説明

リガチャ

【課題】 従来の金属リガチャでは、リードの振動に対するリガチャ自身の共振を完全に抑えることができず音色が硬くなる傾向があった。
【解決手段】 リードと接触して当該リードを固定するためのプレート101と、プレート101に一部が固定された少なくとも2本の紐102,103と、マウスピースに取り付けた状態で、少なくとも2本の紐102,103の両端を締め付けて、プレート101をリードに圧接させるための締め付け部材104,105,106とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管楽器のマウスピースにリードを固定するためのリガチャに関するものである。
【背景技術】
【0002】
単一リードの管楽器で用いられるマウスピースにリード固定するリガチャは、リードを固定するための締め金具として一般に知られている。このようなリガチャは、従来は金属性のものが中心であったが、最近はプラスチック、合成ゴム、金属と合成ゴムとを組み合わせたものなどが販売されている。
【0003】
このようなリガチャは、単にリード固定するための器具だけではなく、その共振により楽器の音色に影響を与えることが知られている。即ち、固定しているリードから伝わってくる振動によってリガチャの自己共振が誘起され、その共振がリードの振動に影響して楽器の音色を左右すると考えられる。
【0004】
また、このようなリードの取り付けに伴う応力を受けずに、平板上或は棒状、或は塊状の共鳴部を、リードに接触している部分近くに設置したリガチャが提案されている(特許文献1)。
【0005】
また、2つの金属製のリングの間にバーを設け、そのリングによりマウスピースに取り付けた状態で、そのバーによりリードの長手方向に当接させてリードを固定することにより、リードの振動を改善させたリガチャも提案されている(特許文献2)。
【特許文献1】特開平8−16157号公報
【特許文献2】特開平10−124043号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし上記従来の金属リガチャでは、リードの振動に対するリガチャ自身の共振を完全に抑えることができず、音色が硬くなる。また皮革や合成ゴムなどのリガチャでは、リードやマウスピースがスムーズに振動しないため反応が悪く、響くような音色が得られないという傾向があった。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、本願発明の特徴は、リードを固定するための固定部材を紐で締め付けてリードを固定することにより、リードの振動を抑制させずに演奏者にとって反応の早い吹奏感が得られるリガチャを提供することにある。
【0008】
また本発明の目的は、サックスホーン、クラリネットなどの音色や吹奏感を改善するとともに、軽やかで優しい音色が得られるリガチャを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記特徴は、独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、従属項は発明の単なる有利な具体例を規定する。
【0010】
本発明の一態様に係るリガチャは以下のような構成を備える。即ち、
リードと接触して当該リードを固定するための固定部材と、
前記固定部材に一部が固定された少なくとも2本の紐と、
マウスピースに取り付けた状態で、前記少なくとも2本の紐の両端を引っ張ることにより前記固定部材をリードに圧接させるための締め付け部材とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明の一態様に係るリガチャは以下のような構成を備える。即ち、
リードと接触して当該リードを固定するための固定部材と、
前記固定部材を交換可能に保持すると共に、マウスピースに取り付けた状態で当該マウスピースに捲着される捲着部材と、
前記捲着部材を締め付けて前記固定部材をリードに圧接させるための締め付け部材とを有することを特徴とする。
【0012】
また本発明の固定部材は、黒檀、紫檀或はローズウッドのいずれかで構成されるのが望ましい。
【0013】
更に、固定部材の前記リードと接触する面には、複数の突起が設けられている。
【0014】
また、これら複数の突起は、前記リードの長手方向に伸びる線状の隆起部を含む。
【0015】
また捲着部材は、布、皮革、紐或は合成皮革のいずれかを含む。
【0016】
更に、締め付け部材を互いに近接する方向に移動させるための操作部材(実施の形態ではツマミ106,408、ネジ部107,407に相当)を更に含む。
【0017】
また、少なくとも2本の紐に固定され、マウスピースに取り付けた状態で、そのマウスピース本体に当接する複数の固定片を更に有する。この固定片は上述の固定部材と同じ材質でも良い。
【0018】
この発明の概要は、必要な特徴を全て列挙しているものでなく、よって、これらの特徴群のサブコンビネーションも発明になり得る。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、リードの振動によるリガチャの共振を完全に防止できるため、クラリネットやサックスなどの管楽器の音が軽やかで優しくなる。
【0020】
またリードやマウスピースに対するストレスを少なくでき、響きの良い音を発生させることができる。またリードの振動を抑制しないので、演奏者の息に対する楽器の発音までの速度を早くできるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また後述する実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本願発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0022】
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係るリガチャ100の構成を説明するための概観図である。
【0023】
図において、101は、マウスピースに装着するリードと接触して、そのリードをマウスピースに固定するための固定部材(プレート)である。102,103は紐部材で、その略中央がプレート101に固定されており、更にその両端部は、締め付け部材104,105に設けられた各孔110を挿通され、その孔110から抜けないように先端が丸められるか、或は先端に孔の径よりも大きい部材111が接続されている。締め付け部材104,105は、ツマミ106を時計回り方向に回転することにより、ネジ部107の回転により互いに近接する方向に移動される。これにより、紐部材102,103がマウスピースを締め付けた状態となり、リガチャ100がマウスピースを緊締して固定するように構成されている。先端部材108は、ネジ部107が締め付け部材104,105から脱着しないための留め具として取り付けられている。
【0024】
プレート101の素材としては、木、黒檀、紫檀、ローズウッド、或は大理石などでも良い。また紐部材103,104は、シルク或は合成樹脂の紐でも良い。また紐部材103,104の本数が2本の場合を示しているが、3本或はそれ以上でも良い。
【0025】
図2は、本実施の形態に係るプレート101の形状を説明する図である。
【0026】
図2では、プレート101を、リードに接触する側から見た図として示しており、この実施の形態では、2本の線状の突起部(凸部)201,202が略平行に設けられている。210は、このプレートの側面図である。
【0027】
これによりプレート101とリードとの接触面積を少なくでき、リードに圧接してリードをマウスピースに固定している状態であっても、リードの振動をできるだけ抑えないようにできる。
【0028】
210は、このプレート101の側面図である。なお、このプレート101の形状は、図3のようにマウスピースに取り付けられたときに、マウスピースに巻回された紐部材102,103による締め付け力が均等にかかるように、図2のように少し曲率が設けられているのが望ましい。
【0029】
尚、このプレート101に設けられる凸部としては図2の形状のものに限定されず、例えば円形或は多角形の突起(凸部)を複数設け、これら複数の突起によりリードを圧接するようにしても良い。またこれら凸部の数に関しても、本実施の形態の数に限定されるものではない。
【0030】
図3は、本実施の形態1に係るリガチャ100を、シングルリードのマウスピース301に取り付けた状態を示す概観斜視図で、前述の図1と共通する部分は同じ記号で示している。
【0031】
301はマウスピース、302はリードを示している。このように取り付けるための動作を説明すると、まずマウスピース301にリード302を取り付けて位置を合わせ、ツマミ106により締め付け部材104,105を緩めた状態で、プレート101がリード302に接触して当接するようにリガチャ100を取り付ける。この状態では、紐部材102,103がマウスピース301を巻回した状態になる。そしてツマミ106を時計回り方向に回転させることにより、締め付け部材104,105が互いに近接するようにして紐部材102,103の両端を引っ張って締着させ、図3に示すようにリガチャ100をマウスピース301にしっかりと固定する。この図3の状態では、プレート101はリード302を図2に示す2本の突起部201,202で圧接している。
【0032】
図3の状態では、リード302はプレート101とだけ接触しており、リード302からプレート101に伝達される振動は、リガチャ100の他の部材に伝達されることはない。これは紐部材102,103が完全に振動の伝達を遮断しているためである。
【0033】
このように本実施の形態1に係るリガチャによれば、リードの振動によるリガチャの共振を完全に防止できるため、クラリネットやサックスなどの管楽器の音が軽やかで優しくなる。
【0034】
また紐部材によりマウスピースを締め付ける(緊締)ことにより、マウスピースにリードを固定するので、リードやマウスピースに対するストレスを少なくでき、響きの良い音を発生させることができる。またリードの振動を抑制しないので、演奏者の息に対する楽器の発音までの速度を早くできる。
【0035】
[実施の形態2]
次に本発明の実施の形態2のリガチャについて説明する。この実施の形態2に係るリガチャは、前述のプレート101を交換可能にしている。
【0036】
図4は、本発明の実施の形態2に係るリガチャ400の構成を示す概観図である。
【0037】
この実施の形態2に係るリガチャ400は、実施の形態1の紐部材102,103に代えて、マウスピースに巻き付けて取り付けるための巻き付け部材402として皮革を使用している点が、前述の実施の形態1に係るリガチャ100とは異なっている。またこのリガチャ400では、プレート401を交換可能としている。
【0038】
図5は、本発明の実施の形態2に係るプレート401の構造を説明する図である。
【0039】
このプレート401には、ネジ部406が立設されており、このネジ部406が巻き付け部材(捲着部材)402に設けられた穴を通してナット405で取り付けられている。このプレート401のリードと接触する面には、前述の実施の形態1に係るプレート101と同様に、リード302との接触面積を少なくするための突起201,202が設けられている。
【0040】
再び図4において、403,404は前述の実施の形態1の締め付け部材104,105と同様の働きをしており、捲着部材402に被包されている。この状態でツマミ408を時計回り方向に回転することによりネジ部407が回転して、締め付け部材403,404が互いに近接する方向に移動し、マウスピースに、このリガチャ400を固定させることができる。
【0041】
尚、プレート401を捲着部材402に取り付ける手段としては、この図5の構成に限定されるものでなく、例えば捲着部材402に設けた嵌合用開口部と、プレート401に取り付けた取り付け部材とを嵌合させることにより、捲着部材402にプレート401を取り付ける構成にしても良い。また或はプレート401のリードと接触する側と反対側に面ファスナー(例えば、マジックテープ(登録商標)など)を取り付け、同じく捲着部材402の内側にも面ファスナーを取り付けて、これらファスナーによりプレート401を固定するようにしても良い。
【0042】
図6は、本実施の形態2に係るリガチャ400を、シングルリードのマウスピース301に取り付けた状態を示す概観斜視図で、前述の図4と共通する部分は同じ記号で示している。
【0043】
301はマウスピース、302はリードを示している。このように取り付けるための動作を説明すると、まずマウスピース301にリード302を合わせ、ツマミ408により締め付け部材403,404を緩めた状態で、プレート401がリード302に接触して当接するようにリガチャ400を取り付ける。この状態では、捲着部材402が図6のようにマウスピース301を巻回した状態になる。そしてツマミ408を時計回り方向に回転させることにより、締め付け部材403,404が互いに近接するようにして捲着部材402の端部を引っ張ってマウスピース301に締着させ、図6に示すようにリガチャ400をマウスピース301に固定する。この実施の形態2に係るリガチャ400においても、捲着部材402に皮革を使用しているので、リードの振動がリガチャ全体に伝達するのを防止できる。
【0044】
尚、プレート401を交換する際には、図4に示す状態で、ナット405を外すことによりネジ部406を捲着部材402から取り外して、所望のプレート401と交換すればよい。
【0045】
また捲着部材402には、布や合成皮革を使用しても良い。
【0046】
このように本実施の形態3に係るリガチャによれば、リードの振動によるリガチャの共振を完全に防止できるため、クラリネットやサックスなどの管楽器の音が軽やかで優しくなる。
【0047】
また、皮革などの捲着部材で締着することによりリードを固定するので、リードやマウスピースに対するストレスを少なくでき、響きの良い音を発生させることができる。またリードの振動を抑制しないので、演奏者の息に対する楽器の発音までの速度を早くできる。
【0048】
[実施の形態3]
次に本発明の実施の形態3に係るリガチャ120について説明する。この実施の形態3に係るリガチャは、前述の実施の形態1に係るリガチャにおいて、更に紐部材102,103とマウスピース本体との間に固定片109を設けたものである。
【0049】
図7は、本発明の実施の形態3に係るリガチャ120の構成を説明する概観図で、前述の図1と共通する部分は同じ記号で示し、それらの説明を省略する。
【0050】
図7から明らかなように、この実施の形態3に係るリガチャ120は、紐部材102,103のそれぞれに取り付けられた固定片109を有している。この固定片109は、例えば図2に示す固定部材210の同様の断面形状を有しており、マウスピース本体との接触面積を小さくしている。これによりマウスピース本体へのリードの固定状態を確実にしながら、マウスピース本体の振動を抑制するのを防止して音の抜けや、音質を改善している。
【0051】
図8は、本実施の形態3に係るリガチャ120を、シングルリードのマウスピース301に取り付けた状態を示す概観斜視図で、前述の図7と共通する部分は同じ記号で示している。
【0052】
301はマウスピース、302はリードを示している。このように取り付けるための動作を説明すると、まずマウスピース301にリード302を取り付けて位置を合わせ、ツマミ106により締め付け部材104,105を緩めた状態で、プレート101がリード302に接触して当接するようにし、また固定片109がマウスピース301の外周に接触するようにリガチャ100を取り付ける。この状態では、固定片109を介して紐部材102,103がマウスピース301を巻回した状態になる。そしてツマミ106を時計回り方向に回転させることにより、締め付け部材104,105が互いに近接するようにして紐部材102,103の両端を引っ張って締着させ、図8に示すようにリガチャ120をマウスピース301にしっかりと固定する。この状態では、プレート101はリード302を図2に示す2本の突起部201,202で圧接しており、また固定片109も、マウスピース本体に側に設けられている突起部(例えば、201,202)でマウスピース本体を圧接することによりリガチャ120が固定される。
【0053】
図8の状態では、リード302はプレート101とだけ接触しており、リード302からプレート101に伝達される振動は、リガチャ100の他の部材に伝達されることはない。これは紐部材102,103が完全に振動の伝達を遮断しているためである。
【0054】
図9は、図8に示すようにマウスピース301にリガチャ120が取り付けられた状態を図8のA側(楽器に取り付けられる側)から見た図で、図8と共通する部分は同じ記号で示している。
【0055】
図9において、310は、演奏者の息を、サックスなどの管楽器に送り込むための開口で、マウスピース内部のチェンバー、バッフルの向こうにティップオープニング311を見ることができる。ここでリード302は、前述の実施の形態1と同様に、プレート101により圧接されて固定されている。ここでプレート101は、突起部201,202によりリード302を押圧している。また複数の固定片109のそれぞれも同様に、突起部によりマウスピース301の本体に接触しているため、マウスピース301との接触面積を少なくでき、これによりマウスピースの振動を抑制しないようにしている。
【0056】
このように本実施の形態3に係るリガチャによれば、リード302の振動によるリガチャ120の共振を完全に防止でき、またマウスピース本体の振動を抑制しないようにできるため、クラリネットやサックスなどの管楽器の音が軽やかで優しくなる。
【0057】
また、固定片(木片)を介して紐部材によりマウスピースを締め付ける(緊締)ことにより、マウスピースにリードを固定するので、リードやマウスピースに対するストレスを少なくでき、響きの良い音を発生させることができる。またリードの振動を抑制しないので、演奏者の息に対する楽器の発音までの速度を早くできる。
【0058】
尚、上記実施の形態3に示す固定片の数はあくまでも一例であり、この実施の形態の数に限定されるものではない。
【0059】
また、この固定片の材質は、前述の実施の形態1,2に係るプレート101と同じ材質(木、黒檀、紫檀、ローズウッド、或は大理石)でも良い。
【0060】
またこの固定部材101及び固定片109の材質としては、クラリネット等の木管楽器の本体部分と同じ材質、例えばグラナディラであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明の実施の形態1に係るリガチャの構成を説明する概観図である。
【図2】本実施の形態に係るプレートの形状を説明する図である。
【図3】本実施の形態1に係るリガチャを、シングルリードのマウスピースに取り付けた状態を示す概観斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係るリガチャの構成を示す概観図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係るプレートの構造を説明する図である。
【図6】本実施の形態2に係るリガチャを、シングルリードのマウスピース301に取り付けた状態を示す概観斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係るリガチャの構成を説明する概観図である。
【図8】本実施の形態3に係るリガチャを、シングルリードのマウスピースに取り付けた状態を示す概観斜視図である。
【図9】図8に示すマウスピースにリガチャが取り付けられた状態を図8のA側(楽器に取り付けられる側)から見た図である。
【符号の説明】
【0062】
101,401 プレート
102,103 紐部材
104,105,403,404 締め付け部材
109 固定片
106,408 ツマミ
107,407 ネジ部
301 マウスピース
402 巻き付け部材(捲着部材)
405 ナット
406 ネジ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リードと接触して当該リードを固定するための固定部材と、
前記固定部材に一部が固定された少なくとも2本の紐と、
マウスピースに取り付けた状態で、前記少なくとも2本の紐の両端を引っ張ることにより前記固定部材をリードに圧接させるための締め付け部材と、
を有することを特徴とするリガチャ。
【請求項2】
リードと接触して当該リードを固定するための固定部材と、
前記固定部材を交換可能に保持すると共に、マウスピースに取り付けた状態で当該マウスピースに捲着される捲着部材と、
前記捲着部材を締め付けて前記固定部材をリードに圧接させるための締め付け部材と、を有することを特徴とするリガチャ。
【請求項3】
前記固定部材は、黒檀、紫檀或はローズウッドのいずれかで構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のリガチャ。
【請求項4】
前記固定部材の前記リードと接触する面には、複数の突起が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のリガチャ。
【請求項5】
前記複数の突起は、前記リードの長手方向に伸びる線状の隆起部を含むことを特徴とする請求項4に記載のリガチャ。
【請求項6】
前記捲着部材は、布、皮革、紐或は合成皮革のいずれかであることを特徴とする請求項2に記載のリガチャ。
【請求項7】
前記締め付け部材を互いに近接する方向に移動させるための操作部材を更に有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のリガチャ。
【請求項8】
前記少なくとも2本の紐に固定され、前記マウスピースに取り付けた状態で前記マウスピース本体に当接する複数の固定片を更に有することを特徴とする請求項1に記載のリガチャ。
【請求項9】
前記固定片は、前記固定部材と同じ材料で構成されることを特徴とする請求項8に記載のリガチャ。
【請求項10】
前記固定片の前記マウスピース本体と接触する面には、複数の突起が設けられていることを特徴とする請求項8又は9に記載のリガチャ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−163382(P2006−163382A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−327835(P2005−327835)
【出願日】平成17年11月11日(2005.11.11)
【出願人】(597041448)株式会社石森管楽器 (7)