説明

ローソク立て掃除器

【課題】従来の方法でローソク立ての掃除をする場合、受皿部と芯の付根に垂れ蝋が固着し、専用の用具などを使用しても手間が掛かり、材質によっては傷を付ける恐れもあったが、本発明は、それら全ての問題を解決するためになされたものである。
【解決手段】中空部を有するグリップ部に、無数の硬質線材を束ねたブラシ部がブラシ固定部により、ブラシ先端が外側に突き出した形状で中空部に固定されたことを特徴とするローソク立て掃除器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はローソク立ての清掃及び掃除に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、仏壇などに使用する一般的なローソク立てに付着した焼残り芯や固着した蝋を清掃するためには、主に爪やヘラ又は楊子などで取除いていた。
なお、専用の器具なども考案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】 特開2006−331797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の方法でローソク立ての掃除をする場合、受皿部と芯の付根に垂れ蝋が固着し、専用の用具などを使用しても手間が掛かり、材質によっては傷を付ける恐れもあったが、本発明は、それら全ての問題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
掃除器本体となる外径15mm、長さ60mmのパイプの先端より25mmの深さまで直径0.2mm程度の無数の金属線をらせん状に整列させ、筆状にし、又、その逆側は回転の動作が容易な、手の中に納まるグリップを設ける。
以上の構成よりなるローソク立て掃除器。
【発明の効果】
【0006】
従来の方法としては剥し取るか、あるいは削り取っていたが、本発明はローソク立ての芯を先端の筆状部分に突き刺し、掃除器を回転させることにより、清掃と同時に研磨効果も得られ、お年寄りから子供まで誰が使用しても一定の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の正面図
【図2】 本発明の断面図
【図3】 本発明の使用手順を示す手順図 [図3−a]清掃する前の状態を示す図 [図3−b]回転させながら挿入する状態を示す図 [図3−c]挿入が完了して受け皿部を清掃している状態を示す図 [図3−d]回転させながら掃除器を抜き取り、清掃を終了する状態を示す図
【図4】 構造上の応用としてグリップ部に中空部を兼ね備えた図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施する形態を説明する。(図2参照)
パイプ状の中空部(3)の先端に、各々が不規則に屈曲した直径0.2mm程度の無数の金属線などの硬質の線材を螺旋状に整列させ、筆状に束ねたブラシ部(1)とし、
前記ブラシ部をブラシ固定部(2)により中空部3に固定する。
ブラシ部と中空部が重なり合う重合部を設ける。
この重合部はローソク立ての先端の長さ以上とする。
この重合部は使用時にブラシが横方向に広がることを防ぐ役割をなす。
中空部(3)のもう片方には、回転及び押し込みの操作が容易な、手の中に納まるグリップを設ける。
又、構造上の応用として、グリップ部に中空部を兼ね備えた構造にし、部品の点数を削減することも可能である。(図4参照)
【0009】
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは(図3参照)掃除器本体のグリップ部を握り、ローソク立ての先端部を筆状の中心部分に回転させながら挿入する(図3−b参照)。掃除器が受け皿部に到達したのを確認し、さらに数回回転させる(図3−c参照)。最後に掃除器を回転させながら抜き取る(図3−d参照)。
【符号の説明】
【0010】
(1)ブラシ部、 (2)ブラシ固定部、 (3)中空部、 (4)グリップ部、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
中空部を有するグリップ部に、無数の硬質線材を束ねたブラシ部がブラシ固定部により、ブラシ先端が外側に突き出した形状で中空部に固定されたことを特徴とするローソク立て掃除器。
【請求項2】
ブラシ部と中空部が重なり合う重合部を有することを特徴とする請求項1記載のローソク立て掃除器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−186133(P2012−186133A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−68779(P2011−68779)
【出願日】平成23年3月7日(2011.3.7)
【出願人】(511076701)
【Fターム(参考)】