説明

レーザ印刷方法と印刷物

【課題】レーザ光を用いて、効率良く迅速な印刷を行うことができ、鮮明で耐久性のある印刷が可能なレーザ印刷方法と印刷物を提供する。
【解決手段】シート状の基材12表面に形成されレーザ光22により発色する発色層14を有し、発色層14の表面に保護層18が形成され、レーザ光22が保護層18を除去または透過し、発色層14の所望箇所にレーザ光22を照射して発色させることにより印刷を行う。保護層18は、白色または淡色であり、レーザ光22の照射により除去されるものである。基材12の裏面に粘着層26が形成され、保護層18表面は粘着層26が剥離可能に形成され、保護層24表面に他方の基材12の粘着層14が積層され巻回されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、商品やその包装用箱に取り付けられまたは貼着されて所定の表示を行うラベルや、包装用箱等の包装材の表面や収納物等に印刷を行うための印刷方法と印刷物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、商品やその包装用箱に貼着され、所定の表示を行う印刷ラベルであって、商品毎またはロット毎に、管理用のラベルを印刷して商品に取り付けているものがあった。このラベルの印刷は、サーマルヘッドを有したプリンタを用いて感熱紙に印字するものや、インクジェットプリンタを用いるものがある。これらの印刷ラベルは、印刷機による印刷と比較して、印刷が容易であり装置も比較的安価であることから、個々の商品毎に管理情報を印字して、よりきめの細かい商品管理に利用されている。
【0003】
また近年、レーザプリンタを用いてラベルに印刷する方法も多く利用されている。このレーザプリンタによる印刷方法は、レーザ光により飛ばされ除去されるインキ層をラベル表面に印刷し、後に所望の情報をレーザ光により書き込むものである。従って、ここで書き込まれる文字等は、一般的にはネガ画像として表れる。一方、ポジ画像として文字等を残す様にレーザ光を走査して情報を書き込むものもあるが、この場合レーザ光の走査時間が長くなり効率が悪いものであった。
【0004】
その他、特許文献1,2に開示されているように、レーザ光により反応して発色するレーザマーキングインキを用いて、ラベル所定範囲一面に印刷を施した後、レーザ光により所定の情報を書き込む印刷方法と印刷物も提案されている。
【特許文献1】特表2004−522631号公報
【特許文献2】特表2004−524188号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の感熱紙を用いた感熱ラベルは、経時的に感熱紙の色が黄変し、文字が読みにくくなるものであり、長期的な商品管理には適さないものであった。また、サーマルヘッドを備えたプリンタは、感熱紙にヘッドが接触して印刷するため、印刷時間が掛かり、ヘッドのクリーニング等のメンテナンスが頻繁に必要となり、プリンタの管理も面倒なものであった。
【0006】
またインクジェットプリンタにより印刷する場合も、印刷時間が掛かり、インクジェットプリンタのヘッドが目詰まりすることがあり、プリンタのメンテナンスが面倒なものであった。
【0007】
一方、レーザ光を用いて印字する方法は、サーマルプリンタやインクジェットプリンタと比較して印刷時間が短く、頻繁なメンテナンスも不要となるが、レーザ光によりインキを飛ばして除去するものの場合、蒸発したインキの臭いや紙面を焦がす臭い等が発生し、プリンタには消臭・集塵機が必要であった。さらに、インキを飛ばすことにより残ったインキの外縁部であるインキ断面が外部に露出し、断面部分のインキが摩擦等で剥がれたりして印刷面が汚れる場合があった。
【0008】
これ対してレーザ光により発色するインキを用いる場合、インキを飛ばすものではないため、臭い等の問題はないが、鮮明な発色が得られず、印刷した情報のコントラストが低く、例えばバーコード情報の読み取り等に支障を来す場合があった。さらに、発色した画像の耐久性や耐光性に問題があり、長期間の管理には適さないものであった。
【0009】
さらには、医薬品、食品、化粧品その他の包装用箱には、有効期限、賞味期限、ロット番号などを印字する必要がある。それらの印字は、それぞれの医薬品メーカー、食品メーカー、化粧品メーカーで、刻印方式、インクジェット印字、レーザ印字などにより、包装用箱の表面に印字している。
【0010】
一方、それらの包装用箱を製造する紙器印刷加工メーカーでは、紙器である箱に有効期限、賞味期限、ロット番号以外の印刷加工、表面加工を行うが、商品のメーカー側での表面加工面の捺印部への刻印、インクジェット印字などは、紙面に直接印字するよりも耐摩擦性などの物性が劣るため、一般には、商品メーカー側での捺印部となる包装用箱の一部分の表面加工は、印刷加工メーカー側では行わない。従って、印刷加工メーカーでは、各商品毎の包装用箱について、表面加工が行われない部分を有した印刷版を用意して印刷加工等を行っている。
【0011】
しかも、商品により、包装用箱の形態や、中の商品の有効期限、賞味期限、ロット番号などの印字位置が異なるため、それぞれの商品に合った表面加工の版を作成し、それらを管理して行く必要があり、この版作成・管理コストは大きなものであった。
【0012】
この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、コストがかからず、レーザ光を用いて効率良く迅速な印刷を行うことができ、鮮明で耐久性のある印刷が可能なレーザ印刷方法と印刷物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、シート状の基材表面に形成されレーザ光により発色する発色層を有し、この発色層の表面に保護層が形成され、前記レーザ光が前記保護層を除去または透過し、前記発色層の所望箇所に前記レーザ光を照射して発色させることにより印刷を行う印刷方法である。
【0014】
またこの発明は、透明なシート状の基材表面に形成されレーザ光により発色する発色層を有し、この発色層の表面にコート層が形成され、前記レーザ光が前記基材を透過して前記発色層の所望箇所を発色させることにより印刷を行う印刷方法である。
【0015】
またこの発明は、シート状の基材と、この基材表面に形成されレーザ光により発色する発色層と、この発色層の表面を覆った保護層とを備え、レーザ光が前記保護層を除去または透過し、前記発色層のうちの前記レーザ光が照射された部分が発色して成る印刷物である。
【0016】
前記保護層は、白色または淡色であり、レーザ光の照射により除去されるものである。さらに、前記基材裏面に粘着層が形成され、前記保護層表面は前記粘着層が剥離可能に形成され、前記保護層表面に他方の基材の粘着層が積層可能に形成され、前記基材が巻回されて成るものでも良い。また、前記基材は、商品を収容する包装用箱を形成するものでも良い。
【0017】
またこの発明は、透明なシート状の基材と、この基材表面に形成されレーザ光により発色する発色層とを備え、前記レーザ光が前記基材を透過し、前記発色層のうちの前記レーザ光が照射された部分が発色して成る印刷物である。
【0018】
前記基材の前記発色層の側に粘着層が形成されているものでも良く、前記基材表面に剥離層が形成され、前記剥離層表面に他方の基材の粘着層が積層されるように巻回されて成るものでも良い。
【0019】
また前記基材は商品を収容する包装用箱を形成するもので、前記発色層は、前記包装用箱を形成した状態で内側に位置するものでも良い。
【0020】
さらに、前記発色層は、オフセット印刷、凸版印刷、フレキソ印刷、またはシルクスクリーン印刷により形成されたものである。
【発明の効果】
【0021】
本発明の印刷方法と印刷物は、効率良く迅速な印刷を行うことができ、レーザ光を用いて鮮明で耐久性のある印刷を行うことができるものである。しかも、印刷装置のメンテナンスも容易であり、高速で個別的な印刷を行うことができる。そして、医薬品や食品等の商品を個別に正確に管理することができ、商品の在庫や流通管理等に広く利用することができる。
【0022】
また、本発明の印刷方法と印刷物により、レーザ光が保護層である表面加工材を除去または透過してポジ状態の印字が可能であり、表面加工の版は全面一様な版でよく、それぞれの商品にあった版作成・管理が不必要となり、包装用箱等の大きなコストダウン、効率化が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1、図2はこの発明の第一実施形態を示すもので、この実施形態の印刷物10は、紙や合成紙、合成樹脂シート、その他シート状に形成されたラベル本体である基材12に、レーザ光により発色する発色層14が前面に印刷されている。発色層14では、後述するようにレーザ光22により所望の印刷部16が形成される。印刷部16としては、図2に示すように、文字や白黒パターンのコード情報等、任意に選択可能である。発色層14の表面には、白色インキ等による保護層18が前面に印刷されている。白色インキは酸化チタンによる顔料を主成分とするもので、耐光性・耐久性の高い材料である。保護層18は、発色していない発色層14部分の経時的変色を隠す程度の厚さであれば良い。
【0024】
ここで、発色層14は、市販されているものや公知の材料を用いることができ、例えば紫外線や赤外線に反応する材料で、色の変化を生じさせるものであればよく、色の変化は、レーザエネルギを吸収し、化学的ないし物理的変化を伴うものであればよい。例えば、ポリビニルアルコールにp−トルエンスルホン酸等の脱水剤を含む材料の場合、エネルギの付加により色の変化が生じる。更に、他の例としては、カラメル化可能な炭水化物や、エチルセルロースと水酸化カルシウムとの組合せでも良い。
【0025】
その他、発色層14に用いるインキ組成物は、溶剤と、結合剤、多価金属のオキシアニオンとを備えたものでも良い。オキシアニオンを含有する化合物において、カチオン(陽イオン)はアンモニウム、アルカリ金属、アルカリ土類金属とすることができ、オキシアニオンは、モリブデン酸化合物、タングステン酸化合物、またはこれらに類似する遷移金属化合物とすることができる。化合物としてはジモリブデン酸塩及びヘプタモリブデン酸塩が含まれ、オクタモリブデン酸アンモニウム(以下AOMと言う)であることがより好ましい。AOMやその類似物は、例えば波長1064nm以下または10600nm以下の光エネルギを吸収して色変化を起こす。ここで用いられるインクの組成は、水性、溶剤系、紫外線硬化性のものとすることができ、かつ溶液または分散系とすることができる。インク中のAOMの量は通常1〜90質量%である。結合剤にはポリマーを用い、アクリル、セルロース、ポリビニルアルコール(PVOH)、ポリエステル等のポリマーから選択できる。結合剤は、ヒドロキシル基、アセトキシ基、アセタールエーテル、ハロゲン等の活性基を備えることが好ましく、脱離反応を起こして色を形成するものを生成する機能を有する。
【0026】
この実施形態の印刷物10の印刷方法は、シート状の基材12の表面の保護層18にレーザ装置20からのレーザ光22を照射すると、まず保護層18がレーザ光22のエネルギにより蒸発または飛散する。これにより発色層14にレーザ光22が届き、照射部分のみ発色して、文字やコード情報が書き込まれ印刷部16が形成される。これにより、ラベルや包装材等に任意の情報をレーザ光22により記載することができる。
【0027】
この実施形態の印刷方法と印刷物によれば、保護層18をレーザ光22で除去して、レーザ光22により発色層14を発色させているので、印刷部16の発色部分は鮮明であり、他の部分は保護層18により経年変化することがなく、印刷部16やその周辺が退色することがなく、耐光性・耐久性のある印刷が高速で可能である。しかも、プリンタのメンテナンスも容易である。また、細かな図形や複雑な図形も容易に印刷可能であり、多くの情報を記載することができる。さらに、多品種ロットの商品や個別管理を要する商品等を正確に長期間管理することができる。
【0028】
次にこの発明の第二実施形態について、図3を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を省略する。この実施形態の印刷物25は、保護層24が透明なフィルムから成るものである。また、基材12の裏面側には、粘着層26が形成されている。保護層24は、発色層14の退色を防止可能な材料が好ましく、紫外線吸収剤や、発色層14の変色を生じさせる光を透過させ難いものが好ましい。
【0029】
この実施形態の印刷物25は、粘着層26を有し、図示しないタックラベルとして、剥離紙に粘着層26が積層され、または保護層24に粘着層26が重ねられて券回されたロールとして供給される。
【0030】
この実施形態の印刷物25によれば、レーザ印刷時に発色層14や保護層24からの臭いやガスの飛散が少なく、しかも印刷部16は鮮明に形成可能であり、耐光性・耐久性も持たせることができる。また、粘着層26を保護層24に重ねることにより、粘着テープ状のロールとして供給することができ、安価に提供することができ、剥離紙を用いないので、廃棄物の発生も抑えることができる。
【0031】
次にこの発明の第三実施形態について、図4を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を省略する。この実施形態の印刷物28は、保護層18の表面にシリコン塗料等による剥離処理が施され、剥離層30が形成されているものである。これにより、保護層18に粘着層26が重ねられて、券回されたロールとして供給可能なものである。
【0032】
この実施形態の印刷物28によれば、保護層18によりコントラストが高く、鮮明な印刷部16を有する印刷物を形成可能であり、耐光性・耐久性も持たせることができる。また、粘着層26を剥離層30に重ねることにより、粘着テープ状のロールとして供給することができ、安価に提供することができ、剥離紙を無くすことにより、廃棄物の発生も抑えることができる。
【0033】
次にこの発明の第四実施形態について、図5を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を省略する。この実施形態の印刷物32は、基材34が透明なプラスチックシートから成るものである。基材34の材料としては、PETやPP等を用いることができる。そして、基材34の裏面側に発色層14が印刷形成されている。発色層14の外側には、種々の絵柄や被覆等の印刷層36が形成されている。
【0034】
この実施形態の印刷物32は、商品を収容する包装用箱を形成するもので、発色層14は、包装用箱を形成した状態で箱体の内側に位置する。
【0035】
この実施形態の印刷物32によれば、上記実施形態と同様の効果に加えて、透明なシート状の基材34から成る包装用箱に直接にレーザ光22により、発色層14に印刷部16を形成することができ、包装用箱や商品の個別管理をより容易にする。
【0036】
次にこの発明の第五実施形態について、図6を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を省略する。この実施形態の印刷物38は、基材34が透明なプラスチックシートから成るものである。基材34の材料としては、PETやPP等を用いることができる。そして、基材34の裏面側に発色層14が印刷形成され、発色層14の外側に、粘着層26が形成されている。また、基材34の外側の面には、シリコン塗料等による剥離処理が施され、剥離層30が形成されているものである。これにより、基材34からの剥離がより容易になり、印刷物38の基材34側に粘着層26が重ねられて、券回されたロール等として供給可能なものである。
【0037】
この実施形態の印刷物38によれば、上記実施形態と同様の効果に加えて、透明なシート状の基材34から成る粘着ラベル等をロール状の印刷物として提供することができる。
【0038】
なお、この発明の印刷物と印刷方法ラベルは、上記実施形態に限定されるものではなく、保護層は、白色以外の薄い色の保護層に代えても良い。例えば、薄いクリーム色やピンク、水色等、レーザ光により蒸発可能な程度の厚さで発色部とのコントラストが得られれば、適宜の色を選択可能である。発色層は、オフセット印刷、凸版印刷、フレキソ印刷、またはシルクスクリーン印刷等、適宜の印刷方法を選択することができる。
【0039】
また、保護層は、透明ニス等の透明インキを印刷又は塗布して、透明な保護層に代えても良く、耐薬品性、耐摩耗性、その他の耐性を保持可能な厚さとしても良い。さらに、これらの保護層を複数積層したものでも良い。これにより、耐光性や耐薬品性、耐摩耗性等の種々の耐性を有する印刷物とすることができる。さらに、発色層は、基材表面の所定位置のみ、例えば印字が必要な部分にのみ使用するこれにより、高価な発色材を効率的に使うことができる。
【0040】
さらに、この発明の印刷物は、紙箱、紙ラベルや、樹脂箱、樹脂ラベル等の樹脂製品、その他、紙と樹脂のラミネートシート等、種々の材料に利用可能なものである。さらには、包装資材として、金属缶、樹脂容器、ガラス容器、樹脂フィルム包装(各種袋やシュリンク包装)、紙製袋、説明書等、適用対象を選ばないものである。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】この発明の第一実施形態の印刷方法を示す概略図である。
【図2】この実施形態の印刷物を示す平面図である。
【図3】この発明の第二実施形態の印刷方法を示す概略図である。
【図4】この発明の第三実施形態の印刷物を示す概略断面図である。
【図5】この発明の第四実施形態の印刷物を示す概略断面図である。
【図6】この発明の第五実施形態の印刷物を示す概略断面図である。
【符号の説明】
【0042】
10 印刷物
12 基材
14 発色層
16 印刷部
18 保護層
20 レーザ装置
22 レーザ光

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状の基材表面に形成されレーザ光により発色する発色層を有し、この発色層の表面に保護層が形成され、前記レーザ光が前記保護層を除去または透過し、前記発色層の所望箇所に前記レーザ光を照射して発色させることにより印刷を行うことを特徴とする印刷方法。
【請求項2】
透明なシート状の基材表面に形成されレーザ光により発色する発色層を有し、この発色層の表面にコート層が形成され、前記レーザ光が前記基材を透過して前記発色層の所望箇所を発色させることにより印刷を行うことを特徴とする印刷方法。
【請求項3】
シート状の基材と、この基材表面に形成されレーザ光により発色する発色層と、この発色層の表面を覆った保護層とを備え、レーザ光が前記保護層を除去または透過し、前記発色層のうちの前記レーザ光が照射された部分が発色して成ることを特徴とする印刷物。
【請求項4】
前記保護層は、白色または淡色であり、レーザ光の照射により除去される請求項3記載の印刷物。
【請求項5】
前記基材裏面に粘着層が形成され、前記保護層表面は前記粘着層が剥離可能に形成され、前記保護層表面に他方の基材の粘着層が積層可能に形成されて成る請求項3または4記載の印刷物。
【請求項6】
前記基材は、商品を収容する包装用箱を形成するものである請求項3または4記載の印刷物。
【請求項7】
透明なシート状の基材と、この基材表面に形成されレーザ光により発色する発色層とを備え、前記レーザ光が前記基材を透過し、前記発色層のうちの前記レーザ光が照射された部分が発色して成ることを特徴とする印刷物。
【請求項8】
前記基材の前記発色層の側に粘着層が形成されて成る請求項7記載の印刷物。
【請求項9】
前記基材は商品を収容する包装用箱を形成するもので、前記発色層は、前記包装用箱を形成した状態で内側に位置する請求項7記載の印刷物。
【請求項10】
前記発色層は、オフセット印刷、凸版印刷、フレキソ印刷、またはシルクスクリーン印刷により形成されたものである請求項3,4,5,6,7,8または9記載の印刷物。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−196605(P2007−196605A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−20213(P2006−20213)
【出願日】平成18年1月30日(2006.1.30)
【出願人】(391019500)朝日印刷株式会社 (70)
【Fターム(参考)】