説明

ルーフ上基点を中心に電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具をルーフ上に設けた視認カメラ装着車

【課題】従来のビデオカメラ設置位置死角や車体固有の死角による視認範囲の欠落部分の危険性に対して有効な対策がなく、走行中に両側を併走している車両が前記視認範囲の欠落部分に入っている場合に、進路変更して併走車両と衝突事故を起こすという問題があった。本発明はそのような問題を解決することを課題とする。
【解決手段】 ルーフ上に設けたビデオカメラ群が撮像する車周全方位の交通状況や道路状況の映像を、ルーフ上より更に高い位置から上下左右に撮像範囲を設定できる電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具にてビデオカメラ間に生成するビデオカメラ設置位置死角による欠落画像がなく、かつ車体固有の死角に邪魔されない車周全方位の映像をリアルタイムに車室内に配置したモニタ機構によって視認できるようにする

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の周囲全般の交通状況や道路状況の視認性を向上することに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のビデオカメラをルーフ上に使用した自動車では、ビデオカメラの撮像方向を斜め下方向に設定して一台もしくは複数台が使用され、前記カメラからの入力画像を、所定の3次元空間の所定の空間モデルにマッピングする空間再構成手段と、前記空間再構成手段によってマッピングされた空間データを参照して、前記所定の3次元空間における任意の仮想視点から見た画像を作成する視点変換手段と、前記視点変換手段にて変換された画像を表示する表示手段とを備え、ルーフ前縁部やルーフ後縁部の両端や中間位置などに6台のカメラを取り付けて、6台のカメラにて撮像された入力画像について、画像を互いに独立して表示するのでなく、前記数台のカメラで撮像しているエリアの全体の様子が直感的に分かるように、一枚の合成した画像を表示する装置および方法に関し、たとえば、店舗におけるモニター装置、あるいは車両運転の際の安全確認の補助としての車両周囲モニター装置を目的にした発明がある。(例えば特許文献1参照。)。
【0003】
また、画角が90度以上の広角に構成されたカメラで車両の前方や後方の左右両側を撮像して、車室で見やすいように左右交換した合成画像の作成を目的にして、前後方向の画像情報を生成して合成画像情報を生成する画像合成手段と表示手段とを備え、表示された画像情報は撮像した画像の水平方向位置を反転した反転画像にして車室のテレビモニタで運転者が視認して車を運転できるようにした発明がある。(例えば特許文献2参照。)。
【0004】
また、車両の前端又は後端からわずかに内側に後退した位置に孔部を設け、この孔部に対して、所定の駆動機構により昇降自在に配置されたカメラ取付部材と、カメラ取付部材の先端に取付けられた撮像手段とで構成して、ビデオカメラとしての使用時には、孔部から伸縮自在な取付部材に取付けられた撮像手段が伸びて、車両の周囲を撮像することができ、駆動機構により撮像手段が昇降する方向は、車両の垂直方向に対して所定の角度を持って傾斜した方向とし、駆動機構により、伸ばした状態の場合に、孔部よりも外側に突出した位置に撮像手段が位置するようにした発明がある(例えば特許文献3参照。)。
【0005】
また、路上にある車両の前方および交通状況を、車両のフロントガラスの上端部の高さに取り付けられたビデオカメラからの斜め下方向に撮像方向を設定して、画像信号のエレクトロニックス処理、解析によって光学的に検知するシステムで一台のビデオカメラを使用して、良好な画像の位置分解能が得られる光学的道路探測システムを提供する発明(例えば特許文献4参照。)がある。
【0006】
【特許文献1】特開2002−326540号公報
【特許文献2】特開平5−310078号公報
【特許文献3】特開2003−158649号公報
【特許文献4】特開特開平10−117343号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1は図7に示すように下向きに設置してあるが、それは画像を互いに独立して表示するのでなく、前記数台のカメラで撮像しているエリアの全体の様子が直感的に分かるように、一枚の合成した画像を表示することを目的にしてカメラを設置したものであり、また特許文献2は単にビデオカメラを水平回動して撮像した画面を左右転換して、車室内のテレビモニタで視認することを目的にしたものである。また特許文献3はフロントボンネットの下で左右の状況を視認することを目的にしたものであり、また特許文献4はフロントウィンドの上部に下向きにカメラを設置して車の直前の路上の状況から遠方の状況を視認することを目的でとするものである。
【0008】
従来の自動車のルーフ上に設置されたカメラは、リアルタイムに車周360度の撮像範囲がなにらの欠落部分もない所謂ビデオカメラ設置位置死角や車体固有の死角に邪魔されない画像にて安全運転をすることが、その目的と手段の関係上極めて困難であった。
【0009】
また、ルーフ上に4台〜6台のカメラを設置位置死角の対策なしに配置して水平回転するだけでは車体固有の形状から、必然的にビデオカメラ設置位置死角の生成を防止することができずに車の横方面の撮像範囲に欠落部分が発生することから、併走する自動車や自動二輪車等との接触事故を回避することが困難であるという問題があった。
【0010】
また、自動車の走行中にルーフ上に設置したビデオカメラを水平回動しながら撮像した画像を合成して、その合成画像情報を視認して運転することは、必然的に時差や水平回動する後方が視認できない不安全性を含む映像であることから、右側の安全確認はできても左側はできないということになり、相対的に高速度で走行する自動車特有の瞬時に発生する危険に速やかに対応することができないという問題があった。
【0011】
また、特許文献3のようにフロントボンネットの下のバンバーに設置して視認するものでは、左右から進行してくる車両や人を同一高さで視認出来ず、また、特許文献4は、フロントガラスの上端部から前方の交通状況や道路状況を一台のビデオカメラで視認するものであることから、左右から進行してくる車両や人を素早く視認して余裕を持って出会い頭事故を防止死角による視認範囲の欠落部分の危険性に対して有効な対策がなかった。
【0012】
また、従来の自動車は、車体固有の死角や、ルーフ上に設置されたビデオカメラ間に生成されるビデオカメラ設置位置死角を除去した映像をリアルタイムに視認することができないため、自動車を運転する際に撮像範囲に欠落部分があることに気づかずに、危険に対応して的確な回避処置をとることが困難であった。
【0013】
特に車は高速で使用されることから、ビデオカメラ設置位置死角や車固有の死角は、静的な撮像範囲の欠落部分の生成だけによる危険発見率の低下のみならず、更に走行する車の両側に動的な視認範囲の欠落部分の危険帯を形成しながら、あたかも消しゴムで撮像範囲を消しながら走行していることになり、その危険性や恐ろしさは極めて大きいものである。
【0014】
そして走行中に両側を併走している車両が前記視認範囲の欠落部分の危険帯に入っている場合に、その危険性に気づかずに安全と思い込んで進路変更して併走車両と起こす衝突事故は極めて多いものであった。
【課題を解決するための手段】
【0015】
以上、本発明は、これらの問題をすべて解決することを課題として、ルーフ上に設けるビデオカメラ群をルーフ面から高い透明保護具内にビデオカメラに電動回動式ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具にて撮像した映像信号を車室内に配置したモニタに伝送して、交通状況や道路状況の映像になにらの欠落部分の無い映像が視認できるので、交通事故を防止することができる。
【0016】
特に運転者が実際に点検目視して安全確認を行う動作に順応して、ルーフ上に設置した電動式ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具群に内装するビデオカメラの撮像した映像を、車室内の天井周縁部と天井中心部の間や、車室内前部などに横並びに隣接したモニタ群に伝送して、その映像を同時に視認できる点が本発明の優れた特徴であるが、運転者が任意自由に全方位の撮像された各映像を優れた方向感覚でかつリアルタイムに視認することに着眼したものである。
【0017】
第1の課題解決手段は、撮像範囲に欠落部分のないように電動式ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具の設置数と配置位置を取り決めて、車周全方位の交通状況や道路状況の映像を分担して撮像し、その映像信号を車室内に設けたモニタに伝送した映像をリアルタイムに視認できるようにする。
【0018】
第2の課題解決手段は、ルーフ上に設置するビデオカメラの撮像範囲を上下左右に円滑に調整可能な視認機能を有する電動式ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具を、ミラーボデーの中央に形成された主球継手を中心に90度の位置に上下用進退杆と左右用進退杆を設け、 それに対面してミラー取付板に主球座と上下用進退杆球座と左右用進退杆球座を形成し、両進退杆の片端に前記ミラー取付板の前記進退杆球座に嵌設される進退杆球継手を形成し、前記進退杆の両端部は、片端を前記ミラー取付板側の軸受に挿入し、他端をフエザーキーを内面に取り付けたフエザーキー軸受に挿入する。前記フエザーキー軸受を前進後退する前記進退杆にフエザーキー溝を削成し、前記フエザーキー軸受のフエザーキーと前記進退杆のフエザーキー溝を嵌装し、前記進退杆の中央部にはオスネジ部が削成され、駆動モータにより回動するウォームホィールのメスネジ部に螺嵌され、前記ウォームホィールの両側は、前記ミラーボデーの両軸受の内側面に接触して回転可能にし、前記駆動モータにて回転する前記ウォームホィールのメスネジ部に螺嵌された前記進退杆を軸方向に移動し、前記ミラー取付板の各進退杆球座に嵌設された前記進退杆球継手を進退し、前記主球継手を中心にして、ミラーを取り付けた前記ミラー取付板を上下方向と左右方向に傾動させる電動ミラー駆動装置をビデオカメラに添設した電動ミラー駆動装置付ビデオカメラを透明保護具ボデー内に取り付けて、透明保護具ボデーの下端部を回転体基盤に取付けて覆設した構成にする。
【0019】
第3の課題解決手段は、ルーフ上に設ける電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具において、ガラス窓を複数設けた透明保護具ボデーの下端部を透明保護具基台に取り付け、透明保護具基台上にビデオカメラ取付台を複数取り付け、各ビデオカメラ取付台に電動ミラー駆動装置付ビデオカメラを取り付け、各ガラス窓のガラスに接触したワイパーを揺動する電動ワイパー装置を設ける。
【0020】
第4の課題解決手段は、透明保護具ボデーをビデオカメラ取付台にて保持し、前記ビデオカメラ取付台に電動ミラー駆動装置付きビデオカメラを取り付け、ルーフ上に取付ベースを取付け、取付ベースに枢支軸基盤を取付け、枢支軸に回転体基盤を嵌装し、回転体基盤に回転体を取り付け、回転体基盤に透明保護具の下端部を取り付け、透明保護具ボデーを回転体にて回動するようする。
【発明の効果】
【0021】
自動車のルーフ上に配置された撮像位置が高くかつ撮像範囲の広い複数の電動回動式ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具のビデオカメラで、車の四周の視界を分担して撮像した映像信号を伝送した映像を車内の複数モニタで一望して見られるので、運転者の安全意識を向上し危険状態を回避することができる。
【0022】
電動回動式ミラー駆動装置付透明保護具をルーフ上に高く設けたことにより、フロントピラー、ボンネット、フロントフェンダー等による「前方左右視界の死角」や、アイポイントの低さによる「上方視界の死角」等の影響を無くした視界が確保できるので、安全確認に見落とす視界がなく走行中の危険性を速やかに視認できる。
【0023】
またルームミラーの欠点である「リヤミラーの後方視界の死角」により、 リヤピラーによる後方視認の阻害や、後部座席に人が乗っている際に、その体によって後方視界が妨げられることがなくなり、後方視認不注意による交通事故も未然に防止することができる。
【0024】
片側一車線で片側渋滞の反対車線を走行する場合に、渋滞車の間から急に飛び出して横断する人や自転車や二輪車(自動二輪車、原動機付自転車)等を事前に発見できるため人身事故を未然に防止することができる。また車体前部側面と近接する他車両や建造物との間隔が容易に確認できるために、狭い通路で他車両や建造物とすれ違う場合や、狭い駐車場や車の間隙に駐車する場合に車を接触する等の物損事故を防止することができる。
【0025】
周囲の交通状況を広範囲に俯瞰して写した明確な映像をモニタで視認できるため、縦列走行中に前車が急に速度を落としたり、急停車するような状況が発生した場合や、前車を追越し追抜く時や、進路変更時や、すれ違い時に、対向車線の前方に問題が発生した場合等に、事前に問題を察知出ることから追突事故や接触事故や衝突事故を未然に防止することができる。
【0026】
交差点を右折する際に対向車線に右折車が停止している場合、その対向車線に停止している右折車の左側を高速で直進して来る自動車や、原動機付自転車等を容易に発見できるため、安易に危険を犯してまで右折進行することがなくなるので、それらと衝突する交通事故を未然に防止することができる。
【0027】
電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具は、ルーフ上に設置して高所俯瞰性に優れているので、車体に撮像光線が遮られることがなく、かつ車の周辺の直下から遠方の視認性が極めて良いという特性を有するので、単数または複数のビデオカメラに各電動ミラー駆動装置を併設した電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具は、あらゆる死角によって邪魔されることなく車の周囲360度の範囲を細かく分担して撮像できるという効果がある。
【0028】
またそのことにより、従来の自動車がルーフ上に設置した視認機構が生成するビデオカメラ設置位置死角による撮像範囲の欠落部分による危険発生の見落とし率の増大や、本来自動車が有している欠点の前方左右視界の死角や、上方視界の死角や、後方視界の死角や、後側方と側方視界の死角等が、及ぼす安全確認を阻害する視認機能の欠点を有する問題を解決できるので交通事故を予防する効果は極めて大きい。
【0029】
また、ルーフの中心や、または運転席に座った運転者の頭上に相当する位置のいずれかをルーフ上基点として、そのルーフ上基点を中心とする放射状線がルーフ周縁部と交わる位置に電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具を設置した本発明は、広範囲な車の周囲360度を正確に分割して、あたかも優れた犯罪捜査グループが証拠品を探すために捜査区域を分割して目的を達成するかのように危険を早く発見できる点が優れている。
【0030】
すなわち正確な層別視認効果のある視認カメラ装着車を運転することにより、優れた方向感覚で危険を感じると誰でも無意識にそれから回避する行動をとるように、走行方向の危険が漏れなく視認できていち早く対策がとれるため、交通事故を未然に防止することができる。
【0031】
本発明が従来の自動車より特別に優れている点は、ルーフ上の周縁部から撮像した映像をリアルタイムに映すモニタ群を横並びに隣接し、車周360度の範囲の映像を分担したモニタ群の映像を層別して視認できることである。このことにより、運転者が、視認したいと思う方向の状況を、従来の自動車の欠点である視界の死角に邪魔されることなく任意自由に一望できることにより、運転者の中心視や周辺視が有効に発揮できるので、交通事故を容易に防止することができる。
【0032】
特に人間の行動する際に最も必要な視認能力が、死角の悪影響による自動車の不十分な視認機能によって阻害されて発生する交通事故は多くそれを改善する意義は極めて大きい。また、交通事故は、自分の無茶や不注意によって生ずる場合だけでなく、他車の運転者の無茶や不注意で生ずる場合も多い。
【0033】
本発明は、これらの交通事故の原因である安全確認機能の不備を解決したことにより、従来の自動車の運転者が死角による視認不良によって引き起こす交通事故を減少することができる。
【0034】
従って、本発明の電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具を備えた視認カメラ装着車が普及されることにより、走行中の車が遭遇する不安全状態や危険状態等を運転者相互が容易に発見できるので、交通事故を効果的に予防することができるが、その優れた視認性によって運転者相互が相手の安全運転を思い合って、自主的に相互の交通事故防止に協力できる効果も極めて大きい
【0035】
本発明はモニタの視認機能として重要な視認位置と視認方向と視認範囲を明らかにして、車室内前部の上方や下部に層別的にモニタ9群を隣接して横並びに配置した長大モニタボデーにより、走行中における出会い頭事故や、正面衝突事故や、右左折時衝突事故等を防止することができる。
【0036】
また、車室内左右と後方の天井周縁部と天井中央部の間に、運転席からの視認性を配慮して設置した大きなモニタ群は、あたかもオープンカーを運転しているように、後退直進や駐車場への後退停止等の安全運転を容易にできる。
【0037】
本発明は以上説明したように、車の欠点として有するビデオカメラ設置位置死角や車体固有の死角によって撮像範囲や視認範囲に生じている欠落部分のない正確な視認情報が得られるので、従来における不完全は視認情報下にある視界が一般化されている道路交通において、本発明の電動ミラー駆動装置付透明保護具は当初撮像方向を設定するだけで車周360度の交通状況や道路状況が把握できるので格段に優れている。
【0038】
交通事故防止の第一システム効果は、不十分な視認情報を甘く判断して危険回避のチャンスを誤る正常バイアスや、異常性を示す視認情報を得てもなるべく正常であると楽観的に解釈する楽観主義バイアス等が運転者の心に無意識に作用して、危機を過少評価して発生する交通事故を、電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具を自動車のルーフ上に配置したことにより、自動車を中心とした全方位の交通状況を、あらゆる死角に邪魔されることなく、従来の不完全な視認性により及ぼされていた不安感がなく、完全な視認情報に基づいて判断できるので、自然に正しく防止することができる。
【0039】
また、従来の電動回動式ビデオカメラを使用したモニタの映像は、その回動するカメラの向いている方向だけ撮影できるもので、その映像信号を伝送して写される映像であるから、その撮像方向の反対側の映像は必然的に視認することはできないので、前記撮像方向以外の方面から危険が迫った時に本発明のように瞬時に対応できない点で劣るものである。
【0040】
また、本発明の車室内モニタ効果である分担映像の奏する視認範囲の見易さや、一望に付近が見渡されるような前景確認性は、従来の自動車の及ぼす不完全な視界・視認性によって、これまで危険の予測で不安感を抱えながら運転していた総ての運転者の心理的な負担と束縛を除去できることから、交通事故防止に及ぼす影響は極めて大きく本発明が運転者に提供する最高の技術的サービスと言える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0041】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図16に基づいて説明する。
【実施例1】
【0042】
図1は、本発明の電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具を8台備えた視認カメラ装着車の左側面図、図2はその正面図、図3はその平面図で、ビデオカメラ4をルーフ上周縁部に八文銭形に配置し,ルーフ前縁部13の左端に左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)4Hを取り付け、中央に正面視認用ビデオカメラ(「正面」)4K、右端に右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)4Mを取り付け、ルーフ後縁部14の左端に左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)4Bを取り付け、中央に背面視認用ビデオカメラ(「背面」)4J、右端に右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)4Sを取り付け、ルーフ左側縁部15の中央に車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)4Eと、右側縁部16の中央に車側右方向視認用ビデオカメラ(「右横」)4Pを取り付け、フロントウインド10の上部の車室内前方上部11にモニタボデー8を設けたものである。ビデオカメラ4は図10〜図16に示すように透明保護具ボデー24を覆設してルーフ12上のルーフ前縁部13、ルーフ後縁部14、ルーフ左側縁部15、ルーフ右側縁部16に配置して取り付けられている。
【実施例2】
【0043】
図4は、前記視認カメラ装着車の一部切断平面図である。図示するように、フロントウィンド10の上部の車内に、ビデオカメラ4からの映像信号を伝送してモニタ9の映像を視認するモニタボデー8が設けられ、ルーフ12上には、その映像信号を伝送するビデオカメラ4を内設した電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具をルーフ上周縁部に六文銭形に配置し、前記ルーフ上の電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具内のビデオカメラ4は、ルーフ前縁部13の左端に左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)4Hを取り付け、右端に右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)4Mを取り付け、ルーフ後縁部14の左端に左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)4B、右端に右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)4Sを取り付け、ルーフ左側縁部15とルーフ右側縁部16の中央にそれぞれ車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)4Eと、車側右方向視認用ビデオカメラ(「右横」)4Pを取り付けた車で、車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)4Eと、車側右方向視認用ビデオカメラ(「右横」)4Pにて車の左右の交通状況を視認できるようにし、ルーフ前縁部13の左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)4Hと、右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)4Mの2台で車の前方180度の視界を分担し、ルーフ後縁部14の左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)4Bと、右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)4Sの2台で車の後方180度の視界を分担して、6台のビデオカメラ4で車の周囲360 度の視界を確実に視認できるようにしたものである。
【0044】
本発明は、ルーフ上にビデオカメラ4を内設した電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具を設けて、車室内の天井周縁部と天井中心部の間に設けたモニタや、車室内前部に設けたモニタのいずれかと一対になって交通事故防止の目的を達成するものである。すなわち、ルーフ上の電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具内のビデオカメラ4は、車周360度の交通状況や道路状況を分担して撮像し、その映像信号を車室内の天井周縁部と天井中心部の間に設けたモニタや、車室内前部に設けたモニタのいずれかに伝送してその映像を運転者が視認しながら安全運転をするものである。
【0045】
図5は、ルーフ上の電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具内のビデオカメラ4と複合して視認効果を奏するモニタ機構として視認カメラ装着車に設置される単体モニタボデー140を1台と連合モニタボデー165の2台とを組み合わせて使用位置に回動した車室前方上部11の斜視図である。
【0046】
図5に示す連合モニタボデー165は1台の連合モニタボデー165に第一モニタ166と第二モニタ167を装着し、その上部の回動具取付部168にモニタボデー回動具169を嵌装し、回動具取付部168の両端のボデー回動軸170を、ボデー軸止部171にキーにて装着し、ボデー軸止部171を連合モニタボデー165の回動具取付部168に取付けたものである。連合モニタボデー165は所望する状況の映像を層別して視認できるために安全運転に便利である。
【0047】
この配置方法は重点とする視認方向と補足的な視認方向の映像を層別して使う場合に便利である。視認カメラ装着車を使用する場合は、左側の連合モニタボデー165には、第二モニタ169に左車側後方視認用モニタ(モニタ表示「左後」)9Bと、第一モニタ166に左車側前方視認用モニタ(モニタ表示「左前」)9Hを装着し、真ん中の単体モニタホデーには、背面視認用モニタ(モニタ表示「背面」)9Jを装着し、右側の連合モニタボデー165には、第二モニタ169に右車側前方視認用モニタ(モニタ表示「右前」)9Mと、第一モニタ166に右車側後方視認用モニタ(モニタ表示「右後」)9S用のモニタ9を装着して、ルーフ12上の定位置に配置された、各ビデオカメラ4から所望の状況の映像信号を、各モニタ9に伝送して、運転席にてそのモニタ9の映像を視認する。また真ん中の単体モニタホデー140に装着する背面視認用モニタ(モニタ表示「背面」)9Jの代わりに、正面視認用モニタ(モニタ表示「正面」)9Kとなるように切り替えて映像信号を伝送して使用する。このようにモニタ9とモニタボデー8を組み合わせて使用することにより、視認カメラ装着車の便宜性を一段と向上することができる。
【0048】
図6は視認カメラ装着車に取付けた単体モニタボデー140を使用位置に回動した車室前方上部11の斜視図である。視認カメラ装着車について運転者の立場からは、身近でいつも対面するモニタ9の機能や便宜性が重要である。本発明は、そのためモニタ9とモニタボデー8の組み合わせを工夫し、視認カメラ装着車の作用効果を増進する使用方法を提供するものである。
【0049】
この視認カメラ装着車は1台のモニタ9を装着した単体モニタボデー140を車室前方上部11に多数並べて吊り下げて使用している。この場合に運転者が、モニタ9に映像信号を伝送するルーフ12上のビデオカメラ4の所在位置を見誤ることのないように、ルーフ12上に配置されるビデオカメラ4には、その場所を明確にするモニタ9用の表示を、予め各レンズに印字して、その表示がモニタ9面にて視認できるようにする。視認カメラ装着車は、このような新しいモニタ9の使用方法により、運転を安全確実にできるものである。単体モニタボデー140は、図6に示すように、車室前方上部11に個別に多数並べて設けられる。
【0050】
例えば単体モニタボデー140の数を8台とした使用方法は、車室前方上部11に左より左車側後方視認用モニタ(モニタ表示「左後」)9B、車側左方向視認用モニタ(モニタ表示「左横」)9E、左車側前方視認用モニタ(モニタ表示「左前」)9H、背面視認用モニタ(モニタ表示「背面」)9J、正面視認用モニタ(モニタ表示「正面」)9K、右車側前方視認用モニタ(モニタ表示「右前」)9M、車側右方向視認用モニタ(モニタ表示「右横」)9P、右車側後方視認用モニタ(モニタ表示「右後」)9Sとなるように設けて、ルーフ上に配置した左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)4B、車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)4E、左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)4H、背面視認用ビデオカメラ(「背面」)4J、正面視認用ビデオカメラ(「正面」)4K、右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)4M、車側右方向視認用ビデオカメラ(「右横」)4P、右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)4S等と、それぞれを予め組合せて配線して、各ビデオカメラ4で撮像した映像信号を前記各モニタ9に伝送されるようにする。
【0051】
また6台のモニタ9を使用する場合は、同様にビデオカメラ4のシステムケーブル7で、それぞれ組合わせの決まった各モニタ8に、各映像信号を伝送するようにし、例えば、正面視認用モニタ(モニタ表示「正面」)9Kと背面視認用モニタ(モニタ表示「背面」)9Jは、常時視認できるように中央部に配置し、運転席から見て左側から順番に、車側左方向視認用モニタ(モニタ表示「左横」)9E、左車側前方視認用モニタ(モニタ表示「左前」)9H、背面視認用モニタ(モニタ表示「背面」)9J、正面視認用モニタ(モニタ表示「正面」)9K、右車側前方視認用モニタ(モニタ表示「右前」)9M、車側右方向視認用モニタ(モニタ表示「右横」)9Pの前方重点組と、車側左方向視認用モニタ(モニタ表示「左横」)9E、左車側後方視認用モニタ(モニタ表示「左後」)9B、背面視認用モニタ(モニタ表示「背面」)9J、正面視認用モニタ(モニタ表示「正面」)9K、右車側後方視認用モニタ(モニタ表示「右後」)9S、車側右方向視認用モニタ(モニタ表示「右横」)9Pの後方重点組として、随時切り替えて視認できるようにする等種々の使用方法がある。この視認カメラ装着車の利点は、運転席に座った運転者が、視線を大きく動かすことなく、各モニタ9の映像が見れるように、各モニタ9面を運転者の方向に向けて自由に調整できることと、左右のモニタ9に並んで映示される映像から、部分的な狭い範囲の状況判断でなく全体的な状況判断が可能で安全な運転を可能とする。
【0052】
図7は、視認カメラ装着車に取付けた長大モニタボデー181を使用位置に回動した車室前方上部の斜視図である。長大モニタボデー181は多数のモニタ9を一台に装着したものである。このようにモニタ9を多数横に配列して使用すると、各モニタに伝送された映像の相互関係が一目で視認できるので、進行方向に危険が発生した場合に、モニタ間に生成されるチラツキ効果で注意が喚起されその危険場所付近の状況全般が把握されるので適切な対策が速くできて便利である。
【0053】
また多数のモニタ9を一台の長大モニタボデー181に装着するので、単体モニタボデー140を多数取り付けるよりは、据付が容易で設備費も安価にできる。この視認カメラ装着車は、図示するように6台のモニタ9を使用する場合、左より左車側後方視認用モニタ(モニタ表示「左後」)9B、車側左方向視認用モニタ(モニタ表示「左横」)9E、左車側前方視認用モニタ(モニタ表示「左前」)9H、右車側前方視認用モニタ(モニタ表示「右前」)9M、車側右方向視認用モニタ(モニタ表示「右横」)9P、右車側後方視認用モニタ(モニタ表示「右後」)9Sとして、視認カメラ装着車のルーフ12上に配置した6台のビデオカメラ4から映像信号を伝送されることにより、各モニタの映像を運転席より一望できるので、車の周囲の状況判断が確実にできる。本発明の視認カメラ装着車は、このようなモニタ9の使用方法により、大局的全体的な視界の把握が図られるので、運転操作上の便益は極めて大きい。
【0054】
特に電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具に内設されたビデオカメラ4の作用効果は、ビデオカメラ4を単体で透明保護具に内設された単体カメラ透明保護具が狭い撮像範囲で奏する層別映像の視認効果と、電動ミラー駆動装置を併設したビデオカメラ4の広い撮像範囲を活用して綿密に配置されて奏するビデオカメラ間に生ずるビデオカメラ設置位置死角の除去効果は、高速走行時における交通事故を効果的に防止することができる。
【実施例3】
【0055】
図8は、視認カメラ装着車に装着するフェザーキー式電動ミラー駆動装置(以下電動ミラー駆動装置と略称する。)40の球継手部41を取り付けたミラーボデー42の平面図、図9は電動ミラー駆動装置40の展開断面図である。
【0056】
本発明の視認カメラ装着車に使用するビデオカメラ4の使用方法において、撮像範囲を上下左右に広く回動して使用できる電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具は、縦立したビデオカメラ4に電動ミラー駆動装置40を併設して透明保護具ボデー24を覆設したものである。本発明に使用される電動ミラー駆動装置40は、びびりの発生なく正確かつ円滑に機能を発揮させるためにフェザーキー43を活用したものである。
【0057】
電動ミラー駆動装置40の構成を明確にするために、図8に示す電動ミラー駆動装置40の球継手部41の平面配置において、上下用進退杆球継手44より主球継手45を経て左右用進退杆球継手46に至る仮想切断面を想定した図9に示す電動ミラー駆動装置40の展開断面図を作成して説明する。
【0058】
本発明に使用される電動ミラー駆動装置40は、図示するように、ミラーボデー42の中央側面に形成された主球継手45を中心に、90度の位置に上下用進退杆球継手44と左右用進退杆球継手46を配置して、それに対面してミラー取付板47には主球座48と上下用進退杆球座40と左右用進退杆球座50が形成され、上下用進退杆球継手44と上下用進退杆球座49、主球継手45と主球座48、左右用進退杆球継手46と左右用進退杆球座50が、それぞれ嵌設される。
【0059】
主球継手45は、ミラーボデー42の第一側面51に一体に形成され、ミラー取付板側軸受53は、ミラーボデー42の第一側面51に一体に形成され、フエザーキー取付軸受53は、ミラーボデー42の第二側面52に一体に形成され、フエザーキー取付軸受53の孔面にフエザーキー43が取付けられている。上下用進退杆55と左右用進退杆56は、片端にはミラー取付板47の上下用進退杆球座49と左右用進退杆球座50にそれぞれ嵌装される上下用進退杆球継手44と左右用進退杆球継手46が形成され、ミラーボデー42のミラー取付板側軸受53と、フエザーキー取付軸受54に挿入して支持されている。
【0060】
進退杆のフエザーキー取付軸受側54側には、進退杆の作用範囲に相当する長さのフエザーキー溝57が削成され、前記フエザーキー取付軸受54に取り付けたフエザーキー43が、上下用進退杆55と左右用進退杆56の各フエザーキー溝57に嵌装されている。上下用進退杆55と左右用進退杆56の各中央部にはオスネジ部58が、進退杆の作用範囲に相当する長さに削成されて、上下用駆動モータ60と左右用駆動モータ61により、それぞれ回動される上下用ウォームホィール62のメスネジ部59と左右用ウォームホィール63のメスネジ部59と歯合されている。上下用ウォームホィール62と左右用ウォームホィール63の両側は、ミラー取付板側軸受53とフエザーキー取付軸受54のミラーボデー42の内側に接触し摺動して回転可能になっている。
【0061】
電動ミラー駆動装置40のミラー64を上下方向に回動する場合は、上下用駆動モータ60を遠隔操作して回転させると、回転する上下用ウォームホィール62のメスネジ部59によって、上下用進退杆55のオスネジ部58はフエザーキー43の作用で回転されずに軸方向に移動する。そのことによりミラー取付板47の上下用進退杆球座49に嵌設される上下用進退杆球継手46が進退することにより、主球継手45を中心にしてミラー取付板47は上下方向に傾動する。またミラー64を左右方向に回動する場合は、左右用駆動モータ61を遠隔操作して回転させると、回転する左右用ウォームホィール63のメスネジ部59によって、左右用進退杆56のオスネジ部58はフエザーキー43の作用で回転されずに軸方向に移動する。
【0062】
そのことによりミラー取付板47の左右用進退杆球座50に嵌設される左右用進退杆球継手46が進退することにより、主球継手45を中心にしてミラー取付板47は左右方向に傾動する。また同時に上下用駆動モータ60と左右用駆動モータ61を遠隔操作して回転させると、上下方向と左右方向の合成した斜め方向にミラーを傾動して、通常では見にくい状況の映像をモニタ9にて視認することができて便利である。本発明用として工夫された電動ミラー駆動装置40は、フエザーキー43の作用効果により、円滑にミラー64の傾動機能を精密に調節でき、ビデオカメラ4に反射した映像信号を正確に伝送できるので、視認カメラ装着車の目的を的確に達成することができる。
【実施例4】
【0063】
図10は、視認カメラ装着車に使用される裾野型電動ミラー駆動装置付透明保護具65の正面図、図11はその切断側面図である。
【0064】
裾野型電動ミラー駆動装置付透明保護具65は、車のルーフ12上から安定した態様でビデオカメラ4の位置を高く設定して、電動ミラー駆動装置40のミラー64の傾動によって所望する方向の状況の映される範囲を大きくすることができる。透明保護具ボデー24は裾部を透明保護具基台66に取付け、透明保護具基台66にビデオカメラ取付台67に取り付け、ビデオカメラ取付台67にビデオカメラ4と保持アーム68を取り付け、かつ電球98を添設する。保持アーム68に電動ミラー駆動装置40のミラーボデー42のミラーボデー取付部69を取り付ける。
【0065】
透明保護具17にガラス窓5を設け、ガラス窓5の下部にピボット軸70を取り付け、ガラス71表面を扇形状に揺動するワイパー(図示せず。)をワイパーアーム72に取り付け、ワイパーアーム72をピボット軸70に取り付ける。そしてピボット軸70に出力クランク&出力リンク73を連結し、ギヤボックス75内でワイパー用ウォームホィール78をワイパー用ウォームホィール軸79にて軸支し、ワイパーモータ76にて回転されるワイパー用ウォーム77をワイパー用ウォームホィール78と歯合し、ワイパー用ウォームホィール軸79に取り付けられた入力クランク&入力リンク74を、リンクロッド80によって出力クランク&出力リンク73と連結して、ワイパーモータ76にてワイパーアーム72を揺動させる電動ワイパー装置38を設けたものである。
【実施例5】
【0066】
図12、は視認カメラ装着車に使用される円筒型電動ワイパー装置付透明保護具83の切断側面図である。
【0067】
図示するように、透明保護具ボデー24を透明保護具基台66に立設し、透明保護具基台66に支持されたビデオカメラ取付台67にビデオカメラ4を縦立して、前記ビデオカメラ取付台67にて前記ビデオカメラ4に保持アーム68を添設し、かつ電球98を2個添設する。前記保持アーム68にミラーボデー42のミラーボデー取付部69を取り付け、前記透明保護具ボデー24にガラス窓5を設け、前記透明保護具ボデー24にワイパーアーム72を取り付けたピボット軸70を緩挿したピボット81を取り付け、ワイパーモータ76にて回転するワイパー用ウォーム77に歯合する前記ワイパー用ウォームホィール78のワイパー用ウォームホィール軸79に取り付けられた入力クランク&入力リンク74と出力クランク&出力リンク73をリンクロッド80にて連結し、前記ワイパーアーム72の先端に取り付たワイパーを扇形状に揺動するにより、ガラス71面に付着する雨水や汚れを除去する電動ワイパー装置38を装着する。
【0068】
この円筒型電動ワイパー装置付ビデオカメラ透明保護具83は、ルーフ12上に透明保護具基台66を取り付けて使用したり、図示するように下半分をルーフ12下に沈めて使用する。
【実施例6】
【0069】
図13は、視認カメラ装着車に使用される非回動型の電動ワイパー装置付複眼透明保護具の切断正面図、図14はその切断平面図である。この構成は、ビデオカメラ取付台67を、各電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ82毎に設けて、第一ビデオカメラ取付台134に第一ビデオカメラ36を取り付け、第二ビデオカメラ取付台135に第二ビデオカメラ37を取り付けるようにしたもので、透明保護具基台66に対称的に配置したので、透明保護具17全体の高さがは低くなる。
【0070】
透明保護具ボデー24には、視認方向を180度振り分けた2方向のガラス窓5を設け、各ガラス窓5に第一電動ワイパー装置38と第二電動ワイパー装置39を設ける。ガラス窓5の下方に先端にワイパーを付けるワイパーアーム72を取り付けたピボット軸70を緩挿したピボット81を取付け、ピボット軸70の基端部に出力クランク&出力リンク73を取リ付け、出力クランク&出力リンク73と入力クランク&入力リンク74とをリンクロッド80で連結する。入力クランク&入力リンク74は、ワイパーモータ76にワイパー用ウォーム77を直結し、ギヤーボックス75内にてワイパー用ウォーム77とワイパー用ウォームホィール78を歯合し、ワイパー用ウォームホィール78にキー止めされたワイパー用ウォームホィール軸79を第一軸受136に緩挿し、ワイパー用ウォームホィール軸79の先端部に入力クランク&入力リンク74を取り付けものである。
【0071】
第一電動ワイパー装置は、ワイパーモータ76の回転をワイパー用ウォーム77、ワイパー用ウォームホィール78、ワイパー用ウォームホィール軸79、入力クランク&入力リンク74、リンクロッド80、出力クランク&出力リンク73、ピボット軸70を経て、ワイパーアーム72の先端に取付けられたワイパーを扇形状に往復揺動させることにより、透明保護具17のガラス窓5のガラス71に付着する雨水や汚れを拭き取って、視認性のよい映像をモニタ9に伝送することができる。図15に示すように対称的に配置して透明保護具基台66に取付けたので透明保護具全体の高さは低くなる。なお電動ミラー駆動装置は、ミラー64の傾動機能が精密に調節できれば、他の装置を使用しても差支えはない。
【実施例7】
【0072】
図15は、視認カメラ装着車に使用する電動ワイパー装置付複眼透明保護具の切断正面図である。この構成は、1台のビデオカメラ取付台67を共用して、第一ビデオカメラ36と第二ビデオカメラ37をビデオカメラ取付台67に取り付けたもので、それだけ透明保護具ボデー24全体の高さを高くなる。このようにビデオカメラを180度向きを変えて前後の状況を視認できるようにすることは大きな利点がある。人は前後の状況が判れば安心して前に進めるように、車を運転する際に、前後の交通状態や道路状態の安全が確認できれば、安心してハンドル操作ができる。
【0073】
視認カメラ装着車においては、ルーフ前縁部13の左端に取り付ければ、透明保護具ボデー24内の電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ82を、左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)4Hと左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)4Bとして使用することができる。またルーフ後縁部14の右端に取り付けると、透明保護具ボデー24内の電動ワイパー装置付きビデオカメラ82を、右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)4Mと右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)4Rとして使用することができる。ルーフ前縁部13の右端やルーフ後縁部14の左端に取り付ける場合も同様に使用できる。この視認カメラ装着車は、狭い道路を走行する際や車庫入や駐車場にて運転する場合に便利である。
【実施例8】
【0074】
図16は、視認カメラ装着車に使用される円筒型電動ワイパー装置付ビデオカメラ透明保護具83の切断側面図である。この円筒型電動ワイパー装置付ビデオカメラ透明保護具83は、視認範囲を拡大するため透明保護具ボデー24を水平方向に回動するために、図示するように円筒型電動ワイパー装置付ビデオカメラ透明保護具83の下端部を回転体基盤85に取り付け、回転体基盤85の上に回転体84を取り付けたものである。
【0075】
この回転体84は、取付ベース86に取付けられた枢支軸基盤87に立設した枢支軸88を、透明保護具ボデー24を取り付けた回転体基盤85の回転体ボス92に挿通し、枢支軸88に緩挿したウォームホイール89と連結する回転体84側に配設した回転体モータ90及び減速歯車群91とより構成され、回転体モータ90を駆動させて透明保護具ボデー24を回動するもので、枢支軸28を挿通した回転体基盤85の回転体ボス92の内面下端部と枢支軸基盤87の上面との間に転がり軸受93を設け、回転体ボス92の上面とウォームホイール89の内面下端部との間に転がり軸受93を設けたもので、電動ミラー駆動装置40の繊細な視認角度調節の優秀性に、回転体84の回動による大きな視認角度調節が組み合わされて、視認カメラ装着車の性能を更に向上したものである。
【0076】
運転席より遠隔操作される回転体モータ90により、回転体基盤85に取り付けられた電動ワイパー装置付ビデオカメラ透明保護具を水平方向に360度回動し、更に透明保護具に内装された電動ミラー駆動装置40のミラー64にて左右上下に精密傾動できるのでビデオカメラにて優れた撮像効果を奏するものである。
【0077】
この回転体84は、ウォームホイール89が摩擦固定されて、これと噛合するウォームの遊星回動式が採用されるので、人や物が衝突した場合にその衝撃力を逸らすので破損を防止できるという効果がある。
【0078】
以上、本発明は、ルーフ周縁部に撮像範囲を大きく設定できるようなビデオカメラ4を内装した電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具を取付けたことにより、隣接するビデオカメラ間に生ずるビデオカメラ設置位置死角による撮像範囲に欠落部分を生じながら高速走行して交通事故を発生したり、或いは直接目視運転する自動車の運転者が車体固有の死角であるフロントウィンドの両側を取り付けたフロントピラーや、車の前部のボンネットやフロントフェンダー等による前方左右視界の死角や上方視界の死角や、リヤピラーやトランクリッドや後部乗客等によって生ずる後方視界の死角や、ルームミラーでの後方視認が妨げられることや、センターピラー&リヤピラーや助手席の乗客や後部乗客等によって左右の視界が妨げられる後側方・側方視界の死角等による問題を解決してこれまで極めて困難で実現不能であった交通事故の予防に飛躍的な効果を発揮して、わが国における交通事故の増加に伴うばく大な経済的損失の発生を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】ルーフ上に8台の電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具を設けた視認カメラ装着車の左側面図である。
【図2】図6の正面図である。
【図3】図6の平面図である。
【図4】ルーフ上に6台の電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具を設けた視認カメラ装着車の一部切断平面図である。
【図5】視認カメラ装着車に使用される単体モニタボデー1台と連合モニタボデー2台を使用位置に回動した車室前方上部の斜視図
【図6】視認カメラ装着車の単体モニタボデーを使用位置に回動した車室前方上部の斜視図である。
【図7】視認カメラ装着車に取付けた長大モニタボデーを使用位置に回動した車室前方上部の斜視図である。
【図8】視認カメラ装着車に装着するフェザーキー式電動ミラー駆動装置の球継手部を取り付けたミラーボデーの平面図である。
【図9】電動ミラー駆動装置の展開断面図である。
【図10】視認カメラ装着車に使用される裾野型電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具の正面図である。
【図11】図10の切断側面図である。
【図12】視認カメラ装着車に使用される円筒型の電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具の切断側面図である。
【図13】視認カメラ装着車に使用される非回動型の電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具の切断正面図である。
【図14】図13の切断平面図である。
【図15】視認カメラ装着車に使用する電動ワイパー装置付ビデオカメラ複眼透明保護具の切断正面図である。
【図16】視認カメラ装着車に使用される円筒型電動ワイパー装置付ビデオカメラ透明保護具の切断側面図である。
【符号の説明】
【0080】
4A 背面左斜方向視認用ビデオカメラ(「背面左斜」)
4B 左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)
4C 車側左横後方視認用ビデオカメラ(「左横後」)
4D 車側左横中央後方視認用ビデオカメラ(「左横中後」)
4E 車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)
4F 車側左横中央前方視認用ビデオカメラ(「左横中前」)
4G 車側左横前方視認用ビデオカメラ(「左横前」)
4H 左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)
4I 正面左方向視認用ビデオカメラ(「正面左」)
4J 背面視認用ビデオカメラ(「背面」)
4K 正面視認用ビデオカメラ(「正面」)
4L 正面右方向視認用ビデオカメラ(「正面右」)
4M 右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)
4N 車側右横前方視認用ビデオカメラ(「右横前」)
4O 車側右横中央前方視認用ビデオカメラ(「右横中前」)
4P 車側右方向視認用ビデオカメラ(「右横」)
4Q 車側右横中央後方視認用ビデオカメラ(「右横中後」)
4R 車側右横後方視認用ビデオカメラ(「右横後」)
4S 右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)
4T 背面斜右方向視認用ビデオカメラ(「背面斜右」)
9A 背面左斜方向視認用モニタ(モニタ表示「背面左斜」)
9B 左車側後方視認用モニタ(モニタ表示「左後」)
9C 車側左横後方視認用モニタ(モニタ表示「左横後」)
9D 車側左横中央後方視認用モニタ(モニタ表示「左横中後」)
9E 車側左方向視認用モニタ(モニタ表示「左横」)
9F 車側左横中央前方視認用モニタ(モニタ表示「左横中前」)
9G 車側左横前方視認用モニタ(モニタ表示「左横前」)
9H 左車側前方視認用モニタ(モニタ表示「左前」)
9I 正面左方向視認用モニタ(モニタ表示「正面左」)
9J 背面視認用モニタ(モニタ表示「背面」)
9K 正面視認用モニタ(モニタ表示「正面」)
9L 正面右方向視認用モニタ(モニタ表示「正面右」)
9M 右車側前方視認用モニタ(モニタ表示「右前」)
9N 車側右横前方視認用モニタ(モニタ表示「右横前」)
9O 車側右横中央前方視認用モニタ(モニタ表示「右横中前」)
9P 車側右方向視認用モニタ(モニタ表示「右横」)
9Q 車側右横中央後方視認用モニタ(モニタ表示「右横中後」)
9R 車側右横後方視認用モニタ(モニタ表示「右横後」)
9S 右車側後方視認用モニタ(モニタ表示「右後」)
9T 背面斜右方向視認用モニタ(モニタ表示「背面斜右」)
1 ビデオカメラ取付ベース
2 ルーフ上基点
3 ビデオカメラ取付溝
4 ビデオカメラ
5 ガラス窓
6 ガラス窓付ルーフ
7 システムケーブル
8 モニタボデー
9 モニタ
10 フロントウィンド
11 車室内前方上部
12 ルーフ
13 ルーフ前縁部
14 ルーフ後縁部
15 ルーフ左側縁部
16 ルーフ右側縁部
17 ルーフ周縁部
18 取付ベース
19 第二枢支軸
20 第二回転体
21 第二回転体側板
22 第二枢支軸
23 第一回転体
24 透明保護具ボデー
25 透明保護具ボデー基部
26 透明保護具ボデー前部
27 第二回転体カバー
28 第二ウォーム
29 第二回転体ボス
30 第二ウォームホィール
31 第二モータ
32 第二減速歯車群
33 転がり軸受
111 圧力シリンダー
112 ヘッドカバー
113 ピストンロッド
114 ロッドナット
115 シリンダーチューブ
116 押え板
117 ロッドカバー
118 ピストン
119 ピストンナット
139 単体モニタ
140 単体モニタボデー
141 スラストワッシヤー
142 回転体基盤
143 枢支軸基盤
144 減速歯車群
145 クラッチガイド
146 クラッチプレート
147 圧縮スプリング
148 サポートワッシヤー
149 Uプレート
150 係止溝
151 ウォーム
152 吊具取付ベース
153 吊具基部
154 吊具軸
155 吊具枢支軸
156 吊具枢支軸基部
157 吊具取付アーム
158 モニタボデー基部
159 吊具ナット
160 スラストベアリング
161 モニタボデー軸受
162 ワッシヤー
163 枢支軸取付基部
164 サポートフレーム
165 連合モニタボデー
166 第一モニタ
167 第二モニタ
168 回動具基台
169 モニタボデー回動具
170 ボデー回動軸
171 ボデー軸支部
172 回動具ボデー
173 両側軸受
174 欠歯歯車
175 ラック
176 キー付回動軸端部
177 保持台
178 車室天井周縁部
179 天井中心部
180 天井側縁部
181 長大モニタボデー
182 車室前方天井
183 プロテクター
184 移動式モニタボデー
285 歯車用軸受

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ルーフ上に電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具を設け、車室内の天井周縁部と天井中心部の間、または車室内前部のいずれかにモニタを設けたことを特徴とする視認カメラ装着車。
【請求項2】
電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具をルーフ上周縁部に八文銭形に配置し、ルーフ前縁部の左端に左車側前方視認用ビデオカメラを取り付け、中央に正面視認用ビデオカメラ、右端に右車側前方視認用ビデオカメラを取り付け、ルーフ後縁部の左端に左車側後方視認用ビデオカメラを取り付け、中央に背面視認用ビデオカメラ、右端に右車側後方視認用ビデオカメラを取り付け、ルーフの左側と右側の中央にそれぞれ車側左方向視認用ビデオカメラと、車側右方向視認用ビデオカメラを取り付けた請求項1記載の視認カメラ装着車。
【請求項3】
電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具をルーフ上周縁部に六文銭形に配置し、ルーフ前縁部の左端に左車側前方視認用ビデオカメラを取り付け、右端に右車側前方視認用ビデオカメラを取り付け、ルーフ後縁部の左端に左車側後方視認用ビデオカメラ、右端に右車側後方視認用ビデオカメラを取り付け、ルーフの左側と右側の中央にそれぞれ車側左方向視認用ビデオカメラと、車側右方向視認用ビデオカメラを取り付けた請求項1記載の視認カメラ装着車。
【請求項4】
ルーフ上に電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具を設けた視認カメラ装着車において、ミラーボデーの中央に形成された主球継手を中心に90度の位置に上下用進退杆と左右用進退杆を設け、 それに対面してミラー取付板に主球座と上下用進退杆球座と左右用進退杆球座を形成し、両進退杆の片端にミラー取付板の進退杆球座に嵌設される進退杆球継手を形成し、進退杆の両端部は、片端をミラー取付板側の軸受に挿入し、他端をフエザーキーを内面に取り付けたフエザーキー軸受に挿入する。フエザーキー軸受を前進後退する進退杆にフエザーキー溝を削成し、フエザーキー軸受のフエザーキーと進退杆のフエザーキー溝を嵌装する。進退杆の中央部にはオスネジ部が削成され、駆動モータにより回動するウォームホィールのメスネジ部に螺嵌され、ウォームホィールの両側は、ミラーボデーの両軸受の内側面に接触して回転可能にし、駆動モータにて回転するウォームホィールのメスネジ部に螺嵌された進退杆を軸方向に移動し、ミラー取付板の各進退杆球座に嵌設された進退杆球継手を進退し、主球継手を中心にして、ミラーを取り付けたミラー取付板を上下方向と左右方向に傾動させる電動ミラー駆動装置をビデオカメラに添設した電動ミラー駆動装置付きビデオカメラを設け、透明保護具を覆設して取付けた請求項1記載の視認カメラ装着車。
【請求項5】
電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具において、ガラス窓を複数設けた透明保護具ボデーの下端部を透明保護具基台に取り付け、前記透明保護具基台上にビデオカメラ取付台を複数取り付け、各ビデオカメラ取付台に前記電動ミラー駆動装置付きビデオカメラを取り付け、各ガラス窓のガラスに接触したワイパーを揺動する電動ワイパー装置を設けた請求項1記載の視認カメラ装着車。
【請求項6】
電動ミラー駆動装置付ビデオカメラ透明保護具において、透明保護具ボデーにビデオカメラ取付台を保持し、前記ビデオカメラ取付台に電動ミラー駆動装置付きビデオカメラを取り付け、ルーフ上に取付ベースを取付け、前記取付ベースに枢支軸基盤を取付け、枢支軸に回転体基盤を嵌装し、前記回転体基盤に回転体を取り付け、前記回転体基盤に透明保護具ボデーの下端部を取り付け、透明保護具ボデーを前記回転体にて回動するようにして取付けた請求項1記載の視認カメラ装着車。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2007−145327(P2007−145327A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−11242(P2007−11242)
【出願日】平成19年1月22日(2007.1.22)
【分割の表示】特願2001−170282(P2001−170282)の分割
【原出願日】平成13年4月28日(2001.4.28)
【出願人】(592178587)
【Fターム(参考)】