リムーバブルトップブランケット
画像形成装置の中間転写体のブランケット本体とともに使用可能なリムーバブルトップブランケットは、連続ソフト層と、前記連続ソフト層の上面に配置される剥離層と、前記剥離層に取り外し可能に配置されるリムーバブルトップライナーであって、当該リムーバブルトップライナーが前記剥離層を支持するように構成される支持状態と、当該リムーバブルトップライナーが前記剥離層を露出するように構成される露出状態とを有するリムーバブルトップライナーと、前記連続ソフト層の下面に配置される付着層であって、少なくとも前記連続ソフト層の下面に付着するように構成される付着層と、前記付着層に取り外し可能に配置されるリムーバブルボトムライナーであって、当該リムーバブルボトムライナーが前記連続ソフト層を保護するように構成される保護状態と、当該リムーバブルボトムライナーが前記付着層を剥き出しにするように構成される剥き出し状態とを有するリムーバブルボトムライナーとを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
液体静電印刷装置のような画像形成装置は、画像形成装置によって形成される画像を受け付けて、印刷媒体のような素地（substrate）上に画像を転写する画像転写ブランケットを含む。
画像転写ブランケットには、有限の寿命がある。
具体的には、画像転写ブランケットの外層は、時間とともに印刷品質に悪影響を及ぼす永久的なダメージを進展させる。
したがって、画像転写ブランケットは、通常、周期的に交換される。
【図面の簡単な説明】
【０００２】
本発明の一般的な概念の、限定的でない例示の実施形態が、以下の記述で述べられており、添付された図面を参照しているが、特許請求の範囲を限定するものではない。
図面においては、２つ以上の図面に出現する、同一及び同様の構造、要素又はその部分には、一般的に、それらが出現する図面において、同一又は同様の参照符号が付される。
図面において例示されたコンポーネント及び特徴の寸法は、プレゼンテーションの便宜および明瞭さのために選ばれるが、縮尺通りである必要はない。
以下の添付図面を参照する。
【０００３】
【図１】本発明の一般的な概念の例示の実施形態による、画像形成ブランケットを含む画像形成装置を示す概略図である。
【図２Ａ】本発明の一般的な概念の例示の実施形態による、様々な状態における画像形成装置の中間転写体のブランケット本体（main blanket body）で使用され得る、リムーバブルトップブランケット（removable top blanket）を示す側面図である。
【図２Ｂ】本発明の一般的な概念の例示の実施形態による、様々な状態における画像形成装置の中間転写体のブランケット本体で使用され得る、リムーバブルトップブランケットを示す側面図である。
【図３】本発明の一般的な概念の例示の実施形態による、画像形成装置の中間転写体のブランケット本体で使用され得るリムーバブルトップブランケットを製造する方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００４】
以下の詳細な実施形態において、本明細書の一部をなす添付図面が参照され、発明の一般的な概念が実施され得る具体的な実施形態が例示として描かれている。
他の実施形態が利用され得、本発明の一般的な概念の範囲を逸脱することなく、構造的又は論理的な変更がなされ得ることが理解されよう。
したがって、以下の詳細な実施形態は、限定することを意図せず、本発明の一般的な概念の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。
【０００５】
さまざまなタイプの従来からの画像転写ブランケットが、画像形成装置で使用されている。
１つのタイプでは、画像転写ブランケット全体が、定期的に交換される必要がある。
他のタイプでは、画像転写ブランケットの一部が、画像転写ブランケットの残りとは独立したリムーバブルトップブランケット（removable top blanket）として、交換され得る。
前者のタイプでは、画像転写ブランケットの任意の部分の耐用年数が終了する場合に、画像形成装置で使用される画像転写ブランケット全体が、通常、交換される。
たとえ、画像転写ブランケットの内層のかなり前に、画像転写ブランケットの外層が終了する場合であっても、全体が交換される。
後者のタイプでは、画像形成ブランケットの外層を含むリムーバブルトップブランケットが、ブランケット本体とは独立して交換され得る。
例えば、リムーバブルトップブランケットは、画像転写ブランケットのブランケット本体に取り付けられ、又はブランケット本体から取り外され得る。
【０００６】
リムーバブルトップブランケットは、リムーバブルトップブランケットの柔軟性のある外層を構造的に支持するための硬い層のような剛体層（rigid layer）を含み得る。
剛体層は、ブランケット本体へのリムーバブルトップブランケットの取り付け後に、画像転写ブランケットの一部となる。
しかしながら、リムーバブルトップブランケットの剛体層によって画像転写ブランケットに導入された剛性は、逆に、画像転写ブランケットの機械的性質及びコンフォーマビリティー（conformability）に影響を与え得る。
例えば、前述のリムーバブルトップブランケットでは、くぼみを招く可能性が増加し、荒い素地の表面に適合する（conform）ことが困難となり得る。
したがって、印刷品質が減少し得る。
よって、本発明の一般的な概念においては、リムーバブルトップブランケットは、永久的な（permanent）剛体層ではなく、除去可能な上部及び下部のライナー（removable top and bottom liner）を有する。
したがって、本発明の一般的な概念のリムーバブルトップブランケットが画像転写ブランケットのブランケット本体に接続される場合、剛性は、画像転写ブランケットに導入されない。
したがって、画像転写ブランケットの機械的性質は、維持され得る。
【０００７】
図１Ａは、本発明の一般的な概念の例示の実施形態による、画像形成ブランケットを含む画像形成装置の実施形態の概略図である。
図１を参照して、画像形成装置１０は、入力ユニット１４から印刷媒体等の素地Ｓを受け付けて、素地Ｓを出力ユニット１６に出力する印刷ユニット１２を含む。
印刷ユニット１２は、画像が形成され得る外面を定める（define）フォトイメージング（photo imaging）部材１８を含む。
例えば、外面は、帯電ローラのような適切な帯電器（図示せず）で帯電され得る。また、画像の特徴（features）に対応する外面の一部は、外面上に静電イメージを形成するレーザ書き込みユニット１１によって選択的に放電され得る。
その後、インク又はインクに含まれる色素は、外面上にインクイメージを形成するバイナリインクデベロッパー（binary ink developer）のようなインク現像ユニット（ink development unit）１３を用いて、静電イメージに塗布され（applied）得る。
【０００８】
フォトイメージング部材１８の外面に形成されたインクイメージは、中間部材１５に転写される。この中間部材１５は、中間部材１５の外面に重なる画像転写ブランケット１７を含む。
より具体的には、画像転写ブランケット１７は、中間部材１５の外面に安全に取り付けられている。
中間部材１５は、フォトイメージング部材１８からインクイメージを受け付け、イメージを熱し、素地Ｓに画像を転写するように構成される。
中間部材１５から素地Ｓに転写される間、素地Ｓは、中間部材１５と圧部材（impression member）１９との間に挟まれる。
長い間繰り返される印刷は、中間部材１５の画像転写ブランケット１７の外層を擦り減らす。
ある場合では、内層でさえ、永久歪を経由して（through permanent deformations）、同様に損傷する。
インクイメージが素地Ｓに転写されると、素地Ｓは、出力ユニット１６に移送され得る。
【０００９】
図２Ａ及び図２Ｂは、本発明の一般的な概念の例示の実施形態による、様々な状態における画像形成装置の中間転写体のブランケット本体で使用され得る、リムーバブルトップブランケットを示す側面図である。
図２Ａは、支持状態（support state）でリムーバブルトップライナー（removable top liner）２２を有し、保護状態でリムーバブルボトムライナー２８を有するリムーバブルトップブランケット２０を示す。
図２Ｂは、リムーバブルトップライナー２２が露出状態（exposure state）であり、リムーバブルボトムライナー（removable bottom liner）２８が剥き出し状態（uncover state）であるリムーバブルトップブランケット２０を示す。
図２Ａで示されるように、本実施例において、リムーバブルトップブランケット２０は、剥離層（release layer）２４、付着層（adhesion layer）２６、剥離層２４と付着層２６との間に配置された連続ソフト層（continuous soft layer）２５、剥離層２４の上面に配置されたリムーバブルトップライナー２２、及び、付着層２６の下面に配置されたリムーバブルボトムライナー２８を含む。
ブランケット本体（図示せず）は、以前からのもので周知であり、導電層、スポンジ層及び繊維層のような多層を含み得る。
ブランケット本体は、ドラムのような中間転写体１５（図１）に配置される。
例えば、本体付着層は、中間転写体１５に付着し得るし、クランプを使用して接続され得る。
【００１０】
図１及び図２Ａを参照して、剥離層２４は、画像形成装置１０の結像面（imaging surface）から画像を受け付け、剥離層２４から素地Ｓへ画像を転写するように構成される。
例示の目的で、剥離層２４は、シリコンの層を含み得、約５〜１０ミクロンの範囲の厚さｔｒを有し得る。
連続ソフト層２５は、画像が転写される素地Ｓに適合するように構成される。
例示の目的で、連続ソフト層２５は、アクリル素材の層を含み得、約１００ミクロンなどの、８０〜１８０ミクロンの範囲の厚さｔｃを有し得る。
【００１１】
本実施例において、リムーバブルトップライナー２２は、図２Ａに示すような支持状態と、図２Ｂに示すような露出状態とを含む。
支持状態において、リムーバブルトップライナー２２は、剥離層２４を支持するように構成される。
例えば、図２Ａに示されるように、支持状態では、リムーバブルトップライナー２２は、剥離層２４に配置され、剥離層２４に付着して、柔軟性のある剥離層２４及び連続ソフト層２５に構造を提供する。
実施例において、リムーバブルトップライナー２２が支持状態である場合に、リムーバブルトップライナー２２は、剥離層２４を保護するようにも構成される。
したがって、リムーバブルトップライナー２２によって、支持状態では、リムーバブルトップブランケット２０は、適切に扱われ、及び／又は（and/or）、移送され得る。
実施例において、支持状態では、リムーバブルトップライナー２２は、プライマ（primer）を介して剥離層２４に付着し得る。
本実施例において、リムーバブルトップライナー２２の剥離層２４への付着には、リムーバブルトップライナー２２が比較的容易に取り外されることを許容し、残留物が剥離層２４に残留することを防止する、低ピール（low peel）がある。
例えば、ピールは、６０度で５０グラム／ｃｍであり得る。
【００１２】
露出状態では、リムーバブルトップライナー２２は、剥離層２４上に配置されず、図２Ｂに示すように、剥離層２４を露出するように構成される。
したがって、露出状態では、剥離層２４は、画像形成装置１０（図１）の結像面から画像を受け付け、画像を剥離層２４から素地Ｓに転写できる。
本実施例において、リムーバブルトップライナー２２は、６０〜１００ミクロンの範囲で厚さｔｔを有する。
他の実施例においては、リムーバブルトップライナー２２の厚さｔｔの範囲は、６０ミクロン未満又は１００ミクロン超であり得る。
本実施例において、リムーバブルトップライナー２２は、限定されないが、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）を含み得る。
【００１３】
本実施例において、付着層２６は、連続ソフト層２５の下面に配置され、図２Ａ及び図２Ｂに示したように、連続ソフト層２５の下面に少なくとも付着するように構成され。
本実施例において、付着層２６の連続ソフト層２５への付着には、リムーバブルボトムライナー２８の剥き出し状態における付着層２６のブランケット本体への付着についてのピールよりも少なくとも５倍大きなピールがあり得る。
ブランケット本体に対する付着層２６のピールは、剥離層２４に対するリムーバブルトップライナー２２のピールよりも高い。
例えば、ブランケット本体に対する付着層２６のピールは、１００グラム／ｃｍであり得る。
連続ソフト層２５に対する付着層２６のせん断（shear）は、１２０度まででは５ｋｇ／ｃｍ２よりも大きい可能性がある。
ブランケット本体に対する付着層２６のピールは、剥離層２４に対するリムーバブルトップライナー２２のピールよりも高い可能性がある。
例えば、ブランケット本体及び連続ソフト層２５に対する付着層２６のせん断は、１２０度まででは５ｋｇ／ｃｍ２よりも大きい可能性がある。
【００１４】
図２Ａを参照して、リムーバブルボトムライナー２８は、付着層２６に取り外し可能に配置され、保護状態及び剥き出し状態を含む。
本実施例において、リムーバブルボトムライナー２８及び付着層２６は、連続ソフト層２５に結合される前に組み合わされる。
保護状態において、リムーバブルボトムライナー２８は、付着層２６に配置され、図２Ａに示すように、連続ソフト層２５を保護するように構成される。
剥き出し状態において、リムーバブルボトムライナー２８は、付着層２６に配置されず、図２Ｂに示すように、付着層２６を剥き出しにするように構成される。
実施例において、剥き出し状態において、付着層２６はブランケット本体に付着するように構成される。
本実施例において、リムーバブルボトムライナー２８と付着層２６との合計厚さｔｂａは、３０ミクロンより大きくない。
他の実施例において、リムーバブルボトムライナー２８と付着層２６との合計厚さｔｂａは、３０ミクロンより大きい。
本実施例において、リムーバブルボトムライナー２８は、限定されないが、シリコン処理されたＰＥＴを含み得る。
【００１５】
図３は、本発明の一般的な概念の例示の実施形態による、画像形成装置の中間転写体のブランケット本体で使用され得るリムーバブルトップブランケットを製造する方法を示すフローチャートである。
図２Ａ及び図４を参照して、工程Ｓ３１０において、連続ソフト層が提供される。
例えば、連続ソフト層は、供給ロールの形で供給され得る。
工程Ｓ３２０において、剥離層を形成するために、剥離溶液（solution）が連続ソフト層の上面に提供される。
例えば、剥離溶液は、連続ソフト層の上面に配置され得る。
工程Ｓ３３０において、剥離層が硬化（cure）される。
例えば、剥離層の硬化は剥離層を加熱することを含む。
１つの実施例において、加熱は、例えば、所定の温度を有するオーブンによって行われ得る。
他の実施例において、加熱は、例えば、異なる所定の温度を有するいくつかのオーブンによって行われ得る。
別の実施例において、加熱は、１つ以上のオーブンと加熱ローラとによって行われ得る。
工程Ｓ３４０において、リムーバブルトップライナーが剥離層の上面に提供される。
例えば、リムーバブルトップライナーは、供給ロールから剥離層の上面に供給され得る。
工程Ｓ３５０において、リムーバブルボトムライナーを有する付着層が連続ソフト層の下面に提供され、そこで、付着層は連続ソフト層と接する。
例えば、リムーバブルボトムライナーを有する付着層は、供給ロールから連続ソフト層の下面に供給され得る。
他の実施例において、付着層及びリムーバブルボトムライナーのそれぞれは、独立して、連続ソフト層に提供され得る。
【００１６】
実施例において、リムーバブルトップブランケットを製造する方法は、連続ソフト層の上面に剥離溶液を供給する前に連続ソフト層にプライマを供給して、連続ソフト層と剥離層との間の付着を許容することをさらに含み得る。
例えば、プライマは、溶液の形式であり得、連続ソフト層の上面に堆積し得る。
方法は、さらに、リムーバブルトップブランケットを検査すること、及び、所定のサイズにリムーバブルトップブランケットをカットすることを含み得る。
リムーバブルトップブランケットは、原料不良、コーティング不良等の欠陥について調査され得る。
さらに、本実施例において、リムーバブルトップブランケットをカットすることは、リムーバブルトップブランケットの幅及び長さの両方をカットすることを含み得る。
【００１７】
本発明の一般的な概念が、例示の実施形態の限定的でない詳細な記述を用いて述べられた。実施形態は、例示の目的で提供され、一般的な発明の概念の範囲を限定することを意図していない。
１つの実施形態について記載された特徴及び／又はオペレーションは、他の実施形態とともに使用され得ること、及び、一般的な発明の概念の全ての実施形態が、特定の図面に示され又は実施形態の１つについて説明された特徴及び／又はオペレーションの全てを有するとは限らないことが、理解されるべきである。
記述された実施形態の変形は、当業者に思い浮かぶであろう。
さらに、「備える（comprising）」、「含む（including）」及び「有する（have）」という用語及びこれらの結合は、開示及び／又は特許請求の範囲で使用される場合、「〜を含むが、これらに限定されるものではない」ことを意味するものである。
【００１８】
上記の実施形態のいくつかは、発明者によって意図される例示を記述し得ること、したがって、一般的な発明の概念に不可欠でない可能性があり、例として記載される、構造、構造の動作又は詳細及び動作を含み得ることが、留意される。
構造及び本明細書に記述された動作は、均等物によって代替可能である。この均等物は、構造又は動作が異なっていても、当技術分野で知られるように、同じ作用を行う。
したがって、一般的な発明の概念は、特許請求の範囲で使用されるような要素及び限定のみによって限定される。
【技術分野】
【０００１】
液体静電印刷装置のような画像形成装置は、画像形成装置によって形成される画像を受け付けて、印刷媒体のような素地（substrate）上に画像を転写する画像転写ブランケットを含む。
画像転写ブランケットには、有限の寿命がある。
具体的には、画像転写ブランケットの外層は、時間とともに印刷品質に悪影響を及ぼす永久的なダメージを進展させる。
したがって、画像転写ブランケットは、通常、周期的に交換される。
【図面の簡単な説明】
【０００２】
本発明の一般的な概念の、限定的でない例示の実施形態が、以下の記述で述べられており、添付された図面を参照しているが、特許請求の範囲を限定するものではない。
図面においては、２つ以上の図面に出現する、同一及び同様の構造、要素又はその部分には、一般的に、それらが出現する図面において、同一又は同様の参照符号が付される。
図面において例示されたコンポーネント及び特徴の寸法は、プレゼンテーションの便宜および明瞭さのために選ばれるが、縮尺通りである必要はない。
以下の添付図面を参照する。
【０００３】
【図１】本発明の一般的な概念の例示の実施形態による、画像形成ブランケットを含む画像形成装置を示す概略図である。
【図２Ａ】本発明の一般的な概念の例示の実施形態による、様々な状態における画像形成装置の中間転写体のブランケット本体（main blanket body）で使用され得る、リムーバブルトップブランケット（removable top blanket）を示す側面図である。
【図２Ｂ】本発明の一般的な概念の例示の実施形態による、様々な状態における画像形成装置の中間転写体のブランケット本体で使用され得る、リムーバブルトップブランケットを示す側面図である。
【図３】本発明の一般的な概念の例示の実施形態による、画像形成装置の中間転写体のブランケット本体で使用され得るリムーバブルトップブランケットを製造する方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００４】
以下の詳細な実施形態において、本明細書の一部をなす添付図面が参照され、発明の一般的な概念が実施され得る具体的な実施形態が例示として描かれている。
他の実施形態が利用され得、本発明の一般的な概念の範囲を逸脱することなく、構造的又は論理的な変更がなされ得ることが理解されよう。
したがって、以下の詳細な実施形態は、限定することを意図せず、本発明の一般的な概念の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。
【０００５】
さまざまなタイプの従来からの画像転写ブランケットが、画像形成装置で使用されている。
１つのタイプでは、画像転写ブランケット全体が、定期的に交換される必要がある。
他のタイプでは、画像転写ブランケットの一部が、画像転写ブランケットの残りとは独立したリムーバブルトップブランケット（removable top blanket）として、交換され得る。
前者のタイプでは、画像転写ブランケットの任意の部分の耐用年数が終了する場合に、画像形成装置で使用される画像転写ブランケット全体が、通常、交換される。
たとえ、画像転写ブランケットの内層のかなり前に、画像転写ブランケットの外層が終了する場合であっても、全体が交換される。
後者のタイプでは、画像形成ブランケットの外層を含むリムーバブルトップブランケットが、ブランケット本体とは独立して交換され得る。
例えば、リムーバブルトップブランケットは、画像転写ブランケットのブランケット本体に取り付けられ、又はブランケット本体から取り外され得る。
【０００６】
リムーバブルトップブランケットは、リムーバブルトップブランケットの柔軟性のある外層を構造的に支持するための硬い層のような剛体層（rigid layer）を含み得る。
剛体層は、ブランケット本体へのリムーバブルトップブランケットの取り付け後に、画像転写ブランケットの一部となる。
しかしながら、リムーバブルトップブランケットの剛体層によって画像転写ブランケットに導入された剛性は、逆に、画像転写ブランケットの機械的性質及びコンフォーマビリティー（conformability）に影響を与え得る。
例えば、前述のリムーバブルトップブランケットでは、くぼみを招く可能性が増加し、荒い素地の表面に適合する（conform）ことが困難となり得る。
したがって、印刷品質が減少し得る。
よって、本発明の一般的な概念においては、リムーバブルトップブランケットは、永久的な（permanent）剛体層ではなく、除去可能な上部及び下部のライナー（removable top and bottom liner）を有する。
したがって、本発明の一般的な概念のリムーバブルトップブランケットが画像転写ブランケットのブランケット本体に接続される場合、剛性は、画像転写ブランケットに導入されない。
したがって、画像転写ブランケットの機械的性質は、維持され得る。
【０００７】
図１Ａは、本発明の一般的な概念の例示の実施形態による、画像形成ブランケットを含む画像形成装置の実施形態の概略図である。
図１を参照して、画像形成装置１０は、入力ユニット１４から印刷媒体等の素地Ｓを受け付けて、素地Ｓを出力ユニット１６に出力する印刷ユニット１２を含む。
印刷ユニット１２は、画像が形成され得る外面を定める（define）フォトイメージング（photo imaging）部材１８を含む。
例えば、外面は、帯電ローラのような適切な帯電器（図示せず）で帯電され得る。また、画像の特徴（features）に対応する外面の一部は、外面上に静電イメージを形成するレーザ書き込みユニット１１によって選択的に放電され得る。
その後、インク又はインクに含まれる色素は、外面上にインクイメージを形成するバイナリインクデベロッパー（binary ink developer）のようなインク現像ユニット（ink development unit）１３を用いて、静電イメージに塗布され（applied）得る。
【０００８】
フォトイメージング部材１８の外面に形成されたインクイメージは、中間部材１５に転写される。この中間部材１５は、中間部材１５の外面に重なる画像転写ブランケット１７を含む。
より具体的には、画像転写ブランケット１７は、中間部材１５の外面に安全に取り付けられている。
中間部材１５は、フォトイメージング部材１８からインクイメージを受け付け、イメージを熱し、素地Ｓに画像を転写するように構成される。
中間部材１５から素地Ｓに転写される間、素地Ｓは、中間部材１５と圧部材（impression member）１９との間に挟まれる。
長い間繰り返される印刷は、中間部材１５の画像転写ブランケット１７の外層を擦り減らす。
ある場合では、内層でさえ、永久歪を経由して（through permanent deformations）、同様に損傷する。
インクイメージが素地Ｓに転写されると、素地Ｓは、出力ユニット１６に移送され得る。
【０００９】
図２Ａ及び図２Ｂは、本発明の一般的な概念の例示の実施形態による、様々な状態における画像形成装置の中間転写体のブランケット本体で使用され得る、リムーバブルトップブランケットを示す側面図である。
図２Ａは、支持状態（support state）でリムーバブルトップライナー（removable top liner）２２を有し、保護状態でリムーバブルボトムライナー２８を有するリムーバブルトップブランケット２０を示す。
図２Ｂは、リムーバブルトップライナー２２が露出状態（exposure state）であり、リムーバブルボトムライナー（removable bottom liner）２８が剥き出し状態（uncover state）であるリムーバブルトップブランケット２０を示す。
図２Ａで示されるように、本実施例において、リムーバブルトップブランケット２０は、剥離層（release layer）２４、付着層（adhesion layer）２６、剥離層２４と付着層２６との間に配置された連続ソフト層（continuous soft layer）２５、剥離層２４の上面に配置されたリムーバブルトップライナー２２、及び、付着層２６の下面に配置されたリムーバブルボトムライナー２８を含む。
ブランケット本体（図示せず）は、以前からのもので周知であり、導電層、スポンジ層及び繊維層のような多層を含み得る。
ブランケット本体は、ドラムのような中間転写体１５（図１）に配置される。
例えば、本体付着層は、中間転写体１５に付着し得るし、クランプを使用して接続され得る。
【００１０】
図１及び図２Ａを参照して、剥離層２４は、画像形成装置１０の結像面（imaging surface）から画像を受け付け、剥離層２４から素地Ｓへ画像を転写するように構成される。
例示の目的で、剥離層２４は、シリコンの層を含み得、約５〜１０ミクロンの範囲の厚さｔｒを有し得る。
連続ソフト層２５は、画像が転写される素地Ｓに適合するように構成される。
例示の目的で、連続ソフト層２５は、アクリル素材の層を含み得、約１００ミクロンなどの、８０〜１８０ミクロンの範囲の厚さｔｃを有し得る。
【００１１】
本実施例において、リムーバブルトップライナー２２は、図２Ａに示すような支持状態と、図２Ｂに示すような露出状態とを含む。
支持状態において、リムーバブルトップライナー２２は、剥離層２４を支持するように構成される。
例えば、図２Ａに示されるように、支持状態では、リムーバブルトップライナー２２は、剥離層２４に配置され、剥離層２４に付着して、柔軟性のある剥離層２４及び連続ソフト層２５に構造を提供する。
実施例において、リムーバブルトップライナー２２が支持状態である場合に、リムーバブルトップライナー２２は、剥離層２４を保護するようにも構成される。
したがって、リムーバブルトップライナー２２によって、支持状態では、リムーバブルトップブランケット２０は、適切に扱われ、及び／又は（and/or）、移送され得る。
実施例において、支持状態では、リムーバブルトップライナー２２は、プライマ（primer）を介して剥離層２４に付着し得る。
本実施例において、リムーバブルトップライナー２２の剥離層２４への付着には、リムーバブルトップライナー２２が比較的容易に取り外されることを許容し、残留物が剥離層２４に残留することを防止する、低ピール（low peel）がある。
例えば、ピールは、６０度で５０グラム／ｃｍであり得る。
【００１２】
露出状態では、リムーバブルトップライナー２２は、剥離層２４上に配置されず、図２Ｂに示すように、剥離層２４を露出するように構成される。
したがって、露出状態では、剥離層２４は、画像形成装置１０（図１）の結像面から画像を受け付け、画像を剥離層２４から素地Ｓに転写できる。
本実施例において、リムーバブルトップライナー２２は、６０〜１００ミクロンの範囲で厚さｔｔを有する。
他の実施例においては、リムーバブルトップライナー２２の厚さｔｔの範囲は、６０ミクロン未満又は１００ミクロン超であり得る。
本実施例において、リムーバブルトップライナー２２は、限定されないが、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）を含み得る。
【００１３】
本実施例において、付着層２６は、連続ソフト層２５の下面に配置され、図２Ａ及び図２Ｂに示したように、連続ソフト層２５の下面に少なくとも付着するように構成され。
本実施例において、付着層２６の連続ソフト層２５への付着には、リムーバブルボトムライナー２８の剥き出し状態における付着層２６のブランケット本体への付着についてのピールよりも少なくとも５倍大きなピールがあり得る。
ブランケット本体に対する付着層２６のピールは、剥離層２４に対するリムーバブルトップライナー２２のピールよりも高い。
例えば、ブランケット本体に対する付着層２６のピールは、１００グラム／ｃｍであり得る。
連続ソフト層２５に対する付着層２６のせん断（shear）は、１２０度まででは５ｋｇ／ｃｍ２よりも大きい可能性がある。
ブランケット本体に対する付着層２６のピールは、剥離層２４に対するリムーバブルトップライナー２２のピールよりも高い可能性がある。
例えば、ブランケット本体及び連続ソフト層２５に対する付着層２６のせん断は、１２０度まででは５ｋｇ／ｃｍ２よりも大きい可能性がある。
【００１４】
図２Ａを参照して、リムーバブルボトムライナー２８は、付着層２６に取り外し可能に配置され、保護状態及び剥き出し状態を含む。
本実施例において、リムーバブルボトムライナー２８及び付着層２６は、連続ソフト層２５に結合される前に組み合わされる。
保護状態において、リムーバブルボトムライナー２８は、付着層２６に配置され、図２Ａに示すように、連続ソフト層２５を保護するように構成される。
剥き出し状態において、リムーバブルボトムライナー２８は、付着層２６に配置されず、図２Ｂに示すように、付着層２６を剥き出しにするように構成される。
実施例において、剥き出し状態において、付着層２６はブランケット本体に付着するように構成される。
本実施例において、リムーバブルボトムライナー２８と付着層２６との合計厚さｔｂａは、３０ミクロンより大きくない。
他の実施例において、リムーバブルボトムライナー２８と付着層２６との合計厚さｔｂａは、３０ミクロンより大きい。
本実施例において、リムーバブルボトムライナー２８は、限定されないが、シリコン処理されたＰＥＴを含み得る。
【００１５】
図３は、本発明の一般的な概念の例示の実施形態による、画像形成装置の中間転写体のブランケット本体で使用され得るリムーバブルトップブランケットを製造する方法を示すフローチャートである。
図２Ａ及び図４を参照して、工程Ｓ３１０において、連続ソフト層が提供される。
例えば、連続ソフト層は、供給ロールの形で供給され得る。
工程Ｓ３２０において、剥離層を形成するために、剥離溶液（solution）が連続ソフト層の上面に提供される。
例えば、剥離溶液は、連続ソフト層の上面に配置され得る。
工程Ｓ３３０において、剥離層が硬化（cure）される。
例えば、剥離層の硬化は剥離層を加熱することを含む。
１つの実施例において、加熱は、例えば、所定の温度を有するオーブンによって行われ得る。
他の実施例において、加熱は、例えば、異なる所定の温度を有するいくつかのオーブンによって行われ得る。
別の実施例において、加熱は、１つ以上のオーブンと加熱ローラとによって行われ得る。
工程Ｓ３４０において、リムーバブルトップライナーが剥離層の上面に提供される。
例えば、リムーバブルトップライナーは、供給ロールから剥離層の上面に供給され得る。
工程Ｓ３５０において、リムーバブルボトムライナーを有する付着層が連続ソフト層の下面に提供され、そこで、付着層は連続ソフト層と接する。
例えば、リムーバブルボトムライナーを有する付着層は、供給ロールから連続ソフト層の下面に供給され得る。
他の実施例において、付着層及びリムーバブルボトムライナーのそれぞれは、独立して、連続ソフト層に提供され得る。
【００１６】
実施例において、リムーバブルトップブランケットを製造する方法は、連続ソフト層の上面に剥離溶液を供給する前に連続ソフト層にプライマを供給して、連続ソフト層と剥離層との間の付着を許容することをさらに含み得る。
例えば、プライマは、溶液の形式であり得、連続ソフト層の上面に堆積し得る。
方法は、さらに、リムーバブルトップブランケットを検査すること、及び、所定のサイズにリムーバブルトップブランケットをカットすることを含み得る。
リムーバブルトップブランケットは、原料不良、コーティング不良等の欠陥について調査され得る。
さらに、本実施例において、リムーバブルトップブランケットをカットすることは、リムーバブルトップブランケットの幅及び長さの両方をカットすることを含み得る。
【００１７】
本発明の一般的な概念が、例示の実施形態の限定的でない詳細な記述を用いて述べられた。実施形態は、例示の目的で提供され、一般的な発明の概念の範囲を限定することを意図していない。
１つの実施形態について記載された特徴及び／又はオペレーションは、他の実施形態とともに使用され得ること、及び、一般的な発明の概念の全ての実施形態が、特定の図面に示され又は実施形態の１つについて説明された特徴及び／又はオペレーションの全てを有するとは限らないことが、理解されるべきである。
記述された実施形態の変形は、当業者に思い浮かぶであろう。
さらに、「備える（comprising）」、「含む（including）」及び「有する（have）」という用語及びこれらの結合は、開示及び／又は特許請求の範囲で使用される場合、「〜を含むが、これらに限定されるものではない」ことを意味するものである。
【００１８】
上記の実施形態のいくつかは、発明者によって意図される例示を記述し得ること、したがって、一般的な発明の概念に不可欠でない可能性があり、例として記載される、構造、構造の動作又は詳細及び動作を含み得ることが、留意される。
構造及び本明細書に記述された動作は、均等物によって代替可能である。この均等物は、構造又は動作が異なっていても、当技術分野で知られるように、同じ作用を行う。
したがって、一般的な発明の概念は、特許請求の範囲で使用されるような要素及び限定のみによって限定される。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
画像形成装置の中間転写体のブランケット本体とともに使用可能なリムーバブルトップブランケットであって、
連続ソフト層と、
前記連続ソフト層の上面に配置される剥離層と、
前記剥離層に取り外し可能に配置されるリムーバブルトップライナーであって、当該リムーバブルトップライナーが前記剥離層を支持するように構成される支持状態と、当該リムーバブルトップライナーが前記剥離層を露出するように構成される露出状態とを有するリムーバブルトップライナーと、
前記連続ソフト層の下面に配置される付着層であって、少なくとも前記連続ソフト層の下面に付着するように構成される付着層と、
前記付着層に取り外し可能に配置されるリムーバブルボトムライナーであって、当該リムーバブルボトムライナーが前記連続ソフト層を保護するように構成される保護状態と、当該リムーバブルボトムライナーが前記付着層を剥き出しにするように構成される剥き出し状態とを有するリムーバブルボトムライナーと
を備えるリムーバブルトップブランケット。
【請求項２】
前記リムーバブルトップライナーが支持状態にある場合に、前記リムーバブルトップライナーは、前記剥離層に配置される
請求項１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項３】
前記リムーバブルトップライナーが露出状態にある場合に、前記リムーバブルトップライナーは、前記剥離層に配置されない
請求項１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項４】
前記リムーバブルトップライナーは、６０〜１００ミクロンの範囲の厚さを有する
請求項１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項５】
前記リムーバブルトップライナーが支持状態にある場合に、前記リムーバブルトップライナーは、前記剥離層を保護するように構成される
請求項１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項６】
前記リムーバブルボトムライナーが保護状態にある場合に、前記リムーバブルボトムライナーは、前記付着層に配置される
請求項２に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項７】
前記リムーバブルボトムライナーが剥き出し状態にある場合に、前記リムーバブルボトムライナーは、前記付着層に配置されない
請求項３に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項８】
前記リムーバブルトップライナー及び前記剥離層は、プライマを介して互いに付着する
請求項１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項９】
前記リムーバブルボトムライナーが剥き出し状態にある場合に、前記付着層は、ブランケット本体に付着するように構成される
請求項１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項１０】
前記リムーバブルボトムライナーと前記付着層との合計厚さは、３０ミクロンよりも大きくない
請求項１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項１１】
前記剥離層は、前記画像形成装置の結像面から画像を受け付け、前記剥離層から素地へ前記画像を転写するように構成される
請求項１０に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項１２】
前記連続ソフト層は、前記画像が転写される前記素地に適合するように構成される
請求項１１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項１３】
画像形成装置の中間転写体のブランケット本体で使用され得るリムーバブルトップブランケットを製造する方法であって、
連続ソフト層を提供することと、
前記連続ソフト層の上面に剥離溶液を提供して剥離層を形成することと、
剥離層を硬化することと、
前記剥離層の上面にリムーバブルトップライナーを提供することと、
前記連続ソフト層の下面に、リムーバブルボトムライナーを有する付着層を提供することと
を含む方法。
【請求項１４】
前記連続ソフト層の前記上面に前記剥離溶液を供給する前に、前記連続ソフト層にプライマを供給して、前記連続ソフト層と前記剥離層との間の付着を許容すること
をさらに含む請求項１３に記載の方法。
【請求項１５】
前記剥離層を硬化することは、
複数のオーブン及び加熱ローラの少なくとも一方によって前記剥離層を加熱すること
を含む
請求項１３に記載の方法。
【請求項１】
画像形成装置の中間転写体のブランケット本体とともに使用可能なリムーバブルトップブランケットであって、
連続ソフト層と、
前記連続ソフト層の上面に配置される剥離層と、
前記剥離層に取り外し可能に配置されるリムーバブルトップライナーであって、当該リムーバブルトップライナーが前記剥離層を支持するように構成される支持状態と、当該リムーバブルトップライナーが前記剥離層を露出するように構成される露出状態とを有するリムーバブルトップライナーと、
前記連続ソフト層の下面に配置される付着層であって、少なくとも前記連続ソフト層の下面に付着するように構成される付着層と、
前記付着層に取り外し可能に配置されるリムーバブルボトムライナーであって、当該リムーバブルボトムライナーが前記連続ソフト層を保護するように構成される保護状態と、当該リムーバブルボトムライナーが前記付着層を剥き出しにするように構成される剥き出し状態とを有するリムーバブルボトムライナーと
を備えるリムーバブルトップブランケット。
【請求項２】
前記リムーバブルトップライナーが支持状態にある場合に、前記リムーバブルトップライナーは、前記剥離層に配置される
請求項１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項３】
前記リムーバブルトップライナーが露出状態にある場合に、前記リムーバブルトップライナーは、前記剥離層に配置されない
請求項１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項４】
前記リムーバブルトップライナーは、６０〜１００ミクロンの範囲の厚さを有する
請求項１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項５】
前記リムーバブルトップライナーが支持状態にある場合に、前記リムーバブルトップライナーは、前記剥離層を保護するように構成される
請求項１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項６】
前記リムーバブルボトムライナーが保護状態にある場合に、前記リムーバブルボトムライナーは、前記付着層に配置される
請求項２に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項７】
前記リムーバブルボトムライナーが剥き出し状態にある場合に、前記リムーバブルボトムライナーは、前記付着層に配置されない
請求項３に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項８】
前記リムーバブルトップライナー及び前記剥離層は、プライマを介して互いに付着する
請求項１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項９】
前記リムーバブルボトムライナーが剥き出し状態にある場合に、前記付着層は、ブランケット本体に付着するように構成される
請求項１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項１０】
前記リムーバブルボトムライナーと前記付着層との合計厚さは、３０ミクロンよりも大きくない
請求項１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項１１】
前記剥離層は、前記画像形成装置の結像面から画像を受け付け、前記剥離層から素地へ前記画像を転写するように構成される
請求項１０に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項１２】
前記連続ソフト層は、前記画像が転写される前記素地に適合するように構成される
請求項１１に記載のリムーバブルトップブランケット。
【請求項１３】
画像形成装置の中間転写体のブランケット本体で使用され得るリムーバブルトップブランケットを製造する方法であって、
連続ソフト層を提供することと、
前記連続ソフト層の上面に剥離溶液を提供して剥離層を形成することと、
剥離層を硬化することと、
前記剥離層の上面にリムーバブルトップライナーを提供することと、
前記連続ソフト層の下面に、リムーバブルボトムライナーを有する付着層を提供することと
を含む方法。
【請求項１４】
前記連続ソフト層の前記上面に前記剥離溶液を供給する前に、前記連続ソフト層にプライマを供給して、前記連続ソフト層と前記剥離層との間の付着を許容すること
をさらに含む請求項１３に記載の方法。
【請求項１５】
前記剥離層を硬化することは、
複数のオーブン及び加熱ローラの少なくとも一方によって前記剥離層を加熱すること
を含む
請求項１３に記載の方法。
【図１】
【図２Ａ】
【図２Ｂ】
【図３】
【図２Ａ】
【図２Ｂ】
【図３】
【公表番号】特表２０１３−５２０３３３（Ｐ２０１３−５２０３３３Ａ）
【公表日】平成２５年６月６日（２０１３．６．６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１２−５５３８６８（Ｐ２０１２−５５３８６８）
【出願日】平成２２年２月２３日（２０１０．２．２３）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２０１０／０２５０４１
【国際公開番号】ＷＯ２０１１／１０５９９５
【国際公開日】平成２３年９月１日（２０１１．９．１）
【出願人】（５１１０７６４２４）ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル．ピー． (155)
【氏名又は名称原語表記】Ｈｅｗｌｅｔｔ‐Ｐａｃｋａｒｄ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ Ｃｏｍｐａｎｙ， Ｌ．Ｐ．
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成２５年６月６日（２０１３．６．６）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年２月２３日（２０１０．２．２３）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２０１０／０２５０４１
【国際公開番号】ＷＯ２０１１／１０５９９５
【国際公開日】平成２３年９月１日（２０１１．９．１）
【出願人】（５１１０７６４２４）ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル．ピー． (155)
【氏名又は名称原語表記】Ｈｅｗｌｅｔｔ‐Ｐａｃｋａｒｄ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ Ｃｏｍｐａｎｙ， Ｌ．Ｐ．
【Ｆターム（参考）】
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