説明

リンを含むキナゾリン化合物および使用方法

リン置換を含む新規なキナゾリン誘導体およびそれらの化合物を用いた過剰増殖性疾患(例えば、癌)の治療方法を開示する。これらの化合物は、哺乳動物における癌および炎症などの異常なプロテインキナーゼ活性に関連した障害を治療するのに有用なI型受容体プロテインキナーゼ阻害剤である。それらの化合物を含む医薬組成物、それらの化合物およびそれらの薬学的に許容される塩を調製する方法も開示する。本発明は、癌などの過剰増殖性疾患の治療において有用な式Iのリン置換4−アニリノキナゾリンならびにその薬学的に許容される塩およびプロドラッグを提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Aの化合物:
【化53】

(式中、
WはNまたはC−CN基であり;
は、置換された単環式、二環式もしくは三環式のアリールまたはヘテロアリール部分あるいはアリールアルキル基であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NR、−NRC(O)NR、−OR、−S(O)R、−SOまたは−SRであり、それぞれの前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルは、置換されていないかまたはオキソ、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキルアルキル、シアノ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR11SO12、−SONR1113、−C(O)R14、−C(O)OR15、−OC(O)R14、−NR11C(O)OR16、−NR11C(O)R14、−C(O)NR1113、−NR1113、−NR11C(O)NR1113、−OR15、−S(O)R12、−SO12、−SR12、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルからなる群から独立に選択される最大で5個の基で任意選択で置換されており;
Tは、結合であるか、またはC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルもしくはヘテロシクリルアルキルからさらなる水素原子を取り除くことによって形成される二価の基であり;それぞれの前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは、置換されていないかまたはオキソ、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、シアノ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR11SO12、−SONR1113、−C(O)R14、−C(O)OR15、−OC(O)R14、−NR11C(O)OR15、−NR11C(O)R14、−C(O)NR1113、−NR1113、−NR11C(O)NR1113、−OR15、−S(O)R12、−SO12および−SR12からなる群から独立に選択される最大で3個の基で任意選択で置換されており;
Qは、結合またはC〜Cアルキルであり、前記アルキルは、置換されていないかまたはオキソ、ハロゲン、C〜Cアルキル、シアノ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、−NR1113および−OR15からなる群から独立に選択される最大で3個の基で任意選択で置換されており;
XはOまたはSであり;
YおよびZは独立にO、S、NRまたは結合であり;
は、H、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NRまたは−SOであり、それぞれの前記アルキルおよびシクロアルキルは、置換されていないかまたはオキソ、ハロゲン、シアノ、アジドおよび−OR15からなる群から独立に選択される最大で5個の基で任意選択で置換されており;
は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリルアルキルであり、それぞれの前記アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルは、置換されていないかまたはオキソ、ハロゲン、シアノ、−OR15、−NR1113、−SO12、−SR12、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシおよびトリフルオロメトキシからなる群から独立に選択される最大で5個の基で任意選択で置換されており;
は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリルアルキルであり、それぞれの前記アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルは、置換されていないかまたはオキソ、ハロゲン、シアノ、−OR15、−NR1113、−SO12、−SR12、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシおよびトリフルオロメトキシからなる群から独立に選択される最大で5個の基で任意選択で置換されているか;
あるいは、RおよびRは、Y、Qおよびこれらが結合している原子と一緒になって、ハロゲン、オキソ、−OR15、−NR1113、−SO12、−SR12、C〜Cアルキル;C〜Cシクロアルキル、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルからなる群から独立に選択される最大で5個の基で任意選択で置換された4〜10員複素環を形成しているか;
あるいは、RおよびRは、Y、Zおよびこれらが結合しているリン原子と一緒になって、ハロゲン、オキソ、−OR15、−NR1113、−SO12、−SR12、C〜Cアルキル、C〜Cシクリルアルキル、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルからなる群から独立に選択される最大で5個の基で任意選択で置換された4〜10員複素環を形成しており;
各Rは独立に、水素、C〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり、それぞれの前記アルキルおよびシクロアルキルは、置換されていないかまたはオキソ、ハロゲン、シアノ、アジドおよび−OR15からなる群から独立に選択される最大で5個の基で任意選択で置換されており;
各Rは独立に、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリルアルキルであり、それぞれの前記アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルは、置換されていないかまたはオキソ、ハロゲン、シアノおよび−OR15からなる群から独立に選択される最大で5個の基で任意選択で置換されており;
各Rは独立に、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリルアルキルであり、それぞれの前記アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルは、置換されていないかまたはオキソ、ハロゲン、シアノ、アジドおよび−OR15からなる群から独立に選択される最大で5個の基で任意選択で置換されており;
各Rは独立に、水素、C〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり、それぞれの前記アルキルおよびシクロアルキルは、置換されていないかまたはオキソ、ハロゲン、シアノ、アジドおよび−OR15からなる群から独立に選択される最大で5個の基で任意選択で置換されており;
各Rは、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリルアルキルであり、それぞれの前記アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルは、置換されていないかまたはオキソ、ハロゲン、シアノおよびアジドからなる群から独立に選択される最大で5個の基で任意選択で置換されているか;
あるいは、RおよびRが同じ原子と結合しているまたは隣接原子と結合している場合、RおよびRはそれらが結合している1つまたは複数の原子と一緒になって、ハロゲン、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルからなる群から独立に選択される最大で3個の基で任意選択で置換された4〜10員複素環を形成しているか;
あるいは、RおよびRが同じ原子と結合しているまたは隣接原子と結合している場合、RおよびRはそれらが結合している1つまたは複数の原子と一緒になって、ハロゲン、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルからなる群から独立に選択される最大で3個の基で任意選択で置換された4〜10員複素環を形成しているか;
あるいは、RおよびRが同じ原子と結合しているまたは隣接原子と結合している場合、RおよびRはそれらが結合している1つまたは複数の原子と一緒になって、ハロゲン、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルからなる群から独立に選択される最大で3個の基で任意選択で置換された4〜10員複素環を形成しているか;
あるいは、RおよびRが同じ原子と結合しているまたは隣接原子と結合している場合、RおよびRはそれらが結合している1つまたは複数の原子と一緒になって、ハロゲン、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルからなる群から独立に選択される最大で3個の基で任意選択で置換された4〜10員複素環を形成しており;
各R11は独立に、水素、C〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり;
各R12は独立に、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリルアルキルであり;
各R13は独立に、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリルアルキルであり;
各R14は独立に、水素、C〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり;
各R15は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリルアルキルであり;そして
各R16は独立に、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリルアルキルである)
またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項2】
式(Aa):
【化54】

(式中、
、A、A、AおよびAは一緒になって5員ヘテロアリールを形成しており;
各A、A、A、AおよびAは独立にO、N、S、CまたはCHであり;ただし、A、A、A、AおよびAの少なくとも1つは、O、NおよびSからなる群から選択されるヘテロ原子であり、A、A、A、AおよびAの少なくとも1つはCまたはCHであり;
Uは、ハロゲン、シアノ、オキソ、−OR15およびC〜Cアルキルからなる群から独立に選択される最大で3個の基で任意選択で置換されたC〜Cアルキレンであり;ただし、Uは、ヘテロアリールの炭素原子を介して5員ヘテロアリールと結合しており;
は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NR、−NRC(O)NR、−OR、−S(O)R、−SOまたは−SRである)
の化合物である、請求項1に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項3】
前記5員ヘテロアリールが:
【化55】

からなる群から選択される、請求項2に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項4】
式(Aa−1):
【化56】

の化合物である、請求項2に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項5】
式(Aa−2):
【化57】

の化合物である、請求項4に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項6】
式(Ab)
【化58】

(式中、Uは、ハロゲン、シアノ、オキソ、−OR15およびC〜Cアルキルからなる群から独立に選択される最大で3個の基で任意選択で置換されたC〜Cアルキレンである)
の化合物である、請求項1に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項7】
式(Ab−1):
【化59】

の化合物である、請求項6に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項8】
Uがメチレンである、請求項7に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項9】
式(Ac):
【化60】

の化合物である、請求項1に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項10】
が:
【化61】

からなる群から選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項11】
が、
【化62】

である、請求項10に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項12】
が、水素、ハロゲンおよび−ORからなる群から選択される、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項13】
が水素である、請求項12に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項14】
XがOである、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
WがNである、請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
N−(3−クロロ−4−(3−フルオロベンジルオキシ)フェニル)−6−(5−((4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン;
6−(5−((2−(ジメチルホスフィノ)エチルアミノイル)メチル)フラン−2−イル)−N−(4−(3−フルオロベンジルオキシ)−3−クロロフェニル)キナゾリン−4−アミン;
6−(5−(((ジメチルホスフィノイル)メチルアミノ)メチル)フラン−2−イル)−N−(4−(3−フルオロベンジルオキシ)−3−クロロフェニル)キナゾリン−4−アミン;
N−(3−クロロ−4−(3−フルオロベンジルオキシ)フェニル)−6−(3−(4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)プロパ−1−イニル)キナゾリン−4−アミン;
N−(3−クロロ−4−(3−フルオロベンジルオキシ)フェニル)−6−(3−(4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)プロピル)キナゾリン−4−アミン;
ジメチル2−((5−(4−(3−クロロ−4−(3−フルオロベンジルオキシ)フェニルアミノ)キナゾリン−6−イル)フラン−2−イル)メチルアミノ)エチルホスホネート;
N−(3−クロロ−4−(3−フルオロベンジルオキシ)フェニル)−6−(5−((2−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサホスフィノ−2−イル)エチルアミノ)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン;
N−(3−クロロ−4−(ピリジン−2−イルメトキシ)フェニル)−6−(5−((4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン;
N−(3−クロロ−4−((6−メチルピリジン−2−イル)メトキシ)フェニル)−6−(5−((4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン;
6−(3−(2−(ジメチルホスフィノイル)エチルアミノ)プロパ−1−イニル)−N−(4−(3−フルオロベンジルオキシ)−3−クロロフェニル)キナゾリン−4−アミン;
N−(4−(3−フルオロベンジルオキシ)−3−クロロフェニル)−6−((E)−3−(4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)プロパ−1−エニル)キナゾリン−4−アミン;
N−(4−(6−メチルピリジン−3−イルオキシ)−3−メチルフェニル)−6−(5−((4−メチル−1,4−アザホスフィナン−1−イル)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン;
N−(4−(3−フルオロベンジルオキシ)−3−クロロフェニル)−6−(5−((4−((ジメチルホスフィノイル)−メチル)ピペラジン−1−イル)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン;
N−(4−(3−フルオロベンジルオキシ)−3−ブロモフェニル)−6−(5−((4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン;
2−((2−クロロ−4−(6−(5−((4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−イルアミノ)フェノキシ)メチル)ピリジン1−オキシド;
N−(1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−5−イル)−6−(5−((4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン;
N−(3−クロロ−4−(3−フルオロベンジルオキシ)フェニル)−6−(5−((4−エトキシ−1,4−アザホスフィノ−1−イル)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン;
(R)−6−(5−((4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)メチル)フラン−2−イル)−N−(1−フェニルエチル)キナゾリン−4−アミン;
N−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)−6−(5−((4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン;
N−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−(5−((4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン;
N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−6−(5−((4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン;
N−(3−クロロ−4−(ピラジン−2−イルメトキシ)フェニル)−6−(5−((4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン;
N−(4−(3−フルオロベンジルオキシ)−3−エチニルフェニル)−6−(5−((4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−アミン;
2−((2−クロロ−4−(6−(5−((4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)メチル)フラン−2−イル)キナゾリン−4−イルアミノ)フェノキシ)メチル)−6−メチルピリジン1−オキシド;
6−(5−((2−(ジメチルホスフィノイル)エチルアミノ)メチル)フラン−2−イル)−N−(1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−5−イル)キナゾリン−4−アミン;
2−(N−((5−(4−(1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−5−イルアミノ)キナゾリン−6−イル)フラン−2−イル)メチル)−N−(2−(ジメチルホスフィノ)エチル)アミノ)エタン;
2−(N−((5−(4−(1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−5−イルアミノ)キナゾリン−6−イル)フラン−2−イル)メチル)−N−(2−(ジメチルホスフィノイル)エチル)アミノ)エタノール;および
N−(1−(3−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−5−イル)−6−(3−(4−メチル−1,4−アザホスフィノ−1−イル)プロパ−1−イニル)キナゾリン−4−アミン
からなる群から選択される化合物またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項17】
請求項1から16のいずれか一項に記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはその水和物もしくは溶媒和物および薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項18】
哺乳動物における過剰増殖性疾患を治療する方法であって、前記哺乳動物に治療有効量の請求項1から16のいずれか一項に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法。
【請求項19】
前記哺乳動物がヒトである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記過剰増殖性疾患がHer2陽性の癌である、請求項18または19に記載の方法。
【請求項21】
前記Her2陽性の癌が、乳癌、胃癌、卵巣癌である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
過剰増殖性疾患の治療のための医薬品の製造における、請求項1から16のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項23】
請求項1から16のいずれか一項に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物を含む過剰増殖性疾患の治療で使用するためのキット。
【請求項24】
前記過剰増殖性疾患が、乳癌、胃癌、卵巣癌である、請求項23に記載のキット。
【請求項25】
過剰増殖性疾患の治療で使用するための取扱説明書をさらに含む、請求項24に記載のキット。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2012−532100(P2012−532100A)
【公表日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−517506(P2012−517506)
【出願日】平成22年7月2日(2010.7.2)
【国際出願番号】PCT/US2010/001897
【国際公開番号】WO2011/002523
【国際公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【出願人】(511314832)ニューゲン セラピューティクス, インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】