説明

ローミング機能を備えたカラオケシステム

【課題】 カラオケリモコン装置と無線アクセスポイントとの間で接続が途絶えた場合であっても、速やかに他の無線アクセスポイントとの間における接続の確立を可能とする。
【解決手段】 ネットワークにおいて同一のセグメントに接続された複数の無線アクセスポイント40に対して、同一のESSIDを設定するESSID設定手段40aと、当該ESSIDが設定された任意のカラオケリモコン装置22が無線通信を行っている任意の無線アクセスポイント40との接続が途絶えた場合に、同一のESSIDが付与された他の無線アクセスポイント40のいずれか1つにローミングを行うローミング手段22cとを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ローミング機能を備えたカラオケシステムに関するものであり、詳しくは、カラオケリモコン装置と通信可能な複数のアクセスポイントを備え、カラオケリモコン装置とアクセスポイントとの間の通信が途絶えた場合に、速やかに他のアクセスポイントにローミングすることが可能なカラオケシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在普及しているカラオケシステムは、無線通信機能を備えたカラオケリモコン装置を用いて選曲予約等、カラオケ演奏端末に対して種々の操作を行っている。また、一般的なカラオケボックス店では、複数の部屋にそれぞれカラオケ演奏端末が設置されており、各カラオケ演奏端末はルータを介してLAN接続されている。また、カラオケ演奏端末がLAN接続されたネットワークの同一セグメントには、複数のアクセスポイントがLAN接続されており、カラオケリモコン装置とアクセスポイントとの間でデータの送受信を行うことにより、当該カラオケリモコン装置と関連付けられたカラオケ演奏端末において、選曲予約等の操作を行うことができるようになっている。
【0003】
このように複数のアクセスポイントを備えたネットワークにおいては、無線通信の混信を避けるため、各アクセスポイントにESSID(Extended Service Set Identifier)を設定し、カラオケリモコン装置に対して、通信を許可するアクセスポイントと同一のESSIDを設定することにより、当該カラオケリモコン装置が当該通信を許可されたアクセスポイントと接続を行うことができるようにしている。
【0004】
従来、アクセスポイントと端末装置との間で適切な接続状態を確立するための技術が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された技術は、サーバとアクセスポイントの間で接続を確立するステップと、サーバとアクセスポイントの間に適切な接続が存在するかどうかを判断するために、所定の間隔でサーバに問い合わせるステップと、サーバとアクセスポイントの間に不適切な接続が存在すると判断したときに、アクセスポイントの接続オプションを再構成するステップとを含むことにより、アクセスポイントと端末装置との間で適切な接続状態を確立できるとした技術である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−184844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、カラオケリモコン装置とアクセスポイントとの間における接続が途絶えた場合には、カラオケリモコン装置にインストールされた通信アプリケーションにより、再度アクセスポイントとの接続を試みなければならない。この通信アプリケーションによる再接続処理は、複数の接続確立ステップが必要であり、再接続までに時間を要するという問題がある。
【0007】
すなわち、カラオケリモコン装置とアクセスポイントとの間における接続が途絶えてしまうと、当該カラオケリモコン装置を用いた選曲予約等の操作を行うことができず、カラオケユーザに迷惑をかけることになる。そこで、カラオケリモコン装置とアクセスポイントとの間における接続が途絶えた場合に、速やかにアクセスポイントとの接続を回復させることが可能な技術の開発が望まれていた。
【0008】
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、カラオケリモコン装置とアクセスポイントとの間で接続が途絶えた場合であっても、速やかに他のアクセスポイントとの間における接続を確立することが可能なローミング機能を備えたカラオケシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のローミング機能を備えたカラオケシステムは、上述した目的を達成するため提案されたもので、以下の特徴点を有している。すなわち、本発明のローミング機能を備えたカラオケシステムは、ネットワークにおいて同一のセグメントに接続された複数の無線アクセスポイントと、少なくとも1つ以上のカラオケ演奏端末とを備え、無線通信機能を備えたカラオケリモコン装置が、無線アクセスポイントのいずれか1つとの間で無線通信を行うことにより、当該カラオケリモコン装置と関連付けられたカラオケ演奏端末において選曲予約等の操作を行うことが可能なカラオケシステムであって、ESSID設定手段と、ローミング手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
ESSID設定手段は、複数の無線アクセスポイントに対して、同一のESSIDを設定するための手段である。ローミング手段は、ESSIDが設定された任意のカラオケリモコン装置が無線通信を行っている任意の無線アクセスポイントとの接続が途絶えた場合に、同一のESSIDが付与された他の無線アクセスポイントのいずれか1つにローミングを行うための手段である。
【0011】
また、上述した構成において、ESSID設定手段は、ネットワークにおいてDHCP機能により付与されるIPアドレスに基づいてESSIDを自動生成することが可能である。
【発明の効果】
【0012】
本発明のローミング機能を備えたカラオケシステムによれば、同一のネットワークに接続された複数の無線アクセスポイントに対して同一のESSIDを設定するため、当該ESSIDが設定された任意のカラオケリモコン装置が無線通信を行っている任意の無線アクセスポイントとの接続が途絶えた場合であっても、直ちに、同一のESSIDが付与された他の無線アクセスポイントのいずれか1つに再接続することができる。
【0013】
したがって、カラオケリモコン装置とアクセスポイントとの間における接続が途絶えた場合であっても、速やかにアクセスポイントとの接続が回復されるので、カラオケリモコン装置を用いた選曲予約等の操作を行うことができない期間を最小限に抑えることができ、カラオケユーザに焦燥感や不快感を与えることない。
【0014】
また、DHCP機能により付与されるIPアドレスに基づいてESSIDを自動生成する構成とした場合には、人手によりESSIDを生成して設定する手間を省くことができ、ESSIDの生成及び設定作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係るローミング機能を備えたカラオケシステムの概要を示す機能説明図。
【図2】本発明の実施形態に係るローミング機能を備えたカラオケシステムを適用するカラオケ演奏端末の構成を示すブロック図。
【図3】ESSIDの設定処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して、本発明のローミング機能を備えたカラオケシステムの実施形態について説明する。図1〜図3は本発明の実施形態に係るローミング機能を備えたカラオケシステムを示すもので、図1はローミング機能を備えたカラオケシステムの機能説明図、図2はローミング機能を備えたカラオケシステムを適用するカラオケ演奏端末のブロック図、図3はESSIDの設定処理を示すフローチャートである。
【0017】
<ローミング機能を備えたカラオケシステムの概要>
本発明の実施形態に係るローミング機能を備えたカラオケシステム10は、図1に示すように、ネットワークにおいて同一のセグメントに接続された複数の無線アクセスポイント40と、少なくとも1つ以上のカラオケ演奏端末20とを備えている。そして、無線通信機能を備えたカラオケリモコン装置22が、無線アクセスポイント40のいずれか1つとの間で無線通信を行うことにより、当該カラオケリモコン装置22と関連付けられたカラオケ演奏端末20において選曲予約等の操作を行うことが可能なカラオケシステム10である。
【0018】
このカラオケシステム10は、カラオケリモコン装置22と無線アクセスポイント40との間で接続が途絶えた場合であっても、速やかに他の無線アクセスポイント40との間における接続を確立するため、ESSID設定手段40aと、ローミング手段22cとを備えている。ESSID設定手段40aは、各無線アクセスポイント40に設置された機能手段であり、ローミング手段22cは、カラオケリモコン装置22に設置された機能手段である。
【0019】
<無線アクセスポイント>
カラオケ演奏端末20とルータ30を介して接続されたネットワークにおける同一のセグメントには、複数の無線アクセスポイント40が接続されている。そして、各無線アクセスポイント40は、ESSID設定手段40aの機能により同一のESSIDが設定される。
【0020】
<ESSID設定手段>
ESSID設定手段40aは、ネットワークにおいて同一のセグメントに接続された複数の無線アクセスポイント40に対して、同一のESSIDを設定するための電子機器及びプログラムからなる。すなわち、ESSID設定手段40aは、所定のアルゴリズムに従ってESSIDを自動生成し、生成した同一のESSIDを同一のセグメントに接続された各無線アクセスポイント40に対して設定する。なお、当該セグメントに接続されたカラオケ演奏端末20で使用するカラオケリモコン装置22に対しては、サービス作業員やカラオケ店員により、ESSID設定手段40aにより自動設定されたESSIDと同一のESSIDが設定される。
【0021】
ESSIDは、当該ネットワークにおいてルータ30が備えるDHCPサーバ30aの機能により付与されるIPアドレスに基づいて自動生成することができる。具体的には、図3に示すように、各無線アクセスポイント40において電源が投入されると(S1)、DHCPサーバ30aよりIPアドレスを取得する(S2)。IPアドレスが取得できると(S3)、取得したIPアドレスを用いて所定のアルゴリズムによりESSIDを生成して、生成したESSIDを設定する(S4)。
【0022】
ESSIDの生成及び設定が終了すると、当該無線アクセスポイント40の無線インターフェースを、設定したESSIDで起動する(S5)。これにより、各無線アクセスポイント40において同一のESSIDを設定することができる。
【0023】
<カラオケ演奏端末>
以下、本発明の実施形態に係るローミング機能を備えたカラオケシステム10を適用したカラオケ演奏端末20について説明する。本発明の実施形態に係るカラオケ演奏端末20は、図2に示すように、カラオケ本体21、カラオケリモコン装置22、スピーカ23、マイクロホン24、表示装置25、ミキシングアンプ26を備えている。このカラオケ演奏端末20は、ルータ30を介して、複数の無線アクセスポイント40と接続されている。なお、LAN接続されたネットワーク上には、他のカラオケ演奏端末20が存在していてもよい。
【0024】
<カラオケリモコン装置>
カラオケリモコン装置22は、ユーザインタフェース機能を備えており、ネットワークにおける同一のセグメントに接続された複数の無線アクセスポイント40のいずれか1つと無線通信を行うことにより、当該カラオケリモコン装置22と関連付けられたカラオケ演奏端末20において、選曲予約等の操作を行うための装置である。このカラオケリモコン装置22は、楽曲検索手段22aとして機能するプログラム、楽曲索引データベース22b、ローミング手段22cとして機能する電子回路及びプログラム、データの送受信を行うための電子回路及びプログラム、フラッシュメモリ等からなる記憶手段(図示せず)を備えている。このカラオケリモコン装置22に付帯するスイッチ類や、入出力表示部に表示される各種のアイコン等を操作することにより、選曲操作等が行われる。
【0025】
<楽曲検索手段/楽曲索引データベース>
楽曲検索手段22aは、利用者の指示に基づき、楽曲索引データベース22bを参照して楽曲を検索するためのプログラムからなる。楽曲索引データベース22bは、カラオケ演奏端末20で演奏に供されるカラオケ楽曲について、その属性情報を記述したデータベースであり、例えば、楽曲番号・曲名・歌手名・歌い出し部分の歌詞・流行時期・音楽ジャンル区分・デュエット曲か否かなど、種々の属性情報がこれに含まれている。
【0026】
<ローミング手段>
ローミング手段22cは、任意のカラオケリモコン装置22が無線通信を行っている任意の無線アクセスポイント40との接続が途絶えた場合に、同一のESSIDが付与された他の無線アクセスポイント40のいずれか1つにローミングを行うための電子回路及びプログラムからなる。例えば、図1に示すように、カラオケリモコン装置22が無線アクセスポイント40との間で無線通信を行っていたが、何らかの原因で接続が途絶えると、今まで接続を行っていた無線アクセスポイント40に代えて、同一のESSIDが付与された他の無線アクセスポイント40の中から、電波強度が最も強い無線アクセスポイント40との接続を確立させる。これにより、通信アプリケーションにより、今まで接続を行っていた同一の無線アクセスポイント40との再接続を試みるよりも時間をかけずに、他の無線アクセスポイント40との接続が確立するので(ローミングを行うことができるので)、カラオケリモコン装置22を用いた選曲予約等の操作を行うことができない期間を最小限に抑えることができる。
【0027】
上述したように、カラオケ演奏端末20で使用するカラオケリモコン装置22に対しては、サービス作業員やカラオケ店員により、ESSID設定手段40aにより自動設定されたESSIDと同一のESSIDを設定する。これにより、当該カラオケリモコン装置22に関連付けられたカラオケ演奏端末20と、ネットワークにおいて同一のセグメントに接続された複数の無線アクセスポイント40とを用いて選曲予約等の操作を行うことが可能となる。
【0028】
<マイクロホン>
マイクロホン24は、歌唱音声の入力を行うための装置であり、マイクロホン24から入力された歌唱音声信号はミキシングアンプ26に入力され、音楽再生制御手段37から送出される演奏音声信号とミキシングされると共に増幅されてスピーカ23へ出力される。
【0029】
<表示装置>
表示装置25は、カラオケ楽曲に関連した背景映像や歌詞テロップ等を表示するための装置で、例えば、液晶ディスプレイ等により構成される。
【0030】
<カラオケ本体>
カラオケ本体21は、ネットワーク送受信手段31、中央制御手段32、ROM33、RAM34、HDD35、予約管理手段36、音楽再生制御手段37、映像再生制御手段38を備えている。また、カラオケ本体21は、ルータ30を介して、複数の無線アクセスポイント40とLAN接続されている。
【0031】
<ネットワーク送受信手段>
ネットワーク送受信手段31は、カラオケ本体21とルータ30との間で、データの送受信を行うための電子回路及びプログラムからなる。
【0032】
<中央制御手段>
中央制御手段32は、カラオケ本体21を総合的に制御するための手段であり、例えばCPU及びその周辺機器により構成されており、CPU等がROM33等に記憶されたプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。
【0033】
<ROM/RAM>
ROM33は、カラオケ本体21を構成する各機器を制御するためのプログラムデータや数値データを記憶するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、RAM34は、プログラムや各種データを一時的に記憶する一時記憶領域として機能するもので、例えば半導体メモリ等で構成される。なお、物理的な半導体メモリによりRAM34を構成するのではなく、ハードディスク記憶装置等を用いて仮想的なRAM34を構成してもよい。本実施形態では、RAM34に、予約待ち行列34aが記憶されるようになっている。
【0034】
<予約待ち行列>
予約待ち行列34aは、選曲予約されたカラオケ楽曲について、演奏順に、楽曲IDを並べたデータテーブルである。なお、予約待ち行列34aは、少なくとも演奏順に並べた楽曲IDを構成データとしていればよいが、選曲予約者の利用者ID等を含んでいてもよい。
【0035】
<HDD>
HDD35は、大容量記憶装置として機能するもので、楽曲データベース35a、映像データベース35bが格納されている。なお、HDD35に替えて、あるいはHDD35と共に、データを書き替え可能なDVD等の大容量記憶装置を用いてもよい。
【0036】
<楽曲データベース/映像データベース>
楽曲データベース35aは、演奏制御データ(例えば、MIDI規格のデータ)及び歌詞描出データが同期されて構成される楽曲データについて、楽曲IDと対応付けてそれぞれ構成されたデータベースである。演奏制御データは、各楽曲の演奏を制御するためのデジタルデータであり、歌詞描出データは演奏に同期した歌詞文字の表示タイミングデータ及び色変わりデータを含んでいる。映像データベース35bは、演奏されるカラオケ楽曲に対応した背景映像を、当該カラオケ楽曲の楽曲IDに対応させた映像ファイルとして所定数格納したデータである。
【0037】
<予約管理手段>
予約管理手段36は、利用者により楽曲検索手段22aの機能を用いて選曲された楽曲IDを演奏順に並べて予約待ち行列34aを生成し、この予約待ち行列34aをRAM34に格納して管理するためのプログラムからなる。
【0038】
<音楽再生制御手段>
音楽再生制御手段37は、楽曲IDに基づいて楽曲データベース35aから取得された演奏制御データに基づいて、音源データをデジタル再生すると共にアナログ変換してミキシングアンプ26に出力するための電子回路である。上述したように、ミキシングアンプ26は、マイクロホン24から入力された歌唱者の歌唱音声信号と、音楽再生制御手段37から送出される演奏音声信号とをミキシングすると共に、アンプ機能により増幅してスピーカ23より出力させるための装置である。
【0039】
<映像再生制御手段>
映像再生制御手段38は、カラオケ楽曲の演奏中に、映像データベース35bから取得した背景映像データと、楽曲データベース35aに含まれる歌詞描出データ(テロップデータ)とを、当該カラオケ楽曲の演奏データに同期させて表示装置25に出力するためのプログラムからなる。
【0040】
<他の実施形態>
本発明のローミング機能を備えたカラオケシステム10を適用したカラオケ演奏端末20及びその周辺装置を構成する機器や手段は上述したものに限定されず、その利用目的に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。
【0041】
さらに、各カラオケ店に設置されたカラオケ演奏装置20と、管理サーバや楽曲配信サーバとを、ネットワークを介して接続することにより、利用者情報等を一元管理することができ、また、新曲や各種の情報をいち早く配信することができる。
【符号の説明】
【0042】
10 カラオケシステム
20 カラオケ演奏端末
21 カラオケ本体
22 カラオケリモコン装置
22a 楽曲検索手段
22b 楽曲索引データベース
22c ローミング手段
23 スピーカ
24 マイクロホン
25 表示装置
26 ミキシングアンプ
30 ルータ
30a DHCPサーバ
31 ネットワーク送受信手段
32 中央制御手段
33 ROM
34 RAM
34a 予約待ち行列
35 HDD
35a 楽曲データベース
35b 映像データベース
36 予約管理手段
37 音楽再生制御手段
38 映像再生制御手段
40 無線アクセスポイント
40a ESSID設定手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークにおいて同一のセグメントに接続された複数の無線アクセスポイントと、少なくとも1つ以上のカラオケ演奏端末とを備え、無線通信機能を備えたカラオケリモコン装置が、前記無線アクセスポイントのいずれか1つとの間で無線通信を行うことにより、当該カラオケリモコン装置と関連付けられたカラオケ演奏端末において選曲予約等の操作を行うことが可能なカラオケシステムであって、
前記複数の無線アクセスポイントに対して、同一のESSIDを設定するESSID設定手段と、
前記ESSIDが設定された任意のカラオケリモコン装置が無線通信を行っている任意の無線アクセスポイントとの接続が途絶えた場合に、前記同一のESSIDが付与された他の無線アクセスポイントのいずれか1つにローミングを行うローミング手段と、
を備えたことを特徴とするローミング機能を備えたカラオケシステム。
【請求項2】
前記ESSID設定手段は、前記ネットワークにおいてDHCP機能により付与されるIPアドレスに基づいて前記ESSIDを自動生成することを特徴とする請求項1に記載のローミング機能を備えたカラオケシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−106148(P2013−106148A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−247952(P2011−247952)
【出願日】平成23年11月11日(2011.11.11)
【出願人】(390004710)株式会社第一興商 (537)
【Fターム(参考)】