説明

ローラ装置

【課題】ブレーキ体を容易に交換できるローラ装置を提供する。
【解決手段】ローラ装置4は、コンベヤフレーム2に軸方向両端部を脱着可能に取り付けた支軸体5と、支軸体5に対して回転可能でかつその軸方向に移動可能なローラ体6とを備える。コンベヤフレーム2とローラ体6の軸方向端部とにて、支軸体5に対して回転不能なブレーキ体41を挟持する。ローラ体6を弾性体42で付勢してローラ体6の軸方向端部をブレーキ体41に圧接させる。ローラ体6の軸方向端部とブレーキ体41との圧接力は調整手段43にて調整可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブレーキ体を容易に交換できるローラ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば下記の特許文献1に記載されたローラ装置が知られている。
【0003】
この従来のローラ装置は、コンベヤフレームに軸方向両端部が取り付けられる支軸体と、支軸体にてベアリングを介して回転可能に支持されたローラ体と、ローラ体内に配設され支軸体に対して回転不能なブレーキシュ等のブレーキ体と、ローラ体内に配設されブレーキ体をローラ体の当て板に圧接させる弾性体と、ブレーキ体と当て板との圧接力を調整する調整手段とを備えている。
【特許文献1】実開平5−68931号公報(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のローラ装置では、ブレーキ体がローラ体内に配設されているため、例えば磨耗等によりブレーキ体の交換が必要となった場合にその交換作業が困難である。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ブレーキ体を容易に交換できるローラ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載のローラ装置は、コンベヤフレームに軸方向両端部が脱着可能に取り付けられる支軸体と、この支軸体にて支持され、前記支軸体に対して回転可能でかつその支軸体の軸方向に移動可能なローラ体と、前記コンベヤフレームと前記ローラ体の軸方向端部とにて挟持され、前記支軸体に対して回転不能なブレーキ体と、前記ローラ体の軸方向端部を前記ブレーキ体に圧接させる弾性体と、前記ローラ体の軸方向端部と前記ブレーキ体との圧接力を調整する調整手段とを備えるものである。
【0007】
請求項2記載のローラ装置は、請求項1記載のローラ装置において、ブレーキ体は、支軸体が挿通された挿通孔を有し、コンベヤフレームとローラ体の軸方向端部とにて挟持された略円板状の本体部と、この本体部に設けられ、前記コンベヤフレームとの係合により前記本体部が前記支軸体に対して回転するのを規制する回転規制部とを有するものである。
【0008】
請求項3記載のローラ装置は、請求項1または2記載のローラ装置において、調整手段は、支軸体が挿通された挿通孔を有し、外周面にねじ溝が形成され、弾性体に当接する略円筒状のねじ部材と、このねじ部材の前記ねじ溝に螺合され、コンベヤフレームに当接する調整用ナット部材とを有するものである。
【0009】
請求項4記載のローラ装置は、請求項1ないし3のいずれか一記載のローラ装置において、ローラ体は、ブレーキ体の外周部を覆う覆い部を有するものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る発明によれば、ブレーキ体がコンベヤフレームとローラ体の軸方向端部とにて挟持された構成であるため、ブレーキ体の交換が必要となった際に、ブレーキ体を容易に交換できる。
【0011】
請求項2に係る発明によれば、ブレーキ体は、支軸体が挿通された挿通孔を有しコンベヤフレームとローラ体の軸方向端部とにて挟持された略円板状の本体部と、この本体部に設けられコンベヤフレームとの係合により本体部が支軸体に対して回転するのを規制する回転規制部とを有するため、ブレーキ体によってローラ体の回転速度を適切に低下させることができる。
【0012】
請求項3に係る発明によれば、ねじ部材のねじ溝に螺合された調整用ナット部材を操作することにより、ローラ体の軸方向端部とブレーキ体との圧接力を適切に調整できる。
【0013】
請求項4に係る発明によれば、ローラ体はブレーキ体の外周部を覆う覆い部を有するため、ブレーキ体とローラ体との間に異物が入り込むことを適切に防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明のローラ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図8において、1は物品Wを搬送する搬送コンベヤで、この搬送コンベヤ1は、水平状の第1コンベヤ部1aと、この第1コンベヤ部1aに連結された傾斜状の第2コンベヤ部1bと、この第2コンベヤ部1bに連結された水平状の第3コンベヤ部1cとを具備している。
【0016】
そして、各コンベヤ部1a,1b,1cは、コンベヤフレーム2と、このコンベヤフレーム2に脱着可能に取り付けられた通常のフリーローラ3およびブレーキ付フリーローラ(ローラ装置)4とを備え、このブレーキ付フリーローラ4のブレーキ作用により物品Wの移動速度が一定になるように制御される。なお、第1コンベヤ部1aは、搬送始端側に無端状の搬送ベルト8を備えている。
【0017】
ローラ装置であるブレーキ付フリーローラ4は、図1ないし図4に示すように、コンベヤフレーム2に軸方向両端部が脱着可能に取り付けられた支軸体5と、この支軸体5にて2つの軸受である環状のベアリング7を介して支持され支軸体5に対してこの支軸体5を中心としてこの支軸体5の周方向に回転可能でかつ支軸体5に対してこの支軸体5の軸方向に移動可能で物品Wを搬送方向に搬送する略円筒状のキャリアローラ部であるローラ体6とを備えている。
【0018】
コンベヤフレーム2は、互いに離間対向する1対のフレーム部11を有し、各フレーム部11は脚部12にて支持され、互いに離間対向する脚部同士が連結杆部(図示せず)にて連結されている。フレーム部11は、搬送方向に長手状で断面略コ字状のもので、互いに離間対向する水平状の上下板13,14を有し、上板13の内端部と下板14の内端部とが鉛直状の連結板15にて連結されている。フレーム部11の上部内側、すなわち例えば連結板15の上側および上板13の内端側には、支軸体5の軸方向端部が脱着可能に嵌合された支軸体受部である凹部16が形成されている。
【0019】
支軸体5は、水平方向長手状で断面略円形状の支軸本体部21と、この支軸本体部21の軸方向両端に一体に設けられ2つの平坦面23を有する断面略小判状のフレーム取付部22とを有している。そして、支軸体5の軸方向一端部(図1では左端部)を構成する一方のフレーム取付部22が一方のフレーム部11の凹部16に脱着可能に嵌合され、支軸体5の軸方向他端部(図2では右端部)を構成する他方のフレーム取付部22が他方のフレーム部11の凹部16に脱着可能に嵌合されている。
【0020】
なお、一方のフレーム取付部22の軸方向長さ寸法は他方のフレーム取付部22の軸方向長さ寸法より短く、一方のフレーム取付部22にはピン挿通用孔24が形成され、このピン挿通用孔24に割ピン(図示せず)が挿通装着されている。
【0021】
ベアリング7は、支軸体5の軸方向端部の近傍位置で支軸本体部21の外周面に嵌合された内円筒部材26と、この内円筒部材26に対して回転可能な外円筒部材27と、内円筒部材26および外円筒部材27間に配設された球状の複数個のボール部材28とを有している。内円筒部材26は、支軸体5に対してこの支軸体5の軸方向に移動可能である。そして、ローラ体6の軸方向一端部(図1では左端部)が一方のベアリング7の外円筒部材27に嵌合固定され、ローラ体6の軸方向他端部(図1では右端部)が他方のベアリング7の外円筒部材27に嵌合固定されており、ローラ体6は外円筒部材27と一体となって支軸体5に対して回転する。
【0022】
ローラ体6は、水平方向長手状で両端面開口状の略円筒状をなす筒状部材であるローラ本体部材31と、このローラ本体部材31の軸方向両端部の内周面に嵌合固定された端面部材32とを有している。端面部材32は、円筒状部33と円板部34とを有し、円筒状部33がベアリング7の外円筒部材27の外周面に嵌合固定されている。円板部34には挿通孔35が形成され、この挿通孔35に支軸体5が挿通されている。そして、この円板部34にてローラ体6の軸方向端面が構成されている。なお、ローラ体6の軸方向一端面がブレーキ接触面6aとなっている。
【0023】
また、ブレーキ付フリーローラ4は、コンベヤフレーム2の一方のフレーム部11の連結板15の内面つまり一方のフレーム部11の対向面とローラ体6の軸方向一端面であるブレーキ接触面6aとにて直接挟持され、支軸体5に対して回転不能で、ローラ体6の回転速度を低下させる略板状のブレーキシュ等のブレーキ体41を備えており、このブレーキ体41は支軸体5の軸方向一端部近傍の外周側に配置されている。
【0024】
また、ブレーキ付フリーローラ4は、コンベヤフレーム2の他方のフレーム部11の連結板15の内面つまり他方のフレーム部11の対向面とローラ体6の軸方向他端部側との間に配設されローラ体6の軸方向他端部を他方のベアリング7を介して付勢してローラ体6のブレーキ接触面6aをブレーキ体41に圧接させる略円筒状の弾性体42と、ローラ体6のブレーキ接触面6aとブレーキ体41との圧接力(ローラ体6の回転抵抗)を調整する調整手段43とを備えている。これら弾性体42および調整手段43は支軸体5の軸方向他端部近傍の外周側に配置されている。
【0025】
ブレーキ体41は、例えばMCナイロン等の合成樹脂からなる略円板状の摩擦板にて構成されている。ブレーキ体41は、支軸体5が中心部に嵌合挿通され一方のフレーム部11の対向面とローラ体6のブレーキ接触面6aとにて直接挟持された略円板状の本体部46と、この本体部46に一方のフレーム部11側に向って突出状に一体に設けられ一方のフレーム部11の上面との係合により本体部46が支軸体5に対して回転するのを規制する略弓形板状の回転規制部47とを有している。回転規制部47は、一方のフレーム部11の上面と当接係合する係合面48を下面に有している。また、図5に示されるように、本体部46の中心部には、例えば支軸体5の支軸本体部21が嵌合挿通される略円形状の挿通孔49が形成されている。
【0026】
なお、本体部46のうちローラ体6と対向する側の面にてローラ接触面41aが構成されており、ローラ体6のブレーキ接触面6aはそのローラ接触面41aに対して弾性体42の弾性に基づく所望の圧接力で接触した状態で回転する。略円板状のブレーキ体41の外径寸法は、例えばローラ体6の軸方向一端部の外径寸法と略同じである。
【0027】
弾性体42は、例えば略円筒状の圧縮コイルばねにて構成されている。そして、弾性体42の内周側に支軸体5が挿通され、弾性体42の軸方向一端部が他方のベアリング7の内円筒部材26の端面に直接当接し、弾性体42の軸方向他端部が調整手段43に直接当接している。すなわち弾性体42は、圧縮された状態で他方のベアリング7と調整手段43との間に配設され、他方のベアリング7を介してローラ体6を付勢してローラ体6のブレーキ接触面6aをブレーキ体41に押し付けている。
【0028】
調整手段43は、支軸体5が中心部に嵌合挿通され外周面にねじ溝50が形成され弾性体42の軸方向他端部に当接する略円筒状のねじ部材51と、このねじ部材51のねじ溝50に螺合されコンベヤフレーム2の他方のフレーム部11の対向面に当接する回転操作可能な調整用ナット部材52とを有している。ねじ部材51は、調整用ナット部材52と一体となって支軸体5に対してこの支軸体5の軸方向に移動可能である。
【0029】
ねじ部材51は、例えばPOM等の合成樹脂からなる小判孔付ねじプラグにて構成されている。図6に示されるように、ねじ部材51の中心部には、例えば支軸体5の他方のフレーム取付部22が嵌合挿通される略小判状の挿通孔53が形成されている。
【0030】
また、調整用ナット部材52は、例えばPOM等の合成樹脂からなるばね調整ナットにて構成されている。調整用ナット部材52は、円筒状部55と、外形略6角形状の角筒状部56とを有している。円筒状部55の内周面にはねじ溝57が形成され、この円筒状部55のねじ溝57がねじ部材51のねじ溝50に螺合している。角筒状部56には複数、例えば6つの溝58が形成されている。
【0031】
そして、例えばスパナ等を用いて調整用ナット部材52をねじ部材51に対して回転操作すると、調整手段43の支軸体5の軸方向に沿った長さ寸法Aが変更し、この変更に伴って弾性体42が伸縮し、ローラ体6のブレーキ接触面6aとブレーキ体41のローラ接触面41aとの圧接力が変わる。
【0032】
すなわち例えば図1に示す状態から、調整用ナット部材52を一方向に回転操作して調整手段43の長さ寸法Aを短くすると、弾性体42が伸び、ローラ体6のブレーキ接触面6aとブレーキ体41のローラ接触面41aとの圧接力が弱まり、その結果、ローラ体6は、図1に示す状態に比べて回転し易くなる。逆に、調整用ナット部材52を他方向に回転操作して調整手段43の長さ寸法Aを長くすれば、弾性体42が縮み、ローラ体6のブレーキ接触面6aとブレーキ体41のローラ接触面41aとの圧接力が強まる。なお、マイナスドライバ等の先端部を調整用ナット部材52の溝58に嵌合して調整用ナット部材52をねじ部材51に対して回転操作することも可能である。
【0033】
次に、上記一実施の形態の作用等を説明する。
【0034】
物品Wは、搬送コンベヤ1による搬送途中で、ブレーキ付フリーローラ4に接触すると、その移動速度が遅くなる。
【0035】
すなわち、ブレーキ付フリーローラ4のローラ体6上に物品Wが乗ると、ローラ体6は物品Wから受ける力で回転するが、ローラ体6のブレーキ接触面6aがブレーキ体41のローラ接触面41aに圧接しているため、両接触面6a,41a間の摩擦によりブレーキ体41がローラ体6に対して回転抵抗となり、ローラ体6の回転を妨げる。その結果、ローラ体6の回転速度が低下し、ローラ体6上の物品Wの移動速度が遅くなる。
【0036】
このため、物品Wが勢いよく流れてきたとしても、ブレーキ付フリーローラ4のブレーキ作用により物品Wの移動速度が制御され、物品Wの理想的な搬送が可能であり、また、調整手段43の操作によりローラ体6とブレーキ体41との圧接力をすることで、物品Wごとの速度調整が可能である。
【0037】
また例えば磨耗等によりブレーキ体41の交換が必要となった場合には、支軸体5のフレーム取付部22をコンベヤフレーム2のフレーム部11の凹部16から抜き出すことにより支軸体5をコンベヤフレーム2から取り外した後、支軸体5から古いブレーキ体41を外し、新しいブレーキ体41を支軸体5に装着する。
【0038】
そして、このようなブレーキ付フリーローラ4によれば、ブレーキ体41の交換が必要となった際にブレーキ体41を容易に交換できるとともに、弾性体42、ねじ部材51および調整用ナット部材52も容易に交換でき、しかも、部品点数が少なく構造がシンプルなため、組立て作業も容易である。
【0039】
また、ブレーキ体41は、支軸体5が挿通された挿通孔49を有しコンベヤフレーム2とローラ体6の軸方向端部とにて挟持された略円板状の本体部46と、この本体部46に設けられコンベヤフレーム2との係合により本体部46が支軸体5に対して回転するのを規制する回転規制部47とを有するため、ブレーキ体41によってローラ体6の回転速度を適切に低下させることができる。
【0040】
さらに、調整手段43のねじ部材51のねじ溝50に螺合した調整用ナット部材52を回転操作することにより、ローラ体6の軸方向端部とブレーキ体41との圧接力を適切かつ容易に調整でき、例えば物品Wごとの速度調整も可能である。
【0041】
また、フリーローラ3に対してブレーキ体41、弾性体42および調整手段43等を後付けすることにより、フリーローラ3をブレーキ付フリーローラ4に変更することも可能である。
【0042】
なお、ローラ体6は、図1に示す構成には限定されず、例えば図9に示すように、ブレーキ体41の外周部を覆う覆い部61を軸方向一端部に有しかつ弾性体42の外周部を覆う覆い部62を軸方向他端部に有する構成でもよい。
【0043】
この図9に示すローラ体6のローラ本体部材31の軸方向一端部は、一方のベアリング7よりブレーキ体41側に向って延出し、このブレーキ体41側に向って徐々に縮径する截頭円錐状の延出部分にて覆い部61が構成されている。そして、この覆い部61にてブレーキ体41の本体部46の外周面が覆われている。また、ローラ本体部材31の軸方向他端部は、他方のベアリング7より弾性体42側に向って延出し、この弾性体42側に向って徐々に縮径する截頭円錐状の延出部分にて覆い部62が構成されている。そして、この覆い部62にて弾性体42の外周面が覆われている。なお、この図9の構成では、ローラ本体部材31の軸方向端部内周面と端面部材32の円筒状部33の外周面とが連結部材63にて連結されている。
【0044】
そして、図9に示すローラ体6を備えた構成によれば、上記作用効果に加え、ブレーキ体41とローラ体6との間や弾性体42に異物、埃等が入り込むことを適切に防止できる。
【0045】
なお、例えば図示しないが、ローラ体6の軸方向他端部の覆い部62で弾性体42およびねじ部材51を覆う構成や、ローラ体6の軸方向他端部の覆い部62で弾性体42、ねじ部材51および調整用ナット部材52を覆う構成等でもよい。
【0046】
また、ブレーキ体41は、中心部に略円形状の挿通孔49を有する構成には限定されず、例えば支軸体5のフレーム取付部22が嵌合挿通される略小判状の挿通孔を有する構成でもよく、この場合、回動規制部47は必ずしも必要ではない。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の一実施の形態に係るローラ装置の断面図である。
【図2】同上ローラ装置の部分断面図である。
【図3】同上ローラ装置の軸方向一端側の斜視図である。
【図4】同上ローラ装置の軸方向他端側の斜視図である。
【図5】同上ローラ装置のブレーキ体の正面図である。
【図6】同上ローラ装置のねじ部材の正面図である。
【図7】同上ローラ装置の調整用ナット部材の正面図である。
【図8】同上ローラ装置を具備した搬送コンベヤの側面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態に係るローラ装置の断面図である。
【符号の説明】
【0048】
2 コンベヤフレーム
4 ローラ装置であるブレーキ付フリーローラ
5 支軸体
6 ローラ体
41 ブレーキ体
42 弾性体
43 調整手段
46 本体部
47 回転規制部
49 挿通孔
50 ねじ溝
51 ねじ部材
52 調整用ナット部材
53 挿通孔
61 覆い部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンベヤフレームに軸方向両端部が脱着可能に取り付けられる支軸体と、
この支軸体にて支持され、前記支軸体に対して回転可能でかつその支軸体の軸方向に移動可能なローラ体と、
前記コンベヤフレームと前記ローラ体の軸方向端部とにて挟持され、前記支軸体に対して回転不能なブレーキ体と、
前記ローラ体の軸方向端部を前記ブレーキ体に圧接させる弾性体と、
前記ローラ体の軸方向端部と前記ブレーキ体との圧接力を調整する調整手段と
を備えることを特徴とするローラ装置。
【請求項2】
ブレーキ体は、
支軸体が挿通された挿通孔を有し、コンベヤフレームとローラ体の軸方向端部とにて挟持された略円板状の本体部と、
この本体部に設けられ、前記コンベヤフレームとの係合により前記本体部が前記支軸体に対して回転するのを規制する回転規制部とを有する
ことを特徴とする請求項1記載のローラ装置。
【請求項3】
調整手段は、
支軸体が挿通された挿通孔を有し、外周面にねじ溝が形成され、弾性体に当接する略円筒状のねじ部材と、
このねじ部材の前記ねじ溝に螺合され、コンベヤフレームに当接する調整用ナット部材とを有する
ことを特徴とする請求項1または2記載のローラ装置。
【請求項4】
ローラ体は、ブレーキ体の外周部を覆う覆い部を有する
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載のローラ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−280317(P2009−280317A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−131943(P2008−131943)
【出願日】平成20年5月20日(2008.5.20)
【出願人】(000103426)オークラ輸送機株式会社 (84)
【Fターム(参考)】