ラック扉追従機構
【課題】ラックに収容された電子機器を背面側から保守作業を行う際に、手間の掛かる予備作業を行うことなく、迅速に保守作業を始めることが可能なラック扉追従機構を提供する。
【解決手段】ラック2の背面側で保守作業のためにラック背面扉1を開けるときのみ、ケーブルアーム4がラック背面扉1と連結されラック背面扉1を開く動作に追従する機構により、保守作業の妨げとなるケーブルアーム4を電子機器3の背面から自動的に取り除き、保守空間を自動的に提供(形成)する。
【解決手段】ラック2の背面側で保守作業のためにラック背面扉1を開けるときのみ、ケーブルアーム4がラック背面扉1と連結されラック背面扉1を開く動作に追従する機構により、保守作業の妨げとなるケーブルアーム4を電子機器3の背面から自動的に取り除き、保守空間を自動的に提供(形成)する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器を収容するラックの背面側に設けられた扉の回転に、電子機器から延びるケーブルを支持するケーブルアームを追従させるラック扉追従機構に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、図12に示すように、ラック102に収容された電子機器103には、電子機器から延びるケーブルをメンテナンス時に支持するケーブルアーム104が設けられている。このケーブルアーム104は電子機器103の背面に折りたたまれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11ー55838号公報
【特許文献2】特開2002ー43766号公報
【特許文献3】特開2007ー324427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のラックに形成されたケーブルアームは次のような課題があった。
即ち、図12に示す電子機器103の背面側で保守作業を行う際に、電子機器103の背面に形成されたケーブルアーム104が折りたたまれた状態では、一旦ケーブルアーム104を手前側に回転させ、作業スペースを確保するという動作が必要であった。このため、特にケーブルアームが複数設けられているラックでは、保守作業を行うまでの準備作業に手間が掛かかるという課題があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ラックに収容された電子機器3を背面側から保守作業を行う際に、手間の掛かる予備作業を行うことなく、迅速に保守作業を始めることが可能なラック扉追従機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明のラック扉追従機構は、ラックに収容された電子機器から延びるケーブルを支持するケーブルアームと、ラックに形成された扉とを連動させるケーブルアームのラック扉追従機構であって、
前記扉を開閉させるために前記扉に形成されたハンドルの回転に対応して、前記ケーブルアームと前記扉とを連結させ、前記ケーブルアームを前記電子機器の背面側から退避させることを特徴とする。
【0007】
前記ケーブルアームの回転軸と、前記扉の回転軸との回転中心の違いによって生じる回転半径の差を、前記ケーブルアームに具備した連結具をバネにより伸縮させることで吸収することが好ましい。
【0008】
また、前記ケーブルアームの回転軸と、前記扉の回転軸との回転中心の違いによって生じる回転半径の差を、前記ケーブルアームと前記扉を連結するL字型レール上で、長手フックの接点を移動させることで吸収することも好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明のラック扉追従機構によれば、ラックの背面側から保守作業のためにラック背面側の扉を開けるときだけ、ケーブルアームがラック背面扉と連結され、ラック背面扉を開く(回動させる)動作に追従させることにより、保守作業の妨げとなるケーブルアームを電子機器の背面から退避させ、準備作業なしに保守空間を確保することができる。これにより、ケーブルアームの除去処理にかかる時間を省くことによる保守時間の短縮、およびケーブルアームの除去処理作業の際の誤操作を無くすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】ラックの背面側を示す。
【図2】ラック背面扉の内側を示す。
【図3】連結具とフックを真上から見た時の形状と位置関係とを示す。
【図4】電子機器をラックの前方に引き出す際のケーブルアームの様子を示す。
【図5】フックとケーブルアームの連結具との連結動作を示す。
【図6】フックとケーブルアームの連結具が連結された状態示す。
【図7】ケーブルアームがラック背面扉を開く動作に追従して自動的に回転する状態を示す。
【図8】ケーブルアームとラック背面扉の回転軸の位置の違いによる、回転半径の差を吸収するための機構を示す。
【図9】長手フックがケーブルアームのL字型レールと連結される動作を示す。
【図10】ラック背面扉の長手フックとケーブルアームのL字型レールが連結された状態を示す。
【図11】ラック背面扉を開く動作を真上から見た状態を示す。
【図12】従来のケーブルアームを示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明のラック扉追従機構のいくつかの形態について説明する。なお、これら実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。また、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために、便宜上、要部となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
【0012】
(第一の実施形態)
図1はラックの背面側を示す。即ち、ラック2に回動可能に設けられたラック背面扉(扉)1が開かれた状態であり、搭載(収容)された電子機器3と、電子機器3を前方に引き出す際にケーブルを支持するためのケーブルアーム4を具備した構成を示している。
【0013】
図2はラック背面扉が閉まった状態におけるラック背面扉の内側を示している。電子機器3の背面のケーブルアーム4の後方には、左右にスライド可能な連結具5を具備する。この連結具5はバネにより定位置を保持されている。
【0014】
また、ラック背面扉1のハンドル7の回転によって上下スライドするロック用ロッド8には、ケーブルアーム4に具備した連結具5と連結するためのフック6を具備する。フック6はケーブルアーム4に具備された連結具5と上下にオフセット固定されている。 フック6はロッド8上に固定穴を複数個用意することによりケーブルアーム4の実装位置に合わせて上下の任意の位置に取り付け可能となっている。また、図3に、連結具5とフック6を真上から見た時の形状と位置関係とを示す。
【0015】
上述した構成のラック扉追従機構の動作を説明する。
図2に示すように、ラック背面扉(扉)1が閉まっている場合は、ラック背面扉1側のフック6とケーブルアーム4側の連結具5の位置が上下にオフセットしており、ケーブルアーム4とラック背面扉1は連結されない。このため、図4に示すように、電子機器3をラック2の前方に引き出す際にはケーブルアーム4は前方に展開することが可能となる。
【0016】
図5はハンドル7の回転によりロッド8が上下スライドし、フック6がケーブルアーム4の連結具5と同じ高さに移動し連結される動作を示す。図6はラック背面扉1のハンドル7を回し、ラック背面扉1のフック6とケーブルアーム4の連結具5が連結された状態を示す。図7のようにラック背面扉1を後方に開けることにより、連結具5とフック6が連結されたケーブルアーム4はラック背面扉1を開く動作に追従して自動的に回転する。
【0017】
ここで、ケーブルアーム4とラック背面扉1の回転軸の違いによる回転半径の差は、ケーブルアーム4の連結具5のスライド機構により吸収する。また、電子機器3の前方引き出しを改めて行う場合は、ハンドル7を元に戻すことにより連結が解除され、ラック背面扉1を閉めることなくケーブルアーム4を元の位置に戻すことが可能となる。
【0018】
以上、説明したように、ラック2の背面側で保守作業のためにラック背面扉1を開けるときのみ、ケーブルアーム4がラック背面扉1と連結されラック背面扉1を開く動作に追従する機構により、保守作業の妨げとなるケーブルアーム4を電子機器3の背面から自動的に取り除き、保守空間を自動的に提供(形成)する。これにより、ケーブルアーム4の処理時間を省くことによる保守時間の短縮、およびアーム処理作業の誤操作を防止することが可能となる。
【0019】
(第二の実施形態)
図8は、ケーブルアームとラック背面扉の回転軸の位置の違いによる、回転半径の差を吸収するための機構の他の実施形態を示す。
図8はラック背面扉11を閉めた状態のラック背面扉11の内側を示す。ケーブルアーム14にL字型のレール19を具備する。また、ラック背面扉11のロッド18には長手フック10を具備する。図8に示すように、L字型レール19と長手フック10はラック背面扉11が閉まっている状態では上下に離れている。
図9はハンドル17の回転によりロッド18が上下スライドし、長手フック10がケーブルアーム14のL字型レール19と連結される動作を示す。また、図10はラック背面扉11のハンドル17を回し、ラック背面扉11の長手フック10とケーブルアーム14のL字型レール19が連結された状態を示す。
図11はラック背面扉11を開く動作を真上から見た図である。ラック背面扉11を開く角度が大きくなるにつれ、長手フック10とL字型レール19が引っ掛かる接点が矢印方向に移動していくため、ラック背面扉11とケーブルアーム14の回転軸の違いによる回転半径の差を吸収し、ラック背面扉11を開ききるまで連結を維持することが可能である。
【符号の説明】
【0020】
1.ラック背面扉(扉)
2.ラック
3.電子機器
4.ケーブルアーム
5.連結具
6.フック
7.ハンドル
8.ロッド
9.L字型レール
10.長手フック
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器を収容するラックの背面側に設けられた扉の回転に、電子機器から延びるケーブルを支持するケーブルアームを追従させるラック扉追従機構に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、図12に示すように、ラック102に収容された電子機器103には、電子機器から延びるケーブルをメンテナンス時に支持するケーブルアーム104が設けられている。このケーブルアーム104は電子機器103の背面に折りたたまれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11ー55838号公報
【特許文献2】特開2002ー43766号公報
【特許文献3】特開2007ー324427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のラックに形成されたケーブルアームは次のような課題があった。
即ち、図12に示す電子機器103の背面側で保守作業を行う際に、電子機器103の背面に形成されたケーブルアーム104が折りたたまれた状態では、一旦ケーブルアーム104を手前側に回転させ、作業スペースを確保するという動作が必要であった。このため、特にケーブルアームが複数設けられているラックでは、保守作業を行うまでの準備作業に手間が掛かかるという課題があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ラックに収容された電子機器3を背面側から保守作業を行う際に、手間の掛かる予備作業を行うことなく、迅速に保守作業を始めることが可能なラック扉追従機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明のラック扉追従機構は、ラックに収容された電子機器から延びるケーブルを支持するケーブルアームと、ラックに形成された扉とを連動させるケーブルアームのラック扉追従機構であって、
前記扉を開閉させるために前記扉に形成されたハンドルの回転に対応して、前記ケーブルアームと前記扉とを連結させ、前記ケーブルアームを前記電子機器の背面側から退避させることを特徴とする。
【0007】
前記ケーブルアームの回転軸と、前記扉の回転軸との回転中心の違いによって生じる回転半径の差を、前記ケーブルアームに具備した連結具をバネにより伸縮させることで吸収することが好ましい。
【0008】
また、前記ケーブルアームの回転軸と、前記扉の回転軸との回転中心の違いによって生じる回転半径の差を、前記ケーブルアームと前記扉を連結するL字型レール上で、長手フックの接点を移動させることで吸収することも好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明のラック扉追従機構によれば、ラックの背面側から保守作業のためにラック背面側の扉を開けるときだけ、ケーブルアームがラック背面扉と連結され、ラック背面扉を開く(回動させる)動作に追従させることにより、保守作業の妨げとなるケーブルアームを電子機器の背面から退避させ、準備作業なしに保守空間を確保することができる。これにより、ケーブルアームの除去処理にかかる時間を省くことによる保守時間の短縮、およびケーブルアームの除去処理作業の際の誤操作を無くすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】ラックの背面側を示す。
【図2】ラック背面扉の内側を示す。
【図3】連結具とフックを真上から見た時の形状と位置関係とを示す。
【図4】電子機器をラックの前方に引き出す際のケーブルアームの様子を示す。
【図5】フックとケーブルアームの連結具との連結動作を示す。
【図6】フックとケーブルアームの連結具が連結された状態示す。
【図7】ケーブルアームがラック背面扉を開く動作に追従して自動的に回転する状態を示す。
【図8】ケーブルアームとラック背面扉の回転軸の位置の違いによる、回転半径の差を吸収するための機構を示す。
【図9】長手フックがケーブルアームのL字型レールと連結される動作を示す。
【図10】ラック背面扉の長手フックとケーブルアームのL字型レールが連結された状態を示す。
【図11】ラック背面扉を開く動作を真上から見た状態を示す。
【図12】従来のケーブルアームを示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明のラック扉追従機構のいくつかの形態について説明する。なお、これら実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。また、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために、便宜上、要部となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
【0012】
(第一の実施形態)
図1はラックの背面側を示す。即ち、ラック2に回動可能に設けられたラック背面扉(扉)1が開かれた状態であり、搭載(収容)された電子機器3と、電子機器3を前方に引き出す際にケーブルを支持するためのケーブルアーム4を具備した構成を示している。
【0013】
図2はラック背面扉が閉まった状態におけるラック背面扉の内側を示している。電子機器3の背面のケーブルアーム4の後方には、左右にスライド可能な連結具5を具備する。この連結具5はバネにより定位置を保持されている。
【0014】
また、ラック背面扉1のハンドル7の回転によって上下スライドするロック用ロッド8には、ケーブルアーム4に具備した連結具5と連結するためのフック6を具備する。フック6はケーブルアーム4に具備された連結具5と上下にオフセット固定されている。 フック6はロッド8上に固定穴を複数個用意することによりケーブルアーム4の実装位置に合わせて上下の任意の位置に取り付け可能となっている。また、図3に、連結具5とフック6を真上から見た時の形状と位置関係とを示す。
【0015】
上述した構成のラック扉追従機構の動作を説明する。
図2に示すように、ラック背面扉(扉)1が閉まっている場合は、ラック背面扉1側のフック6とケーブルアーム4側の連結具5の位置が上下にオフセットしており、ケーブルアーム4とラック背面扉1は連結されない。このため、図4に示すように、電子機器3をラック2の前方に引き出す際にはケーブルアーム4は前方に展開することが可能となる。
【0016】
図5はハンドル7の回転によりロッド8が上下スライドし、フック6がケーブルアーム4の連結具5と同じ高さに移動し連結される動作を示す。図6はラック背面扉1のハンドル7を回し、ラック背面扉1のフック6とケーブルアーム4の連結具5が連結された状態を示す。図7のようにラック背面扉1を後方に開けることにより、連結具5とフック6が連結されたケーブルアーム4はラック背面扉1を開く動作に追従して自動的に回転する。
【0017】
ここで、ケーブルアーム4とラック背面扉1の回転軸の違いによる回転半径の差は、ケーブルアーム4の連結具5のスライド機構により吸収する。また、電子機器3の前方引き出しを改めて行う場合は、ハンドル7を元に戻すことにより連結が解除され、ラック背面扉1を閉めることなくケーブルアーム4を元の位置に戻すことが可能となる。
【0018】
以上、説明したように、ラック2の背面側で保守作業のためにラック背面扉1を開けるときのみ、ケーブルアーム4がラック背面扉1と連結されラック背面扉1を開く動作に追従する機構により、保守作業の妨げとなるケーブルアーム4を電子機器3の背面から自動的に取り除き、保守空間を自動的に提供(形成)する。これにより、ケーブルアーム4の処理時間を省くことによる保守時間の短縮、およびアーム処理作業の誤操作を防止することが可能となる。
【0019】
(第二の実施形態)
図8は、ケーブルアームとラック背面扉の回転軸の位置の違いによる、回転半径の差を吸収するための機構の他の実施形態を示す。
図8はラック背面扉11を閉めた状態のラック背面扉11の内側を示す。ケーブルアーム14にL字型のレール19を具備する。また、ラック背面扉11のロッド18には長手フック10を具備する。図8に示すように、L字型レール19と長手フック10はラック背面扉11が閉まっている状態では上下に離れている。
図9はハンドル17の回転によりロッド18が上下スライドし、長手フック10がケーブルアーム14のL字型レール19と連結される動作を示す。また、図10はラック背面扉11のハンドル17を回し、ラック背面扉11の長手フック10とケーブルアーム14のL字型レール19が連結された状態を示す。
図11はラック背面扉11を開く動作を真上から見た図である。ラック背面扉11を開く角度が大きくなるにつれ、長手フック10とL字型レール19が引っ掛かる接点が矢印方向に移動していくため、ラック背面扉11とケーブルアーム14の回転軸の違いによる回転半径の差を吸収し、ラック背面扉11を開ききるまで連結を維持することが可能である。
【符号の説明】
【0020】
1.ラック背面扉(扉)
2.ラック
3.電子機器
4.ケーブルアーム
5.連結具
6.フック
7.ハンドル
8.ロッド
9.L字型レール
10.長手フック
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラックに収容された電子機器から延びるケーブルを支持するケーブルアームと、ラックに形成された扉とを連動させるケーブルアームのラック扉追従機構であって、
前記扉を開閉させるために前記扉に形成されたハンドルの回転に対応して、前記ケーブルアームと前記扉とを連結させ、前記ケーブルアームを前記電子機器の背面側から退避させることを特徴とするラック扉追従機構。
【請求項2】
前記ケーブルアームの回転軸と、前記扉の回転軸との回転中心の違いによって生じる回転半径の差を、前記ケーブルアームに具備した連結具をバネにより伸縮させることで吸収することを特徴とする請求項1記載のラック扉追従機構。
【請求項3】
前記ケーブルアームの回転軸と、前記扉の回転軸との回転中心の違いによって生じる回転半径の差を、前記ケーブルアームと前記扉を連結するL字型レール上で、長手フックの接点を移動させることで吸収することを特徴とする請求項1記載のラック扉追従機構。
【請求項1】
ラックに収容された電子機器から延びるケーブルを支持するケーブルアームと、ラックに形成された扉とを連動させるケーブルアームのラック扉追従機構であって、
前記扉を開閉させるために前記扉に形成されたハンドルの回転に対応して、前記ケーブルアームと前記扉とを連結させ、前記ケーブルアームを前記電子機器の背面側から退避させることを特徴とするラック扉追従機構。
【請求項2】
前記ケーブルアームの回転軸と、前記扉の回転軸との回転中心の違いによって生じる回転半径の差を、前記ケーブルアームに具備した連結具をバネにより伸縮させることで吸収することを特徴とする請求項1記載のラック扉追従機構。
【請求項3】
前記ケーブルアームの回転軸と、前記扉の回転軸との回転中心の違いによって生じる回転半径の差を、前記ケーブルアームと前記扉を連結するL字型レール上で、長手フックの接点を移動させることで吸収することを特徴とする請求項1記載のラック扉追従機構。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2011−66232(P2011−66232A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−215906(P2009−215906)
【出願日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【出願人】(000168285)エヌイーシーコンピュータテクノ株式会社 (572)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【出願人】(000168285)エヌイーシーコンピュータテクノ株式会社 (572)
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