説明

リハビリテーション支援システム及びリハビリテーション支援プログラム

【課題】リハビリテーションの助けとなるリハビリテーション支援システム及びリハビリテーション支援プログラムを提供することである。
【解決手段】リハビリテーション支援システムは、本人評価及び監督者評価が入力される入力部13aと、スケジュールの算出に必要なスケジュールマスタ及びリハビリステージマスタと、各マスタなどが記憶される記憶部12aと、本人評価と監督者評価とスケジュールマスタとリハビリステージマスタと個人データとに基づき、現在の本人のステージ及び現在の本人の各種能力のパラメータ値を判定してリハビリテーションのスケジュールを生成する制御部12bと、生成したスケジュールの出力先である出力部13bとを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リハビリテーションの助けとなるリハビリテーション支援システム及びリハビリテーション支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、気分状態であるメンタルヘルスを良好な状態に導くメンタルヘルスケアサービスが注目されている。企業としては、メンタル不全で休職した人に対しての適切なリワークプログラムとマネジメントで予防又は早期復職させたい、あるいは、専門医にリハビリ勤務可能と判断されたが最適なリハビリ環境が用意しにくく、リワークを成功させることが難しい、といった問題を抱えている。そこで職場復帰に向けたリハビリと業務を織り交ぜた研修サービスであるメンタルヘルスケアサービスがそれらの問題を解決する。
【0003】
このメンタルヘルスケアサービスの流れを説明する。サービス提供者の専門担当者(監督者)が、受け入れ時に、専門医・現場管理者の意見・見解を元にし、本人との面談をした結果、最適なリワークプログラムを作成し、適切な勤務ができる状態へ導く。リワークプログラムの一例としては、田舎の自然の中で農林業体験や森林セラピー、体にやさしい食事やグループワークを通じて自分自身を振り返るように構成し、最後には本来の業務経験を通じて来たるべき復職の日を迎えることを目指す。
【0004】
ところで、医療分野では電子カルテをはじめとする電子化が進んでいる。例えば、特許文献1には、患者の診断を迅速に行い、患者に早期に診断結果を提示することができ、かつ、医師に対して正しい診断および処置の支援を行うことが可能な医療用診断・処理支援装置、医療用診断・処置支援システム装置および医療用診断・処置支援プログラム記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が開示されている。具体的には、患者の症状を確認するための複数の問診項目に対する問診結果が入力され、その問診結果に基づいて、記憶手段に記憶された複数の問診結果パターンから特定の問診結果パターンが選定され、選定された問診結果パターンに対応する診断モデルが抽出され、その診断モデルが患者に対する予測診断として記憶される構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−163359号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のように医療分野で電子化が進んでいることを考えると、メンタルヘルスケアサービスにも電子化を導入することが考えられる。そして電子化を導入する際には、現状のメンタルヘルスケアサービスのいくつかの課題を解決できることが望ましい。
【0007】
例えば、リワークプログラムの内容は専門担当者の知識および経験によるところが大きく、各担当者によってリワークプログラムの内容に違いが生じる場合がある。また、リワークプログラムの内容は、本人の目標達成度合いに応じて週単位、月単位などで見直す必要があり、そのためには、日々の目標達成度合いを記録していくことが重要となるが、その記録の管理と記録のリワークプログラムへの反映が煩雑になりがちである。また、リワークプログラムを終了して職場復帰した人に対してのケアとしてストレス度合いのチェックなども必要であるが、遠隔地にいる本人と頻繁に面談することは現実的ではない。
【0008】
そして、上記のような課題が電子化によって一つでも解決できれば、専門担当者及び本人の負担が軽減される。なお、上記の問題はメンタルヘルスケアのリハビリテーションに限られたことではなく、身体的なリハビリテーションなどにも同様の問題がある。
【0009】
そこで本発明は、リハビリテーションの助けとなるリハビリテーション支援システム及びリハビリテーション支援プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために本発明のリハビリテーション支援システムは、リハビリテーションのスケジュールに組み込まれた各メニューに対する所定期間の、本人評価及び監督者評価が入力される入力部と、
前記メニューと、リハビリテーションの進行度を表すステージと、各メニューの実施に必要な能力のパラメータ値と、前記メニューを所定期間実施した後の前記パラメータ値の上昇値とをそれぞれ対応させて定義したスケジュールマスタと、
前記ステージと、リハビリテーションのスケジュールと、各ステージで必要な能力のパラメータ値とをそれぞれ対応させて定義したリハビリステージマスタと、
前記本人評価と、前記監督者評価と、前記スケジュールマスタと、前記リハビリステージマスタと、本人の過去のステージ及び本人の過去の各種能力のパラメータ値を含む個人データと、が記憶される記憶部と、
新たに入力された前記本人評価と新たに入力された前記監督者評価と前記スケジュールマスタと前記リハビリステージマスタと前記個人データとに基づき、現在の本人のステージ及び現在の本人の各種能力のパラメータ値を判定して前記個人データを更新するとともに、リハビリテーションのスケジュールを生成する制御部と、
前記生成したスケジュールの出力先である出力部とを備える。
【0011】
上記のリハビリテーション支援システムにおいて、前記本人評価を本人評価係数に変換し、前記監督者評価を監督者評価係数に変換するための評価マスタを備え、
前記制御部は、
前記本人評価係数と前記監督者評価係数との相加平均を算出して第1評価係数とし、
前記スケジュールマスタの所定メニューの実施に必要な能力のパラメータ値から前記個人データの同種の能力のパラメータ値を減算した結果、正の値である場合よりも負の値である場合に大きな正の値を割り当てて第2評価係数とし、
前記スケジュールマスタの前記同種の能力のパラメータ値の上昇値に第1及び第2評価係数を乗算して、本人の該能力のパラメータ値の増減値とし、
前記個人データの前記同種の能力のパラメータ値に前記増減値を加算して前記個人データを更新し、
前記リハビリステージマスタにおいて、更新した前記個人データの各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て上回るデータのうちで最小の誤差のデータに対応させられているステージを抽出し、前記個人データを該ステージに更新し、
前記スケジュールマスタにおいて、更新した前記個人データの各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て上回る又は同等であるデータのうちで最小の誤差のデータに対応させられているメニューを抽出し、該抽出したメニューを反映させてリハビリテーションのスケジュールを生成することが望ましい。
【0012】
また上記のリハビリテーション支援システムにおいて、前記本人評価を本人評価係数に変換し、前記監督者評価を監督者評価係数に変換するための評価マスタと、
監督者によって次回のスケジュールの難度が選択されるための次回難度マスタとを備え、
前記制御部は、
前記本人評価係数と前記監督者評価係数との相加平均を算出して第1評価係数とし、
前記スケジュールマスタの所定メニューの実施に必要な能力のパラメータ値から前記個人データの同種の能力のパラメータ値を減算した結果、正の値である場合よりも負の値である場合に大きな正の値を割り当てて第2評価係数とし、
前記スケジュールマスタの前記同種の能力のパラメータ値の上昇値に第1及び第2評価係数を乗算して、本人の該能力のパラメータ値の増減値とし、
前記個人データの前記同種の能力のパラメータ値に前記増減値を加算して前記個人データを更新し、
前記リハビリステージマスタにおいて、更新した前記個人データの各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て上回るデータのうちで最小の誤差のデータに対応させられているステージを抽出し、前記個人データを該ステージに更新し、
次回難度として通常難度が選択された場合、
前記スケジュールマスタにおいて、更新した前記個人データの各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て上回る又は同等であるデータのうちで最小の誤差のデータに対応させられているメニューを抽出し、該抽出したメニューを反映させてリハビリテーションのスケジュールを生成し、
次回難度として低難度が選択された場合、
前記スケジュールマスタにおいて、更新した前記個人データの各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て上回る又は同等であるデータのうちで2番目に小さい誤差のデータに対応させられているメニューを抽出し、該抽出したメニューを反映させてリハビリテーションのスケジュールを生成し、
次回難度として高難度が選択された場合、
前記スケジュールマスタにおいて、更新した前記個人データの各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て下回るデータのうちで最小の誤差のデータに対応させられているメニューを抽出し、該抽出したメニューを反映させてリハビリテーションのスケジュールを生成するようにしてもよい。
【0013】
また上記のリハビリテーション支援システムにおいて、前記記憶部は、前記生成したリハビリテーションのスケジュールを前記個人データに対応させてスケジュール実績として記憶し、
前記制御部は、前記リハビリテーションのスケジュールを生成する際、更新した前記個人データの各種能力のパラメータ値が前記スケジュール実績に対応した個人データに近似している場合は、該スケジュール実績のスケジュールを優先して提示するようにしてもよい。
【0014】
また上記のリハビリテーション支援システムにおいて、前記生成したリハビリテーションのスケジュールは、監督者の入力によって修正可能であることが望ましい。
【0015】
また本発明のリハビリテーション支援システムは、ストレスに関する問診を含む問診マスタと、
前記問診の回答が入力される入力部と、
前記回答を自己申告ストレス度に変換するためのストレス度マスタと、
診断ストレス度と助言とをそれぞれ対応させて定義した助言マスタと、
前記問診マスタと、前記ストレス度マスタと、前記助言マスタと、本人の過去の自己申告ストレス度、本人の過去の診断ストレス度及び本人の過去の問診点数を含む個人データと、が記憶される記憶部と、
新たに入力された回答と前記ストレス度マスタと前記個人データとに基づき、現在の本人の自己申告ストレス度及び診断ストレス度を判定して前記個人データを更新するとともに、前記助言マスタにおいて、更新した前記診断ストレス度に最も近い診断ストレス度に対応させられた助言を出力する制御部と、
前記助言の出力先である出力部とを備える。
【0016】
上記のリハビリテーション支援システムにおいて、前記回答は「はい」又は「いいえ」の択一式であり、
前記ストレス度マスタは、問診点数と自己申告ストレス度とをそれぞれ対応させて定義しており、
前記制御部は、
前記回答で「はい」と回答された数を新たな問診点数とし、ストレス度マスタにおいて該問診点数に対応した自己申告ストレス度を現在の本人の自己申告ストレス度とし、
該自己申告ストレス度と、前記個人データのうち、前記新たな問診点数に最も近い問診点数に対応させられている自己申告ストレス度との相加平均を算出して現在の本人の診断ストレス度とすることが望ましい。
【0017】
また上記のリハビリテーション支援システムにおいて、前記入力部及び前記出力部が、携帯端末装置に搭載されていることが望ましい。
【0018】
また本発明のリハビリテーション支援プログラムは、上記の何れかに記載のリハビリテーション支援システムを稼働させるものである。
【発明の効果】
【0019】
本発明によると、リハビリテーションの助けとなるリハビリテーション支援システム及びリハビリテーション支援プログラムを提供することができる。具体的には、各監督者の知識及び経験の差によって生じるリハビリテーションのスケジュール内容の差異を抑制できる。また、スケジュールの記録の管理と記録のスケジュールへの反映が容易となり、監督者及び本人の負担が軽減される。また、ストレス度合いのチェックが、遠隔地にいる本人と面談することなく、容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明のリハビリテーション支援システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のリハビリテーション支援システムにおけるリハビリテーションのスケジュール生成に関するフローチャートである。
【図3】図2の続きのフローチャートである。
【図4】本発明の評価マスタの一例である。
【図5】本発明の次回難度マスタの一例である。
【図6】本発明のスケジュールマスタの一例である。
【図7】本発明の個人データの一例である。
【図8】本発明のリハビリステージマスタの一例である。
【図9】本発明のリハビリテーション支援システムにおけるストレスに対する助言提供に関するフローチャートである。
【図10】本発明の問診マスタの一例である。
【図11】本発明のストレス度マスタの一例である。
【図12】本発明の個人データの一例である。
【図13】本発明の助言マスタの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1は、本発明のリハビリテーション支援システムの構成を示すブロック図である。リハビリテーション支援システム10は、インターネットなどの通信ネットワーク11に、サーバ装置などデータの蓄積及び演算が可能な中央装置12と、パーソナルコンピュータなどの端末装置13、14と、携帯電話機などの携帯端末装置15、16とが接続されて構成されており、中央装置12及び端末装置13、14には、それぞれプリンタなどの印刷装置17〜19が接続されている。
【0022】
各端末装置13、14及び携帯端末装置15、16は、キーやタッチパネルなどからなる入力部13a、14a、15a、16aと、文字や画像を表示する液晶表示装置などからなる出力部13b、14b、15b、16bとを備えている。
【0023】
図1の構成では、中央装置12にリハビリテーション支援プログラムが格納されており、端末装置13、14及び携帯端末装置15、16は中央装置12から情報を受信して表示したり、入力された情報を中央装置12へ送信したりする。
【0024】
なお、印刷装置17〜19は必ずしも必要ではない。また、端末装置13、14及び携帯端末装置15、16は、何れか1つ以上あればよく、中央装置12は例えば演算装置(制御部12b)とデータベース(記憶部12a)とが別々であるなど複数の装置が連携しているものでもよい。また本発明のシステムは、必ずしも図1のような通信ネットワーク11で繋がった複数の装置から構成される必要はなく、通信ネットワーク11なしで直接装置同士を接続した構成であってもよいし、1つの装置内に全ての構成が組み込まれていてもよい。
【0025】
次に、リハビリテーション支援システム10におけるリハビリテーションのスケジュール生成について説明する。リハビリテーションのスケジュールは個人毎に現在の状況に適したスケジュールが作成される。
【0026】
図2及び図3は、リハビリテーション支援システム10におけるリハビリテーションのスケジュール生成に関するフローチャートである。図2のAと図3のAとが繋がっており、図中の破線はデータの流れを示している。ここでは、リハビリ中のNさんの先週1週間の活動結果から今週1週間のリハビリテーションスケジュールを生成する場合を例に説明する。なお、スケジュールの期間には特に限定はなく1週間単位の他、1日単位、2週間単位、1ヶ月単位など適切と思われる所定期間を採用することができる。
【0027】
ステップS10において、例えば端末装置13でリハビリテーションのスケジュール管理画面が開かれると、中央装置12にアクセスする。そうするとステップS11へ進んで中央装置12は端末装置13へ先週の活動結果に対する問診を送信する。問診はNさんが回答する分と、監督者が回答する分とを送信する。端末装置13は問診を受信して表示し、Nさんと監督者からの入力を受け付ける。なお、問診に対しては、Nさんと監督者が別の端末装置から別々の時間に回答できるようにしてもよい。この場合例えば、Nさんと監督者とにそれぞれIDを付与しておけば、それぞれが中央装置12に別々にアクセスできる。
【0028】
Nさん及び監督者への問診の内容としては、例えば先週のリハビリテーションのスケジュールに組み込まれたメニューが農業であれば、「体調不良による不参加があったか」、「気分落ち込みによる不参加があったか」、「それ以外の理由による不参加があったか」、「参加したが中途離脱のため目標未達成であった」、「参加したが時間が足りず目標未達成であった」、「参加し目標を達成した」などの項目が考えられ、択一式とする。なお、質問の内容次第では複数選択可能にしてもよい。
【0029】
また、監督者には上記の問診に加え、次回のスケジュールの難度に対する質問も送られる。内容としては、例えば、難度を下げることに繋がる「休息」、前回の難度を維持する「維持」、難度を上げることに繋がる「チャレンジ」などの項目とし、択一式とする。
【0030】
次にステップS12へ進んで、中央装置12は端末装置13の入力部13aから入力された問診に対する回答を受け付ける。ここで、先週の活動結果に対するNさんの回答を本人評価、先週の活動結果に対する監督者の回答を監督者評価、次回のスケジュールの難度に対する監督者の回答を次回難度と称する。
【0031】
本人評価、監督者評価、次回難度が全て入力されて揃うと、ステップS13において中央装置12は、評価マスタ20を用いて本人評価係数及び監督者評価係数を求める。評価マスタ20は、中央装置12の記憶部12aに格納されており、例えば図4に示すような情報を含んでいる。図4の活動結果の欄はNさん及び監督者への問診内容に対応しており、係数は各活動結果に対する本人評価係数又は監督者評価係数である。
【0032】
例えば、本人評価が「参加し目標を達成した」であれば、評価マスタ20で変換されて本人評価係数が1.0となる。また例えば、監督者評価が「参加したが時間が足りず目標未達成であった」であれば、評価マスタ20で変換されて監督者評価係数が0.8となる。
【0033】
次に、ステップS14へ進んで中央装置12は、次回難度マスタを用いて次回のスケジュールの難度を求める。次回難度マスタ21は、記憶部12aに格納されており、例えば図5に示すような情報を含んでいる。図5の次回難度の欄は監督者への次回のスケジュールの難度についての問診内容に対応しており、難度は各次回難度に対応した高低である。
【0034】
例えば、監督者によって次回難度として「休息」が選択されると、次回難度マスタ21で変換されて次回の難度は「低」と算出される。
【0035】
次に、ステップS15へ進んで中央装置12は、本人評価係数と監督者評価係数との相加平均である第1評価係数を算出する。そしてステップS16へ進んで中央装置12はスケジュールマスタ22及び個人データ23を用いて第2評価係数を算出する。
【0036】
スケジュールマスタ22は、記憶部12aに格納されており、少なくとも、リハビリテーションのスケジュールに組み込まれた各メニュー(農業、掃除等)と、リハビリテーションの進行度を表すステージと、各メニューの実施に必要な能力のパラメータ値と、各メニューを所定期間実施した後のパラメータ値の上昇値とをそれぞれ対応させて定義した情報である。各メニューの実施に必要な能力とは、コミュニケーション能力、論理的思考力、自己受容力、自己重要観、自己有能観などが挙げられ、メニューによって必要とされる能力は異なる。
【0037】
図6は、スケジュールマスタ22の一例である。メニュー名とは農業や掃除であり、適用ステージとはどのステージの人に適用できるかであり、種類とは対応するメニューが属するカテゴリ(リハビリ、業務等)であり、時間数とはスケジュールに組み込む際の時間であり、能力A、能力Bとは上述した各メニューの実施に必要な能力の何れかに対するパラメータ値であり、能力A上昇値、能力B上昇値とは対応するメニューを対応する時間数実施すれば能力A、能力Bのパラメータ値がどれだけ上昇するかという値である。
【0038】
個人データ23は、記憶部12aに格納されており、少なくとも、本人(Nさん)の過去(前回まで)のステージ及び本人(Nさん)の過去(前回まで)の各種能力のパラメータ値を含むデータである。
【0039】
図7は、個人データ23の一例である。対象者名とは個人データ23に登録されている本人の名前であり、ステージとは対象者名に対応した本人の前回までのステージであり、能力A、能力Bとは対象者名に対応した本人の前回までの能力A、能力Bのパラメータ値である。
【0040】
第2評価係数は、スケジュールマスタ22の所定メニューの実施に必要な能力のパラメータ値から個人データ23の同種の能力のパラメータ値を減算した結果、正の値である場合よりも負の値である場合に大きな正の値を割り当てる。例えば、結果が正の値の場合は0.5、負の値の場合は1.0を割り当てる。
【0041】
例えば、スケジュールマスタ22のメニューαの実施に必要な能力は能力Aであり、そのパラメータ値はYである。そして、個人データ23の同種の能力である能力Aのパラメータ値はRである。よって、第2評価係数はY−Rが正の値である場合は0.5、負の値である場合は1.0となる。
【0042】
次にステップS17へ進んで中央装置12は、スケジュールマスタ22の同種の能力(例えば能力A)のパラメータ値の上昇値(例えばZ)に第1及び第2評価係数を乗算して、本人の該能力のパラメータ値の増減値とする。
【0043】
次にステップS18へ進んで中央装置12は、個人データ23の同種の能力のパラメータ値に上記増減値を加算して個人データ23を更新する。例えば、個人データ23の能力Aのパラメータ値Rに上記増減値が加算される。
【0044】
次にステップS19へ進んで中央装置12は、リハビリステージマスタ24において、更新した個人データ23の各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て上回るデータのうちで最小の誤差のデータに対応させられているステージを抽出し、個人データ23を該ステージに更新する。これにより、Nさんの現在のステージが確定する。
【0045】
リハビリステージマスタ24は、記憶部12aに格納されており、少なくとも、リハビリテーションの進行度を表すステージと、各ステージに対応したリハビリテーションのスケジュール(業務メニュー時間数、リハビリメニュー時間数、自由時間数等)と、各ステージで必要な能力のパラメータ値とをそれぞれ対応させて定義した情報である。
【0046】
図8は、リハビリステージマスタ24の一例である。ステージとは対応するメニューを実施可能なステージであり、業務メニュー時間数とは1日のうちの業務時間であり、リハビリメニュー時間数とは1日のうちの農業などのリハビリメニューを行う時間であり、自由時間とは1日のうちの個人の自由な時間であり、能力A、能力Bとはこのステージの時間割を実施するのに必要とされる能力のパラメータ値である。
【0047】
ステップS19においては、例えば、Nさんの個人データ23はステージがβ、能力AがR、能力BがSであるので、リハビリステージマスタ24においてRが上回る能力AのデータかつSが上回る能力BのデータのうちでR、Sとの差が最小のデータに対応しているステージを抽出し、個人データ23を該ステージに更新する。
【0048】
次にステップS20へ進んで中央装置12は、ステップS14で求めた次回難度を判別する。具体的には次回難度が「低」、「通常」、「高」の何れであるかを判別し、判別結果に応じてステップS21〜S23の何れかに進む。
【0049】
ステップS20において次回難度が「低」であると判別された場合は、ステップS21へ進んで、低難度のリハビリテーションのスケジュールを生成する。具体的には、スケジュールマスタ22において、更新した個人データ23の各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て上回る又は同等であるデータのうちで2番目に小さい誤差のデータに対応させられているメニューを抽出し、該抽出したメニューを反映させてリハビリテーションのスケジュールを生成する。
【0050】
一方、ステップS20において次回難度が「通常」であると判別された場合は、ステップS22へ進んで、通常難度のリハビリテーションのスケジュールを生成する。具体的には、スケジュールマスタ22において、更新した個人データ23の各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て上回る又は同等であるデータのうちで最小の誤差のデータに対応させられているメニューを抽出し、該抽出したメニューを反映させてリハビリテーションのスケジュールを生成する。
【0051】
一方、ステップS20において次回難度が「高」であると判別された場合は、ステップS23へ進んで、高難度のリハビリテーションのスケジュールを生成する。具体的には、スケジュールマスタ22において、更新した個人データ23の各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て下回るデータのうちで最小の誤差のデータに対応させられているメニューを抽出し、該抽出したメニューを反映させてリハビリテーションのスケジュールを生成する。
【0052】
なお、ステップS21〜S23において、リハビリテーションのスケジュールを生成する際、更新した個人データ23の各種能力のパラメータ値が後述するスケジュール実績25に対応した個人データに近似している場合は、スケジュール実績23のスケジュールを優先して提示するようにしてもよい。つまり、上記のようにスケジュールマスタ22を用いることに加え、スケジュール実績25と更新した個人データ23の各種能力のパラメータ値とを比較し、スケジュールマスタ22と比較した場合よりも近似したスケジュール実績があれば、そのスケジュール実績を今回のスケジュールとしてもよい。
【0053】
ステップS21〜S23からは、ステップS24へ進んで、生成したスケジュールをスケジュール案として端末装置13に出力する。このスケジュール案は監督者に対してのものであり、手入力で修正可能な状態である。修正可能箇所としては、リハビリメニュー、業務メニュー、自由時間の時間配分や、監督者のコメントの追加などがある。これにより、監督者の所見が大きく反映される。監督者の所見の根拠としては、後述するストレス度を参考にすることも効果的である。
【0054】
そして、ステップS25においてスケジュール案の修正が完了し、端末装置13の確定キー(不図示)が操作されると、ステップS26へ進んでその内容が中央装置12に送信され、記憶部12aに個人データ23に対応させてスケジュール実績25として記憶されるとともに、端末装置13に確定スケジュールとして出力される。このスケジュールに沿ってNさんは今週の活動をすることになる。スケジュールの一例としては、1日8時間の時間割で、農作業4時間、業務2時間、自由時間2時間などとなる。
【0055】
なお、上述した次回難度は考慮しなくても本発明の効果は得られる。その場合、ステップS22の通常難度に固定すればよい。また、ステップS24のスケジュール案の出力及びステップS25のスケジュール案の修正を省略し、中央装置12が生成したスケジュールをそのまま確定スケジュールとしてもよい。
【0056】
このようなリハビリテーション支援システム10によれば、個人の経験値をステージで表し、各ステージに合致したリハビリテーションのスケジュールを作成することができる。また、複数人のスケジュール実績を蓄積していくことで、類似の状況において効果実績のあるスケジュールを提案することができる。
【0057】
その結果、各監督者の知識及び経験の差によって生じるスケジュール内容の差異を抑制できる。また、スケジュールは本人の目標達成度合いに応じて週単位、月単位などで見直す必要があり、そのためには、目標達成度合いを記録していくことが重要となるが、その記録の管理と記録のスケジュールへの反映が容易となる。よって、監督者及び本人の負担が軽減される。
【0058】
次に、リハビリテーション中のストレスに対する助言の提供について説明する。助言は個人毎に現在のストレス度合いに応じて作成される。ここでも図1に示したリハビリテーション支援システム10を用いることができる。
【0059】
図9は、リハビリテーション支援システム10におけるストレスに対する助言提供に関するフローチャートである。図中の破線はデータの流れを示している。ここでは、復職後であって経過観察が必要なNさんの先週1週間のストレス度を分析して助言する場合を例に説明する。なお、ストレス度算出の期間には特に限定はなく1週間単位の他、1日単位、2週間単位、1ヶ月単位など適切と思われる任意の期間を採用することができる。
【0060】
ステップS30において、例えばNさんによって携帯端末装置15でリハビリテーションのストレス管理画面が開かれると、中央装置12にアクセスする。そうするとステップS31へ進んで中央装置12は問診マスタ30に基づいて携帯端末装置15へ先週の生活についてのストレスに関する問診を送信する。携帯端末装置15は問診を受信して表示し、Nさんからの入力を受け付ける。問診に対しては各項目について「はい」又は「いいえ」で回答していく択一式とする。
【0061】
問診マスタ30は、記憶部12aに格納されており、少なくとも、ストレスに関する問診内容を含む情報である。図10は、問診マスタ30の一例である。問診IDとは右の質問内容に対する固有番号であり、質問内容とは健康状態に関することなどであり、例えば、「食欲がないか」、「よく眠れないか」などが考えられる。
【0062】
次にステップS32へ進んで、中央装置12は携帯端末装置15の入力部15aから入力された問診に対する回答を受け付ける。
【0063】
次にステップS33へ進んで、中央装置12は「はい」と回答された数を新たな問診点数とし、ステップS34へ進んで、中央装置12はストレス度マスタ31において問診点数に対応した自己申告ストレス度を現在の本人の自己申告ストレス度とし、個人データ32を更新する。
【0064】
ストレス度マスタ31は、記憶部12aに格納されており、少なくとも、問診点数と自己申告ストレス度とをそれぞれ対応させて定義した情報である。図11は、ストレス度マスタ31の一例である。自己申告ストレス度とは問診点数によって決定される本人が感じている主観的なストレス度合いの数値であり、問診の回答が反映されている。
【0065】
個人データ32は、記憶部12aに格納されており、少なくとも、本人(Nさん)の過去(前回まで)の自己申告ストレス度、本人(Nさん)の過去(前回まで)の診断ストレス度、本人(Nさん)の過去(前回まで)の問診点数を含むデータである。
【0066】
図12は、個人データ32の一例である。個人データ32に登録されている本人の名前である対象者名に、診断ストレス度(後述)、自己申告ストレス度、問診点数が対応させられている。
【0067】
次にステップS35へ進んで、中央装置12は今回の自己申告ストレス度と、個人データ32のうち、新たな(今回の)問診点数に最も近い問診点数に対応させられている自己申告ストレス度との相加平均を算出して現在の本人の診断ストレス度とし、個人データ32を更新する。
【0068】
次にステップS36へ進んで、中央装置12は助言マスタ33において、更新した診断ストレス度に最も近い診断ストレス度に対応させられた助言を出力する。助言は携帯端末装置15に表示されるので、Nさんはこの助言を参考にすることができる。
【0069】
助言マスタは、記憶部12aに格納されており、少なくとも、診断ストレス度と助言とをそれぞれ対応させて定義した情報である。
【0070】
図13は、助言マスタ33の一例である。助言IDとは右の助言に対する固有番号であり、診断ストレス度とは右の助言を適用する診断ストレス度の値であり、助言とは左の診断ストレス度に対する適切な対処が記載されたメッセージであり、例えば、「週末はゆっくり休みましょう」、「残業は少なくしましょう」などが考えられる。
【0071】
このようなリハビリテーション支援システム10によれば、上述したリハビリテーションのスケジュールを終了して職場復帰した人に対してのケアとして、ストレス度合いのチェックが、遠隔地にいる本人と面談することなく、容易に実現できる。また、本人が利用すればするほど、正確なストレス度を診断することができる。また、診断ストレス度を記録していくことで、時間軸での成長曲線を確認することも可能である。
【0072】
なお、個人データ32は監督者が何れかの端末装置から確認できるようにすることが望ましい。
【0073】
なお、上記の各種パラメータの値は一例であり、特に限定されるものではない。また、スケジュールや助言をはじめ、各種マスタの情報などは適宜印刷装置で印刷できるものとする。
【0074】
なお、本発明のメンタルヘルスケアサービスは、気分が優れない等の治療導入検討期、リハビリ勤務可能等の時期に行うサービスであり、治療行為には該当しない。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本発明は、メンタルヘルスケアのリハビリテーションに限られたことではなく、身体的なリハビリテーションにも利用することができる。さらに、整形外科のリハビリテーション、ジムトレーニングメニュー、ダイエットメニュー、メタボリック解消メニュー、学習塾の課題メニュー、職場マネジメント支援、人事考課システムなどにも応用できる。
【符号の説明】
【0076】
10 リハビリテーション支援システム
12a 記憶部
12b 制御部
13a〜16a 入力部
13b〜16b 出力部
20 評価マスタ
21 次回難度マスタ
22 スケジュールマスタ
23、32 個人データ
24 リハビリステージマスタ
25 スケジュール実績
30 問診マスタ
31 ストレス度マスタ
33 助言マスタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リハビリテーションのスケジュールに組み込まれた各メニューに対する所定期間の、本人評価及び監督者評価が入力される入力部と、
前記メニューと、リハビリテーションの進行度を表すステージと、各メニューの実施に必要な能力のパラメータ値と、前記メニューを所定期間実施した後の前記パラメータ値の上昇値とをそれぞれ対応させて定義したスケジュールマスタと、
前記ステージと、リハビリテーションのスケジュールと、各ステージで必要な能力のパラメータ値とをそれぞれ対応させて定義したリハビリステージマスタと、
前記本人評価と、前記監督者評価と、前記スケジュールマスタと、前記リハビリステージマスタと、本人の過去のステージ及び本人の過去の各種能力のパラメータ値を含む個人データと、が記憶される記憶部と、
新たに入力された前記本人評価と新たに入力された前記監督者評価と前記スケジュールマスタと前記リハビリステージマスタと前記個人データとに基づき、現在の本人のステージ及び現在の本人の各種能力のパラメータ値を判定して前記個人データを更新するとともに、リハビリテーションのスケジュールを生成する制御部と、
前記生成したスケジュールの出力先である出力部とを備えたリハビリテーション支援システム。
【請求項2】
前記本人評価を本人評価係数に変換し、前記監督者評価を監督者評価係数に変換するための評価マスタを備え、
前記制御部は、
前記本人評価係数と前記監督者評価係数との相加平均を算出して第1評価係数とし、
前記スケジュールマスタの所定メニューの実施に必要な能力のパラメータ値から前記個人データの同種の能力のパラメータ値を減算した結果、正の値である場合よりも負の値である場合に大きな正の値を割り当てて第2評価係数とし、
前記スケジュールマスタの前記同種の能力のパラメータ値の上昇値に第1及び第2評価係数を乗算して、本人の該能力のパラメータ値の増減値とし、
前記個人データの前記同種の能力のパラメータ値に前記増減値を加算して前記個人データを更新し、
前記リハビリステージマスタにおいて、更新した前記個人データの各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て上回るデータのうちで最小の誤差のデータに対応させられているステージを抽出し、前記個人データを該ステージに更新し、
前記スケジュールマスタにおいて、更新した前記個人データの各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て上回る又は同等であるデータのうちで最小の誤差のデータに対応させられているメニューを抽出し、該抽出したメニューを反映させてリハビリテーションのスケジュールを生成する請求項1記載のリハビリテーション支援システム。
【請求項3】
前記本人評価を本人評価係数に変換し、前記監督者評価を監督者評価係数に変換するための評価マスタと、
監督者によって次回のスケジュールの難度が選択されるための次回難度マスタとを備え、
前記制御部は、
前記本人評価係数と前記監督者評価係数との相加平均を算出して第1評価係数とし、
前記スケジュールマスタの所定メニューの実施に必要な能力のパラメータ値から前記個人データの同種の能力のパラメータ値を減算した結果、正の値である場合よりも負の値である場合に大きな正の値を割り当てて第2評価係数とし、
前記スケジュールマスタの前記同種の能力のパラメータ値の上昇値に第1及び第2評価係数を乗算して、本人の該能力のパラメータ値の増減値とし、
前記個人データの前記同種の能力のパラメータ値に前記増減値を加算して前記個人データを更新し、
前記リハビリステージマスタにおいて、更新した前記個人データの各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て上回るデータのうちで最小の誤差のデータに対応させられているステージを抽出し、前記個人データを該ステージに更新し、
次回難度として通常難度が選択された場合、
前記スケジュールマスタにおいて、更新した前記個人データの各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て上回る又は同等であるデータのうちで最小の誤差のデータに対応させられているメニューを抽出し、該抽出したメニューを反映させてリハビリテーションのスケジュールを生成し、
次回難度として低難度が選択された場合、
前記スケジュールマスタにおいて、更新した前記個人データの各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て上回る又は同等であるデータのうちで2番目に小さい誤差のデータに対応させられているメニューを抽出し、該抽出したメニューを反映させてリハビリテーションのスケジュールを生成し、
次回難度として高難度が選択された場合、
前記スケジュールマスタにおいて、更新した前記個人データの各種能力のパラメータ値が対応する各パラメータ値を全て下回るデータのうちで最小の誤差のデータに対応させられているメニューを抽出し、該抽出したメニューを反映させてリハビリテーションのスケジュールを生成する請求項1記載のリハビリテーション支援システム。
【請求項4】
前記記憶部は、前記生成したリハビリテーションのスケジュールを前記個人データに対応させてスケジュール実績として記憶し、
前記制御部は、前記リハビリテーションのスケジュールを生成する際、更新した前記個人データの各種能力のパラメータ値が前記スケジュール実績に対応した個人データに近似している場合は、該スケジュール実績のスケジュールを優先して提示する請求項2又は3記載のリハビリテーション支援システム。
【請求項5】
前記生成したリハビリテーションのスケジュールは、監督者の入力によって修正可能である請求項1〜4の何れかに記載のリハビリテーション支援システム。
【請求項6】
ストレスに関する問診を含む問診マスタと、
前記問診の回答が入力される入力部と、
前記回答を自己申告ストレス度に変換するためのストレス度マスタと、
診断ストレス度と助言とをそれぞれ対応させて定義した助言マスタと、
前記問診マスタと、前記ストレス度マスタと、前記助言マスタと、本人の過去の自己申告ストレス度、本人の過去の診断ストレス度及び本人の過去の問診点数を含む個人データと、が記憶される記憶部と、
新たに入力された回答と前記ストレス度マスタと前記個人データとに基づき、現在の本人の自己申告ストレス度及び診断ストレス度を判定して前記個人データを更新するとともに、前記助言マスタにおいて、更新した前記診断ストレス度に最も近い診断ストレス度に対応させられた助言を出力する制御部と、
前記助言の出力先である出力部とを備えたリハビリテーション支援システム。
【請求項7】
前記回答は「はい」又は「いいえ」の択一式であり、
前記ストレス度マスタは、問診点数と自己申告ストレス度とをそれぞれ対応させて定義しており、
前記制御部は、
前記回答で「はい」と回答された数を新たな問診点数とし、ストレス度マスタにおいて該問診点数に対応した自己申告ストレス度を現在の本人の自己申告ストレス度とし、
該自己申告ストレス度と、前記個人データのうち、前記新たな問診点数に最も近い問診点数に対応させられている自己申告ストレス度との相加平均を算出して現在の本人の診断ストレス度とするリハビリテーション支援システム。
【請求項8】
前記入力部及び前記出力部が、携帯端末装置に搭載されている請求項6又は7記載のリハビリテーション支援システム。
【請求項9】
請求項1〜8の何れかに記載のリハビリテーション支援システムを稼働させるリハビリテーション支援プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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