説明

ロック解除システム

【課題】 盗難抑制効果を向上させることが可能なロック解除システムを提供する。
【解決手段】 車両のハンドルバーに配設され、回転動作によってアクセル操作を行うアクセルグリップと、このアクセルグリップの回転角度を検出して検出信号を出力するアクセルポジションセンサと、を備えるアクセルポジションセンサモジュール3と、車両を運転不能な状態にロックするロック装置6と、ロック装置6のロック状態を解除する制御装置4と、を備え、制御装置4は、前記アクセルポジションセンサから出力される前記検出信号を入力可能であり、前記検出信号に基づいて前記アクセルグリップの回転動作が所定の認証条件を満たすと判断される場合に、ロック装置6のロック状態を解除する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両を運転不能な状態にロックするロック装置のロック状態を解除するロック解除システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動二輪車等の盗難防止のために例えばハンドルの回動をロックするロック装置が実用化されている。この種のロック装置のロック状態を解除するロック解除システムとしては、例えば特許文献1に開示されるように、キー操作による解除を行うものや、運転者が携帯可能な携帯端末と制御装置とで無線認証を行い、この認証が成立する場合にロック状態を解除するものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−106166号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述のロック解除システムにおいては、キー操作による解除を行う場合はキーシリンダーを不正に操作されてロックが解除される恐れがあり、また、運転者以外でキーもしくは携帯端末を不正に持つ者がロックを解除する恐れがあり、盗難抑制効果を向上させる点でなお改良の余地があった。
【0005】
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、盗難抑制効果を向上させることが可能なロック解除システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前記課題を解決するため、車両のハンドルバーに配設され、回転動作によってアクセル操作を行うアクセルグリップと、このアクセルグリップの回転角度を検出して検出信号を出力するアクセルポジションセンサと、を備えるアクセルポジションセンサモジュールと、
車両を運転不能な状態にロックするロック装置と、
前記ロック装置のロック状態を解除する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記アクセルポジションセンサから出力される前記検出信号を入力可能であり、前記検出信号に基づいて前記アクセルグリップの回転動作が所定の認証条件を満たすと判断される場合に、前記ロック装置のロック状態を解除することを特徴とする。
【0007】
また、前記制御装置は、前記認証条件として少なくとも1桁以上の数からなる暗証番号を記憶する記憶メモリを備え、前記検出信号に基づいて算出される前記アクセルグリップの回転動作回数が前記暗証番号と一致する場合に、前記認証条件を満たすと判断することを特徴とする。
【0008】
また、前記制御装置は、前記アクセルグリップの回転動作回数として、前記検出信号に基づいて前記アクセルグリップの往復回転動作回数を算出することを特徴とする。
【0009】
また、前記制御装置は、所定時間内の前記アクセルグリップの回転動作回数を複数回算出し、前記アクセルグリップの回転動作回数の各々が、前記暗証番号の対応する桁の数と一致する場合に、前記認証条件を満たすと判断することを特徴とする。
【0010】
また、前記制御装置は、前記アクセルグリップの回転動作回数を算出した後に前記車両に備えられる発光装置及び/あるいは音響装置にアンサーバック動作をさせることを特徴とする。
【0011】
また、前記制御装置は、前記アクセルグリップの回転動作が前記認証条件を満たすと判断された後と前記認証条件を満たさないと判断された後とで前記車両に備えられる発光装置及び/あるいは音響装置に異なるアンサーバック動作をさせることを特徴とする。
【0012】
また、前記制御装置は、前記アクセルグリップの回転動作に基づいて前記暗証番号を変更する暗証番号変更機能を備えてなることを特徴とする。
【0013】
また、前記制御装置は、前記ロック装置のロック状態を解除した後に、エンジンの始動が可能となることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、車両を運転不能な状態にロックするロック装置のロック状態を解除するロック解除システムに関し、盗難抑制効果を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態であるロック解除システムの構成を示すブロック図。
【図2】同上ロック解除システムのロック解除方法を示すフローチャート図。
【図3】同上ロック解除システムにおける往復回動動作を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を自動二輪車に搭載されハンドルバーのロックを解除するロック解除システムに適用した一実施形態を添付の図面に基いて説明する。
図1は、ロック解除システム1の電気的構成を示す図である。ロック解除システム1は、キースイッチ2と、アクセルポジションセンサモジュール3と、コントローラ(制御装置)4と、灯火装置(発光装置)5と、ロック装置6と、から主に構成されている。
【0017】
キースイッチ2は、自動二輪車に搭載された各種機器を起動するスイッチであり、一般には自動二輪車のハンドルバー回りに設置されたキー挿入口に特定のキーのみが差し込み可能となっており、前記キーを前記キー挿入口に差し込んで回転させると電源がオン状態となり、本実施形態においてはロック解除システム1の構成装置及び車両に搭載される他の電装品等に電流が供給される。
【0018】
アクセルポジションセンサモジュール3は、運転者のアクセル操作を検出して検出信号を出力するものであり、自動二輪車のハンドルバーの外周を覆うように取り付けられる。アクセルポジションセンサモジュール3は、回転動作によってアクセル操作を行うためのアクセルグリップと、このアクセルグリップの回転角度を検出して検出信号を出力する回転センサと、を1つのケース体内に収納してなる。なお、前記回転センサを前記アクセルグリップとワイヤーを介して接続し、前記ハンドルバー以外の個所に設置しても良い。アクセルポジションセンサモジュール3は、本来的には自動二輪車のエンジン駆動制御に用いる操作装置であるが、本実施形態においては、さらに、後述するようにロック解除システム1における暗証番号入力を行う機能を有するものである。
【0019】
コントローラ4は、アクセルポジションセンサモジュール3からの前記検出信号に基づいて自動二輪車のエンジン制御あるいはロック解除システム1の解除制御を行うものである。コントローラ4は、自動二輪車のシート下部などの任意個所に搭載され、内部にロック解除システム1における規定暗証番号を記憶する記憶メモリを有する。
【0020】
灯火装置5は、自動二輪車の前方及び後方の任意の位置に設置されるウインカーが該当し、本来的には進行方向あるいは停車を指示するものであるが、本実施形態においては、さらに、後述するようにロック解除システム1の入力受付確認にも用いられる。なお、灯火装置5は、他に車載メータの照明装置を用いても良く、また、専用の灯火装置が設けられてもよい。
【0021】
ロック装置6は、自動二輪車を運転不能な状態にロックするものであり、本実施形態においては、電磁開閉弁などによりハンドルバーを運転不能な程度の回転角度にした状態でロックし、後述するロック解除システム1によりそのロック状態を解除するものである。なお、ロック装置6としては、ハンドルバーをロックするもののほか、車輪をロックするものなどであってもよい。
【0022】
次に、図2のフローチャート図を用いてロック解除システム1によるロック解除方法について詳細に説明する。
【0023】
まず、キースイッチ2がオンされると、各部に電源が供給されてロック解除システム1が起動する。まず、コントローラ4は、往復回動動作のカウント数Countを0クリアし(Count=0)、また、ループのカウント数nを0クリアする(n=0)(ステップS1)。次に、ステップS2〜S13の処理からなりループ処理L2を含むループ処理L1を開始し、アクセルポジション判別スイッチaを0クリアする(a=0)(ステップS2)。次に、ステップS3〜S11の処理からなるループ処理L2を開始し、アクセルポジションセンサモジュール3からアクセルグリップの回転角度を示す前記検出信号としてアクセルポジション電圧APVを入力し(ステップS3)、入力したアクセルポジション電圧APVがアクセルを全開(100%)にした場合のアクセルポジション電圧APVの値に対して20%の値(以下、20%FSとも記す)以下であるか否かを判別する(APV≦20%FS)(ステップS4)。ステップS4が「Yes」である場合は、アクセルポジション判別スイッチaを1とし(a=1)、ステップS4が「No」である場合はステップS6に移行する。次に、新たにアクセルポジション電圧APVを入力し(ステップS6)、アクセルポジション判別スイッチaが1であり、かつ、入力したアクセルポジション電圧APVがアクセルを全開(100%)にした場合のアクセルポジション電圧APVの値に対して80%の値(以下、80%FSとも記す)以上であるか否かを判別する(a=1かつAPV≧80%FS)(ステップS7)。ステップS7が「Yes」である場合は、アクセルポジション判別スイッチaを2とし(a=2)、ステップS7が「No」である場合はステップS9に移行する。次に、新たにアクセルポジション電圧APVを入力し(ステップS9)、アクセルポジション判別スイッチaが2であり、かつ、入力したアクセルポジション電圧APVが20%FS以下であるか否かを判別する(a=2かつAPV≦20%FS)(ステップS10)。ステップS10が「Yes」である場合は、往復回動動作のカウント数Countをインクリメントし(Count=Count+1)、また、スロットル位置判別スイッチaを0クリアする(a=0)(ステップS11)。ステップS10が「No」である場合はステップS12に移行する。すなわち、図3に示すように、アクセルグリップがアクセルオフから全開付近に回転動作され(アクセルポジション電圧APVが20%FS以下から80%FS以上となり)、その後アクセルオフ付近に戻される(アクセルポジション電圧APVが再度20%FS以下となる)回転動作がなされた場合に、往復回動動作としてカウントされる。
【0024】
ステップS11の処理後、ループ処理L2の終了条件を満たす場合はステップS12に移行し、ループ処理L2の終了条件を満たさない場合はループ処理L2の開始位置に戻り再度ステップS3以降の処理を実行する。ループ処理L2は、ループ処理L2の開始から所定時間(本実施形態では10秒)経過したことを終了条件とする。すなわち、ロック解除システム1の起動から約10秒経過するまで、コントローラ4はループ処理L2によって往復回動動作のカウントを実行する。
【0025】
コントローラ4は、ループ処理L2が終了すると、往復回動動作をカウントした旨のアンサーバック動作として、灯火装置5を1回点滅させる(ステップS12)。次に、ループのカウント数nをインクリメントし(n=n+1)、n桁の入力暗証番号Ii(n)に往復回動動作のカウント数Countを入力し(Ii(n)=Count)、カウント数Countを0クリアする(Count=0)(ステップS13)。
【0026】
ステップS13の処理後、ループ処理L1の終了条件を満たす場合はステップS14に移行し、ループ処理L1の終了条件を満たさない場合はループ処理L1の開始位置に戻り再度ステップS2以降の処理を実行する。ループ処理L1は、ループのカウント数nがコントローラ4の記憶メモリに記憶される規定暗証番号の桁数からなる規定桁数(例えば規定暗証番号が4桁である場合は規定桁数は4である)になったことを終了条件とする。すなわち、規定桁数分の入力暗証番号Ii(n)が算出されるまで、コントローラ4はループ処理L1によって入力暗証番号Ii(n)を繰り返し算出する。
【0027】
コントローラ4は、ループ処理L1が終了すると、ループのカウント数nを0クリアし(n=0)、暗証番号正誤判別スイッチEを0クリアする(E=0)(ステップS14)。次に、ステップS15〜S17の処理からなるループ処理L3を開始し、ループのカウント数nをインクリメントする(n=n+1)(ステップS15)。次に、n桁の入力暗証番号Ii(n)と記憶メモリに記憶されるn桁の規定暗証番号Is(n)とが一致するか否かを判定する(Ii(n)=Is(n))(ステップS16)。ステップS16が「Yes」である場合は、さらにループ処理L3の終了条件を満たす場合はステップS18に移行し、ループ処理L3の終了条件を満たさない場合はループ処理L3の開始位置に戻り再度ステップS15以降の処理を実行する。ステップS16が「No」である場合は、暗証番号正誤判別スイッチEに1を入力する(ステップS17)。ループ処理L3は、ループのカウント数nが規定桁数になったことを終了条件とする。すなわち、規定桁数分の入力暗証番号Ii(n)と規定暗証番号Is(n)との照合が完了するまで当該照合を行う。
【0028】
コントローラ4は、ループ処理L3が終了すると、暗証番号正誤判別スイッチEが0であるか否かを判定し(ステップS18)、ステップS18が「Yes」である場合は入力暗証番号Iiと規定暗証番号Isとが一致したことのアンサーバック動作として灯火装置5を3回点滅させ(ステップS19)、ステップS18が「No」である場合は入力暗証番号Iiと規定暗証番号Isとが一致しないことのアンサーバック動作として灯火装置5を所定時間(本実施形態では3秒間)点灯させ(ステップS20)、ステップS1に戻る。ステップS19の処理後、ロック装置6に解除信号を送信し、ロック状態を解除させる(ステップS21)。本実施形態においてはロック装置6のロック状態によりハンドルバーの回動操作が可能となる。次に、図示しないスタータスイッチのリレーをオンし、エンジン始動を可能にする(ステップS22)。
【0029】
ロック解除システム1は、以上の処理を実行することで、前記アクセルポジションセンサから出力される前記検出信号を入力可能であり、前記検出信号に基づいて前記アクセルグリップの回転動作が所定の認証条件を満たすと判断される場合に、ロック装置6のロック状態を解除するものである。これにより、運転者が自動二輪車に必須のアクセルグリップを操作してロック装置6のロック状態を解除することで、キーシリンダーの不正操作やキーもしくは携帯端末の不正取得によってロック状態を不正に解除されることがなく、盗難抑制効果を向上させることができる。
【0030】
また、前記認証条件として、記憶メモリに1桁以上の規定暗証番号Isを記憶させることで、偶然にロックが解除されることを抑制でき、ロック装置6の防犯性を向上させることができる。
【0031】
また、前記アクセルグリップの回転動作回数として、前記検出信号に基づいて前記アクセルグリップを開く動作及び閉じる動作をそれぞれ検出する方法として、第1の閾値(本実施形態では20%FS)以下であるかの判定と、第1の閾値より高い第2の閾値(本実施形態では80%FS)以上であるかの判定と、再度行う第1の閾値以下であるかの判定と、によって往復回転動作回数を算出することで、前記検出信号にノイズが発生する場合であっても、チャタリングによって回転動作のカウント数を誤入力することを防止することができ、確実な解除操作を可能として利便性を向上させることができる。
【0032】
また、前記アクセルグリップの回転動作回数を算出した後に自動二輪車に備えられる灯火装置5にアンサーバック動作をさせることで、確実な操作入力ができ利便性を向上させることができる。さらに、前記アクセルグリップの回転動作が前記認証条件を満たす(入力暗証番号Iiと規定暗証番号Isが一致する)と判断された後と前記認証条件を満たさないと判断された後とで自動二輪車に備えられる灯火装置5にそれぞれ異なるアンサーバック動作をさせることでも同様に確実な操作入力ができ利便性を向上させることができる。なおアンサーバック動作を行う装置としては、ホーン等の音響装置を用いても良い。
【0033】
また、ロック装置6のロック状態を解除した後にエンジン始動を可能にすることにより、安全性を確保することができる。
【0034】
なお、ロック解除システム1は、前記アクセルグリップの回転動作に基づいて規定暗証番号を変更する暗証番号変更機能を備えてもよい。暗証番号を運転者が任意に設定可能となることで利便性を向上させることができる。なお、前記暗証番号変更機能においては、各桁が同じ数字からなる連続暗証番号への設定を無効とすることでロック解除システム1としての防犯性を向上させることができ好適である。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、自動二輪車の他、アクセルグリップを備えたハンドルバーを有する車両に広く適用可能であり、例えば、四輪バギー等のATV(All Terrain Vehicle)、水上バイク、スノーモービル等にも適用することができるものである。
【符号の説明】
【0036】
1 ロック解除システム
2 キースイッチ
3 アクセルポジションセンサモジュール
4 コントローラ(制御装置)
5 灯火装置(発光装置)
6 ロック装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のハンドルバーに配設され、回転動作によってアクセル操作を行うアクセルグリップと、このアクセルグリップの回転角度を検出して検出信号を出力するアクセルポジションセンサと、を備えるアクセルポジションセンサモジュールと、
車両を運転不能な状態にロックするロック装置と、
前記ロック装置のロック状態を解除する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記アクセルポジションセンサから出力される前記検出信号を入力可能であり、前記検出信号に基づいて前記アクセルグリップの回転動作が所定の認証条件を満たすと判断される場合に、前記ロック装置のロック状態を解除することを特徴とするロック解除システム。
【請求項2】
前記制御装置は、前記認証条件として少なくとも1桁以上の数からなる暗証番号を記憶する記憶メモリを備え、前記検出信号に基づいて算出される前記アクセルグリップの回転動作回数が前記暗証番号と一致する場合に、前記認証条件を満たすと判断することを特徴とする請求項1に記載のロック解除システム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記アクセルグリップの回転動作回数として、前記検出信号に基づいて前記アクセルグリップの往復回転動作回数を算出することを特徴とする請求項2に記載のロック解除システム。
【請求項4】
前記制御装置は、所定時間内の前記アクセルグリップの回転動作回数を複数回算出し、前記アクセルグリップの回転動作回数の各々が、前記暗証番号の対応する桁の数と一致する場合に、前記認証条件を満たすと判断することを特徴とする請求項2に記載のロック解除システム。
【請求項5】
前記制御装置は、前記アクセルグリップの回転動作回数を算出した後に前記車両に備えられる発光装置及び/あるいは音響装置にアンサーバック動作をさせることを特徴とする請求項2に記載のロック解除システム。
【請求項6】
前記制御装置は、前記アクセルグリップの回転動作が前記認証条件を満たすと判断された後と前記認証条件を満たさないと判断された後とで前記車両に備えられる発光装置及び/あるいは音響装置に異なるアンサーバック動作をさせることを特徴とする請求項1に記載のロック解除システム。
【請求項7】
前記制御装置は、前記アクセルグリップの回転動作に基づいて前記暗証番号を変更する暗証番号変更機能を備えてなることを特徴とする請求項2に記載のロック解除システム。
【請求項8】
前記制御装置は、前記ロック装置のロック状態を解除した後に、エンジンの始動が可能となることを特徴とする請求項1に記載のロック解除システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−1357(P2013−1357A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−137764(P2011−137764)
【出願日】平成23年6月21日(2011.6.21)
【出願人】(000231512)日本精機株式会社 (1,561)
【Fターム(参考)】