説明

レチノール関連疾患を処置するための方法、アッセイおよび組成物

【課題】レチノイドに関連する生理学的な徴候を伴う障害を処置するための方法および組成物を提供すること。
【解決手段】本発明は、哺乳動物におけるI型またはII型の糖尿病を処置するための組成物を提供する。この組成物は、第一の化合物の有効量を含有し、この第一の化合物は、この哺乳動物における血清RBPまたはTTRのレベルまたは活性を調節し得、そして、この組成物は、投与に適している。さらに、この第一の化合物は、レチノールのRBPへの結合を阻害するか、この哺乳動物におけるRBPまたはTTRの転写または翻訳を阻害し得る。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
哺乳動物におけるI型またはII型の糖尿病を処置するための組成物であって、該組成物は、第一の化合物の有効量を含有し、該第一の化合物は、該哺乳動物における血清RBPまたはTTRのレベルまたは活性を調節し得、そして、該組成物は、投与に適している、組成物。
【請求項2】
前記第一の化合物が、レチノールのRBPへの結合を阻害する、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記第一の化合物が、前記哺乳動物におけるRBPまたはTTRの転写を阻害し得る、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記第一の化合物が、前記哺乳動物におけるRBPまたはTTRの翻訳を阻害し得る、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記第一の化合物が、前記哺乳動物におけるRBPまたはTTRの浄化を増加させ得る、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記第一の化合物が、RBPのTTRへの結合を阻害する、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
請求項1に記載の組成物であって、以下:(a)グルコース低下性のホルモンまたはホルモン模倣物、(b)グルコース低下性のスルホニル尿素、(c)グルコース低下性のビグアナイド、(d)グルコース低下性のメグリチニド、(e)グルコース低下性のチアゾリジンジオンまたは他のPPAR−γアゴニスト、(f)PPAR−γおよびPPAR−αの両方に対して親和性を有する、グルコース低下性の二重作用PPARアゴニスト、(g)グルコース低下性のαグルコシダーゼインヒビター、(h)グルコース−6−ホスファターゼの転位を標的としない、グルコース低下性のアンチセンス化合物、(i)抗肥満性の食欲抑制剤、(j)抗肥満性の脂肪吸収インヒビター、(k)食欲を刺激する空腹シグナルを阻害する、毛様体神経栄養因子の抗肥満性の改変形態、(l)脂質低下性の胆汁酸塩金属イオン封鎖樹脂、(m)脂質低下性のHMGCoA還元酵素インヒビター、(n)ニコチン酸、(o)脂質低下性のフィブリン酸誘導体、(p)プロブコール、ネオマイシンおよびデキストロサイロキシンから選択される薬剤、(q)植物−スタノールエステル、(r)コレステロール吸収インヒビター、(s)CETPインヒビター、(t)MTPインヒビター、(u)胆汁酸トランスポーターのインヒビター、(v)肝臓CYP7aの調節因子、(w)ACATインヒビター、(x)脂質低下性のエストロゲン補充療法、(y)合成HDL、および(z)脂質低下性の抗炎症剤からなる群より選択される第二の化合物と組み合わせて使用するために適しており、該第二の化合物は、請求項1に記載の第一の化合物を含む組成物と同時にか、別個にか、または連続して投与されるために適する、組成物。
【請求項8】
経口投与、静脈内投与、イオン導入による投与、または、注射による投与に適する、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記哺乳動物がヒトである、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
請求項1に記載の組成物であって、前記第一の化合物が、式(II):
【数1】

の構造を有する化合物、あるいは、活性な代謝産物、または、その薬学的に受容可能なプロドラッグもしくは溶媒和物であって、上記式において、Xは、NR、O、S、CHRからなる群より選択され;Rは、(CHR−L−Rであって、ここで、xは、0、1、2または3であり;Lは、単結合または−C(O)−であり;Rは、H、(C〜C)アルキル、F、(C〜C)フルオロアルキル、(C〜C)アルコキシ、−C(O)OH、−C(O)−NH、−(C〜C)アルキルアミン、−C(O)−(C〜C)アルキル、−C(O)−(C〜C)フルオロアルキル、−C(O)−(C〜C)アルキルアミンおよび−C(O)−(C〜C)アルコキシからなる群より選択される部分であり;そして、Rは、H、または、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルケニルおよび複素環からなる群より選択される、1〜3個の独立して選択された置換基によって必要に応じて置換された部分である、組成物。
【請求項11】
前記第一の化合物が、式(II)の構造を有し、そして、XがNRであり、かつ、RがHまたは(C〜C)アルキルである、請求項10に記載の組成物。
【請求項12】
前記第一の化合物が、式(II)の構造を有し、かつ、xが0である、請求項10に記載の組成物。
【請求項13】
前記第一の化合物が、式(II)の構造を有し、かつ、Rが必要に応じて置換されたアリールである、請求項10に記載の組成物。
【請求項14】
前記第一の化合物が、式(II)の構造を有し、そして、XがNHであり、かつRが必要に応じて置換されたアリールである、請求項10に記載の組成物。
【請求項15】
前記アリール基が、ハロゲン、OH、O(C〜C)アルキル、NH(C〜C)アルキル、O(C〜C)フルオロアルキルおよびN[(C〜C)アルキル]からなる群より選択される1つの置換基を有する、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
前記第一の化合物が、N−(4−ヒドロキシフェニル)レチナミドまたはN−(4−メトキシフェニル)レチナミドである、請求項10に記載の組成物。
【請求項17】
全身への使用のために処方された、請求項1〜16のいずれか1項に記載の組成物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9a】
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【図9b】
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【図10a】
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【図10b】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2008−7518(P2008−7518A)
【公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−216538(P2007−216538)
【出願日】平成19年8月22日(2007.8.22)
【分割の表示】特願2007−545620(P2007−545620)の分割
【原出願日】平成17年12月7日(2005.12.7)
【出願人】(506422490)シリオン セラピューティクス, インコーポレイテッド (7)
【Fターム(参考)】