説明

レーダ装置

【課題】DC近傍の低周波ノイズの影響を受けないように、近距離のターゲットを検出できる、レーダ装置を提供すること。
【解決手段】変調された送信信号Ssに基づいて、レーダ波を送信する送信アンテナ14と、前記レーダ波を反射したターゲットからの反射波を受信し、受信した反射波に応じた受信信号Sr1を出力する受信アンテナ15と、受信信号Sr1を遅延させる信号遅延部19と、送信信号Ssに応じたローカル信号Lと、受信信号Sr1が信号遅延部19によって遅延した信号Sr2とに基づいて、ビート信号Sb2を生成する生成部(混合器16,フィルタ17)と、ビート信号Sb2の強度のピークを検知する信号処理部18とを備える、レーダ装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式のレーダ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図1は、従来のレーダ装置110の構成を示したブロック図である。発振器112は、変調信号生成部111によって生成される三角波の変調信号Smaに従って、周波数が連続的に変化する送信信号Ssaを発生させる。受信アンテナ115は、送信信号Ssaに基づいて送信アンテナ114から送信されたレーダ波を反射した不図示のターゲットからの反射波を受信し、受信した反射波に応じた受信信号Sraを出力する。混合器116は、受信信号Sraに、送信信号Ssaを分配する分配器113からのローカル信号Laを混合して、ビート信号Sb1aを発生させる。信号処理部118は、ビート信号Sb1aからフィルタ117によって高周波側のノイズ成分が取り除かれたビート信号Sb2aについて高速フーリエ変換(FFT)処理を行うことによって、ビート信号Sb2aの信号強度がピークとなる成分の周波数をビート周波数fua(図2参照)として検知する。ターゲットとの距離及び相対速度は、周知の通り、このビート周波数fuaを用いて演算可能である。
【0003】
しかしながら、レーダ装置110からターゲットまでの距離が短くなるほど、ビート周波数fuaは零に近づくため、図3に示されるように、ノイズレベルの高いDC近傍に発生するピークを検知することが難しい場合がある。
【0004】
このような問題に対応する技術として、例えば特許文献1には、DC近傍から離れた帯域に発生させた高調波に基づいて、近距離のターゲットを検出するレーダ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−30663号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のレーダ装置の場合、高調波を利用するために、信号レベルの低下や回路が複雑になってしまう。
【0007】
そこで、本発明は、DC近傍の低周波ノイズの影響を受けないように、近距離のターゲットを検出できる、レーダ装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係るレーダ装置は、
変調された送信信号に基づいて、レーダ波を送信する送信部と、
前記レーダ波を反射したターゲットからの反射波を受信し、受信した反射波に応じた受信信号を出力する受信部と、
前記受信信号を遅延させる遅延部と、
前記送信信号に応じたローカル信号と、前記受信信号が前記遅延部によって遅延した信号とに基づいて、ビート信号を生成する生成部と、
前記ビート信号の強度のピークを検知する検知部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、DC近傍の低周波ノイズの影響を受けないように、近距離のターゲットを検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】従来のレーダ装置110の構成を示したブロック図である。
【図2】横軸を時間t、縦軸を周波数fとした場合の、送信信号Ssaと受信信号Sraとの関係図である。
【図3】ビート信号Sb2aの周波数分布図である。
【図4】本発明の第1の実施形態であるレーダ装置10の構成を示したブロック図である。
【図5】横軸を時間t、縦軸を周波数fとした場合の、送信信号Ssと受信信号Sr1と受信信号Sr2の関係図である。
【図6】ビート信号の周波数分布図である。
【図7】信号遅延部19の第1の具体例である遅延回路部19Aの構成図である。
【図8】信号遅延部19の第2の具体例である遅延回路部19Bの構成図である。
【図9】信号遅延部19の第3の具体例である遅延回路部19Cの構成図である。
【図10】本発明の第2の実施形態であるレーダ装置20の構成を示したブロック図である。
【図11】横軸を時間t、縦軸を周波数fとした場合の、送信信号Ss1とローカル信号Ss2との関係図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態の説明を行う。
【0012】
図4は、本発明の第1の実施形態であるレーダ装置10の構成を示したブロック図である。レーダ装置10は、車両に搭載され、他の車両等の目標物(ターゲット)との距離及び相対速度を同時に検出可能なFMCW方式のレーダ装置である。レーダ装置10は、変調信号生成部11と、発振器12と、分配器13と、送信アンテナ14と、受信アンテナ15と、混合器(ミキサ)16と、フィルタ17と、信号処理部18と、信号遅延部19とを備える。
【0013】
変調信号生成部11は、三角波の変調信号Smを生成して出力する。発振器12は、変調信号Smに従って、周波数が連続的に増減する送信信号Ssを発生させる送信信号生成部である。送信信号Ssの周波数帯は、例えば、ミリ波帯、マイクロ波帯である。分配器13は、送信信号Ssを電力分配することによって、送信信号Ssと同じ周波数を有するローカル信号Lを生成する。
【0014】
送信アンテナ14は、変調信号Smにより変調された送信信号Ssに基づいて、レーダ波を送信する送信部である。受信アンテナ15は、送信信号Ssに基づいて送信アンテナ14から送信されたレーダ波が不図示のターゲットに反射して到来する反射波を受信し、受信した反射波に応じた受信信号Sr1を出力する受信部である。送信アンテナ14と受信アンテナ15の具体例として、パッチアンテナが挙げられる。
【0015】
信号遅延部19は、信号処理部18に入力されるビート信号Sb2のビート周波数fuが、所定のノイズレベル以下の高周波側の帯域にシフトするように、受信アンテナ15から入力される受信信号Sr1を遅延させる遅延部である。信号遅延部19は、レーダ装置10のアンテナ14,15からターゲットまでの間隔Dが無いときのビート周波数fuが予め所定値以上になるように、受信信号Sr1を遅延させる。「間隔Dが無い」には、送信アンテナ14によって送信されるレーダ波と受信アンテナ15によって受信される反射波との位相差が実質的に零であるほど、レーダ装置10のアンテナ14,15からターゲットまでの距離が近いことも含んでよい。
【0016】
信号遅延部19は、受信信号Sr1が所定の遅延時間遅延した信号である受信信号Sr2を出力する。信号遅延部19によって、図5に示されるように、送信信号Ssと受信信号Sr2との周波数差(ビート周波数fu)を、送信信号Ssと受信信号Sr1との周波数差よりも大きくできる。
【0017】
信号遅延部19は、例えば図4に示されるように、受信アンテナ15と混合器16との間の信号経路に挿入されている。信号遅延部19は、受信アンテナ15から混合器16に入力される受信信号を遅延させるため、例えば、送信信号Ssの信号経路部(例えば、発振器12と分配器13と送信アンテナ14とを結ぶ信号経路)よりも比誘電率εrが大きい誘電体を使用して信号経路部が形成されている。そのような比誘電率εrが大きい誘電体は、信号遅延部19の信号経路部の一部に使用されてもよいし、全部に使用されてもよい。
【0018】
混合器16は、受信信号Sr2にローカル信号Lを混合して、受信信号Sr2とローカル信号Lとの周波数差(受信信号Sr2と送信信号Ssとの周波数差)を周波数成分として有するビート信号Sb1を発生させる。フィルタ17は、ビート信号Sb1から高周波側のノイズ成分を取り除いたビート信号Sb2を出力する。フィルタ17は、典型的には、アンチエイリアシングフィルタである。
【0019】
信号処理部18は、ビート信号Sb2についてFFT処理を行うことによって、ビート信号Sb2の信号強度がピークとなる成分の周波数をビート周波数fuとして検知する。これにより、信号処理部18は、検知したビート周波数fuを用いて、レーダ装置10とターゲットとの距離及び相対速度を演算できる。
【0020】
なお、ビート周波数fuは、送信信号Ssの周波数が増加する期間におけるビート信号Sb2の周波数であるが、信号処理部18は、レーダ装置10とターゲットとの距離及び/又は相対速度を演算するにあたり、送信信号Ssの周波数が減少する期間におけるビート信号Sb2の周波数も同様に検知する。
【0021】
したがって、信号遅延部19を備えるレーダ装置10によれば、レーダ装置10からターゲットまでの実距離が最小の計測可能距離以下の値(例えば、零又は零よりも僅かに大きい値)のときに、混合器16に入力されるローカル信号Lと受信信号Sr2の初期周波数差を、零より大きい値にすることができる。これにより、図6(a)に示されるように、信号強度がピークとなるビート周波数fuが高周波側にシフトするので、SN比が向上し、近距離のターゲットの検知性能が向上する。また、ビート周波数fuにおけるピークが減衰しないように、ビート周波数fuよりも低周波のノイズを抑制可能なフィルタを使用できるため、図6(b)に示されるように、ノイズフロアの平坦化ができる。また、オーバーサンプリングや平均化などのSN比向上効果が得られる。
【0022】
次に、信号遅延部19の具体例について説明する。
【0023】
図7は、信号遅延部19の第1の具体例である遅延回路部19Aの構成図である。図7は、遅延回路部19Aの斜視断面図である。遅延回路部19Aは、導体層21と、誘電体層22と、誘電体層23と、導体層24とを層状に有する。導体層21は、グランドプレーンが形成される金属層であり、導体層24は、パターン配線が形成される金属層である。導体層24の給電点24aに、受信アンテナ15が接続され、導体層24の配線部24cに混合器16が接続される。導体層24において、給電点24aと配線部24cとの間には、配線部24bが形成されている。配線部24bは、誘電体層22よりも比誘電率が高い誘電体層23の上側に隣接して配置されている。誘電体層23に接触し且つ誘電体層22に非接触の配線部24bは、インピーダンス整合のため、誘電体層22に接触し且つ誘電体層23に非接触の配線部24cよりも狭い線幅を有する。
【0024】
誘電体層22は、導体層21と導体層24との間に配置されている。誘電体層23は、配線部24bと接触するように、誘電体層22の一部が取り除かれた部分に形成されている。
【0025】
遅延回路部19Aによって信号を遅延させることが可能な時間(遅延時間)tdは、
td=√(εr)/c
で表すことができる。εrは、比誘電率を表し、cは、光速を表す。例えば、誘電体層22が送信信号Ssの信号経路部と同じ比誘電率2.2のテフロン(登録商標)層であり、誘電体層23が比誘電率50の高誘電率材料である場合、
td=√(50−2.2)/(3×10−8)≒20ns/m
と演算できる。つまり、誘電体層23を比誘電率2.2の誘電体から比誘電率50の誘電体に変更する場合、配線部24bの配線長1mにつき信号を20ns遅延させることができる。誘電体層23が比誘電率50の誘電体の場合において、
三角波の変調信号Smの周期:4GHz/ms
受信アンテナ15と混合器16との間の配線部24bの配線長:50mm
であるときには、ビート周波数fuを高周波側に4kHzシフトさせることができる。
【0026】
このように、遅延回路部19Aによれば、金属層24の配線部24bを曲げて遅延時間を確保するのではなく、直線的なパターンで遅延時間を数ns以上確保することができるため、信号を遅延させる回路部位の面積を小さくできる。また、従来技術のように高調波を利用せずに、ビート周波数fuの基本成分信号を検波すればよいため、高精度にターゲットを検知できる。
【0027】
図8は、信号遅延部19の第2の具体例である遅延回路部19Bの構成図である。図8は、遅延回路部19Bの一部の断面図である。遅延回路部19Bは、受信アンテナ15からの受信信号が通る信号経路33,34が配線された誘電体基板31を有する。誘電体基板31は、送信信号Ssの信号経路部が実装される基板と同じ基板でもよいし、異なる基板でもよい。信号経路33は、受信アンテナ15に接続される導体パターンであり、信号経路34は、混合器16に接続される導体パターンである。信号経路33と信号経路34は、誘電体基板31を挟んで配置され、誘電体基板31に形成されたスルーホール32を介して接続される。誘電体基板31よりも比誘電率の高い誘電体35が、スルーホール32の内部にスルーホール32に接触して充填されている。例えば、誘電体基板31が送信信号Ssの信号経路部と同じ比誘電率2.2のテフロン(登録商標)基板であり、誘電体35が比誘電率50の樹脂である。
【0028】
このように、遅延回路部19Bによれば、誘電体基板31の表裏面を接続するスルーホール32を利用して信号を遅延させることができるので、信号を遅延させる回路部位の面積を小さくできる。
【0029】
図9は、信号遅延部19の第3の具体例である遅延回路部19Cの構成図である。図9は、遅延回路部19Cの一部の断面図である。遅延回路部19は、金属層41,42,43で囲まれた導波管である。図中の矢印は電波が導かれる方向を示している。金属層41に、ガイド穴46が形成され、金属層42に、ガイド穴47が形成され、金属層43に、ガイド穴48が形成されている。各金属層を組み合わせることで、ガイド穴46,47,48が連通し、導波管が形成される。ガイド穴48が、受信アンテナ15に接続され、ガイド穴46が、混合器16に接続される。
【0030】
図10は、本発明の第2の実施形態であるレーダ装置20の構成を示したブロック図である。
【0031】
レーダ装置20は、2つの完全同期の発振器12A,12Bを有する。発振器12Bは、変調信号生成部11によって生成された変調信号Smに従って、周波数が連続的に増減するローカル信号Ss2を生成する。発振器12Aは、変調信号生成部11によって生成された変調信号Smに従って、図11に示されるように、ローカル信号Ss2を一定時間遅延させた送信信号Ss1を発生させる。送信信号Ss1とローカル信号Ss2は、同じ周波数である。
【0032】
送信アンテナ14は、変調信号Smにより変調された送信信号Ss1に基づいて、レーダ波を送信する送信部である。受信アンテナ15は、送信信号Ss1に基づいて送信アンテナ14から送信されたレーダ波が不図示のターゲットに反射して到来する反射波を受信し、受信した反射波に応じた受信信号Srを出力する受信部である。
【0033】
混合器16は、受信アンテナ15から入力される受信信号Srにローカル信号Ss2を混合して、受信信号Srとローカル信号Ss2との周波数差(受信信号Srと送信信号Ss1との周波数差)を周波数成分として有するビート信号Sb1を発生させる。フィルタ17及び信号処理部18の説明については、上述と同様のため省略する。
【0034】
このように、レーダ装置20は、レーダ装置10のアンテナ14,15からターゲットまでの間隔Dが無いときのビート周波数fuが予め所定値以上になるように、受信信号Srを遅延させる遅延部として、発振器12Aを有している。発振器12Aは、混合器16に入力されるローカル信号Ss2よりも送信アンテナ14に入力される送信信号Ss1を一定時間予め遅らせることで、受信アンテナ15から混合器16に入力される受信信号Srを遅延させる。
【0035】
したがって、発振器12Aを備えるレーダ装置20によれば、レーダ装置20からターゲットまでの実距離が最小の計測可能距離以下の値(例えば、零又は零より僅かに大きい値)のときに、混合器16に入力されるローカル信号Ss2と受信信号Srの初期周波数差を、零より大きい値にすることができる。これにより、図6(a)に示されるように、信号強度がピークとなるビート周波数fuが高周波側にシフトするので、SN比が向上し、近距離のターゲットの検知性能が向上する。また、ビート周波数fuにおけるピークが減衰しないように、ビート周波数fuよりも低周波のノイズを抑制可能なフィルタを使用できるため、図6(b)に示されるように、ノイズフロアの平坦化ができる。また、オーバーサンプリングや平均化などのSN比向上効果が得られる。
【0036】
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
【0037】
例えば、本発明に係るレーダ装置を車両の車幅方向に複数搭載して、各レーダ装置から送信されたレーダ波とそれらのレーダ波を反射したターゲットからの反射波との位相差を利用して、車両に対してターゲットが存在する方向を検出するレーダシステムにも適用できる。
【符号の説明】
【0038】
10,20,110 レーダ装置
14,114 送信アンテナ
15,115 受信アンテナ
19 信号遅延部
19A,19B,19C 遅延回路部
21,24 導体層
22,23 誘電体層
24a 給電点
24b,24c 配線部
31 誘電体基板
32 スルーホール
33,34 信号経路
35 誘電体
41,42,43 金属層
46,47,48 ガイド穴
La,L,Ss2 ローカル信号
Sb1a,Sb2a,Sb1,Sb2 ビート信号
Sma,Sm 変調信号
Sra,Sr1,Sr2 受信信号
Ssa,Ss,Ss1 送信信号

【特許請求の範囲】
【請求項1】
変調された送信信号に基づいて、レーダ波を送信する送信部と、
前記レーダ波を反射したターゲットからの反射波を受信し、受信した反射波に応じた受信信号を出力する受信部と、
前記受信信号を遅延させる遅延部と、
前記送信信号に応じたローカル信号と、前記受信信号が前記遅延部によって遅延した信号とに基づいて、ビート信号を生成する生成部と、
前記ビート信号の強度のピークを検知する検知部とを備える、レーダ装置。
【請求項2】
前記遅延部は、前記ターゲットとの間隔が無いときのビート周波数が予め所定値以上になるように、前記受信信号を遅延させる、請求項1に記載のレーダ装置。
【請求項3】
前記遅延部が、前記受信部と前記生成部との間に設けられた、請求項2に記載のレーダ装置。
【請求項4】
前記遅延部は、前記送信信号の信号経路部よりも比誘電率が大きい誘電体を有する、請求項3に記載のレーダ装置。
【請求項5】
前記遅延部は、前記受信部に接続された導体と、前記誘電体とが設けられた基板を有する、請求項4に記載のレーダ装置。
【請求項6】
前記導体と前記誘電体が隣接配置された、請求項5に記載のレーダ装置。
【請求項7】
前記誘電体が、前記基板のスルーホールの内部に設けられた、請求項6に記載のレーダ装置。
【請求項8】
前記遅延部は、前記受信信号が通る導波管を有する、請求項3に記載のレーダ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−83609(P2013−83609A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−225173(P2011−225173)
【出願日】平成23年10月12日(2011.10.12)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】