説明

リモートキャプチャのユーザーインターフェースのライトボックス内、及び、ライトボックス外を区分する撮影方法

【課題】リモートキャプチャのユーザーインターフェースのライトボックス内、及び、ライトボックス外を区分する撮影方法を提供する。
【解決手段】本発明は、リモートキャプチャのユーザーインターフェースのライトボックス内、及び、ライトボックス外を区分する撮影方法で、撮影者が、まず、ライトボックス内、或いは、ライトボックス外で撮影するか選択した後、光源環境下で、異なるデジタルカメラに対し、最適なキャプチャパラメータを設定するもので、デジタルカメラ自身の光源センサーに依存して、キャプチャパラメータを生成し、デジタルカメラの撮影を制御する必要がない。ライトボックス内で、自動モードにより撮影する時、好ましい商品画像を撮影することが可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リモートキャプチャのユーザーインターフェースに関するものであって、特に、リモートキャプチャのユーザーインターフェースのライトボックス内、及び、ライトボックス外を区分する撮影方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラが普及し、多くのユーザーは、自ら、光源を調整して、人や商品に対し撮影を行っている。光源が均等であるライトボックス内で撮影するのは一般的ではなく、それは、多くのユーザーは、デジタルカメラメーカーが提供する機能の複雑なリモートキャプチャ(Remote Capture)ソフトを使い慣れていないからである。よって、非常に少数のデジタルカメラメーカーが、リモートキャプチャソフトを提供するか、或いは、機能が不完全なソフトウェア開発キット(Software
Development Kits,SDK)を提供し、システムインテクレータ自身に、クライアント制式化キャプチャソフトを開発させているので、ライトボックス、及び、リモートキャプチャソフトを完全なシステムに整合しているものは多くない。
【0003】
公知のキャプチャ機能を有するデジタルカメラは、撮影時、図1Aで示されるように、ユーザーインターフェース(User Interface)200の自動露出(Auto Exposure、即ち、AEモード)202は、受動モード204、自動モード206、シャッター208、及び、開口210等を含む機能を提供する。使用工程は、図1Bで示されるように、まず、工程12で、工程14の自動モード(Automatic
Mode)206か、工程18のマニュアルモード(Manual Mode)204を選択し、工程16において、カメラの光源センサーが、キャプチャパラメータを自動生成する。マニュアルモード204を採用する場合、工程20において、手動により、キャプチャパラメータを設定する。上述のキャプチャパラメータの設定後、ユーザーインターフェースは、工程22のプレビュー機能により、被写体の位置、及び、大きさを観察する。続いて、工程24、26で、ズームイン(Zoom in)、ズームアウト(Zoom out)により、撮影したい物件の画像の大きさを調整する。工程28で、撮影が完成する。公知技術では、効果的に、最適なキャプチャパラメータが達成されず、撮影時、外部要素により、撮影した画像がぼやける。
【0004】
故に、ライトボックスとリモートキャプチャソフトを、完全な一つのシステムに整合することが不可欠であるが、ライトボックス、及び、リモートキャプチャソフトは、コンピュータにより制御され、ライトボックス内で、自動モードを選択して撮影する時、トップショット(Top Shot)、或いは、サイドショット(Side Shot)でも、デジタルカメラ上の光源センサーの敏感度の差異、センサーが処する光源環境、被写体からの遠近等の要素の影響で、センサーが感知するキャプチャパラメータの誤差が大きく、且つ、トップショット時、ライトボックス内のデジタルカメラの固定機構により遮蔽されて、感知されず、キャプチャパラメータの誤差が生じやすい。ライトボックス内の実際の光源により、特殊な型式のカメラに対し、最適なキャプチャパラメータを生成し、リモートキャプチャソフト内に予設し、ユーザーインターフェース上で、ライトボックス内を選択し、自動モードのキャプチャを採用して、やっと、最適な画像が撮影できる。一般のデジカメを改善し、自動モードにより、特定の光源環境下で撮影する時、好ましい画像品質が得にくく、この問題を解決することが望まれる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ユーザーが撮影時に、好ましい画像が得られるような、ライトボックス内、及び、ライトボックス外を区分する撮影のユーザーインターフェースを提供することを目的とする。
【0006】
本発明は、センサーが感知時に阻害される要素を除去し、効果的にキャプチャパラメータを達成することをもう一つの目的とする。
【0007】
本発明は、ライトボックス、及び、リモートキャプチャソフトの機能を整合し、それを普及させることを更なる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成するため、ライトボックス内、及び、ライトボックス外を区分する撮影のユーザーインターフェースを提供する。ユーザーが、ユーザーインターフェースを操作する時、カメラが、ライトボックス内、及び、ライトボックス外のどちらかにあるかを選択し、ライトボックス内外の選択後、自動モードか、マニュアルモードを選択し、モードを選択した後、後続のプレビュー、ズームイン、ズームアウトの機能選択を実行し、撮影する。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、ライトボックス内を利用して撮影し、自動モードを採用する時、リモートキャプチャソフト内の予設キャプチャパラメータが、一般のカメラ上の光源センサーが自動感知して生成するキャプチャパラメータを代替する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図2Aは、本発明の方法による周辺設備を示す図である。まず、コンピュータ402内に存在するリモートキャプチャソフト404を起動し、リモートキャプチャソフト404のユーザーインターフェース406は、図2Bで示されるように、ライトボックス内(Inside
Light Box)214、或いは、ライトボックス外(Outside Light Box)216を、ディスプレイ410上に表示する。同時に、ライトボックス412は、電源線413を有して、電源を提供する。コンピュータ402内のリモートキャプチャソフト404は、信号線408により、ライトボックスのランプ電源、及び、カメラ414の撮影を制御し、カメラ414の撮影位置は、ライトボックス412上方で、トップショット415を実行するか、或いは、三脚416により、サイドショット417を実行し、上述の周辺設備の信号伝送、即ち、ユーザーインターフェース406により、ライトボックス内214、ライトボックス外216の撮影を選択し、撮影後、自動モード206、或いは、マニュアルモード204を選択する。
【0011】
ユーザーインターフェース406の操作は、ハードウェアのキー418、或いは、マウス419により制御する。
【0012】
図3は、本発明のリモートキャプチャの工程図である。工程30で、カメラで撮影する時、使用者は、ユーザーインターフェース406を操作して開始し、工程32において、カメラ414は、ユーザーインターフェース406により、ライトボックス内214、ライトボックス外216の撮影を選択する。
【0013】
(1)工程34において、ライトボックス内214で撮影するかを選択し、その場合、工程36において、自動モードかマニュアルモードを選択する。工程38において、自動モードを選択する場合、ライトボックス内214固定の光源を採用し、工程40において、異なるカメラ414に対し、最適なキャプチャパラメータを設定する。工程42において、マニュアルモードを選択する場合、工程44において、手動によりキャプチャパラメータを設定する。
【0014】
(2)工程34で、ライトボックス内214で撮影するか選択し、ライトボックス外216で撮影する場合、工程46において、自動モード206かマニュアルモード204で撮影するかを選択し、工程48において、自動モード206を選択する場合、工程50において、カメラ414の光源センサー212により、キャプチャパラメータを自動生成する。工程52において、マニュアルモード204を選択する場合、工程54で、手動によりキャプチャパラメータを設定する。
【0015】
キャプチャパラメータを設定した後、ユーザーインターフェース406上で、工程56のプレビュー機能により、被写体の位置、及び、大きさを観察し、続いて、工程58、工程60のズームイン、及び、ズームアウトにより、撮影したい物件の画像の大きさを調整し、工程62で、撮影を終了する。
【0016】
本発明と公知技術の差異は、使用者が、ユーザーインターフェースを操作する時、まず、ライトボックス内、或いは、ライトボックス外で撮影するかを選択し、ユーザーがライトボックス内で、自動モードにより撮影する時、実験値により、最適なキャプチャパラメータを設定し、一般のカメラの光源センサーが自動生成するキャプチャパラメータを代替する。
【0017】
本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1A】公知のインターフェースを示す図である。
【図1B】公知技術の工程図である。
【図2A】本発明の周辺設備を示した図である。
【図2B】本発明のインターフェースを示す図である。
【図3】本発明の工程図である。
【符号の説明】
【0019】
202…自動露出モード
204…マニュアルモード
206…自動モード
208…シャッター
210…開口
212…光源センサー
214…ライトボックス内
216…ライトボックス外
402…コンピュータ
404…リモートキャプチャソフト
406…ユーザーインターフェース
408…信号線
410…ディスプレイ
412…ライトボックス
413…電源線
414…カメラ
415…トップショット
416…三脚
417…サイドショット
418…ハードウェアのキー
419…マウス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リモートキャプチャのユーザーインターフェースのライトボックス内、及び、ライトボックス外を区分する撮影方法であって、カメラに応用して撮影する時、ユーザーインターフェースは、ライトボックス内、及び、ライトボックス外に区分して撮影し、
(1)ユーザーインターフェースにより、ライトボックス内、或いは、ライトボックス外を選択して撮影する工程と、
(2)ユーザーインターフェースにより、自動モード、或いは、マニュアルモードを選択して撮影する工程と、
からなることを特徴とする方法。
【請求項2】
リモートキャプチャのユーザーインターフェースのライトボックス内、及び、ライトボックス外を区分する撮影方法であって、カメラに応用して撮影する時、ユーザーインターフェースは、ライトボックス内、及び、ライトボックス外に区分して撮影し、ライトボックス内で撮影し、且つ、自動モードを採用する場合、前記ライトボックス内は、固定の光源により、異なるカメラに対し、最適なキャプチャパラメータを設定することを特徴とする方法。
【請求項3】
前記ユーザーインターフェースは、ディスプレイ上に表示されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザーインターフェースの操作は、更に、ハードウェアのキー、ヒューマンマシンインターフェース、リモコンのディスプレイパネルを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ライトボックス内の光源の前記カメラに対し生成された最適なキャプチャパラメータは、前記カメラキャプチャの使用を制御することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザーインターフェース上は、更に、符号、或いは、テキスト導入により予設された前記キャプチャパラメータを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ライトボックス内、及び、ボックス外を区分する撮影は、異なるユーザーインターフェースに属することを特徴とする請求項1に記載の方法。

【図1A】
image rotate

【図1B】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2006−87087(P2006−87087A)
【公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−236443(P2005−236443)
【出願日】平成17年8月17日(2005.8.17)
【出願人】(504267932)萬里科技股▲ふん▼有限公司 (4)
【Fターム(参考)】