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ロール製品の輸送用板および梱包体
説明

ロール製品の輸送用板および梱包体

【課題】ロール製品を取り出す手間を軽減でき、輸送後の廃棄量を軽減できる輸送用資材を提供する。
【解決手段】中空円筒形状の複数のロール製品6を上下に挟む一対の平板3、3を備え;平板3は、平板本体11と複数のロール製品6の中空部10にそれぞれ入り込む複数の突起部16とを有し;突起部16は、平板本体11から突起し、ロール製品6の平板3の表面に平行な方向の動きを規制するよう構成されるロール製品の輸送用板とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のロール製品を挟むロール製品の輸送用板、および当該輸送用板と複数のロール製品とからなる梱包体に関する。
【背景技術】
【0002】
幅が300mmから600mm程度、長さが500m程度の食品梱包用のプラスチックフィルムを紙管に巻いた、直径が300mm程度のロール状のロール製品は、輸送に際し、通常は、シート部材で両端を挟まれ(特許文献1、段落0014〜0016、図5)、さらに1本ずつカバー(例えば、PE単体フィルム)で覆い、1本ごとに輸送用資材であるダンボール箱に収納される。ロール製品の使用量の多い工場では、例えば、月に800本程度のロール製品を消費し、ダンボール800箱に対応するゴミが発生する。ゴミは有価で処分できるものも含まれるが、ダンボール箱からロール製品を取り出す手間と、ダンボール800個に相当するゴミの処理は工場にとって大きな負担となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−173136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このため、輸送用資材であるダンボールからロール製品を取り出す手間の軽減、輸送用資材の廃棄量の軽減が望まれていた。
【0005】
そこで、本発明は、ロール製品を取り出す手間を軽減でき、輸送後の廃棄量を軽減できる輸送用資材を提供し、当該輸送用資材とロール製品とを備えた梱包体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係るロール製品6の輸送用板2は、例えば図1、図4に示すように、中空円筒形状の複数のロール製品6を上下に挟む一対の平板3、3を備え;平板3は、平板本体11と、複数のロール製品6の中空部10にそれぞれ入り込む複数の突起部4とを有し;突起部4は、平板本体11から突起し、ロール製品6の平板3の表面13に平行な方向の動きを規制するよう構成される。
【0007】
このように構成すると、ロール製品の輸送用板は平板を備え、平板は、突起部を有し、突起部がロール製品の中空部にそれぞれ入り込み、突起部がロール製品の平板の表面に平行な方向の動きを規制できるので、簡易な構成の輸送用板とし、ロール製品を輸送用板から取り出す手間を軽減し、輸送後の廃棄量を軽減することができる。
【0008】
本発明の第2の態様に係るロール製品6の輸送用板2は、例えば図1、図6、図7に示すように、第1の態様に係るロール製品の輸送用板において、複数の突起部16が複数の列をなすように配列される。
【0009】
このように構成すると、一つのロール製品の輸送用板で、複数のロール製品を複数の列をなすように収納し、輸送することができる。
【0010】
本発明の第3の態様に係るロール製品6の輸送用板2は、例えば図1、図6、図7に示すように、第1の態様または第2の態様に係るロール製品の輸送用板において、複数の突起部16の、各突起部16は平行な二つの折曲げ線19A、19Bが形成された折曲げ線部18を有し;二つの折曲げ線19A、19Bの、各折曲げ線19A、19Bの両端部20A、20Bを結ぶ切込線17−1、17−2であって、平板3を貫通する連続的な切込線17−1、17−2が平板3に形成されることにより、各突起部16に、各折曲げ線19A、19Bと両端部20A、20Bを結ぶ切込線17−1、17−2とにより囲まれた前記平板部分で二つの切込舌片21A、21Bが形成され;二つの切込舌片21A、21Bが、折曲げ線19A、19Bを基部として平板本体11から突出して折り曲げられ、各突起部16を形成するよう構成される。
【0011】
このように構成すると、二つの切込舌片が、折曲げ線を基部として平板本体から突出して折り曲げられ、各突起部を形成するよう構成されるので、二つの切込舌片によってロール製品の平板の表面に平行な方向の動きを確実に規制し、輸送中にロール製品の位置がずれることを防止できる。
【0012】
本発明の第4の態様に係るロール製品6の輸送用板2は、例えば図6、図7に示すように、第3の態様に係るロール製品の輸送用板において、各突起部16の二つの切込舌片21A、21Bが、平行な二つの折曲げ線19A、19Bを基部として平板本体11から突出しないように折り戻せるようそれぞれ構成される。
【0013】
このように構成すると、ロール製品の輸送後に、各突起部の二つの切込舌片が、折曲げ線を基部として平板本体から突出しないように折り戻せるので、ロール製品をロール製品の輸送用板から取り出す手間を軽減し、輸送後の廃棄物を軽減することができる。
【0014】
本発明の第5の態様に係るロール製品6の輸送用板2は、例えば図1、図13に示すように、第3の態様または第4の態様に係るロール製品の輸送用板において、各突起部30の二つの切込舌片22A、22Bは、それぞれ互いに係合する係合部35A、35Bを有し、係合部35A、35Bが係合することにより、突起部30が平板本体11から突起した状態を維持するように構成される。
【0015】
このように構成すると、係合部が係合することにより、突起部が平板本体から突起した状態を維持するので、突起部が、ロール製品の平板の表面に平行な方向の動きを確実に規制することができる。
【0016】
本発明の第6の態様に係るロール製品6の輸送用板2は、例えば図13に示すように、第3の態様乃至第5の態様のいずれか1の態様のロール製品の輸送用板において、平行な二つの折曲げ線50A、50Bが、平行な二つの罫線である。
【0017】
このように構成すると、平行な二つの折曲げ線が、平行な二つの罫線であるので、突起部を罫線で折り曲げ、ロール製品の中空部に確実に入れ込ませ、突起部によってロール製品の平板の表面に平行な方向の動きを確実に規制することができる。
【0018】
本発明の第7の態様に係るロール製品6の輸送用板2は、例えば図1、図16、図17に示すように、第3の態様または第4の態様のロール製品の輸送用板において、平行な二つの折曲げ線50A、50Bが、平板3を貫通する連続的な切り込みが入れられた平行な二つの切込線であり;折曲げ線部42は、平行な二つの切込線でそれぞれ折り曲げられる蝶番31A、31Bを有し;二つの切込舌片22A、22Bが、蝶番31A、31Bにより平板本体11にそれぞれ結合され;蝶番31A、31Bは、二つの切込舌片22A、22Bが、連続的に切り込みが入れられた平行な二つの切込線を基部として平板本体11から突出して折り曲げられるよう、平板本体11にそれぞれ取り付けられ;二つの切込舌片22A、22Bは、それぞれ互いに係合する係合部35A、35Bを有し、係合部35A、35Bが係合することにより、突起部16が平板本体11から突起した状態を維持するように構成される。
【0019】
このように構成すると、二つの切込舌片は、それぞれ互いに係合する係合部を有し、係合部が係合することにより、突起部が平板本体から突起した状態を維持するので、ロール製品の平板の表面に平行な方向の動きをより確実に規制することができる。
【0020】
本発明の第8の態様に係るロール製品6の輸送用板2は、例えば図1に示すように、第1の態様乃至第7の態様のいずれか1の態様のロール製品の輸送用板において、平板3が、平板3の対向する2つの辺12、12で平板本体11に対し直角に折り曲げられた補強部61を有する。
【0021】
このように構成すると、補強部を有するので、平板の強度を増加させることができる。
【0022】
本発明の第9の態様に係るロール製品6の輸送用板2は、例えば図12(A)、(B)に示すように、第1の態様乃至第8態様のいずれか1の態様のロール製品の輸送用板2において、一対の平板3、3が、帯状の固定材5が巻きつけられ、固定材5により複数のロール製品6に向けて押し付けられるのに適した平板3、3であり;さらに、断面形状がL字状の補強板63であって、L字の角が平板3、3の角に一致するように、一対の平板3、3の一方と、一対の平板3、3の他方とに挟まれて配置された補強板63を備え;補強板63は、帯状の固定材5が一対の平板3、3に巻きつけられたとき、平板3、3が過度に変形しないように巻き付け力に対抗するように配置される。
【0023】
このように構成すると、補強板を備え、補強板は、帯状の固定材が一対の平板に巻きつけられたとき、平板が過度に変形しないように巻き付け力に対抗するように配置することができるので、固定材により輸送中の複数のロール製品をしっかり固定することができる。
【0024】
上記目的を達成するために、本発明の第10の態様に係る梱包体1は、例えば図1に示すように、第1の態様乃至第9の態様のいずれか1の態様のロール製品6の輸送用板2と;平板3、3により上下に挟まれる中空円筒形状の複数のロール製品6と;ロール製品6の輸送用板2に巻き付け、ロール製品6の輸送用板2を固定する帯状の固定材5とを備える。
【0025】
このように構成すると、固定材をロール製品の輸送用板に巻き付け、ロール製品の輸送用板を固定し、ロール製品の平板の表面に平行な方向の動きをより確実に規制することができる。
【発明の効果】
【0026】
以上説明したように、本発明のロール製品の輸送用板によれば、平板を備え、平板が突起部を有し、突起部がロール製品の中空部にそれぞれ入り込むので、突起部がロール製品の平板の表面に平行な方向の動きを規制し、輸送中にロール製品の位置がずれることを防止できるので、簡易な構成の輸送用板とし、ロール製品を輸送用板から取り出す手間を軽減し、輸送後の廃棄量を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施の形態に係る輸送用板を備える梱包体の斜視図である。
【図2】図1の梱包体により梱包されるロール製品の斜視図である。
【図3】図1の梱包体の輸送用板の平面図である。
【図4】突起部がロール製品の中空部に入り込んだ状態を示す輸送用板の部分断面図である。
【図5】(A)は、突起部の詳細を示す輸送用板の部分断面図である。(B)は、他の形態の突起部の詳細を示す輸送用板の部分断面図である。
【図6】他の形態の突起部が設けられた梱包体の輸送用板の斜視図である。
【図7】突起部がロール製品の中空部に入り込んだ状態を示す図6の輸送用板の部分断面図である。
【図8】突起部がロール製品の中空部に入り込んだ状態を示す図6の輸送用板の斜視図である。
【図9】ロール製品が輸送用板上に長手方向に延びる、3個ずつ、2列に配置された状態を示す、ロール製品と輸送用板のみを記載した平面模式図である。
【図10】ロール製品が長手方向に延びる2個の列、1個の列、2個の列と3列に配置された状態を示す、ロール製品と輸送用板のみを記載した平面模式図である。
【図11】ロール製品が、長手方向に延びる3個の列、2個の列と交互に配置された状態を示す、ロール製品と輸送用板のみを記載した平面模式図である。
【図12】(A)は、ロール製品が、長手方向に延びる3個の列としてピッチをずらして交互に配置された状態を示す、ロール製品と輸送用板のみを記載した平面模式図である。(B)は、補強板の斜視図である。
【図13】突起部が係合部を有する場合の輸送用板の平面図である。
【図14】突起部がロール製品の中空部に入り込んだ状態を示す図13の輸送用板の部分断面図である。
【図15】突起部がロール製品の中空部に入り込んだ状態を示す図13の輸送用板の斜視図である。
【図16】突起部が蝶番を有する場合の輸送用板の平面図である。
【図17】蝶番を有する突起部の突起した状態を示す図16の輸送用板の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において互いに同一あるいは相当する部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
【0029】
図1、図2の斜視図を参照して、本発明の実施の形態の梱包体1の構成を説明する。梱包体1は、輸送用板2(輸送用資材)と、輸送用板2により梱包される、中空円筒形状の複数のロール製品6と、輸送用板2に巻き付けることにより、輸送用板2を固定する固定材としての帯状の輸送用バンド5(輸送用資材)とを備える。複数のロール製品6は、典型的には、同一形状である。
【0030】
輸送用板2は、複数のロール製品6の両端面を、図中、上下に挟む一対の矩形としての長方形の平板3、3を有する。輸送用バンド5は一対の平板3、3に巻きつけられる。一対の平板3、3は、輸送用バンド5により複数のロール製品6に向けて押し付けられるのに適するように十分な剛性をもって形成されている。一対の平板3、3は同じ大きさである。平板3は長辺12、12と短辺14、14を有する。平板3の材料は、段ボール、プラスチック、金属(例えば、アルミ)、木とするとよい。ロール製品6は、中空円筒形状の紙製の紙管7に、幅が300mmから600mm程度で長さ500mの食品梱包用のプラスチックフィルム8(図1、図2で紙管7に巻きつけた状態で表示)を巻き付けたものである。プラスチックフィルムの厚みは、10〜250μmである。プラスチックフィルム8は、紙管7に巻きつけられることにより、直径(外径)D1が312mmの、紙管7の半径方向外側に存在する巻回フィルム9を形成している。紙管7は、直径(内径)D2が76mm、肉厚が10mmである。紙管7の材質は、紙製に限らず、プラスチック製、金属製(例えばアルミ管)、木製であってもよい。プラスチック製、金属製、木製とすると、紙粉の影響を排除することができる。紙管7に巻かれる被巻回物は、食品梱包用のプラスチックフィルムに限られず、紙製(ロール紙、キッチンペーパ)のフィルム、アルミホイル等であってもよい。プラスチックフィルム8の幅が、紙管7の高さH1であり、紙管7の高さH1は、ロール製品6の高さH1に等しい。また、紙管7に巻きつけられた巻回フィルム9の外径D1が、ロール製品6の外径D1となる。
【0031】
巻回フィルム9の外径D1は、例えば、250mmから450mmとするとよい。巻回フィルム9は、例えば、重さを15〜55Kgとするとよい。
【0032】
ロール製品6は、中心軸線23(図2中、一点鎖線にて表示)と、円環状の上面24と、円環状の下面25と、外周面26と、内周面27とを有する。ロール製品6の外周面26は巻回フィルム9の外周面であり、ロール製品6の内周面27は、紙管7の内周面である。ロール製品6は、典型的には、ロール製品6の中心軸線23を鉛直方向上下にして配置され、地面に対しそれぞれ平行に配置される平板3、3によって、上下に挟まれる。すなわち、ロール製品6の上面24が、上面24と対向する平板3の表面13に接触し、下面25が、下面25と対向する平板3の表面13に接触する。上面24と、下面25とは平行である。紙管7の内周面であるロール製品の内周面27は、ロール製品6の中空部10を構成する。上面24、下面25は、便宜上の命名であり、ロール製品6を上下逆さまにすることにより入れ替わる。
【0033】
巻回フィルム9は、上面24、下面25、および外周面26が、通常は100μm程度の幅広フィルム36(図2に一部省略して記載)で全体的に覆われている。幅広フィルム36は外周面26に密着している。幅広フィルム36は、巻回フィルム9の上面24および下面25(巻回フィルム9の端部)で、中空部10の中に向かって押し込め、上面24および下面25に密着するように構成されている。さらに幅広フィルム36の上から中空部10を上下からプラスチックキャップ(不図示)で蓋をするようにしてもよい。このようにすると、巻回フィルム9の端部で幅広フィルム36を安定的に密着させることができる。
【0034】
輸送用バンド5は、ロール製品6の上面24および下面25と接触しない方の平板3、3の表面13に接触する状態で、一対の平板3、3に巻き付けられている。輸送用バンド5は、平板3、3の長手方向Xに互いに平行に2列、平板3、3の幅方向Yに互いに平行に3列に巻かれている。輸送用バンド5を、平板3、3に巻きつけることで、平板3、3を確実に固定することができ、ロール製品6の平板3、3の表面13に平行な方向の動きを確実に規制することができる。輸送用バンド5は、長手方向Xに延びる列5Xと幅方向Yに延びる列5Yとが、ロール製品6の中心軸線23と平板3、3との交点(図示せず)で、交叉するように配置されている。なお、中心軸線23は、中心軸線23の延長線も含むものとする。輸送用バンド5をこのように配置することで、輸送用バンド5によって、一対の平板3、3をロール製品6の上面24と下面25とに確実に押し付けることができる。
【0035】
以上、平板3は、長方形であるとして説明したが、平板3は、矩形としての正方形であってもよい。
【0036】
図3の平面図、図4の部分断面図に示すように、平板3は、平板本体11と、各ロール製品6にそれぞれ対応させて配置された複数(例えば6個)の突起部4とを有する。突起部4は、平板本体11より突出する円板形であり、平板3のロール製品6と対向する表面13に形成される。突起部4の外径は、ロール製品6の中空部10の内径より僅かに小さく形成されるので、突起部4が、ロール製品6の中空部10に入り込むようにし、ロール製品6を一対の平板本体11、11で挟み込むことができる。
【0037】
図5(A)の部分断面図に示すように、平板本体11は、表面が平らである一枚の板から形成され、突起部4は平板本体11から突出するものである。
【0038】
図5(B)の部分断面図に示すように、平板本体11は、環状の凹部15を有し、環状の凹部15の内側が環状の凹部15の底部40より突出する突起部4を形成するものであってもよい。環状の凹部15は、ロール製品6が環状の凹部15に入り込み、突起部4がロール製品6の中空部10に入り込むように構成する。
【0039】
図6の斜視図、図7の部分断面図に示すように、切込舌片21Aと切込舌片21Bからなる突起部16を形成してもよい。図7は、図6の長手方向Xに沿ったロール製品6の中心軸線23(図2)をそれぞれ通る部分断面図である。すなわち、各突起部16は、折曲げ線部18を有し、折曲げ線部18は、平行な二つの折曲げ線19A、19Bを有する。折曲げ線19A、19Bは、短辺14、14に平行に配置される。折曲げ線19A、19Bは直線状とするとよい。折曲げ線部18は、さらに二つの第1の切込線17−1、17−2と一つの第2の切込線45とを有する。第1の切込線17−1、17−2と、第2の切込線45は、直線状とするとよい。第1の切込線17−1は、折曲げ線19Aの一方の端部20Aと、折曲げ線19Bの一方の端部20Bを結び、第2の切込線17−2は、折曲げ線19Aの他方の端部20Aと、折曲げ線19Bの他方の端部20Bを結ぶ。二つの第1の切込線17−1、17−2は、互いに平行な線である。また、二つの第1の切込線17−1、17−2は、折曲げ線19A、19Bに直角に配置されている。第2の切込線45は、第1の切込線17−1の中点29−1と第1の切込線17−2の中点29−2とを結び、第1の切込線17−1、17−2に直角であって、折曲げ線19A、19Bに平行に配置されている。二つの第1の切込線17−1、17−2と第2の切込線45は、平板本体11を貫通する連続的な切り込みとして平板3に形成される。
【0040】
折曲げ線19A、19Bは罫線であってもよい。罫線とは線が描かれたものであって切り込みが形成されていないもの、あるいは断続的に切り込みが入れられたものをいう。このようにすると、平板3上に描かれた線である折曲げ線19A、19Bに沿って突起部16を正確に折り曲げることができる。折曲げ線19A、19Bは、折曲げ線19A、19Bに沿って断続的に切り込みが入れられたミシン罫であってもよい。このようにすると、断続的に切り込みが入れられたミシン罫であるので折曲げ線19A、19Bに沿って突起部16を容易かつ正確に折り曲げることができる。切込舌片21A、21Bは、折曲げ線19A、19Bで折り曲げられ、切り起こしが可能であり、図6では、切込舌片21A、21Bは、平板3から切り起こる前の状態を示す。
【0041】
図8の斜視図では、平板3の各突起部16において、二つの切込舌片21A、21Bが、折曲げ線19A、19Bで平板3に直角に折り曲げられた状態を示す。切込舌片21A、21Bが、折り曲げられることにより、平板3に穴部41が形成される。穴部41は、折曲げ線19A、19Bと、第1の切込線17−1により形成された穴辺46−1と、第1の切込線17−2により形成された穴辺46−2を有する。穴辺46−1と穴辺46−2は互いに平行であり、長辺12、12に平行である。
【0042】
切込舌片21Aは、折曲げ線19Aと、第1の切込線17−1により形成された端辺32A−1と、第1の切込線17−2により形成された端辺32A−2と、折曲げ線19Aに対向し折曲げ線19Aに平行に形成された対向辺33Aを有する。切込舌片21Bは、折曲げ線19Bと、第1の切込線17−1により形成された端辺32B−1と、第1の切込線17−2により形成された端辺32B−2と、折曲げ線19Bに対向し折曲げ線19Bに平行に形成された対向辺33Bを有する。端辺32A−1、32B−1と端辺32A−2、32B−2とは互いに平行であり、折曲げ線19A、19Bと、対向辺33A,33Bに直角である。
【0043】
切込舌片21Aが、折曲げ線19Aを基部として平板本体11から突出して折り曲げられ、突起部16の一方を形成する。切込舌片21Bが、折曲げ線19Bを基部として平板本体11から突出して折り曲げられ、突起部16の他方を形成する。二つの切込舌片21A、21Bが、平板本体11に対して、直角に外方へ(ロール製品6(図中、二点鎖線で記載)の外方へ)起きるように折り曲げられたとき、折り曲げられた突起部16は、ロール製品6の中空部10に入り込んだ状態になり、端辺32A−1、32A−2、32B−1、32B−2は、ロール製品6の内周面27に接触する。よって、突起部16は、ロール製品6の平板3の表面13に平行な方向の動きを規制することができる。
【0044】
ここで外方へ折り曲げられるとは、切込舌片21A、21Bが、折り曲げられ平板3に対して中心軸線23(図2)から遠ざかる方向に90度回動して起き上がるように折り曲げられることをいい、このとき、ロール製品6の内周面27に囲まれた範囲内に穴部41が形成される。この場合、切込舌辺21A、21Bは、折り曲げられる前に、ロール製品6の内周面27に囲まれる平板本体11の範囲内にあり、内周面27に囲まれる範囲を出ないように配置されている。
【0045】
複数のロール製品6を輸送した後に、複数のロール製品6を平板3から分離する前に、各突起部16の二つの切込舌片21A、21Bが、平行な二つの折曲げ線19A、19Bを基部として平板本体11から突出しない元の状態に折り戻せるよう構成されている。例えば、二つの切込舌片21A、21Bの一方の対向辺に1本の指が入る大きさの切欠(不図示)を形成するとよい。よって、輸送後に、ロール製品6を平板3から手間をかけずに容易に分離することができる。すなわち、輸送後に、ロール製品6を、平板3と、輸送用バンド5から、手間をかけずに容易に取り出して分離することができる。梱包体1が、平板3と、ロール製品6と、輸送用バンド5とから形成され、簡易な構成となっているので、ロール製品6を輸送した後に、一対の平板3、3と、輸送用バンド5とを廃棄すればよく、廃棄量を軽減することができる。
【0046】
図9の平面模式図に示すように、ロール製品6(直径D1が312mm)は、長辺12の長さLXが1020mmで、短辺14の長さLYが760mmの長方形の平板3上に、長手方向Xに延びて幅方向Yに2列、幅方向Yに延びて長手方向Xに3列、合計6個配置されている。すなわち、ロール製品6は、長手方向Xに延びる第1の横中心線L11、および第2の横中心線L12上にそれぞれ3個配置され、また、表現を変えると、幅方向Yに延びる第1の縦中心線L21、第2の縦中心線L22、および第3の縦中心線L23上にそれぞれ2個配置されている。
【0047】
ロール製品6の幅方向Yに延びる列の長手方向Xの間隔LpX(間隔とは、ロール製品6の中心軸線23(図2)間の距離である)は333mm、長手方向Xに延びる列の幅方向Yの間隔LpYは380mmである。ロール製品6(の外周面)は長辺12から34mm(長さLa)離れ、短辺14から21mm(長さLb)離れて配置されている。輸送用バンド5(二点鎖線にて表示)は、長手方向Xに延びる列5X(二点鎖線にて表示)と幅方向Y(二点鎖線にて表示)に延びる列5Yとが、ロール製品6の中心軸線23(図2)と平板3との交点(図示せず)を含んで、交叉するように、長手方向Xに延びて幅方向Yに2列、幅方向Yに延びて長手方向Xに3列、配置されている。
【0048】
図10の平面模式図に示すように、ロール製品6(直径D1が312mm)は、長辺12の長さLXが1020mmで、短辺14の長さLYが760mmの長方形の平板3上に、長手方向Xに延びて幅方向Yに3列、幅方向Yに延びて長手方向Xに3列、合計5個配置されている。すなわち、ロール製品6は、長手方向Xに延びる第1の横中心線L11、および第3の横中心線L13上に2個、第2の横中心線L12上に1個配置され、また、表現を変えると、幅方向Yに延びる第1の縦中心線L21、および第3の縦中心線L23上に2個、第2の縦中心線L22上に1個配置されている。
【0049】
幅方向Yに延びる真ん中の2列目のロール製品6は、幅方向Yに延びる1列目と3列目のロール製品6より、1列目のロール製品6と3列目のロール製品6の間の間隔LL(628mm)の半分の長さL(324mm)だけ長手方向Xにずらして配置されている。ロール製品6の長手方向Xに延びる列の幅方向Yの間隔LpYは192mm、幅方向Yに延びる列の長手方向Xの間隔LpXは324mmである。ロール製品6(の外周面)は長辺12から30mm(長さLa)離れ、短辺14から30mm(長さLb)離れて配置されている。輸送用バンド5(二点鎖線にて表示)は、長手方向Xに延びる列5X(二点鎖線にて表示)と幅方向Yに延びる列5Y(二点鎖線にて表示)とが、ロール製品6の中心軸線23(図2)と平板3との交点(図示せず)を含んで、交叉するように、長手方向Xに延びて幅方向Yに3列、幅方向Yに延びて長手方向Xに3列、配置されている。
【0050】
図11の平面模式図に示すように、ロール製品6(直径D1が256mm)は、長辺12の長さLXが1020mmで、短辺14の長さLYが760mmの長方形の平板3上に、長手方向Xに延びて幅方向Yに3列、幅方向Yに延びて長手方向Xに5列、合計8個配置されるようにしてもよい。
【0051】
図12(A)の平面模式図に示すように、ロール製品6(直径D1が256mm)は、長辺12の長さLXが1020mmで、短辺14の長さLYが760mmの長方形の平板3上に、長手方向Xに延びて幅方向Yに3列、幅方向Yに延びて長手方向Xに6列、合計9個配置されるようにしてもよい。この場合、平板3の図中、左側の角部で輸送用バンド5(二点鎖線にて部分的に表示)が通る箇所に、断面形状が、縦及び横の長さが同じであるL字型の補強板63を設けてもよい。補強板63のL字の角と、矩形の平板3、3の角が一致するよう、補強板63は、一対の平板3、3の一方と一対の平板3、3の他方とに挟まれて配置される。
【0052】
図12(B)の斜視図に示すように、補強板63は、矩形の第1の補強板部材64と、第1の補強板部材64に直角に配置された矩形の第2の補強板部材65とを有する。第1の補強板部材64は短辺66、66を有し、各短辺66が平板3、3の各長辺12にそれぞれ沿い、第2の補強板部材65が短辺68、68を有し、各短辺68が平板3、3の各短辺14にそれぞれ沿うように配置されている。すなわち、補強板63は、一方の平板3と他方の平板3とを繋ぐように、一方の平板3と他方の平板3との間に挿入配置されている。補強板63の高さ(短辺66、66間、および短辺68、68間の長さ)H2が、一方の平板3と他方の平板3との間の距離に等しい。輸送用バンド5は、平板3、3の各長辺12の、第1の補強板部材64の短辺66が沿う部分と、平板3、3の各短辺14の、第2の補強板部材66の短辺68が沿う部分とを通るよう平板3、3に巻きつけられる。補強板63は、輸送用バンド5が、一対の平板3、3に巻き付けられたとき、平板3、3の角部が過度に変形しないように輸送用バンド5の巻き付け力に対抗するよう配置される。このようにすると、平板3の角部の輸送用バンド5の締め付けによる過度の変形を防止することができる。平板3の角部の過度の変形とは、平板3の角部が復元力を失って変形する場合、輸送用バンド5が輸送中に平板3から外れてしまうほどに平板3の角部が変形する場合をいう。
【0053】
次に、図13の平面図、図14の部分断面図、図15の斜視図を参照して、突起部30が、切込舌片22Aと切込舌片22Bとからなり、切込舌片22Aが、係合部としての凹部35Aを有し、切込舌片22Bが、係合部としての突出部35Bを有する場合を説明する。
【0054】
図14は、図13の幅方向Yに延びる縦中心線L21、L22、L23に沿う方向の部分断面図である。平板3は、6個のロール製品6(図9)にそれぞれ対応させて配置された6個の突起部30を有する場合で説明する。ロール製品6(直径D1が312mm)は、長辺12の長さLXが1020mmで、短辺14の長さLYが760mmの長方形の平板3上に、長手方向Xに延びて2列、幅方向Yに延びて3列、合計6個配置されている(図9に対応する配置)。平板3の材質は、例えば、輸送に耐える十分な強度を有し、わずかな弾力性を有する段ボール、またはプラスチックとするとよい。
【0055】
突出部35Bの長手方向Xの最大幅WB−1は、凹部35Aの凹んだ部分の長手方向Xの最大幅WA−2よりわずかに長く形成されており、突出部35Bと凹部35Aが係合したときに、係合がはずれないように構成されている。突出部35Bの基礎部の長手方向Xの幅WB−2は、突出部35Bの最大幅WB−1より短く形成されている。凹部35Aの凹んだ部分の中間部の長手方向Xの幅WA−1は、突出部35Bの基礎部の幅WB−2よりわずかに短く形成されており、突出部35Bが凹部35Aに係合されるとき、突出部35Bは係合の途中で凹部35Aの中間部の幅WA−1を若干押し広げて変形させて凹部35Aに押し込まれる。突出部35Bの凹部35Aへの係合が完了した後は、輸送中に突出部35Bと凹部35Aの係合が外れることがないように構成されている。
【0056】
各突起部30は、折曲げ線部42を有する。折曲げ線部42は、第1の折曲げ線49A、49Bと、第1の折曲げ線49A、49Bから、平板3の厚さに等しい間隔だけ内側に(一方の第1の折曲げ線49A(49B)から他方の第1の折曲げ線49B(49A)に近づく方向)離れて配置された第2の折曲げ線50A、50Bとを有する。第1の折曲げ線49A、49Bと、第2の折曲げ線50A、50Bは、互いに平行に配置され、さらに長辺12、12に平行に配置されている。切込舌片22Aの第2の折曲げ線50Aと切込舌片22Bの第2の折曲げ線50Bとは、折り曲げられた切込舌片22Aと切込舌片22Bとがロール製品6の内周面27に接触するように幅方向Yに離れて配置される。第1の折曲げ線49A、49B、第2の折曲げ線50A、50Bは、直線状に形成されている。
【0057】
折曲げ線部42は、さらに曲線状の切込線28A、28Bを有する。切込舌片22Aの切込線28Aは、第2の折曲げ線50Aの端部52Aから第1の折曲げ線49Aの一方の端部51Aに至り、さらに第1の折曲げ線49Aの他方の端部51Aに至り、さらに第2の折曲げ線50Aの他方の端部52Aに至るよう形成されている。同様に、切込舌片22Bの切込線28Bは、第2の折曲げ線50Bの端部52Bから第1の折曲げ線49Bの一方の端部51Bに至り、さらに第1の折曲げ線49Bの他方の端部51Bに至り、さらに第2の折曲げ線51Bの他方の端部52Bに至るよう形成されている。第1の折曲げ線49A、49B、第2の折曲げ線50A、50Bは罫線であってもよい。
【0058】
第2の折曲げ線50Aと、切込線28Aとに囲まれて、凹部35Aを有する切込舌片22Aが形成され、第2の折曲げ線50Bと、切込線28Bとに囲まれて、突出部35Bを有する切込舌片22Bが形成される。
【0059】
長手方向Xに延びる第1の列の突起部30(第1の横中心線L11上に配置)と、長手方向Xに延びる第2の列の突起部30(第2の横中心線L12上に配置)とが、平板3の長手方向Xに延びる幅方向Yの中心線LY0に関して互いに鏡対象に配置される。
【0060】
切込舌片22A、22Bは、第2の折曲げ線50A、50Bを基部として、すなわち第2の折曲げ線50A、50Bを回動の中心線として回動され、さらに第1の折曲げ線49A、49Bを基部として、すなわち第1の折曲げ線49A、49Bを回動の中心線として回動され、平板本体11から鈍角である角度β(90度より大)だけ内向きに回動される。この回動により、切込舌片22Aの凹部35Aが、切込舌片22Bの突出部35Bと係合することが可能となり、この係合によって突起部30が平板本体11から突起した状態を維持することができる。切込舌片22Aが、平板3に対して折り曲げられた場合に、平板3に穴部41A(図15)が形成され、切込舌片22Bが、平板3に対して折り曲げられた場合に、平板3に穴部41B(図15)が形成される。
【0061】
上述のように、切込舌片22A、22Bは、第2の折曲げ線50A、50Bと第1の折曲げ線49A、49Bでそれぞれ折り曲げられ、すなわち二段階で折り曲げられる。切込舌片22A、22Bは、例えば、第2の折曲げ線50A、50Bで90度曲折り曲げられ、そして第1の折曲げ線49A、49Bでさらに折り曲げられ、合計で角度β(例えば、130度)だけ折り曲げられるようにするとよい。
【0062】
ここで内方へ折り曲げられるとは、切込舌片22A、22Bが、ロール製品6の中心線軸23に近づく方向に回動するように折り曲げられることをいう。
【0063】
切込舌片22Aと切込舌片22Bとが以上述べたように折り曲げられて係合することにより、切込舌片22A、22Bの側辺34A、34Bが、ロール製品6の内周面27に接触する。側辺34A、34Bは、側辺34A、34Bの少なくとも一部が、ロール製品6の内周面27に接触すればよい。よって、突起部30は、幅方向Yに延びる第1の縦中心線L21、第2の縦中心線L22、第3の縦中心線L23上に配置されたロール製品6の平板3の表面13に平行な方向の動きを規制することができる。
【0064】
図1に二点鎖線で示す補強部61、62を平板3の強度を補強するために設けてもよい。補強部61は、平板3の長辺12、12から平板本体11の表面に沿って延在し、さらに平板本体11に対して直角に折り曲げられて配置されている。補強部62は、平板3の短辺14、14から平板本体11の表面に沿って延在し、さらに平板本体11に対して直角に折り曲げられて配置されている。すなわち、平板3が剛性の低い材料で形成されている場合、あるいは平板3が剛性の高い材料で形成されている場合であっても、平板3に穴部41A、41B(図14参照)が形成されることにより、平板3の輸送中の強度の低下が問題となる場合は、補強部61、62を取り付けることができる。輸送に際して、補強部61、62は、図に示すように、平板本体11に対して直角に折り曲げて配置される。典型的には、補強部61、62は平板本体11と同じ材料で形成される。このようにすると、輸送板用2の強度を高め、輸送用バンド5による平板3の過度の変形を防止することができる。平板3の過度の変形とは、平板3が復元力を失って変形する場合、輸送用バンド5が輸送中に平板3から外れてしまうほどに平板3が変形する場合をいう。
【0065】
補強部62はなくても、平板3の強度が十分である場合は、補強部62を省略してもよい。補強部62がない場合は、平板3の生産性を向上させることができる。
【0066】
次に、図16の平面図、図17の部分断面図を参照して、折曲げ線部42が蝶番31A、31Bを有する場合を説明する。図17は、図16の幅方向Yに延びる縦中心線L21、L22、L23に沿った部分断面図(ロール製品の記載を省略)である。前述の図13の平面図、図14の部分断面図で示した場合との相違点を以下説明する。平板3の材質は、例えば、変形しにくいプラスチックあるいは木製である。第2の折曲げ線50A、50Bは、直線状に入れられた、平板3を貫通する連続的な切り込みによって形成された切込線である。したがって、切込舌片22A、22Bは、平板本体11から分離するので、平板本体11に蝶番31A、31Bによって取り付けられている。切込舌片22A、22Bは、第2の折曲げ線50A、50Bを基部として、すなわち、第2の折曲げ線50A、50Bを回動の中心軸線として、平板本体11から突出するように回動し、あるいは平板本体11から突出した状態から突出しない状態に戻るよう回動する。第1の折曲げ線(図13)は、形成されていない。切込舌片22A、22Bは、蝶番31A、31Bで平板本体11に接続されているので、一つの回動中心の回りに一段階でβの角度だけ回動させることができる。切込舌片22A、22Bの、第2の折曲げ線50A、50Bと切込線28A、28Bとで囲まれた部分の形状は、図13の切込舌片22A、22Bと同じとするとよい。
【0067】
突起部30は、第1の縦中心線L21、第2の縦中心線L22、第3の縦中心線L23上に配置されたロール製品6の平板3の表面13に平行な方向の動きを規制することができる。この場合、平板3は変形しにくいプラスチックあるいは木製であり、折曲げ線部42が蝶番31A、31Bを有するので、ロール製品の輸送板として繰り返し使用することができる。
【符号の説明】
【0068】
1 梱包体
2 輸送用板
3 平板
4 突起部
5 輸送用バンド(固定材)
5X、5Y 列
6 ロール製品
7 紙管
8 プラスチックフィルム
9 巻回フィルム
10 中空部
11 平板本体
12 長辺
13 表面
14 短辺
15 凹部
16 突起部
17−1、17−2 第1の切込線
18 折曲げ線部
19A、19B 折曲げ線
20A、20B 端部
21A、21B 切込舌片
22A、22B 切込舌片
23 中心軸線
24 上面
25 下面
26 外周面
27 内周面
28A、28B 切込線
29−1、29−2 中点
30 突起部
31A、B 蝶番
32A−1、32A−2、32B−1、32B−1 端辺
33A、B 対向辺
34A、B 側辺
35A 凹部(係合部)
35B 突出部(係合部)
36 幅広フィルム
38 第3の切込線
39 端部
40 底部
41、41A、41B 穴部
42 折曲げ線部
43 先端部
44 取付部
45 第2の切込線
46−1、46−2 穴辺
49A、49B 第1の折曲げ線
50A、50B 第2の折曲げ線
51A、51B 端部
52A、52B 端部
61 補強部
62 補強部
63 補強板
64 第1の補強板部材
65 第2の補強板部材
66、68 短辺
D1 直径(外径)
D2 直径(内径)
H1 高さ
H2 高さ
L 長さ
L11、L12、L13 横中心線
L21、L22、L23、L24、L25、L26 縦中心線
LL 間隔
La、Lb 長さ
LpX、LpY 間隔
LX、LY 長さ
LY0 中心線
WA−1 最大幅
WA−2 幅
WB−1 幅
WB−2 最大幅
X 長手方向
Y 幅方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
中空円筒形状の複数のロール製品を上下に挟む一対の平板を備え;
前記平板は、平板本体と、前記複数のロール製品の中空部にそれぞれ入り込む複数の突起部とを有し;
前記突起部は、前記平板本体から突起し、前記ロール製品の前記平板の表面に平行な方向の動きを規制するよう構成された;
ロール製品の輸送用板。
【請求項2】
前記複数の突起部が複数の列をなすように配列された;
請求項1に記載のロール製品の輸送用板。
【請求項3】
前記複数の突起部の、各突起部は平行な二つの折曲げ線が形成された折曲げ線部を有し;
前記二つの折曲げ線の、各折曲げ線の両端部を結ぶ切込線であって、前記平板を貫通する連続的な切込線が前記平板に形成されることにより、前記各突起部に、前記各折曲げ線と前記両端部を結ぶ切込線とにより囲まれた前記平板部分で二つの切込舌片が形成され;
前記二つの切込舌片が、前記折曲げ線を基部として前記平板本体から突出して折り曲げられ、前記各突起部を形成するよう構成された;
請求項1または請求項2に記載のロール製品の輸送用板。
【請求項4】
前記各突起部の二つの切込舌片が、前記平行な二つの折曲げ線を基部として前記平板本体から突出しないように折り戻せるようそれぞれ構成された;
請求項3に記載のロール製品の輸送用板。
【請求項5】
前記各突起部の前記二つの切込舌片は、それぞれ互いに係合する係合部を有し、前記係合部が係合することにより、前記突起部が前記平板本体から突起した状態を維持するように構成された;
請求項3または請求項4に記載のロール製品の輸送用板。
【請求項6】
前記平行な二つの折曲げ線が、平行な二つの罫線である;
請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載のロール製品の輸送用板。
【請求項7】
前記平行な二つの折曲げ線が、前記平板を貫通する連続的な切り込みが入れられた平行な二つの切込線であり;
前記折曲げ線部は、前記平行な二つの切込線でそれぞれ折り曲げられる蝶番を有し;
前記二つの切込舌片が、前記蝶番により前記平板本体にそれぞれ結合され;
前記蝶番は、前記二つの切込舌片が、前記連続的に切り込みが入れられた平行な二つの切込線を基部として前記平板本体から突出して折り曲げられるよう、前記平板本体にそれぞれ取り付けられ;
前記二つの切込舌片は、それぞれ互いに係合する係合部を有し、前記係合部が係合することにより、前記突起部が前記平板本体から突起した状態を維持するように構成された;
請求項3または請求項4に記載のロール製品の輸送用板。
【請求項8】
前記平板が、前記平板の対向する2つの辺で前記平板本体に対し直角に折り曲げられた補強部を有する;
請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のロール製品の輸送用板。
【請求項9】
前記一対の平板が、帯状の固定材が巻きつけられ、前記固定材により前記複数のロール製品に向けて押し付けられるのに適した平板であり;
さらに、断面形状がL字状の補強板であって、前記L字の角が前記平板の角に一致するように、前記一対の平板の一方と、前記一対の平板の他方とに挟まれて配置された補強板を備え;
前記補強板は、前記帯状の固定材が前記一対の平板に巻きつけられたとき、前記平板が過度に変形しないように巻き付け力に対抗するように配置される;
請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のロール製品の輸送用板。
【請求項10】
請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のロール製品の輸送用板と;
前記平板により上下に挟まれる中空円筒形状の複数のロール製品と;
前記ロール製品の輸送用板に巻き付け、前記ロール製品の輸送用板を固定する帯状の固定材とを備える;
梱包体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2013−107694(P2013−107694A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−256113(P2011−256113)
【出願日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【出願人】(000001100)株式会社クレハ (477)
【Fターム(参考)】