説明

リアルタイム人気キーワードに対する代表フレーズを提供する方法およびシステム

【課題】リアルタイム人気キーワードに対する代表フレーズを提供する方法およびシステムが開示される。
【解決手段】本発明の代表フレーズ提供方法は、放送データで人気キーワードを含む放送プログラムを決定し、決定された放送プログラムを用いて人気キーワードに対する代表フレーズを生成してもよい。ここで、生成された代表フレーズと人気キーワードを結合して共に提供してもよい。これにより、放送データを用いてリアルタイムで人気キーワードが露出された原因を知らせる代表フレーズを生成することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リアルタイム人気キーワードに対する代表フレーズを提供する方法およびシステムに関し、より具体的には、ウェブページにリアルタイム検索語として露出しようとするキーワードに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、キーワード検索を提供する大部分のウェブページに、リアルタイムで急上昇する検索語の人気キーワードが露出される。ここでは、ウェブページ上に選択された人気キーワードおよび人気キーワードの順位が露出される。
【0003】
特に、多くのユーザは、テレビやラジオを視聴して出演陣の情報を確認するために検索を行ったり、特定の放送プログラムがいつ始まるか、あるいは今日放送する特定の放送プログラムの内容を確認するために検索を行う。これによって、リアルタイム人気キーワードでは芸能人の名前や放送プログラムの題名が大部分を占める。
【0004】
したがって、リアルタイム人気キーワードに該当する放送プログラムを提供してリアルタイム人気キーワードになった原因をユーザに知らせることのできる方法が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、放送データを用いてリアルタイムで人気キーワードが露出された原因を知らせる代表フレーズを生成する方法およびシステムを提供することにある。
【0006】
本発明の目的は、放送データに基づいて生成された代表フレーズと人気キーワードとを結合してウェブページに露出される方法およびシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る代表フレーズ提供方法は、放送データに基づいて人気キーワードに対する代表フレーズを生成し、生成された代表フレーズと人気キーワードとを結合して提供すること、を含んでもよい。
【0008】
また、代表フレーズを生成することは、放送データにおいて人気キーワードを含む放送プログラムを決定し、決定された放送プログラムの放送時間を用いて人気キーワードに対する代表フレーズを生成すること、を含んでもよい。
【0009】
代表フレーズを生成することは、決定された放送プログラムが複数である場合、複数の放送プログラムの放送開始および終了時間が人気キーワードが露出された時間に最も隣接するいずれか1つの放送プログラムを選択すること、をさらに含んでもよい。
【0010】
また、放送プログラムを決定することは、人気キーワードが様々な単語を組み合わせた形態である場合、人気キーワードの形態素を分析して複数の単語に分離すること、放送データにおいて分離された複数の単語を含む放送プログラムを決定すること、を含んでもよい。
【0011】
ここで、放送プログラムを決定することは、分離された複数の単語を含む放送プログラムが複数である場合、放送データにおいて分離された複数の単語を最も多く含む放送プログラムを選択すること、をさらに含んでもよい。
【0012】
また、決定された放送プログラムにマッチング点数、時間点数、および放送局加重値を付加し、付加されたマッチング点数、時間点数、放送局加重値、および決定された放送プログラムの視聴率のうちの少なくとも1つを用いて放送プログラムに対する最終マッチング点数を算出すること、をさらに含んでもよい。
【0013】
ここで、放送プログラムを決定することは、算出された最終マッチング点数が最も大きな放送プログラムを選択すること、をさらに含んでもよい。
【0014】
また、本発明の一実施形態に係る代表フレーズ提供システムは、放送データに基づいて人気キーワードに対する代表フレーズを生成する代表フレーズ生成部と、生成された代表フレーズと人気キーワードとを結合して提供する代表フレーズ提供部と、を備えてもよい。
【0015】
また、代表フレーズ生成部は、放送データにおいて人気キーワードを含む放送プログラムを決定する決定部と、決定された放送プログラムの放送時間を用いて人気キーワードに対する代表フレーズを生成する生成部と、を備えてもよい。
【0016】
また、決定部は、決定された放送プログラムが複数である場合、複数の放送プログラムの放送開始および終了時間が人気キーワードが露出された時間に最も隣接するいずれか1つの放送プログラムを選択してもよい。
【0017】
また、決定部は、人気キーワードが様々な単語を組み合わせた形態である場合、人気キーワードの形態素を分析して複数の単語に分離し、放送データにおいて分離された複数の単語を含む放送プログラムを決定してもよい。
【0018】
また、決定部は、分離された複数の単語を含む放送プログラムが複数である場合、放送データにおいて分離された複数の単語を最も多く含む放送プログラムを選択してもよい。
【0019】
また、代表フレーズ生成部は、決定された放送プログラムにマッチング点数、時間点数、および放送局加重値を付加し、付加されたマッチング点数、時間点数、放送局加重値、および決定された放送プログラムの視聴率のうちの少なくとも1つを用いて放送プログラムに対する最終マッチング点数を算出する算出部をさらに備えてもよい。
【発明の効果】
【0020】
本発明の一実施形態によると、放送データを用いてリアルタイムで人気キーワードが露出された原因を知らせる代表フレーズを生成することができる。
【0021】
本発明の一実施形態によると、放送データに基づいて生成された代表フレーズと人気キーワードとを結合してウェブページに露出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の一実施形態に係る代表フレーズを生成する過程を説明する図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る代表フレーズ提供システムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る代表フレーズ生成部の細部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態によって生成された代表フレーズと人気キーワードをウェブページが露出された画面を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る放送時間を用いてリアルタイムキーワードに対する代表フレーズを提供する過程を説明するフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態に係る様々な単語が組み合わせられた形態を有する人気キーワードに対する代表フレーズを生成する過程を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態に係るマッチング点数を用いて代表フレーズを生成する過程を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態を添付する図面を参照しながら説明する。
【0024】
図1は、本発明の一実施形態に係る代表フレーズを生成する過程を説明する図である。
【0025】
図1に示すように、代表フレーズ提供システム20は、リアルタイム人気キーワード30に関連する放送データ10を収集してもよい。一例として、代表フレーズ提供システム20は、予め設定された時間ごとに周期的に放送データを放送局から収集してもよい。ここで、放送局は、公衆波TV放送、ケーブルTV放送、ラジオ放送、インターネット放送、衛星TV放送を含んでもよい。
【0026】
また、代表フレーズ提供システム20は、収集された放送データに人気キーワードを含む放送プログラムを決定してもよい。これによって、代表フレーズ提供システム20は、決定された放送プログラムに基づいて人気キーワードに対する代表フレーズを生成してもよい。ここで、人気キーワードに対する代表フレーズは、ウェブページに露出しようとする人気キーワードがリアルタイム人気キーワードになった原因を示すフレーズを意味する。
【0027】
一例として、代表フレーズ提供システム20は、決定された放送プログラムの放送時間を用いて人気キーワードに対する代表フレーズを生成してもよい。ここで、放送時間は、放送プログラムの放送開始時間および放送終了時間を含んでもよい。
【0028】
これによって、代表フレーズ提供システム20は、生成された人気キーワードに対する代表フレーズと人気キーワードとを結合してウェブページに露出してもよい。
【0029】
図2は、本発明の一実施形態に係る代表フレーズ提供システムの構成を示すブロック図である。
【0030】
図2に示すように、代表フレーズ提供システム200は、放送データ収集部210、データベース220、代表フレーズ生成部230、および代表フレーズ提供部240を備えてもよい。
【0031】
放送データ収集部210は、放送局から放送データを収集してもよい。ここで、放送局は、公衆波TV放送、ケーブルTV放送、ラジオ放送、インターネット放送、衛星TV放送を含んでもよい。ここで、放送データ収集部210は、毎日午前、毎日お昼、毎日午後、または毎週木曜日などのように、予め設定された時間ごとに周期的に放送データを収集してもよい。
【0032】
また、放送データ収集部210は、収集された放送データを下の表1の形式でデータベース220に格納してもよい。
【表1】

【0033】
代表フレーズ生成部230は、放送データにおいて人気キーワードを含む放送プログラムを決定してもよい。ここで、代表フレーズ生成部230は、人気キーワードの現在時間と決定された放送プログラムの放送時間との間の差の絶対値である差値を算出してもよい。ここで、放送時間は放送開始時間および放送終了時間を含んでもよい。
【0034】
一例として、代表フレーズ生成部230は、人気キーワードの現在時間が放送開始時間の前である場合、現在時間と放送開始時間との間の差の絶対値として差値を算出してもよい。
【0035】
他の例として、人気キーワードの現在時間が放送終了時間の後である場合、代表フレーズ生成部230は、現在時間と放送終了時間との間の差の絶対値として差値を算出してもよい。
【0036】
更なる例として、人気キーワードの現在時間が放送開始時間と放送終了時間との間に含まれる場合、代表フレーズ生成部230は、放送開始時間および放送終了時間のうちいずれか1つと現在時間との間の差の絶対値として差値を算出してもよい。ここで、放送開始時間の2時間前と放送終了時間の2時間後との間に放送プログラムに対する検索が多く行われるため、基準値は2時間に予め設定してもよい。
【0037】
また、代表フレーズ生成部230は、算出された差値と予め設定された基準値とを比較して人気キーワードに対する代表フレーズを生成してもよい。一例として、代表フレーズ生成部230は、算出された差値が予め設定された基準値以下であれば、決定された放送プログラムの放送時間に基づいて代表フレーズを生成してもよい。
【0038】
以下では、図3を参照して放送プログラムに基づいて代表フレーズを生成する過程について詳細に説明する。
【0039】
図3は、本発明の一実施形態に係る代表フレーズ生成部の細部構成を示すブロック図である。
【0040】
図3に示すように、代表フレーズ生成部230は、決定部231、算出部232、および生成部233を備えてもよい。
【0041】
決定部231は、放送データに人気キーワードをマッチングし、放送データに人気キーワードを含む放送プログラムを決定してもよい。
【0042】
一例として、人気キーワードとして「XXX」がウェブページに露出された場合、決定部231は、表1の放送データから人気キーワード「XXX」を含む放送プログラムを決定してもよい。
【0043】
ここで、現在時間が放送開始時間の前である場合、算出部232は、決定された放送プログラムの放送開始時間と現在時間との間の差の絶対値として差値を算出してもよい。これによって、生成部233は、算出された差値が予め設定された基準値以下であれば、人気キーワード「XXX」が放送プログラム「XXX」によってリアルタイムで人気キーワードになった原因であると決定してもよい。
【0044】
これによって、生成部233は、人気キーワードの原因として決定された放送プログラムに基づいて人気キーワードに対する代表フレーズを生成してもよい。一例として、生成部233は、放送プログラム「XXX」の放送開始時間に基づいて「22:00から放送」を代表フレーズとして生成してもよい。
【0045】
他の例として、人気キーワードとして「QQQ」がウェブページに露出された場合、決定部231は、表1の放送データに人気キーワード「QQQ」を含む放送プログラム「XXX」を決定してもよい。
【0046】
ここで、現在時間が放送終了時間の後である場合、算出部232は、決定された放送プログラムの放送終了時間と現在時間との間の差の絶対値として差値を算出してもよい。これによって、生成部233は、算出された差値が予め設定された基準値以下であれば、人気キーワード「QQQ」が放送プログラム「XXX」によってリアルタイムで人気キーワードになった原因であると決定してもよい。
【0047】
これによって、生成部233は、人気キーワードの原因として決定された放送プログラムに基づいて人気キーワードに対する代表フレーズを生成してもよい。一例として、生成部233は、放送プログラム「XXX」の放送時間に基づいて「22:00から23:20まで放送」を代表フレーズとして生成してもよい。
【0048】
一方、現在時間が放送開始時間と放送終了時との間に含まれた場合、算出部232は、決定された放送プログラムの放送開始時間と放送終了時間のうちいずれか1つと、現在時間の間の差の絶対値として差値を算出してもよい。また、生成部233は、差値に基づいて決定された放送プログラムの放送時間を用いて代表フレーズを生成してもよい。
【0049】
以下は、図3を参照して、人気キーワードが様々な単語が組み合わせられた構造である場合、人気キーワードに対する代表フレーズを生成する過程について説明する。
【0050】
まず、様々な単語を組み合わせた形態の人気キーワードが露出された場合、決定部231は、人気キーワードの形態素を分析して複数の単語に分離してもよい。また、決定部231は、放送データに分離された単語をマッチングし、放送データに分離された単語を含む放送プログラムを決定してもよい。ここで、決定部231は、放送データに分離された単語を含む放送プログラムが存在するまで分離された単語を継続して分離してもよい。
【0051】
一例として、人気キーワードが様々な単語が組み合わせられた「XXX PPP QQQ」の構造である場合、決定部231は、人気キーワードの形態素を分析して「XXX」、「PPP」、「QQQ」に分離してもよい。また、決定部231は、マッチングによって放送データに分離された単語を含む放送プログラムを決定してもよい。
【0052】
一例として、決定部231は、放送データに分離された単語「PPP」を含む放送プログラムに「XXX」及び「ZZZ」を決定してもよい。これによって、決定部231は、放送データに分離された単語を含む放送プログラムが存在するため、分離された単語「PPP」を続けて分離することを終了してもよい。ここで、放送データに分離された単語を含む放送プログラムが存在しない場合、決定部231は、分離された単語「PPP」を継続して分離してもよい。
【0053】
ここで、分離された単語を含む放送プログラムが複数である場合、決定部231は、決定された放送プログラムのうち分離された単語を最も多く含んでいる放送プログラムを選択してもよい。
【0054】
一例として、放送データから分離された単語「PPP」を含む放送プログラムとして「XXX」および「ZZZ」が決定された場合、決定部231は放送プログラム「XXX」および「ZZZ」に含まれる分離された単語の数をカウントしてもよい。これによって、決定部231は、放送プログラム「XXX」は3つの分離された単語「XXX」、「PPP」、および「QQQ」を含み、「ZZZ」は1つの分離された単語「PPP」を含むものとしてカウントしてもよい。これによって、決定部231は、分離された単語を最も多く含む放送プログラム「XXX」を選択してもよい。
【0055】
他の例として、決定部231は、分離された単語を含む放送プログラムが複数であり、複数の放送プログラムが分離された単語を同じ数だけ含む場合、決定部231は、決定された複数の放送プログラムの放送時間に基づいて複数の放送プログラムのうちのいずれか1つの放送プログラムを選択してもよい。ここで、決定部231は、複数の放送プログラムの放送開始時間と現在時間、放送終了時間と現在時間とを比較し、比較の結果、現在時間に最も近い放送時間に該当する放送プログラムを選択してもよい。
【0056】
同様に、人気キーワードが1つの単語から構成され、人気キーワードを含む放送プログラムが複数である場合にも、決定部231は、複数の放送プログラムの放送時間のうち現在時間に最も近い放送プログラムを選択してもよい。
【0057】
算出部232は、選択した放送プログラムの放送時間と現在時間との間の差の絶対値として差値を算出してもよい。また、生成部233は、差値に基づいて決定された放送プログラムの放送時間を用いて代表フレーズを生成してもよい。ここで、放送時間は放送開始時間および放送終了時間を含んでもよい。ここで、差値を算出する過程は、人気キーワードが1つの単語から構成された場合、前述した算出部232において差値を算出する過程と同一であるため重複する説明は省略する。
【0058】
一方、人気キーワードを含む放送プログラムが複数決定された場合、決定部231は、複数の放送プログラムのマッチング点数を用いて複数の放送プログラムのうちのいずれか1つを選択してもよい。ここで、人気キーワードは、1つの単語から構成されてもよく、様々な単語を組み合わせた形態であってもよい。
【0059】
ここで、算出部232は、放送データを構成する項目のうち人気キーワードを含む項目によりマッチング点数を付加し、マッチング点数と加重値を用いて最終マッチング点数を算出してもよい。
【0060】
まず、算出部232は、放送データを構成する項目のうち人気キーワードがプログラム名、出演陣、劇中の名前、および放送内容に含まれるかの有無に応じて人気キーワードを含む放送プログラムごとにマッチング点数を付加してもよい。一例として、算出部232は、放送データを構成する項目のうち人気キーワードがプログラム名に含まれる場合100、出演陣に含まれる場合80、劇中の名前に含まれる場合80、および放送内容に含まれる場合50をマッチング点数として付加してもよい。
【0061】
また、算出部232は、人気キーワードが露出された時間と人気キーワードを含む放送プログラムの放送時間とを用いて放送プログラムごとに時間点数を付加してもよい。一例として、人気キーワードが露出された時間が予め設定された誤差範囲内において放送時間と一致する場合、算出部232は時間点数に50を付加してもよい。ここで、算出部232は、人気キーワードが露出された時間が人気キーワードを含む放送プログラムの放送時間と10分誤差時ごとに50から−5点を減算して時間点数を付加してもよい。
【0062】
また、算出部232は、人気キーワードを含む放送プログラムが属する放送の形態によって放送プログラムごとに放送局加重値を付加してもよい。ここで、算出部232は、公衆波放送、ケーブル放送、ラジオ放送の順に高い加重値を付加する。一例として、算出部232は、公衆波放送に加重値1、ケーブル放送に加重値0.1、ラジオ放送に加重値0.05を付加してもよい。
【0063】
最後に、算出部232は、人気キーワードを含む放送プログラムごとに付加されたマッチング点数、時間点数、および放送局加重値と、放送プログラムの視聴率とを用いて最終マッチング点数を放送プログラムごとに算出してもよい。一例として、算出部232は、下記の数式1を用いて人気キーワードを含む放送プログラムごとに最終マッチング点数を算出してもよい。
【0064】
最終マッチング点数=(P+T)×S×A (数式1)
【0065】
数式1において、Pはプログラム名、出演陣、劇中の名前、および放送内容に応じて付加されたマッチング点数、Tは時間点数、Sは放送局加重値、Aは視聴率である。
【0066】
数式1によると、算出部232は、マッチング点数と時間点数との和に放送局の加重値をかけ、算出された積に視聴率をかけて放送プログラムごとに最終マッチング点数を算出してもよい。一例として、人気キーワードPPPを含む放送プログラム「XXX」および「ZZZ」の視聴率が30%、10%である場合、算出部232は(P+T)×Sに0.3をかけてXXXの最終マッチング点数を算出し、(P+T)×Sに0.1をかけてZZZの最終マッチング点数を算出してもよい。
【0067】
これによって、決定部231は、人気キーワードを含む放送プログラムのうち算出された最終マッチング点数の最も高い放送プログラムを選択してもよい。
【0068】
次に、生成部233は、選択した放送プログラムの放送時間に基づいて人気キーワードに対する代表フレーズを生成してもよい。一例として、生成部233は、図4に示すように、選択した放送プログラム「XXX」の放送時間に基づいて「22:00から放送」を代表フレーズ421として生成してもよい。
【0069】
代表フレーズ提供部240は、生成された人気キーワードに対する代表フレーズ421と人気キーワード410とを結合して提供してもよい。一例として、代表フレーズ提供部240は、人気キーワードに対する代表フレーズ421と共に人気キーワードに対する静止画像などの写真422を共にウェブページ420に露出してもよい。ここで、代表フレーズ提供部240は、リアルタイム人気キーワードを含むリスト400からマウス、ポインタなどによって活性化した人気キーワードに対する代表フレーズおよび写真をウェブページ420に露出してもよい。
【0070】
図5は、本発明の一実施形態に係る、放送時間を用いてリアルタイムキーワードに対する代表フレーズを提供する過程を説明するフローチャートである。
【0071】
図5によると、まず、放送データ収集部210は、放送局から放送データを周期的に収集してデータベース220に格納してもよい(S510)。ここで、放送局は、公衆波TV放送、ケーブルTV放送、ラジオ放送、インターネット放送、衛星TV放送を含んでもよい。
【0072】
次に、決定部231は、放送データにおいて人気キーワードを含む放送プログラムを決定してもよい(S520)。一例として、決定部231は、表1のような構成を有する放送データからウェブページに露出された人気キーワード「QQQ」を含む放送プログラム「XXX」を決定してもよい。
【0073】
ここで、人気キーワードの露出された現在時間が決定された放送プログラムの放送開始時間と放送終了時間との間に含まれていない場合(S530:いいえ)、算出部232は、決定された放送プログラムの放送時間と現在時間との間の差の絶対値として差値を算出してもよい(S540)。
【0074】
一例として、現在時間が放送開始時間の前であるか、放送終了時間の後である場合、算出部232は、決定された放送プログラムの放送開始時間と現在時間との間の差値、または放送終了時間と現在時間との間の差値を算出してもよい。
【0075】
また、算出部232は、算出された差値が予め設定された基準値以下であるかを比較してもよい(S550)。一例として、放送開始時間の前の2時間と放送終了時間の後の2時間との間に放送プログラムに関連するキーワードが人気キーワードとして検索される確率が高いため、基準値は2時間に予め設定してもよい。
【0076】
ここで、差値が基準値以下であれば(S550:はい)、生成部233は、決定された放送プログラムの放送時間に基づいて人気キーワードに対する代表フレーズを生成してもよい(S560)。
【0077】
一例として、現在時間が決定された放送プログラム「XXX」の放送開始時間の前に該当する場合、生成部233は、決定された放送プログラム「XXX」の放送開始時間を用いて「22:00から放送開始」を人気キーワードに対する代表フレーズとして生成してもよい。
【0078】
他の例として、現在時間が決定された放送プログラム「XXX」の放送終了時間の後に該当する場合、生成部233は、決定された放送プログラム「XXX」の放送開始時間および放送終了時間を用いて「22:00から23:20まで放送」を代表フレーズとして生成してもよい。
【0079】
これによって、代表フレーズ提供部240は、生成された人気キーワードに対する代表フレーズと人気キーワードとを結合して提供してもよい(S570)。一例として、代表フレーズ提供部240は、人気キーワード「QQQ」と生成された代表フレーズ「22:00から放送開始」とを結合してウェブページに露出してもよい。ここで、代表フレーズ提供部240は、人気キーワード「QQQ」の放送プログラム「XXX」に対する写真画像を人気キーワードおよび代表フレーズと結合してウェブページに露出してもよい。
【0080】
一方、S520ステップにおいて、決定された放送プログラムが複数である場合、決定部231は、決定された放送プログラムの放送時間に基づいていずれか1つの放送プログラムを選択してもよい。一例として、決定された放送プログラムの放送開始時間と現在時間とを比較し、決定された放送プログラムの放送終了時間と現在時間とを比較し、現在時間に最も近い放送時間を設ける放送プログラムを選択してもよい。これによって、生成部233は、選択された放送プログラムの放送時間を用いて人気キーワードに対する代表フレーズを生成してもよい。
【0081】
図6は、本発明の一実施形態に係る、様々な単語が組み合わせられた形態を有する人気キーワードに対する代表フレーズを生成する過程を示すフローチャートである。
【0082】
図6に示すように、まず、決定部231は、様々な単語が組み合わせられた人気キーワードの形態素を分析して組み合わせられた複数の単語を分離してもよい(S610)。一例として、人気キーワードが様々な単語が組み合わせられた「XXX PPP QQQ」の構造である場合、決定部231は人気キーワードの形態素を分析して「XXX」、「PPP」、「QQQ」に分離してもよい。
【0083】
次に、決定部231は、放送データから分離された単語を含む放送プログラムを決定してもよい(S620)。一例として、決定部231は、放送データに分離された単語「PPP」を含む放送プログラムとして「XXX」及び「ZZZ」を決定してもよい。これによって、決定部231は、放送プログラム「XXX」および「ZZZ」に含まれる分離された単語の数をカウントしてもよい。決定部231は、放送プログラム「XXX」は3つの分離された単語「XXX」、「PPP」、および「QQQ」を含み、「ZZZ」は1つの分離された単語「PPP」を含むものとしてカウントしてもよい。これによって、決定部231は、分離された単語を最も多く含む放送プログラム「XXX」を選択してもよい。
【0084】
また、決定された放送プログラムが複数であり(S630:はい)、分離された単語を最大に含む放送プログラムが複数である場合(S640:はい)、決定部231は、決定された放送プログラムの放送時間が現在時間に最も近い放送プログラムを選択してもよい(S650)。ここで、決定部231は、決定された複数の放送プログラムの放送開始時間および放送終了時間を全て現在時間と比較して現在時間に最も近いいずれか1つの放送プログラムを選択してもよい。
【0085】
一方、S640ステップにおいて、分離された単語を最大に含む放送プログラムが複数ではない場合(S640:いいえ)、決定部231は分離された単語を最大に含む放送プログラムを選択してもよい(S655)。一例として、放送プログラム「XXX」は分離された単語3つを含み、放送プログラム「ZZZ」は分離された単語1つを含むため、決定部231は「XXX」を選択してもよい。
【0086】
次に、算出部232は、選択された放送プログラムの放送時間と現在時間との間の差値を算出してもよい(S660)。また、差値が予め設定された基準値以下であれば(S670:はい)、生成部233は、選択された放送プログラムの放送時間を用いて人気キーワードに対する代表フレーズを生成してもよい(S680)。次に、代表フレーズ提供部240は、生成された代表フレーズと人気キーワードとを結合して提供してもよい(S690)。ここで、ステップS660〜S690の動作は、前述したステップS540〜S570と重複するためその詳説は省略する。
【0087】
図7は、本発明の一実施形態に係る、マッチング点数を用いて代表フレーズを生成する過程を説明するフローチャートである。
【0088】
図7に示すように、まず、決定部231は、収集された放送データにおいて人気キーワードを含む放送プログラムを決定してもよい(S710)。
【0089】
次に、算出部232は決定された放送プログラムごとにマッチング点数を付加してもよい(S720)。ここで、算出部232は、放送データを構成する項目のうち人気キーワードがプログラム名、出演陣、劇中の名前、および放送内容に含まれるかの有無に応じて人気キーワードを含む放送プログラムごとにマッチング点数を付加してもよい。
【0090】
一例として、算出部232は、放送データを構成する項目のうち人気キーワードがプログラム名に含まれる場合は100、出演陣に含まれる場合は80、劇中の名前に含まれる場合は80、および放送内容に含まれる場合は50をマッチング点数として付加してもよい。
【0091】
また、算出部232は、決定された放送プログラムごとに時間点数を付加してもよい(S730)。
【0092】
一例として、算出部232は、人気キーワードが露出された時間が決定された放送プログラムの放送時間と一致する場合、一致する放送プログラムの時間点数に50を付加してもよい。ここで、算出部232は、人気キーワードの露出時間が放送時間と正確に一致しなくても、予め設定された誤差範囲内で一致すれば時間点数に50を付加してもよい。
【0093】
また、算出部232は、放送プログラムの放送時間と人気キーワードの露出時間とが一致しなければ、10分誤差時ごとに50から−5点を減算して時間点数に付加してもよい。一例として、放送プログラムの放送開始時間と人気キーワードの露出時間とが30分の誤差である場合、算出部232は時間点数35を付加してもよい。
【0094】
次に、算出部232は、放送プログラムごとに放送局加重値を付加してもよい(S740)。一例として、算出部232は決定された放送プログラムが公衆波放送であるか、ケーブル放送であるか、あるいはラジオ放送であるかに応じて加重値を異なるように付加してもよい。
【0095】
次に、算出部232は、放送プログラムごとに最終マッチング点数を算出してもよい(S750)。ここで、算出部232は、上記の数式1のように、決定された放送プログラムごとの視聴率を用いて放送プログラムごとに最終マッチング点数を算出してもよい。
【0096】
一例として、算出部232は、付加されたマッチング点数および時間点数の和を算出し、算出された和に放送局加重値と視聴率とをかけて決定された放送プログラムごとに最終マッチング点数を算出してもよい。
【0097】
これによって、決定部231は、算出された最終マッチング点数に基づいて決定された放送プログラムのうちいずれか1つの放送プログラムを選択してもよい(S760)。一例として、決定部231は、算出された最終マッチング点数が最も高い放送プログラムを選択してもよい。
【0098】
次に、算出部232は、選択された放送プログラムの放送時間と現在時間との間の差値を算出してもよい(S770)。また、差値が予め設定された基準値以下であれば(S775:はい)、生成部233は、選択された放送プログラムの放送時間を用いて人気キーワードに対する代表フレーズを生成してもよい(S780)。次に、代表フレーズ提供部240は、生成された代表フレーズと人気キーワードとを結合して提供してもよい(S785)。ここで、ステップS770〜S785の動作は、前述したステップS540〜S570と重複するため詳説は省略する。
【0099】
本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段を介して様々な処理を実行することができるプログラム命令の形態で実現され、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読取可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などのうちの1つまたはその組み合わせを含んでもよい。媒体に記録されるプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、光ディスクのような光磁気媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するよう特別に構成されたハードウェア装置が含まれてもよい。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コード(machine code)だけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コード(higher level code)を含む。上述したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアのレイヤで動作するように構成されてもよい。
【0100】
上述したように本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような実施形態から多様な修正及び変形が可能である。
【0101】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されて定められるものではなく、特許請求の範囲だけではなく特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。
【符号の説明】
【0102】
200 代表フレーズ提供システム
210 放送データ収集部
220 データベース
230 代表フレーズ生成部
240 代表フレーズ提供部
231 決定部
232 算出部
233 生成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送データに基づいて人気キーワードに対する代表フレーズを生成し、
前記生成された代表フレーズと前記人気キーワードとを結合して提供すること、
を含むことを特徴とする代表フレーズ提供方法。
【請求項2】
前記代表フレーズを生成することは、
前記放送データにおいて前記人気キーワードを含む放送プログラムを決定し、
前記決定された放送プログラムの放送時間を用いて前記人気キーワードに対する代表フレーズを生成すること、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の代表フレーズ提供方法。
【請求項3】
前記代表フレーズを生成することは、
前記決定された放送プログラムが複数である場合、前記複数の放送プログラムの放送開始および終了時間が前記人気キーワードが露出された時間に最も隣接するいずれか1つの放送プログラムを選択することをさらに含み、
前記放送時間を用いて前記人気キーワードに対する代表フレーズを生成することは、前記選択された放送プログラムの放送時間を用いて前記人気キーワードに対する代表フレーズを生成することを特徴とする請求項2に記載の代表フレーズ提供方法。
【請求項4】
前記放送プログラムを決定することは、
前記人気キーワードが様々な単語を組み合わせた形態である場合、前記人気キーワードの形態素を分析して複数の単語に分離し、
前記放送データにおいて前記分離された複数の単語を含む放送プログラムを決定すること、
を含むことを特徴とする請求項2に記載の代表フレーズ提供方法。
【請求項5】
前記放送プログラムを決定することは、前記分離された複数の単語を含む放送プログラムが複数である場合、前記放送データにおいて前記分離された複数の単語を最も多く含む放送プログラムを選択することをさらに含み、
前記放送時間を用いて前記人気キーワードに対する代表フレーズを生成することは、前記選択された放送プログラムの放送時間を用いて前記人気キーワードに対する代表フレーズを生成することを特徴とする請求項4に記載の代表フレーズ提供方法。
【請求項6】
前記決定された放送プログラムにマッチング点数、時間点数、および放送局加重値を付加し、前記付加されたマッチング点数、時間点数、放送局加重値、および前記決定された放送プログラムの視聴率のうちの少なくとも1つを用いて前記放送プログラムに対する最終マッチング点数を算出することをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の代表フレーズ提供方法。
【請求項7】
前記放送プログラムを決定することは、前記算出された最終マッチング点数が最も大きな放送プログラムを選択することをさらに含み、
前記放送時間を用いて前記人気キーワードに対する代表フレーズを生成することは、前記選択された放送プログラムの放送時間を用いて前記人気キーワードに対する代表フレーズを生成することを特徴とする請求項6に記載の代表フレーズ提供方法。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれか1項の方法を実行するためのプログラムが記録されたコンピュータで読み出し可能な記録媒体。
【請求項9】
放送データに基づいて人気キーワードに対する代表フレーズを生成する代表フレーズ生成部と、
前記生成された代表フレーズと前記人気キーワードとを結合して提供する代表フレーズ提供部と、
を備えることを特徴とする代表フレーズ提供システム。
【請求項10】
前記代表フレーズ生成部は、
前記放送データにおいて前記人気キーワードを含む放送プログラムを決定する決定部と、
前記決定された放送プログラムの放送時間を用いて前記人気キーワードに対する代表フレーズを生成する生成部と、
を備えることを特徴とする請求項9に記載の代表フレーズ提供システム。
【請求項11】
前記決定部は、前記決定された放送プログラムが複数である場合、前記複数の放送プログラムの放送開始および終了時間が前記人気キーワードが露出された時間に最も隣接するいずれか1つの放送プログラムを選択し、
前記生成部は、前記選択された放送プログラムの放送時間を用いて前記人気キーワードに対する代表フレーズを生成することを特徴とする請求項10に記載の代表フレーズ提供システム。
【請求項12】
前記決定部は、前記人気キーワードが様々な単語を組み合わせた形態である場合、前記人気キーワードの形態素を分析して複数の単語に分離し、前記放送データにおいて前記分離された複数の単語を含む放送プログラムを決定することを特徴とする請求項10に記載の代表フレーズ提供システム。
【請求項13】
前記決定部は、前記分離された複数の単語を含む放送プログラムが複数である場合、前記放送データにおいて前記分離された複数の単語を最も多く含む放送プログラムを選択し、
前記生成部は、前記選択された放送プログラムの放送時間を用いて前記人気キーワードに対する代表フレーズを生成することを特徴とする請求項12に記載の代表フレーズ提供システム。
【請求項14】
前記決定された放送プログラムにマッチング点数、時間点数、および放送局加重値を付加し、前記付加されたマッチング点数、時間点数、放送局加重値、および前記決定された放送プログラムの視聴率のうちの少なくとも1つを用いて前記放送プログラムに対する最終マッチング点数を算出する算出部をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の代表フレーズ提供システム。
【請求項15】
前記決定部は、前記決定された放送プログラムのうち前記算出された最終マッチング点数が最も大きな放送プログラムを選択し、
前記生成部は、前記選択された放送プログラムの放送時間を用いて前記人気キーワードに対する代表フレーズを生成することを特徴とする請求項14に記載の代表フレーズ提供システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−18671(P2012−18671A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−144939(P2011−144939)
【出願日】平成23年6月29日(2011.6.29)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)