説明

リフォーム用斜め框

【課題】住居、事務所等フローリング床が老朽化、摩耗した際のリフォーム時に使用する施工框を提供する。
【解決手段】旧フローリング材1.7に新規フローリング材1.6を重ねてリフォーム施工し、新規フローリング材1.6の端部被覆と新規フローリング材1.6の抑え、旧框1.8上面へ固定可能な一体構造新施工斜め框。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、床改修時、既設床材上へ新規床材を直接上貼りする施工法に対応した斜め框構造に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、住居、事務所等フローリング床の重ねリフォーム時に新規取り付けられる金属製特にアルミニュームまたはプラスチック製斜め框の構造に関する。
住居、事務所等フローリング床の老朽化、摩耗対策としてはフローリング材を剥離した後に
新規フローリング材を貼り付けとしていた。住居、事務所とくにマンション等でのフローリング敷設に際しては
コンクリート床に遮音材を接着施工した上に化粧フローリング材を貼るか遮音材と一体化した
フローリング製品を使用することが一般化している。
【0003】
しかし、前記構造のフローリングが老朽化、摩耗した際のリフォーム時、遮音材が
軟質性であることから多大な剥離作業工数を必要とし、掛る費用も時間も甚大となる問題点があった。
【0004】
この改善策として既設フローリング床への新規フローリング材の重ねリフォーム施工法があるが、
新規フローリング材に重なる段差対策および既設框と新施工框の構造的、外観整合性、を何らかの方法で
改善する必要があった。
【0005】
本発明はこの改善策として既設框上に施工する金属製特にアルミニュームまたはプラスチック製の
重ねリフォーム用新施工斜め框の構造に係る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010-174614公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
解決しようとする問題点は、住居、事務所等フローリング床の重ねリフォーム時の新規フローリング材端抑え処理、
旧フローリング材との段差解消、旧框の美化被覆、および旧框への固定を新施工框で実施。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、住居、事務所等フローリング床のリフォームに係る新施工框の構造に係る発明であり、
旧フローリング材に新規フローリング材を重ねてリフォーム施工とするとき新規フローリング材の端部被覆と
新規フローリング材の抑えを、旧框上面部に固定可能な金属製特にアルミニュームまたはプラスチック製の一体型斜め框で実現している。
新施工斜め框は前記材質のまま設置可能としているが、ゴム・ビニール等で設置条件に合わせて被覆、滑り止め処理を施工工程中に巻き込み可能とすることも本発明の特色とする。
図1は新規施工斜め框を示す。
新規施工斜め框は框部斜面を形成する掃き出し部1.2、ベース部1.3および新規フローリング材を前記掃き出し部
たわみ力により押圧する抑え縁片により該三角構造となっている。
ベース部1.3符号1.4にはベース部を貫通する孔があり木ねじ、釘等により新規施工斜め框本体を旧框部に
固定設置する。
図2施工例のように本発明の新規施工斜め框は施工後外部に一切の突起物が無く、施工位置のずれは
通常的利用においては生じない長期間の安全性と耐久性の確保が成される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の新施工斜め框は、簡易な構造であるが框部斜面を形成する掃き出し部1.2とその延長上の抑え縁片、
旧框部に木ネジ、釘等により框本体を固定するベース部1.3により新規フローリング材を抑える施工安定性と、
施工後に突起物のない安全性を配慮した斜め框を実現した。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は斜め框本体である。
【図2】図2はリフォーム施工状態図である。
【図3】図3は施工図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
フローリングリフォームを新フローリング材を重ねて実施の例である。
【実施例1】
【0012】
図2は、本発明の1実施例で、旧床上に新規フローリングおよび新施工斜め框を固定設置した実施例である。
新施工斜め框は外装材1.5により外装被覆されている。
図3は施工斜図である。
【符号の説明】
【0013】
1.1 抑え縁片
1.2 掃き出し部
1.3 ベース部
1.4 貫通孔
1.5 外装材
1.6 新規フローリング部
1.7 旧フローリング部
1.8 旧框部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明は、住居、事務所等フローリング床のリフォームに係る新施工斜め框の構造に係り、
旧フローリング材に新規フローリング材を重ねてリフォーム施工とするとき新規フローリング材用新施工框が、
新規フローリング材の捲り上げ、施工ずれ防止用抑え縁片と、斜め掃き出し部および旧框上面部に固定設置するベース部で構成される金属製特にアルミニュームまたはプラスチック製一体構造斜め框。
【請求項2】
請求項1新施工斜め框を構成するベース部には、当該底面上面を貫通する孔が少なくとも1か所あり、旧框上面に木ねじ、釘等で 固定設置されることにより新施工斜め框および新規フローリングの位置ずれの防止効果とともに新規施工後斜め框部には外部
突起部が皆無であり使用安全性も確保される。
【請求項3】
新施工斜め框は金属製特にアルミニュームまたはプラスチック一体構造のまま設置可能としているが、ゴム・ビニール等で設置条件に合わせて被覆、滑り止め処理を施工工程中に巻き込み可能とすることも本発明の特色とする。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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