説明

リフィール容器

【課題】外ケース体に対して吐出器及び容器体を螺脱させて交換するタイプのリフィール容器において、交換時に間違った方向への回転操作を防止できる機構を有するものを提案する。
【解決手段】上面開口の外ケース体2に対して着脱可能な交換用の内容器12を装着してなり、内容器12は、外ケース体2内に収納させた胴部16及び肩部18から口頸部20を上外方へ起立した容器体14と、口頸部20に螺合させた操作筒34を介して押下げヘッド48付きのポンプPを支持させた吐出器30と、上記肩部及び操作筒34を覆う肩カバー50とからなり、この肩カバー50は、肩部18と外ケース体2の上部との間に、外ケース体に対して着脱可能に嵌合された基部52を有し、この基部から、操作筒34の上下巾のほぼ全体を囲むカバー筒64を起立してなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リフィール容器に関する。
【背景技術】
【0002】
この種容器体として、液体吐出器の装着筒の内周面と容器体の口頸部の外面とに第1ネジ構造を、また上記装着筒の外周面と下面開口の外ケース体の上端部の内面とに第1ネジ構造とは逆ネジである第2ネジ構造をそれぞれ設け、内容物を使い切ったときには、容器体を把持して液体吐出器を一定方向に回転させることで容器体を取り外し、新たな容器体を液体吐出器の装着筒に螺着できるようにしたものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−175971
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、液体吐出器に対して容器体を着脱して交換するようにしているが、内容物の種類によっては、交換作業中に内容物に埃などが入るのではないかと利用者が不安に感じる場合がある。
【0005】
また交換作業において利用者が液体吐出器に対する外ケース体の螺脱方向に液体吐出器を回してしまう可能性がある。
【0006】
リフィール容器の液体吐出器を間違った方向に回動させることを防止する手段としては、例えば液体吐出器の周面と他の部材の対向面とに開方向への回動を規制するラチェット機構を設けることが考えられる。
【0007】
しかしながら、近年では多品種少量生産に対応できるように容器の主要部(液体吐出器)として一定の規格を採用することが要望されている。故にラチェットのような特別の機構を有しない吐出器を用いて、間違った方向への回動を防止できれば有利である。
【0008】
本発明の第1の目的は、外ケース体に対して吐出器及び容器体を螺脱させて交換するタイプのリフィール容器において、交換時に間違った方向への回転操作を防止できる機構を有するものを提案することである。
【0009】
本発明の第2の目的は、上記間違った回転操作を防止する機構として、容器体の肩部乃至その隣接箇所を回転させることができないような肩カバーを設け、吐出器には標準的な構造を採用できるようにしたものを提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1の手段は、上面開口の外ケース体2に対して着脱可能な交換用の内容器12を装着してなり、
内容器12は、外ケース体2内に収納させた胴部16及び肩部18から口頸部20を上外方へ起立した容器体14と、口頸部20に螺合させた操作筒34を介して押下げヘッド48付きのポンプPを支持させた吐出器30と、上記肩部及び操作筒34を覆う肩カバー50とからなり、
この肩カバー50は、肩部18と外ケース体2の上部との間に、外ケース体に対して着脱可能に嵌合された基部52を有し、この基部から、操作筒34の上下巾のほぼ全体を囲むカバー筒64を起立してなる。
【0011】
本手段は、図1、図10、図15に示す吐出器を含む内容器12を交換可能なリフィール容器に関する。例えば外カバー体が装飾性の高いものである場合に有利である。リフィール容器では吐出器を再利用するものが多いので、本願容器の場合にも利用者が吐出器から容器体を取り外すものと誤認する可能性がある。そこで本手段では、容器体から吐出器を誤って螺脱させる操作を防ぐための肩カバー50を設けることを提案する。肩カバーは、容器体の肩部及び吐出器の操作筒を囲み、利用者が操作筒に触れ得ないように設ける。
【0012】
「操作筒」とは、容器体から吐出器を螺脱させる誤操作を行うときに吐出器に触れなければならない部分という程度の意味である。図示例の操作部は容器体への装着筒部と押下げヘッドの案内筒部とを含むが、案内筒部は省略してもよい。
【0013】
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ上記肩部18は、巾広であって、当該巾方向の中間部に環状の係止筒部22を有し、
上記肩カバーの基部52は、係止筒部22の外面に固定された固定筒54の外面に付設したフランジ状頂壁56を外ケース体2の上端に肩カバーの回動不能に係止させ、かつ当該フランジ状壁の一部に内方押込み可能な押釦60を設け、この押釦60の外面と外ケース体2の上部内面との間に、押釦の内方押込みにより解除可能な抜止め用係合手段10、62を形成している。
【0014】
本手段では、図4に示す容器体の肩部に環状の係止筒部22を設け、この係止筒部に肩カバーの基部52を固定し、かつ基部と外ケース体との係合を釦の押込みで解除できるようにすることを提案する。これにより外ケース体と内容器との着脱箇所が吐出器の操作筒下方に位置することになり、既存の吐出器の構造をそのまま採用することができる。
【0015】
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ上記外ケース体2を四角筒状とするとともに、この筒壁の上端部のうち上記押釦に対応する箇所に切欠き6を形成して、切欠き形成箇所を除く筒壁の上端面部分に、外周部に比べて内周部を低く設けた段差部8を付設し、
上記肩カバー50のうち押釦60を除くフランジ状壁部分の外周端全体が上記段差部8に嵌着するように形成し、かつ上記押釦60が上記切欠き6を介して外ケース体2の外方へ突出するように形成している。
【0016】
本手段では、図6に示すように四角筒状の外カバー体の上端面に段差部8を設け、この段差部に肩カバーのフランジ状壁の外周端を係止させることを提案する。例えば図3に示す段差部の隅部Aとフランジ状壁の角部Cとが係合することで、不適当な肩カバーの回転操作に対抗することができ、仮に過剰に回転力を加えたとしても、外カバー体からフランジ状壁が外れるので、利用者は間違った操作をしていることに気づくことが出来る。
【0017】
第4の手段は、第3の手段を有し、かつさらに上記容器体14を四角筒状とし、かつ外ケース体2と容器体14との各四角筒壁が相応する位置にあるときに相互に係合可能な位置合わせ手段26,68を、容器体14の肩部18の外面と肩カバー50の内面とに形成した。
【0018】
本手段では、位置決め機構26、68を提案している(図13、図14参照)。これにより組立工程が容易となる。
【0019】
第5の手段は、第2の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ上記操作筒34の下半部34aを容器体14の口頸部20に螺合させるとともに、操作筒34の上半部34bを押下げヘッド48の周面を囲う案内筒部とし、この案内筒部の上端より上方へカバー筒64を起立している。
【0020】
本手段では、図15に示すように操作筒34の上端よりも上方に延びるカバー筒64を提案している。これにより良好な外観が得られる。
【発明の効果】
【0021】
第1の手段に係る発明によれば、噴出器の操作筒34を囲むカバー筒64を設けたから、誤って噴出器を口頸部から螺脱させてしまうことを防止できる。
【0022】
第2の手段に係る発明によれば、噴出器との取付箇所である口頸部よりも下方の肩部に肩カバーの基部52を固定し、かつ基部を外ケース体の上部に係合させたから、噴出器自体は普通の構造とすることができ、かつ当該係合を解除するための押釦を設けたから、使い捨て部分と再使用部分とを確実に分離できる。
【0023】
第3の手段に係る発明によれば、肩カバーのフランジ状壁の外周端を外ケース体2の段差部8に嵌合したから、外ケース体と肩カバーとの回り止めを簡易な構成で実現できる。
【0024】
第4の手段に係る発明によれば、外ケース体と容器体との各四角筒が対応する位置関係となったときに係合する位置合わせ手段26,68を設けたから、組み付け作業を簡易に行うことができる。
【0025】
第5の手段に係る発明によれば、操作筒34の上端の上方へカバー筒64を起立したから、好適な外観が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の第1実施形態に係るリフィール容器の半断面正面図である。
【図2】図1容器の半断面側面図である。
【図3】図1容器の平面図である。
【図4】図1に対応する要部拡大図である。
【図5】図2に対応する要部拡大図である。
【図6】図1容器の外ケース体の上部斜視図である。
【図7】図1容器の容器体の上部斜視図である。
【図8】図1容器の肩カバーの斜視図である。
【図9】図1容器の内容器の半断面図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係るリフィール容器の半断面正面図である。
【図11】図10容器の半断面側面図である。
【図12】図11の要部拡大図である。
【図13】図10容器の容器体の上部斜視図である。
【図14】図10容器の肩カバーの斜視図である。
【図15】本発明の第3実施形態に係るリフィール容器の半断面正面拡大図である。
【図16】図15容器の半断面側面拡大図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
図1から図9は、本発明の第1の実施形態に係るリフィール容器を示している。この容器は、外ケース体2と内容器12とで構成することができる。これら各部材はとくに断らない限り合成樹脂で形成することができる。
【0028】
外ケース体2は、上下方向に長い上端開口で有底筒形のケースである。本実施形態では、外ケース体2を、多角筒形(四角形や図示の八角筒形)に形成している。外ケース体2の周壁4の上端面は、外周部よりも内周部を低くしている。そして周壁の前壁及び後壁に対応する外周部分の巾方向中間部には切欠き6を形成し、かつ切欠きを除く外周部と内周部との間に略ループ状の段差部8を形成している。
【0029】
外ケース体2の上端部のうち切欠き6形成箇所の内面には凹状の係合手段10を設ける。また当該箇所の外面には浅いくぼみを形成する。
【0030】
内容器12は、容器体14と、吐出器30と、肩カバー50とで形成する。
【0031】
上記容器体14は、円筒状の胴部16から肩部18を介して口頸部20を起立している。図4に示す如く、その肩部は巾広で、その径方向の略中間部を係止筒部22に形成し、係合段部から口頸部の下端までの部分をほぼ平坦部28に形成している。係止筒部の外面には第1凸条24を周設している。上記容器体は交換用であるので胴部及び底部を肉薄に形成するとよい。
【0032】
図示例の容器体14は、その肩部に取り付けられた後述の肩カバーを、外ケース体の上部に係止することで、外ケース体2内に、当該外ケースの底壁及び周壁との間に間隙を存して吊り下げられている。
【0033】
上記吐出器30は、装着部材32とシリンダ40と作動部材42とを有する。この作動部材のピストン部分とシリンダとで装着部材の一部とで、液体・泡などの液状物吐出用のポンプPを形成している。
【0034】
上記装着部材32は、操作筒34の上下方向中間部から内向きフランジ36を突出し、この内向きフランジの内端に、上端側で連続したシリンダ保持用の二重筒38を形成している。上記操作筒34の下半部34aは、上記口頸部へ螺着させた装着筒とし、操作筒34の上半部34bは、後述の押下げヘッドを囲む案内筒としている。
【0035】
上記シリンダ40は、上記二重筒38の間に上端部を挟持させて、容器体14内へ垂下している。上端部を除くシリンダ部分と二重筒の内筒との各内面は略面一としてポンプ室を形成している。
【0036】
上記作動部材42は、上記ポンプ室内面を摺動可能な筒状ピストン44から起立するステム46の上端部に、前方開放のノズル49を有する押下げヘッド48を付設する。押下げヘッドの裏面と上記二重筒の上端との間には合成樹脂製又は金属製のコイルスプリングを介装している。また押下げヘッド48のヘッド周壁48aは操作筒の上端部に重ねている。
【0037】
上記肩カバー50は、図4に示す如く、外ケース体2の上端部と肩部18とに係合させた基部52と基部から起立するカバー筒64とで形成している。
【0038】
上記基部52は、上記係止筒部22に嵌着した固定筒54を有し、この固定筒の上部に、図8の如く円形の内周端と四角形の外周端とを有するフランジ状頂壁56を付設している。このフランジ状頂壁の内周端を上記平坦部28に係止させるとともに、固定筒の下部に付設した横リブを係止筒部の第1凸条24の下面に圧接させている。またフランジ状頂壁56は、図3に示すように、外ケース体の段差部8に対して、フランジ状頂壁の角部Aと段差部の隅部Cとを合致させて係止させている。
【0039】
上記フランジ状頂壁56の前部及び後部には、図3に示す如く各前縁乃至後縁から固定筒54に至る平面視矩形の切割り58を穿設し、この切割り内に押釦60を設ける。図示例の押釦は、図5に示す如く、固定筒に左右両側で連続する垂直な押板60bを外ケース体の周壁の前壁及び後壁に圧接するとともに、この押板の上端から切欠き6を介して水平板状の押込み部60aを外方突出している。各押板の外面には、前述の凹状の係合手段10と嵌合可能な凸状の係合手段62を付設する。
【0040】
上記カバー筒64は、固定筒を上方に延長するように、固定筒より小内径の肉厚の筒体として起立している。本実施形態のカバー筒64は、上端部を除く操作筒部分を覆うように起立している。図示例では、カバー筒の上部はやや内方に弯曲しており、カバー筒の内面と操作筒の外面との間には間隙を設けている。またカバー筒はノズル49付きの押下げヘッドを挿通可能な内径を有する。
【0041】
また図示例では、図1に示すようにカバー筒64及び吐出器の上部を覆うオーバーキャップ80を設けている。
【0042】
上記構成において、本願容器を組み立てるときには、まずシリンダ40に装着部材32と作動部材42とを順次組み付け、この装着部材を容器体14の口頸部に嵌合して内容器12を組み立てる。そしてこの内容器の容器体部分を外ケース体2内に収納すると、抜止め用係合手段10、62が相互に係合する。
【0043】
また本願容器を使用するときにはオーバーキャップを外して押下げヘッドを押し下げるとよく、そして内容物を使い切ったときには、押釦60を内方に押込み、抜止め用係合手段10、62を解除するとよい。これにより内容器12を外ケース体2から取り外すことができ、新たな内容器を交換することができる。
【0044】
上記作業において、ポンプPごと内容器12を交換するので、利用者は安心して新たな内容器に交換することができる。また利用者が誤って吐出器を容器体から螺脱させようとしてもカバー筒に遮られて吐出器の操作筒を回転させることができない。
【0045】
図10から図14は、本発明の第2実施形態に係るリフィール容器を示している。本実施形態は、図11に示すように容器体の係止筒部22と肩カバー50とに、相互に係合する凹凸状の位置合わせ手段26,68を設けたものである。
【0046】
具体的には、容器体の胴部16を外ケース体の周壁に相応する多角筒(図示例では四角筒)形状とし、これら多角形の各辺が平行であるときに上記位置合わせ手段26,68が相互に係合するように形成している。
【0047】
図示例では、係止筒部22は、図13に示すように、第1凸条24を縦断する凹状の位置合わせ手段26を有している。また、肩カバー50は、図14に示すようにカバー筒を固定筒と同程度の厚さとするとともに、カバー筒の内周面の前後及び左右の二箇所に縦リブ66を縦設している。そして前後の縦リブ66を、フランジ頂壁の下方へ延長して、この延長部分を凸状の位置合わせ手段68としている。
【0048】
図15から図16は、本発明の第3実施形態に係るリフィール容器を示している。本実施形態では、カバー筒64を操作筒の上端より高く起立しており、かつカバー筒の上端部64aを操作筒の上半部よりも小内径に形成している。
【0049】
本実施形態によれば、操作筒全体をカバー筒64で覆うので外観がシンプルとなって体裁がよい。もっとも組立作業においては、カバー筒の上端が小径であるため、押下げヘッド48を除く吐出器30を容器体14に取り付け、次に肩カバー50を取り付けた後に、押下げヘッド48を取り付ける必要がある。
【符号の説明】
【0050】
2…外ケース体 4…周壁 6…切欠き 8…段差部 10…係合手段
12…内容器 14…容器体 16…胴部 18…肩部 20…口頸部
22…係止筒部 24…第1凸条 26…位置合わせ手段 28…平坦部
30…吐出器 32…装着部材 34…操作筒 34a…下半部 34b…上半部
36…内向きフランジ 38…二重筒 40…シリンダ
42…作動部材 44…筒状ピストン 46…ステム 48…押下げヘッド
48a…ヘッド周壁 49…ノズル
50…肩カバー 52…基部 54…固定筒 56…フランジ状頂壁 58…切割り
60…押釦 60a…押込み部 60b…押板 62…係合手段
64…カバー筒 64a…同上端部 66…縦リブ 68…位置合わせ手段
80…オーバーキャップ
A…角部 C…隅部 P…ポンプ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面開口の外ケース体(2)に対して着脱可能な交換用の内容器(12)を装着してなり、
内容器(12)は、外ケース体(2)内に収納させた胴部(16)及び肩部(18)から口頸部(20)を上外方へ起立した容器体(14)と、口頸部(20)に螺合させた操作筒(34)を介して押下げヘッド(48)付きのポンプ(P)を支持させた吐出器(30)と、上記肩部及び操作筒(34)を覆う肩カバー(50)とからなり、
この肩カバー(50)は、肩部(18)と外ケース体(2)の上部との間に、外ケース体に対して着脱可能に嵌合された基部(52)を有し、この基部から、操作筒(34)の上下巾のほぼ全体を囲むカバー筒(64)を起立してなることを特徴とする、リフィール容器。
【請求項2】
上記肩部(18)は、巾広であって、当該巾方向の中間部に環状の係止筒部(22)を有し、
上記肩カバーの基部(52)は、係止筒部(22)の外面に固定された固定筒(54)の外面に付設したフランジ状頂壁(56)を外ケース体(2)の上端に肩カバーの回動不能に係止させ、かつ当該フランジ状壁の一部に内方押込み可能な押釦(60)を設け、この押釦(60)の外面と外ケース体(2)の上部内面との間に、押釦の内方押込みにより解除可能な抜止め用係合手段(10、62)を形成したことを特徴とする、請求項1記載のリフィール容器。
【請求項3】
上記外ケース体(2)を四角筒状とするとともに、この筒壁の上端部のうち上記押釦に対応する箇所に切欠き(6)を形成して、切欠き形成箇所を除く筒壁の上端面部分に、外周部に比べて内周部を低く設けた段差部(8)を付設し、
上記肩カバー(50)のうち押釦(60)を除くフランジ状壁部分の外周端全体が上記段差部(8)に嵌着するように形成し、かつ上記押釦(60)が上記切欠き(6)を介して外ケース体(2)の外方へ突出するように形成したことを特徴とする、請求項2記載のリフィール容器。
【請求項4】
さらに上記容器体(14)を四角筒状とし、かつ外ケース体(2)と容器体(14)との各四角筒壁が相応する位置にあるときに相互に係合可能な位置合わせ手段(26,68)を、容器体(14)の肩部(18)の外面と肩カバー(50)の内面とに形成したことを特徴とする、請求項3記載のリフィール容器。
【請求項5】
上記操作筒(34)の下半部(34a)を容器体(14)の口頸部(20)に螺合させるとともに、操作筒(34)の上半部(34b)を押下げヘッド(48)の周面を囲う案内筒部とし、この案内筒部の上端より上方へカバー筒(64)を起立したことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載のリフィール容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2012−76760(P2012−76760A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−221499(P2010−221499)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】