説明

ロール紙、及びロール紙ホルダ

【課題】易化切断部を施された感熱紙が剥離紙なしで巻回されたロール紙から、四隅が丸形状のラベルを専用工具なしで作成可能にすること。
【解決手段】ロール紙1には、ミシン目21の一端22から感熱紙11の一端側側面24に沿って感熱紙11に対称的に形成された一対の一端側R加工部26(26A,26B)と、ミシン目21の他端23から感熱紙11の他端側側面25に沿って感熱紙11に対称的に形成された一対の他端側R加工部27(27A,27B)とが施される。感熱紙11がミシン目21に沿って切り取られてラベルが作成されると、そのラベルの四隅が一端側R加工部26A,26Bと他端側R加工部27A,27Bとによって既に丸くなっているので、ミシン目21を施された感熱紙11が剥離紙なしで巻回されたロール紙1から、四隅が丸形状のラベルを専用工具なしで作成することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、易化切断部(例えば、ミシン目等)を施された感熱紙が剥離紙なしで巻回されたロール紙、及びそのロール紙が支持されたロール紙ホルダに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、ロール紙として、例えば、下記特許文献1に記載されたライナーレス感熱記録ラベルシートがある。そのようなライナーレス感熱記録ラベルシートでは、図28に示されたように、複数のミシン目1201を施された感熱紙1202が使用され、感熱紙1202が剥離紙なしで巻回されている。
【0003】
しかしながら、図28に示されたように、ミシン目1201が感熱紙1202の両側側面1203,1204まで施されているため、感熱紙1202がミシン目1201に沿って切り取られることにより作成されるラベル1205では、その四隅が直角の形状になっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−66993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そのため、ミシン目を施された感熱紙が剥離紙なしで巻回されたロール紙を使用することにより、見栄えが良く剥がれにくい四隅が丸形状のラベルを作成しようとする場合には、感熱紙がミシン目に沿って切り取られることにより作成されたラベルに対して、その四隅を丸くカットする専用工具を使用しなければならなかった。
【0006】
もっとも、ミシン目に沿って切り取られることによりラベルが作成される感熱紙には剥離紙が貼られておらず、専用工具が使用される際には、感熱紙(ラベル)の一方の面に露出した粘着層の表面上に専用工具のカット刃が直接触れることになるので、感熱紙(ラベル)の一方の面に露出した粘着層を形成している粘着剤が専用工具のカット刃に付着し易い状態にあった。
【0007】
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、易化切断部を施された感熱紙が剥離紙なしで巻回されたロール紙から、四隅が丸形状のラベルを専用工具なしで作成可能にすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、長尺状の感熱紙と、前記感熱紙の一面に形成された剥離層と、前記感熱紙の他面に形成された粘着層とを有し、前記粘着層が内側にされながら前記感熱紙が巻回されたロール紙であって、前記感熱紙の幅方向へ直線状に加工された複数の易化切断部と、前記易化切断部の一端から前記感熱紙の長尺方向の一端側側面に沿って前記感熱紙に対称的に形成された一対の一端側R加工部と、前記易化切断部の他端から前記感熱紙の長尺方向の他端側側面に沿って前記感熱紙に対称的に形成された一対の他端側R加工部と、を備え、前記一対の一端側R加工部と前記一対の他端側R加工部とが前記易化切断部の各々に対して形成されたこと、を特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
すなわち、請求項1に係るロール紙では、易化切断部の一端から感熱紙の長尺方向の一端側側面に沿って感熱紙に対称的に形成された一対の一端側R加工部と、易化切断部の他端から感熱紙の長尺方向の他端側側面に沿って感熱紙に対称的に形成された一対の他端側R加工部と、が施されており、感熱紙が易化切断部に沿って感熱紙の幅方向へ直線状に切り取られることにより作成されたラベルの四隅が一端側R加工部と他端側R加工部とによって既に丸くなっているので、易化切断部を施された感熱紙が剥離紙なしで巻回されたロール紙から、四隅が丸形状のラベルを専用工具なしで作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態に係るロール紙の構成要素である長尺状の感熱紙が表された平面図である。
【図2】図1(a)の切断線A−Aで感熱紙が切断された際の感熱紙の断面が表された図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る第1ロール紙ホルダが装着されるラベルライターが表された斜視図である。
【図4】図3の切断線B−Bで同ラベルライターが切断された場合の同ラベルライターの断面が表された図である。
【図5】長尺状の感熱紙を構成要素とする同ロール紙が表された斜視図である。
【図6】同第1ロール紙ホルダが表された斜視図である。
【図7】同第1ロール紙ホルダの分解斜視図(同ロール紙を除く)である。
【図8】図6の矢視Cから表された同第1ロール紙ホルダの正面図である。
【図9】図6の矢視Dから表された同第1ロール紙ホルダの背面図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る第2ロール紙ホルダが表された斜視図である。
【図11】本発明の一実施形態に係る第3ロール紙ホルダが表された斜視図である。
【図12】本発明の一実施形態に係る第4ロール紙ホルダが表された斜視図である。
【図13】本発明の一実施形態に係る第5ロール紙ホルダが表された斜視図である。
【図14】同第2ロール紙ホルダの分解斜視図(同ロール紙を除く)である。
【図15】図10の矢視Cから表された同第2ロール紙ホルダの正面図である。
【図16】図10の矢視Dから表された同第2ロール紙ホルダの背面図である。
【図17】同第3ロール紙ホルダの分解斜視図(上記ロール紙を除く)である。
【図18】図11の矢視Cから表された同第3ロール紙ホルダの正面図である。
【図19】図11の矢視Dから表された同第3ロール紙ホルダの背面図である。
【図20】同第4ロール紙ホルダの分解斜視図(上記ロール紙を除く)である。
【図21】図12の矢視Cから表された第4ロール紙ホルダの正面図である。
【図22】図12の矢視Dから表された第4ロール紙ホルダの背面図である。
【図23】同第5ロール紙ホルダの分解斜視図(上記ロール紙を除く)である。
【図24】図13の矢視Cから表された第5ロール紙ホルダの正面図である。
【図25】図13の矢視Dから表された第5ロール紙ホルダの背面図である。
【図26】同第1ロール紙ホルダが有する他端側支持板の側面図である。
【図27】同第3ロール紙ホルダが有する他端側支持板の側面図である。
【図28】従来技術のロール紙として、ライナーレス感熱記録ラベルシートが表された図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[1.ロール紙]
先ず、本発明の一実施形態に係るロール紙について説明する。図1(a)は、感熱紙11の一面12が表された平面図である。図1(b)は、感熱紙11の他面13が表された平面図である。感熱紙11の一面12と他面13は表裏の関係にある。
【0012】
図2に表されたように、感熱紙11においては、感熱紙11の一面12上に剥離層14が形成され、感熱紙11の他面13上に粘着層15が形成されている。剥離層14は、例えば、感熱紙11の一面12上にシリコンが塗布されることによって形成される。粘着層15は、例えば、感熱紙11の他面13上に粘着剤が塗布されることによって形成される。
【0013】
図1(a)(b)に戻り、長尺状の感熱紙11においては、感熱紙11の幅方向へ直線状に複数のミシン目21が加工されている。ミシン目21の一端22から感熱紙11の長尺方向の一端側側面24に沿って、2つの一端側R加工部26A,26Bが感熱紙11に対称的に形成されている。2つの一端側R加工部26A,26Bによって、一対の一端側R加工部26が構成される。一方、ミシン目21の他端23から感熱紙11の長尺方向の他端側側面25に沿って、2つの他端側R加工部27A,27Bが感熱紙11に対称的に形成されている。2つの他端側R加工部27A,27Bによって、一対の他端側R加工部27が構成される。
【0014】
さらに、長尺状の感熱紙11においては、一対の一端側R加工部26(26A,26B)と一対の他端側R加工部27(27A,27B)とがミシン目21の各々に対して形成されている。
【0015】
尚、感熱紙11においては、粘着層15が形成されている他面13上にセンサマークMが予め印刷されている。センサマークMは、印刷時の頭出しを行う際に使用されるものであり、剥離層14が形成されている感熱紙11の一面12上には印刷されていない。
【0016】
ロール紙1では、粘着層15(上記図1,上記図2参照)が形成されている他面13(上記図1,上記図2参照)を内側にしながら感熱紙11が筒状スプール28に対して巻回(ロール加工)されている。つまり、図5に表されたように、ロール紙1は、剥離層14が形成されている一面12を外側にしながら感熱紙11が筒状スプール28に対して巻回(ロール加工)されている。
【0017】
尚、ロール紙1の筒状スプール28における円柱状の空洞によって「ロール紙の中空部」が形成されている。
【0018】
以上より、本実施形態に係るロール紙1では、ミシン目21の一端22から感熱紙11の一端側側面24に沿って対称的に形成された一対の一端側R加工部26(26A,26B)の側面が感熱紙11の一面12上に露呈している。同様にして、ミシン目21の他端23から感熱紙11の他端側側面25に沿って対称的に形成された一対の他端側R加工部27(27A,27B)の側面が感熱紙11の一面12上に露呈している。
【0019】
さらに、本実施形態に係るロール紙1は、感熱紙11の一端側側面24が積層されることによって形成された一端側側面2と、感熱紙11の他端側側面25が積層されることによって形成された他端側側面3とを有する。つまり、本実施形態に係るロール紙1では、一端側側面2と他端側側面3とが露呈している。
【0020】
すなわち、本実施形態に係るロール紙1では、上記図5に表されたように、ミシン目21の一端22から感熱紙11の長尺方向の一端側側面24に沿って感熱紙11に対称的に形成された一対の一端側R加工部26(26A,26B)と、ミシン目21の他端23から感熱紙11の長尺方向の他端側側面25に沿って感熱紙11に対称的に形成された一対の他端側R加工部27(27A,27B)と、が施されている。
【0021】
従って、感熱紙11がミシン目21に沿って感熱紙11の幅方向へ直線状に切り取られることによりラベルが作成されると、そのラベルの四隅が一端側R加工部26A,26Bと他端側R加工部27A,27Bとによって既に丸くなっているので、ミシン目21を施された感熱紙11が剥離紙なしで巻回(ロール加工)されたロール紙1から、四隅が丸形状のラベルを専用工具なしで作成することができる。
【0022】
尚、本実施形態に係るロール紙1は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、ミシン目21に替えて、スリット等を感熱紙11に加工してもよい。このスリットとは、ミシン目21の代わりに、少なくとも2箇所の切り残し、残り部分は切断されていることを意味する。
【0023】
[2.第1ロール紙ホルダ]
次に、本発明の一実施形態に係る第1ロール紙ホルダについて説明する。
【0024】
図6乃至図9に表されたように、第1ロール紙ホルダ41は、一端側支持板42、他端側支持板43、軸部48を有する。
【0025】
一端側支持板42の周縁には一端側周面被覆材44が他端側支持板43に向かって突設されている。一端側周面被覆材44は、円弧状をなし、2つの切欠端部46,46を有している。また、一端側支持板42の中心部には円形開口部42Dが設けられている。円形開口部42Dの内周面には凸部42Eが設けられている。さらに、第1ロール紙ホルダ41自身を後述するラベルライターに装着させるため、一端側支持板42の外周には一端側係止部42A,42B,42Cが形成されている。
【0026】
他端側支持板43の周縁には他端側周面被覆材45が一端側支持板42に向かって突設されている。他端側周面被覆材45は、円弧状をなし、2つの切欠端部47,47を有している。また、他端側支持板43の中心部には円形開口部43Dが設けられている。さらに、第1ロール紙ホルダ41自身を後述するラベルライターに装着させるため、他端側支持板43の外周には他端側係止部43A,43B,43Cが形成されている。
【0027】
つまり、一端側支持板42の凸部42Eを除けば、一端側支持板42と他端側支持板43とは左右が逆になった形状関係にある。
【0028】
軸部48は、フランジ部48A、円筒部48B、及び凹部48Cを有する。円筒部48Bの一端側に凹部48Cが設けられ、円筒部48Bの他端側にフランジ部48Aが設けられている。
【0029】
第1ロール紙ホルダ41では、以下(1)乃至(3)により、ロール紙1が取り付けられる。
(1)他端側支持板43の円形開口部43Dに対して軸部48の円筒部48Bが嵌め込まれる。この嵌め込みにより、軸部48のフランジ部48Aは他端側支持板43に当たった状態にされる。
(2)他端側支持板43の円形開口部43Dから突出した軸部48の円筒部48Bに対してロール紙1の筒状スプール28が挿通される。
(3)ロール紙1の筒状スプール28から突出した軸部48の円筒部48Bが一端側支持板42の円形開口部42Dに対して嵌め込まれる。さらに、一端側支持板42の円形開口部42Dの凸部42Eに対して軸部48の円筒部48Bの凹部48Cが嵌め込まれる。これらの嵌め込みにより、一端側支持板42に対して軸部48が回転することを防止する。
尚、他端側支持板43のフランジ部48Aと接する部分に嵌合孔を形成し、フランジ部分48Aの他端側支持板43と接する部分に嵌合孔に嵌合する突起を形成し、両者が嵌合することで、他端側支持板43に対して軸部48が回転することを防止してもよい。
【0030】
第1ロール紙ホルダ41にロール紙1が取り付けられた状態では、ロール紙1の幅と比べて一端側支持板42と他端側支持板43との間がやや広く、また、軸部48の円筒部48Bの外径と比べてロール紙1の筒状スプール28の内径がやや大きく、さらに、一端側周面被覆材44及び他端側周面被覆材45の内径と比べてロール紙1の外径がやや小さい。よって、そのような関係から形成される隙間(クリアランス)をもって、第1ロール紙ホルダ41においてロール紙1が回動可能な状態となる。
【0031】
さらに、一端側支持板42がロール紙1の一端側側面2に対向し、他端側支持板43がロール紙1の他端側側面3に対向する。
【0032】
さらに、ロール紙1のミシン目21の一端22から対称的に形成された一対の一端側R加工部26(26A,26B)の各々が、一端側支持板42に突設された円弧状の一端側周面被覆材44によって覆い隠される。つまり、軸部48に向けた垂直投影によってロール紙1に現れる一端側周面被覆材44の一端側投影域内に一対の一端側R加工部26(26A,26B)の各々が存在する。
【0033】
同様にして、ロール紙1のミシン目21の他端23から対称的に形成された一対の他端側R加工部27(27A,27B)の各々が、他端側支持板43に突設された円弧状の他端側周面被覆材45によって覆い隠される。つまり、軸部48に向けた垂直投影によってロール紙1に現れる他端側周面被覆材45の他端側投影域内に一対の他端側R加工部27(27A,27B)の各々が存在する。
【0034】
さらに、一端側支持板42の両切欠端部46,46の間と他端側支持板43の両切欠端部47,47の間とが対向することによって、排出部49が形成されている。排出部49から、ロール紙1の感熱紙11の先端が引き出される。
【0035】
尚、第1ロール紙ホルダ41では、一端側支持板42に突設された円弧状の一端側周面被覆材44と他端側支持板43に突設された円弧状の他端側周面被覆材45との間から、ロール紙1の感熱紙11が現れている。ロール紙1の感熱紙11が現れている面は、剥離層14が形成されている一面12である。
【0036】
すなわち、本実施の形態に係る第1ロール紙ホルダ41では、上記図6乃至上記図9に表されたように、ロール紙1が支持された状態において、ロール紙1の一端側側面2の全体が一端側支持板42により掩蔽されるので、ロール紙1の一端側側面2から露呈している粘着層15を起因とした汚れ付着(品質低下)を防止できる。
【0037】
さらに、ロール紙1の他端側側面3の全体が他端側支持板43により掩蔽されるので、ロール紙1の他端側側面3から露呈している粘着層15を起因とした汚れ付着(品質低下)を防止できる。
【0038】
さらに、ロール紙1の一端側R加工部26A,26Bから剥き出しとなった感熱紙11の周面12が一端側周面被覆材44より掩蔽され、ロール紙1の他端側R加工部27A,27Bから剥き出しとなった感熱紙11の周面12が他端側周面被覆材45により掩蔽されるので、ロール紙1の感熱紙11の全周面12上において、一端側R加工部26A,26Bの側面や他端側R加工部27A,27Bの側面から露呈している粘着層15を起因とした汚れ付着(品質低下)を防止できる。
【0039】
[3.第1ロール紙ホルダが装着されるラベルライター]
次に、本実施形態に係る第1ロール紙ホルダ41が装着されるラベルライターについて説明する。図3に表されたように、第1ロール紙ホルダ41が装着されるラベルライター101は、本体102と、本体102に対して回動可能な蓋103とを有している。尚、図4においては、図3の切断線B−Bでラベルライター101が切断された場合のラベルライター101の断面が表された図である。但し、蓋103(上記図3参照)は、本体102から外されており、表されていない。図4に表されたように、ラベルライター101の内部には、ロール紙ホルダ収納部104が設けられている。ロール紙ホルダ収納部104に対しては、第1ロール紙ホルダ41が装着されている。第1ロール紙ホルダ41がロール紙ホルダ収納部104に装着された状態で、ラベルライター101の印刷動作が行われると、第1ロール紙ホルダ41の感熱紙11が印刷されながらラベルライター101の外部に排出される。
【0040】
第1ロール紙ホルダ41の感熱紙11が印刷される際に粘着層15と接するプラテンローラー105については、粘着層15により感熱紙11がプラテンローラー105に貼り付くのを防止するため、シリコンゴム製のものが使用される。
【0041】
尚、図4では、第1ロール紙ホルダ41は、図3の切断線B−Bで切断された面で表されていない。つまり、図4では、第1ロール紙ホルダ41の一端側支持板42や、一端側支持板42に設けられた円形開口部42D、円形開口部42Dに設けられた凸部42E、円形開口部42Dや凸部42Eに嵌め込まれた軸部48が表されている。
【0042】
さらに、第1ロール紙ホルダ41をラベルライター101に装着させる際には、図4に表されたように、第1ロール紙ホルダ41が有する一端側支持板42の一端側係止部42A,42B,42Cをラベルライター101のロール紙ホルダ収納部104に係り合わせる。図4に表されていないが、第1ロール紙ホルダ41が有する他端側支持板43の他端側係止部43A,43B,43C(上記図6等参照)についても同様であり、第1ロール紙ホルダ41をラベルライター101に装着させる際は、ラベルライター101のロール紙ホルダ収納部104に係り合わせる。
【0043】
[4.第2ロール紙ホルダ]
次に、本発明の一実施形態に係る第2ロール紙ホルダについて図10、図14〜図16を参照して説明する。
【0044】
第2ロール紙ホルダ141については、上記第1ロール紙ホルダ41と構成上や効果上の差分がない限り説明は省略され、上記第1ロール紙ホルダ41と同一の構成には同一符号が付される。上記ラベルライター101への装着についての説明も、同様とする。
【0045】
一端側支持板42は、平板状であり、上記第1ロール紙ホルダ41が有する一端側周面被覆材44は存在しない(上記図7参照)。
【0046】
他端側支持板43の周縁には、上記第1ロール紙ホルダ41が有する他端側周面被覆材45に代えて(上記図7参照)、周面被覆材151が突設されている。周面被覆材151は、円筒状をなし、2つの切欠端部150,150を有している。つまり、一端側支持板42と他端側支持板43は左右が逆になった形状関係にはない。
【0047】
第2ロール紙ホルダ141にロール紙1が取り付けられた状態では、周面被覆材151の内径に比べロール紙1の外径がやや小さい。よって、そのような関係から形成される隙間(クリアランス)をもって、第2ロール紙ホルダ141においてロール紙1が回動可能な状態となる。
【0048】
さらに、他端側支持板43に突設された周面被覆材151の先端部分が一端側支持板42に当たった状態にされる。よって、ロール紙1のミシン目21の一端22から対称的に形成された一対の一端側R加工部26(26A,26B)の各々と、ロール紙1のミシン目21の他端23から対称的に形成された一対の他端側R加工部27(27A,27B)の各々とが、円筒状の周面被覆材151によって覆い隠される。
【0049】
さらに、一端側支持板42と他端側支持板43との間で周面被覆材151の両切欠端部150,150が対向することによって、開口部149が形成されている。開口部149から、ロール紙1の感熱紙11の先端が引き出される。
【0050】
尚、第2ロール紙ホルダ141では、一端側支持板42と他端側支持板43との間からは、開口部149を除き、ロール紙1の感熱紙11が現れることはない。
【0051】
すなわち、本実施の形態に係る第2ロール紙ホルダ141では、上記図10、上記図14乃至上記図16に表されたように、ロール紙1が支持された状態において、他端側支持板43に突設された円筒状の周面被覆材151が一端側支持板42に当たった状態にあることから、ロール紙1の感熱紙11の全周面12に対する汚れ付着(品質低下)を周面被覆材151によって防止できる。
【0052】
尚、上記第1ロール紙ホルダ41において、一端側支持板42に突設された円弧状の一端側周面被覆材44と他端側支持板43に突設された円弧状の他端側周面被覆材45とを一体化すれば(上記図7参照)、本実施の形態に係る第2ロール紙ホルダ141に相当するものとなる。
【0053】
[5.第3ロール紙ホルダ]
次に、本発明の一実施形態に係る第3ロール紙ホルダについて図11、図17〜図19を参照して説明する。
【0054】
第3ロール紙ホルダ241については、上記第1ロール紙ホルダ41と構成上や効果上の差分がない限り説明は省略され、上記第1ロール紙ホルダ41と同一の構成には同一符号が付される。上記ラベルライター101への装着についての説明も、同様とする。
【0055】
一端側支持板42の周縁には、上記第1ロール紙ホルダ41が有する一端側周面被覆材44に代えて(上記図7参照)、一端側上周面被覆材44A及び他端側下周面被覆材44Bが突設されている。一端側上周面被覆材44Aは、半円弧状をなし、2つの切欠端部46A,46Bを有している。他端側下周面被覆材44Bも、半円弧状をなし、2つの切欠端部46C,46Dを有している。
【0056】
他端側支持板43の周縁には、上記第1ロール紙ホルダ41が有する他端側周面被覆材45に代えて(上記図7参照)、他端側上周面被覆材45A及び他端側下周面被覆材45Bが突設されている。他端側上周面被覆材45Aは、半円弧状をなし、2つの切欠端部47A,47Bを有している。他端側下周面被覆材45Bも、半円弧状をなし、2つの切欠端部47C,47Dを有している。
【0057】
図26と図27とを比較すればわかるように、第3ロール紙ホルダ241が有する他端側支持板43においては、上記第1ロール紙ホルダ41が有する他端側周面被覆材45が、他端側上周面被覆材45Aと他端側下周面被覆材45Bとに分割されている。同様にして、上記図7と図17とを比較すればわかるように、第3ロール紙ホルダ241が有する一端側支持板42においては、上記第1ロール紙ホルダ41が有する一端側周面被覆材44が、一端側上周面被覆材44Aと一端側下周面被覆材44Bとに分割されている。
【0058】
従って、第3ロール紙ホルダ241にロール紙1が取り付けられた状態では、一端側上周面被覆材44A及び一端側下周面被覆材44Bで形成される内径に比べロール紙1の外径がやや小さく、かつ、他端側上周面被覆材45A及び他端側下周面被覆材45Bで形成される内径に比べロール紙1の外径がやや小さい。よって、そのような関係から形成される隙間(クリアランス)をもって、第3ロール紙ホルダ241においてロール紙1が回動可能な状態となる。
【0059】
さらに、ロール紙1のミシン目21の一端22から対称的に形成された一対の一端側R加工部26(26A,26B)の各々が、一端側支持板42に突設された半円弧状の一端側上周面被覆材44A又は半円弧状の一端側下周面被覆材44Bによって覆い隠される。つまり、軸部48に向けた垂直投影によってロール紙1に現れる一端側上周面被覆材44A又は一端側下周面被覆材44Bの一端側投影域内に一対の一端側R加工部26(26A,26B)の各々が存在する。
【0060】
同様にして、ロール紙1のミシン目21の他端23から対称的に形成された一対の他端側R加工部27(27A,27B)の各々が、他端側支持板43に突設された半円弧状の他端側上周面被覆材45A又は半円弧状の他端側下周面被覆材45Bによって覆い隠される。つまり、軸部48に向けた垂直投影によってロール紙1に現れる他端側上周面被覆材45A又は他端側下周面被覆材45Bの他端側投影域内に一対の他端側R加工部27(27A,27B)の各々が存在する。
【0061】
さらに、一端側支持板42の両切欠端部46A,46Cの間と他端側支持板43の両切欠端部47A,47Cの間とが対向することによって、排出部49が形成されている。
【0062】
尚、第3ロール紙ホルダ241では、一端側支持板42に突設された半円弧状の一端側上周面被覆材44A及び半円弧状の一端側下周面被覆材44Bと他端側支持板43に突設された半円弧状の他端側上周面被覆材45A及び半円弧状の他端側下周面被覆材45Bとの間から、ロール紙1の感熱紙11が現れている。
【0063】
すなわち、本実施の形態に係る第3ロール紙ホルダ241では、上記図11、上記図17乃至上記図19に表されたように、ロール紙1が支持された状態において、ロール紙1の一端側R加工部26A,26Bから剥き出しとなった感熱紙11の上周面12が一端側上周面被覆材44Aより掩蔽され、ロール紙1の他端側R加工部27A,27Bから剥き出しとなった感熱紙11の上周面12が他端側上周面被覆材45Aより掩蔽され、さらに、ロール紙1の一端側R加工部26A,26Bから剥き出しとなった感熱紙11の下周面12が一端側下周面被覆材44Bより掩蔽され、ロール紙1の他端側R加工部27A,27Bから剥き出しとなった感熱紙11の下周面12が他端側下周面被覆材45Bより掩蔽されるので、ロール紙1の感熱紙11の上下周面12上において、一端側R加工部26A,26Bの側面や他端側R加工部27A,27Bの側面から露呈している粘着層15を起因とした汚れ付着(品質低下)を防止できる。
【0064】
尚、本実施の形態に係る第3ロール紙ホルダ241において、一端側支持板42に突設された半円弧状の一端側上周面被覆材44A及び半円弧状の一端側下周面被覆材44Bと、他端側支持板43に突設された半円弧状の他端側上周面被覆材45A及び半円弧状の他端側下周面被覆材45Bとを一体化すれば、上記第2ロール紙ホルダ141に相当するものとなる。
【0065】
[6.第4ロール紙ホルダ]
次に、本発明の一実施形態に係る第4ロール紙ホルダについて図12、図20〜22を参照して説明する。
【0066】
第4ロール紙ホルダ341については、上記第3ロール紙ホルダ241と構成上や効果上の差分がない限り説明は省略され、上記第3ロール紙ホルダ241と同一の構成には同一符号が付される。上記ラベルライター101への装着についての説明も、同様とする。
【0067】
一端側支持板42の周縁には、上記第3ロール紙ホルダ241が有する一端側上周面被覆材44Aは突設されているが、上記第3ロール紙ホルダ241が有する他端側下周面被覆材44Bは存在しない(上記図17参照)。
【0068】
他端側支持板43の周縁には、上記第3ロール紙ホルダ241が有する他端側上周面被覆材45Aは突設されているが、上記第3ロール紙ホルダ241が有する他端側下周面被覆材45Bは存在しない(上記図17参照)。
【0069】
すなわち、本実施の形態に係る第4ロール紙ホルダ341では、上記図12、上記図20乃至上記図22に表されたように、ロール紙1が支持された状態において、ロール紙1の一端側R加工部26A,26Bから剥き出しとなった感熱紙11の上周面12が一端側上周面被覆材44Aより掩蔽され、さらに、ロール紙1の他端側R加工部27A,27Bから剥き出しとなった感熱紙11の上周面12が他端側上周面被覆材45Aより掩蔽されるので、ロール紙1の感熱紙11の上周面12上において、一端側R加工部26A,26Bの側面や他端側R加工部27A,27Bの側面から露呈している粘着層15を起因とした汚れ付着(品質低下)を防止できる。
【0070】
[7.第5ロール紙ホルダ]
次に、本発明の一実施形態に係る第5ロール紙ホルダについて図13、図23〜25を参照して説明する。
【0071】
第5ロール紙ホルダ441については、上記第1ロール紙ホルダ41と構成上の差分がない限り説明は省略され、上記第1ロール紙ホルダ41と同一の構成には同一符号が付される。上記ラベルライター101への装着についての説明も、同様とする。
【0072】
一端側支持板42は、平板状であり、上記第1ロール紙ホルダ41が有する一端側周面被覆材44は存在しない(上記図7参照)。
【0073】
さらに、上記第1ロール紙ホルダ41が有する他端側周面被覆材43は存在しない(上記図7参照)。
【0074】
第5ロール紙ホルダ441では、以下(1′)乃至(2′)により、ロール紙1が取り付けられる。
(1′)軸部48の円筒部48Bに対してロール紙1の筒状スプール28が挿通される。
(2′)ロール紙1の筒状スプール28から突出した軸部48の円筒部48Bが一端側支持板42の円形開口部42Dに対して嵌め込まれる。さらに、一端側支持板42の円形開口部42Dの凸部42Eに対して軸部48の円筒部48Bの凹部48Cが嵌め込まれる。これらの嵌め込みにより、一端側支持板42に対して軸部48が回転することを防止する。
【0075】
第5ロール紙ホルダ441にロール紙1が取り付けられた状態では、ロール紙1の幅に比べ一端側支持板42と軸部48のフランジ部48Aとの間がやや広い。よって、そのような関係から形成される隙間(クリアランス)をもって、第5ロール紙ホルダ441においてロール紙1が回動可能な状態となる。
【0076】
すなわち、本実施の形態に係る第5ロール紙ホルダ441では、上記図13、上記図23乃至上記図25に表されたように、ロール紙1が支持された状態において、ロール紙1の一端側側面2の全体が一端側支持板42により側面視で掩蔽されるので、ロール紙1の一端側側面2から露呈している粘着層15を起因とした汚れ付着(品質低下)を防止できる。
【0077】
ちなみに、第5ロール紙ホルダ441をラベルライター101に装着させる際には、図4に表されたように、第1ロール紙ホルダ41が有する一端側支持板42の一端側係止部42A,42B,42Cのみをラベルライター101のロール紙ホルダ収納部104に係り合わせる。
【0078】
[8.実施形態の効果]
第5ロール紙ホルダ441では、ロール紙1の筒状スプール28に挿通される軸部48と、ロール紙1の一端側側面2とは対向関係にあることによりロール紙1の一端側側面2の全体を覆う一端側支持板42と、を備えており、ロール紙1が支持された状態において、ロール紙1の一端側側面2の全体が一端側支持板42により掩蔽されるので、ロール紙1の一端側側面2から露呈している粘着層15を起因とした汚れ付着(品質低下)を防止できる。
【0079】
第4ロール紙ホルダ341では、第5ロール紙ホルダ441に対し、ロール紙1の他端側側面3とは対向関係にあることによりロール紙1の他端側側面3の全体を覆う他端側支持板43を備えており、ロール紙1の他端側側面3の全体が他端側支持板43により掩蔽されるので、第5ロール紙ホルダ441が奏する上記効果に加え、ロール紙1の他端側側面3から露呈している粘着層15を起因とした汚れ付着(品質低下)を防止できる。
【0080】
さらに、第4ロール紙ホルダ341では、ロール紙1の周面12の上側から一端側R加工部26(26A,26B)を覆う一端側上周面被覆材44Aと、ロール紙1の周面12の上側から他端側R加工部27(27A,27B)を覆う他端側上周面被覆材45Aと、を備え、一端側上周面被覆材44Aと一端側支持板42とが一体であり、他端側上周面被覆材45Aと他端側支持板43とが一体であることから、ロール紙1の一端側R加工部26(26A,26B)から剥き出しとなった感熱紙11の上周面12が一端側上周面被覆材45Aにより掩蔽され、ロール紙1の他端側R加工部27(27A,27B)から剥き出しとなった感熱紙11の上周面12が他端側上周面被覆材45Aにより掩蔽されるので、ロール紙1の感熱紙11の上周面12上において、一端側R加工部26(26A,26B)の側面や他端側R加工部27(27A,27B)の側面から露呈している粘着層15を起因とした汚れ付着(品質低下)を防止できる。
【0081】
第3ロール紙ホルダ241では、第4ロール紙ホルダ341に対し、ロール紙1の周面12の下側から一端側R加工部26(26A,26B)を覆う一端側下周面被覆材44Bと、ロール紙1の周面12の下側から他端側R加工部27(27A,27B)を覆う他端側下周面被覆材45Bと、を備え、一端側下周面被覆材44Bと一端側支持板42とが一体であり、他端側下周面被覆材45Bと他端側支持板43とが一体であることから、ロール紙1の一端側R加工部26(26A,26B)から剥き出しとなった感熱紙11の下周面12が一端側下周面被覆材44Bにより掩蔽され、ロール紙1の他端側R加工部27(27A,27B)から剥き出しとなった感熱紙11の下周面12が他端側下周面被覆材45Bにより掩蔽されるので、第4ロール紙ホルダ341が奏する上記各効果に加え、ロール紙1の感熱紙11の下周面12上において、一端側R加工部26(26A,26B)の側面や他端側R加工部27(27A,27B)の側面から露呈している粘着層15を起因とした汚れ付着(品質低下)を防止できる。
【0082】
第1ロール紙ホルダ41では、第3ロール紙ホルダ241に対し、一端側上周面被覆材44Aと一端側下周面被覆材44Bとが排出部49を残して一体となった一端側周面被覆材44と、他端側上周面被覆材45Aと他端側下周面被覆材45Bとが排出部49を残して一体となった他端側周面被覆材45と、を備えており、ロール紙1の一端側R加工部26(26A,26B)から剥き出しとなった感熱紙11の周面12が一端側周面被覆材44より掩蔽され、ロール紙1の他端側R加工部27(27A,27B)から剥き出しとなった感熱紙11の周面12が他端側周面被覆材45により掩蔽されるので、第3ロール紙ホルダ241が奏する上記各効果に加え、ロール紙1の感熱紙11の全周面12上において、一端側R加工部26(26A,26B)の側面や他端側R加工部27(27A,27B)の側面から露呈している粘着層15を起因とした汚れ付着(品質低下)を防止できる。
【0083】
第2ロール紙ホルダ141では、第5ロール紙ホルダ441に対し、ロール紙1の他端側側面3とは対向関係にあることによりロール紙1の他端側側面3の全体を覆う他端側支持板43と、ロール紙1の周面12の上側から一端側R加工部26(26A,26B)を覆う一端側上周面被覆材44Aと、ロール紙1の周面12の上側から他端側R加工部27(27A,27B)を覆う他端側上周面被覆材45Aと、ロール紙1の周面12の下側から一端側R加工部26(26A,26B)を覆う一端側下周面被覆材44Bと、ロール紙1の周面12の下側から他端側R加工部27(27A,27B)を覆う他端側下周面被覆材45Bと、一端側上周面被覆材44Aと他端側上周面被覆材45Aと一端側下周面被覆材44Bと他端側下周面被覆材45Bとが一体となった周面被覆材151と、を備え、周面被覆材151が一端側支持板42と他端側支持板43と一体であることから、第1ロール紙ホルダ41、第3ロール紙ホルダ241、第4ロール紙ホルダ341がそれぞれ奏する上記各効果に加え、ロール紙1の感熱紙11の全周面12に対する汚れ付着(品質低下)を周面被覆材151によって防止できる。
【0084】
[9.その他]
尚、各実施形態に係るロール紙ホルダ41,141,241,341,441は上記各実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
【符号の説明】
【0085】
1 ロール紙
2 ロール紙の一端側側面
3 ロール紙の他端側側面
11 感熱紙
12 感熱紙の一面
13 感熱紙の他面
14 剥離層
15 粘着層
21 ミシン目
22 ミシン目の一端
23 ミシン目の他端
24 感熱紙の長尺方向の一端側側面
25 感熱紙の長尺方向の他端側側面
26 一対の一端側R加工部
26A 一端側R加工部
26B 一端側R加工部
27 一対の他端側R加工部
27A 他端側R加工部
27B 他端側R加工部
28 筒状スプール
41 第1ロール紙ホルダ
42 一端側支持板
43 他端側支持板
44 一端側周面被覆材
44A 一端側上周面被覆材
44B 一端側下周面被覆材
45 他端側周面被覆材
45A 他端側上周面被覆材
45B 他端側下周面被覆材
48 軸部
49 排出部
141 第2ロール紙ホルダ
149 開口部
151 周面被覆材
241 第3ロール紙ホルダ
341 第4ロール紙ホルダ
441 第5ロール紙ホルダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺状の感熱紙と、前記感熱紙の一面に形成された剥離層と、前記感熱紙の他面に形成された粘着層とを有し、前記粘着層が内側にされながら前記感熱紙が巻回されたロール紙であって、
前記感熱紙の幅方向へ直線状に加工された複数の易化切断部と、
前記易化切断部の一端から前記感熱紙の長尺方向の一端側側面に沿って前記感熱紙に対称的に形成された一対の一端側R加工部と、
前記易化切断部の他端から前記感熱紙の長尺方向の他端側側面に沿って前記感熱紙に対称的に形成された一対の他端側R加工部と、を備え、
前記一対の一端側R加工部と前記一対の他端側R加工部とが前記易化切断部の各々に対して形成されたこと、を特徴とするロール紙。
【請求項2】
請求項1に記載するロール紙であって、
前記易化切断部がミシン目であること、を特徴とするロール紙。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載するロール紙の中空部に挿通される軸部と、
前記ロール紙の一端側側面とは対向関係にあることにより前記ロール紙の一端側側面の全体を覆う一端側支持板と、を備えたこと、を特徴とするロール紙ホルダ。
【請求項4】
請求項3に記載するロール紙ホルダであって、
前記ロール紙の他端側側面とは対向関係にあることにより前記ロール紙の他端側側面の全体を覆う他端側支持板と、
前記ロール紙の周面の上側から前記一端側R加工部を覆う一端側上周面被覆材と、
前記ロール紙の周面の上側から前記他端側R加工部を覆う他端側上周面被覆材と、を備え、
前記一端側上周面被覆材と前記一端側支持板とが一体であり、
前記他端側上周面被覆材と前記他端側支持板とが一体であること、を特徴とするロール紙ホルダ。
【請求項5】
請求項4に記載するロール紙ホルダであって、
前記ロール紙の周面の下側から前記一端側R加工部を覆う一端側下周面被覆材と、
前記ロール紙の周面の下側から前記他端側R加工部を覆う他端側下周面被覆材と、を備え、
前記一端側下周面被覆材と前記一端側支持板とが一体であり、
前記他端側下周面被覆材と前記他端側支持板とが一体であり、
前記一端側上周面被覆材と前記一端側下周面被覆材との間及び前記他端側上周面被覆材と前記他端側下周面被覆材との間を使用して形成される排出部から前記ロール紙が排出されること、を特徴とするロール紙ホルダ。
【請求項6】
請求項5に記載するロール紙ホルダであって、
前記一端側上周面被覆材と前記一端側下周面被覆材とが前記排出部を残して一体となった一端側周面被覆材と、
前記他端側上周面被覆材と前記他端側下周面被覆材とが前記排出部を残して一体となった他端側周面被覆材と、を備えたこと、を特徴とするロール紙ホルダ。
【請求項7】
請求項3に記載するロール紙ホルダであって、
前記ロール紙の他端側側面とは対向関係にあることにより前記ロール紙の他端側側面の全体を覆う他端側支持板と、
前記ロール紙の周面の上側から前記一端側R加工部を覆う一端側上周面被覆材と、
前記ロール紙の周面の上側から前記他端側R加工部を覆う他端側上周面被覆材と、
前記ロール紙の周面の下側から前記一端側R加工部を覆う一端側下周面被覆材と、
前記ロール紙の周面の下側から前記他端側R加工部を覆う他端側下周面被覆材と、
前記一端側上周面被覆材と前記他端側上周面被覆材と前記一端側下周面被覆材と前記他端側下周面被覆材とが一体となった周面被覆材と、を備え、
前記周面被覆材が前記一端側支持板又は前記他端側支持板と一体であり、
前記周面被覆材に設けられた開口部から前記ロール紙が排出されること、を特徴とするロール紙ホルダ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【公開番号】特開2012−158027(P2012−158027A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−18085(P2011−18085)
【出願日】平成23年1月31日(2011.1.31)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】