説明

ルーバーおよびルーバーの取付構造

【課題】 浄化された十分な量の空気が遊技者の全身に届くようにするとともに、浄化された空気によって形成されるエアーカーテンが隣接する遊技台との間を確実に遮断する。
【解決手段】 ルーバー30の流体取り入れ口61,62の幅G1に対して、流体吐き出し口63,64の幅G1が小さく形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ等の遊技用台間機に設置された空気清浄装置から吹き出される空気の吹き出し方向を設定するルーバーおよびルーバーの取付構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の遊技用台間機に設置された空気清浄装置としては、特許文献1に記載されたものがある。すなわち、遊技用台間機に縦長状の本体ケースが設置され、この本体ケース内に、吸入口から吸入された汚染空気の汚染物質を除去するエアフィルタと、汚染空気を吸引するファンユニットと、マイナスイオン化されたイオン風より汚染空気を浄化する空気浄化ユニットとがエアの流れ方向に設けられ、浄化された空気が排出口から排出されるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−264059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような従来の装置においては、浄化された空気が単に排出口から排出される構造であるため、排出口から排出される浄化された空気の風速が十分でないことにより、浄化された空気が遊技者まで十分に届かないという問題があった。また、排出口から排出される浄化された空気の方向が遊技者に対して直進する方向のみであるため、浄化された空気によって形成されるエアーカーテンが隣接する遊技台との間を確実に遮断することができないという問題があった。
【0005】
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、浄化された十分な量の空気が遊技者の全身に届くようにするとともに、浄化された空気によって形成されるエアーカーテンが隣接する遊技台との間を確実に遮断することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために、本発明は、流体取り入れ口と、この流体取り入れ口から取り入れられた流体を外部に吐き出す流体吐き出し口とを備えたルーバーにおいて、前記流体吐き出し口の幅を前記流体取り入れ口の幅よりも小さくするとともに、前記流体吐き出し口の前記幅と直交する方向の寸法を前記流体取り入れ口の前記幅と直交する方向の寸法よりも大きい寸法に形成し、流体取り入れ口から取り入れた流体を前記幅と直交する方向に拡散させるガイドを備えたものである。
【0007】
本発明は、前記発明において、互いに分離・結合自在で、結合させることにより前記流体取り入れ口および流体吐き出し口を形成する一対の羽板部材と、結合された前記羽板部材間に挟持され、当該羽板部材と協働して前記流体取り入れ口と前記流体吐き出し口との間に一対の流体通路を形成する仕切部材とを備え、前記仕切部材に前記ガイドを一体に設け、前記羽板部材に弾性係合片とこの弾性係合片が係合する係合孔とを設けたものである。
【0008】
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明のルーバーを遊技用台間機に設置されたパネルに取り付けるルーバーの取付構造において、前記パネルに前記流体吐き出し口と合致する流体排出口を設け、前記流体排出口の端縁に結合された前記羽板部材の一端を枢支する枢支部を設け、前記パネルの裏面側に取り付けたカバーと前記パネルとで前記羽板部材の他端側を挟むものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ルーバーの流体取り入れ口から取り入れられた流体は、流体吐き出し口から吐き出されるときに流速が増加するので、浄化された充分な量の空気が遊技者に届く。また、排出口から排出される空気が遊技者の上下方向に拡散されるので、浄化された空気によるエアーカーテンが隣接する遊技台との間を確実に遮断する。
【0010】
前記発明のうちの一つの発明によれば、ルーバーをパネルに取り付ける際にパネルに固定するカバーを利用して行うため、取付け作業が容易になるとともに組付け工数が削減される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】同図(A)は本発明に係るルーバーが取り付けられたパネルの正面図、同図(B)は同図(A)におけるI(B)部の拡大図である。
【図2】図1(B)におけるII-II 線断面図である。
【図3】本発明に係るルーバーに空気を送風する空気清浄装置を一部破断して示す斜視図である。
【図4】本発明に係るルーバーを分解して示す斜視図である。
【図5】本発明に係るルーバーをパネルに取り付ける状態を説明するために背面側から視た斜視図である。
【図6】本発明に係るルーバーを取り付けた状態のパネルの背面図である。
【図7】図2におけるVII-VII 線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図1ないし図7に基づいて説明する。
【0013】
図1(A)に全体を符号1で示す遊技装置は、互いに隣接する遊技機としてのパチンコ台2,2と、これらパチンコ台2,2との間に設けられた台間機3とを備え、台間機3の正面板には、同図(B)に示すようにパネル4が取り付けられており、このパネル4に対応して台間機3の内部には、後述する空気清浄装置11および本発明に係るルーバー30が備えられている。このパネル4の前面板には、図中上下方向に延在するようにスリット状に形成された吹出口5が設けられており、この吹出口5は上下方向が長さLに形成され、ルーバー30の第1および第2の流体吐き出し口63,64に対応している。
【0014】
次に、図2および図3を用いて、空気清浄装置について説明する。空気清浄装置11は、図3に示すように箱状に形成された筺体12を備えており、この筺体12内には、送風機としてのブロア13を収容するブロア収容室14と、このブロア収容室14と矢印B方向に隣接し、イオン発生機15を収容するイオン発生機収容室16と、このイオン発生機収容室16の下方(矢印D方向)に隣接する空気通路としての第1のダクト17とが形成されている。
【0015】
ブロア収容室14およびイオン発生機収容室16の矢印E方向側は、図示を省略しているが、それぞれ側面壁とカバーによって覆われている。上記したブロア13は、吸入口13aと直交する方向(矢印B方向)に、当該吸入口13aから吸入した空気W1を吐出する吐出口13bが設けられており、この吐出口13bから吐出された空気W1は上記したダクト17に導入される。
【0016】
ダクト17は矢印A−B方向に延在し、矢印A−B方向の両端部が開口され、矢印A方向の開口端部はブロア13の吐出口13bと対向し、仕切壁18を挟んで矢印E−F方向に空気通路としての二つのイオン用ダクト19,20が設けられている。これらイオン用ダクト19,20の各矢印B方向の開口端部には、空気W2を排出する排出口19a,20aが設けられている。
【0017】
上記したイオン用ダクト19,20の各天井部には、イオン発生機15から発生されたプラスイオンとマイナスイオンのそれぞれが各イオン用ダクト19,20に供給されるための孔(図示せず)が設けられている。
【0018】
このような構成において、ブロア13を作動させると、吸入口13aからブロア13内に空気が吸入され、吐出口13bからイオン用ダクト19,20内に空気W1が吐出される。一方のイオン用ダクト19に吐出された空気W1にはマイナスイオンが放出され、マイナスイオンが含有された空気W2が排出口19aが排出される。他方のイオン用ダクト20に吐出された空気W1にはプラスイオンが放出され、プラスイオンが含有された空気W2が排出口20aが排出される。
【0019】
図5において、パネル4は裏面側が開口された箱状に形成されており、裏面側にカバー25をねじ26によって取り付けるボス23,23が立設されている。吹出口5の下端には、図2に示すようにルーバー30の後述する下端部30aと係合する枢支突起21が上方に向かって突設されている。また、この吹出口5の裏面側の全周には、図7に示すようにルーバー30の後述する張り出し部32aと係合する係合段部22が設けられている。
【0020】
次に、図2、図4、図7を用いて、本発明の特徴であるルーバーについて説明する。図4に全体を30で示すルーバーは、一対の羽板部材31,41と、これら羽板部材31,41を結合させることにより、羽板部材31の端面32a,33a,34aと羽板部材41の端面42a,43a,44aとで保持される仕切板51とによって構成されている。
【0021】
羽板部材31は正面視台形状に形成された側板32と、この側板32の両端部において鋭角状に折り返されるように一体に形成された背面部33,34とからなり、背面部33,34との間には切欠き36が設けられている。側板32には、仕切板51の後述するガイド部51aないし51d(図2参照)が嵌合される四個の凹溝35aないし35dが凹設されている。また、この側板32の切欠き36が設けられた一端と反対側の他端に、上記したパネル4の係合段部22と係合する矢印E方向に張り出された張り出し部32a(図7参照)が矢印C−D方向に延在するように突設されている。背面部33,34には、先端に爪部37a,38a,39aが形成された弾性係合片37,38,39が一体に突設されている。
【0022】
羽板部材41は正面視台形状に形成された側板42と、この側板42の両端部において鋭角状に折り返されるように一体に形成された背面部43,44とからなり、背面部43,44との間には切欠き46が設けられている。側板42には、仕切板51の後述するガイド部52aないし52dが嵌合される四個の凹溝45aないし45d(図示せず)が凹設されている。また、この側板42の切欠き46が設けられた一端と反対側の他端に、上記したパネル4の係合段部22と係合する矢印F方向に張り出された張り出し部42a(図7参照)が矢印C−D方向に延在するように突設されている。背面部43,44には、上記した弾性係合片37,38,39の爪部37a,38a,39aが係合する係合孔47a,48a,49aが形成された係合部47,48,49が一体に突設されている。図4において、41aは上記したカバー25をねじ26によってパネル4に固定する際に、このカバー25が係合する被係合突起41aである。
【0023】
仕切板51は台形状に形成されており、一方の面に四個のガイド部51aないし51d(図2参照)が突設され、他方の面に四個のガイド部52aないし52dが突設されており、このうち、ガイド部51a,52aが矢印B方向に対して矢印C方向に向かって傾斜し、ガイド部51c,52c,51d,52dが矢印B方向に対して矢印D方向に向かって傾斜している。
【0024】
このような構成において、羽板部材31,41を、互いの端面32a,33a,34aと端面42a,43a,44aとで仕切板51を挟むようにして、羽板部材31の弾性係合片37,38,39を弾性変形させながら、爪部37a,38a,39aのそれぞれを羽板部材41の係合部47,48,49の各係合孔47a,48a,49aに係合させる。この係合によって、仕切板51が羽板部材31の端面32a,33a,34aと羽板部材41の端面42a,43a,44aとで挟持された状態で、一対の羽板部材31,41が結合され、ルーバー30が形成される。
【0025】
このように形成されたルーバー30は、図5に示すように、切欠き36と仕切板51とによって矩形状の第1の流体取り入れ口61が形成されるとともに、切欠き46と仕切板51とによって矩形状の第2の流体取り入れ口62が形成される。また、第1の流体取り入れ口61と連通された第1の流体吐き出し口63が形成され、第2の流体取り入れ口62と連通された第2の流体吐き出し口64が形成され、これら第1および第2の流体吐き出し口63,64は仕切壁51を隔てて隣接している。このうち、第1の流体取り入れ口61の外形は、空気清浄装置11の排出口19aと同じ外形に形成され、第2の流体取り入れ口62の外形は、空気清浄装置11の排出口20aと同じ外形に形成されている。また、第1の流体吐き出し口63の開口と第2の流体吐き出し口64の開口とを合わせた開口の外形は、パネル4の排出口5と同じ外形に形成されている。
【0026】
第1の流体吐き出し口63の幅G1(矢印E−F方向の寸法)は、図7に示すように第1の流体取り入れ口61の幅G2よりも小さく形成されている。また、第1の流体吐き出し口63の幅方向と直交する方向(図2において矢印C−D方向)の寸法Lは、第1の流体取り入れ口61の幅方向と直交する方向(図2において矢印C−D方向)の寸法lよりも大きく形成されている。
【0027】
第2の流体吐き出し口64の幅G1(矢印E−F方向の寸法)は、図7に示すように第2の流体取り入れ口62の幅G2よりも小さく形成されている。また、第2の流体吐き出し口64の幅方向と直交する方向(図2において矢印C−D方向)の寸法Lは、第2の流体取り入れ口62の幅方向と直交する方向(図2において矢印C−D方向)の寸法lよりも大きく形成されている。
【0028】
また、仕切板51のガイド部51aないし51dのうち、ガイド部51aは、図2に示すように矢印B方向に向かって、矢印C方向に傾斜している。したがって、第1の流体取り入れ口61からルーバー30内に取り入れられ水平方向に向かう空気は、このガイド部51aによって斜め上方(矢印C方向)に向かうように方向が変えられる。
【0029】
また、仕切板51のガイド部51aないし51dのうち、ガイド部51c,51dは、図2に示すように矢印B方向に向かって、矢印D方向に傾斜している。したがって、第1の流体取り入れ口61からルーバー30内に取り入れられ水平方向に向かう空気は、これらガイド部51c,51dによって斜め下方(矢印C方向)に向かうように方向が変えられる。すなわち、第1の流体取り入れ口61からルーバー30内に取り入れられ水平方向に向かう空気は、第1の流体吐き出し口63から吐き出されるとき、これらガイド部51a,51c,51dによって上下方向(矢印C−D方向)に拡散される。
【0030】
また、仕切板51のガイド部52aないし52dのうち、ガイド部52aは、図4に示すように矢印B方向に向かって、矢印C方向に傾斜している。したがって、第2の流体取り入れ口62からルーバー30内に取り入れられ水平方向に向かう空気は、このガイド部52aによって斜め上方(矢印C方向)に向かうように方向が変えられる。
【0031】
また、仕切板51のガイド部52aないし52dのうち、ガイド部52c,52dは、図4に示すように矢印B方向に向かって、矢印D方向に傾斜している。したがって、第2の流体取り入れ口62からルーバー30内に取り入れられ水平方向に向かう空気は、これらガイド部52c,52dによって斜め下方(矢印C方向)に向かうように方向が変えられる。すなわち、第2の流体取り入れ口62からルーバー30内に取り入れられ水平方向に向かう空気は、第2の流体吐き出し口64から吐き出されるとき、これらガイド部52a,52c,52dによって上下方向(矢印C−D方向)に拡散される。
【0032】
このように構成されたルーバー30をパネル4に取り付けるには、図5に示すようにルーバー30をパネル4の背面側からパネル4内に差し入れ、図2に示すように下端部30aをパネル4の枢支突起21に係合させる。そして、この枢支突起21を回動中心として、ルーバー30の上部を回動させ、図7に示すように張り出し部32a,42aをパネル4の係合段部22に係合させることにより、第1および第2の流体吐き出し口63,64をパネル4の吹出口5に合致させる。
【0033】
次いで、カバー25をねじ26によってパネル4のボス23に取り付けることにより、カバー25がルーバー30の被係合突起41aに係合する。したがって、ルーバー30がカバー25とパネル4とに挟まれることにより、ルーバー30がパネル4に固定される。このように、ルーバー30をパネル4に取り付ける際にパネル4に固定するカバー25を利用して行うため、取付け作業が容易になるとともに組付け工数が削減される。このようにパネル4に取り付けられたルーバー30は、第1の流体取り入れ口61が空気清浄装置11のイオン排出口20aに合致され、第2の流体取り入れ口62がイオン排出口19aに合致される。
【0034】
次に、図2、図3、図7を用いてこのように構成されたルーバーによる空気の流れについて説明する。ブロアー13を作動させると、台間機3内の空気が吸込口13aからブロア13内に吸入され、吐出口13bからイオン用ダクト19,20内に空気W1が吐出される。イオン用ダクト19に吐出された空気W1にはマイナスイオンが放出され、マイナスイオンが含有された空気W2が排出口19aから第2の流体取り入れ口62を経由してルーバー30内に取り入れられる。ルーバー30内に取り入れられた空気W2は、ルーバー30の第2の流体吐き出し口64を経由してパネル4の吹出口5から外部に排出される。
【0035】
このとき、第2の流体吐き出し口64の幅G1が、第2の流体取り入れ口62の幅G2よりも小さく形成されているため、第2の流体吐き出し口64を経由して吹出口5から外部に排出される空気W2は流速が増加しているので、浄化された充分な量の空気が遊技者までに届き、遊技者の周りが十分に浄化される。また、第2の流体吐き出し口64の幅方向と直交する方向(図2において矢印C−D方向)の寸法Lが、第2の流体取り入れ口62の幅方向と直交する方向(図2において矢印C−D方向)の寸法lよりも大きく形成されており、かつ仕切板51にガイド部52aないし52dが設けられていることにより、第2の流体吐き出し口64を経由して吹出口5から外部に排出される空気W2は上下方向(矢印C−D方向)に拡散されるから、浄化された空気によるエアーカーテンが隣接する遊技台との間を確実に遮断する。
【0036】
同様に、イオン用ダクト20に吐出された空気W1にはプラスイオンが放出され、プラスイオンが含有された空気W2が排出口20aから第1の流体取り入れ口61を経由してルーバー30内に取り入れられる。ルーバー30内に取り入れられた空気W2は、ルーバー30の第1の流体吐き出し口63を経由してパネル4の吹出口5から外部に排出される。
【0037】
このとき、第1の流体吐き出し口63の幅G1が、第1の流体取り入れ口61の幅G2よりも小さく形成されているため、第1の流体吐き出し口63を経由して吹出口5から外部に排出される空気W2は流速が増加しているので、浄化された充分な量の空気が遊技者に届き、遊技者の周りが十分に浄化される。また、第1の流体吐き出し口63の幅方向と直交する方向(図2において矢印C−D方向)の寸法Lが、第1の流体取り入れ口61の幅方向と直交する方向(図2において矢印C−D方向)の寸法lよりも大きく形成されており、かつ仕切板51にガイド部51aないし51dが設けられていることにより、第1の流体吐き出し口63を経由して吹出口5から外部に排出される空気W2は上下方向(矢印C−D方向)に拡散されるから、浄化された空気によるエアーカーテンが隣接する遊技台との間を確実に遮断する。
【0038】
また、ルーバー30に仕切板51が設けられていることにより、イオン用ダクト19から吐出されたマイナスイオンを含有した空気W2と、イオン用ダクト20から突出されたプラスイオンを含有した空気W2がルーバー30内で混在することがないから、吹出口5から排出される空気W2による浄化作用が低下するようなことがない。
【符号の説明】
【0039】
1…遊技装置、2…パチンコ台、3…台間機、4…パネル、5…排出口、11…空気清浄装置、18…仕切壁、19,20…イオン用ダクト、21…枢支突起、25…カバー、30…ルーバー、37,38,39…弾性係合片、47a,48a,49a…係合孔、51…仕切板、51aないし51d,52aないし52d…ガイド部、61…第1の流体取り入れ口、62…第2の流体取り入れ口、63…第1の流体吐き出し口、64…第2の流体吐き出し口。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体取り入れ口と、この流体取り入れ口から取り入れられた流体を外部に吐き出す流体吐き出し口とを備えたルーバーにおいて、
前記流体吐き出し口の幅を前記流体取り入れ口の幅よりも小さくするとともに、前記流体吐き出し口の前記幅と直交する方向の寸法を前記流体取り入れ口の前記幅と直交する方向の寸法よりも大きい寸法に形成し、
流体取り入れ口から取り入れた流体を前記幅と直交する方向に拡散させるガイドを備えたことを特徴とするルーバー。
【請求項2】
互いに分離・結合自在で、結合させることにより前記流体取り入れ口および流体吐き出し口を形成する一対の羽板部材と、
結合された前記羽板部材間に挟持され、当該羽板部材と協働して前記流体取り入れ口と前記流体吐き出し口との間に一対の流体通路を形成する仕切部材とを備え、
前記仕切部材に前記ガイドを一体に設け、
前記羽板部材に弾性係合片とこの弾性係合片が係合する係合孔とを設けたことを特徴とする請求項1記載のルーバー。
【請求項3】
請求項2記載のルーバーを遊技用台間機に設置されたパネルに取り付けるルーバーの取付構造において、
前記パネルに前記流体吐き出し口と合致する流体排出口を設け、
前記流体排出口の端縁に結合された前記羽板部材の一端を枢支する枢支部を設け、
前記パネルの裏面側に取り付けたカバーと前記パネルとで前記羽板部材の他端側を挟むことを特徴とするルーバーの取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−16434(P2012−16434A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−154761(P2010−154761)
【出願日】平成22年7月7日(2010.7.7)
【出願人】(304020498)サクサ株式会社 (678)
【出願人】(591085972)日本ゲームカード株式会社 (144)
【出願人】(391031225)インターナショナル・カード・システム株式会社 (1)
【Fターム(参考)】