キーワードのうち少なくとも1つに基づいてユーザ102が割引を申請した商品と同一または類似の商品に関心を有するか否かを判断する。
【0066】
ショッピングサービス提供システム101は、他の一例として、ソーシャルネットワーク105の人脈が割引を申請した商品に関連する割引リストをユーザ102に提供する。
【0067】
ステップS903において、ショッピングサービス提供システム101は、割引リストが提供された商品の販売者103を対象に商品の割引金額を決定する。ショッピングサービス提供システム101は、一例として、割引リストを提供された商品の販売者103の最低入札額に基づいて商品の割引金額を決定する。
【0068】
ステップS904において、ショッピングサービス提供システム101は、割引金額に基づいてショッピングサービスを提供する。
【0069】
本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段を介して様々な処理を実行することができるプログラム命令の形態で実現され、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録される。コンピュータ読取可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などの単独または組み合わせたものを含む。媒体に記録されるプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フレキシブルディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、光ディスクのような光磁気媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械コード(machine code)だけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コード(higher level code)を含む。上述したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアのレイヤで動作するように構成される。
【0070】
上述したように本発明を図面を参照して実施形態を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような実施形態から多様な修正及び変形をすることが可能である。
【0071】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されて定められるものではなく、特許請求の範囲だけではなく特許請求の範囲と均等なものなどによって定められる。
【符号の説明】
【0072】
101 ショッピングサービス提供システム
102 ユーザ
103 販売者
104 オンラインショッピングサイト
105 ソーシャルネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
割引申請の対象である商品を決定する商品決定部と、
前記商品の割引申請を収集して割引リストを生成して提供するリスト管理部と、
前記割引リストの提供された前記商品の販売者を対象に前記商品の割引金額を決定する金額決定部と、
前記割引金額に基づいてショッピングサービスを提供するサービス提供部と、
を備えることを特徴とするユーザ中心のショッピングサービス提供システム。
【請求項2】
前記商品決定部は、オンラインショッピングサイトで販売される前記商品のうち、ユーザが割引を申請するために選択した前記商品を決定することを特徴とする請求項1に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供システム。
【請求項3】
前記商品決定部は、ソーシャルネットワークに登録された文書から抽出された前記商品を対象に割引申請の対象である前記商品を決定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供システム。
【請求項4】
前記リスト管理部は、前記ユーザまたは前記ユーザが加入した前記ソーシャルネットワークの人脈の割引申請に基づいて前記割引リストを生成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供システム。
【請求項5】
前記リスト管理部は、前記ユーザが割引を申請した前記商品に関連する前記割引リストを前記ソーシャルネットワークの人脈に提供することを特徴とする請求項4に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供システム。
【請求項6】
前記リスト管理部は、前記ユーザが割引を申請した前記商品に関連する前記割引リストを前記商品と同一または類似の商品に関心を有する前記ソーシャルネットワークの人脈に提供することを特徴とする請求項5に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供システム。
【請求項7】
前記リスト管理部は、前記ソーシャルネットワークの人脈に関連する文書の内容、プロファイル、購入商品、または検索キーワードのうち少なくとも1つに基づいて前記ユーザが割引を申請した前記商品と同一または類似の商品に関心を有するか否かを判断することを特徴とする請求項6に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供システム。
【請求項8】
前記リスト管理部は、前記ソーシャルネットワークの人脈が割引を申請した前記商品に関連する前記割引リストを前記ユーザに提供することを特徴とする請求項4から請求項7のいずれか1項に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供システム。
【請求項9】
前記金額決定部は、前記割引リストが提供された前記商品の前記販売者の最低入札額に基づいて前記商品の割引金額を決定することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供システム。
【請求項10】
割引申請の対象である商品を決定し、
前記商品の割引申請を収集して割引リストを生成して販売者に提供し、
前記割引リストが提供された前記商品の販売者を対象に商品の割引金額を決定し、
前記割引金額に基づいてショッピングサービスを提供することを特徴とするユーザ中心のショッピングサービス提供方法。
【請求項11】
前記割引申請の対象である前記商品を決定することは、
オンラインショッピングサイトで販売されている前記商品のうち、ユーザが割引を申請するために選択した前記商品を決定することを特徴とする請求項10に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供方法。
【請求項12】
前記割引申請の対象である前記商品を決定することは、
ソーシャルネットワークに登録された文書から抽出された前記商品を対象に割引申請の対象である前記商品を決定することを特徴とする請求項10または請求項11に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供方法。
【請求項13】
前記割引リストを生成して提供することは、前記ユーザまたは前記ユーザが加入した前記ソーシャルネットワークの人脈の割引申請に基づいて前記割引リストを生成することを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれか1項に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供方法。
【請求項14】
前記割引リストを生成して提供することは、前記ユーザが割引を申請した商品に関連する割引リストを前記ソーシャルネットワークの人脈に提供することを特徴とする請求項13に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供方法。
【請求項15】
前記割引リストを生成して提供することは、前記ユーザが割引を申請した商品に関連する割引リストを前記商品と同一または類似の商品に関心を有する前記ソーシャルネットワークの人脈に提供することを特徴とする請求項14に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供方法。
【請求項16】
前記割引リストを生成して提供することは、前記ソーシャルネットワークの人脈に関連する文書の内容、プロファイル、購入商品、または検索キーワードのうち少なくとも1つに基づいて前記ユーザが割引を申請した商品と同一または類似の商品に関心を有するか否かを判断することを特徴とする請求項15に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供方法。
【請求項17】
前記割引リストを生成して提供することは、前記ソーシャルネットワークの人脈が割引を申請した前記商品に関連する前記割引リストを前記ユーザに提供することを特徴とする請求項13乃至請求項16のいずれか1項に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供方法。
【請求項18】
前記商品の割引金額を決定することは、前記割引リストが提供された前記商品の販売者の最低入札額に基づいて商品の割引金額を決定することを特徴とする請求項10乃至請求項17のいずれか1項に記載のユーザ中心のショッピングサービス提供方法。
【請求項19】
請求項10乃至請求項18のいずれか1項の方法を実行するためのプログラムが記録されたコンピュータで読み出し可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−128863(P2012−128863A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−274329(P2011−274329)
【出願日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)