説明

ロータリ耕耘装置

【課題】作物や農地や肥料に適した効率のよい施肥と耕耘とを実行できるロータリ耕耘装置を提供すること。
【解決手段】トラクタの後部に装着されて地面をすき起こすように、多数の耕耘爪が回転軸に装着されて設けられた回転耕耘爪ユニット14を備えるロータリ耕耘装置であって、トラクタの走行に伴って、回転耕耘爪ユニット14の前方にある表土を掬い上げて回転耕耘爪ユニット14の上方を経て回転耕耘爪ユニット14の後方へ落下させるように案内する案内板31と、案内板31の上方に肥料を貯留させる肥料ホッパー21を設けて肥料ホッパー21から案内板31の下方であって回転耕耘爪ユニット14の前方へ延ばした肥料供給管22とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、トラクタの後部に装着されて地面をすき起こすように、多数の耕耘爪が回転軸に装着されて設けられた回転耕耘爪ユニットを備えるロータリ耕耘装置に関する。
【背景技術】
【0002】
施肥をしながら耕耘する際、根を深く張る作物のための施肥は、土壌の表面や地表から浅い部分(以下、「表土」という。)よりも作物が根を張る部分の土中に集中して行うことが効率的である。また、傾斜地など雨によって肥料が流出しやすい農地や石灰窒素のような風で舞い上がりやすい肥料も一定の深さの土中に施肥することが望まれる。
【0003】
施肥を土中の一定深度に行うための技術として、従来ロータリ耕耘装置の回転耕耘爪ユニットの後ろに施肥パイプを並列して配設する技術がある(特許文献1参照)。しかしながら、この場合、肥料を土中に十分攪拌できず、施肥装置の構成も複雑となる。
【0004】
また、回転耕耘爪ユニットの前のサブソイラの後部に導管を配置して肥料を散布する技術もある(例えば、特許文献2参照)。この場合はサブソイラの下端部から肥料が排出され土中の比較的深い位置に一旦施肥されるが、耕耘によって攪拌されて地表部付近にも施肥されてしまい効率が悪い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平1−296912号公報(第1頁)
【特許文献2】実開平6−38406号公報(第1頁)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
根を深く張る作物のために施肥を行いながら耕耘するときに用いるロータリ耕耘装置に関して解決しようとする問題点は、表土を除いた土中を対象とした施肥及び耕耘手段が提案されていないことである。
そこで本発明の目的は、作物や農地や肥料に適した効率のよい施肥と耕耘とを実行できるロータリ耕耘装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明にかかるロータリ耕耘装置の一形態によれば、トラクタの後部に装着されて地面をすき起こすように、多数の耕耘爪が回転軸に装着されて設けられた回転耕耘爪ユニットを備えるロータリ耕耘装置であって、前記トラクタの走行に伴って、前記回転耕耘爪ユニットの前方にある表土を掬い上げて該回転耕耘爪ユニットの上方を経て該回転耕耘爪ユニットの後方へ落下させるように案内する案内板と、該案内板の上方に肥料を貯留させる肥料ホッパーを設けて該肥料ホッパーから該案内板の下方であって前記回転耕耘爪ユニットの前方へ延ばした肥料供給管とを備える。
【0008】
また、本発明にかかるロータリ耕耘装置の一形態によれば、前記回転耕耘爪ユニット及び前記案内板の前方に配されて、前記回転耕耘爪ユニットに依るよりも浅く表土を耕耘すると共に、耕耘した土を前記案内板の上方を経て後方へ送るように作動する前方回転耕耘爪ユニットを備え、該前方回転耕耘爪ユニットによって耕耘された表土を掬うように前記案内板の先端部が、前記回転耕耘爪ユニットの前方へ延設されていることを特徴とすることができる。
【0009】
また、本発明にかかるロータリ耕耘装置の一形態によれば、前記案内板の先端部が、中央が尖った形状に設けられ、該先端部が表土へ食い込んで土を掬い上げるように前方へ延設されていることを特徴とすることができる。
【0010】
また、本発明にかかるロータリ耕耘装置の一形態によれば、前記案内板に載った土を前記回転耕耘爪ユニットの後方に送るように、複数の送り爪が回転軸に装着されて設けられた回転送り爪ユニットを備えることを特徴とすることができる。
【0011】
また、本発明にかかるロータリ耕耘装置の一形態によれば、前記案内板の下方に位置する前記肥料供給管を筒体として該筒体の内部にスクリューを備えることを特徴とすることができる。
【0012】
また、本発明にかかるロータリ耕耘装置の一形態によれば、前記回転耕耘爪ユニットが、高さ位置を調整できるように、上端部が軸着されて下端部が昇降可能に回動する回動アームの該下端部に回転自在に装着されていることを特徴とすることができる。
【0013】
また、本発明にかかるロータリ耕耘装置の一形態によれば、前記案内板は、前記回転耕耘爪ユニットの上方を覆い、前部に土を掬い上げる上り斜面部を有し、後部に土を後方へ落下させる下り斜面部を有することを特徴とすることができる。
【0014】
また、本発明にかかるロータリ耕耘装置の一形態によれば、前記案内板の両脇の縁部に、掬い上げた土の脱落を防止する直立ガイド部を設けたことを特徴とすることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明にかかるロータリ耕耘装置によれば、表土の下に、施肥して耕耘された肥料混合土を位置させることができるため、作物の生育や農地や肥料に適した施肥と耕耘を効率よく行うことができるという特別有利な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明にかかるロータリ耕耘装置の形態例を模式的に示す側面図である。
【図2】図1に示すロータリ耕耘装置の形態例の部分破断平面図である。
【図3】肥料供給管の形態例の内部構造を模式的に示す断面図である。
【図4】本発明にかかるロータリ耕耘装置の他の形態例を模式的に示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明にかかるロータリ耕耘装置の形態例を添付図面(図1乃至図3)に基づいて説明する。
図1に示すように、このロータリ耕耘装置は、トラクタ1の後部に装着され、主に耕耘部10、施肥部20及び表土案内部30とから構成されている。なお、図1において左右方向を前後といい、左方向を走行方向という。
【0018】
耕耘部10は、トラクタ1の動力をロータリ耕耘装置へ伝達するPTO軸とギヤケースとを内装したメインビーム11と、メインビーム11から走行方向に対し側方へ伸びた伝動軸を介しギヤやチェーンなどの動力伝達機構を収容する左右に一対の伝動ケースとしても設けられている回動アーム12と、その一対の回動アーム12の下部間に横架した回転軸13に多数の耕耘爪が固設されて設けられている回転耕耘爪ユニット14とを備えている。これらは従来のロータリ耕耘装置が備えているものである。
【0019】
施肥部20は、肥料を貯留する肥料ホッパー21と、回転耕耘爪ユニット14の前方へ肥料を供給する肥料供給管22と、肥料ホッパー21の肥料を肥料供給管22へ導く肥料誘導管23とを備え、肥料供給管22の内部には肥料を攪拌しながら移動させるスクリュー25を備えている。
【0020】
肥料ホッパー21は、既知のものであり、メインビーム11の上部や左右に設けられる支持フレーム(図示せず)に装着・固定されて設けられている。
【0021】
肥料供給管22は、図1乃至図3に示すように、筒体とし、後述する案内板31の右側部に垂下された肥料誘導管23に右端上部が連結される。肥料供給管22は、回転耕耘爪ユニット11の前方で回転軸13に沿って水平に配され案内板31の下方に固定されている。肥料供給管22は、図1及び図3に示すように、下部に肥料を落下させるための施肥孔24が一定間隔に形成され、それぞれの施肥孔24に肥料が万遍なく行き渡るようにスクリュー25を備えている。このスクリュー25は、メインビーム11から延びた伝動軸に連結されたベルト(図示せず)でプーリー26を介して回転し、肥料誘導管23との連結部付近に落下した肥料を肥料供給管22の奥へ移動させる。施肥孔24より落下した肥料はトラクタ1の走行に伴い回転耕耘爪ユニット14によって土中に攪拌され肥料混合土100が生成される。なお、肥料誘導管23は可撓性のある材料で構成することができる。
【0022】
本形態例の表土案内部30は、案内板31、複数の送り爪が回転軸33に装着されて設けられた回転送り爪ユニット32、及び直立ガイド部34を備えている。
【0023】
案内板31は、トラクタの走行に伴って、回転耕耘爪ユニット14の前方にある表土を掬い上げてその回転耕耘爪ユニット14の上方を経てその回転耕耘爪ユニット11の後方へ落下させるものである。案内板31は、図1及び図3に示すように、一対の伝動ケース(回動アーム12)の内側に配され、肥料供給管22と回転耕耘爪ユニット14を覆うように位置し、先端部31aが前方へ延設されている。案内板31は、前部に土を掬い上げる先端部31aと上り斜面部31bを有し、後部に土を後方へ落下させる下り斜面部31cを有している。案内板31は、可撓性のある鉄、アルミ等の金属や軽量プラスチック、FRP等で構成される。また、案内板31は、その下方に位置される肥料供給管22と一体的に構成することもできる。
【0024】
案内板31の先端部31aは、図2に示すように、表土へ食い込んで土を掬い上げることを容易にするため、く字状やU字状などのように中央が尖った形状に形成される。先端部31aには補強のため切刃31dを固定することができる。この切刃31dの形状は、先端部31aの形状に沿って、帯状や先端部31aに嵌めるカバー状にすることができる。先端部31aが表土を掬い上げる深さは、作物や表土の状況によって調整できるようにしてもよい。例えば、深さ調整機構を、メインビーム11と案内板31との間に配することもできる。
【0025】
回転軸33に複数の送り爪が装着されて設けられた回転送り爪ユニット32は、案内板31が掬い上げた表土を案内板31の上部に滞留させないで回転耕耘爪ユニット14の後方に送れるように設けられている。図1に示すように、回転送り爪ユニット32が案内板31の上面に接しない程度に、図示しない支持フレームなどによって回転軸33が回転自在に支持されて設置されている。この回転軸33は、スクリュー25と同様にベルトなどによって伝動軸の回転に連動されたり、スクリュー25のプーリー26に連動させて回転させたりすることができる。回転軸33の回転速度は、トラクタ1の走行速度と同程度でよい。なお、回転送り爪ユニット32の形状は、図1及び図2に示すように、回転軸33の軸方向に延びる帯板状の送り爪を複数固着した形態にすることで比較的簡易に構成できる。
表土を案内板31の上部に滞留させないことで、肥料混合土100の上を表土が切れ目なく覆うようにすることができる。また、掬い上げた表土が停滞しないことにより、トラクタ1の牽引に要する負担を増加させないようにすることができる。
【0026】
直立ガイド部34、34は、図1及び図2に示すように、案内板31の左右両脇の縁部に上り斜面部31bから下り斜面部31cへかけて掬い上げる表土の深さ程度或いはそれ以上の高さで連続して形成される。この直立ガイド部34によって案内板31の前端部31aで掬い上げた土が案内板31の左右方向へ脱落することを防止できる。
【0027】
これらの案内板31、回転送り爪ユニット32、及び直立ガイド部34、34を備えた表土案内部30の構成によって、トラクタ1の走行に伴って表土が掬い上げられ、回転耕耘爪ユニット14の後方へ送られる。これにより、表土に不必要な又は飛散しやすい肥料が与えられることなく、施肥されて耕耘された肥料混合土100を覆うことができるため効率のよい施肥が可能となる。
【0028】
次に、図1乃至図3に示した形態例に加えて、前記回転耕耘爪ユニットの前方に別の回転耕耘爪ユニット(以下、「前方回転耕耘爪ユニット」という)41を備えた形態例について図4に基づいて説明する。なお、以上に説明した構成と同等の構成には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0029】
前方回転耕耘爪ユニット41は、従来の回転耕耘爪ユニットと同様メインビーム11から伝動軸(図示せず)及び前方の伝導ケース42内の動力伝達機構を経て回転軸が回転することで土を耕耘する。この前方回転耕耘爪ユニット41は、回転耕耘爪ユニット14に依るよりも浅く表土を耕耘する。この前方回転耕耘爪ユニット41が表土を耕耘する深さは作物に応じて、高さ位置の調整機構を設けたり、耕耘爪の長さや大きさを変えたりすることで調整ができる。
【0030】
前方回転耕耘爪ユニット41によって巻き上げられた土は案内板31によって回転耕耘爪ユニット14の上部を通過して後方へ送られる。この案内板31の下に肥料供給管22が位置しているため、表土には不必要な又は飛散しやすい肥料が与えられることなく後方へ送られ、施肥されて回転耕耘爪ユニット14によって耕耘された肥料混合土100を覆うことができる。これによって十分耕耘された二層の土壌が作られる。
【0031】
また、本発明にかかる形態例においては、図4に示すように、回転耕耘爪ユニット14は、高さ位置を調整できるように、上端部が軸着されて下端部が昇降可能に回動する回動アーム12のその下端部に回転自在に装着されている。
【0032】
回転耕耘爪ユニット14の昇降手段としては、既知の手段を利用すればよい。例えば、図4に示すように、メインビーム11の後方へ突出して下方向へ傾斜させたビーム端部51に昇降ハンドル52を備えたネジ軸53を螺合させ、このネジ軸53の先端を回動アーム12の連結部54に回転可能に連結した構成とすることができる。これによれば、昇降ハンドル52の回転によってネジ軸53が後方上部又は前方下部へ移動することで回動アーム12を昇降できる。この昇降に伴って回動アーム12の先端部に装着されている回転耕耘爪ユニット14の高さ位置を調整できる。
【0033】
昇降ハンドル52によって回転耕耘爪ユニット14を下げた場合は深く耕耘することができるので肥料混合土100の層を厚くすることができる。また、前方回転耕耘爪ユニット41と回転耕耘爪ユニット14との高さを調整することにより、表土と肥料混合土100の各層の厚みを調整することができる。また、前方回転耕耘爪ユニット41と回転耕耘爪ユニット14の双方を下げれば、より深い位置の肥料混合土100を得ることができる。
【0034】
本実施形態の案内板31は、前方回転耕耘爪ユニット41によって耕耘された表土と施肥されて回転耕耘爪ユニット14によって耕耘された肥料混合土100とが混ざらないように先端部31aは前方回転耕耘爪ユニット41が回転する領域の下方部と略同じ高さに位置させている。なお、本実施形態の案内板31に、図1の形態例の切刃31dや直立ガイド部34を設け、図1の形態例の回転送り爪ユニット32を加えることで、表土を確実に掬い上げて肥料混合土100の上を覆うようにすることも勿論可能である。
【0035】
次に、本発明にかかるロータリ耕耘装置の応用例について説明する。
以上に説明した肥料ホッパー21や肥料供給管22に加えて、別のホッパーや肥料供給管を設け、案内板31の前方に肥料を供給できるようにしてもよい。これによれば、例えば耕耘された二層の土壌のうち、深い層には遅効性の肥料を供給し、浅い層には速効性の肥料を供給するなど、二層の土壌に対して同時に施肥できる。
また、肥料供給管22に施肥巾を調整できるように、複数の施肥孔24の一部を塞ぐように機能する施肥巾の調整機構を設けてもよい。これによれば、複数の施肥孔24のうち開いている部分の巾を作物の畝巾に合わせて調整でき、肥料を効率よく施肥できる。
さらに、本発明にかかるロータリ耕耘装置によれば、土壌消毒用の薬剤や蒸気を土中に供給又は投入する際にも、利用することができる。これによれば、例えば、土壌の深い層を消毒したい場合、浅い層に供給又は投入しない分だけ集中的に行うことができるため、土壌消毒を効率的に行うことができる。
【0036】
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
【符号の説明】
【0037】
1 トラクタ
10 耕耘部
11 メインビーム
12 回動アーム(伝動ケース)
13 回転軸
14 回転耕耘爪ユニット
20 施肥部
21 肥料ホッパー
22 肥料供給管
23 肥料誘導管
24 施肥孔
25 スクリュー
26 プーリー
30 表土案内部
31 案内板
31a 先端部
31b 上り斜面部
31c 下り斜面部
31d 切刃
32 回転送り爪ユニット
33 回転軸
34 直立ガイド部
41 前方回転耕耘爪ユニット
42 前方の伝動ケース
51 ビーム端部
52 昇降ハンドル
53 ネジ軸
54 連結部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラクタの後部に装着されて地面をすき起こすように、多数の耕耘爪が回転軸に装着されて設けられた回転耕耘爪ユニットを備えるロータリ耕耘装置であって、
前記トラクタの走行に伴って、前記回転耕耘爪ユニットの前方にある表土を掬い上げて該回転耕耘爪ユニットの上方を経て該回転耕耘爪ユニットの後方へ落下させるように案内する案内板と、
該案内板の上方に肥料を貯留させる肥料ホッパーを設けて該肥料ホッパーから該案内板の下方であって前記回転耕耘爪ユニットの前方へ延ばした肥料供給管とを備えることを特徴とするロータリ耕耘装置。
【請求項2】
前記回転耕耘爪ユニット及び前記案内板の前方に配されて、前記回転耕耘爪ユニットに依るよりも浅く表土を耕耘すると共に、耕耘した土を前記案内板の上方を経て後方へ送るように作動する前方回転耕耘爪ユニットを備え、
該前方回転耕耘爪ユニットによって耕耘された表土を掬うように前記案内板の先端部が、前記回転耕耘爪ユニットの前方へ延設されていることを特徴とする請求項1記載のロータリ耕耘装置。
【請求項3】
前記案内板の先端部が、中央が尖った形状に設けられ、該先端部が表土へ食い込んで土を掬い上げるように前方へ延設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロータリ耕耘装置。
【請求項4】
前記案内板に載った土を前記回転耕耘爪ユニットの後方に送るように、複数の送り爪が回転軸に装着されて設けられた回転送り爪ユニットを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロータリ耕耘装置。
【請求項5】
前記案内板の下方に位置する前記肥料供給管を筒体として該筒体の内部にスクリューを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のロータリ耕耘装置。
【請求項6】
前記回転耕耘爪ユニットが、高さ位置を調整できるように、上端部が軸着されて下端部が昇降可能に回動する回動アームの該下端部に回転自在に装着されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のロータリ耕耘装置。
【請求項7】
前記案内板は、前記回転耕耘爪ユニットの上方を覆い、前部に土を掬い上げる上り斜面部を有し、後部に土を後方へ落下させる下り斜面部を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のロータリ耕耘装置。
【請求項8】
前記案内板の両脇の縁部に、掬い上げた土の脱落を防止する直立ガイド部を設けたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のロータリ耕耘装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−55892(P2013−55892A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−194716(P2011−194716)
【出願日】平成23年9月7日(2011.9.7)
【出願人】(509307048)有限会社中沢製作所 (6)
【Fターム(参考)】