説明

リングがないフラフープ運動器具

【課題】狭小な場所でも誰も容易にフラフープ運動ができて、嵩が小さくて携帯と保管も易しいリングがない新しい形態のフラフープ運動器具を提供する。
【解決手段】腰などに着用してフラフープ運動ができるようにするフラフープ運動器具が開示される。前記フラフープ運動器具は円形の内部空間を有するケース、前記内部空間に流動可能に収容されて、前記ケースが円運動をすることによって、遠心力によって前記ケースの内部空間で円運動する流動体及び前記ケースに連結された係止具を含む構成を有して、場所が狭小な室内でもフラフープ運動ができて、ベルトをケースに盛ることができて携帯が簡便で、既存にはなかった新しい形態のフラフープ運動ができるようにして、ケース内部の突起とボールによって振動が発生されるので、使用者の腰周りを柔らかく按摩をしてくれる效果も提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フラフープ運動器具に関し、特に、腰などに着用してフラフープ運動ができるようにするフラフープ運動器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のリング形態のフラフープは大きくて、場所が狭小な室内空間で使用するのに制限があって、携帯と保管が不便なだけでなく、素人が熟練されるように使用できるまで、時間がたくさん必要となるという短所があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、狭小な場所でも誰も容易にフラフープ運動ができて、嵩が小さくて携帯と保管も易しいリングがない新しい形態のフラフープ運動器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明によるフラフープ運動器具は、円形の内部空間を有するケース、前記内部空間に流動可能に収容されて前記ケースが円運動をすることによって遠心力によって前記ケースの内部空間で円運動する流動体及び前記ケースに連結された係止具を含む構成を有する。
【0005】
前記ケースは円形の下部ケース、該下部ケースと見合わせて結合されて前記内部空間を形成する上部ケース及び前記下部ケースと前記上部ケースを一体で結合する結合手段を具備して構成されたのが望ましい。結合手段としては、嵌合方式、螺合方式、接着剤、熔接または融接によることがある。
【0006】
前記下部ケースの中央には第1ねじ部が上方へ突出形成されて、前記上部ケース中央には前記第1ねじ部が通過される結合孔が形成されていて、前記結合手段は前記上部ケースの側で前記結合孔を通じて前記第1ねじ部に螺合される第2ねじ部を有するねじ部材であることがさらに望ましい。
【0007】
前記流動体は鉛、鋼鉄などの金属、石、セラミックスまたは圧縮紙などの重量体で作った球形のボールであるか、または前記球形のボール表面にゴムや合成樹脂がコーティングされたことが良い。
【0008】
前記係止具はベルトに着用するように嵌め溝を有して、前記係止具の下端部の両側には前記係止具がベルトから離脱されないようにして、また運動時に左右に揺れながら着用者の身に接触時に柔らかく、そして弾性的に接触されることができるようにケース側にラウンドになるように曲げられた係止片が形成されていることが良い。
【0009】
前記流動体は球形のボールと液体流動体または合成樹脂粒子らを含むことができる。
【0010】
前記流動体が回転されながら接触されて、前記ケースに振動が発生されることができるように前記ケースの内周面に沿って複数の突起らが間隔を置いて形成されていることが望ましい。
【0011】
前記係止具が係止させることができるし、人の身体に着用するようにするためのベルトをさらに含むことが良い。
【発明の効果】
【0012】
本発明によるフラフープ運動器具は、場所が狭小な室内でもフラフープ運動ができるようにしてくれる。
【0013】
そして、ベルトをケースに盛ることができて携帯が簡便であるという長所もある。
【0014】
本発明によるフラフープ運動器具は、既存にはなかった新しい形態のフラフープ運動ができるようにしてくれる。併せて、ケース内部の突起とボールによって振動が発生されるので、使用者の腰周りを柔らかく按摩をしてくれる效果も提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、添付された図面を参照して本発明の望ましい実施例を説明する。
【0016】
図1ないし図7を参照すると、円盤型でなされた下部ケース12の中央にはナット管12aが突出形成されていて、円盤型でなされた上部ケース11の中央には結合孔11aが形成されている。
【0017】
下部ケース12のナット管12aは上部ケース11の結合孔11aを貫通して結合される。上、下部ケース11、12らがお互いに結合されると、内部に円形の空間が形成された円盤型のケース10が作られる。本発明で円形の空間とは、ケース10内部に収容されたボール20のような流動体が円運動することができる空間を意味し、内周面が中心から同一な距離にある円形、卵円形、環状の環形、球形、円盤型、卵型の空間をすべて含む概念として定義する。結合孔11aには覆い13が着せられるように結合されて、覆い13の下部には軸ボルト13aが突出形成されている。軸ボルト13aは結合孔11aを貫通するナット管12aに螺合される。ここでナット管12aは、第1ねじ部になって、軸ボルト13aは第2ねじ部になる。ケース10の大きさは子供向けの大、中、小のものと、成人向けの大、中、小のものなどで区分して作ることができる。
【0018】
ケース10の一側には“U”型の係止具14が形成されている。この係止具14は図7に示すように、ベルト30にかけることができるようにするためのものである。この係止具14の両側にはベルト30から離脱されないようにして、また運動時に左右に搖れながら着用者に身に柔らかく、そして弾性的に接触されることができるようにケース10側にラウンドになるように曲げられた係止片14aが形成されていて、使用者の胴と接触される内側には着心地を柔らかく維持するように緩衝部材15を付着している。
【0019】
ケース10の内部には重量体ボール20が収納されている。重量体ボール20はケース10が運動することによってケース10内部で円運動する流動体として鋼鉄、鉛などの金属で作ったものが望ましくて、その他、石、高圧で圧縮した圧縮紙、圧縮合成樹脂など、重量のそのほかの材料の物が使用されることができることは勿論である。このボール20の表面には軟質のゴムや合成樹脂をコーティングしてボール20が回転される時に騷音が減少されるようにできる。
【0020】
図面のうちで、未説明符号16は上、下部ケース11、12らの間に介されてケース10の内部を密閉させるパッキングであって、31はベルト30に結合された合成樹脂バックル(buckle)である。
【0021】
前述した構成でなされたフラフープ運動器具は、ベルト30を通じて腰に着用される。フラフープ運動器具を腰に着用して腰を回すと、ケース10に収納された重量体ボール20が回転されながら遠心力によってケース10の内部まわりに沿って回転される。腰の回し速度によってボール20の回し速度が早めになりながら遠心力が大きく形成されてフラフープを使用することと同じ運動效果が発生する。
【0022】
一方、図3に示すようにケース10の内部に水のような液体21流動体や合成樹脂粒子らのような粒子22流動体を注入して重量体ボール20と共に回転されるようにできる。この時には、液体21や粒子22でなされた流動体がボール20と共に回転されて回転抵抗を大きくすることができるだけでなく、液体21や粒子22より重量が重い重量体ボール20が液体21や粒子22を過ぎて回転しようとする二重抵抗が発生されて、より一味違う運動效果を得ることができるものである。
【0023】
また、本発明によるフラフープ運動器具は、使用者の体力によってベルト30に着用する個数を1〜4個、またはその以上に調整することができる。
【0024】
図2を参照すると、ケース10の内部まわりには、複数の突起10aらが形成されている。この突起10aらは重量体ボール20が回転されると、ボール20と接触されて振動を発生させる。
【0025】
図8を参照すると、図2の上、下部ケース11、12ら内部に形成された突起10aらの代りにパッキング16aの内周面に突出部16bを形成して、この突出部16bに突起16cらを形成してケース10の内部空間に突き出されるようにしても良い。残りの事項は図1ないし図7を通じて説明したようである。
【0026】
図9を参照すると、ケース10は下部ケース12の端に沿って形成された係止溝12bらと上部ケース11の端に沿って形成された係止突起11bらをお互いに結合して作ることができる。場合によって、ケース10は図10に示すように上部ケース11の外周面に形成された雄螺旋11cと下部ケース12の内周面に形成された雌螺旋12cを通じて螺合して構成することができるし、その反対にしても良い。
【0027】
図11を参照すると、下部ケース12の中央部には外周面に螺旋が形成された螺旋突出部12dを形成して、上部ケース11の中央部にはナット部11dを形成してケース10を構成することができる。螺旋突出部12dとナット部11dは上下でその位置を変えて形成されることができる。
【0028】
その外に上部ケースと下部ケースは、多様な結合手段によって結合されることができるし、さらにまた、ケースは金属材料である場合の熔接、上、下部ケース自体をとかしてお互いに接着する融接、接着剤などによって上、下部ケースが一体型で接合された形態で構成されることができる。
【0029】
図12を参照すると、本発明によるフラフープ運動器具はベルト30の長さを短く形成して、足に着用して足の運動をすることに使用されることができる。足の外に、人の腕やその他の身体部位に着用して運動することに使用されることができることはもちろんである。
【0030】
ケース10は図13に示すように卵円形で構成されることができるし、場合によって球形で作われることもできる。
【0031】
以上では本発明を実施例によって詳細に説明したが、本発明は実施例によって限定されず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有するものであれば本発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正または変更できる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明によるフラフープ運動器具の斜視図である。
【図2】図1のフラフープ運動器具の分解斜視図である。
【図3】ケース内部に液体流動体を入れた状態の断面図である。
【図4】図2のフラフープ運動器具の分解断面図である。
【図5】回動時のケースの断面図である。
【図6】回動時のケースの平面図である。
【図7】ベルトを利用してフラフープ運動器具を腰に着用した状態の正面図である。
【図8】図2の変形例を示す分解斜視図である。
【図9】ケースの他の変形例らを示す分解断面図である。
【図10】同じく、図10はケースの他の変形例らを示す分解断面図である。
【図11】同じく、図11はケースの他の変形例らを示す分解断面図である。
【図12】フラフープ運動器具を足に着用した状態の正面図である。
【図13】図6の変形例を示すケースの平面図である。
【符号の説明】
【0033】
10 ケース
11 上部ケース
12 下部ケース
13 覆い
14 係止具
20 ボール
30 ベルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円形の内部空間を有するケースと、
前記内部空間に流動可能に収容されて前記ケースが円運動をすることによって遠心力によって前記ケースの内部空間で円運動する流動体と、及び
前記ケースに連結された係止具を含むフラフープ運動器具。
【請求項2】
前記ケースは、円形の下部ケース、該下部ケースと見合わせて結合されて、前記内部空間を形成する上部ケース及び前記下部ケースと、前記上部ケースを一体で結合する結合手段と、を具備して構成されたことを特徴とする請求項1に記載のフラフープ運動器具。
【請求項3】
前記下部ケースの中央には第1ねじ部が上方に突出形成されて、前記上部ケースの中央には前記第1ねじ部が通過される結合孔が形成されていて、前記結合手段は前記上部ケース側で前記結合孔を通じて前記第1ねじ部に螺合される第2ねじ部を有するねじ部材であることを特徴とする請求項2に記載のフラフープ運動器具。
【請求項4】
前記流動体は鉛、鋼鉄などの金属、石、セラミックスまたは圧縮紙などの重量体で作った球形のボールであるか、または前記球形のボール表面にゴムや合成樹脂がコーティングされたものであることを特徴とする請求項1に記載のフラフープ運動器具。
【請求項5】
前記係止具はベルトに着用するように嵌め溝を有して、前記係止具の下端部の両側には前記係止具がベルトで離脱されないようにして、搖れながら着用者の身に柔らかく、そして弾性的に接触されることができるように前記ケース側にラウンドになるように曲げられた係止片が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフラフープ運動器具。
【請求項6】
前記流動体は球形のボールと液体流動体または合成樹脂粒子らを含むことを特徴とする請求項1に記載のフラフープ運動器具。
【請求項7】
前記流動体が回転されながら接触されて前記ケースに振動が発生されることができるように前記ケースの内周面に沿って複数の突起らが間隔を置いて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフラフープ運動器具。
【請求項8】
前記係止具がかかることができるし、人の身体に着用するようにするためのベルトをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし7のうちいずれか一つに記載のフラフープ運動器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2008−12279(P2008−12279A)
【公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−77885(P2007−77885)
【出願日】平成19年3月23日(2007.3.23)
【出願人】(507094843)
【氏名又は名称原語表記】HYUNG,Jin
【住所又は居所原語表記】1402−401,Woonam Apt.,1711−3,Dongpae−ri,Gyoha−eup,Paju−si,Gyeonggi−do,413−833,Republic of Korea