説明

ユーザ設定が可能なユーザインタフェース設定方法及び装置

【課題】携帯用端末機においてユーザの便宜に合わせてユーザインタフェースを設定することが可能なユーザインタフェース設定方法及び装置を提供する。
【解決手段】本発明の携帯用端末機におけるユーザインタフェース設定方法は、選択可能なユーザモードを出力するステップと、ユーザからユーザモードが選択されるステップと、ユーザが選択したユーザモードをユーザインタフェースに設定するステップと、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ設定が可能なユーザインタフェース生成に関し、より詳細には、ユーザが携帯用端末機のユーザインタフェースの初期設定をユーザの便宜に合わせて設定する方法及び装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、携帯用端末機のユーザインタフェースは、生産の際に予め定められ、ユーザが任意にユーザインタフェースを修正することは困難である。
【0003】
これは、ユーザが設定済みのユーザインタフェースに慣れるまでに時間を要することを意味し、ユーザに携帯用端末機の使用に不便を感じさせる原因となっている。
【0004】
また、最近のスマートフォンは、生活の利便性のためにリリースされているが、高齢のユーザやスマートフォンを利用するのに知識が浅い人には、より複雑な操作方法と使用方法によってスマートフォンの使用に不便を感じさせる一つの原因になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国特許出願公開第10−2001−0006302号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、携帯用端末機においてユーザ設定が可能なユーザインタフェース設定方法及び装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、携帯用端末機においてユーザの便宜に合わせてユーザインタフェースを設定することが可能なユーザインタフェース設定方法及び装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、携帯用端末機の使用に対して専門的な知識がないか又は高齢のシルバー世代に使用便宜性を提供し、子供用の保護機能を提供するユーザインタフェース設定方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による携帯用端末機におけるユーザインタフェース設定方法は、選択可能なユーザモードを出力するステップと、ユーザからユーザモードが選択されるステップと、前記ユーザが選択したユーザモードをユーザインタフェースに設定するステップと、を有することを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による携帯用端末機におけるユーザインタフェース設定装置は、基地局と通信するモデムと、選択可能なユーザモードを出力してユーザからユーザモードが選択され、前記ユーザが選択したユーザモードをユーザインタフェースに設定する制御部と、前記ユーザの入力データを前記制御部に提供する入力部と、前記制御部の出力データをディスプレイするディスプレイ部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による移動通信システムにおける通信社サーバーのユーザインタフェース設定方法は、携帯用端末機からユーザインタフェース設定値の要請を受信したか否か検査するステップと、前記ユーザインタフェース設定値の要請を受信した場合、ユーザインタフェース設定基準が年齢であるか否か検査するステップと、前記ユーザインタフェース設定基準が年齢である場合、ユーザの年齢に合うユーザインタフェース設定値を決定して前記携帯用端末機に送信するステップと、を有することを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による移動通信システムにおける通信社サーバーのユーザインタフェース設定装置は、他のノードと通信を行うためのモデムと、携帯用端末機からユーザインタフェース設定値の要請を受信したか否かを検査し、前記ユーザインタフェース設定値の要請を受信した場合、ユーザインタフェース設定基準が年齢であるか否かを検査し、前記ユーザインタフェース設定基準が年齢である場合、ユーザの年齢に合うユーザインタフェース設定値を決定して前記携帯用端末機に送信する制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明のユーザインタフェース設定方法及び装置によれば、携帯用端末機の使用に対して専門的な知識がないか又は高齢のシルバー世代に使用便宜性を提供し、子供用の保護機能を提供することができる。また、携帯用端末機の初ブーティングの際に、ユーザの便宜に合わせてユーザインタフェースを設定することができるという利点がある。また、携帯用端末機の初ブーティングの際に、通信社サーバーがユーザの年齢に合うユーザインタフェースを選択することでユーザに利便性を提供できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態によるユーザインタフェース設定画面を概略的に示す図である。
【図2】本発明の一実施形態によるユーザインタフェース設定画面を概略的に示す図である。
【図3】本発明の一実施形態による携帯用端末機のユーザインタフェース設定ステップを示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態によるコンピュータを利用したユーザインタフェース設定を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態によるコンピュータを利用するユーザインタフェース設定におけるコンピュータの動作ステップを示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態によるコンピュータを利用するユーザインタフェース設定における携帯用端末機の動作ステップを示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態による通信社サーバーを用いたユーザインタフェース設定ステップを示す図である。
【図8】本発明の一実施形態による通信社サーバーを用いたユーザインタフェース設定における携帯用端末機の動作ステップを示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態による通信社サーバーを用いたユーザインタフェース設定における通信社サーバーの動作ステップを示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態による携帯用端末機のブロック構成を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態による通信社サーバーのブロック構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明を説明するに当たって、関連する公知機能或いは構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明確にするおそれがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。後述する用語は本発明における機能に基づいて定義したものであり、これは使用者、運用者の意図又は慣例などによって異なり得る。従って、その定義は本明細書全般に亘る内容に基づいて定められるべきである。
【0014】
以下、本発明は、携帯用端末機においてユーザ設定が可能なユーザインタフェース生成方法及び装置について説明する。本発明で、携帯用端末機はスマートフォンを含む意味で使用する。
【0015】
図1及び図2は、本発明の一実施形態によるユーザインタフェース設定画面を概略的に示す図である。
【0016】
図1及び図2を参照すると、携帯用端末機がブーティングされると、ユーザモード100の設定を要求する画面がディスプレイされる。例えば、ユーザモードは、簡単モード(easy mode)、一般モード(Normal Mode)、年寄りモード(Senior mode)、子供モード(kid mode)などがディスプレイされ、ユーザはそのうちの一つのユーザモードを選択することができる。
【0017】
ユーザが一つのユーザモードを選択した場合、選択されたユーザモードを用いてユーザインタフェースが選択される。
【0018】
先ず、ユーザモード100の設定画面で簡単モード115が選択された場合、ブルートゥース、無線LAN、GPS(Global Positioning System)などの機能が基本的にオンに設定される。また、音やティスプレイなどの主要機能をユーザが該当メニューからすぐにアクセスできるように設定される。即ち、全ての通信機能がオンに設定され、音やディスプレイ関連機能をユーザがユーザインタフェース上ですぐにアクセス可能なようにユーザインタフェースが設定される。
【0019】
ユーザモード100の設定画面で、一般モード117が選択された場合、携帯用端末機において一般的に使用される普通のメニューが選択される。即ち、ユーザインタフェースは、工場出荷時の基本ユーザインタフェースに設定される。
【0020】
ユーザモード100の設定画面で、年寄りモード120が選択された場合、メニュー項目が大型アイコンでディスプレイされる。この場合、電話機能、メッセージ、緊急電話などの高齢者のためのプログラムが優先順位に設定される。
【0021】
即ち、メニューのフォント及びアイコンが基本サイズよりも大型のフォント及びアイコンに設定され、電話機能、メッセージサービス、病院呼出のような緊急電話機能をユーザがインタフェース上ですぐにアクセス可能なようにユーザインタフェースが設定される。
【0022】
ユーザモード100の設定画面で、子供モード130が選択された場合、メニュー項目が大型アイコンでディスプレイされ、また子供用のメニューが優先順位に設定される。
【0023】
即ち、ママ呼出、メッセージサービス、SOS電話機能をユーザがユーザインタフェース上ですぐにアクセス可能なようにユーザインタフェースが設定される。
【0024】
また、年寄りモード120及び子供モード130では、フォントサイズ、色、及びその模様が識別しやすく設定される。
【0025】
図示していないが、ユーザからユーザ使用パターンモードが選択された場合、ユーザの使用パターンに合うユーザインタフェースが設定される。ユーザの使用パターンに合うユーザインタフェース設定は、ユーザがよく使用するメニュー項目を優先的に先頭に配置することを意味する。
【0026】
ユーザからユーザ使用パターンモードが選択されて決定された場合、携帯用端末機は、ブーティングされた後、更にユーザの設定値が適用されるようにすることができる。
【0027】
図3は、本発明の一実施形態による携帯用端末機のユーザインタフェース設定ステップを示すフローチャートである。
【0028】
図3を参照すると、携帯用端末機がブーティングされた後(ステップ210)、ユーザインタフェース選択画面が携帯用端末機に出力される(ステップ215)。ユーザインタフェース選択画面の例は、図1及び図2の符号100として図示している。
【0029】
ユーザから簡単モードが選択された場合(ステップ220)、簡単モードにユーザインタフェースを選択する(ステップ225)。
【0030】
ユーザから一般モードが選択された場合(ステップ230)、一般モードにユーザインタフェースを選択する(ステップ235)。
【0031】
ユーザから年寄りモードが選択された場合(ステップ240)、年寄りモードにユーザインタフェースを選択する(ステップ245)。
【0032】
ユーザから子供モードが選択された場合(ステップ250)、子供モードにユーザインタフェースを選択する(ステップ255)。
【0033】
図示していないが、ユーザからユーザ使用パターンモードが選択された場合、ユーザの使用パターンに合うユーザインタフェースが設定される。ユーザの使用パターンに合うユーザインタフェース設定は、ユーザがよく使用するメニュー項目を優先的に先頭に配置することを意味する。
【0034】
図4は、本発明の一実施形態によるコンピュータを利用したユーザインタフェース設定を示す図である。
【0035】
図4を参照すると、コンピュータ300と携帯用端末機310は、有線又は無線で接続される。無線接続には、ブルートゥース、無線LANなどの近距離無線接続プロトコルを使用することができる。
【0036】
この場合、コンピュータ300には、図1及び図2の符号100と同様のユーザインタフェース選択画面が出力され、コンピュータ300を介してユーザが使用するユーザモードを選択してユーザインタフェースとして使用することができる。
【0037】
図5は、本発明の一実施形態によるコンピュータを利用するユーザインタフェース設定におけるコンピュータの動作ステップを示すフローチャートである。
【0038】
図5を参照すると、コンピュータと携帯用端末機が接続された場合(ステップ405)、コンピュータには携帯用端末機のユーザインタフェース管理メニューが出力される(ステップ410)。ユーザインタフェース管理メニューは、図1及び図2の符号100として図示している。
【0039】
次に、ユーザは、使用するユーザモードの選択を通じてユーザインタフェースを選択する(ステップ415)。
【0040】
図6は、本発明の一実施形態によるコンピュータを利用するユーザインタフェース設定における携帯用端末機の動作ステップを示すフローチャートである。
【0041】
図6を参照すると、コンピュータと携帯用端末機が接続された場合(ステップ505)、携帯用端末機をコンピュータに接続するコンピュータ接続モードを問う画面が携帯用端末機に出力される。次に、携帯用端末機は、ユーザからコンピュータ接続モードが選択されて(ステップ510)該当モードでコンピュータと接続する。
【0042】
ユーザがコンピュータを介してユーザモードを選択した場合、選択されたユーザモードが携帯用端末機に送信されてユーザインタフェースに設定される。
【0043】
図7は、本発明の一実施形態による通信社サーバーを用いたユーザインタフェース設定ステップを示す図である。
【0044】
図7に示すように、携帯用端末機610がブーティングされると、携帯用端末機610は基地局620を介して通信社サーバー630に位置登録を開始する。
【0045】
次に、ユーザは、携帯用端末機610を介して通信社サーバー630に使用するユーザインタフェース設定値を要請する。
【0046】
この場合、通信社サーバー630は、携帯用端末機610に携帯用端末機610のユーザの年齢に合うユーザインタフェース設定値を送信する。
【0047】
また、通信社サーバー630は、携帯用端末機610に携帯用端末機610のユーザ使用パターンに応じたユーザインタフェース設定値を送信する。
【0048】
ユーザ使用パターンは、ユーザがよく使用するメニュー項目を優先的に画面上に位置させることを意味する。
【0049】
図8は、本発明の一実施形態による通信社サーバーを用いたユーザインタフェース設定における携帯用端末機の動作ステップを示すフローチャートである。
【0050】
図8を参照すると、携帯用端末機は、ブーティングされた後(ステップ705)、通信社サーバーにユーザインタフェース設定値を要請する(ステップ710)。
【0051】
次に、携帯用端末機は、通信社サーバーから該当ユーザに対するユーザインタフェース設定値を受信し(ステップ715)、該当ユーザインタフェース設定値を適用する(ステップ720)。即ち、受信したユーザインタフェース設定値に応じたユーザモードを決定し、決定されたユーザモードをユーザインタフェースに設定する。
【0052】
図9は、本発明の一実施形態による通信社サーバーを用いたユーザインタフェース設定における通信社サーバーの動作ステップを示すフローチャートである。
【0053】
図9に示すように、通信社サーバーは、携帯用端末機からユーザインタフェース設定値の要請を受信した場合、(ステップ805)、ユーザインタフェース設定基準がユーザの年齢であるか(ステップ810)否かを検査する。
【0054】
ユーザインタフェース設定基準がユーザの年齢である場合、ユーザの年齢に合うユーザインタフェース設定値を携帯用端末機に送信する(ステップ820)。
【0055】
ユーザの年齢に合うユーザインタフェース設定は、ユーザの年齢に合うユーザメニューがユーザインタフェースとして選択されることを意味する。
【0056】
一例として、図1に示すように、ユーザが子供である場合は子供モードにユーザメニューが選択され、ユーザが男性の大人である場合は一般モードにユーザメニューが選択され、ユーザが女性の大人である場合は簡単モードにユーザメニューが選択され、ユーザが高齢者である場合は年寄りモードにユーザメニューが選択される。
【0057】
また、ユーザインタフェース設定基準がユーザ使用パターンである場合(ステップ815)、ユーザの使用パターンに合うユーザインタフェース設定値を携帯用端末機に送信する(ステップ825)。
【0058】
ユーザの使用パターンに合うユーザインタフェース設定は、ユーザがよく使用するメニュー項目を優先的に先頭に配置することを意味する。
【0059】
図10は、本発明の一実施形態による携帯用端末機のブロック構成を示す図である。
【0060】
図10を参照すると、携帯用端末機は、無線モデム910、制御部920、保存部930、ユーザインタフェース管理部940を含んで構成される。図示していないが、携帯用端末機は、制御部920及びユーザインタフェース管理部940の出力データをディスプレイするディスプレイ部と、ユーザからの入力を受信して入力に対するデータを制御部920又はユーザインタフェース管理部940に提供する入力部とを含むことは当然である。
【0061】
モデム910は、他の機器と通信を行うためのモジュールであり、無線処理部及び基底帯域処理部などを含んで構成される。無線処理部は、アンテナを介して受信した信号を基底帯域信号に変更して基底帯域処理部に提供し、基底帯域処理部からの基底帯域信号を実際の無線経路上で送信できるように無線信号に変更してアンテナを介して送信する。
【0062】
モデム910で使用される無線通信プロトコルには、現在使用される全種類の無線通信プロトコルを使用することができる。
【0063】
制御部920は、携帯用端末機の全般的な動作を制御し、特に本実施形態においてユーザインタフェース管理部940を制御するか、或いは含むことができる。
【0064】
保存部930は、携帯用端末機の全般的な動作を制御するためのプログラム及びプログラムの実行中に発生する一時的なデータを保存する。
【0065】
ユーザインタフェース管理部940は、携帯用端末機がブーティングされた後、ユーザインタフェース選択画面を出力する。ユーザインタフェース選択画面の例は、図1及び図の符号100として図示している。
【0066】
ユーザから簡単モードが選択された場合、ユーザインタフェース管理部940は簡単モードにユーザインタフェースを選択する。
【0067】
ユーザから一般モードが選択された場合、ユーザインタフェース管理部940は一般モードにユーザインタフェースを選択する。
【0068】
ユーザから年寄りモードが選択された場合、ユーザインタフェース管理部940は年寄りモードにユーザインタフェースを選択する。
【0069】
ユーザから子供モードが選択された場合、ユーザインタフェース管理部940は子供モードにユーザインタフェースを選択する。
【0070】
また、ユーザからユーザ使用パターンモードが選択された場合、ユーザの使用パターンに合うユーザインタフェースが設定される。ユーザの使用パターンに合うユーザインタフェース設定は、ユーザがよく使用するメニュー項目を優先的に先頭に配置することを意味する。
【0071】
ユーザインタフェース管理部940は、コンピュータと携帯用端末機が接続された場合、携帯用端末機をコンピュータに接続するコンピュータ接続モードを問う画面を出力する。
【0072】
次に、ユーザインタフェース管理部940は、ユーザからコンピュータ接続モードが選択されて該当モードでコンピュータと接続する。
【0073】
ユーザがコンピュータを介してユーザモードを選択した場合、選択されたユーザモードが携帯用端末機に送信され、ユーザインタフェース管理部940は、選択されたユーザモードをユーザインタフェースに設定する。
【0074】
ユーザインタフェース管理部940は、ブーティングされた後、通信社サーバーにユーザインタフェース設定値を要請する。
【0075】
次に、ユーザインタフェース管理部940は、通信社サーバーから該当ユーザに対するユーザインタフェース設定値を受信して該当ユーザインタフェース設定値を適用する。即ち、受信したユーザインタフェース設定値に応じたユーザモードを決定し、決定済みのユーザモードをユーザインタフェースに設定する。
【0076】
図11は、本発明の一実施形態による通信社サーバーのブロック構成を示す図である。
【0077】
図11を参照すると、通信社サーバーは、有線モデム1010、制御部1020、保存部1030、ユーザインタフェース管理部1040を含んで構成される。
【0078】
有線モデム1010は、他の機器と通信を行うためのモジュールであり、有線処理部及び基底帯域処理部などを含んで構成される。有線処理部は、有線経路を介して受信した信号を基底帯域信号に変更して基底帯域処理部に提供し、基底帯域処理部からの基底帯域信号を実際の有線経路上で送信できるように有線信号に変更して有線経路を介して送信する。
【0079】
有線モデム1010で使用される有線通信プロトコルには、現在使用される全種類の有線通信プロトコルを使用することができる。
【0080】
制御部1020は、通信社サーバーの全般的な動作を制御し、特に本実施形態においてユーザインタフェース管理部1040を制御するか、或いは含むことができる。
【0081】
保存部1030は、通信社サーバーの全般的な動作を制御するためのプログラム及びプログラムの実行中に発生する一時的なデータを保存する。
【0082】
ユーザインタフェース管理部1040は、携帯用端末機からユーザインタフェース設定値の要請を受信した場合、ユーザインタフェース設定基準がユーザの年齢であるか否かを検査する。
【0083】
ユーザインタフェース設定基準がユーザの年齢である場合、ユーザインタフェース管理部1040はユーザの年齢に合うユーザインタフェース設定値を携帯用端末機に送信する。
【0084】
ユーザの年齢に合うユーザインタフェース設定は、ユーザの年齢に合うユーザメニューがユーザインタフェースとして選択されることを意味する。
【0085】
一例として、図1に示すように、ユーザが子供である場合は子供モードにユーザメニューが選択され、ユーザが男性の大人である場合は一般モードにユーザメニューが選択され、ユーザが女性の大人である場合は簡単モードにユーザメニューが選択され、ユーザが高齢者である場合は年寄りモードにユーザメニューが選択される。
【0086】
また、ユーザインタフェース設定基準がユーザ使用パターンである場合、ユーザインタフェース管理部1040は、ユーザの使用パターンに合うユーザインタフェース設定値を携帯用端末機に送信する。
【0087】
ユーザの使用パターンに合うユーザインタフェース設定は、ユーザがよく使用するメニュー項目を優先的に先頭に配置することを意味する。
【0088】
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【符号の説明】
【0089】
100 ユーザモード
115 簡単モード
117 一般モード
120 年寄りモード
130 子供モード
300 コンピュータ
310、610 携帯用端末機
620 基地局
630 通信社サーバー
910 無線モデム
920、1020 制御部
930、1030 保存部
940、1040 ユーザインタフェース管理部
1010 有線モデム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯用端末機におけるユーザインタフェース設定方法であって、
選択可能なユーザモードを出力するステップと、
ユーザからユーザモードが選択されるステップと、
前記ユーザが選択したユーザモードをユーザインタフェースに設定するステップと、を有することを特徴とするユーザインタフェース設定方法。
【請求項2】
選択可能なユーザモードを出力する前に、前記携帯用端末機がブーティングされるステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース設定方法。
【請求項3】
前記ユーザが選択したユーザモードが簡単モードである場合、
全ての通信機能がオンに設定され、
音及びディスプレイ関連機能をユーザがユーザインタフェース上ですぐにアクセス可能なようにユーザインタフェースが設定されることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース設定方法。
【請求項4】
前記ユーザが選択したユーザモードが一般モードである場合、
ユーザインタフェースは、工場出荷時の基本ユーザインタフェースに設定されることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース設定方法。
【請求項5】
前記ユーザが選択したユーザモードが年寄りモードである場合、
メニューのフォント及びアイコンが基本サイズよりも大型のフォント及びアイコンに設定され、
電話機能、メッセージサービス、及び病院呼出機能をユーザがインタフェース上ですぐにアクセス可能なようにユーザインタフェースが設定されることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース設定方法。
【請求項6】
前記ユーザが選択したユーザモードが子供モードである場合、
メニューのフォント及びアイコンが基本サイズより大型のフォント及びアイコンに設定され、
ママ呼出、メッセージサービス、及びSOS電話機能をユーザがユーザインタフェース上ですぐにアクセス可能なようにユーザインタフェースが設定されることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース設定方法。
【請求項7】
前記ユーザが選択したユーザモードがユーザ使用パターンモードである場合、
ユーザがよく使用するメニュー項目に該当する機能をユーザがユーザインタフェースで優先的にアクセス可能なようにユーザインタフェースが設定されることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース設定方法。
【請求項8】
携帯用端末機におけるユーザインタフェース設定装置であって、
基地局と通信するモデムと、
選択可能なユーザモードを出力してユーザからユーザモードが選択され、前記ユーザが選択したユーザモードをユーザインタフェースに設定する制御部と、
前記ユーザの入力データを前記制御部に提供する入力部と、
前記制御部の出力データをディスプレイするディスプレイ部と、を備えることを特徴とするユーザインタフェース設定装置。
【請求項9】
前記制御部は、選択可能なユーザモードを出力する前に、ブーティングされることを特徴とする請求項8に記載のユーザインタフェース設定装置。
【請求項10】
前記ユーザが選択したユーザモードが簡単モードである場合、
前記制御部は、
全ての通信機能をオンに設定し、
音及びディスプレイ関連機能をユーザがユーザインタフェース上ですぐにアクセス可能なようにユーザインタフェースを設定することを特徴とする請求項8に記載のユーザインタフェース設定装置。
【請求項11】
前記ユーザが選択したユーザモードが一般モードである場合、
前記制御部は、工場出荷時の基本ユーザインタフェースをユーザインタフェースに設定することを特徴とする請求項8に記載のユーザインタフェース設定装置。
【請求項12】
前記ユーザが選択したユーザモードが年寄りモードである場合、
前記制御部は、
メニューのフォント及びアイコンが基本サイズよりも大型のフォント及びアイコンに設定し、
電話機能、メッセージサービス、及び病院呼出機能をユーザがユーザインタフェース上ですぐにアクセス可能なようにユーザインタフェースを設定することを特徴とする請求項8に記載のユーザインタフェース設定装置。
【請求項13】
前記ユーザが選択したユーザモードが子供モードである場合、
前記制御部は、
メニューのフォント及びアイコンを基本サイズより大型のフォント及びアイコンに設定し、
ママ呼出、メッセージサービス、及びSOS電話機能をユーザがユーザインタフェース上ですぐにアクセス可能なようにユーザインタフェースを設定することを特徴とする請求項8に記載のユーザインタフェース設定装置。
【請求項14】
前記ユーザが選択したユーザモードがユーザ使用パターンモードである場合、
前記制御部は、ユーザがよく使用するメニュー項目に該当する機能をユーザがユーザインタフェースで優先的にアクセス可能なようにユーザインタフェースを設定することを特徴とする請求項8に記載のユーザインタフェース設定装置。
【請求項15】
移動通信システムにおける通信社サーバーのユーザインタフェース設定方法であって、
携帯用端末機からユーザインタフェース設定値の要請を受信したか否かを検査するステップと、
前記ユーザインタフェース設定値の要請を受信した場合、ユーザインタフェース設定基準が年齢であるか否かを検査するステップと、
前記ユーザインタフェース設定基準が年齢である場合、ユーザの年齢に合うユーザインタフェース設定値を決定して前記携帯用端末機に送信するステップと、を有することを特徴とするユーザインタフェース設定方法。
【請求項16】
前記ユーザインタフェース設定基準がユーザ使用パターンである場合、ユーザの使用パターンに合うユーザインタフェース設定値を決定して前記携帯用端末機に送信するステップを更に含むことを特徴とする請求項15に記載のユーザインタフェース設定方法。
【請求項17】
ユーザの年齢に合うユーザインタフェース設定値を決定するステップは、
ユーザが子供である場合は子供モードにユーザメニュが選択され、
ユーザが男性の大人である場合は一般モードにユーザメニューが選択され、
ユーザが女性の大人である場合は簡単モードにユーザメニューが選択され、
ユーザが高齢者である場合は年寄りモードにユーザメニューが選択され、
前記選択されたユーザメニューがユーザインタフェースに設定されることを特徴とする請求項15に記載のユーザインタフェース設定方法。
【請求項18】
前記ユーザインタフェース設定基準がユーザ使用パターンである場合、
ユーザがよく使用するメニュー項目に該当する機能をユーザがユーザインタフェースで優先的にアクセス可能なようにユーザインタフェースが設定されることを特徴とする請求項15に記載のユーザインタフェース設定方法。
【請求項19】
移動通信システムにおける通信社サーバーのユーザインタフェース設定装置であって、
他のノードと通信を行うためのモデムと、
携帯用端末機からユーザインタフェース設定値の要請を受信したか否かを検査し、前記ユーザインタフェース設定値の要請を受信した場合、ユーザインタフェース設定基準が年齢であるか否かを検査し、前記ユーザインタフェース設定基準が年齢である場合、ユーザの年齢に合うユーザインタフェース設定値を決定して前記携帯用端末機に送信する制御部と、を備えることを特徴とするユーザインタフェース設定装置。
【請求項20】
前記制御部は、前記ユーザインタフェース設定基準がユーザ使用パターンである場合、ユーザの使用パターンに合うユーザインタフェース設定値を決定して前記携帯用端末機に送信することを特徴とする請求項19に記載のユーザインタフェース設定装置。
【請求項21】
前記制御部は、ユーザの年齢に合うユーザインタフェース設定値を決定する際、
ユーザが子供である場合は子供モードにユーザメニュを選択し、
ユーザが男性の大人である場合は一般モードにユーザメニューを選択し、
ユーザが女性の大人である場合は簡単モードにユーザメニューを選択し、
ユーザが高齢者である場合は年寄りモードにユーザメニューを選択し、
前記選択されたユーザメニューをユーザインタフェースに設定することを特徴とする請求項19に記載のユーザインタフェース設定装置。
【請求項22】
前記ユーザインタフェース設定基準がユーザ使用パターンである場合、
前記制御部は、ユーザがよく使用するメニュー項目に該当する機能をユーザがユーザインタフェース上で優先的にアクセス可能なようにユーザインタフェースを設定することを特徴とする請求項19に記載のユーザインタフェース設定装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−84249(P2013−84249A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−198481(P2012−198481)
【出願日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】