説明

レッグガード

【課題】下腿部全体を防護でき、犬などに噛まれても肉体に被害が及ぶことがなく、持ち運びにも有利なレッグガードを提供することにある。
【解決手段】膝下から足首までの下腿部に巻装され、柔軟性のある素材で製作されたシート状本体2と、該シート状本体の外面側に敷き詰められ、各々が個々独立に該シート状本体に止着され、犬などが噛んだときに牙の貫通を阻止する強度を有する平板状防護ピース3と、上記シート状本体を下腿部に巻装した状態に維持しておくように上記シート状本体に設けられた留め具4とを有するようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば下腿部を犬に噛まれた際に、犬の牙が下腿部の皮膚に達しないように防護するレッグガードに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、電力、水道、ガスの検針員は、メーターの設置箇所によっては、やむを得ず契約者などの敷地内へ立ち入らなければならないことがあるが、犬が放してある場合、あるいは繋いであっても傍を通らなければならない場合、突然噛み付かれて思わぬ怪我を負ってしまったり、あるいは恐怖心が先立って仕事の遂行に支障を来たしてしまったりすることがある。
【0003】
従来、このような被害をこうむらないよう、防護対策として、革製のレッグガードを下腿部に巻いて用いていた時期があったが、この革製のレッグガードは比較的重く、嵩張るため、装着したときに歩き難く、持ち運びに不便であった。そのうえ、この革製のレッグガードは、装着に時間と手間が掛かったり、噛まれたときに牙が皮膚に達してしまうことがあったり、見栄えが悪かったりしたため次第に使用されなくなった。
【0004】
その後、犬などによる噛み付きに対する防護のための新たなレッグガードは、本願発明者が知る限り提案されていないが、他の用途でのレッグガードは種々提案されている。
【0005】
例えば、実用新案登録第3086244号明細書には格闘技の防具として使用される衝撃緩衝用レッグガードが示されている。
【0006】
【特許文献1】実用新案登録第3086244号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1に記載されているレッグガードは、すねの前面に対する衝撃緩衝用であるため、犬などによる噛み付きに対して下腿部を前も後ろも全体的に十分にカバーし防護できるものではない。犬は下腿部の、特に後部に噛み付く場合が多い。
【0008】
その他に提案されている他用途のレッグガードも同様に噛み付きに対する防護用としては不充分であり、代替品として利用するには適当ではない。
【0009】
そこで、本発明の目的は、下腿部の周囲全体を防護でき、たとえ犬などに噛まれても肉体に被害が及ぶことがなく、持ち運びにも有利なレッグガードを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、請求項1に係るレッグガードは、
柔軟性のある素材で形成され、膝下から足首までの下腿部に巻装可能なシート状本体と、上記シート状本体の上記巻装状態における外面側に略全面を覆うように上記シート状本体に止着された剛性を有する複数の平板状防護ピースと、上記シート状本体を上記下腿部に巻装した状態を維持するために上記シート状本体に設けられた留め具とを有することを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、平板状防護ピースが柔軟性のある素材で製作されたシート状本体に個々に止着されていることにより、シート状本体の柔軟性は、少なくとも平板状防護ピースの各止着部以外の範囲で損なわれることなく維持され、したがってレッグガードを着用した際、シート状本体は下腿部の輪郭形状に適合して変形することができ、その結果、平板状防護ピースはシート状本体の外面側で下腿部全体を覆った状態で隙間なくカバーし、下腿部の何れの部分への犬などによる噛み付きに対しても平板状防護ピースが牙の侵入を阻止する。
【0012】
また、本レッグガードは、平板状防護ピースがシート状本体に個々に止着されていることにより、レッグガードを下腿部から外したとき、平板状防護ピース間の箇所でシート状本体を上記外面側へ山折りに折り曲げることができ、したがってレッグガードを折り畳んで、持ち運びに有利であるように小さく纏めることができる。
【0013】
請求項2に記載のレッグガードは、
上記平板状防護ピースは略四辺形を呈しており、上記平板状防護ピースの上記止着は、上記各平板状防護ピースの上下の縁辺部が互いに重なり合った状態に維持されるように、個々に一箇所で上記シート状本体に取付けられたことを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、シート状本体への平板状防護ピースの取付けが、シート状本体の柔軟性をほとんど損なうことなく行われ、それによってシート状本体は下腿部の輪郭にほぼ適合した変形が可能になり、したがって下腿部に対するレッグガードの装着が、よりフィットした状態で行うことができるようになる。その際、上下の平板状防護ピースの重複が犬の牙に侵入を、より効果的に阻止する。
【0015】
請求項3に記載のレッグガードは、上記シート状本体がゴムシートにて形成されていることを特徴とする。
【0016】
この構成によれば、シート状本体には柔軟性の他に伸縮性も与えられ、下腿部へのレッグガードの適合性すなわちフィット性がより向上する。
【0017】
請求項4に記載のレッグガードは、上記シート状本体は、上記巻装状態における内面側に布が張設されたことを特徴とする。
【0018】
この構成によれば、レッグガードを下腿部に着装したときに、夏場は布が汗を吸収し、冬場は布が保温性をもたらすので、年間を通じて良好な着装感を着装者に与えることができる。
【0019】
請求項5に記載のレッグガードは、平板状防護ピースが、上記巻装状態における外面側に少なくとも一つの刺状突起を有していることを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、犬が噛み付いたときに、刺状突起が、傷みを伴った刺激を犬に与えるために、再度の噛み付きに嫌気や躊躇を生じさせるという効果をもたらす。
【発明の効果】
【0021】
本発明のレッグガードによれば、犬などによる下腿部への噛み付きがあっても肉体へ被害が及ばないため、検針などの業務中に思わぬ負傷を受けたり、恐怖のため業務遂行に差し支えが生じたりすることが回避され、したがって、肉体的、精神的に及ぼされる負担がなくなり、業務の効率的遂行を図ることができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0023】
図1は、第1の実施の形態に係るレッグガード1の正面図である。レッグガード1は、可撓性や柔軟性のある素材で製作されたシート状本体2と、多数の平板状防護ピース3と、留め具4とを有している。
【0024】
シート状本体2はゴムシートにて形成されており、上縁2a、下縁2b、左縁2c、右縁2dを有するほぼ四辺形を呈している。上縁2aおよび下縁2bの長さは、本レッグガードを使用する人の下腿部のふくらはぎ辺りの周長よりやや長くなされており、左縁2cおよび右縁2dの長さは、該下腿部の膝下から足首までの長さにほぼ相当している。また、シート状本体2は、左縁2cと右縁2dとの間の中央部において、左縁2cおよび右縁2dの下端より下方へ2〜3cm程度延伸しており、下縁2bは左縁2cおよび右縁2dの下端から下縁2bの中央部へ向けて傾斜した形になっている。下縁2bをこのように傾斜した形にすることにより、レッグガード1を下腿部へ装着する際、上記中央部を脛の後方側へ持ってくれば、シート状本体2は下記平板状防護ピース3と共に、アキレス腱までカバーすることができる。
【0025】
平板状防護ピース3は、図1中のA部の拡大図である図2に示すように、上辺3a、下辺3b、左辺3c、右辺3dを有する四辺形状の板状体であって、各辺の長さは何れも3〜5cm、好ましくは約4cmであり、板状体の厚さは3〜5mmである。ただし、図1中の最下段に配列されている平板状防護ピース3については、シート状本体2の下縁2bが中央部へ向けて傾斜した形になっていることに伴い、下辺3bは上辺3aに対してシート状本体2の下縁2bと同じ傾斜角度で傾斜しており、また、各平板状防護ピース3の左辺3cと右辺3dの高さ寸法は、各平板状防護ピース3が配置される箇所に応じて、平板状防護ピース3の下辺3bがシート状本体2の下縁2bに沿うように決められている。
【0026】
平板状防護ピース3は剛性を有しており、プラスチックを成形することによって形成されている。使用されるプラスチックは、例えばポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフラレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ乳酸、ナイロン−6、ポリカーボネート、ポリアセタールなどの硬質プラスチックである。
【0027】
平板状防護ピース3は、図1に示すようにシート状本体2の外面側、すなわちシート状本体を下腿部に巻装した状態における外面側に、一部留め具4を設ける帯域を除いて、隙間なく全面を覆うように配列されており、しかもその配列は、図2および図2のIII−IIIによる拡大尺断面図である図3に示すように、上下で隣り合う平板状防護ピースの上下の縁辺部が互いに重複するように行われている。
【0028】
すなわち図2に示すように、平板状防護ピースの縦方向での配列に関しては、平板状防護ピース31と34の関係では、平板状防護ピース34の上辺3a側の縁辺部が平板状防護ピース31の下辺3b側の縁辺部と、平板状防護ピース34の上辺3a側の縁辺部が下側になるように重複している。この関係は、平板状防護ピース32と35の間、および平板状防護ピース33と36の間でも同様である。
【0029】
平板状防護ピース同士の重複は、4cm角の平板状防護ピースの場合、各辺から0.5〜1.5cmの範囲の長さで行われる。しかしながら、この範囲以外の長さでの重ね合いを行ってもよいことは勿論である。
【0030】
平板状防護ピースの横方向での配列に関しては、図2および図2を平面的に見た図4に示すように、平板状防護ピース31と32の関係では、平板状防護ピース31の右辺3dが平板状防護ピース32の左辺3cと当接しており、同様に、平板状防護ピース32の右辺3dと平板状防護ピース33の左辺3c、平板状防護ピース34の右辺3dと平板状防護ピース35の左辺3c、平板状防護ピース35の右辺3dと平板状防護ピース36の左辺3cが互いに当接している。
【0031】
平板状防護ピース3は、左辺3cと右辺3dとの間で、外面側へ凸になるように僅かに湾曲しており、これによってシート状本体2を下腿部に巻装したときに、平板状防護ピース3は下腿部の周辺でシート状本体2の湾曲に沿った状態になり、したがって下腿部の周方向の輪郭に沿って湾曲した状態になり、したがって平板状防護ピースは周方向に段差のない滑らかな連続外表面を形成する。
【0032】
シート状本体2への平板状防護ピース3の止着は、図2に示すように、平板状防護ピースの左辺3cと右辺3dの中間部で、上辺3aに寄った箇所において鋲(リベット)5によって行われる。鋲5は、図3に示すように、軸部5aが平板状防護ピース3(31,34)に設けた貫通孔3eとシート状本体2に設けた貫通孔2eを貫いて延び、両端は拡径された半球状の頭部5bとなっている。鋲5によって平板状防護ピース3はシート状本体2へしっかりと締め付け接合される。鋲5は、強い力が掛かっても、平板状防護ピース3がシート状本体2から容易に脱落することがないように、比較的強力なものが使用される。材質は金属製、プラスチック製であることが好ましいが、他の材質のものでも利用可能である。
【0033】
シート状本体2には、図3および図4に示すように、平板状防護ピース装着側である外面側とは反対側の内面側に、布6が全面にわたって張設してある。シート状本体2に対する布6の取付けは、シート状本体2の左縁2cと右縁2d(図1参照)との間で所定の間隔置きに縫合や接着によって行われている。その場合、張設された布6がシート状本体2の伸縮作用を阻害しないよう、図4に示すように、布6には2つの隣り合う取付け部6a,6aの間にギャザー部6bが設けられている。ギャザー部6bは、シート状本体2の伸縮を可能にする作用の他に、保温性や吸湿性を増大させるという作用ももたらす。
【0034】
シート状本体2に設けられている留め具4は、本実施の形態では、図1に示すように、シート状本体2の2つの領域に設けられた面ファスナーにて形成されている。一方の領域は、シート状本体2の外面側における、左縁2cに沿って上縁2aから下縁2bまで、且つ左縁2cから右縁2dへ向けて4〜8cmのところまでの範囲であって、その範囲には、平板状防護ピース3は取付けられていない。他方の領域は、シート状本体2の内面側における、右縁2dに沿って上縁2aから下縁2bまで、且つ右縁2dから左縁2cへ向けて2〜4cmのところまでの範囲である。
【0035】
上記一方の領域には、上縁2aに近い上方部と、上縁2aと下縁2bとの間の中央部と、下縁2bに近い下方部の3箇所に、2〜3cm幅の短冊状の面ファスナー4a1,4a2,4a3が横長に取付けられており、上記他方の領域には、右縁2dに沿って上縁2aから下縁2bまで、2〜3cm幅の面ファスナー4bが縦長に取付けられている。一方の面ファスナー4a1,4a2,4a3と他方の面ファスナー4bは、押付けることによって互いに貼り付いて結合し、引き剥がすことによって結合を解く構造を有する、一般にマジックテープ(登録商標)として知られているものである。たとえば、一方の面ファスナー4a1,4a2,4a3はフック状に起毛された面を有し、他方の面ファスナー4bはループ状に起毛された面を有している。
【0036】
上記一方の領域と他方の領域は、シート状本体2上で左右逆の位置に配置してもよい。すなわち、一方の領域を右縁2dの外面側に設け、他方の領域を左縁2cの内面側に設ける。
【0037】
上述のように、面ファスナー4a1,4a2,4a3を横長に設け、面ファスナー4bを縦長に設けることにより、双方の面ファスナー同志の貼付け位置が、面ファスナー4a1,4a2,4a3の長さ範囲でそれぞれ比較的大幅に調整でき、したがって、レッグガード1を下腿部へ巻き付ける際、膝下、ふくらはぎ、足首の範囲でそれらの周長が異なっていても、双方の貼付け位置をそれぞれの範囲で調整してレッグガードを下腿部へぴったりと巻き付けた状態にすることができる。このようにレッグガードが下腿部にフィットする効果は、シート状本体2が伸縮可能のゴムシート製であることによって更に高められる。また、双方の面ファスナー同志の貼付け位置を比較的大幅に調整できることにより、下腿部の太さが様々に異なっている複数の利用者に対して、同じ寸法のレッグガードを適用することができる。
【0038】
図5および図6は、本発明の第2の実施の形態を示すものであって、上述の第1の実施の形態と異なっているのは平板状防護ピースの構成であり、それ以外の構成については第1の実施の形態と同様である。
【0039】
図5は第2の実施の形態による平板状防護ピース30の正面図、図6は図3と同様の断面図であって、第2の実施の形態による平板状防護ピース30は、その外面側に刺状突起31を有している。4cm角の平板状防護ピース30に対して、根元部の直径が3〜6mmで高さが1〜3cmの4個の刺状突起31が平板状防護ピース30の表面上に分散して設けてある。平板状防護ピース30がプラスチック製である場合、刺状突起31は平板状防護ピース30の本体部と共に一体成形される。
【0040】
このように設けた刺状突起31は、下腿部にレッグガードを着装したときに、レッグガードの周囲全体から四方八方に突出した状態になる。このように装着したレッグガードに犬が噛み付いたとき、刺状突起31は犬の口部に当り、犬に痛みを感じさせ、更なる噛み付きを躊躇させる。
【0041】
図7は、第1の実施の形態によるレッグガード1を下腿部に巻き付けて装着した状態を示している。装着は、レッグガードの横方向中央部を下腿部の後ろ側に位置させ、面ファスナー4a1,4a2,4a3および面ファスナー4bを下腿部の前側へ持ってきて相互に貼り付けることによって行われる。この場合、レッグガードは、上述のように、下縁2bがレッグガードの横方向中央部へ向けて下方へ傾斜した形になっているので、下腿部の後ろ側ではアキレス腱の辺りまでシート状本体2と平板状防護ピース3によってカバーされ、万全な防護が達成される。
【0042】
第2の実施の形態によるレッグガードを下腿部に巻き付けて装着した場合にも同様の防護効果が得られ、その際、刺状突起31が防護効果をより高める。
【0043】
本レッグガードは、ズボンの上からも装着できるが、ズボンの下に装着すれば、他人の目に触れることはなく、目立たない状態で使用することができる。
【0044】
なお、本発明に係るレッグガードは、上記実施の形態に示した構成に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
【0045】
たとえば、上記シート状本体2は、ゴムシート以外に、織成物や編成物で形成してもよい。例えば厚い生地の布帛を利用してもよい。その場合、布帛は一枚であってもよいし、複数枚を積層し一体化したものであってもよい。また、ゴムシート、織成物および編成物の何れか2つ、または全部を組み合わせてシート状本体としても良い。
【0046】
上記平板状防護ピース3の寸法は上述のものに限定されるものではなく、必要に応じて大きくしたり小さくしたりすることができる。また、平板状防護ピース3は、プラスチック以外にも、金属材料、例えばステンレス鋼、アルミニウム合金、その他の合金で製作してもよく、あるいは必要な強度が得られれば木製であってもよい。
【0047】
各平板状防護ピース30に設ける上記刺状突起31の寸法、個数、配列は、必要に応じて任意に選択、変更可能であり、またそれらの組み合わせも任意に行うことができる。
【0048】
本発明に係るレッグガードは犬以外にも、例えば、蛇の噛み付きに対しても利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるレッグガードを展開した状態で示す正面図である。
【図2】図1中のA部の拡大尺図である。
【図3】図2中のIII−III線に沿う断面の拡大尺図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるレッグガードを構成する平板状防護ピースの正面図である。
【図6】図5の平板状防護ピースを用いて構成された第2の実施の形態によるレッグガードの図3と同様の断面図である。
【図7】第1の実施の形態によるレッグガードを巻き付けて装着した下腿部の斜視図である。
【符号の説明】
【0050】
1 レッグガード
2 シート状本体
3,30 平板状防護ピース
4 留め具
4a1,4a2,4a3,4b 面ファスナー
5 鋲(リベット)
6 布
31 刺状突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
柔軟性のある素材で形成され、膝下から足首までの下腿部に巻装可能なシート状本体と、
前記シート状本体の前記巻装状態における外面側に略全面を覆うように前記シート状本体に止着された剛性を有する複数の平板状防護ピースと、
前記シート状本体を前記下腿部に巻装した状態を維持するために前記シート状本体に設けられた留め具と、
を有することを特徴とするレッグガード。
【請求項2】
前記平板状防護ピースは略四辺形を呈しており、
前記平板状防護ピースの前記止着は、
前記各平板状防護ピースの上下の縁辺部が互いに重なり合った状態に維持されるように、個々に一箇所で前記シート状本体に取付けられたことを特徴とする請求項1に記載のレッグガード。
【請求項3】
前記シート状本体はゴムシートにて形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のレッグガード。
【請求項4】
前記シート状本体は、前記巻装状態における内面側に布が張設されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のレッグガード。
【請求項5】
前記平板状防護ピースは、前記巻装状態における外面側に少なくとも一つの刺状突起を有していることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のレッグガード。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−31406(P2010−31406A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−192196(P2008−192196)
【出願日】平成20年7月25日(2008.7.25)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】