説明

レゾルバの取付構造

【課題】レゾルバステータをより容易かつ精度良く調心およびゼロ点調整可能としつつ、ケースに固定する。
【解決手段】モータ11を収容するケース12は、レゾルバステータ22の外周を支持して当該レゾルバステータ22を調心可能な第1調心部12bを有し、レゾルバステータ22をケース12に固定するための固定部材30は、当該レゾルバステータ22とモータ11の回転軸13の周りに一体回転可能に係合すると共にケース12に対して回転軸13の周りに回転可能であり、締結部材としてのボルト40を介してケース12に取り付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動機を収容するケースの外部に配置されるレゾルバステータと、ケースの外部に突出する電動機の回転軸に固定されるレゾルバロータとを有するレゾルバの取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のレゾルバの取付構造としては、モータを収容するハウジングの外側に突出するモータの回転軸にレゾルバロータを固定すると共に、ハウジングに対してモータの回転軸周りに回転可能となるように当該ハウジングに結合されたブラケットの内部にレゾルバステータを固定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このレゾルバの取付構造では、ハウジングに対してレゾルバステータをブラケットごと回転させることにより、レゾルバロータに対するレゾルバステータの回転方向の位置調整、すなわちゼロ点調整を容易に行うことができる。そして、ブラケットは、レゾルバステータのゼロ点調整後にハウジングに対して強固に結合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−6570号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のようなレゾルバによりモータの回転軸の位置を精度良く検出するためには、レゾルバステータのゼロ点調整を精度良く行うことに加えて、レゾルバロータとレゾルバステータとがモータの回転軸と同心に配置されるように各部材を精度良く調心する必要がある。しかしながら、上記従来のレゾルバの取付構造では、レゾルバステータがモータを収容するハウジングに結合されるブラケットに固定されることから、複数の部材の取付精度を良好に確保しないと、レゾルバステータを精度良く調心し得なくなるおそれがある。
【0005】
本発明のレゾルバの取付構造は、レゾルバステータをより容易かつ精度良く調心およびゼロ点調整可能としつつ、ケースに固定することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のレゾルバの取付構造は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採っている。
【0007】
本発明のレゾルバの取付構造は、電動機を収容するケースの外部に配置されると共に固定部材により該ケースに固定されるレゾルバステータと、前記ケースの外部に突出する前記電動機の回転軸に固定されるレゾルバロータとを有するレゾルバの取付構造であって、前記ケースには、前記レゾルバステータの外周を支持して該レゾルバステータを調心可能な調心部が形成されており、前記固定部材は、前記レゾルバステータと前記回転軸周りに一体回転可能に係合すると共に前記ケースに対して該回転軸周りに回転可能であり、締結部材を介して該ケースに取り付けられることを特徴とする。
【0008】
本発明のレゾルバの取付構造では、レゾルバステータの外周を支持して当該レゾルバステータを調心可能な調心部が電動機を収容するケースに設けられる。また、レゾルバステータをケースに固定するための固定部材は、レゾルバステータと電動機の回転軸周りに一体回転可能に係合すると共にケースに対して当該回転軸周りに回転可能であり、締結部材を介してケースに取り付けられる。レゾルバステータをケースに固定するに際しては、まず、ケースの調心部にレゾルバステータを嵌め込む。これにより、レゾルバステータを容易かつ精度良く調心することができる。次いで、固定部材とケースの調心部により支持されたレゾルバステータとを係合させると共に、締結部材を介して固定部材をケースに連結し、固定部材をケースに対して回転させてレゾルバステータのゼロ点調整を行う。これにより、レゾルバステータのゼロ点調整を容易かつ精度良く行うことができる。そして、締結部材により固定部材をケースに対して強固に締結すれば、レゾルバステータをケースに対して強固に固定することができる。従って、本発明のレゾルバの取付構造によれば、レゾルバステータをより容易かつ精度良く調心およびゼロ点調整可能としつつ、ケースに固定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施例に係るレゾルバ20の取付構造を適用したモータユニット10の要部拡大断面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った断面図である。
【図3】レゾルバステータ22のステータコア220を示す斜視図である。
【図4】レゾルバステータ22をケース12に固定する固定部材30を示す斜視図である。
【図5】モータユニット10の要部を示す拡大部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
【実施例】
【0011】
図1は、本発明によるレゾルバ20の取付構造を適用したモータユニット10の要部拡大断面図である。モータユニット10は、例えば車両に搭載されて走行用の動力を出力したり、車両の運動エネルギを回収して電力を発生したりするものである。実施例のモータユニット10は、図示するように、モータ11と、モータ11を収容するケース12と、モータ11の回転位置を検出する回転位置検出センサとしてのレゾルバ20と、レゾルバ20をケース12に固定するための有底円筒状の固定部材30とを含む。また、実施例のレゾルバ20は、モータ11の回転軸13に固定されて当該回転軸13と一体に回転するレゾルバロータ21と、中央にレゾルバロータ21が収容される中空部分を有すると共にケース12の外部に配置される円環状のレゾルバステータ22とから構成される。
【0012】
モータ11は、回転軸13が固定されたロータ110と、中央にロータ110が収容される中空部分を有する円環状のステータ111とから構成される周知の同期発電電動機である。ロータ110は、電磁鋼板を複数積層してなるロータコアに複数の永久磁石を埋め込んだものである。ステータ111は、略円環状の電磁鋼板を複数積層してなるステータコアにケース12の外部に配置された図示しない電力供給源から交流電流が印加されるコイルが巻回されたものである。モータ11のロータ110に固定された回転軸13は、一端がケース12に形成された開口部120からケース12の外部に突出するように配置され、開口部120の内側(図1中左側)に配置された軸受を介してケース12により回転自在に支持される。また、ケース12の開口部120と回転軸13の外周面との間には、モータ11を冷却するためにケース12内に供給される冷却液がケース外に漏れるのを抑制するシール部材50が配置される。このように構成されたモータ11のステータ111のコイルに電流が印加されることにより、回転磁界が発生し、当該回転磁界にロータ110の永久磁石が引かれることでロータ110および回転軸13が回転する。以下、モータ11の回転軸13の軸方向を単に「軸方向」といい、回転軸13の径方向を単に「径方向」という。そして、回転軸13には、レゾルバロータ21の端面と当接する段部13aが形成されている。
【0013】
ケース12は、図1に示すように、開口部120を含む外壁にレゾルバステータ22の端面と当接する段部12aを有する。段部12aは、当該段部12aと当接したレゾルバステータ22と、回転軸13の段部13aと当接したレゾルバロータ21とが径方向から見て重なるようにケース12に形成される。これにより、レゾルバロータ21およびレゾルバステータ22の軸方向位置を容易に揃えることができる。また、ケース12の段部12aには、ケース12の外側に向けて突出する複数(実施例では、4つ)の第1調心部12bが周方向に間隔を置いて形成されている。実施例において、第1調心部12bの突出方向の長さは、レゾルバステータ22(ステータコア220)の厚みよりも短く設定されている(図5参照)。そして、各第1調心部12bの内周面は、回転軸13の軸心を中心とする共に、レゾルバステータ22(ステータコア220)の外周面と略同一(僅かに大きい)の曲率半径を有する凹曲面状に形成されており、各第1調心部12bの外周面は、回転軸13の軸心を中心とする共に、固定部材30の開放端(開口部300)の内周面と略同一(僅かに小さい)の曲率半径を有する凸曲面状に形成されている。更に、ケース12の段部12aには、第1調心部12bよりも径方向外側でケース12の外側に向けて突出する複数(実施例では、2つ)の第2調心部12cが形成されている。各第2調心部12cの内周面は、回転軸13の軸心を中心とする共に、固定部材30の外周面と略同一(僅かに大きい)の曲率半径を有する凹曲面状に形成されている。
【0014】
レゾルバ20を構成するレゾルバロータ21は、楕円環状に形成された電磁鋼板を複数積層してなるロータコアに複数の永久磁石を埋め込んだものである。レゾルバロータ21は、ケース12側の端面が回転軸13に形成された段部13aに当接するように当該回転軸13に挿通・固定される。また、レゾルバ20を構成するレゾルバステータ22は、円環状の電磁鋼板を複数積層してなるステータコア220に図示しない発振回路から励磁信号として一定周波数の交流電流が印加される励磁コイルや、互いに電気的に90度の間隔をもって配置されると共にコンバータ等を介して電子制御ユニット(何れも図示省略)に接続される2つの出力コイルが巻回されたものである。出力コイルは、モータ11の回転軸13と共に楕円形状のレゾルバロータ21が回転することにより生じる当該レゾルバロータ21とレゾルバステータ22との間隙の変化に応じた信号を電子制御ユニットへと発信するものであり、当該信号に基づいて電信制御ユニットがモータ11の回転軸13の回転位置を算出することができる。また、レゾルバステータ22のステータコア220の外周には、図2および図3に示すように、複数(実施例では、4つ)の凹部220aが形成されている。
【0015】
固定部材30は、図1および図4に示すように、ケース12側に断面円形の開口部300を有すると共に、当該開口部300よりも底部側に、開口部300よりも細径かつ断面円形の内部空間を有し、開口部300と当該内部空間との間には、径方向に延びる段部301が形成されている。実施例において、固定部材30の開口側の端面から当該段部301までの長さは、レゾルバステータ22のステータコア220の厚みよりも短く設定されている(図5参照)。更に、開口部300の内周面には、レゾルバステータ22のステータコア220の外周面に形成された複数の凹部220aと係合可能な径方向内側に突出する複数(実施例では、4つ)の凸部300aが形成されている。そして、固定部材30の外周面には、径方向外側に向けて突出する複数(実施例では、2つ)の張り出し部302が形成されており、各張り出し部302には、固定部材30の外周面に沿って延在すると共にケース12に形成された図示しない締結孔(ねじ孔)と対向するように長孔302aが形成されている。各張り出し部302の長孔302aには、ボルト40(図2参照)が挿通され、当該ボルト40をケース12の締結孔に螺合することにより、固定部材30をケース12に締結・固定することができる。
【0016】
次に、上述のように構成されるモータユニット10のケース12に対するレゾルバステータ22の固定手順について説明する。
【0017】
レゾルバステータ22をケース12に固定するに際しては、レゾルバロータ21を一端面が段部13aと当接するように回転軸13に固定した上で、レゾルバステータ22をケース12側の端面が当該ケース12の段部12aに当接するように複数の第1調心部12bに嵌め込む。これにより、レゾルバステータ22の外周面が複数の第1調心部12bの内周面により支持され、レゾルバステータ22は、回転軸13と同心に調心されると共に、回転軸13に固定されたレゾルバロータ21と同軸上に配置される。従って、モータユニット10では、レゾルバステータ22を容易かつ精度良く調心することができる。
【0018】
次いで、固定部材30を開口部300の内周面に形成された凸部300aとレゾルバステータ22のステータコア220の外周に形成された凹部220aとが係合するように、ケース12の第1調心部12bと第2調心部12cとの間に嵌め込む。これにより、開口部300の内周面が第1調心部12bの外周面により支持されると共に、固定部材の外周面が第2調心部12cの内周面により支持され、固定部材30は、回転軸13と同心に調心されると共に、レゾルバロータ21およびレゾルバステータ22と同軸上に配置される。更に、固定部材30の各張り出し部302の長孔302aにボルト40を挿通すると共に、各ボルト40をケース12の図示しない締結孔に緩く螺入する。そして、このようにボルト40を介して固定部材30をケース12に連結した後、固定部材30をケース12に対して回転させてレゾルバステータ22のゼロ点調整を行う。
【0019】
ここで、各張り出し部302に形成された長孔302aは、固定部材30の外周面に沿った方向、すなわち回転軸13の回転方向に延在するものであるから、固定部材30とケース12とをボルト40により緩く締結した状態であれば、固定部材30をケース12に対して回転軸13の周りに回転させることができる。そして、固定部材30の凸部300aがレゾルバステータ22のステータコア220の凹部220aと係合することから、ケース12の外部で固定部材30を当該ケース12に対して回転させれば、レゾルバステータ22を固定部材30と一体に回転させることができる。これにより、ケース12の外部で固定部材30を回転させるだけでレゾルバステータ22の回転位置を変化させることができるため、レゾルバステータ22のゼロ点調整を容易かつ精度良く行うことができる。
【0020】
レゾルバステータ22のゼロ点調整を行った後、各ボルト40をケース12の締結孔に更に螺入することでボルト40により固定部材30をケース12に強固に締結する。これにより、第1調心部12bの突出方向の長さがレゾルバステータ22(ステータコア220)の厚みよりも短く設定されると共に、固定部材30の開口側の端面から段部301までの長さがレゾルバステータ22(ステータコア220)の厚みよりも短く設定されていることから、レゾルバステータ22の端面が固定部材30の段部301により押圧される。従って、レゾルバステータ22は、ケース12の段部12aと固定部材30の段部301とにより挟持されてケース12に対して強固に固定される(図5参照)。
【0021】
以上説明したように、実施例に係るレゾルバ20の取付構造を適用したモータユニット10では、レゾルバステータ22の外周を支持して当該レゾルバステータ22を調心可能な第1調心部12bがモータ11を収容するケース12に設けられる。また、レゾルバステータ22をケース12に固定するための固定部材30は、レゾルバステータ22とモータ11の回転軸13の周りに一体回転可能に係合すると共にケース12に対して回転軸13の周りに回転可能であり、締結部材としてのボルト40を介してケース12に取り付けられる。これにより、レゾルバステータ22をより容易かつ精度良く調心およびゼロ点調整可能としつつ、ケース12に固定することが可能となる。なお、レゾルバ20をケース12の内部に配置する場合、一般に、レゾルバステータ22のゼロ点調整を可能とするための治具を挿入する治具挿入孔や、レゾルバステータ22自体をケース12に固定するためのボルト孔をケース12を貫通するように形成する必要があるが、実施例のレゾルバ20の取付構造によれば、そのような治具挿入孔やボルト孔をケース12に形成する必要がなくなるため、治具挿入孔やボルト孔からケース12内の冷却液がケース外に漏れ出すことを抑制することが可能となる。更に、レゾルバ20をケース12の外部に配置することで、ケース12内の冷却液に混入した異物等がレゾルバ20に付着することを抑制することができるため、ケース12内に配置すべきレゾルバ20の保護カバーを排して、装置の部品点数を削減することが可能となる。
【0022】
また、実施例のモータユニット10では、レゾルバステータ22のステータコア220の外周に凹部220aが形成されると共に、固定部材30の開口部300の内周面に凹部220aと係合可能な凸部300aが形成されているが、ステータコア220の外周に凸部を形成すると共に、固定部材30の開口部300の内周面に当該凸部と係合可能な凹部を形成してもよい。そして、当該凹部および凸部は、レゾルバステータ22と固定部材30とに少なくとも一つずつ形成されればよく、更に、レゾルバステータ22と固定部材30とを係合させるための構造は、上述のような凹部と凸部とを含むものに限られず、レゾルバステータと固定部材30とを回転軸13の周りに一体回転可能とするものであれば、如何なる構成であってもよい。また、固定部材30の各張り出し部302には、長孔302aの代わりに、固定部材30の外周面に沿った方向(回転軸13の回転方向)に延在するガイド面を有する切り欠きが形成されてもよい。更に、固定部材30を有底筒状に形成すれば、ケース12の外部に配置されるレゾルバステータ22を保護することが可能となるが、固定部材30は底部を有さない筒状に形成されてもよい。
【0023】
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ11を収容するケース12の外部に配置されると共に固定部材30によりケース12に固定されるレゾルバステータ22と、ケース12の外部に突出するモータ11の回転軸13に固定されるレゾルバロータ21とを有するレゾルバ20が「レゾルバ」に相当する。
【0024】
ただし、上記実施例における主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載された発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載された発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。すなわち、上記実施例はあくまで課題を解決するための手段の欄に記載された発明の具体的な一例に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載された発明の解釈は、その欄の記載に基づいて行なわれるべきものである。
【0025】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明は、レゾルバや当該レゾルバを備えた電動機の製造産業等において利用可能である。
【符号の説明】
【0027】
10 モータユニット、11 モータ、110 ロータ、111 ステータ、12 ケース、12a 段部、12b 第1調心部、12c 第2調心部、120 開口部、13 回転軸、13a 段部、20 レゾルバ、21 レゾルバロータ、22 レゾルバステータ、220 ステータコア、220a 凹部、30 固定部材、300 開口部、300a 凸部、301 段部、302 張り出し部、302a 長孔、40 ボルト、50 シール部材。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動機を収容するケースの外部に配置されると共に固定部材により該ケースに固定されるレゾルバステータと、前記ケースの外部に突出する前記電動機の回転軸に固定されるレゾルバロータとを有するレゾルバの取付構造であって、
前記ケースには、前記レゾルバステータの外周を支持して該レゾルバステータを調心可能な調心部が形成されており、
前記固定部材は、前記レゾルバステータと前記回転軸周りに一体回転可能に係合すると共に前記ケースに対して該回転軸周りに回転可能であり、締結部材を介して該ケースに取り付けられることを特徴とするレゾルバの取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−99000(P2013−99000A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−236370(P2011−236370)
【出願日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【出願人】(000203634)多摩川精機株式会社 (669)
【Fターム(参考)】