説明

リライト記録媒体とその製造方法

【課題】印刷適性及び取り扱い性に優れたリライト記録媒体を提供すること。
【解決手段】基材シート12aに直接アンテナ12bとICチップ12cを実装してインレットシート12とし、このインレットシート12の上に、ICチップ12cが嵌合する開口部15aを形成したコアシート15を2枚のホットメルトシート13,13で挟んで積層する。そして、ホットメルトシート13の上に、基材シート11aに可逆性の感熱記録層11bを設けたリライトシート11を積層し、これを加熱した後に冷却することにより、リライトシート11とインレットシート12の間に挿入されたコアシート15をホットメルト層13aによって接着する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はリライトシートとICタグを組み合わせたリライト記録媒体とその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、生産工程などの管理業務において、リライトシートとICタグを組み合わせた書き換え可能なリライト記録媒体が利用されている。リライトシートとはシート上に可逆性の感熱記録層が設けられ、サーマルプリンタで加熱することにより感熱記録層を発色させて印字を行うものであり、ICタグとは基材にアンテナとICチップが設けられたインレットを有し、専用のリーダライタ装置からの電波によってICチップに記憶されたデータの読み書きを行うものである。このようなリライトシートとICタグからなるリライト記録媒体は、ICチップ内のデータを感熱記録層に表示しておくことによってICチップが故障した時のバックアップを残しておくことが可能になるとともに、表示情報を多く印字できることや、面積の大きな2次元コード等を印字できるという利点がある。
【0003】
図4は従来のリライト記録媒体の一構成例を示す図である。同図に示すリライト記録媒体40は、基材シートに感熱記録層を設けたリライトシート41と、基材にアンテナとICチップを有するインレットの周縁部をカット加工した部分インレット42とから構成されている。そして、同図(a)のように部分インレット42の両面をホットメルトシート43,43で挟んだ後、リライトシート41を表面側に対向させ、さらに合成樹脂からなるペアシート44を裏面側に対向させて熱接着することによって、同図(b)のような製品を製造している。
【0004】
ところが、この製造方法によると、通常リライトシート41の厚みが約130μm、部分インレット42の厚みが約220μm、ホットメルトシート43の厚みが約30μm、ペアシート44の厚みが約100μmあり、完成した製品の最大厚みが約510μmと大きくなるので、製品のフレキシブル性(柔軟性)に欠けるという欠点がある。また、製品の表面にはICチップによる凹凸や部分インレット42による段差が生じるので、これによりリライトシート41に印字した文字にカスレや抜けが発生してしまう。さらには、この凹凸や段差が原因で製品をプリンタのスタッカーに積み上げた際に厚みのバラツキによって傾きが発生し、プリンタでの搬送トラブルが起こるとともに、積み上げ可能な枚数が少なくなるという問題もある。
【0005】
次いで、図5は従来のリライト記録媒体の他の構成例を示す図である。同図に示すリライト記録媒体50は、ICチップの厚みによる凹凸を無くしたものである。すなわち、同図(a)のようにICチップのサイズに対応する開口部を形成したコアシート55を使用し、このコアシート55を部分インレット52の上からかぶせ、その両面をホットメルトシート53,53で挟んだ後、リライトシート51を表面側に対向させ、さらにペアシート54を裏面側に対向させて熱圧着することによって、同図(b)のような製品を製造している。
【0006】
この製造方法によれば、ICチップによる凹凸が無くなるものの、通常コアシート55の厚みが約188μmもあり、完成した製品の最大厚みが約528μmと更に増してしまうので、製品の腰が一層強くなり、平らな場所に置いたときに製品をつかみづらくなるという欠点がある。しかも、リライトシート51の表面には依然として部分インレット52による段差が生じるので、上述したような印字不良や搬送トラブル等の問題は解決されていない。
【0007】
なお、下記の特許文献1には、上記のような情報記録媒体に関する技術が開示されているが、この技術は本願発明とは異なり、可逆性記録層を有する記録基材に光熱変換基材とシートを積層し、記録基材とシートの間にアンテナとICチップを有するモジュールを挿入して加熱加圧するというものである。
【0008】
【特許文献1】特開2003−182250号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は上述したような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、特に製品表面に凹凸や段差を無くすとともに製品厚みを減らし、印刷適性及び取り扱い性に優れたリライト記録媒体とその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は上記の目的を達成するため、可逆性感熱記録層を有するリライトシートと、アンテナとICチップを有するインレットシートとを一体化してなるリライト記録媒体であって、上記リライトシートと上記インレットシートの間に、上記ICチップを嵌合させた開口部を有するコアシートが接着剤を介して接着されていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明は上記の目的を達成するため、可逆性感熱記録層を有するリライトシートと、アンテナとICチップを有するインレットシートとを一体化してなるリライト記録媒体の製造方法であって、上記インレットシートの上に、上記ICチップが嵌合する開口部を形成したコアシートを接着剤で挟んで積層し、その接着剤の上に上記リライトシートを積層することにより上記リライトシートと上記インレットシートを接着することを特徴とする。
【0012】
リライトシートは、基材シート上に書き換え可能に表示できる記録層を有していれば、その種類は特に限定されない。例えばロイコ染料タイプや透明・白濁タイプの感熱記録層を備えたリライトシートを使用することができる。
【0013】
ロイコ染料タイプの感熱記録層は、樹脂バインダ中にロイコ染料からなる発色剤と酸性物質からなる顕色剤を分散させて基材シートに塗布したもので、加熱により発色剤と顕色剤が溶融して発色し、常温まで急冷すると発色状態が安定して印字が行える。一方、再び加熱して発色剤と顕色剤を溶融させ、常温まで徐冷すると消色が行える。
【0014】
透明・白濁タイプの感熱記録層は、樹脂バインダ中に有機低分子物質を粒子状に分散させて透明フィルム上に塗布したもので、加熱により有機低分子が白濁し、常温まで冷却すると白濁状態が安定して印字が行える。一方、より低い温度で加熱して有機低分子を透明に戻し、常温まで冷却すると消色が行える。
【0015】
インレットシートは、基材シートの上にアンテナとICチップを備えたICタグとして機能し、外部のリーダライタ装置との間で無線によるデータ通信を行うものであれば、その通信方式は特に問わない。例えば電磁結合方式、電磁誘導方式、電波方式などを採用することができる。
【0016】
電磁結合方式とは長波による高周波をアンテナに印加して生じた相互誘導を利用して通信を行うもので、この場合インレットシートのアンテナをコイルアンテナにする。電磁誘導方式とは長波帯や短波帯によりアンテナ近傍に発生した磁界を利用して通信を行うもので、この場合インレットシートのアンテナをコイルアンテナにする。電波方式とはUHF帯やマイクロ波帯の電波を利用して通信を行うもので、この場合インレットシートのアンテナをダイポールアンテナにする。
【0017】
接着剤としては、エポキシ樹脂やウレタン樹脂等を材料とする溶剤型接着剤や、加熱して溶融させることにより接着力を有し、その後冷却して硬化させることによってシート同士を接着する機能を持たせるホットメルト型接着剤を使用することができる。ホットメルト型接着剤の中でもシート状に加工したものをホットメルトシートといい、例えば、ポリエチレンシートやポリアミドシート等の低融点の熱可塑性樹脂からなるシートが挙げられる。
【0018】
コアシートとしては、接着剤との接着性に優れ、かつ、適度な可撓性を有するものが好ましく、例えば原料にポリエステルやポリプロピレン等の合成樹脂を用いた合成紙が好適である。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、従来のようなインレットのカット加工やカットした部分インレットを挿入する作業を廃止できるので、工数が減り、製造時間を短縮することができる。また、リライトシート、ホットメルトシート、及びコアシートが従来と同じ厚みのものであっても、ペアシートに替えて全面インレットシートを使用したことにより、完成した製品の厚みが抑えられるので、製品にフレキシブル性(柔軟性)を持たせることができ、取り扱いやすさが大幅に向上するという効果がある。
【0020】
また、本発明によれば、完成した製品表面には従来のようなICチップによる凹凸や部分インレットによる段差がなくなり、リライトシートの印刷面が平坦になるので、サーマルプリンタでリライトシートに印刷する際にカスレや抜けが発生せず、良好な印字が可能になるという効果もある。
【0021】
さらに、本発明によれば、製品の両面が平坦で全体の厚みも均一であるため、プリンタのスタッカーに積み上げた際に製品が傾くことがなくなり、プリンタでの搬送トラブルが解消されるとともに、製品全体の厚みが薄くなった分だけ積み上げ枚数を多くすることができるという効果もある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0023】
図1は本発明のリライト記録媒体の一構成例を示す図であり、図2は同リライト記録媒体の断面図、図3は同リライト記録媒体の製造方法を示す図である。
【0024】
図1に示すように、本実施形態のリライト記録媒体10は、表面側にリライトシート11を備え、裏面側にインレットシート12を備えた記録媒体であり、サーマルプリンタで印刷することによってリライトシート11に書き換え可能に表示できるとともに、リーダライタ装置で無線通信することによってインレットシート12のICチップ内のデータを読み書きできるようになっている。このリライト記録媒体10は、カードサイズ(85.6mm×54.0mm)よりも大きく、A5版サイズ(148.0mm×210.0mm)よりも小さいサイズであり、その厚みが500μm以下に設定されている。
【0025】
リライトシート11は、本実施形態ではロイコ染料タイプを採用したものであり、基材シート11aの上に可逆性の感熱記録層11bを備えて構成されている。
【0026】
基材シート11aは可逆性の感熱記録層11bを支持する支持体であり、例えばPET等の合成樹脂フィルムを使用することができる。
【0027】
感熱記録層11bはロイコ染料からなる発色剤と、酸性物質からなる顕色剤を樹脂バインダ中に分散させて基材シート11aの表面に均一に塗布されている。そして、プリンタのサーマルヘッドで感熱記録層11bを加熱すると発色剤と顕色剤が溶融して発色し、これを急激に冷却することにより発色状態が安定して印字が行える一方、熱板や熱ローラで感熱記録層11bを再び加熱して発色剤と顕色剤を溶融させ、これを徐々に冷却することにより消色が行えるようになっている。図示した例では、後述するICチップ12cに記憶された各種データのバックアップ用として、感熱記録層11bに2次元コードによる情報が印字されている。
【0028】
なお、本実施形態ではリライトシート11にロイコ染料タイプのものを使用したが、これに替えて透明・白濁タイプのものを使用してもよい。
【0029】
インレットシート12は、本実施形態では電磁誘導方式を採用したICタグとして機能するものであり、基材シート12aの上にアンテナ12bとICチップ12cを備えて構成されている。
【0030】
基材シート12aはアンテナ12bとICチップ12cを支持する支持体であり、例えばPET等の合成樹脂フィルムを使用することができる。
【0031】
アンテナ12bはICチップ12cの端子に接続された導電体からなり、リーダライタ装置からの電波を受信してICチップ12cを起動させる電力を発生させる。アンテナ12bの形状は電磁誘導方式に適応するようにループコイル状に形成されている。
【0032】
ICチップ12cはリーダライタ装置との間でデータ通信を行う電子部品であり、CPU、ROM、RAM、EEPROMを内蔵している。CPUはリーダライタ装置から受信した信号を解析して処理を実行し、その実行結果をアンテナ12bからリーダライタ装置へ返信する。ROMはCPUの実行プログラムを格納した読出専用メモリ、RAMはデータを一時的に記憶する作業用メモリ、EEPROMは通信したデータを書き換え可能に記憶する不揮発性メモリである。EEPROMにはこのリライト記録媒体10での管理に必要な各種データが記憶されている。
【0033】
なお、本実施形態のインレットシート12は電磁誘導方式のICタグであるが、これに替えて電磁結合方式や電波方式のICタグにしてもよい。
【0034】
そして、図2に示すように、このリライト記録媒体10は、リライトシート11とインレットシート12の間にコアシート15が介挿されている。このコアシート15は、後述のホットメルトシート13を溶融硬化させたホットメルト層13aによってリライトシート11とインレットシート12の双方に接着されている。
【0035】
コアシート15はICチップ12cの厚みによる製品表面の凹凸を無くすべく隙間を埋めるためのものであり、ホットメルトシート13との接着性に優れ、かつ適度な可撓性を備えたシートが使用されている。例えば原料にポリエステルやポリプロピレン等の合成樹脂を用いた合成紙が好適である。このコアシート15には所定位置に開口部15aが設けられており、この開口部15aにICチップ12cが嵌合され、コアシート15とICチップ12cが略同一の高さに設定されている。これにより、リライトシート11の表面とインレットシート12の裏面に凹凸がなく、リライト記録媒体10の両面が平坦な構造になっている。
【0036】
以上が本発明のリライト記録媒体の構成であるが、以下にその製造方法を説明する。
【0037】
図3に示すように、まず基材シート12aの上にアンテナ12bを形成する。基材シート12aはPET等の合成樹脂フィルム(厚み100μm)で構成されており、アンテナ12bはこの合成樹脂フィルムの上に導電性ペーストをスクリーン印刷、インクジェット印刷、凹版印刷等でループコイル状にパターン印刷すること、あるいは銅箔やアルミ箔をエッチングすることによって形成される。導電性ペーストは主に金、白金、銀、銅、パラジウム、ニッケル、錫、鉛、インジウム等の導電性粒子をビニル系樹脂やフェノール系樹脂の樹脂バインダに混合分散して印刷可能なペースト状にしたものである。
【0038】
次に、アンテナ12bの上にICチップ12cを実装する。アンテナ12bはループコイル状に形成されているので、このアンテナ12bのコイル端部に接合剤を塗布する。接合剤としては熱硬化性エポキシ樹脂に導電性フィラーを混合した導電性接着剤を使用することができる。そして、この接合剤の上にICチップ12c(厚み170μm)の端子を下に向けて載置し、実装機で加圧してアンテナ12bとICチップ12cを接続することによってインレットシート12を作製する。
【0039】
次いで、インレットシート12の上にホットメルトシート13を積層する。ホットメルトシート13としてはポリエチレンシートやポリアミドシート等のように融点の低い熱可塑性樹脂シート(厚さ30μm)を使用することができる。ホットメルトシート13は図のように2枚重ねて使用するが、この2枚のホットメルトシート13,13の間にコアシート15を挿入する。
【0040】
コアシート15としては、ポリエステルやポリプロピレン等の合成樹脂からなる合成紙が好適であり、市販の合成紙では、例えばポリエステル系合成紙「クリスパー」(東洋紡績株式会社、製品名)や、ポリプロピレン系合成紙「ユポ」(株式会社ユポ・コーポレーション製、製品名)が挙げられる。なお、本実施形態では上記「クリスパー」(厚さ188μm)を使用している。このコアシート15にはICチップ12cのサイズに合わせて穴あけ加工を施すことで、ICチップ12cを嵌合するための開口部15aを形成してある。そして、図示したようにコアシート15の両面をホットメルトシート13,13で挟み込み、コアシート15の開口部15aをICチップ12cの位置に合わせ、インレットシート12のICチップ実装面に積層する。
【0041】
次に、ホットメルトシート13の上にリライトシート11を積層する。リライトシート11は基材シート11aの上に可逆性の感熱記録層11bを印刷して形成される。基材シート11aはPET等の合成樹脂フィルム(厚さ100μm)で構成されており、感熱記録層11b(厚さ30μm)はロイコ染料からなる発色剤と、フェノール系化合物等の酸性物質からなる顕色剤と、両者の化学反応を促進させる増感剤と、これらの成分を均一に分散して基材シートに固着させる保持剤を樹脂バインダ中に混合して印刷可能なペースト状にしたものである。リライトシート11は感熱記録層11bが塗布された面を表面にして表側のホットメルトシート13の上に積層される。
【0042】
最後に、リライトシート11とインレットシート12を接着する。上記のようにして積層されたリライトシート11とインレットシート12を所定温度で加熱すると、ホットメルトシート13,13が溶融し、互いに接着力を有するようになる。その後、常温まで冷却することによってホットメルトシート13が硬化し、ホットメルト層13aが形成される。そして、表面側ではリライトシート11の基材シート11aとコアシート15がホットメルト層13aを介して接着され、裏面側ではインレットシート12の基材シート12aとコアシート15がホットメルト層13aを介して接着される。これにより、図2に示すように、リライトシート11の表面とインレットシート12の裏面に凹凸のないリライト記録媒体10が完成する。
【0043】
なお、本実施形態では、ホットメルトシート13を使用したが、これに替えてホットメルト型接着剤や溶剤型接着剤などの接着剤を使用してもよい。
【0044】
このように、本発明によれば、従来のようなインレットのカット加工やカットした部分インレットを挿入する作業が不要になるので、工数が減り、製造時間が短縮化される。また、リライトシート11、ホットメルトシート13、及びコアシート15は従来と同じ厚みのものを使用しているが、裏面のペアシート(厚み100μm相当)を廃止し、替わりに基材シート12aの上に直接アンテナ12bとICチップ12cを実装した全面のインレットシート12を使用したことにより、完成した製品の最大厚みを約478μmまで抑えることができる。このため、従来製品よりも全体の厚みが薄くなるので、製品にフレキシブル性(柔軟性)を持たせることができ、取り扱いやすさが大幅に向上する。
【0045】
また、完成したリライト記録媒体10の表裏面には従来のようなICチップ12cによる凹凸や部分インレットによる段差がなくなり、リライトシート11の印刷面が平坦な構造になっているため、サーマルプリンタでリライトシート11に印刷する際にカスレや抜けが発生せず、良好な印字が可能になる。
【0046】
さらには、製品の両面が平坦で製品全体の厚みも均一であるので、プリンタのスタッカーに積み上げた際に製品が傾くことがなく、プリンタでの搬送時のトラブルが解消されるとともに、製品全体の厚みが薄くなった分だけ積み上げ可能な枚数が多くなるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明のリライト記録媒体の一構成例を示す図。
【図2】本発明のリライト記録媒体の断面図。
【図3】本発明のリライト記録媒体の製造方法を示す図。
【図4】従来のリライト記録媒体の一構成例を示す図。
【図5】従来のリライト記録媒体の他の構成例を示す図。
【符号の説明】
【0048】
10 リライト記録媒体
11 リライトシート
11a 基材シート
11b 感熱記録層
12 インレットシート
12a 基材シート
12b アンテナ
12c ICチップ
13 ホットメルトシート
13a ホットメルト層
15 コアシート
15a 開口部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可逆性感熱記録層を有するリライトシートと、アンテナとICチップを有するインレットシートとを一体化してなるリライト記録媒体であって、
上記リライトシートと上記インレットシートの間に、上記ICチップを嵌合させた開口部を有するコアシートが接着剤を介して接着されている
ことを特徴とするリライト記録媒体。
【請求項2】
可逆性感熱記録層を有するリライトシートと、アンテナとICチップを有するインレットシートとを一体化してなるリライト記録媒体の製造方法であって、
上記インレットシートの上に、上記ICチップが嵌合する開口部を形成したコアシートを接着剤で挟んで積層し、その接着剤の上に上記リライトシートを積層することにより上記リライトシートと上記インレットシートを接着する
ことを特徴とするリライト記録媒体の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−207431(P2008−207431A)
【公開日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−45652(P2007−45652)
【出願日】平成19年2月26日(2007.2.26)
【出願人】(000186566)小林クリエイト株式会社 (169)
【Fターム(参考)】