説明

ローソク転倒防止カップ

【課題】 本発明は、ローソク立ての上部に、傾斜したカップを乗せてローソクの周囲に複数個の玉を設け、針棒に取り付けたローソクの傾きや転倒を防げるローソク転倒防止カップに関するものである。
【解決手段】 ローソク立て(1)の上部に、傾斜したカップを乗せてローソクの周囲に複数個の玉(5)を設け、針棒(2)に取り付けたローソク(3)の傾きや転倒を防げるローソク転倒防止カップで、カップ(4)に複数個の玉(5)、ハンドル(6)、底(7)、穴(8)、縁(9)を設けたことを、特徴とするローソク転倒防止カップである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ローソク立ての上部に、傾斜したカップを乗せてローソクの周囲に複数個の玉を設け、針棒に取り付けたローソクの傾きや転倒を防げるローソク転倒防止カップに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の使用方法は、ローソク立てと鉄棒だけの使用であった、この方法であればローソクの傾きや転倒を防ぐことはできなかった。
【特許文献1】 特開2005−108502号公報
【特許文献2】 特開2008−112579号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは次のような欠点があった。
(イ)鉄棒とローソク凹凸が密着していない。
(ロ)前日に、燃やしたローソクのカスが付着している。
(ハ)ローソクの差し込み口が欠けている場合がある。
(ニ)鉄棒にローソクがきちんと刺していない場合がある。
(イ)〜(ニ)のような条件が重なり、ローソクが傾いたり、転倒する場合があった。
よって、火災の可能性が高くなる。
本発明は、以上のような欠点をなくするためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ローソク立て(1)の上部に傾斜しているカップ(4)を乗せて、その傾斜しているカップ(4)の中に複数個の玉(5)を入れることによってローソク(3)を複数個の玉(5)が支えることにより傾きや転倒を防止することができる。
本発明は、以上の構成よりなるローソク転倒防止カップである。
【発明の効果】
【0005】
ローソク立て(1)の上部に傾斜しているカップ(4)を乗せて、その傾斜しているカップ(4)の中に複数個の玉(5)を入れることによってローソク(3)を複数個の玉(5)が支えることにより傾きや転倒を防止することができる。
複数個の玉(5)が互いにローソク(3)を支え合い、激しい振動や揺れにも耐えローソク(3)を支え続けることができる。
上記の効果により火災や地震に対して有効である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
ローソク立て(1)の上部に、傾斜したカップを乗せてローソクの周囲に複数個の玉(5)を設け、針棒(2)に取り付けたローソク(3)の傾きや転倒を防げるローソク転倒防止カップで、カップ(4)に複数個の玉(5)、ハンドル(6)、底(7)、穴(8)、縁(9)を設ける。
以上のように構成されたローソク転倒防止カップである。
本発明の使い方を説明する。
(イ)ローソク立て(1)の上にカップ(4)を乗せて、ローソク(3)を鉄棒(2)に 差し込む。
その後、複数個の玉(5)をカップ(4)に入れることによって複数個の玉(5) は、カップの傾斜にそって転がる力を利用したものである。
(ロ)この原理を応用することにより、ローソク(3)は複数個の玉(5)に支えられて 傾きや転倒を防止することができる。
(ハ)カップ(4)の底(7)に穴(8)は、ローソク(3)の差し込み口ですがローソ ク(3)と穴(8)の隙間はわずかしかなく、しかも複数個の玉(5)がローソク( 3)を上から押さえているので、穴(8)は地震による横揺れ縦揺れに対して有効で ある。
(ニ)本発明は、カップ(4)の底(7)凸とローソク立ての上部の凹を見さざめて使用 することによりカップ(4)が安定する。
【実地例】
【0007】
同じ形のローソク立てとローソクを2個用意して検証を行った。
一方は、従来のやり方、一方はローソク立て(1)の上に本発明したカップ(4)を乗せてローソクの周囲に複数個の玉(5)をカップ(4)の中に入れ揺れや振動を与え続けた。
従来のやり方では、揺れや振動を与え続けると、ローソク(3)は傾き、さらに振動を与えると、転倒寸前まで傾いた。
一方の本発明した、ローソク転倒防止カップは揺れや振動を与え続けて見ると、複数個の玉(5)が傾斜したカップ(4)にそって転がろうとする力が増してローソク(3)を支え続けた。
この実験に対して、ローソク転倒防止カップは地震に対しても有効であることを確認した。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】(a)は、上側から見た本発明の斜視図である。(b)は、下側から見た本発明の斜視図である。
【図2】(a)は、本発明の平面図である。(b)は、本発明の正面図である。(c)は、本発明の底面図である。
【図3】本発明の使用状態を示した説明図である。
【図4】本発明を装着状態を示した説明図である。
【図5】本発明に複数個の玉を入れた説明図である。
【図6】本発明の使用状態を示した説明図である。
【図7】従来の使用状態を示した説明図である。
【図8】従来の使用方法で傾いてしまった説明図である。
【図9】従来の使用方法で転倒してしまった説明図である。
【符号の説明】
【0009】
1 ローソク立て
2 鉄棒
3 ローソク
4 カップ
5 複数個の玉
6 ハンドル
7 底
8 穴
9 縁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローソク立て(1)の上部に、傾斜したカップを乗せてローソクの周囲に複数個の玉(5)を設け、針棒(2)に取り付けたローソク(3)の傾きや転倒を防げるローソク転倒防止カップで、カップ(4)に複数個の玉(5)、ハンドル(6)、底(7)、穴(8)、縁(9)を設けたことを、特徴とするローソク転倒防止カップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−192414(P2010−192414A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−58678(P2009−58678)
【出願日】平成21年2月17日(2009.2.17)
【出願人】(303022167)
【Fターム(参考)】