説明

ロール紙セット構造

【課題】容易かつ確実なロール装填作業を実現するロール紙セット構造を提供すること。
【解決手段】装置本体110の内部に設けられ、装置本体110の外部に開口するロール紙収容部120と、装置本体110に一体に設けられたセット軸構造130と、ロール紙収容部120の開口側に設けられた収容枠140とを備え、収容枠140には、軸位置ガイド150が形成され、軸位置ガイド150は、一対のガイド片151と、一対のガイド片151の間に形成された装填用凹部152とを有するロール紙セット構造。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ機能を備えた機器に対してロール紙を装填するロール紙セット構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、機器によるロール紙の収容形態として、ロール紙の芯管内に通された軸部材を該軸部材とは別体に形成された装置本体の支持部より支持する形態や、装置本体に回動自在に取り付けられた開閉カバーにロール紙の支持構造を設けた形態等が知られている。
【0003】
しかしながら、前者の形態では、ロール紙の装填作業時に、軸部材をロール紙の芯管内に通す動作、及び、前記軸部材を装置本体の支持部に取り付ける動作の少なくとも2つの動作を必要とするため、装填作業に係る作業性が悪いという課題があり、また、後者の形態では、開閉カバーにロール紙を装着した状態での装置全体の重量バランスが悪くなるため、ロール紙の装填作業時における装置の安定性が損なわれがちであるという課題があった。
【0004】
そして、上記の装填作業の作業性及び装填作業時における装置の安定性を両立する方法として、装置本体にロール紙を装填する方法が知られている。
【0005】
従来、ロール紙を装填する構造を備えた装置として、ロール紙の側面をガイドするガイド面を対向配置した一対のガイド部材と、一対のガイド部材の穴内にそれぞれ設けられ、ロール紙を保持する保持部材と、保持部材を他の保持部材に向かってガイド面から突出する位置に付勢する付勢部材とを有するロール紙保持装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−36989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、従来のロール紙保持装置では、ロール紙の装填作業時に、作業者の指やロール紙等により保持部材が作業者の目から見て隠れてしまうため、作業者からはロール紙の芯管と保持部材との間の位置関係を認識しづらく、装填作業の作業性が損なわれるという問題があった。
【0008】
更に、装置本体に対する保持部材の配置によっては、ロール紙の装填作業前(すなわち、ロール紙が装填されていない時)においても、保持部材の位置を視認しづらい場合もあり、この場合、ロール紙の装填作業がより一層困難になっていた。
【0009】
そこで、本発明は、従来の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、容易かつ確実なロール装填作業を実現するロール紙セット構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のロール紙セット構造は、装置本体の内部に設けられ、前記装置本体の外部に開口するロール紙収容部と、前記装置本体に一体に設けられ、前記ロール紙収容部内に装填されたロール紙を回転自在に支持するセット軸構造と、前記ロール紙収容部の開口側に設けられた収容枠とを備え、前記収容枠には、前記セット軸構造の軸線の位置をガイドする軸位置ガイドが形成され、前記軸位置ガイドは、相互に離間する一対のガイド片と、該一対のガイド片の間に形成され、ロール装填方向の奥側に向けて凹設された装填用凹部とを有していることにより、前述した課題を解決したものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、収容枠に一対のガイド片を設けることにより、ロール紙の装填前及びロール紙の装填作業時においてセット軸構造の軸線の位置を外部から視認し難い場合であっても、一対のガイド片を目印に作業者がセット軸構造の軸線の位置を視覚的に認識することが可能であり、また、一対のガイド片の間に装填用凹部が形成されていることにより、作業者はロール装填方向の奥側までロール紙を把持した指を入り込ませることが可能であるため、容易かつ確実なロール紙の装填作業を実現できる。
【0012】
また、仮に、装置の設置場所等に起因してガイド片及び装填用凹部を視認できない場合であっても、作業者は、指の触覚により装填用凹部を知覚することで、軸線の位置を認識することが可能であるため、装填作業の確実性をより一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施例である電子機器内にロール紙を装填した状態を示す斜視図である。
【図2】ロール紙を装填していない状態の電子機器を示す斜視図である。
【図3】ロール紙を示す斜視図である。
【図4】電子機器を正面側から見て示す平面図である。
【図5】図4のA−A線位置で矢印方向に見た電子機器の断面図である。
【図6】セット軸構造にロール紙を取り付けた状態を示す説明図である。
【図7】セット軸構造を示す正面図、上面図、及び側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施例である電子機器100を図面に基づいて説明する。
【実施例】
【0015】
本発明の電子機器100は、プリンタ機能を備えたPOS端末やチケット発券機等の電子機器である。
電子機器100は、図1や図2に示すように、装置本体110と、装置本体110に対して回動自在に取り付けられ、装置本体110のロール紙収容部120を開閉自在にカバーする開閉カバー160とを備えている。
【0016】
装置本体110は、図2等に示すように、装置本体110の内部に設けられ、装置本体110の正面側において外部に開口し、ロール紙200を収容するロール紙収容部120と、装置本体110に一体に設けられ、ロール紙収容部120内に装填されたロール紙200を回転自在に支持するセット軸構造130と、ロール紙収容部120の開口側に設けられた収容枠140と、装置本体110の正面側の外面に設けられた入出力手段180と、装置本体110の内部に設けられ、ロール紙200の紙面に対して印字を行う印字ヘッド(図示しない)と、各種電子部品(図示しない)等を備えている。
【0017】
セット軸構造130は、図2や図5に示すように、ロール紙200を回転自在に支持する一対の軸部131と、軸部131をそれぞれ支持する一対の支持部132と、支持部132をロール紙収容部120内に向けて付勢する付勢バネ(付勢手段)133とから構成されている。
【0018】
軸部131は、図2等に示すように、ロール紙200の収容時に、ロール紙200の芯管210の内周面211に係合するものであり、軸線方向Xにおけるロール紙収容部120の両側壁121からロール紙収容部120内に向けて僅かに突出している。なお、ロール紙収容部120の両側壁121は、ロール紙200の装填作業時に、ロール紙200をガイドする機能を担っている。
軸部131の外径は、図6に示すように、芯管210の内径(すなわち、内周面211の径)より小さく設計されている。
なお、軸部131は、図4等に示すように、ロール紙収容部120内への突出量が僅かであり、また、収容枠140よりロール装填方向Zの奥側Z2に配置されているため、電子機器100の外部から容易には視認し難い。
また、本実施例では、ロール紙収容部120が装置本体110の正面側に向けて開口しており、作業者が斜め上方側からの角度でロール紙収容部120を見た場合、ロール紙収容部120の上側に設けられた装置本体110の上側部分(具体的には、図1に示すように表示パネル182や入力ボタン群181を設けた装置本体110の上側部分)が軸部131の視認性を阻害するため、軸部131の位置を外部から視認することはより一層困難になる。
【0019】
軸部131は、図7に示すように、ロール装填方向Zの手前側Z1に設けられ、ロール装填方向Zの奥側Z2に向けてロール紙収容部120側に傾斜する手前側傾斜面131a及び手前側傾斜面131bと、ロール装填方向Zの奥側Z2に設けられ、ロール装填方向Zの手前側Z1に向けてロール紙収容部120側に傾斜する奥側傾斜面131c及び奥側傾斜面131dとを有している。
手前側傾斜面131bは、図7に示すように、手前側傾斜面131aよりロール装填方向Zの奥側Z2に配置されている。手前側傾斜面131bのロール装填方向Zに対する傾斜角度は、手前側傾斜面131aのロール装填方向Zに対する傾斜角度より小さく設定されている。
奥側傾斜面131dは、図7に示すように、奥側傾斜面131cよりロール装填方向Zの手前側Z1に配置されている。奥側傾斜面131dのロール装填方向Zに対する傾斜角度は、奥側傾斜面131cのロール装填方向Zに対する傾斜角度より小さく設定されている。
【0020】
支持部132は、図5等に示すように、軸線方向Xに変位可能にロール紙収容部120の両側壁121に取り付けられ、装置本体110に取り付けられた付勢バネ(付勢手段)133により、ロール紙収容部120内に向けて付勢されている。
付勢バネ(付勢手段)133により付勢された支持部132は、ロール紙200の収容時に、芯管210の側端面212のみに接触し、ロール紙200の軸線方向Xにおける移動を規制している。なお、本実施例では、付勢手段133として、図5に示すように、断面コの字状の板バネを採用しているが、支持部132を付勢するものであれば、コイルバネや弾性ゴム等の如何なるものであってもよい。
支持部132は、図5等に示すように、その一部がロール紙収容部120の両側壁121からロール紙収容部120内に向けて突出している。
【0021】
支持部132は、図7に示すように、ロール装填方向Zの手前側Z1に設けられ、ロール装填方向Zの奥側Z2に向けてロール紙収容部120側に傾斜する手前側傾斜面132a及び手前側傾斜面132bと、ロール装填方向Zの奥側Z2に設けられ、ロール装填方向Zの手前側Z1に向けてロール紙収容部120側に傾斜する奥側傾斜面132c及び奥側傾斜面132dと、ロール装填方向Zの中央領域に設けられ、ロール高さ方向Y及びロール装填方向Zにより規定される平面に対して平行に配置される平坦面132eとを有している。
手前側傾斜面132bは、図7に示すように、手前側傾斜面132aよりロール装填方向Zの奥側Z2に配置されている。手前側傾斜面132bのロール装填方向Zに対する傾斜角度は、手前側傾斜面132aのロール装填方向Zに対する傾斜角度より小さく設定されている。
奥側傾斜面132dは、図7に示すように、奥側傾斜面132cよりロール装填方向Zの手前側Z1に配置されている。奥側傾斜面132dのロール装填方向Zに対する傾斜角度は、奥側傾斜面132cのロール装填方向Zに対する傾斜角度より小さく設定されている。
【0022】
平坦面132eは、図6に示すように、ロール紙200の収容時に、芯管210の側端面212のみに接触する(すなわち、ロール紙200の用紙部220の側端面222には接触しない)芯管接触面として機能している。
換言すると、図6に示すように、ロール紙200が軸部131により支持された状態で、平坦面132e、手前側傾斜面132b、及び、奥側傾斜面132dが、芯管210の外周面213の内側に位置するように、軸部131が支持部132上に設けられている。なお、図6に示す符号221は、用紙部220の外周面を示している。
【0023】
収容枠140は、図1等に示すように、ロール装填方向Zの手前側Z1の側面に設けられ、軸部131の位置をガイドする軸位置ガイド150を有している。
【0024】
軸位置ガイド150は、図2や図4に示すように、軸線方向X及びロール装填方向Zに直交するロール高さ方向Yにおいてセット軸構造130に近傍する位置、且つ、ロール紙200の装填作業時(具体的には、図1に示すように開閉カバー160を開けた時)に外部から視認可能な位置に形成されている。
軸位置ガイド150は、図1等に示すように、軸線方向Xにおけるロール紙収容部120の両外側にそれぞれ設けられている。
軸位置ガイド150は、ロール高さ方向Yに相互に離間した位置に設けられた一対のガイド片151と、一対のガイド片151の間に設けられ、ロール装填方向Zの奥側Z2に向けて凹設された装填用凹部152とから構成されている。
【0025】
ガイド片151は、図2等に示すように、収容枠140からロール装填方向Zの手前側Z1に向けて突出形成されている。
図4等に示すように、一対のガイド片151のロール高さ方向Yにおける中央領域(すなわち、ロール高さ方向Yにおける装填用凹部152の中央領域)は、軸部131のロール高さ方向Yにおける位置より上方に位置している。
【0026】
装填用凹部152は、図1等に示すように、一対のガイド片151のロール高さ方向Yにおける中央領域をロール装填方向Zの奥側Z2に向けて凹ませた湾曲凹面152aを有している。
【0027】
開閉カバー160は、図2に示すように、回動軸161を中心に装置本体110に回動自在に取り付けられている。
開閉カバー160には、図1や図2に示すように、ロール紙200を繰り出すプラテンローラ170が取り付けられている。
【0028】
入出力手段180は、図1や図2に示すように、表示パネル182と、入力ボタン群181とから構成されている。
【0029】
このようにして得られた本発明の電子機器100は、ロール紙200の装填前及び装填作業時において軸部131の位置を外部から視認し難い場合であっても、ロール高さ方向Yの上下2箇所に形成されたガイド片151の位置により、作業者が軸部131の位置を視覚的に認識することが可能であるため、ロール紙200の装填作業を容易に達成できる。
【0030】
一対のガイド片151間に装填用凹部152が形成されていることにより、この装填用凹部152を利用して、作業者はロール装填方向Zのより奥側Z2まで指を入り込ませることが可能であり、芯管210に対する軸部131の係合が行われるまで、作業者はロール紙200を保持することが可能であるため、より確実なロール紙200の装填作業を実現できる。
【0031】
仮に、電子機器100の設置場所等に起因してガイド片151及び装填用凹部152を視認できない場合であっても、作業者は、指の触覚により装填用凹部152を知覚することで、軸部131の位置を認識することが可能であるため、装填作業の確実性をより一層向上できる。
【0032】
ガイド片151が、ロール高さ方向Yの上下2箇所及び軸線方向Xの左右2箇所の計4箇所に形成されていることにより、装填作業時に、作業者の指またはロール紙200により作業者の目から見て一部のガイド片151が隠れたり、電子機器100と作業者との相対的な位置関係により作業者の目から見て一部のガイド片151が隠れたりした場合であっても、全てのガイド片151を視認できなくなる事態を回避し易くなるため、ロール紙200の装填作業の作業性を向上できる。
【0033】
装填用凹部152が湾曲凹面152aを有していることにより、視覚的に、一対のガイド片151のロール高さ方向Yにおける中央領域(すなわち、湾曲凹面152aのロール高さ方向Yにおける中央領域)を認識しやすくなるだけでなく、湾曲凹面152aに作業者の指が触れた場合に、湾曲凹面152aが作業者の指を湾曲凹面152aのロール高さ方向Yにおける中央領域に誘導して、軸部131のロール高さ方向Yにおける位置に対する芯管210のロール高さ方向Yにおける位置を調整することが可能であるため、更に確実なロール紙200の装填作業を実現できる。
【0034】
支持部132が、軸部131と芯管210との係合時に芯管210の側端面212のみに接触する芯管接触面(平坦面132e)を有していることにより、付勢バネ132eによる強い付勢力を必要とすることなく、ロール紙200の確実な保持を実現でき、また、芯管接触面が、ロール紙200の用紙部220の側端面222に接触しないため、ロール紙200に損傷を与えることを回避でき、更に、ロール紙200の回転時における支持部132とロール紙200との間の摩擦抵抗が低減するため、円滑な印字用紙の搬送を実現できる。
【0035】
軸部131が手前側傾斜面131a及び手前側傾斜面131bを有しているとともに、支持部132が手前側傾斜面132a及び手前側傾斜面132bを有していることにより、ロール紙200の装填作業時に、付勢バネ133の付勢力に抗して、軸部131及び支持部132がロール紙200により軸線方向Xの外側に向けて円滑に押されるため、ロール紙200の良好な装填を実現できる。
【0036】
軸部131が奥側傾斜面131c及び奥側傾斜面131dを有しているとともに、支持部132が奥側傾斜面132c及び奥側傾斜面132dを有していることにより、ロール紙収容部120からのロール紙200の取り外し時に、付勢バネ133の付勢力に抗して、軸部131及び支持部132がロール紙200により軸線方向Xの外側に向けて円滑に押されるため、ロール紙200の良好な取り外し作業を実現できる。
【0037】
また、通常、作業者がロール紙200の側端面230を把持することによりロール紙200を保持する場合、ロール紙200の軸線よりロール高さ方向Yの上側でロール紙200を把持する。
そこで、本発明では、一対のガイド片151の中央領域のロール高さ方向Yにおける位置が軸部131のロール高さ方向Yにおける位置より上方に位置するように構成することで、装填作業時における軸部131と芯管210との間のロール高さ方向Yにおける位置関係を調整し、より確実なロール紙200の装填作業を実現している。
【符号の説明】
【0038】
100 ・・・ 電子機器
110 ・・・ 装置本体
120 ・・・ ロール紙収容部
121 ・・・ 側壁
130 ・・・ セット軸構造
131 ・・・ 軸部
131a ・・・ 手前側傾斜面
131b ・・・ 手前側傾斜面
131c ・・・ 奥側傾斜面
131d ・・・ 奥側傾斜面
132 ・・・ 支持部
132a ・・・ 手前側傾斜面
132b ・・・ 手前側傾斜面
132c ・・・ 奥側傾斜面
132d ・・・ 奥側傾斜面
132e ・・・ 平坦面(芯管接触面)
133 ・・・ 付勢バネ(付勢手段)
140 ・・・ 収容枠
150 ・・・ 軸位置ガイド
151 ・・・ ガイド片
152 ・・・ 装填用凹部
152a ・・・ 湾曲凹面
160 ・・・ 開閉カバー
161 ・・・ 回動軸
170 ・・・ プラテンローラ
180 ・・・ 入出力手段
181 ・・・ 入力ボタン群
182 ・・・ 表示パネル
200 ・・・ ロール紙
210 ・・・ 芯管
211 ・・・ 芯管の内周面
212 ・・・ 芯管の側端面
213 ・・・ 芯管の外周面
220 ・・・ 用紙部
221 ・・・ 用紙部の外周面
222 ・・・ 用紙部の側端面
X ・・・ 軸線方向
Y ・・・ ロール高さ方向
Z ・・・ ロール装填方向
Z1 ・・・ ロール装填方向の手前側
Z2 ・・・ ロール装填方向の奥側

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体の内部に設けられ、前記装置本体の外部に開口するロール紙収容部と、前記装置本体に一体に設けられ、前記ロール紙収容部内に装填されたロール紙を回転自在に支持するセット軸構造と、前記ロール紙収容部の開口側に設けられた収容枠とを備え、
前記収容枠には、前記セット軸構造の軸線の位置をガイドする軸位置ガイドが形成され、
前記軸位置ガイドは、相互に離間する一対のガイド片と、該一対のガイド片の間に形成され、ロール装填方向の奥側に向けて凹設された装填用凹部とを有していることを特徴とするロール紙セット構造。
【請求項2】
前記装填用凹部は、前記一対のガイド片の中央領域を前記ロール装填方向の奥側に向けて凹ませた湾曲凹面を有していることを特徴とする請求項1に記載のロール紙セット構造。
【請求項3】
前記軸位置ガイドは、前記セット軸構造の軸線方向における前記ロール紙収容部の両外側にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロール紙セット構造。
【請求項4】
前記セット軸構造は、前記軸線方向における前記ロール紙収容部の両側壁から前記ロール紙収容部内に向けてそれぞれ突出する一対の軸部を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のロール紙セット構造。
【請求項5】
前記セット軸構造は、前記軸部をそれぞれ支持する一対の支持部と、該支持部を前記ロール紙収容部内に向けて付勢する付勢手段とを更に有していることを特徴とする請求項4に記載のロール紙セット構造。
【請求項6】
前記軸部の外径は、前記ロール紙の芯管の内径よりも小さく設定され、
前記支持部は、前記軸部による前記ロール紙の支持時に、前記芯管の側端面のみに接触する芯管接触面を有していることを特徴とする請求項5に記載のロール紙セット構造。
【請求項7】
前記一対のガイド片の中央領域は、前記セット軸構造の軸線の位置より上方に位置していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のロール紙セット構造。
【請求項8】
前記軸部は、前記ロール装填方向の奥側に向けて前記ロール紙収容部側に傾斜する傾斜面を前記ロール装填方向の手前側に有していることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか1項にロール紙セット構造。
【請求項9】
前記軸部は、前記ロール装填方向の手前側に向けて前記ロール紙収容部側に傾斜する傾斜面を前記ロール装填方向の奥側に有していることを特徴とする請求項4乃至請求項8のいずれか1項にロール紙セット構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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