説明

ラベル

【課題】本発明は、2層の基材が剥離可能に積層され且つ下層基材の表面に2次元コードが印刷されているラベルにおいて、上層基材を剥離した後、携帯電話などの端末によって2次元コードを確実に読み取ることができるラベルを提供する。
【解決手段】少なくとも上下2層の基材2,3が剥離可能に積層された積層体からなり、下層基材2の表面に2次元コード4が印刷されているラベルであって、下層基材2に、2次元コード4が印刷された領域を覆うように剥離層71が設けられ、下層基材2に重ね合わされた上層基材3の裏面に粘着層8が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、上層基材が剥離可能に積層された下層基材に、2次元コードが印刷されているラベルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、食品や飲料などの容器、その他商品の購買意欲を喚起するため、該商品に、くじや各種キャンペーンの応募などの懸賞を付したラベル(いわゆるキャンペーンラベル)を貼付することが行われている。かかるラベルには、キャンペーンの応募方法や応募資格等が印刷されており、購入者は、例えば、ラベルを商品から剥ぎ取ってハガキなどに貼付して郵送することによりキャンペーンに参加することができる。また、近年のインターネットの普及に伴い、購入者が、キャンペーン提供者のホームページに接続し、ラベルに印刷されたキャンペーン応募資格としてのID番号を手入力することにより、キャンペーンに参加できるようにしたラベルも知られている。
このようなホームページアクセス型のキャンペーン参加システムに使用されるラベルとして、特開2002−279268には、下層基材を隠蔽すべく粘着剤を介して上層基材が剥離可能に積層され、且つ下層基材の表面に、接続するホームページのURLとキャンペーン応募資格ID番号を記録した2次元コードが印刷されているラベルが開示されている。かかるラベルを用いたキャンペーン参加システムによれば、購入者は、上層基材を剥離し、下層基材に印刷された2次元コードを携帯電話などの端末に機械的に読みとらせることにより、URLやID番号を手入力せずにキャンペーンに参加することができるという極めて優れた効果を有する。
【0003】
ところで、上記公報記載のラベルは、2次元コードを携帯電話などの端末で読み取らせるため、下層基材の2次元コードは、読み取りミスを生じないように鮮明に印刷表示されていなければならない。
しかしながら、下層基材の表面には、上層基材が粘着剤を介して積層されているので、この上層基材を剥離した際に、下層基材の表面に粘着剤の一部が残って付着したり、或いは、2次元コードを表示するインキ成分の一部が粘着剤と共に剥ぎ取られる虞がある。このように粘着剤の付着やインキ成分の欠損などが生じると、携帯電話などの端末で2次元コードの情報を正確に読み取ることができないことがある。特に、2次元コードは、小さな表示セルが混在しているので、読み取りミスを起こしやすい。
また、飲料容器などにラベルを貼着した場合には、冷却後の結露や加温器による熱などによってラベルに皺などの変形が生じると、同様に2次元コードを正確に読み取ることができないことがある。
【0004】
【特許文献1】特開2002−279268公報、[0009]、[0010]など
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、2層の基材が剥離可能に積層され且つ下層基材の表面に2次元コードが印刷されているラベルにおいて、上層基材を剥離した後、携帯電話などの端末によって2次元コードを確実に読み取ることができるラベルを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段として、少なくとも上下2層の基材が剥離可能に積層された積層体からなり、下層基材の表面に2次元コードが印刷されているラベルであって、下層基材に、2次元コードが印刷された領域を覆うように剥離層が設けられ、下層基材に重ね合わされた上層基材の裏面に粘着層が設けられているラベルを提供する。
【0007】
上記ラベルは、2次元コードが印刷された領域を覆うように下層基材の表面に剥離層が設けられているので、粘着層を有する上層基材が重ね合わされていても、該2次元コードの領域は、粘着層が弱接着又は非接着となる。従って、上層基材を剥離した際に、粘着剤の一部が付着したり、2次元コードの印刷表示が欠損することを防止でき、携帯電話などの端末を介して2次元コードを確実に読み取ることができる。
【0008】
更に、本発明の好ましい態様では、上記基材が空洞を含有する2軸延伸ポリエステル系合成紙からなるラベルであり、かかる基材は、内部空洞によって非透明であるから隠蔽性に優れ、又、耐水性及び耐熱性を有することから、冷却又は加温され得る商品に貼付した際にも変形し難く、2次元コードの読み取りミスを防止することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明のラベルは、上層基材を剥離した際、下層基材の2次元コードが印刷された領域に粘着剤が付着したり、或いは、2次元コードが欠損することを防止できる。従って、下層基材に印刷された2次元コードを携帯電話などの端末で確実に読み取ることできる。
かかるラベルは、例えば、2次元コードにキャンペーン提供者のURLや応募資格ID番号に関する情報を記録しておくことにより、ホームページアクセス型のキャンペーン用ラベルとして好適に利用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1及び図2に於いて、1は、上下2層の基材2,3が剥離可能に積層されており、且つ下層基材2の表面に2次元コード4が印刷表示されているラベルを示す。かかるラベル1は、例えば、飲料容器などの商品(被貼付体)に貼付され、購入者がキャンペーンに参加できるキャンペーンラベルとして使用される。
【0011】
下層基材2の材質は特に限定されず、例えば、普通紙、コート紙などの紙、ポリエステル系合成紙、ポリオレフィン系合成紙などの合成紙、ポリエステル系フィルム、ポリオレフィン系フィルム、ポリスチレン系フィルムなどの合成樹脂フィルムなどのシート材又は異種若しくは同種のシート材を積層接着した積層体などを用いることができる。下層基材2は、貼付した際に被貼付体の色彩などが透けることによって2次元コード4に被貼付体の色彩などが重なり像を形成しないようにするため、隠蔽性のあるものを用いることが好ましい。かかる隠蔽性のシート材としては、非透明な紙や合成紙などが例示される。また、飲料容器などにラベルを装着する場合には耐水性に優れたものを用いることが好ましく、耐水性のシート材としては、例えば合成紙や合成樹脂フィルムなどが例示される。従って、隠蔽性及び耐水性を有する点から、下層基材2としては合成紙を用いることが好ましく、中でも、層間剥離を生じず、比較的強度があり且つ寸法安定性に優れ、表面平滑性に優れていることから、内部に空洞(ボイド)を有し且つ白色を呈する2軸延伸したポリエステル系合成紙(例えば、東洋紡製、商品名:クリスパー)を用いることが好ましい。
下層基材2は、後述するURLやID番号に関する情報を記録する2次元コード4を印刷できる大きさに形成されていればその形状及び面積は特に限定されないが、栄養ドリンクの瓶やコーヒーなどの金属缶などのように、直径の小さい細型円筒状容器(例えば、直径35〜55mm)に貼付する場合には、貼付面に沿ってラベルが湾曲しても2次元コード4の読取り精度に優れ、更には高速で貼付できることから、一辺が15〜25mm、特に円筒状容器の周方向に対応する一辺が15〜22mmの矩形状のものが好ましい。また、下層基材2の厚みは、20〜50μm程度のものを用いることができる。
【0012】
下層基材2の裏面には、被貼付体に貼付するため、感圧型粘着剤、感熱性粘着剤などの粘着剤(又は接着剤)を塗布することにより貼着層5が設けられている。
一方、下層基材2の表面には、左右両側端部を除く中央部に、2次元コード4及び必要に応じてキャンペーン応募資格ID番号が印刷されている。かかる2次元コード4は、例えば、キャンペーン提供者のホームページ(キャンペーン用サイト)のURLとID番号に関する情報が少なくとも記録されている。尚、2次元コード4と共に表示されるID番号は、2次元コード4を読み取り可能な端末を有しない購入者のために印刷表示するものであって、この場合、購入者は、パソコンなどからキャンペーン提供者のホームページのURLを手入力して接続すると共に、このサイトからID番号を手入力することによりキャンペーンに参加することができる。
【0013】
ここで、2次元コード4とは、情報が横方向と縦方向、つまり二次元方向に記録されたシンボルをいい、現在国内では、主としてスタック式コードとマトリックス式コードが用いられている。具体的には、QRコード(JIS X 0510)、PDF417(ISO15438)、DataMatrix(ISO16022)、MaxiCode(ISO16023)、QRCode(ISO18004)などが例示される。
かかる2次元コード4は、応募資格としてのID番号の情報を含んでおり、該ID番号は個々のラベル毎に変わる固有の情報である。かかる変化情報を含む2次元コード4は、版で画一的に印刷することができないため、オンデマンド的に印刷できる印刷方式、例えば、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ、熱転写型インクリボンプリンタなどを用いて印刷される。中でも、高速で鮮明に印字できることからトナーによるレーザープリンタ形式で印刷することが好ましい。尚、下層基材2として上記ポリエステル系合成紙を用いた場合には、その表面平滑性から、レーザープリンタにて2次元コード4を鮮明に印刷(印字)することができる。
【0014】
下層基材2の表面には、少なくとも2次元コード4の印刷領域を覆い、且つ部分的に接着部6を形成するように、剥離層7が設けられている。具体的に、剥離層7は、下層基材2の両側端部よりも内側であって、2次元コード4が印刷された領域に重なるように上下帯状に設けられた第1剥離層71と、この第1剥離層71の一側端部から所定間隔を開け且つ下層基材2の一側端部に上下帯状に設けられた第2剥離層72と、から構成されている。従って、第1剥離層71と第2剥離層72の間の部分及び下層基材2の他側端部の上下帯状部分には剥離層7が設けられておらず、これらの部分は、上層基材3を積層した際に粘着剤を介して部分的に接着され得る接着部6を構成している。
剥離層7は、2次元コード4が透視でき、且つ上層基材3の裏面に設けられた粘着剤に対して弱接着又は非接着となる剥離剤を塗布することにより設けられており、例えば、シリコーン系剥離剤などを用いることができる。
【0015】
次に、上層基材3の材質は特に限定されず、下層基材2と同様に、例えば、紙、合成紙、合成樹脂フィルムなどのシート材又は異種若しくは同種のシート材を積層接着した積層体などを用いることができる。上層基材3は、下層基材2に印刷された2次元コード4などを表面から透視できないようにするため、隠蔽性のあるものを用いることが好ましく、例えば、非透明の紙や合成紙などが例示される。また、耐水性に優れたシート材、例えば、合成紙や合成樹脂フィルムなどを用いることが好ましい。従って、隠蔽性及び耐水性を有する点から、上層基材3としては合成紙を用いることが好ましく、中でも、内部に空洞(ボイド)を有し且つ白色を呈する2軸延伸したポリエステル系合成紙(例えば、東洋紡製、商品名:クリスパー)を用いることがより好ましい。尚、上層基材2と下層基材3は、同一又は同種のシート材を用いることが好ましいが、異なる素材を用いてもよい。また、上層基材3は、下層基材2と同形状に形成され、上層基材3の厚みは、20〜50μm程度のものを用いることができる。
【0016】
この上層基材3の表面には、商品名、広告、絵柄などの適宜の意匠表示9が印刷されており、上層基材3の裏面には、キャンペーン応募方法の説明書きやキャンペーン用サイトのURL表示などの意匠表示9’(図1及び図2では不図示。図4に図示)が印刷されている。かかる上層基材3の裏面側の意匠表示9’は、重ね合わされる下層基材2の2次元コード4とID番号印刷に対面する領域に印刷されていることが好ましい。さらに、この裏面側の意匠表示9’は、2次元コード4などの隠蔽性を高めるため、黒色や青色などの濃色を用いた抜き文字印刷とするのが好ましい。
さらに、上層基材3の裏面全体には、下層基材2に接着するため、感圧型粘着剤などを塗布することにより粘着層8が設けられている。
【0017】
上記下層基材2の表面に上層基材3の裏面を重ね合わすことにより、接着部6に於いて上下層基材2,3が部分的に接着され、且つ剥離層7の形成部分に於いて上下層基材2,3が弱接着(又は非接着)とされたラベル1が構成されている。
【0018】
上記ラベル1は、図3(a)に示すように、通常、長尺状の離型紙10に複数のラベル1が所定間隔を置いて仮接着されたラベル連続体11の態様で提供され、個々のラベル1は、ラベリング装置にて容器などの被貼付体に貼付される。ラベリング装置30は、例えば、図3(b)に示すように、離型紙10を巻取り回収する回収部31と、離型紙10の裏面が当接され、先端部で反転させる断面略三角形状の剥離部32と、を備えている。このラベリング装置30の剥離部32に離型紙10の裏面を沿わしながらラベル連続体11を装填し、該離型紙10の先端部を回収部31に取付け、該回収部31にて離型紙10を巻き取りながらラベル連続体11を移送することにより、剥離部32の先端部に於いてラベル1が離型紙10から離反し、剥離されたラベル1は、図示しない補助押圧部材などによって、同期して搬送されてくる被貼付体33に貼付される。
【0019】
図4(a)は、被貼付体33として飲料缶の円筒状胴部にラベル1が貼付されたラベル付き容器を示し、このラベル1は、第2剥離層72が円筒状胴部の周方向に対して直交するように貼付されている。
かかるラベル付き容器のラベル1は、第2剥離層72の介在によって弱接着とされている上層基材3の一側端部を開封起点とし、この部分から上層基材3を円筒状胴部の周方向に捲ることにより、図4(b)に示すように、上層基材3のみを剥離して、下層基材2の表面を露出させることができる。この際、下層基材2の表面には、2次元コード4の印刷領域を覆うように第1剥離層71が設けられているので、上層基材3に設けられた粘着剤が下層基材2の表面に残ることはなく、又、該粘着剤によって2次元コードの印刷表示が欠損することもない。従って、携帯電話などの端末を介して2次元コードを確実に読み取ることができる。中でも、比較的粘着剤によって欠損を生じやすい印刷インキ、例えば、トナーによる印字方式にて2次元コードが印刷されている場合に特に効果的である。また、上下層基材2,3が、空洞を含有する2軸延伸ポリエステル系合成紙にて構成されている場合、耐水性及び耐熱性に優れているので、飲料容器などの冷却又は加温される商品に貼付しても、ラベル1が変形し難く、従って、下層基材2の2次元コードを確実に読み取ることができる。
そして、カメラ付き携帯電話やパソコンに接続されたスキャナーなどで正確に読み取られた情報は、例えば、特開2002−279268に記載されたキャンペーン参加システムなどで処理され、購入者は、くじや懸賞などに応募することができる。
【0020】
次に、上記実施形態の変形例を示す。但し、上記各実施形態と異なる部分について主として説明し、同様の構成についてはその説明を省略し、用語及び図番を援用することがある。
上記実施形態では、ラベル1の一側端部に於いて、上下帯状に剥離層7を介在させることによって上層基材3の一側端部全体が下層基材2に対し弱接着(又は非接着)とされているが、図5に示す変形例は、ラベル1の一側端部に於いて、部分的に剥離層7を介在させることによって上層基材3が下層基材2に対し部分的に弱接着(又は非接着)とされている。かかる変形例のラベル1は、例えば、図示したように、下層基材2の一側端部の上下方向に、多段状の第2剥離層72を設け、且つ該下層基材2の表面に、粘着層8が設けられた上層基材3を重ね合わせることにより得ることができる。
このラベル1は、ラベル1の一側端部に於いて、上下層基材2,3が部分的に接着されているので、消費者がキャンペーンに応募する際に下層基材2からの上層基材3の剥離性を確保した上で、被貼付体に貼付する段階で上層基材3の側端部が下層基材2から剥離することを防止できる。例えば、上記のような剥離部32の先端部で離型紙10を反転させながらラベル1を剥離するラベリング装置30を用いて貼付する場合、上層基材3のみが下層基材2から捲れる事態を防止することができる。具体的には、上記ラベリング装置30の剥離部32の先端部で離型紙10を反転させた際、下層基材2は反転する離型紙10に追従しようとし、他方、上層基材3は自己の剛性により平坦状姿勢を維持しようとする傾向にあるため、剥離部32に於いて、上層基材3が下層基材2から捲れる虞があるが、上記変形例に係るラベル1は、その一側端部に於いて上下層基材2,3が部分的に接着されているので、下層基材2は、離型紙10への追従よりも上層基材への追従が勝り、ラベル1装着時に上層基材3のみが捲れることを防止できる。
尚、特に図示しないが、ラベル1の一側端部のみならず、例えば他側端部に於いても、部分的に剥離層7を介在させてもよい。
【0021】
また、上記実施形態のラベル1は、その裏面全体が被貼付体に貼付されるものを例示しているが、図6に示す変形例に係るラベル1は、一部分が被貼付体に貼付される態様のものである。具体的には、下層基材2は、2次元コード4が印刷され且つ少なくとも該2次元コード4を覆うように剥離層7が設けられた比較的大面積のコード表示部21と、裏面に被貼付体に貼付するための貼着層5が設けられ、且つコード表示部21よりも小面積の貼付部22と、からなり、上層基材3は、裏面に粘着層8が設けられており、少なくとも下層基材2のコード表示部21を覆うことができる大きさからなる。この上下層基材2,3を重ね合わせることにより、本変形例のラベル1が構成されている。尚、図示したラベル1は、上層基材3を下縁部から捲り剥がすタイプのものを例示している。
かかるラベル1は、下層基材2の貼付部22を被貼付体に貼付し且つコード表示部21を被貼付体から突出させた状態で使用される。このような使用態様のラベル1はPOP効果があり、又、2次元コード4の印刷されたコード表示部21が、被貼付体に密着しないので、例えば、上記直径35〜55mmの直径の小さい円筒状容器やPETボトルの肩部分などの3次曲面にラベル1を貼付した場合でも、下層基材2のコード表示部21が容器外形と同曲率で湾曲しない。通常、2次元コードの表示が湾曲すると、携帯電話などの端末で読み取りミスを生じ易いが、本変形例に係るラベル1によれば、かかる読取ミスを防止できる。また、このように湾曲を小さくすると、比較的大きな2次元コードも使用でき、情報量を多くすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】(a)は、本発明のラベルの一実施形態を示す平面図(2点鎖線は、意匠印刷が施された範囲を示す。以下同じ)。(b)は、同A−A線断面図(但し、印刷が施された部分を黒塗りつぶしで示す)。
【図2】同ラベルの分解斜視図。
【図3】(a)は、ラベル連続体を示す一部省略平面図。(b)は、(a)のラベル連続体をラベリング装置に装填し、ラベルを貼付する状態を示す一部省略参考図。
【図4】(a)、(b)は、同ラベルの使用状態を示す斜視図。
【図5】本発明のラベルの他の実施形態を示す分解斜視図。
【図6】本発明のラベルの他の実施形態を示す分解斜視図。
【符号の説明】
【0023】
1…ラベル、2…下層基材、3…上層基材,4…2次元コード、5…貼着層、6…接着部、7…剥離層、71…第1剥離層、72…第2剥離層、8…粘着層、9、9’…意匠表示、10…離型紙、11…ラベル連続体、30…ラベリング装置、31…回収部、32…剥離部、33…被貼付体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも上下2層の基材が剥離可能に積層された積層体からなり、下層基材の表面に2次元コードが印刷されているラベルであって、
前記下層基材に、2次元コードが印刷された領域を覆うように剥離層が設けられ、前記下層基材に重ね合わされた上層基材の裏面に、粘着層が設けられていることを特徴とするラベル。
【請求項2】
前記基材が、空洞を含有する2軸延伸ポリエステル系合成紙からなる請求項1記載のラベル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−58767(P2006−58767A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−242462(P2004−242462)
【出願日】平成16年8月23日(2004.8.23)
【出願人】(000238005)株式会社フジシールインターナショナル (641)
【Fターム(参考)】