説明

リフレッシュ装置および当該リフレッシュ装置を搭載した乗り物

【課題】使用者が効率的に仮眠をとり、短時間の仮眠であっても、十分に覚醒感を得ることができ、作業処理能力を向上させることができるリフレッシュ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】使用者をリラックスさせて、睡眠状態に導く刺激を与えるリラックス誘導手段Wと、使用者の睡眠状態を維持する鎮静維持手段Xと、使用者の意識水準を高める刺激を与えるリフレッシュ刺激手段Yと、使用者に高い覚醒度を実現させる覚醒維持手段Zと、それらの手段を制御する制御手段Vと、を備え、制御手段Vは、リラックス誘導手段Wをリラックス期間内で作動させた後、鎮静維持手段Xを鎮静維持期間内で作動させ、次に、リフレッシュ刺激手段Yをリフレッシュ期間内で作動させ、最後に、覚醒維持手段Zを覚醒維持期間内で作動させ、制御手段Vは、鎮静維持期間において、暗騒音以外の刺激がない状態を作り出すことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者が快適で、充実した仮眠をとることができるリフレッシュ装置および当該リフレッシュ装置を搭載した乗り物に関する。
【背景技術】
【0002】
日中に、眠気などが生じた場合、これを解決する手段としては、覚醒刺激を与えるなどの方法があるが、最も有効な方法は、短時間の仮眠といわれている。
【0003】
仮眠をとる場合、例えば、椅子に座り、机に伏せて眠ったり、ベッドなどで眠ったりし、チャイムの音で目覚める。
【0004】
しかし、この方法では、周囲環境や仮眠の姿勢によっては、却って、体に負担がかかったりする。また、寝付きが悪かったり、気分が高ぶっていたりする場合などには、スムーズな眠りに入れなかったりすることがある。
【0005】
また、睡眠時間に関しては、長く寝過ぎると深い眠りに入りすぎてしまい、睡眠慣性が働くことにより、目覚めにくくなったり、目覚めた後も頭がぼんやりとした状態になったりするといわれている。この睡眠慣性は、時間が適正であっても、フラットな姿勢で仮眠をとると、血圧の低下が起こり、同じように目覚めにくくなったり、目覚めた後も頭がぼんやりとした状態になったりするといわれている。
【0006】
さらに、覚醒のさせ方が不十分であると、起床後の高い覚醒度の実現やその維持が難しいといわれている。
【0007】
これらの問題を解決するための装置が、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の装置は、リラックス誘導手段により、使用者をリラックスさせて、浅い睡眠状態に導き、リフレッシュ刺激手段により、使用者を徐々に覚醒させる。ここで、リラックス誘導手段としては、照明を徐々に暗くし、装置の始動から約5秒で消灯するように、装置を制御するとともに、使用者に光刺激を与えない状態で、振動刺激を徐々に減衰させるように装置を制御する方法が挙げられている。
【特許文献1】特公平5−70475号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、上述したように、特許文献1に記載の装置では、振動刺激を徐々に減衰させて、使用者をリラックスさせ、浅い睡眠状態に導くが、わずかでも振動刺激があると、使用者によっては、睡眠状態になりにくく、効率的な仮眠をとりにくいという問題がある。
【0009】
本発明は、上記問題に鑑みてなしたものであり、使用者が効率的に仮眠をとり、短時間の仮眠であっても、十分に覚醒感を得ることができ、作業処理能力を向上させることができるリフレッシュ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、請求項1に記載のリフレッシュ装置は、使用者をリラックスさせて、睡眠状態に導く刺激を与えるリラックス誘導手段と、使用者の睡眠状態を維持する鎮静維持手段と、使用者の意識水準を高める刺激を与えるリフレッシュ刺激手段と、使用者に高い覚醒度を実現させる覚醒維持手段と、それらの手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、リラックス誘導手段をリラックス期間内で作動させた後、鎮静維持手段を鎮静維持期間内で作動させ、次に、リフレッシュ刺激手段をリフレッシュ期間内で作動させ、最後に、覚醒維持手段を覚醒維持期間内で作動させ、制御手段は、鎮静維持期間において、暗騒音以外の刺激がない状態を作り出すことを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載のリフレッシュ装置は、使用者をリラックスさせて、睡眠状態に導く刺激を与えるリラックス誘導手段と、使用者の睡眠状態を維持する鎮静維持手段と、使用者の意識水準を高める刺激を与えるリフレッシュ刺激手段と、使用者に高い覚醒度を実現させる覚醒維持手段と、それらの手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、リラックス誘導手段をリラックス期間内で作動させた後、鎮静維持手段を鎮静維持期間内で作動させ、次に、リフレッシュ刺激手段をリフレッシュ期間内で作動させ、最後に、覚醒維持手段を覚醒維持期間内で作動させ、制御手段は、鎮静維持期間において、暗騒音および使用者の不安を低減させる光以外の刺激がない状態を作り出すことを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載のリフレッシュ装置において、使用者の不安を低減させる光の照度が30ルクス以下であることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれか1項に記載のリフレッシュ装置において、制御手段がそれぞれの期間の長さを、使用者に合わせて最適な長さに制御することを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のリフレッシュ装置において、リラックス誘導手段またはリフレッシュ刺激手段の少なくとも一方が使用者に振動刺激を与えるバイブレーション機能、使用者に指圧感刺激を与える押圧機能もしくは使用者の体の筋肉を伸ばすストレッチ機能の少なくとも一つ、映像もしくは音楽の少なくとも一方の再生機能、または照明の照光機能の少なくとも一つを含むことを特徴とする。
【0015】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のリフレッシュ装置において、制御手段がリラックス期間の終期において、バイブレーション機能により使用者に与える振動刺激、押圧機能により使用者に与える指圧感刺激もしくはストレッチ機能により使用者の体の筋肉を伸ばす刺激の少なくとも一つ、映像もしくは音楽の少なくとも一方の再生機能により使用者に与える刺激、または照明の照光機能により使用者に与える刺激の少なくとも一つを徐々に減少させることを特徴とする。
【0016】
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載のリフレッシュ装置において、制御手段がリラックス期間において、バイブレーション機能による振動刺激および押圧機能による指圧感刺激を体幹部分に与えないことを特徴とする。
【0017】
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載のリフレッシュ装置において、制御手段がリフレッシュ期間において、バイブレーション機能による振動刺激または押圧機能による指圧感刺激の少なくとも一方を使用者の足先付近から徐々に体幹部分に近づくように与えることを特徴とする。
【0018】
請求項9に記載の発明は、請求項5または8に記載のリフレッシュ装置において、制御手段がリフレッシュ期間において、刺激の強さを徐々に増大させていくことを特徴とする。
【0019】
請求項10に記載の発明は、請求項5、8または9に記載のリフレッシュ装置において、制御手段がリフレッシュ期間において、刺激の機能を徐々に増やしていくことを特徴とする。
【0020】
請求項11に記載の発明は、請求項5、8、9または10に記載のリフレッシュ装置において、制御手段がリフレッシュ期間において、バイブレーション機能、押圧機能、ストレッチ機能を所望に組み合わせて動作させることを特徴とする。
【0021】
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のリフレッシュ装置において、リフレッシュ刺激手段が徐々に使用者の覚醒を促す映像もしくは音楽の再生機能の少なくとも一方または徐々に使用者の覚醒を促す照明の照光機能の少なくとも一方を含み、制御手段がリフレッシュ期間において、バイブレーション機能、押圧機能、ストレッチ機能、映像もしくは音楽の再生機能の少なくとも一方または照明の照光機能を所望に組み合わせて動作させることを特徴とする。
【0022】
請求項13に記載の発明は、請求項1〜12のいずれか1項に記載のリフレッシュ装置において、使用者の生体信号を検出して、使用者の睡眠状態を判定する生体センサを備え、制御手段は、生体センサが判定した使用者の睡眠状態の結果に従って、リラックス期間の長さ、鎮静維持期間の長さ、リフレッシュ期間の長さ、覚醒維持期間の長さの少なくとも一つを制御することを特徴とする。
【0023】
請求項14に記載の乗り物は、請求項1〜13のいずれか1項に記載のリフレッシュ装置を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0024】
請求項1に記載の発明においては、使用者は、通常の部屋よりも眠りやすい環境にあるので、効率的に仮眠をとることができ、短時間の仮眠であっても、十分に覚醒感を得ることができ、作業処理能力を向上させることができる。
【0025】
請求項2に記載の発明においては、心理的安心感に必要な光を照光させ、使用者は、請求項1記載の発明の環境よりもさらに眠りやすい環境にあるので、効率的に仮眠をとることができ、短時間の仮眠であっても、十分に覚醒感を得ることができ、作業処理能力を向上させることができる。
【0026】
請求項3に記載の発明においては、請求項2記載の発明の環境において、心理的安心感に必要な光の照度が30ルクス以下に抑えられ、請求項2記載の発明の環境より眠りやすい環境にあるので、使用者は、効率的に仮眠をとることができ、短時間の仮眠であっても、十分に覚醒感を得ることができ、作業処理能力を向上させることができる。
【0027】
請求項4に記載の発明においては、リラックス誘導手段、鎮静維持手段、リフレッシュ刺激手段、覚醒維持手段のそれぞれの時間を使用者に合わせて最適な長さに調整できるので、使用者に余分な刺激を与え続けることがなく、使用者は、必要最低限の時間の仮眠で十分に覚醒感を得ることができ、作業処理能力を向上させることができる。
【0028】
請求項5に記載の発明においては、リラックス誘導手段またはリフレッシュ刺激手段の少なくとも一方に、バイブレーション機能、押圧機能もしくはストレッチ機能の少なくとも一つ、映像もしくは音楽の少なくとも一方の再生機能、または照明の照光機能の少なくとも一つを使用しているので、使用者は、普通に横になっている状態を続けるよりも体がリラックスしたり、映像や音楽を加えることで、目や耳からもリラックスする刺激を受けたりして、スムーズに眠りに入ることができ、短時間の仮眠であっても鎮静維持手段の時間を充分取ることができるので、覚醒感も得られ作業処理能力を向上させることができる。
【0029】
請求項6に記載の発明においては、リラックス誘導手段の振動刺激、指圧感刺激もしくは使用者の体の筋肉を伸ばす刺激の少なくとも一つ、映像もしくは音楽の少なくとも一方の再生機能が与える刺激、または照明の照光機能により使用者に与える刺激の少なくとも一つがリラックス期間の終期では徐々に減少するので、使用者は、急に刺激が止まったりするような刺激の急激変化などを感じることがなく、さらにスムーズに眠りに入ることができ、短時間の仮眠であっても鎮静維持手段の時間を充分取ることができるので、覚醒感も得られ作業処理能力を向上させることができる。
【0030】
請求項7に記載の発明においては、リラックス誘導手段の振動刺激および指圧感刺激を体幹部分に与えないことで、使用者は、刺激により覚醒感が上がりにくいので、よりスムーズに眠りに入ることができ、短時間の仮眠であっても鎮静維持手段の時間を充分取ることができるので、覚醒感も得られ作業処理能力を向上させることができる。
【0031】
請求項8に記載の発明においては、リフレッシュ刺激手段の振動刺激や指圧感刺激を使用者の足先付近から徐々に体幹部分に近づくように与えることで、使用者は、少しずつ覚醒方向に向かうことができるので、よりスムーズに目覚めることができ、起床直後から覚醒感も得られやすくなるので、作業処理能力を向上させることができる。
【0032】
請求項9に記載の発明においては、リフレッシュ期間において、刺激の強さが徐々に増大していくことで、使用者は、少しずつ覚醒方向に向かうことができるので、さらにスムーズに目覚めることができ、起床直後から覚醒感も得られやすくなるので、作業処理能力を向上させることができる。
【0033】
請求項10に記載の発明においては、リフレッシュ期間において、刺激機能が徐々に増えていくことで、使用者は、少しずつ覚醒方向に向かうことができるので、よりスムーズに目覚めることができ、起床直後から覚醒感も得られやすくなるので、作業処理能力を向上させることができる。
【0034】
請求項11および12に記載の発明は、リフレッシュ刺激手段の種々の機能が所望に組み合わさって動作するので、使用者は、よりスムーズに目覚めることができ、起床直後から覚醒感も得られやすくなるので、作業処理能力を向上させることができる。
【0035】
請求項13に記載の発明においては、生体センサが使用者の睡眠状態を判定し、睡眠状態の結果に従って、リラックス期間の長さ、鎮静維持期間の長さ、リフレッシュ期間の長さ、覚醒維持期間の長さが制御され、使用者に余分な刺激を与え続けることがないので、使用者は、必要最低限の時間の仮眠で十分に覚醒感を得ることができ、作業処理能力を向上させることができる。
【0036】
請求項14に記載の発明においては、上記請求項1〜12に記載のリフレッシュ装置を乗り物に備えることにより、同乗者は眠気解消の為の仮眠の時間を別途設けることをしなくても、移動中の時間を使いながら効果的な仮眠ができ、作業処理能力を向上させることができる。また、例えば、車のドライバーの場合は、疲れたときに、車を止めて、効率的に仮眠をとることができるので、眠気を解消して、十分に覚醒感を得ることができ、その結果、作業処理能力が向上し、安全運転を続けることが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では具体例を挙げて本発明を説明する場合があるが、本発明は以下の具体例に限定されない。
【0038】
(実施形態1)
図1に、実施形態1に係るリフレッシュ装置を示す。ここで、図1(A)は、側面図であり、図1(B)は、上面図である。
【0039】
まず、リフレッシュ装置1Aの構成について、説明する。
【0040】
リフレッシュ装置1Aは、ベッド2と、コントローラ3と、指示入力機器4と、照明5と、テレビ6aやコンテンツプレーヤ7等のAV機器と、を基本構成とする。
【0041】
ベッド2は、ベッド本体2aと、マットレス2bと、を備える。ベッド本体2aは、使用者8がリラックスできる姿勢をとるために、リクライニングできるように構成される。また、マットレス2bには、使用者8の体の筋肉を伸ばすストレッチ機能、使用者8に指圧感刺激を与える押圧機能や使用者8の足に振動刺激を与えるバイブレーション機能が搭載されている。ストレッチ機能として、例えば、エアーバッグとエアーポンプ(図示せず)とを用いて、エアーポンプからエアーバッグに空気を送り、膨らませることで、マットレス2b上の使用者8の体の筋肉を伸ばすことができる。また、押圧機能として、マッサージャーを、バイブレーション機能として、バイブレーターを用いることができる。なお、ベッド2の代わりに、ストレッチ機能、押圧機能やバイブレーション機能を搭載したリクライニングチェアのようなものを用いてもよい。
【0042】
コントローラ3は、ベッド本体2aの内部に備えることができる。コントローラ3は、使用者8からの指示に従って、ベッド本体2aのリクライニング、マットレス2bに搭載されたストレッチ機能、押圧機能やバイブレーション機能、照明5、テレビ6aやコンテンツプレーヤ7等のAV機器を制御し、使用者8の仮眠環境を整える。また、コントローラ3には、使用者8の特性、例えば、寝付きにくい、眠りが浅い、目覚めが悪いなど、に適応した数種のプログラムが用意されている。
【0043】
指示入力機器4は、枕9の近辺に設けられている。指示入力機器4として、タッチパネルモニターを採用することができる。指示入力機器4は、使用者8からの指示が入力されると、その情報をコントローラ3へ伝える。
【0044】
照明5は、使用者8をリラックスさせて、睡眠状態に導くために、徐々に暗くなったり、使用者8の覚醒を促進させるために、徐々に明るくなったり、使用者8に高い覚醒度を実現させるために、高照度の光を照らしたりする。
【0045】
テレビ6aやコンテンツプレーヤ7等のAV機器は、使用者8をリラックスさせて、睡眠状態に導くために、自然映像やゆったりとした音楽を再生したり、使用者8の覚醒を促進させ、使用者8に高い覚醒度を実現させるために、脳が刺激を感じやすい映像、例えば、特に輝度が高い映像、動きの速い映像や画面の切り替わりが速い映像やさわやかな環境音を再生したりする。コンテンツプレーヤ7は、テレビ台6bの中に収納されている。
【0046】
次に、リフレッシュ装置1Aの動作の一例について、説明する。
【0047】
プログラムをスタートさせると、リラックス誘導手段Wが作動し、リラックス期間が始まる。リラックス誘導手段Wは、使用者8をリラックスさせて、睡眠状態に導く。まず、ベッド本体2aが使用者8の背中を少し起こすようにリクライニングし、使用者8にリラックスできる姿勢を維持させる。リラックスできる姿勢は、使用者により異なるが、一般的には、リクライニングする角度を60度と設定する。照明5は、メラトニンの分泌を抑制しないように、徐々に暗くなる。また、テレビ6aやコンテンツプレーヤ7等のAV機器は、自然映像やゆったりとした音楽を再生する。さらに、マットレス2bに搭載されているストレッチ機能、押圧機能やバイブレーション機能が働く。具体的には、ストレッチ機能は、脹脛などの末端部に配置された複数のエアーバッグに、エアーポンプを用いて、順番に少し空気を入れることによって、さするような動作を行う。バイブレーション機能は、使用者8の足に振動刺激を与え、使用者8をリラックスさせる。この際、使用者8の足に与える振動刺激、映像、音楽により使用者8に与える刺激や照明により使用者8に与える刺激は、徐々に減衰する。なお、ストレッチ機能、押圧機能やバイブレーション機能は、リラックス期間においては、使用者8の体幹部分(頭から胴体の部分)には刺激を与えない。
【0048】
リラックス期間が終了すると、鎮静維持手段Xが作動し、鎮静維持期間が始まる。鎮静維持手段Wは、使用者8の睡眠状態を維持する。制御手段Vとしてのコントローラ3は、暗騒音以外の刺激がない状態を作り出し、暗く静かな環境を持続させる。基本的には、マットレス2bに搭載されているストレッチ機能、バイブレーション機能や押圧機能が停止し、照明5が消灯し、テレビ6aやコンテンツプレーヤ7等のAV機器の再生が停止するが、使用者8の不安軽減のために、照明5に、薄明かりを残してもよい。この薄明かりは、使用者8の膝付近での水平面照度を30ルクス以下とすることができる。
【0049】
鎮静維持期間が終了すると、リフレッシュ刺激手段Yが作動し、リフレッシュ期間が始まる。リフレッシュ刺激手段Yは、使用者8をリフレッシュさせて、使用者8の意識水準を高め、使用者8を覚醒に導く。照明5は、徐々に明るくなり、使用者8顔面照度を起床時刻には100ルクス、好ましくは1000ルクス程度まで徐々に上げていく。また、テレビ6aやコンテンツプレーヤ7等のAV機器は、脳が刺激を感じやすい映像、例えば、特に輝度が高い映像、動きの速い映像や画面の切り替わりが速い映像やさわやかな環境音を再生したりする。さらに、マットレス2bに搭載されているストレッチ機能、押圧機能やバイブレーション機能が働く。具体的に、ストレッチ機能として、使用者8の背中など、心臓に近い部分に配置されたエアーバッグに、エアーポンプを用いて、多くの空気を入れることによって、使用者8の背中などを高く持ち上げ、筋肉を大きく伸ばす動作が行われる。ここで、押圧機能による指圧感刺激やバイブレーション機能による振動刺激は、使用者8の足先付近から徐々に体幹部分に近づくように与えられる。また、リフレッシュ期間において、照明による刺激、音楽や映像による刺激、ストレッチ機能により使用者8の筋肉を伸ばす刺激、押圧機能による指圧感刺激やバイブレーション機能による振動刺激の強さは、徐々に増大させてもよい。さらに、リフレッシュ期間において、刺激の機能を徐々に増やしていってもよい。例えば、リフレッシュ期間の初期においては、使用者8が覚醒しはじめた段階なので、音楽の刺激だけを与え、使用者8にストレスをかけないようにし、リフレッシュ期間の終期においては、ストレッチ機能による使用者8の筋肉を伸ばす刺激を与え、使用者8を十分に覚醒させる。なお、刺激の機能は、所望に組み合わせて動作させることができる。
【0050】
リフレッシュ期間が終了し、起床時刻になると、覚醒維持手段Zが作動し、覚醒維持期間が始まる。覚醒維持手段Zは、使用者8に高い覚醒度を実現させる。照明5は、高照度の光を照らす。具体的には、使用者8顔面照度を1000ルクス以上にする。また、テレビ6aやコンテンツプレーヤ7等のAV機器は、脳が刺激を感じやすい映像、例えば、特に輝度が高い映像、動きの速い映像や画面の切り替わりが速い映像やさわやかな環境音を再生したりする。
【0051】
覚醒維持期間が終了すると、プログラムは終了する。
【0052】
ところで、制御手段Vとしてのコントローラ3は、一般的には、リラックス期間を5分、鎮静維持期間を10分、リフレッシュ期間を1分、覚醒維持期間を4分、に制御するが、それぞれの長さが使用者の特性、例えば、寝付きにくい、眠りが浅い、目覚めが悪いなど、に合わせて最適になるように制御することもできる。
【0053】
したがって、使用者8は、効率的に仮眠をとることができるので、短時間の仮眠であっても、十分に覚醒感を得ることができ、作業処理能力を向上させることができる。
【0054】
(実施形態2)
図2に、実施形態2に係るリフレッシュ装置を示す。ここで、図2(A)は、側面図を示し、図2(B)は、上面図を示す。
【0055】
実施形態1とは、リフレッシュ装置1Bが生体センサ10を備えている点で異なる。
【0056】
生体センサ10は、使用者8の睡眠状態を、心拍数や呼吸数等の生体信号からリアルタイムで判定し、その結果を、コントローラ3に伝える。生体センサ10は、使用者8に接触させて使用することは、当然可能であるが、使用者8に不快感を及ぼさないために、接触させずに使用することもできる。この場合、生体センサ10は、ベッド本体2aとマットレス2bとの間に配置される。生体センサ10は、使用者8から20〜40cm離すことができる。これは、一般的なマットレスの厚さに対応している。また、この程度の距離であれば、生体センサ10が検出するノイズの影響も少ない。
【0057】
コントローラ3は、使用者8からの指示以外に、生体センサ10が判定した使用者8の睡眠状態の結果に従って、ベッド本体2aのリクライニング、マットレス2bに搭載されたストレッチ機能、バイブレーション機能や押圧機能、照明5、テレビ6aやコンテンツプレーヤ7等のAV機器を制御し、使用者8の仮眠環境を整える。例えば、ストレッチ機能が動作している途中で、生体センサ10が使用者8の睡眠を検出した場合には、ストレッチ機能を止めたり、使用者8が深い眠りに入りそうになったと判定した場合には、ストレッチ機能に、使用者8をリフレッシュさせる動作をさせたりする。
【0058】
すなわち、制御手段Vとしてのコントローラ3は、生体センサ10が判定した使用者8の睡眠状態の結果に従って、リラックス期間の長さ、鎮静維持期間の長さ、リフレッシュ期間の長さ、覚醒維持期間の長さを制御する。具体的には、生体センサ10がリラックス期間の途中で、使用者8の睡眠を検出した場合には、リラックス期間を終了し、鎮静維持期間を開始したり、鎮静維持期間に、使用者8が深い眠りに入りそうになったと判定した場合には、リフレッシュ期間を開始したりする。なお、例えば、所定の時間だけ仮眠をとりたい場合には、リラックス期間の長さおよび鎮静維持期間の長さをあらかじめ所定の長さに設定し、リフレッシュ期間の長さおよび覚醒維持期間の長さを、生体センサ10が判定した使用者8の睡眠状態の結果に従って、制御することもできる。
【0059】
したがって、使用者8は、さらに効率的に仮眠をとることができるので、短時間の仮眠であっても、より十分に覚醒感を得ることができ、作業処理能力を向上させることができる。
【0060】
(実施形態3)
図3に、実施形態3に係るリフレッシュ装置を示す。実施形態3では、リフレッシュ装置を車20の後部座席に設置している。
【0061】
まず、リフレッシュ装置1Cの構成について、説明する。
【0062】
リフレッシュ装置1Cは、リクライニングシート11と、コントローラ3と、指示入力機器4と、入眠照明12aと、覚醒照明12bと、テレビ6aやコンテンツプレーヤ7等のAV機器と、スピーカー13と、サンシェード14と、を基本構成とする。
【0063】
リクライニングシート11は、使用者8がリラックスできる姿勢をとるために、リクライニングできるように構成される。また、リクライニングシート11には、使用者8の筋肉を伸ばすストレッチ機能、使用者8の体の筋肉や足に指圧感刺激を与える押圧機能や振動刺激を与えるバイブレーション機能が搭載されている。具体的に、ストレッチ機能として、例えば、エアーバッグ15とエアーポンプ(図示せず)とを用いて、エアーポンプからエアーバッグ15に空気を送り、膨らませることで、リクライニングシート11上の使用者8の体の筋肉を押し上げることができる。また、押圧機能として、マッサージャー16を、バイブレーション機能として、バイブレーター17を用いることができる。
【0064】
コントローラ3は、リクライニングシート11の内部に備えることができる。コントローラ3は、使用者8からの指示に従って、リクライニングシート11のリクライニング、ストレッチ機能、押圧機能やバイブレーション機能、入眠照明12a、覚醒照明12b、テレビ6aやコンテンツプレーヤ7等のAV機器、サンシェード14を制御し、使用者8の仮眠環境を整える。また、コントローラ3には、使用者8の特性、例えば、寝付きにくい、眠りが浅い、目覚めが悪いなど、に適応した数種のプログラムが用意されている。
【0065】
指示入力機器4は、使用者8の手元付近に設けられている。指示入力機器4として、タッチパネルモニターを採用することができる。指示入力機器4は、使用者8からの指示が入力されると、その情報をコントローラ3へ伝える。
【0066】
サンシェード14は外光を遮ることで暗く眠りやすい環境を作り出す。
【0067】
入眠照明12aは、使用者8をリラックスさせて、睡眠状態に導くために、徐々に暗くなり、覚醒照明12bは使用者8の覚醒を促進させるために、徐々に明るくなったり、使用者8に高い覚醒度を実現させるために、高照度の光を照らしたりする。
【0068】
テレビ6aやコンテンツプレーヤ7等のAV機器は、使用者8をリラックスさせて、睡眠状態に導くために、自然映像やゆったりとした音楽を再生したり、使用者8の覚醒を促進させ、使用者8に高い覚醒度を実現させるために、脳が刺激を感じやすい映像、例えば、特に輝度が高い映像、動きの速い映像や画面の切り替わりが速い映像やさわやかな環境音を再生したりする。
【0069】
次に、リフレッシュ装置1Cの動作の一例について、説明する。
【0070】
プログラムをスタートさせると、リラックス誘導手段Wが作動し、リラックス期間が始まる。リラックス誘導手段Wは、使用者8をリラックスさせて、睡眠状態に導く。まず、リクライニングシート11は使用者8がリラックスできる角度まで背中を倒し、脚を上げるようにリクライニングし、使用者8にリラックスできる姿勢を維持させる。リクライニングの角度は、使用者8の所望の角度に設定できる。また、サンシェード14はシェードを閉めて外光を遮り、暗く眠りやすい環境を作り出す。そして、入眠照明12aは、メラトニンの分泌を抑制しないように、徐々に暗くなる。また、テレビ6aやコンテンツプレーヤ7等のAV機器は、自然映像やゆったりとした音楽を再生する。さらに、リクライニングシート11の脚部に搭載されているマッサージャー16やバイブレーター17が作動する。なお、押圧機能として、複数のエアーバッグ(図示せず)を脹脛などの末端部に配置し、エアーポンプを用いて、順番に少し空気を入れることによって、挟み込むような動作を行わせてもよい。そして、バイブレーター17は、使用者8の足に振動刺激を与え、使用者8をリラックスさせる。この際、使用者8の足に与える押圧刺激、振動刺激、スピーカー13の音量や入眠照明12aの照度などを徐々に減衰させていく。なお、エアーバッグ15、マッサージャー16やバイブレーター17は、リラックス期間においては、使用者8の体幹部分(頭から胴体の部分)には刺激を与えない。
【0071】
リラックス期間が終了すると、鎮静維持手段Xが作動し、鎮静維持期間が始まる。鎮静維持手段Wは、使用者8の睡眠状態を維持する。制御手段Vとしてのコントローラ3は、暗騒音以外の刺激がない状態を作り出し、暗く静かな環境を持続させる。基本的には、リクライニングシート11に搭載されているエアーバッグ15、マッサージャー16やバイブレーター17が停止し、入眠照明12aが消灯し、テレビ6aやコンテンツプレーヤ7等のAV機器の再生が停止する。ただし、使用者8の不安軽減のために、入眠照明12aに、薄明かりを残してもよい。この薄明かりは、使用者8の膝付近での水平面照度を30ルクス以下とすることができる。
【0072】
鎮静維持期間が終了すると、リフレッシュ刺激手段Yが作動し、リフレッシュ期間が始まる。リフレッシュ刺激手段Yは、使用者8をリフレッシュさせて、使用者8の意識水準を高め、使用者8を覚醒に導く。はじめに、覚醒照明12bは、徐々に明るくなり、使用者8顔面照度を起床時刻には100ルクス、好ましくは1000ルクス程度まで徐々に上げていく。また、起床時刻の少し前からは、覚醒のための音楽コンテンツがコンテンツプレーヤ7で再生され、スピーカー13から聞こえ出す。さらに、起床時刻直前頃からクライニングシート11に搭載されている脚部のマッサージャー16やバイブレーター17が作動する。ここで、マッサージャー16による指圧感刺激やバイブレーター17による振動刺激は、使用者8の足先付近から徐々に体幹部分に近づくように与えられる。リフレッシュ期間においては、起床時刻に向かうにつれて、スピーカー13からの音量は徐々に大きくなり、マッサージャー16やバイブレーター17は徐々に刺激を強くしていく。また、リフレッシュ期間において、刺激の機能を徐々に増やしていってもよい。なお、刺激の機能は、所望に組み合わせて動作させることができる。
【0073】
リフレッシュ期間が終了し、起床時刻になると、覚醒維持手段Zが作動し、覚醒維持期間が始まる。覚醒維持手段Zは、使用者8に高い覚醒度を実現させる。リクライニングシート11が元の角度まで戻り、サンシェード14を開ける、覚醒照明12bは最大照度で使用者8の顔面を照らす。具体的には、覚醒照明12bは、使用者8顔面照度を1000ルクス以上にする。テレビ6aやコンテンツプレーヤ7等のAV機器は、脳が刺激を感じやすい映像、例えば、特に輝度が高い映像、動きの速い映像や画面の切り替わりが速い映像やさわやかな環境音を再生したりする。さらに、リクライニングシート11に搭載されているエアーバッグ15が作動する。具体的には、使用者8の背中など、心臓に近い部分に配置されたエアーバッグ15に、エアーポンプを用いて、多くの空気を入れることによって、使用者8の背中などを高く持ち上げ、筋肉を押し上げる動作が行われる。
【0074】
覚醒維持期間が終了すると、プログラムは終了する。
【0075】
ところで、制御手段Vとしてのコントローラ3は、一般的には、リラックス期間を5分、鎮静維持期間を10分、リフレッシュ期間を1分、覚醒維持期間を4分、に制御するが、それぞれの長さが使用者の特性、例えば、寝付きにくい、眠りが浅い、目覚めが悪いなど、に合わせて最適になるように制御することもできる。
【0076】
なお、リフレッシュ装置1Cに、実施形態2の生体センサ10を使用することもできる。
【0077】
したがって、同乗者は、移動中に、効率的に仮眠を取ることができる。また、ドライバーは、疲れたときに、車両を止めて、効率的に仮眠をとることができるので、眠気を解消して、十分に覚醒感を得ることができ、その結果、作業処理能力が向上し、安全運転を続けることが可能になる。
【0078】
なお、リフレッシュ装置1Cは、車20のみならず、トラックのキャビン、バス、飛行機や船の客席などに搭載することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】実施形態1に係るリフレッシュ装置を示す図である。
【図2】実施形態2に係るリフレッシュ装置を示す図である。
【図3】実施形態3に係るリフレッシュ装置を示す図である。
【符号の説明】
【0080】
1A、1B、1C リフレッシュ装置
2 ベッド
2a ベッド本体
2b マットレス
3 コントローラ
4 指示入力機器
5 照明
6a テレビ
6b テレビ台
7 コンテンツプレーヤ
8 使用者
9 枕
10 生体センサ
11 リクライニングシート
12a 入眠照明
12b 覚醒照明
13 スピーカー
14 サンシェード
15 エアーバッグ
16 マッサージャー
17 バイブレーター
20 車

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者をリラックスさせて、睡眠状態に導く刺激を与えるリラックス誘導手段と、
使用者の睡眠状態を維持する鎮静維持手段と、
使用者の意識水準を高める刺激を与えるリフレッシュ刺激手段と、
使用者に高い覚醒度を実現させる覚醒維持手段と、
それらの手段を制御する制御手段と、
を備え、
制御手段は、リラックス誘導手段をリラックス期間内で作動させた後、鎮静維持手段を鎮静維持期間内で作動させ、次に、リフレッシュ刺激手段をリフレッシュ期間内で作動させ、最後に、覚醒維持手段を覚醒維持期間内で作動させ、
制御手段は、鎮静維持期間において、暗騒音以外の刺激がない状態を作り出すことを特徴とするリフレッシュ装置。
【請求項2】
使用者をリラックスさせて、睡眠状態に導く刺激を与えるリラックス誘導手段と、
使用者の睡眠状態を維持する鎮静維持手段と、
使用者の意識水準を高める刺激を与えるリフレッシュ刺激手段と、
使用者に高い覚醒度を実現させる覚醒維持手段と、
それらの手段を制御する制御手段と、
を備え、
制御手段は、リラックス誘導手段をリラックス期間内で作動させた後、鎮静維持手段を鎮静維持期間内で作動させ、次に、リフレッシュ刺激手段をリフレッシュ期間内で作動させ、最後に、覚醒維持手段を覚醒維持期間内で作動させ、
制御手段は、鎮静維持期間において、暗騒音および使用者の不安を低減させる光以外の刺激がない状態を作り出すことを特徴とするリフレッシュ装置。
【請求項3】
使用者の不安を低減させる光の照度が30ルクス以下であることを特徴とする請求項2に記載のリフレッシュ装置。
【請求項4】
制御手段がそれぞれの期間の長さを、使用者に合わせて最適な長さに制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のリフレッシュ装置。
【請求項5】
リラックス誘導手段またはリフレッシュ刺激手段の少なくとも一方が使用者に振動刺激を与えるバイブレーション機能、使用者に指圧感刺激を与える押圧機能もしくは使用者の体の筋肉を伸ばすストレッチ機能の少なくとも一つ、映像もしくは音楽の少なくとも一方の再生機能、または照明の照光機能の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のリフレッシュ装置。
【請求項6】
制御手段がリラックス期間の終期において、バイブレーション機能により使用者に与える振動刺激、押圧機能により使用者に与える指圧感刺激もしくはストレッチ機能により使用者の体の筋肉を伸ばす刺激の少なくとも一つ、映像もしくは音楽の少なくとも一方の再生機能により使用者に与える刺激、または照明の照光機能により使用者に与える刺激の少なくとも一つを徐々に減少させることを特徴とする請求項5に記載のリフレッシュ装置。
【請求項7】
制御手段がリラックス期間において、バイブレーション機能による振動刺激および押圧機能による指圧感刺激を体幹部分に与えないことを特徴とする請求項5または6に記載のリフレッシュ装置。
【請求項8】
制御手段がリフレッシュ期間において、バイブレーション機能による振動刺激または押圧機能による指圧感刺激の少なくとも一方を使用者の足先付近から徐々に体幹部分に近づくように与えることを特徴とする請求項5に記載のリフレッシュ装置。
【請求項9】
制御手段がリフレッシュ期間において、刺激の強さを徐々に増大させていくことを特徴とする請求項5または8に記載のリフレッシュ装置。
【請求項10】
制御手段がリフレッシュ期間において、刺激の機能を徐々に増やしていくことを特徴とする請求項5、8または9に記載のリフレッシュ装置。
【請求項11】
制御手段がリフレッシュ期間において、バイブレーション機能、押圧機能、ストレッチ機能を所望に組み合わせて動作させることを特徴とする請求項5、8、9または10に記載のリフレッシュ装置。
【請求項12】
リフレッシュ刺激手段が徐々に使用者の覚醒を促す映像もしくは音楽の再生機能の少なくとも一方または徐々に使用者の覚醒を促す照明の照光機能の少なくとも一方を含み、
制御手段がリフレッシュ期間において、バイブレーション機能、押圧機能、ストレッチ機能、映像もしくは音楽の再生機能の少なくとも一方または照明の照光機能を所望に組み合わせて動作させることを特徴とする請求項11に記載のリフレッシュ装置。
【請求項13】
使用者の生体信号を検出して、使用者の睡眠状態を判定する生体センサを備え、
制御手段は、生体センサが判定した使用者の睡眠状態の結果に従って、リラックス期間の長さ、鎮静維持期間の長さ、リフレッシュ期間の長さ、覚醒維持期間の長さの少なくとも一つを制御することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のリフレッシュ装置。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれか1項に記載のリフレッシュ装置を備えることを特徴とする乗り物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−200486(P2008−200486A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−7243(P2008−7243)
【出願日】平成20年1月16日(2008.1.16)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】