説明

リング状光学的表示面付き電子機器

【課題】リング状の表示面を一方の端面に有する透光リングに他方の端面から光源の光を照射するに当たって、リング状の表示面に対する照明ムラを低減したリング状光学的表示面を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】光源である発光ダイオード704は光の発光方向を透光リング703の外周から中心点に向かう方向に配し、透光リング703は表示面302の外周外に対応する位置において発光ダイオード704の正面に発光方向に対向して遮光シート709を備え、発光ダイオード704の光を遮光シート709で遮光して直接に透光リング703に入り込ませずに拡散してから入来させ、表示面302における輝度の差異による照明ムラを低減するように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リング状の光学的な表示面を端面に有する透光リングに光源から光を照射し、該発光面から光を放射して動作状態を表示するように構成したリング状光学的表示面を備えた電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、各種電子機器においては、光学的な方法によって操作箇所、動作状態などを示す技術がとられている。このように光学的な表示手段を用いることは電子機器の使用者にとって操作が確実に行えることで極めて有効なことである。
【0003】
従来、光学的な表示手段としてリング状の表示面を用いた電子機器が存在する。この種のリング状光学的表示面付き電子機器としては、骨伝導電話機がある。これは難聴者、及び飛行場、工事現場、高速道路などの大きな騒音の下で作業に従事する者が使用することで普及している。骨伝導電話機の使用方法は受話部を耳の前方又は後方の部位に当てて骨を介して音声信号を内耳に伝えるものである。
【0004】
図5に従来の骨伝導電話機を具体的に示すが、骨伝導電話機100は、全体的に扁平で棒状に形成されたケース200と、ケース200の前面上方に配置された受話部300と、ケース200の前面下方に配置された送話部400と、ケース200の中央下方部分に配置されたキーボードからなる操作部500と、ケース200の中央上方部分に配置された液晶パネルからなるディスプレイ600とから構成されている。ケース200内には、各種の電子部品(図示せず)を収納している。この電子機器100は親機とコードレスで信号の送受信が行われるようになっている。
【0005】
受話部300は、ケース200の表面に露出した円盤状のカバー310と、カバー310の周囲にリング状に露出した表示面320と、カバー310の下方に設けられたスピーカ330と、スピーカ330などをケース200に取付けるための取付けフレーム340と、表示面320の下方に設けられた後述する光源部とから構成されている。また、ケース200にはカバー301と表示面302が露出するための円形状の開口210が形成されている。
【0006】
図6に、図5示す骨伝導電話機100において、ケース20から取外した状態の受話器300を示す。受話器30は表示面320の下方には光源部700が設けられている。光源部700は、内部にスピーカ330を納める円筒状の支持フレーム710と、支持フレーム710の外周に配されたリング状プリント基板720と、リング状プリント基板720の上方に配され上端面が表示面320となった透光リング730と、透光リング730の下端面に対向してリング状プリント基板702上に配された光源である発光ダイオード740とから構成されている。
【0007】
このような従来の骨伝導電話機100は、呼び出し及び通話状態に応じて発光ダイオード740が発光し、この光が透光リング730を透って表示面320を照射し、表示面320から放射される光によって使用者に呼び出し及び通話状態にあることを視覚で伝えるようになっている。しかし、使用者は表示面320の前方から発光ダイオード740を認めることができるため、この部分において輝度が高くなり、そこから離れるに従って輝度が低くなり、明るさにムラを生じるという問題があった。
【0008】
そこで、この問題点を解消するためには、下記の特許文献1(特開平5−153214号公報)に示す従来技術を適用する方法が考えられる。この従来技術は、電話機のプッシュボタン構造に適用したものである。このプッシュボタン構造は、プリント基板上に設けられたLEDを内装するようにラバースイッチが設けられると共に、機器本体に設けられたスイッチ部上に配置され、該スイッチ部の内周導光部上をLEDの光が通過してプッシュボタンが点灯するようになされたものであって、スイッチ部の内周導光部のLED表面近傍の位置に、薄膜が形成されると共に、内周導光部がテーパ状となされている。
【0009】
このような構成の従来技術は、LEDの光が、まず薄膜で拡散されることとなる。そして、LEDとプッシュボタンとの距離、すなわちスイッチ部の高さに応じて形成されたテーパ上の内周導光部に沿って、LEDの光が広がり、プッシュボタンの裏面から均等に照射されることとなる。その結果、プッシュボタンの表面には、照明ムラもなく、各プッシュボタンがバランスのとれた光量で点灯することとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開平5−153214号公報(段落0013、段落0018)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、上述した特許文献1で示す従来技術は、プッシュボタンのように狭い範囲を照明するときには照明ムラを低減することができるが、前述したリング状表示面のように照明される部分が長く延在しているものにあっては照明ムラを低減することができない。即ち、従来技術は光源の真上には光が十分にとどくが光源から遠い部分まで光を十分に拡散することが不可能であるので照明ムラを低減できないという問題点があった。
【0012】
勿論、リング状の表示面に沿って多数の光源を配置する方法が考えられるが、この方法では多数の光源を必要としコスト的に不利であるばかりでなく、光源を配置するための空間を多く必要とし小型の電子機器に適用することが難しくなるという問題点があった。
【0013】
従って、本発明は、上記の問題点を解消することを課題とし、リング状の照射される面が長い表示面であっても少ない個数の光源で照射ムラのない光学的な表示がなされるリング状光学的表示面付き電子機器を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記課題を解決するために、本願の請求項1に係るリング状光学的表示面を備えた電子機器の発明は、リング状の表示面を端面に有する透光リングに光源から光を照射し、該表示面から光を放射して動作状態を表示するように構成したリング状光学的表示面を備えた電子機器であって、前記光源は、光の発光方向が前記透光リングの外周から中心点に向かう方向で配され、前記透光リングは、前記表示面の外周外に対応する位置において前記光源の正面に位置して前記発光方向に対向する遮光面(例えば実施例では、遮光シート709)を備えていることを特徴とする。
【0015】
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に記載のリング状光学的表示面を備えた電子機器において、前記透光リングは、前記表示面の外周外に対応する位置において凹部が形成され、前記光源の発光方向に対向して位置する該凹部の壁面に前記遮光面が配置されていることを特徴とする。
【0016】
また、本願の請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載のリング状光学的表示面を備えた電子機器において、前記遮光面は凸状に形成されていることを特徴とする
【発明の効果】
【0017】
本発明のリング状光学的表示面付き電子機器は、次に示すような優れた効果を奏する。
【0018】
即ち、請求項1に係る発明においては、光源から発光される光がリング状の表示面の外周外に位置した遮光面に当たって遮光され、光源からの光が透光リングに直接に入り込むことなく遮光面で拡散され、この光が透光リングに入り更に拡散しながら表示面へと至るように構成されている。そのため、表示面には光源の光が直接に照射されず、いわゆる間接照明と同様の構成となり、遮光面により拡散された光が照射されるので、全体的に輝度の差異を少なくして照明ムラのない発光状態で表示するリング状光学的表示面を備えた電子機器を提供できる。
【0019】
また、請求項2に係る発明においては、透光リングに凹部が形成され、この凹部内の光源の発光方向に垂立する壁面に遮光面が配置されて構成されているので、遮光面の配置が簡単にできる。
【0020】
また、請求項3に係る発明においては、遮光面が凸状に形成されているので、光源からの光が広く拡散し透光リング内に至る。そのため、表示面には広く拡散された光が照射されるので全体的に輝度の差異のない発光状態を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施例に係るリング状光学的表示面付き電子機器として適用された骨伝導電話機であって、図1(a)は骨伝導電話機の正面図、図1(b)は図1(a)をA−A線で切断した断面図である。
【図2】図1における骨伝導電話機の受話部を示し、図2(a)は受話部の正面図、図2(b)は図2(a)をB−B線で切断した断面図である。
【図3】図1における骨伝導電話機の光源部における透光リングを下方から見た斜視図である。
【図4】図1における受話部について組み込む前の状態を示す斜視図である。
【図5】従来のリング状光学的表示面付き電子機器として適用された骨伝導電話機であって、図5(a)は骨伝導電話機の正面図、図5(b)は図5(a)をC−C線で切断した断面図である。
【図6】図5における骨伝導電話機の受話部を示し、図5(a)は受話部の正面図、図5(b)は図5(a)をD−D線で切断した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術的思想を具体化するためのリング状光学的表示面付き電子機器としての骨伝導電話機を例示するものであって、本発明をこのリング状光学的表示面付き電子機器に特定することを意図するものでなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のリング状光学的表示面付き電子機器にも等しく適用し得るものである。
【実施例】
【0023】
図1は本発明の一実施例に係るリング状光学的表示面付き電子機器として適用された骨伝導電話機であって、図1(a)は骨伝導電話機の正面図、図1(b)は図1(a)をA−A線で切断した断面図である。
【0024】
本実施例に係るリング状光学的表示面付き電子機器は骨伝導電話機10に適用されたものであり、図1(a)、(b)で示すように、全体的に扁平で棒状に形成されたケース20と、ケース20の前面上方に配置された受話部30と、ケース20の前面下方に配置された送話部40と、ケース20の中央下方部分に配置されたキーボードからなる操作部50と、ケース20の中央上方部分に配置された液晶パネルからなるディスプレイ60とから構成されている。ケース20は、フロントケース201とバックケース202とからなり、各種の電子部品(図示せず)を収納している。この骨伝導電話機10は親機とコードレスで信号の送受信が行われるようになっている。
【0025】
受話部30は、ケース20の表面に露出した円盤状のカバー301と、カバー301の周囲にリング状に露出した表示面302と、カバー301の下方に設けられたスピーカ303と、カバー301、スピーカ303などをケース20に取付けるための取付けフレーム304と、表示面302の下方に設けられた後述する光源部とから構成されている。また、ケース20にはカバー301と表示面302が露出するための円形状の開口203が形成されている。
【0026】
骨伝導電話器10は使用者が受話部30を耳の後方、又は前方の部位に当てることによってスピーカ303からの音声信号がカバー301を介して骨伝導により内耳へと伝えられるようになっている。また、表示面302は電話の呼び出し、及び通話状態に応じて光源部からの照射光によって発光し、使用者に呼び出し、及び通話状態にあることを視覚で伝えるようになっている。
【0027】
図2は骨伝導電話機10の受話部30を示し、図2(a)は受話部30の正面図、図2(b)は図2(a)をB−B線で切断した断面図である。受話部30はケース20から取外した状態であって、表示面302の下方には光源部70が設けられている。光源部70は、内部にスピーカ303を納める円筒状の支持フレーム701と、支持フレーム701の外周に配されたリング状プリント基板702と、リング状プリント基板702の上方に配され上端面が表示面302となった透光リング703と、リング状プリント基板702上に配された光源である例えば発光ダイオード704とから構成されている。
【0028】
ここで、透光リング703は透明性の合成樹脂材からなり所定の厚みを有して筒状に形成されている。また、透光リング703は支持フレーム701の外周に嵌合され下端面がリング状プリント基板702上面に当接して配されている。発光ダイオード704は透光リング703の外周面の外方、即ち表示面302の外周外に配置されている。また、発光ダイオード704の向きは発光する光の方向がリング状プリント基板702の中心点、すなわち透光リング703の中心点に向いて配置されている。そして、発光ダイオード704はリング状プリント基板702上に等間隔に4個設けられている(図2(a)参照)。
【0029】
支持フレーム701は外周の下端にプリント基板支持用鍔705が形成されている。リング状プリント基板702は支持フレーム701の外周に嵌合されプリント基板支持用鍔705によって支持されている。また、支持フレーム701の上部にはカバー301が取り付けられている。このカバー301は支持フレーム701内部のスピーカ303の振動部分に当接した状態になっている。
【0030】
透光リング703の外周には、不透明の白濁した合成樹脂材からなる外周リブ706が設けられている。この外周リブ706はフロントケース201と一体に形成されている。
【0031】
図3における透光リング703を示す斜視図からも明らかなように、透光リング703は、その下端外周にリング状プリント基板702を全面的に覆うようにして鍔707が一体に形成されている。この鍔707には、発光ダイオード704に対向して凹部708が形成されている。凹部708の入口には発光ダイオード704が位置される。そして、発光ダイオード704の発光方向に対して垂立する凹部708の壁には光を遮る遮光面である遮光シート709が付されている。即ち、発光ダイオード704、遮光シート709はリング状の表示面302の外周外に位置している。なお、遮光シート709は平面状であってもよいが、拡散効果を高めるために凸面状とすることが好ましい。
【0032】
図4において、受話部30、光源部70の組み込み状態を示す。フロントケース201の背面方向から開口203に対してカバー301と透光リング703が位置され、透光リング703の後方にリング状プリント基板702、支持フレーム701、スピーカ303、及び取付けフレーム304が順次位置されている。そして、これらカバー301、透光リング703、リング状プリント基板702、支持フレーム701などの部材は取付けフレーム304をねじ80によってフロントケース201に固定することにより一体に組み込まれる。また、この組み込み際には、スピーカ303は前後にはクッション用シート305が付されている。
【0033】
この組み込まれた状態は、スピーカ303が支持フレーム701の内側に位置し、透光リング703が支持フレーム701の外側に位置して組み込まれている。リング状プリント基板702は支持フレーム701の外周においてプリント基板支持用鍔705と透光リング703の下面とに挟まれて組み込まれている。リング状プリント基板702上の発光ダイオード704は凹部708の入り口に位置して発光方向を透光リング703の中心点に向けて配されている。
【0034】
次に、上述した実施例の骨伝導電話機10における動作について説明する。骨伝導電話機10は呼び出し、又は通話状態において発光ダイオード704が発光される。この発光され直進する光は、透光リング703の外周から中心点に向って凹部708内を進み、遮光リング703の外周外に位置する遮光シート709に至る。遮光シート709に至った光は遮光されて透光リング703内に直接に入り込まず拡散する。拡散した後には透光リング708内に入り込み発光面302を照射する。即ち、発光面302の前方からは、発光ダイオード704、遮光シート709は直視できず拡散された光のみが認められる。
【0035】
このように、本発明にかかるリング状光学的表示面付き電子機器においては、発光ダイオード704からの光が透光リング703に直接に入り込むことなく遮光シート709で拡散され、この光が透光リング703に入り更に拡散しながら表示面へと至るように構成されている。そのため、表示面には発光ダイオード703の光が直接に照射されず、いわゆる間接照明と同様の構成となり、遮光シート709により拡散された光が照射されるので、全体的に輝度の差異を少なくして照明ムラをなくすことができる。
【0036】
透光リング703は、内周面が不透明の支持フレーム701で覆われ、外周面が同じく不透明の外周リブ706で覆われているので、光が外部に漏れることなくリング状に拡散して表示面302に至る。鍔707においても、その外周面が支持フレーム701と外周リブ706で覆われているので光が外部に漏れることなく拡散して透光リング703を介して表示面302に至る。
【0037】
これら発光ダイオード704、遮光シート709は等間隔で4箇所に配置され、夫々の位置で光を広範囲に拡散しているので、リング状の発光面302には輝度に差異のない均一な光が至る。
【0038】
スピーカ303は呼び出し信号、受信信号に基づいて音声信号を発生してカバー301を振動させる。使用者は受話部30を耳の近傍の部位に当てることによりカバー301から発生する振動を骨伝導により内耳へと伝送することができる。
【0039】
従って、上述した本発明の実施例の骨伝導電話機10によれば、発光ダイオード704
から発光される光は、リング状の表示面302の外周外に位置した遮光シート709に当たって透光リング703に直接入り込まず拡散された光のみが入り込むように構成されている。そのため、表示面302からは発光ダイオード704、遮光シート709が直視されず広く拡散された光だけが認められるので、表示面302は全体的に輝度の差異を少なくして照明ムラのない発光状態となる。
【0040】
また、透光リング703には、リング状の表示面302の外周の外側に凹部708が形成され、この凹部708内の発光ダイオード704の発光方向に垂立する壁面に遮光シート709が配置されて構成されている。そのため、遮光シート709の配置が正確に、しかもコンパクトにできる。
【0041】
また、遮光シート709は凸状に形成することにより、発光ダイオード704からの光をより一層広く拡散することができる。そのため、リング状の表示面302には広く拡散された光が照射されるので全体的に輝度の差異のない発光状態を確実に得ることができる。
【0042】
なお、上記実施例においては、リング状光学的表示面付き電子機器として骨伝導電話機10を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなくリング状の光学的な表示面を有する各種情報処理、各種制御のための電子機器に適用できる。
【0043】
また、上記実施例においては、遮光面は凹部708の壁面に付した別体の遮光シート709によって構成したが、本発明はこのような構成に限定されることなく、透光面は透光リング703を形成すると同時に一体に形成してもよい。また、遮光面である遮光シート709は反射率を高めるために反射率の高い材料を塗布するなどの処理を施してもよい。
【0044】
更にまた、上記実施例においては、透光リング703は一方の端面の表示面302から下方の端面の凹部708に至るまで一体に形成されているが、本発明はこのような構成に限定されることなく、透光リング703は上方の部分と下方の部分とに2分割して中間を中空状にしたものであってもよい。また、透光リング703には鍔707が一体に形成されているが、この鍔707を別体にしたものであってもよい。
【0045】
また、上記実施例においては、発光面703はリング状に形成されているが、このリング状は円形に限らず楕円形など種々の形状のものであってもよい。
【符号の説明】
【0046】
10・・・・骨伝導電話機
20・・・・ケース
30・・・・受話部
40・・・・送話部
50・・・・操作部
60・・・・ディスプレイ
70・・・・光源部
201・・・フロントケース
202・・・バックケース
203・・・開口
301・・・カバー
302・・・表示面
304・・・取付けフレーム
303・・・スピーカ
701・・・支持フレーム
702・・・リング状プリント基板
703・・・透光リング
704・・・発光ダイオード
705・・・プリント基板支持鍔
706・・・外周リブ
707・・・鍔
708・・・凹部
709・・・遮光シート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リング状の光学的な表示面を端面に有する透光リングに光源から光を照射し、該表示面から光を放射して動作状態を表示するように構成したリング状光学的表示面を備えた電子機器であって、
前記光源は、光の発光方向が前記透光リングの外周から中心点に向かう方向で配され、前記透光リングは、前記表示面の外周外に対応する位置において前記光源の正面に位置して前記発光方向に対向する遮光面を備えていることを特徴とするリング状光学的表示面を備えた電子機器。
【請求項2】
前記透光リングは、前記表示面の外周外に対応する位置において凹部が形成され、前記光源の発光方向に対向して位置する該凹部の壁面に前記遮光面が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のリング状光学的表示面を備えた電子機器。
【請求項3】
前記遮光面は凸状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリング状光学的表示面を備えた電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−243411(P2011−243411A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−114423(P2010−114423)
【出願日】平成22年5月18日(2010.5.18)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社 (1,582)