説明

ループミラーを利用した多波長光バッファ

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ループミラーを利用した多波長光バッファに関し、より詳しくは高速の時間分割多重地域網やバックボーンで、同一のチャンネルに出力しようとするセル間の衝突を解消するため優先順位の低いセルを貯蔵し、必要な時間に順次出力がなされるようにするだけでなく、波長多重されたシステムで波長多重化され同時に入力されるセルを、電気的外部制御信号により時間軸上に羅列して出力されるようにした、ループミラーを利用した多波長光バッファに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近来、使用者等のサービス要求が急増しながら高速のネットワークを必要とすることになる現実において、任意のスイッチングノードでの光/電変換による電気的な方法でセル相互間の衝突を解決するのは困難である。さらに、電気的な制御を介して光学的にバッファリングする方法(K.L.Hall,Member,IEEE,and K.A.Rauschenbach,Member,IEEE,“All−Optical Buffering of 40−Gb/s Data Packets ”,IEEE Photonics Technology Letters,Vol.10, No 3, March 1998)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記方法は、入力セルを貯蔵する際に90%のセルが複写されて捨てられ、10%のセルがループに入力されて再び100%に再生され、再度90%が捨てられて残りの10%のセルがループに入力されて100%に再生される方法であり、捨てられるセルを処理する構造がさらに必要であるという問題点がある。
【0004】従って、本発明は前述した従来の事情を鑑みてなされたものであり、高速ネットワークから一つのノードに各種波長のセルが同時に到着したとき、電気的な制御によりセル間の衝突を防止してセルを望むノードに送ることを可能にした、ループミラーを利用した多波長バッファを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、本発明は、入力端から初期に入力されるセルを波長分割して貯蔵し、入力された方向に反射させるループミラーと、前記ループミラーから反射されるセルの利得及び光パワーを調節し、前記ループミラーに再入力させるセル入力手段と、前記ループミラーに入力されて貯蔵されるセルに対する外部への出力を波長別に制御する制御器とを備えることを特徴とする。
【0006】また、本発明は、前記ループミラーは、入力されるセルを一定比率に分岐する第1光結合器と、前記分岐して入力されるセルの移動経路である単一モード繊維と、前記単一モード繊維との間に相互反対形態に設置され、相互にセルを交換しながら多重化及び逆多重化を行う第1及び第2マックス/ジマックスと、前記第1及び第2マックス/ジマックスの間に連結され、セルに対する位相変調を行う位相変調器とを備えることを特徴とする。
【0007】また、本発明は、前記第1光結合器は、入力されたセルを50:50の比率に分岐することを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記セル入力手段は、前記ループミラーから反射されたセルをループミラー側に再反射させるミラーと、前記ループミラーから反射されたセルに対する利得を調整して前記ミラーに送り、このミラーから再反射されたセルを前記ループミラー側に伝送する半導体光増幅器と、前記半導体光増幅器からのセルと入力端からのセルとを結合させて前記ループミラーに送る第2光結合器とを備えることを特徴とする。
【0009】また、本発明は、前記ミラーは、光繊維の終端にコーティングされることを特徴とする。
【0010】また、本発明は、前記ミラーは、光繊維の終端に取り付けられることを特徴とする。
【0011】また、本発明は、前記半導体光増幅器から出力され前記第2光結合器に入力されるセルの光パワーは、前記ループミラーに入力される最初のセルの光パワーと同一であることを特徴とする。
【0012】また、本発明は、前記セル入力手段は、前記ループミラーから反射されたセルをループミラー側に再反射させるミラーと、前記ループミラーから反射されたセルに対する利得を調整して前記ミラーに送り、このミラーから再反射されたセルを前記ループミラー側に伝送する半導体光増幅器と、前記半導体光増幅器からのセルと入力端からのセルとを結合させて前記ループミラーに送る第2光結合器と、セルが貯蔵される間前記第2光結合器を介して複写され入力端に戻ってくるセルを除去するアイソレータとを備えることを特徴とする。
【0013】また、本発明は、前記ミラーは、光繊維の終端にコーティングされることを特徴とする。
【0014】また、本発明は、前記ミラーは、光繊維の終端に取り付けられることを特徴とする。
【0015】また、本発明は、前記半導体光増幅器から出力され前記第2光結合器に入力されるセルの光パワーは、前記ループミラーに入力される最初のセルの光パワーと同一であることを特徴とする。
【0016】また、本発明は、前記制御器は、前記位相変調器に入力されるセルの長さに相当する電気的なパルスを印加し、入力セルを優先順位に従い出力させることを特徴とする。
【0017】また、本発明は、前記入力セルは、前記電気的なパルスが位相変調器を通過する光信号の位相を一定値変化させる時、出力されることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るループミラーを利用した多波長光バッファの構成図であり、入力されるセルを波長分割して貯蔵し入力された方向にセルを反射させるループミラー(10)と、入力端からの初期入力セルを前記ループミラー(10)に入力させると共に、このループミラー(10)で反射されるセルの利得及び光パワーを調節し、前記ループミラー(10)に再入力させるセル入力手段(20)と、前記ループミラー(10)に入力されて貯蔵されるセルに対する外部への出力を波長別に制御する制御器(30)とにより構成される。
【0019】前記ループミラー(10)は、入力されるセル(λ1、λ2、λn)を一定比率(例えば50:50)に分岐する第1光結合器(12;2×2光結合器)と、前記第1光結合器(12)で分岐して入力されるセルが、時計回り方向及び反時計回り方向に移動される経路の単一モード繊維(14;Single Mode Fiber)と、この単一モード繊維(14)との間に互いに逆の形態に設けられ、前記単一モード繊維(14)を介して移動するセルを互いに取りかわしながら多重化及び逆多重化を行う第1及び第2マックス/ジマックス(15、16)と、前記第1及び第2マックス/ジマックス(15、16)との間に連結され、セルに対する位相変調を行う複数個の位相変調器(18a〜18n)とを備える。
【0020】前記セル入力手段(20)は、光繊維の終端にコーティングされるか取り付けられ、前記ループミラー(10)で反射されたセルをループミラー(10)側に再反射させるミラー(22;Mirror)と、前記ループミラー(10)及びミラー(22)の間に設けられ前記ループミラー(10)で反射されたセルに対する利得を調整して前記ミラー(22)に送り、このミラー(22)で再反射されたセルを前記ループミラー(10)側に伝送する半導体光増幅器(24;Semiconductor Optical Amplifier) と、この半導体光増幅器(24)と前記ループミラー(10)との間に設けられ、前記半導体光増幅器(24)からのセルと入力端からのセルとを結合させて前記ループミラー(10)に送る第2光結合器(26;2×1光結合器)と、入力端及び前記第2光結合器(26)の一つの入力端子の間に設けられ、セルがループミラー(10)に貯蔵される間、前記第2光結合器(26)を介して複写され入力端に戻ってくるセルを除去するアイソレータ(28;Isolator)とを備える。
【0021】前記制御器(30)は、入力セルを望む時間に出力させるため前記ループミラー(10)内の位相変調器(18a〜18n)に入力されるセルの長さに相当する電気的なパルスを印加する。
【0022】次に、本発明の第1実施形態に係るループミラーを利用した多波長光バッファの動作を説明する。任意の一つのノードでトラヒックが増加したためセル間の衝突が予想される状況の場合、セル入力手段(20)は、入力端を介して優先順位の低いセル(λ1、λ2、λn)を入力される。このとき、セル(λ1、λ2、λn)を入力される入力手段(20)内のアイソレータ(28)は、セル(λ1、λ2、λn)がループミラー(10)に貯蔵される間、第2光結合器(26)を介して複写され戻ってくるセルを除去する。
【0023】第2光結合器(26)を経て入力されたセルは、ループミラー(10)の第1光結合器(12)に入力される。この第1光結合器(12)は、入力されたセル(λ1、λ2、λn)を50:50の比率で分岐し、この分岐された入力セルは単一モード繊維(14)と第1及び第2マックス/ジマックス(15、16)と位相変調器(18a〜18n)とから成るループを介して、時計回り方向に進むセルと、反時計回り方向に進むセルとに分割される。
【0024】セルがループを通過する間、前記位相変調器(18a〜18n)に電圧を加えない場合、両方向に進むセルはそれぞれ多重化/逆多重化される。セルがこの位相変調器(18a〜18n)を通過するとき、それらの屈折率は同様に変化する。ここで、位相の変化は屈折率の変化と比例するため、二方向に進むセルは位相変調器(18a〜18n)に到着する順序に関係なく、結局同じ位相となってループを一巡り回ってきた時に位相マッチングされることになり、セルがループミラー(10)の入力方向に出力(反射)される。
【0025】このような原理により反射されてセル入力手段(20)に入力されたセルは、第2光結合器(26)を経て半導体光増幅器(24)で利得を得る。即ち、最初に第2光結合器(26)に入力されたセル(λ1、λ2、λn)のパワーと同一の利得を得ることになる。このようにして利得を得た入力セルは、光繊維の終端にコーティングされたり取付けられたミラー(22)を介して全て反射され、再び半導体光増幅器(24)を介して第2光結合器(26)に入力される。この際、第2光結合器(26)に入力される多重化された入力セルの光パワーは、最初に第2光結合器(26)に入力されたセル(λ1、λ2、λn)の光パワーと同一である。
【0026】このようにして反射/増幅された入力セルは、前記第2光結合器(26)及び第1光結合器(12)を介して、単一モード繊維(14)と第1及び第2マックス/ジマックス(15、16)と位相変調器(18a〜18n)とから成るループに再入力される。このループに再入力されたセルは、前述のように位相変調器(18a〜18n)の状態が変わらない限りループを一巡り回り、再び入力された方向に出力され、反射/増幅過程を繰り返す。
【0027】以上のように、制御器(30)から電気的なパルス(31)が入力されない限り、入力セルは永久に貯蔵される。入力セルを望む時間に出力させようとする場合には、位相変調器(18a〜18n)に入力セルの長さに相当する電気的なパルス(31)を印加すれば良い。
【0028】本実施形態をより詳細に説明するため、図1R>1に示すように、第1及び第2マックス/ジマックス(15、16)と位相変調器(18a〜18n)とをループミラー(10)の中央から左側に位置させ、時計回り方向に進むセルが前記位相変調器(18a〜18n)を先に通過する例を挙げて説明する。なお、セルを出力させるために制御器(30)から印加する電気的なパルス(31)は、位相変調器(18a〜18n)を通過する光信号の位相をπだけ変化させる程度に大きくなければならない。
【0029】図2において、セルがループミラー(10)に入力される前に位相変調器(18a〜18n)がオフ(OFF)状態になっているとすれば、第1光結合器(12)を介して時計回り方向(CW)に分岐されて位相変調器(18a〜18n)に先に到着した入力セルが位相変調器(18a〜18n)を通過する間、位相変調器(18a〜18n)はオン(ON)状態を維持する。
【0030】なお、図2のΔX(Switching Window)の長さは、時計回り方向(CW)に進む入力セルの全てが位相変調器(18a〜18n)を通過して、電気的な制御パルスにより位相変調器(18a〜18n)がオフ状態に変化するまで、反時計回り方向(CCW )に進む入力セルが位相変調器(18a〜18n)に到着する時間を遅延させる程度の長さとすればよい。例えば、53byteのATM セルが10Gbpsに変調された時のATM セルの長さは42.4ns(424bit×100ps )であり、この時、ガードタイムを含むΔX(Switching Window)は42.4nsより大きくなる。時計回り方向(CW)に進むセルがオン(ON)状態の位相変調器(18a〜18n)を完全に通過し、反時計回り方向(CCW )に進むセルが位相変調器(18a〜18n)に到着する直前に、位相変調器(18a〜18n)の状態を電気信号によりオフ(OFF)状態に変化させると、反時計回り方向(CCW )に進むセルは時計回り方向(CW)に進むセルに比べてπだけの位相差を有することになる。
【0031】図3及び図4はそれぞれ、二つのセルがループを回り第1光結合器(12)に到着して分岐される時の入力及び出力ポートのタイミング図である。ループを逆方向に回りながら電気的な制御信号によりそれぞれ他の位相状態を経験した両方向の二つのセルは、πだけの位相差を有して第1光結合器(12)に到着する。前記位相差により入力ポートに向かって分岐された両方向の二つのセルは相殺干渉により除去され、出力ポートに向かって分岐されたセルは補強干渉により入力された光信号の全てのエネルギーを持って出力されることになる。
【0032】特定波長を出力するための電気的な制御信号である電気的なパルスが入力された時のループの動作原理は以下の通りである。前述のように、入力セルは第1光結合器(12)で50:50の比率に分岐され、それぞれ反対方向に進む。時計回り方向(CW)に進む入力セルが第1マックス/ジマックス(15)で逆多重化され、位相変調器(18a〜18n)に入力される前に、優先順位が一番高いセルに該当する位相変調器(例えば18a)にはπだけの位相差を経るようにVπに該当する電圧が印加(ON状態)されるが、残りの位相変調器(18b〜18n)には前記電圧が印加されないので位相の変化は生じない。
【0033】時計回り方向(CW)に進むセルの長さはΔX(Switching Window)より小さいので、優先順位が一番高いセルがπだけの位相差を経て位相変調器(18a)から出力されるまで、反時計回り方向(CCW )に進む入力セルはΔXに相当する単一モード繊維(14)を通過することになる。その位相変調器(18a)がオフ(OFF)状態となった後に通過する反時計回り方向(CCW )のセルの位相は変化しない。
【0034】それぞれの入力セルがループを一巡り回って第1光結合器(12)に到着した時、位相変調器(18a〜18n)に電圧が印加されたセルのみがπだけの位相差を経てループの反対側ポートに出力されるが、残りのセルは前述したように位相差がないため入力ポートに反射される。このような過程を繰り返すと、優先順位が高いセルから順に、電気的な制御信号により望む波長信号を順次出力させることができる。
【0035】本発明は前述の実施の形態だけに限定されるものではなく、本発明の要旨を外れない範囲内で修正及び変更を加えて実施することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、優先順位の低いセルを必要なだけ光学的に貯蔵した後、トラヒックに余裕がある時に貯蔵していたセルを電気的な制御信号により選択的に出力するので、セル間の衝突を解消することができ、それにより超高速光通信網の効率を高める効果が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るループミラーを利用した多波長光バッファの構成図である。
【図2】 第1実施形態における位相変調器に対する両方向の二つのセルの動作タイミング図である。
【図3】 第一実施形態において両方向の二つのセルがループを回り第1光結合器に到着して分岐される時の入力ポートのタイミング図である。
【図4】 第一実施形態において両方向の二つのセルがループを回り第1光結合器に到着して分岐される時の出力ポートのタイミング図である。
【符号の説明】
10 ループミラー
12 第1光結合器
14 単一モード繊維
15 第1マックス/ジマックス
16 第2マックス/ジマックス
18a〜18n 位相変調器
20 セル入力手段
22 ミラー
24 半導体光増幅器
26 第2光結合器
28 アイソレータ
30 制御器
31 電気的な制御信号(電気的なパルス)
λ1、λ2、λn 入力されるセル

【特許請求の範囲】
【請求項1】 入力端から初期に入力されるセルを波長分割して貯蔵し、入力された方向に反射させるループミラーと、前記ループミラーから反射されるセルの利得及び光パワーを調節し、前記ループミラーに再入力させるセル入力手段と、前記ループミラーに入力されて貯蔵されるセルに対する外部への出力を波長別に制御する制御器とを備えることを特徴とするループミラーを利用した多波長光バッファ。
【請求項2】 前記ループミラーは、入力されるセルを一定比率に分岐する第1光結合器と、前記分岐して入力されるセルの移動経路である単一モード繊維と、前記単一モード繊維との間に相互反対形態に設置され、相互にセルを交換しながら多重化及び逆多重化を行う第1及び第2マックス/ジマックスと、前記第1及び第2マックス/ジマックスの間に連結され、セルに対する位相変調を行う位相変調器とを備えることを特徴とする請求項1記載のループミラーを利用した多波長光バッファ。
【請求項3】 前記第1光結合器は、入力されたセルを50:50の比率に分岐することを特徴とする請求項2記載のループミラーを利用した多波長光バッファ。
【請求項4】 前記セル入力手段は、前記ループミラーから反射されたセルをループミラー側に再反射させるミラーと、前記ループミラーから反射されたセルに対する利得を調整して前記ミラーに送り、このミラーから再反射されたセルを前記ループミラー側に伝送する半導体光増幅器と、前記半導体光増幅器からのセルと入力端からのセルとを結合させて前記ループミラーに送る第2光結合器とを備えることを特徴とする請求項2記載のループミラーを利用した多波長光バッファ。
【請求項5】 前記ミラーは、光繊維の終端にコーティングされることを特徴とする請求項4記載のループミラーを利用した多波長光バッファ。
【請求項6】 前記ミラーは、光繊維の終端に取り付けられることを特徴とする請求項4記載のループミラーを利用した多波長光バッファ。
【請求項7】 前記半導体光増幅器から出力され前記第2光結合器に入力されるセルの光パワーは、前記ループミラーに入力される最初のセルの光パワーと同一であることを特徴とする請求項4記載のループミラーを利用した多波長光バッファ。
【請求項8】 前記セル入力手段は、前記ループミラーから反射されたセルをループミラー側に再反射させるミラーと、前記ループミラーから反射されたセルに対する利得を調整して前記ミラーに送り、このミラーから再反射されたセルを前記ループミラー側に伝送する半導体光増幅器と、前記半導体光増幅器からのセルと入力端からのセルとを結合させて前記ループミラーに送る第2光結合器と、セルが貯蔵される間前記第2光結合器を介して複写され入力端に戻ってくるセルを除去するアイソレータとを備えることを特徴とする請求項2記載のループミラーを利用した多波長光バッファ。
【請求項9】 前記ミラーは、光繊維の終端にコーティングされることを特徴とする請求項8記載のループミラーを利用した多波長光バッファ。
【請求項10】 前記ミラーは、光繊維の終端に取り付けられることを特徴とする請求項8記載のループミラーを利用した多波長光バッファ。
【請求項11】 前記半導体光増幅器から出力され前記第2光結合器に入力されるセルの光パワーは、前記ループミラーに入力される最初のセルの光パワーと同一であることを特徴とする請求項8記載のループミラーを利用した多波長光バッファ。
【請求項12】 前記制御器は、前記位相変調器に入力されるセルの長さに相当する電気的なパルスを印加し、入力セルを優先順位に従い出力させることを特徴とする請求項2記載のループミラーを利用した多波長光バッファ。
【請求項13】 前記入力セルは、前記電気的なパルスが位相変調器を通過する光信号の位相を一定値変化させる時、出力されることを特徴とする請求項12記載のループミラーを利用した多波長光バッファ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【特許番号】特許第3450763号(P3450763)
【登録日】平成15年7月11日(2003.7.11)
【発行日】平成15年9月29日(2003.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平11−305468
【出願日】平成11年10月27日(1999.10.27)
【公開番号】特開2000−156878(P2000−156878A)
【公開日】平成12年6月6日(2000.6.6)
【審査請求日】平成11年10月27日(1999.10.27)
【出願人】(394027641)韓國電氣通信公社 (2)
【参考文献】
【文献】特開 平8−110534(JP,A)
【文献】特表 平10−502190(JP,A)
【文献】国際公開98/44512(WO,A1)
【文献】K.L.Hall(他1名),All−Optical Buffering of 40Gb/s Data Packets,IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS,1998年 3月,VOL.10 NO.3