説明

リモートコントロール信号中継装置、リモートコントロール信号中継方法、及びプログラム

【課題】省エネルギー動作に関する操作の有無や機器の稼働状態などの特定の状況に限定されることなく省エネルギー動作を実現するリモートコントロール信号中継装置、リモートコントロール信号中継方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】受信部4は操作対象である機器3に対するリモートコントロール信号を受信する。制御内容データベース部8はリモートコントロール信号による操作内容に加えられる省エネルギー化に関する制約を規定する制御内容を格納している。制御内容データベース部8を参照して、制御部10は操作内容が省エネルギー化に関する制約を満たすようにリモートコントロール信号を制御する。送信部6は制御部10により制御されたリモートコントロール信号を機器3に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は機器を遠隔操作するリモートコントローラから送信されるリモートコントロール信号を中継するリモートコントロール信号中継装置、リモートコントロール信号中継方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
環境問題に対する意識の高まりを背景に、無駄な消費エネルギーを抑制する省エネルギー志向の機器が普及しつつある。
【0003】
このような省エネルギー志向の機器においては、リモートコントローラを利用して省エネルギーを実現するものが開示されている。
【0004】
電気機器を省エネルギーで動作させる省エネルギーモードを備えたリモートコントローラが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この省エネルギーモードを設定すると、人が居ないことを感知した場合に、リモートコントローラが自動的に電気機器の電源をオフにするため、省エネルギー動作が実現できる。
【0005】
また、リモートコントロール信号を中継するシステムを介して、家電機器等の待機中の電力量を抑える遠隔制御装置等が開示されている(例えば、特許文献2乃至4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−259148号公報
【特許文献2】特開2002−218679号公報
【特許文献3】特開2000−308150号公報
【特許文献4】特開2007−215313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1に開示されたリモートコントローラでは、省エネルギーモードに設定されない場合、電源オフ等の省エネルギー動作を行わせることができない。
【0008】
また、特許文献2乃至4に開示された遠隔制御装置等では、家電機器等を使用している間に電力量を抑えることが難しい。
【0009】
このように上記装置等では省エネルギー動作を行うことができる状況が決まっていた。
【0010】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、省エネルギー動作に関する操作の有無や機器の稼働状態などの特定の状況に限定されることなく省エネルギー動作を実現できるリモートコントロール信号中継装置、リモートコントロール信号中継方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るリモートコントロール信号中継装置は、
操作対象の機器に対してリモートコントローラから送信されたリモートコントロール信号を受信する受信部と、
前記リモートコントロール信号による操作内容に加えられる省エネルギー化に関する制約を規定する制御内容を格納する制御内容データベース部と、
前記制御内容データベース部を参照して、前記操作内容が前記省エネルギー化に関する制約を満たすように前記リモートコントロール信号を制御する制御部と、
前記制御部により制御された前記リモートコントロール信号を前記機器に送信する送信部と、
を備える。
【0012】
また、本発明の第2の観点に係るリモートコントロール信号制御方法は、
操作対象の機器に対してリモートコントローラから送信されたリモートコントロール信号を受信する受信工程と、
前記リモートコントロール信号による操作内容に加えられる省エネルギー化に関する制約を規定する制御内容を格納する制御内容データベースを参照して、前記操作内容が前記省エネルギー化に関する制約を満たすように前記リモートコントロール信号を制御する制御工程と、
前記制御工程により制御された前記リモートコントロール信号を前記機器に送信する送信工程と、
を備える。
【0013】
また、本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
操作対象の機器に対してリモートコントローラから送信されたリモートコントロール信号を受信する受信部、
前記リモートコントロール信号による操作内容に加えられる省エネルギー化に関する制約を規定する制御内容を格納する制御内容データベース部、
前記制御内容データベース部を参照して、前記操作内容が前記省エネルギー化に関する制約を満たすように前記リモートコントロール信号を制御する制御部、
前記制御部により制御された前記リモートコントロール信号を前記機器に送信する送信部、
として機能させる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、操作内容に加えられる省エネルギー化に関する制約を規定する制御内容を格納する制御内容データベース部を用いてリモートコントローラ信号を制御するので、省エネルギー動作に関する操作の有無や機器の稼働状態などの特定の状況に限定されることなく省エネルギー動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】第1の実施形態におけるリモートコントロール信号中継装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態で適用される制御方針と省エネルギー化に関する制約の一例を示す図である。
【図3】リモートコントローラから送信されるリモートコントロール信号のタイミングチャートである。
【図4】リモートコントロール妨害信号のタイミングチャートである。
【図5】リモートコントロール信号及びリモートコントロール妨害信号により合成された信号のタイミングチャートである。
【図6】図6(A)及び図6(B)は、第1及び第2の実施形態におけるリモートコントロール信号データベース部に格納されるデータの一例を示す図である。
【図7】第1の実施形態における制御内容データベース部に格納されるデータの一例を示す図である。
【図8】第1の実施形態におけるリモートコントロール信号中継処理のフローチャートである。
【図9】第2の実施形態で適用される省エネルギー方針と制御方法の一例を示す図である。
【図10】第2の実施形態における制御内容データベース部に格納されるデータの一例を示す図である。
【図11】第2の実施形態におけるリモートコントロール信号中継装置の構成を示すブロック図である。
【図12】図12(A)及び図12(B)は、第2の実施形態における環境情報データベース部に格納されるデータの一例を示す図である。
【図13】第2の実施形態におけるリモートコントロール信号中継処理のフローチャートである。
【図14】リモートコントロール信号中継装置の装置形状及び設置態様を示す図(その1)である。
【図15】図14のリモートコントロール信号中継装置の上面図である。
【図16】リモートコントロール信号中継装置の装置形状及び設置態様を示す図(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は下記の実施形態及び図面によって限定されるものではない。
【0017】
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
リモートコントロール信号中継装置1はリモートコントローラ2から機器3に送信されたリモートコントロール信号を中継する。
【0019】
機器3はリモートコントローラ2の操作対象である。機器3は例えば、エアコン、テレビ、照明等の電気機器である。
【0020】
リモートコントロール信号中継装置1について詳細に説明する。リモートコントロール信号中継装置1は、図1に示すように、受信部4、リモートコントロール信号制御部5、及び送信部6を備える。
【0021】
受信部4はリモートコントローラ2から送信されたリモートコントロール信号を受信する。
【0022】
リモートコントロール信号制御部5は、例えば、図2に示すような制御方針に基づいて、受信部4で受信されたリモートコントロール信号を制御する。図2には、「エアコン(冷房)は必ず省エネルギーとなる温度で使用する。(番号1)」、「エアコン(暖房)は必ず省エネルギーとなる温度で使用する。(番号2)」、「夜中寝ている間はテレビの電源をオフにする。(番号3)」などの制御方針が示されている。
【0023】
この制御方針を受けて、より具体的な省エネルギー化に関する制約が設定される。例えば番号1の制御方針に対応して「夏に28度より低温の温度設定のリモートコントロール信号を受信しても28度に設定する。(番号1)」が設定される。番号2の制御方針に対応して「冬に20度より高温の温度設定のリモートコントロール信号を受信しても20度に設定する。(番号2)」が設定される。また、番号3の制御方針に対応して「0時から6時まではテレビの電源オンのリモートコントロール信号を受信しても電源をオンにしない。(番号3)」が設定される
【0024】
送信部6はリモートコントロール信号制御部5による制御の下で、リモートコントロール信号及びリモートコントロール妨害信号(ジャミング信号)を機器3に送信する。
【0025】
ここで、図3乃至図5を参照して、リモートコントロール信号及びジャミング信号について説明する。
【0026】
図3に示すように、リモートコントローラ2から送信されるリモートコントロール信号は先頭のリーダ・コードとそれに続くデータ・コードとを含む。機器3はリーダ・コードの受信を契機として機器3の操作内容を含むデータ・コードを受信する。
【0027】
リモートコントロール信号制御部5は、図4に示すように、受信部4でリーダ・コードを受信した時点tから所定の時間、ジャミング信号を送信する。このため、機器3で受信される信号はリモートコントロール信号とジャミング信号が合成された信号となって、図5に示すように、機器3が認識できない信号となる。これにより機器3は受信した信号で動作することができなくなる。
【0028】
図1に戻り、リモートコントロール信号制御部5について詳細に説明する。リモートコントロール信号制御部5はリモートコントロール信号データベース部7、制御内容データベース部8、前処理部9及び制御部10を備える。
【0029】
なお、リモートコントロール信号制御部5はCPU(不図示)及びメモリ(不図示)を備える。CPUがメモリに格納されたプログラムを実行することにより、リモートコントロール信号制御部5は上述の構成要素の機能を実現する。
【0030】
リモートコントロール信号データベース部7は、図6(A)に示すように、リモートコントロール信号の種別及びそのリモートコントロール信号による操作内容に省エネルギー化に関する制約を加える必要があるか否かを示すフラグである制約レベルを格納する。制約レベルが1の場合、そのリモートコントロール信号による操作内容に省エネルギー化に関する制約を加える必要があると判定される。一方、制約レベルが0の場合、そのリモートコントロール信号による操作内容に省エネルギー化に関する制約を加える必要がないと判定される。
【0031】
制約レベルは省エネルギー化に関する制約に基づいて設定される。上述した「夏に28度より低温の温度設定のリモートコントロール信号を受信しても、28度に設定する。」及び「冬に20度より高温の温度設定のリモートコントロール信号を受信しても、20度に設定する。」に基づいて「エアコンの温度設定(番号3)」には制約レベル「1」が設定される。また「0時から6時まではテレビの電源オンのリモートコントロール信号を受信しても電源をオンにしない。」に基づいて「テレビの電源オン(番号5)」には制約レベル「1」が設定される。一方、例えば、リモートコントロール信号の種別「テレビのチャンネル変更(番号8)」、「照明の電源オフ(番号10)」などは省エネルギー化に関する制約に関連しないため、制約レベル「0」が設定される。
【0032】
リモートコントロール信号データベース部7は上述の省エネルギー化に関する制約に基づいて設定される制御の内容(制御内容)及びその制御内容に対応する制御コードを格納する。制御コードは機器3に送信されるリモートコントロール信号を規定するコードである。
【0033】
例えば、図6(B)には、省エネルギー化に関する制約に基づいて「エアコンを28度に設定する(番号1)」、「エアコンを20度に設定する(番号2)」、「0時から6時は電源オフにする、それ以外は電源オンにする(番号3)」などの制御内容が示されている。これらに対応する制御コードはそれぞれ「エアコン28度設定のリモートコントロール信号制御コード(番号1)」、「エアコン20度設定のリモートコントロール信号制御コード(番号2)」、「0時から6時まではテレビの電源オフのリモートコントロール信号、それ以外は電源オンのリモートコントロール信号(番号3)」である。
【0034】
制御内容データベース部8はリモートコントロール信号の種別及びそのリモートコントロール信号による操作内容に加えられる省エネルギー化に関する制約を規定する制御内容を格納する。
【0035】
例えば、図7には、「エアコン(冷房)の温度設定(番号1)」、「エアコン(暖房)の温度設定(番号2)」、「テレビの電源オン(番号3)」などのリモートコントロール信号の種別が示されている。これらに対応する制御内容はそれぞれ「エアコンを28度に設定する(番号1)」、「エアコンを20度に設定する(番号2)」、「0時から6時は電源オフにする、それ以外は電源オンにする(番号3)」である。
【0036】
なお、リモートコントロール信号データベース部7と制御内容データベース部8は、一般的なテーブル構成を有するデータベースである。各テーブルはインデックスとなるキーワードを含み、一般的な検索方法で情報の取得が可能である。
【0037】
前処理部9は送信部6を介してジャミング信号を送信するジャミング信号送信部として機能する。また、前処理部9はリモートコントロール信号データベース部7を参照して、リモートコントロール信号による操作内容に省エネルギー化に関する制約を加える必要があるか否かを判定する。判定が否定された場合、前処理部9は受信部4を介して受信されたリモートコントロール信号を送信する。
【0038】
制御部10は、リモートコントロール信号データベース部7及び制御内容データベース部8を参照して、リモートコントロール信号による操作内容が省エネルギー化に関する制約を満たすようにリモートコントロール信号を制御する。送信部6は制御部10により制御されたリモートコントロール信号を機器3に送信する。
【0039】
次に、図8のフローチャートに沿って、第1の実施形態におけるリモートコントロール信号中継装置1のリモートコントロール信号中継処理について説明する。
【0040】
リモートコントロール信号中継装置1は、リモートコントローラ2から送信されるリモートコントロール信号を受信するまで待つ(ステップS1;No)。
【0041】
受信部4がリモートコントロール信号を受信すると(ステップS1;Yes)、前処理部9は送信部6を介して、所定の時間、ジャミング信号を送信する(ステップS2)。
【0042】
前処理部9は、受信されたリモートコントロール信号の種別に対応する制約レベルをリモートコントロール信号データベース部7から取得する(ステップS3)。
【0043】
前処理部9は、取得された制約レベルに基づいて、機器3の操作内容に省エネルギー化に関する制約を加える必要があるか否かを判定する(ステップS4)。
【0044】
制約レベルが0の場合(ステップS4;No)、前処理部9は送信部6を介して、受信されたリモートコントロール信号を機器3に送信して(ステップS8)、この処理を終了する。
【0045】
一方、制約レベルが1の場合(ステップS4;Yes)、制御部10は受信されたリモートコントロール信号の種別に対応する制御内容を制御内容データベース部8から取得する(ステップS5)。
【0046】
制御部10は取得された制御内容に対応する制御コードをリモートコントロール信号データベース部7から取得する(ステップS6)。
【0047】
次に、制御部10は送信部6を介して、取得された制御コードに対応するリモートコントロール信号を送信して(ステップS7)、この処理を終了する。
【0048】
以下、機器3がエアコン(冷房)であって、リモートコントローラ2を用いて、エアコンの電源をオンにして、さらに、温度設定を変更する場合について説明する。
【0049】
図6(A)に示すように、リモートコントロール信号の種別「エアコンの電源オン(番号1)」の制約レベルは「0」であるため(ステップS4;No)、前処理部9は送信部6を介して、受信部4で受信されたエアコンの電源オンのリモートコントロール信号をエアコンに送信する(ステップS8)。これにより、エアコンの電源がオンになる。
【0050】
次に、エアコン(冷房)の温度設定のリモートコントロール信号(例えば、24度設定)が送信された場合を説明する。
【0051】
図6(A)に示すように、リモートコントロール信号の種別「エアコンの温度設定(番号3)」の制約レベルは「1」であるため(ステップS4;Yes)、制御部10は、図7に示すように、受信されたリモートコントロール信号の種別「エアコン(冷房)の温度設定(番号1)」に対応する制御内容「エアコンを28度に設定する」を制御内容データベース部8から取得する(ステップS5)。
【0052】
次に、制御部10は取得された制御内容に対応する「エアコン28度設定のリモートコントロール信号制御コード」をリモートコントロール信号データベース部7から取得する(ステップS6)。そして、制御部10は送信部6を介して28度設定のリモートコントロール信号をエアコンに送信する(ステップS7)。
【0053】
上述したように、リモートコントロール信号中継装置1はリモートコントローラ2から24度設定のリモートコントロール信号を受信したにも関わらず、操作内容に加えられる省エネルギー化に関する制約を規定する制御内容を格納する制御内容データベース部8を用いてリモートコントロール信号を28度設定に制御する。このため、省エネルギー動作に関する操作の有無や機器の稼働状態などの特定の状況に限定されることなく省エネルギー動作を実現することができる。
【0054】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について詳細に説明する。
【0055】
第2の実施形態では、リモートコントロール信号制御部5は機器3の周囲の環境情報を含む制御方針に基づいてリモートコントロール信号を制御する。例えば、図9には、「部屋の温度が適温あるいは低温の場合、エアコン(冷房)の温度設定を下げないようにする。(番号1)」、「部屋の温度が適温あるいは高温の場合、エアコン(暖房)の温度設定を上げないようにする。(番号2)」、「部屋が明るい場合、照明がつかないようにする。(番号3)」などの制御方針が示されている。
【0056】
この制御方針を受けて、「夏に温度センサの値が28度より低温の場合、エアコン(冷房)の温度設定を下げられないようにする。(番号1)」、「冬に温度センサの値が20度より高温の場合、エアコン(暖房)の温度設定を挙げられないようにする。(番号2)」、「照明センサの値が300ルクス以上の場合、照明を消す、あるいは照明がつかないようにする。(番号3)」などの省エネルギー化に関する制約が設定される。
【0057】
この省エネルギー化に関する制約に基づいて、制御内容データベース部8には、環境情報の種別と環境情報に関する制約条件(環境情報条件)がさらに設定される。
【0058】
例えば、図10のテーブルには、「エアコン(冷房)の温度設定(番号1)」、「エアコン(暖房)の温度設定(番号2)」、「照明の電源オン(番号3)」などのリモートコントロール信号の種別が設定されている。これらに対応して、番号1では環境情報の種別「温度」、環境情報条件「28度以下」、制御内容「リモートコントロール信号の制御を棄却する」が設定されている。番号2では環境情報の種別「温度」、環境情報条件「20度以上」、制御内容「リモートコントロール信号の制御を棄却する」が設定されている。また、番号3では環境情報の種別「照度」、環境情報条件「300ルクス以上」、制御内容「リモートコントロール信号の制御を棄却する」が設定されている。
【0059】
なお、制御内容は「リモートコントロール信号の制御を棄却する」に限らない。例えば、「夏に温度センサの値が28度以上の場合、28度より低温の温度設定のリモートコントロール信号を受信しても、28度に設定する。」という省エネルギー化に関する制約が設定されている場合、番号1の環境情報条件と制御内容をそれぞれ「28度以上」、「エアコンを28度に設定する」と設定することもできる。
【0060】
リモートコントロール信号制御部5が機器3の周囲の環境情報を含む制御方針に基づいてリモートコントロール信号を制御するために、リモートコントロール信号制御部5は、図11に示すように、第1の実施形態における構成に加え、環境情報取得部11と環境情報データベース部12とをさらに備える。
【0061】
環境情報取得部11は温度センサ、湿度センサ、照度センサ、人感センサ等の各種センサ(不図示)を備え、これら各種センサを用いて機器3の周囲の環境情報を取得する。さらに、環境情報取得部11は各種センサで取得された環境情報を環境情報取得値として、環境情報の種別と共に、環境情報データベース部12に格納する。また、環境情報取得部11は受信されたリモートコントロール信号に対応する環境情報の種別と環境情報取得値を環境情報データベース部12から取得する。
【0062】
環境情報データベース部12には、リモートコントロール信号の種別及びその種別に対応する環境情報の種別が格納される。例えば、図12(A)には、「エアコン(冷房)の温度設定(番号1)」、「エアコン(暖房)の温度設定(番号2)」、「照明の電源オン(番号3)」などのリモートコントロール信号の種別が示されている。これらに対応する環境情報の種別はそれぞれ「温度(番号1と番号2)」、「照度(番号3)」である。
【0063】
また、環境情報データベース部12には、環境情報の種別及び環境情報取得値が格納される。例えば、図12(B)には「温度(番号1)」、「照度(番号2)」、「人感(番号3)」などの環境情報の種別が示されている。これらに対応する環境情報取得値はそれぞれ「25度(番号1)」、「400ルクス(番号2)」、「1(番号3)」である。
【0064】
なお、環境情報データベース部12はリモートコントロール信号データベース部7及び制御内容データベース部8と同様に、一般的なテーブル構成を有するデータベースであり、一般的な検索方法で情報の取得が可能である。
【0065】
次に、図13のフローチャートに沿って、第2の実施形態におけるリモートコントロール信号中継装置1のリモートコントロール信号中継処理について説明する。なお、ステップS101乃至ステップS104及びステップS112は、上述した図8のフローチャートのステップS1乃至ステップS4及びステップS8と同様であるため、説明を省略する。
【0066】
リモートコントロール信号による機器3の操作内容に省エネルギーに関する制約を加える必要がある場合(ステップS104;Yes)、環境情報取得部11は各種センサで環境情報を取得する(ステップS105)。
【0067】
環境情報取得部11は各種センサで取得された環境情報を環境情報取得値として、環境情報の種別と共に、環境情報データベース部12に格納する(ステップS106)。
【0068】
次に、環境情報取得部11は受信されたリモートコントロール信号の種別に対応する環境情報の種別及び環境情報取得値を環境情報データベース部12から取得する(ステップS107)。
【0069】
制御部10は受信されたリモートコントロール信号の種別及び取得された環境情報の種別に対応する環境情報条件及び制御内容を制御内容データベース部8から取得する(ステップS108)。
【0070】
ここで、制御部10はステップS107で取得された環境情報取得値が環境情報条件を満たすか否かを判定する(ステップS109)。
【0071】
環境情報取得値が環境情報条件を満たす場合(ステップS109;Yes)、制御部10は、ステップS108で取得された制御内容に対応する制御コードがあるか否かを判定する(ステップS110)。制御コードがない場合(ステップS110;No)、制御部10はリモートコントロール信号を送信せずに、処理を終了する。
【0072】
一方、制御コードがある場合(ステップS110;Yes)、制御部10は送信部6を介して、この制御コードに対応するリモートコントロール信号を送信して(ステップS111)、処理を終了する。
【0073】
環境情報取得値が環境情報条件を満たさない場合(ステップS109;No)、制御部10は送信部6を介して、受信部4に受信されたリモートコントロール信号を機器3に送信して(ステップS111)、この処理を終了する。
【0074】
次に、機器3が照明であって、照明がついている状態で、リモートコントローラ2を用いて照明の電源をオフにして、さらに、照明の電源をオンにする場合について説明する。
【0075】
図6(A)に示すように、リモートコントロール信号の種別「照明の電源オフ(番号10)」の制約レベルは「0」であるため(ステップS104;No)、前処理部9は送信部6を介して、受信部4で受信された照明の電源オフのリモートコントロール信号を照明に送信する(ステップS112)。これにより、照明の電源がオフになる。
【0076】
次に、照明の電源オンのリモートコントロール信号が送信された場合を説明する。
【0077】
図6(A)に示すように、リモートコントロール信号の種別「照明の電源オン(番号9)」の制約レベルは「1」であるため(ステップS104;Yes)、環境情報取得部11は各種センサで環境情報を取得する(ステップS105)。
【0078】
次に、環境情報取得部11は、図12(B)に示すように、各種センサで取得された環境情報を環境情報取得値として、環境情報の種別と共に、環境情報データベース部12に格納する(ステップS106)。環境情報取得部11は、図12(B)に示すように、「温度」と「25度」、「照度」と「400ルクス」、「人感」と「1」を環境情報データベース部12に格納する。
【0079】
次に、受信されたリモートコントロール信号は照明の電源オン信号であるから、環境情報取得部11は、図12(A)に示すように、リモートコントロール信号の種別「照明の電源オン」に対応する環境情報の種別「照度(番号3)」を取得する。さらに、環境情報取得部11は、図12(B)に示すように、環境情報の種別「照度」に対応する環境情報取得値「400ルクス(番号2)」を取得する(ステップS107)。
【0080】
制御部10は、図10に示すように、受信されたリモートコントロール信号の種別「照明の電源オン」及び取得された環境情報の種別「照度」に対応する環境情報条件「300ルクス以上(番号3)」及び制御内容「リモートコントロール信号の制御を棄却する(番号3)」を制御内容データベース部8から取得する(ステップS108)。
【0081】
環境情報取得値「400ルクス」は環境情報条件「300ルクス以上」を満たす(ステップS109;Yes)。
【0082】
図6(B)に示すように、制御内容「リモートコントロール信号の制御を棄却する(番号4)」に対応する制御コードがないため(ステップS110;No)、制御部10はリモートコントロール信号を送信せずに、処理を終了する。
【0083】
上述したように、リモートコントロール信号中継装置1はリモートコントローラ2から照明の電源オンのリモートコントロール信号を受信したにも関わらず、環境情報及び操作内容に加えられる省エネルギー化に関する制約を規定する制御内容を格納する制御内容データベース部8を用いて照明の電源オンのリモートコントロール信号を棄却する。このため、省エネルギー動作に関する操作の有無や機器の稼働状態などの特定の状況に限定されることなく省エネルギー動作を実現することができる。
【0084】
なお、省エネルギー化に関する制約は上述のものに限られない。例えば、テレビの電源オンのリモートコントロール信号を受信した場合、リモートコントロール信号中継装置1は省エネルギーモードを設定するようにしてもよい。また、1日のテレビの利用時間が1時間を超えた場合、電源オンのリモートコントロール信号を電源オフの状態で受信しても、リモートコントロール信号中継装置1は電源をオンにしないと設定してもよい。
【0085】
リモートコントロール信号中継装置1には、例えば、2つの装置形状及び設置態様がある。以下、図14乃至図16を参照して、リモートコントロール信号中継装置1の装置形状及び設置態様について詳細に説明する。
【0086】
(第1の装置形状及び設置態様)
受信部4、リモートコントロール信号制御部5、及び送信部6を一体として構成されるリモートコントロール信号中継装置1は、図14に示すように、機器3(例えば、エアコン)の前面に設けられたリモートコントロール信号受信部201の一部と重なるように取り付けられる。
【0087】
図15はリモートコントロール信号中継装置1を上から見た図である。リモートコントローラ2から送信されたリモートコントロール信号を受信する受信部4とリモートコントロール信号を機器3に送信する送信部6は、リモートコントロール信号制御部5の表裏に配設され、送信部6を配設された面が、リモートコントロール信号受信部201と向き合うように、機器3に取り付けられる。
【0088】
このように受信部4、リモートコントロール信号制御部5、及び送信部6を一体として構成することによって、コンパクトな装置形状であるリモートコントロール信号中継装置1が実現される。
【0089】
(第2の装置形状及び設置態様)
リモートコントロール信号中継装置1は、図16に示すように、受信部4、リモートコントロール信号制御部5、及び送信部6各々を隔離した状態で設置される。この設置態様では、受信部4、リモートコントロール信号制御部5及び送信部6は、それぞれ、天井、部屋の隅、及び機器3(例えば、テレビ)の前に設置される。
【0090】
このように受信部4、リモートコントロール信号制御部5、及び送信部6各々を隔離して設置できる構成とすることで、受信部4を広範囲にわたってリモートコントロール信号を受信できる場所に設置することができる。その結果、受信部4はリモートコントローラ2から送信されるリモートコントロール信号を効率よく受信することができる。
【0091】
なお、リモートコントロール信号制御部5が受信部4及び送信部6と無線通信可能なサーバとしてもよい。この場合、受信部4によって受信されたリモートコントロール信号は無線通信によってリモートコントロール信号制御部5へ転送される。リモートコントロール信号制御部5によって制御されたリモートコントロール信号又はジャミング信号は、無線通信によって送信部6に転送され、最終的に機器3に送信される。
【0092】
なお、リモートコントロール信号中継装置1はジャミング信号でリモートコントロール信号を妨害するため、機器3のリモートコントロール信号受信部全体を覆って設置しなくてよい。このため、機器3の設置場所、あるいは機器3のリモートコントロール信号受信部の形状、大きさ、及び位置に依存せずにリモートコントロール信号中継装置1を用いることができる。
【0093】
また、リモートコントロール信号中継装置1は機器3あるいはリモートコントローラ2に内蔵させなくてよいので、省エネルギーに対応してない機器等に用いることが可能である。
【0094】
なお、上記実施形態においては、リモートコントローラ2の操作対象の機器をエアコン又は照明としたが、これらに限らず、DVD(Digital Versatile Disk)プレイヤ、CD(Compact Disc)プレイヤ、テレビ等あらゆるリモートコントローラを利用する機器について適用が可能である。
【0095】
また、リモートコントローラ2の操作対象の機器は、例えばガス機器、灯油機器、石油機器等、電気機器以外でもよい。
【0096】
なお、上記実施形態において、実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical Disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するシステムを構成することとしてもよい。
【0097】
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
【0098】
また、OS(Operating System)が分担して上述の機能を実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
【0099】
(付記1)操作対象の機器に対してリモートコントローラから送信されたリモートコントロール信号を受信する受信部と、
前記リモートコントロール信号による操作内容に加えられる省エネルギー化に関する制約を規定する制御内容を格納する制御内容データベース部と、
前記制御内容データベース部を参照して、前記操作内容が前記省エネルギー化に関する制約を満たすように前記リモートコントロール信号を制御する制御部と、
前記制御部により制御された前記リモートコントロール信号を前記機器に送信する送信部と、
を備えるリモートコントロール信号中継装置。
【0100】
(付記2)前記リモートコントロール信号による操作内容に前記省エネルギー化に関する制約を加える必要があるか否かを示すフラグを前記操作内容ごとに格納するリモートコントロール信号データベース部と、
前記リモートコントロール信号データベース部を参照して、前記受信部により受信された前記リモートコントロール信号による操作内容に前記省エネルギー化に関する制約を加える必要がない場合、前記制御部による前記リモートコントロール信号の制御を経ずに前記受信部により受信された前記リモートコントロール信号を前記送信部から送信させる前処理部と、
をさらに備える、
ことを特徴とする付記1に記載のリモートコントロール信号中継装置。
【0101】
(付記3)前記機器の周囲の環境情報を取得する環境情報取得部をさらに備え、
前記制御内容データベース部に格納された制御内容には、前記環境情報に関する前記制約が規定され、
前記制御部は、
前記環境情報取得部により取得された前記環境情報に基づいて、前記受信部により受信された前記リモートコントロール信号が前記制約を満たすように前記リモートコントロール信号を制御する、
ことを特徴とする付記1又は2に記載のリモートコントロール信号中継装置。
【0102】
(付記4)前記リモートコントローラから送信されたリモートコントロール信号が前記受信部に受信されてから、所定の時間、前記送信部を介して、前記リモートコントローラから送信されたリモートコントロール信号が前記機器で受信されるのを妨害するリモートコントロール妨害信号を送信するジャミング信号送信部をさらに備える、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載のリモートコントロール信号中継装置。
【0103】
(付記5)前記受光部と前記発光部とが表裏一体に構成され、前記発光部側が前記機器の前記リモートコントロール信号の受信部に対向して取り付け可能である、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載のリモートコントロール信号中継装置。
【0104】
(付記6)前記受光部と前記発光部との少なくとも一方は、
前記制御部と無線通信により前記リモートコントロール信号を送受信する、
ことを特徴とする付記1乃至5のいずれかに記載のリモートコントロール信号中継装置。
【0105】
(付記7)操作対象の機器に対してリモートコントローラから送信されたリモートコントロール信号を受信する受信工程と、
前記リモートコントロール信号による操作内容に加えられる省エネルギー化に関する制約を規定する制御内容を格納する制御内容データベースを参照して、前記操作内容が前記省エネルギー化に関する制約を満たすように前記リモートコントロール信号を制御する制御工程と、
前記制御工程により制御された前記リモートコントロール信号を前記機器に送信する送信工程と、
を備えるリモートコントロール信号中継方法。
【0106】
(付記8)コンピュータを、
操作対象の機器に対してリモートコントローラから送信されたリモートコントロール信号を受信する受信部、
前記リモートコントロール信号による操作内容に加えられる省エネルギー化に関する制約を規定する制御内容を格納する制御内容データベース部、
前記制御内容データベース部を参照して、前記操作内容が前記省エネルギー化に関する制約を満たすように前記リモートコントロール信号を制御する制御部、
前記制御部により制御された前記リモートコントロール信号を前記機器に送信する送信部、
として機能させるプログラム。
【符号の説明】
【0107】
1 リモートコントロール信号中継装置
2 リモートコントローラ
3 機器
4 受信部
5 リモートコントロール信号制御部
6 送信部
7 リモートコントロール信号データベース部
8 制御内容データベース部
9 前処理部
10 制御部
11 環境情報取得部
12 環境情報データベース部
201 リモートコントロール信号受信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作対象の機器に対してリモートコントローラから送信されたリモートコントロール信号を受信する受信部と、
前記リモートコントロール信号による操作内容に加えられる省エネルギー化に関する制約を規定する制御内容を格納する制御内容データベース部と、
前記制御内容データベース部を参照して、前記操作内容が前記省エネルギー化に関する制約を満たすように前記リモートコントロール信号を制御する制御部と、
前記制御部により制御された前記リモートコントロール信号を前記機器に送信する送信部と、
を備えるリモートコントロール信号中継装置。
【請求項2】
前記リモートコントロール信号による操作内容に前記省エネルギー化に関する制約を加える必要があるか否かを示すフラグを前記操作内容ごとに格納するリモートコントロール信号データベース部と、
前記リモートコントロール信号データベース部を参照して、前記受信部により受信された前記リモートコントロール信号による操作内容に前記省エネルギー化に関する制約を加える必要がない場合、前記制御部による前記リモートコントロール信号の制御を経ずに前記受信部により受信された前記リモートコントロール信号を前記送信部から送信させる前処理部と、
をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のリモートコントロール信号中継装置。
【請求項3】
前記機器の周囲の環境情報を取得する環境情報取得部をさらに備え、
前記制御内容データベース部に格納された制御内容には、前記環境情報に関する前記制約が規定され、
前記制御部は、
前記環境情報取得部により取得された前記環境情報に基づいて、前記受信部により受信された前記リモートコントロール信号が前記制約を満たすように前記リモートコントロール信号を制御する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリモートコントロール信号中継装置。
【請求項4】
前記リモートコントローラから送信されたリモートコントロール信号が前記受信部に受信されてから、所定の時間、前記送信部を介して、前記リモートコントローラから送信されたリモートコントロール信号が前記機器で受信されるのを妨害するリモートコントロール妨害信号を送信するジャミング信号送信部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のリモートコントロール信号中継装置。
【請求項5】
前記受光部と前記発光部とが表裏一体に構成され、前記発光部側が前記機器の前記リモートコントロール信号の受信部に対向して取り付け可能である、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のリモートコントロール信号中継装置。
【請求項6】
前記受光部と前記発光部との少なくとも一方は、
前記制御部と無線通信により前記リモートコントロール信号を送受信する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のリモートコントロール信号中継装置。
【請求項7】
操作対象の機器に対してリモートコントローラから送信されたリモートコントロール信号を受信する受信工程と、
前記リモートコントロール信号による操作内容に加えられる省エネルギー化に関する制約を規定する制御内容を格納する制御内容データベースを参照して、前記操作内容が前記省エネルギー化に関する制約を満たすように前記リモートコントロール信号を制御する制御工程と、
前記制御工程により制御された前記リモートコントロール信号を前記機器に送信する送信工程と、
を備えるリモートコントロール信号中継方法。
【請求項8】
コンピュータを、
操作対象の機器に対してリモートコントローラから送信されたリモートコントロール信号を受信する受信部、
前記リモートコントロール信号による操作内容に加えられる省エネルギー化に関する制約を規定する制御内容を格納する制御内容データベース部、
前記制御内容データベース部を参照して、前記操作内容が前記省エネルギー化に関する制約を満たすように前記リモートコントロール信号を制御する制御部、
前記制御部により制御された前記リモートコントロール信号を前記機器に送信する送信部、
として機能させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2012−49593(P2012−49593A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−186842(P2010−186842)
【出願日】平成22年8月24日(2010.8.24)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成20年度・21年度・22年度、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、エネルギー使用合理化技術戦略的開発、エネルギー有効利用基盤技術先導研究開発、インテリジェントタップを用いた簡易型HEMSの研究開発に係る委託事業、産業技術力強化法第19条の適用を受ける特許出願
【出願人】(390001395)NECシステムテクノロジー株式会社 (438)
【Fターム(参考)】