説明

リアウインドウのガラス取付構造及びその取付方法

【課題】ルーフの延長上にリアスポイラを有する車両において、リアウインドウのガラスを、リアウインドウパネルに対して容易且つ正確に取り付けることのできるリアウインドウのガラス取付構造及びその取付方法を提供する。
【解決手段】ルーフ12の延長上にリアウインドウ13のガラス16の上部を覆うように形成されるリアスポイラ14を有する車両におけるリアウインドウのガラス取付構造において、ガラス16の上端部に配設され、上端部からガラスの面に略平行に突出するガイドピン24と、ガラス16が取り付けられるリアウインドウパネル22の上部近傍におけるリアスポイラ14の下部に形成され、ガイドピン24が係合されることで、リアウインドウパネル22に対してガラス16の上端部を位置決めする位置決め用溝部58と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ルーフの延長上にリアウインドウのガラスの上部を覆うように形成されるリアスポイラを有する車両におけるリアウインドウのガラス取付構造及びその取付方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、図6に示すように、車両、特に、自動車100の車体後部におけるリアウインドウパネル102に対してガラス104を取り付ける場合、ガラス104の自動車100側の面の周囲に接着剤を塗布した後、リアウインドウパネル102にガラス104をはめ込むようにして取り付けられる(特許文献1参照)。
【0003】
ガラス104の取り付けに際しては、周囲に接着剤が塗布されているため、ガラス104が位置決めされる前に接着剤がリアウインドウパネル102に接触して擦れてしまわないように、通常は、リアウインドウパネル102の面に対して略垂直となるX方向にガラス104を移動させ、リアウインドウパネル102に取り付ける。なお、ガラス104の接着剤が塗布された面には、リアウインドウパネル102に形成された孔部106に嵌合するピン108が配設されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平4−79716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、自動車100の後部には、空気抵抗を低減させて燃費の向上を図ることを目的として、ルーフ110の延長上にリアスポイラ112を装着したものがある。この場合、リアスポイラ112は、ルーフ110を通過する空気の空気抵抗が最も小さくなるように、車長方向に長く形成し、且つ、徐々に下方向に向かうように湾曲して形成することが望ましいとされる。
【0006】
このような形状からなるリアスポイラ112が装着されている自動車100の場合、リアウインドウパネル102の面に対して略垂直となるX方向にガラス104を移動させ、リアウインドウパネル102に取り付けようとすると、リアスポイラ112の一部にガラス104の上端部が干渉してしまう(上部の一点鎖線の部分参照)。
【0007】
そのため、このようなリアスポイラ112を有する自動車100に対しては、ガラス104を斜め下方向からリアスポイラ112の下部に挿入した後、ガラス104の上端部側を中心にして、ガラス104を回転(図6では、ガラス104を時計方向に回転)させてリアウインドウパネル102に取り付ける必要がある。
【0008】
しかしながら、このようにしてガラス104をリアウインドウパネル102に取り付けようとすると、リアウインドウパネル102に対するガラス104の取付位置、特に、ガラス104の上端部の取付位置を正確に設定することが困難となる。そのため、ピン108がリアウインドウパネル102の孔部106に正しく嵌合しなかったり、あるいは、接着剤がリアウインドウパネル102に擦れてしまい、このような状態のガラス104が装着された自動車100は、出荷できず手直しが必要となる、といった問題が生じるおそれがある。
【0009】
本発明は、前記の不具合を解消するためになされたものであって、ルーフの延長上にリアスポイラを有する車両において、リアウインドウのガラスを、リアウインドウパネルに対して容易且つ正確に取り付けることのできるリアウインドウのガラス取付構造及びその取付方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るリアウインドウのガラス取付構造は、ルーフの延長上にリアウインドウのガラスの上部を覆うように形成されるリアスポイラを有する車両におけるリアウインドウのガラス取付構造において、前記ガラスの上端部に配設され、前記上端部から前記ガラスの面に略平行に突出するガイドピンと、前記ガラスが取り付けられるリアウインドウパネルの上部近傍における前記リアスポイラの下部に形成され、前記ガイドピンが係合されることで、前記リアウインドウパネルに対して前記ガラスの上端部を位置決めする位置決め用溝部と、を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明に係るリアウインドウのガラス取付構造において、前記ガイドピンは、前記ガラスの周囲に形成されるセラミックプリントとは反対の面に配設されることを特徴とする。
【0012】
本発明に係るリアウインドウのガラス取付構造において、前記ガイドピンが配設される前記ガラスの面と反対の面の周囲には、前記ガラスを前記リアウインドウパネルに固定するための接着剤が塗布されることを特徴とする。
【0013】
本発明に係るリアウインドウのガラス取付構造において、前記リアスポイラ又は前記リアウインドウパネルには、孔部が形成され、前記ガイドピンが配設される前記ガラスの面と反対の面には、前記孔部に嵌合する位置決めのためのピンが配設されることを特徴とする。
【0014】
本発明に係るリアウインドウのガラス取付方法は、ルーフの延長上にリアウインドウのガラスの上部を覆うように形成されるリアスポイラを有する車両におけるリアウインドウのガラス取付方法において、前記ガラスの上端部からガラス面に略平行に突出するガイドピンを、前記ガラスが取り付けられるリアウインドウパネルの上部近傍における前記リアスポイラの下部に形成された位置決め用溝部に係合させ、次いで、前記ガイドピンの先端部を中心に前記ガラスを前記リアウインドウパネル側に回転させ、前記ガラスを前記リアウインドウパネルに取り付けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明のリアウインドウのガラス取付構造及びその取付方法では、ガラスの上端部から突出するガイドピンをリアスポイラに形成される位置決め用溝部に係合させることで、リアウインドウパネルに対するガラスの位置決めを容易且つ正確に行うことができる。また、ガイドピンを位置決め用溝部に係合させた後、ガイドピンの先端部を中心にガラスをリアウインドウパネル側に回転させることにより、ガラスの周囲に塗布された接着剤がリアウインドウパネルに擦れてしまう事態を回避して、ガラスをリアウインドウパネルの正確な位置に容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係るリアウインドウのガラス取付構造及びその取付方法が適用される自動車の後部の構成説明図である。
【図2】図1の自動車の後部におけるリアウインドウパネルに、ガイドピンを用いてガラスを取り付ける状態の説明図である。
【図3】ガイドピンを用いてガラスの上端部をリアスポイラに位置決めする状態を示す図2のIII−III線断面図である。
【図4】ガラスをリアウインドウパネルに取り付けた状態を示す図1のIV−IV線断面図である。
【図5】ガラスをリアウインドウパネルに取り付けた状態を示す図1のV−V線断面図である。
【図6】リアウインドウパネルに対する従来のガラスの取付方法の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明に係るリアウインドウのガラス取付構造及びその取付方法が適用される自動車10の後部の構成説明図である。
【0019】
自動車10の後部には、ルーフ12の延長上にリアウインドウ13のガラス16の上部を覆うように形成されるリアスポイラ14が装着され、また、リアウインドウ13のガラス16とリアスポイラ14との間には、例えば、ストップランプ18が配設されるガーニッシュ20が装着される。
【0020】
図2は、図1の自動車10の後部におけるリアウインドウパネル22に、ガイドピン24を用いてガラス16を取り付ける状態の説明図である。
【0021】
ガイドピン24は、ガラス16の一方の面16aの上端部中央に配設され、ガラス16の上端部から面16aに略平行に突出するように、略L字形状に折曲して形成される。一方、リアスポイラ14には、孔部26a、26bが形成され、リアウインドウパネル22の下部には、孔部26c、26dが形成される。ガラス16の他方の面16bの各コーナ部近傍には、リアウインドウパネル22に対する位置決めのためのピン28a〜28dが配設される。ガラス16は、ピン28a〜28dが孔部26a〜26dに嵌合することで、リアウインドウパネル22に位置決めされる。ガラス16の面16bの周囲には、セラミックプリント30が形成され、また、ガラス16をリアウインドウパネル22に固定するための接着剤32が塗布される。なお、接着剤32は、気密性を確保するため、ピン28a〜28dよりもガラス16の外側となる位置に塗布される。
【0022】
図3は、ガイドピン24を用いてガラス16の上端部をリアスポイラ14に位置決めする状態を示す図2のIII−III線断面図である。図4は、ガラス16をリアウインドウパネル22に取り付けた状態を示す図1のIV−IV線断面図である。図5は、ガラス16をリアウインドウパネル22に取り付けた状態を示す図1のV−V線断面図である。
【0023】
リアスポイラ14は、板金をプレス成形して形成されるものであり、車両後方を覆うように形成されるアウタアッパ34、アウタセンタ36及びアウタロア38の3枚から構成されるアウタパネル39と、アウタパネル39に対して車両側に配設され、アウタパネル39の車両前後方向の両端部に接合される1枚のインナパネル40とから構成される。アウタアッパ34は、折曲された一端部34a側がルーフ12に固定され、車両後方に向かって傾斜して延在した後、他端部34b側が下方向に大きく湾曲する。アウタセンタ36は、略直線形状を呈し、上方向に折曲された一端部36aがアウタアッパ34の他端部34bに接合される。アウタロア38は、略直線形状を呈し、アウタアッパ34側に折曲された一端部38aがアウタセンタ36の折曲された他端部36bに接合される。また、インナパネル40は、略直線形状を呈し、一端部40aが下方向に折曲されたアウタロア38の他端部38bに接合され、他端部40bがアウタアッパ34の一端部34aに接合される。
【0024】
アウタアッパ34の一端部34aとインナパネル40の他端部40bとの接合部42、アウタアッパ34の他端部34bとアウタセンタ36の一端部36aとの接合部44、アウタセンタ36の他端部36bとアウタロア38の一端部38aとの接合部46、アウタロア38の他端部38bとインナパネル40の一端部40aとの接合部48は、例えば、スポット溶接によって接合される。
【0025】
接合部46は、アウタアッパ34側に向かって延在するリブを構成する。この接合部46は、接合部48と略平行となるように設定される。アウタロア38の車幅方向中央部には、孔部38cが形成されており、この孔部38cには、図2に示すように、上下方向に長い長穴形状の位置決め用溝部58を有するグロメット60が嵌合装着される。位置決め用溝部58は、ガラス16が取り付けられるリアウインドウパネル22の上部近傍におけるリアスポイラ14の下部に形成され、ガラス16に装着されたガイドピン24が係合されることで、リアウインドウパネル22に対してガラス16の上端部を位置決めするためのものである。接合部48は、車幅方向の両側部において、リアウインドウパネル22に連結されており(図2参照)、この接合部48には、ガラス16に配設されたピン28a、28bが嵌合することで、ガラス16の上端部側をリアウインドウパネル22に位置決めするための孔部26a、26bが形成される。
【0026】
接合部44には、図5に示すように、ガーニッシュ20の上部の突起部50が係合する孔部52が形成される。なお、ガーニッシュ20の下部には、ガラス16に当接するゴムパッキン54が装着される。また、ガーニッシュ20のリアスポイラ14側の面には、ストップランプ18のための回路ボックス56が配設される。
【0027】
本実施形態のリアウインドウのガラス16の取付構造は、基本的には以上のように構成される。次に、リアスポイラ14の組立手順、ガラス16の取付手順及びその作用効果について説明する。
【0028】
リアスポイラ14は、板金をプレス成形して形成されるものであり、インナパネル40に対して、3枚に分割されたアウタパネル39であるアウタアッパ34、アウタセンタ36及びアウタロア38を、各接合部42、44、46及び48において、スポット溶接等で接合して組み立てられる。組み立てられたリアスポイラ14は、ルーフ12のリアレール部(図示せず)と、リアウインドウパネル22の上部との間に固定される。
【0029】
次に、リアウインドウパネル22に対して、ガラス16を取り付ける作業を行う。この場合、ガラス16には、自動車10の外側となる面16aに、ガイドピン24が配設されている。また、自動車10の内側となるガラス16の面16bの各コーナ部近傍には、ピン28a〜28dが配設されるとともに、周囲にセラミックプリント30が形成され、さらに、接着剤32が塗布されている。
【0030】
先ず、作業者は、接着剤32がリアウインドウパネル22に接触しないようにガラス16を傾斜させ、ガイドピン24側からガラス16をリアスポイラ14の後端部に挿入する(図2及び図3の矢印A方向参照)。
【0031】
この場合、作業者は、側部からガイドピン24の位置を確認しながら、ガイドピン24の先端部をリアスポイラ14のアウタロア38に配設されたグロメット60の位置決め用溝部58に係合させる(図3参照)。そして、ガイドピン24の先端部を位置決め用溝部58の最奥部に突き当てることにより、ガラス16のリアスポイラ14に対する上下方向の位置決めが行われる。なお、位置決め用溝部58は、上下方向に長い長穴となっているため、作業者は、ガイドピン24の先端部を位置決め用溝部58に対して容易に係合させることができる。また、位置決め用溝部58は、車幅方向に対して狭く設定されているため、ガラス16の車幅方向の位置が正確に決定される。
【0032】
次いで、図3の状態から、ガイドピン24の先端部を中心にして、ガラス16を矢印B方向に回転させる。この場合、アウタロア38の他端部38b及びインナパネル40の一端部40aに形成されている孔部26a、26bにピン28a、28bが係合することにより、リアウインドウパネル22に対するガラス16の上部の位置決めが行われるとともに、リアウインドウパネル22からのガラス16の浮きの防止が図られる。また、ガラス16の周囲に塗布されている接着剤32がリアウインドウパネル22に接着し、ガラス16がリアウインドウパネル22に固定される(図4、図5参照)。さらに、ガラス16の下端部側に配設されているピン28c、28dがリアウインドウパネル22の孔部26c、26dに係合することにより、ガラス16のリアウインドウパネル22に対する位置決めが完了する。なお、ガラス16の上下方向の位置は、ガイドピン24によって規制されている。従って、ガラス16を回転させる間に、接着剤32がリアウインドウパネル22に擦れてしまうことがなく、位置決め固定されたガラス16の美観を損ねるおそれはない。
【0033】
最後に、ガーニッシュ20の上部の突起部50をリアスポイラ14の接合部44に形成されている孔部52に係合させるとともに、下部のゴムパッキン54をガラス16に当接させることで、ガーニッシュ20を取り付ける。この場合、ガラス16をリアウインドウパネル22に取り付けるためのガイドピン24と、アウタアッパ34及びアウタセンタ36間の接合部44と、アウタセンタ36及びアウタロア38間の接合部46とは、ストップランプ18が配設されたガーニッシュ20によって覆われるため、外部から視認できない状態となる。従って、この点においても、美観が維持されることになる。
【0034】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において変更することが可能である。
【0035】
例えば、ガラス16をリアウインドウパネル22に対して位置決めするためのガイドピン24は、1本に限られるものではなく、例えば、ガラス16の上端部に2本以上のガイドピン24を配設する一方、これらのガイドピン24に対応して、リアスポイラ14のアウタロア38側に複数の位置決め用溝部58を形成するようにしてもよい。
【0036】
また、ガラス16を位置決めするためのピン28a、28bが係合する孔部26a、26bは、アウタロア38の他端部38b及びインナパネル40の一端部40aに形成しているが、リアウインドウパネル22側に形成してもよい。
【0037】
また、ガラス16のリアウインドウパネル22に対する位置決めは、4本のピン28a〜28dを用いて行っているが、ガラス16の下部に配設される2本のピン28c、28dと、これらが係合する孔部26c、26dとの関係によって行ってもよい。この場合、ガラス16の上部に配設されるピン28a、28bが係合する孔部26a、26bを位置決めの自由度の大きいバカ孔として構成することにより、ガラス16のリアウインドウパネル22に対する取付作業を一層容易に行うことが可能となる。
【0038】
さらに、上述した実施形態では、リアウインドウパネル22からのガラス16の浮きの防止を図るために、ピン28a、28bを、リアウインドウパネル22の孔部26a、26bに係合させている。この場合、リアウインドウパネル22からのガラス16の浮きの防止を図ることができれば、これに限定されるものではなく、例えば、ピン28a、28bと孔部26a、26bの組み合わせに代えて、相互に係合するテープ状の部材をガラス16側及びリアウインドウパネル22側に装着しておき、これらのテープ状の部材を係合させることにより、ガラス16の浮きを防止する構成としてもよい。
【符号の説明】
【0039】
10…自動車
12…ルーフ
13…リアウインドウ
14…リアスポイラ
16…ガラス
16a、16b…面
18…ストップランプ
20…ガーニッシュ
22…リアウインドウパネル
24…ガイドピン
26a〜26d…孔部
28a〜28d…ピン
30…セラミックプリント
32…接着剤
34…アウタアッパ
34a、36a、38a、40a…一端部
34b、36b、38b、40b…他端部
36…アウタセンタ
38…アウタロア
39…アウタパネル
40…インナパネル
42、44、46、48…接合部
50…突起部
52…孔部
54…ゴムパッキン
56…回路ボックス
58…位置決め用溝部
60…グロメット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ルーフの延長上にリアウインドウのガラスの上部を覆うように形成されるリアスポイラを有する車両におけるリアウインドウのガラス取付構造において、
前記ガラスの上端部に配設され、前記上端部から前記ガラスの面に略平行に突出するガイドピンと、
前記ガラスが取り付けられるリアウインドウパネルの上部近傍における前記リアスポイラの下部に形成され、前記ガイドピンが係合されることで、前記リアウインドウパネルに対して前記ガラスの上端部を位置決めする位置決め用溝部と、
を備えることを特徴とするリアウインドウのガラス取付構造。
【請求項2】
請求項1記載のリアウインドウのガラス取付構造において、
前記ガイドピンは、前記ガラスの周囲に形成されるセラミックプリントとは反対の面に配設されることを特徴とするリアウインドウのガラス取付構造。
【請求項3】
請求項1又は2記載のリアウインドウのガラス取付構造において、
前記ガイドピンが配設される前記ガラスの面と反対の面の周囲には、前記ガラスを前記リアウインドウパネルに固定するための接着剤が塗布されることを特徴とするリアウインドウのガラス取付構造。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のリアウインドウのガラス取付構造において、
前記リアスポイラ又は前記リアウインドウパネルには、孔部が形成され、前記ガイドピンが配設される前記ガラスの面と反対の面には、前記孔部に嵌合する位置決めのためのピンが配設されることを特徴とするリアウインドウのガラス取付構造。
【請求項5】
ルーフの延長上にリアウインドウのガラスの上部を覆うように形成されるリアスポイラを有する車両におけるリアウインドウのガラス取付方法において、
前記ガラスの上端部からガラス面に略平行に突出するガイドピンを、前記ガラスが取り付けられるリアウインドウパネルの上部近傍における前記リアスポイラの下部に形成された位置決め用溝部に係合させ、
次いで、前記ガイドピンの先端部を中心に前記ガラスを前記リアウインドウパネル側に回転させ、前記ガラスを前記リアウインドウパネルに取り付けることを特徴とするリアウインドウのガラス取付方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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