説明

ワサビノキ科に属するモリンガの乾燥殺菌粉末及び液体抽出と酸化腐敗防止方法。

【課題】ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子からの有用成分を含有する抽出液及び低分子植物油の提供。
【解決手段】モリンガの茎・根・葉・種子に、天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液を浸透・含浸させた後、過熱蒸気乾燥殺菌処理装置にて処理し、これを粉砕してモリンガの茎・根・葉・種子の乾燥殺菌粉末とする。この粉末から常法による温水抽出液にて有用成分抽出液を得る。また、種子の圧搾抽出により低分子植物油が得られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の過熱蒸気乾燥殺菌装置による乾燥殺菌粉末及び乾燥殺菌粉末より抽出したモリンガ抽出液と酸化腐敗防止に関する。詳しくは、ワサビノキ科に属するモリンガの有用成分の脂質、蛋白質、アミノ酸、炭水化物、食物繊維、ビタミン類等の酸化腐敗防止と凝固・硬質化を防止して、有用成分を抽出され易くするワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の乾燥殺菌粉末及び乾燥殺菌粉末より抽出した抽出液及び種子の圧搾抽出による低分子植物油に関するものである。
更に詳しくは、食品添加物、清涼飲料水、化粧品、健康食品、医薬品、各種飼料添加物に用いる基礎剤に関するものである。
尚、過熱蒸気乾燥殺菌装置は、蒸気中に含まれる酸素が僅か(数PPm)な為、酸化作用ではなく、還元作用を生じる装置である。
【背景技術】
【0002】
ワサビノキ科に属するモリンガはインドネシア、タイ、ベトナム、インド、マレーシア等の東南アジアからマダガスカル、東アフリカ、アラビア半島、インドの熱帯地方から亜熱帯地方にかけて多く生殖栽培している。日本では沖縄、九州地方が挙げられる。原産地に於いて収穫後、酸化腐敗が早く鮮度確保が困難のため、収穫と同時に冷蔵庫に収納するか、収穫と同時に乾燥処理を行うという大変な労力を使っているのが現状である。
更に、乾燥工程は、通常の温風乾燥処理であり、乾燥温度100℃〜120℃、40〜60分間と乾燥時間が長く、ワサビノキ科に属するモリンガ茎、根、葉の酸化変色から成分が半減・破壊されやすい状態がある。
【0003】
これまで、ワサビノキ科に属するモリンガの種子を120〜140℃で焙煎して得られる種子の嵩比重0.45〜0.5g/cmの範囲に調整した後に圧搾法により搾油して得られる酸化安定性に優れたモリンガオイルの製造方法が(特許文献1)に開示されている。
【0004】
(特許文献1)は、モリンガオイルを圧搾する前に行われる前処理工程で、特定の温度範囲で焙煎することにより、より抗酸化性の高い油脂を製造することにある。また、120〜140℃という高温で焙煎することによる種子の過乾燥及び比重低下からくる圧搾の不適合成を蒸気又は水の投入や植物油種子粕投入等の手段で嵩比重を高めて、圧搾機へのフィード量と採油量を確保しつつ圧搾することにあるが、かくの如く、120〜140℃で焙煎する工程は、種子や果実から植物油を圧搾採取される場合は、加熱工程や溶剤抽出工程を経て得られ、特にほとんどの場合植物組織から油を分離するのに加熱工程が不可欠である。一般的に種子や果実から植物油を採取する加熱工程の焙煎温度は120〜160℃の範囲で行われているのが現状である為、特に120〜140℃で焙煎することを特許請求範囲に記載することは問題がある。
【0005】
これらの植物油を圧搾採取される場合の加熱方法は、特に蒸気や水をクッカーに投入して種子表面を軟化させ、必要に応じて植物種子粕やトウモロコシ圧搾粕を2〜3重量%投入し圧搾抵抗を増大させることにより、搾油をされていることは有用成分の抽出性が低下する基本的な問題意識の欠如がある。
更に、過乾燥及び比重低下からくる圧搾の不適合成を蒸気又は水の投入や植物油種子粕投入等の手段で嵩比重を高めて、圧搾機へのフィード量と採油量を確保しつつ圧搾することにある。過乾燥及び比重低下のため蒸気又は水、植物油種子粕による乾燥するべく本来の種子の酸化を速めるという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−57034(P2006−57034A)号公報
【発明の概要】

【発明を解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子を採取後、天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液に浸漬・含浸させ酸化腐敗防止後、過熱蒸気乾燥殺菌装置により乾燥することにより有用成分の軟質化を促進し、蛋白質の凝固・硬質化を抑制し低分子アミノ酸、ペプチドアミノ酸、蛋白質、炭水化物、脂質、食物繊維、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛、銅、鉄等を含有する乾燥殺菌粉末及び乾燥殺菌粉末より抽出する抽出液及び種子の圧搾抽出による低分子植物油の技術を確立することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子を採取後、天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液を浸透・含浸させるとき、パイナップル酵素とワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の複合蛋白質の基質と結合して、初期加水分解の状態となり、これを過熱蒸気乾燥殺菌する外的エネルギーを付与することにより、酵素触媒が促進され、ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の乾燥モリンガ含有成分の硬質化・凝固が抑制され、低分子アミノ酸、ペプチドアミノ酸、蛋白質、炭水化物、脂質、食物繊維、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛、銅、鉄等を含有する乾燥殺菌粉末を得ることを見出し、且つ、高濃度の低分子アミノ酸、ペプチドアミノ酸、蛋白質、炭水化物、脂質、食物繊維、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛、銅、鉄等の乾燥粉末より容易に抽出及び種子の圧搾抽出による低分子植物油の抽出を可能にし、本発明を完成した。
【0009】
本発明は、ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子は飽和脂肪酸が多く含有されるため、鮮度保持(ドリップ防止)や酸化腐敗防止剤として使用したパイナップル酵素果汁液にワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子を含浸し、天日乾燥したところ、ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子に異臭がなく硬質化は起こらなかった。このワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子を酵素抽出したところ、低分子のアミノ酸、ペプチドアミノ酸、蛋白質、炭水化物、脂質、食物繊維、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛、銅、鉄が抽出成分中に多く含まれることがわかった。
更に、種子を天然ミネラル含有パイナップル酵素果汁液に浸漬・含浸後、乾燥し植物油を圧搾抽出した成分は他に類のない低分子植物油であることがわかった。
しかし、ワサビノキ科に属するモリンガは熱帯及び亜熱帯地域に生殖していることから、一般細菌、大腸菌類が付着している可能性があり、殺菌を兼ねて過熱蒸気乾燥殺菌処理し、脂質、蛋白質、アミノ酸、炭水化物等の抽出成分濃度を高めることを加えた。
【0010】
即ち、本発明は、ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子を採取後、天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液を浸透・含浸させて、パイナップル酵素の触媒作用を受ける蛋白質の基質と一旦酵素分子と結合させ、加水分解反応を起こしやすくした後、これを過熱蒸気乾燥殺菌する外的エネルギーを付与することにより、蛋白質を各種アミノ酸成分に分解しペプチドアミノ酸にさせ、加水分解反応が促進し柔らかく効率が良い状態で乾燥殺菌処理したワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の乾燥殺菌粉末を得る。該乾燥殺菌粉末を110〜115℃の高温高圧抽出方法20〜25分間で抽出が容易であり、抽出溶液中には低分子アミノ酸及びペプチドアミノ酸類のヒスチジン(His)、リジン(Lys)、トリプトファン(Trp)、フェニルアラニン(Phe)、メチオニン(Met)、スレオニン(Thr)、ロイシン(Leu)、イソロイシン(Ile)、バリン(Val)、アスパラギン酸(Asp)、セリン(Sir)、グルタミン酸(Glu)、プロリン(Pro)、グリシン(Gly)、アラニン(Ara)、チロシン(Tyr)、アルギニン(Arg)、β−アミノ酪酸(BABA)、γ−アミノ酪酸(GABA)を高濃度組成および蛋白質、脂質、炭水化物、食物繊維、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、リン(P)、カリウム(K)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンC、ビタミンE及び種子の圧搾抽出による低分子植物油等を得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】
本発明のアミノ酸成分と濃度分析は(社)日本食品分析センター(第306040264号)および(第306020655号)、(第308020674号)、(No306010437)、インドネシア ボゴール大学(LT−405−541)、(有)エス・エヌ・イー総合研究所(第20070320)で行った。
【0012】
本発明は、以下の構成から成り立っている。
(1)ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子に天然ミネラルイオン含有パイ ナップル酵素果汁液を浸透・含浸させた後、過熱蒸気乾燥殺菌後、粉砕処理するワ サビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子乾燥殺菌粉末及び乾燥殺菌粉末か ら抽出する抽出液及び種子の圧搾抽出による低分子植物油。
(2)天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液が、植物酵素含有のパイナップル 皮果汁液に天然鉱石のヒル石、麦飯石、異王石、ゼオライトを単独ないし複数浸漬 して得るカルシウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、鉄、アルミニウム、 亜鉛、ケイ素等のミネラルイオンから成る前記(1)に記載するワサビノキ科に属 するモリンガの茎・根・葉・種子乾燥殺菌粉末及び乾燥殺菌粉末から抽出する抽出 液及び種子の圧搾抽出による低分子植物油。
(3)ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子を乾燥殺菌する前に、天然ミネ ラルイオン含有パイナップル酵素果汁液を含浸し、酸化腐敗防止と悪臭発生防止す ると共に有用成分の軟化を促進する前記(1)、(2)に記載するワサビノキ科に 属するモリンガの茎・根・葉・種子の乾燥殺菌粉末及び乾燥殺菌粉末から抽出する 抽出液及び種子の圧搾抽出による低分子植物油。
(4)ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の乾燥殺菌粉末の有用成分が抽 出成分中に、低分子アミノ酸、ペプチドアミノ酸類のヒスチジン(His)、リジ ン(Lys)、トリプトファン(Trp)、フェニルアラニン(Phe)、メチオ ニン(Met)、スレオニン(Thr)、ロイシン(Leu)、イソロイシン(I le)、バリン(Val)、アスパラギン酸(Asp)、セリン(Sir)、グル タミン酸(Glu)、プロリン(Pro)、グリシン(Gly)、アラニン(Ar a)、チロシン(Tyr)、アルギニン(Arg)、β−アミノ酪酸(BABA) 、γ−アミノ酪酸(GABA)を高濃度組成及び蛋白質、脂質、炭水化物、食物繊 維、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、リン(P)、カリウム(K)、 鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB 2、ビタミンB3、ビタミンC、ビタミンEを高濃度に抽出されやすくした前記( 1)、(2)、(3)に記載のワサビノキ科に属するモリンガの乾燥殺菌粉末及び 乾燥殺菌粉末から抽出する抽出液及び種子の圧搾抽出による低分子植物油。
【0013】
本発明に於いて、ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子を生殖栽培地より採取後、短時間で鮮度が低下すると共に、特に茎の部分は腐敗が早いため、採取直後に酸化腐敗防止のため天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液に含浸処理される。これによりモリンガの飽和脂肪酸による酸化を防止し、蛋白質はパイナップル酵素の触媒作用を受け、加水分解が起こり易くできる。
【0014】
従来、ワサビノキ科に属するモリンガ生殖栽培現地では、収穫と同時に工場に運び冷蔵保存するが、冷蔵庫から取り出し乾燥する時点で冷蔵庫内と乾燥設備設置場所の外気との温度差が大きく、これによりドリップ現象による変色酸化が発生している。変色酸化しているものは、乾燥後の製品の色が悪くなる成分半減の為、乾燥前で検査し排除しているのが通常である。その為、乾燥後の歩留まりが悪い。
ワサビノキ科に属するモリンガの取り扱いに対し、本発明の天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液にワサビノキ科に属するモリンガの採取物を浸漬・含浸させ、ワサビノキ科に属するモリンガに含まれる飽和脂肪酸および蛋白質の酸化腐敗防止し、アミノ酸、脂質、蛋白質、炭水化物、食物繊維、ビタミン類等。これらの内、特に酸化による変色の激しい物質は、脂質と蛋白質であるが、天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液にワサビノキ科に属するモリンガの採取物を浸漬・含浸させ酸化腐敗防止及び鮮度保持することは発明者による全く初の知見である。
【0015】
本発明のワサビノキ科に属するモリンガの採取物に天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液を浸透・含浸させた後、これを過熱蒸気乾燥殺菌処理したワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の乾燥物の成分は硬質・固化することなく食品微粉砕機により極微細粉末を得ことができる。
更に、各々乾燥粉末を高圧抽出方法で高濃度抽出液を得ることができる。
尚、種子は過熱蒸気乾燥殺菌後圧搾機により抽出し低分子植物油を得ることができる。
【0016】
本発明者は、前記したワサビノキ科に属するモリンガの乾燥物が硬質・固化しなかったことは、ワサビノキ科に属するモリンガの蛋白質、脂質の加水分解反応が、湿式処理による加水分解に加え、耐高熱性のパイナップル酵素が含浸した蛋白質、脂質の加水分解反応を促進した結果、低分子化アミノ酸、ペプチドアミノ酸の加水分解生成を可能にしたものと考えられる。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子に天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液を浸漬・含浸した後、過熱蒸気乾燥殺菌処理したワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の蛋白質から低分子のアミノ酸、ペプチドアミノ酸成分18種、β−アミノ酪酸、γ−アミノ酪酸、蛋白質、脂質、炭水化物、食物繊維、ビタミン類6種、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛、銅、鉄等を有する乾燥殺菌粉末及び乾燥殺菌粉末より抽出した抽出液及び種子の圧搾抽出による低分子植物油を得ることを可能にしたことは、食品添加物、化粧品、健康食品、清涼飲料水、医薬品の他、畜産飼料、魚類飼料、ペットフード等の産業応用への効果は多大である。
【0018】
以上の説明から成るように、本発明にあたっては、次に列挙する効果が得られる。
(1)([請求項1]の構成要件)とで構成されるワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子に天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液を浸漬・含浸させることにより、ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の飽和脂肪酸および蛋白質の酸化腐敗防止、鮮度保持、加水分解を促進し、得られる乾燥殺菌粉末から低分子アミノ酸、ペプチドアミノ酸18種、β−アミノ酪酸、γ−アミノ酪酸、蛋白質、脂質、炭水化物、食物繊維、ビタミン類6種、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛、銅、鉄の多種類有用成分を高濃度で粉末及び乾燥粉末から液体抽出した抽出液及び種子の圧搾抽出による低分子植物油が得られる。
【0019】
(2)([請求項2]の構成要件)とで構成されている天然ミネラル含有パイナップル酵素果汁液は、前記(1)の加水分解酵素であり、乾燥殺菌粉末から低分子アミノ酸、ペプチドアミノ酸18種、β−アミノ酪酸、γ−アミノ酪酸、蛋白質、脂質、炭水化物、食物繊維、ビタミン類6種、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛、銅、鉄成分の抽出性を容易にする効果が得られる。
更に、種子の圧搾抽出による低分子植物油を容易に溶出させる効果が得られる。
【0020】
(3)([請求項3]の構成要件)も前記(2)と同様な効果が得られる。
【0021】
(4)([請求項4]の構成要件)とで構成されている前記(1)、(2)の乾燥殺菌粉末から、低分子化アミノ酸、ペプチドアミノ酸のヒスチジン(His)、リジン(Lys)、トリプトファン(Trp)、フェニルアラニン(Phe)、メチオニン(Met)、スレオニン(Thr)、ロイシン(Leu)、イソロイシン(Ile)、バリン(Val)、アスパラギン酸(Asp)、セリン(Sir)、グルタミン酸(Glu)、プロリン(Pro)、グリシン(Gly)、アラニン(Ara)、チロシン(Tyr)、アルギニン(Arg)、β−アミノ酪酸(BABA)、γ−アミノ酪酸(GABA)、蛋白質、脂質、炭水化物、食物繊維、ビタミンA,B1,B2,B3,C,Eの6種、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛、銅、鉄を高濃度で液体抽出し易くする効果が得られる。
更に、種子の圧搾抽出による低分子植物油を容易に溶出させる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態のESR(電子スピン共鳴)Signalintensity(I)=h1/h2図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明は、上記した構成からなるワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子より得られるワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の乾燥殺菌粉末の最も好ましい実施形態を詳しく説明する。
本発明はワサビノキ科に属するモリンガであれば、生殖栽培地としてインドネシア、タイ、ベトナム、インド、マレーシア等の東南アジアからマダガスカル、東アフリカ、アラビア半島、インドの熱帯地方から亜熱帯地方にかけて多く生殖栽培されている。日本では沖縄、九州地方が挙げられる。これら全てのワサビノキ科に属するモリンガを用いることができる。
【0024】
上記ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子は、乾燥前に天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液を浸漬、含浸して、酸化腐敗防止、鮮度保持と加水分解の前処理を実施する。
【0025】
本発明の天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液について説明する。ミネラルイオン群を含む鉱物としては、ゼオライト、麦飯石、ヒル石、医王石等を挙げることができる。本発明においては、俗名ヒル石と呼ばれる閃緑岩変質黒雲母に含有されるカルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、鉄、マンガン、アルミニウム、亜鉛、ケイ素、チタン等の金属酸化物の鉱物微細粉をパイナップル酵素果汁液に浸漬してイオン化状態で抽出して得たものを天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液と本発明では称し、還元性を有することを確認している。
【表1】
【0026】
天然ミネラルイオンについて、説明する。

び麦飯石の成分組成は、概して(表1)に示す混合粉末(1:1:1)を用いた。

【表2】
【0027】
本発明に用いた天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液のミネラル組成値は概して(表2)に示すものを用いた。

【0028】
次に、パイナップル酵素果汁液について説明する。
パイナップル酵素は、パイナップル皮果汁中に含有することは公知である。パイナップル酵素中にはセルロース分解酵素の他、蛋白質およびペプチドアミノ酸分子分解酵素、各種有機酸分解酵素等30種以上の酵素成分が含まれている。パイナップル酵素は、脱水素(酸化)脱炭酸、脱アミン等の酵素を含んでおり、これらの複合触媒作用により、ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子のペプチドアミノ酸、β−アミノ酪酸、γ−アミノ酪酸、蛋白質、脂質、炭水化物、食物繊維等を単分子および低分子に分解する働きがある。
【表3】
【0029】
(表3)にパイナップル酵素の主要な成分を示す。

*パイナップル酵素は腐敗しやすいため、HSO、HPOを少量添加し酸性溶液となっている。
(表3)のパイナップル酵素成分の外、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、キナーゼ、マルターゼ、トランスアミラーゼ、デカルボキターゼ等を用いても差しつかえない。
【0030】
本発明の天然ミネラル含有パイナップル酵素果汁液中のミネラルイオン群は、パイナップル酵素と共にワサビノキ科に属するモリンガの有用組成物に含浸吸着され、乾燥すると水酸基を伴った乾燥体を生成し、乾燥体の硬化防止のため必須と成る。
【0031】
続いて、本発明の天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液の酸化腐敗防止作用について説明する。
本発明は、前記した天然ミネラル鉱石の金属酸化物が、パイナップル酵素果汁液に含有する有機酸と共に安定保存のため添加した無機酸に浸漬してイオン状態で抽出する際、生成する励起状態の新生水(HO)が励起水素(H・)となり、周辺の水(HO)と結合

天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液中に長期間安定状態を維持し続け含有される。
【0032】
本発明の天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液の酸化腐敗防止作用は、抗酸化と同様この励起状活性水素(H・)の還元力の働きがあると考えられる。
一般的に励起状の活性水素とは、化学辞典編集委員会「化学大辞典」(共立出版株式会社)によれば、発生期状態の水素は原子状またはそれに近い状態にあり、化学反応を起こしやすくなっている水素を云うと記述されている。
本発明の励起状活性水素についても、原子状または原子状に近い状態であるが、水素ガス(H)化することなく、プロトニウムイオン(H)となっていると考えている。
【0033】
天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液の還元性である励起水素もしくはプロトニウムイオン(H)の存在について金属銅(Cu)を用いた銅の溶解試験を実施して還元物質の存在を確認した。
銅の溶解は酸化反応を伴いつつイオン化し、青色の銅イオン液となることが知られている。試験は、希硫酸溶液単独では金属銅は溶解しないので、希硫酸溶液に少量の硝酸を添加した硝酸性硫酸溶液中に銅片を入れると、銅片が溶解して青色液になった。
次に、硝酸を添加した硝酸性硫酸溶液中に本発明の天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液を少量添加すると、銅片は溶解することなく、銅片を入れた溶液は無色のままであった。更にこの溶液に鉄片(クギ)を入れたところ、鉄片は錆が発生することなく金属光沢を持ち続けた。
このことは、天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁組成中に、酸化を阻止する還元性能を有する励起状水素の存在を示す証拠であると考えている。
【0034】
本発明の天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液は、前記した励起状活性水素(H・)が酸化腐敗防止に有効に働くものとの知見でワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の腐敗防止に応用した。
[表1]の天然鉱石の金属酸化物のミネラルイオン化について詳しく説明する。
一例として、MgOが浸出の際、酸性溶液により、ミネラルイオン化すると共に生成する励起状新生水と励起活性水素(H・)についての説明を(1)、(2)に示す。
酸性溶液として、パイナップル有機酸のイソ吉草酸〔(CH3)CHCHCOH〕により、MgOのイオン化とヒドロニウムイオン(H)生成。

【0035】
発明者らは、前記した基礎試験を基に、天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液の還元性物質の励起水素(H・)捕捉剤DPPH(1,1Diphengl−2−piorylhydrazyl,max=517mn)ラジカルスペクトルのピーク減少を利用するESR(電子スピン共鳴)法をESR測定装置(JOEL製のJES−FE3×GSpeotrometer)〔(株)ウォーターデザイン研究所(城西大学薬学部)〕により、更に詳しい測定を実施して、還元性物質が原子状の活性水素(H・)であることを確認した。
発明の励起水素(ラジカル水素H・)の検出方法は、次の反応に基づきDPPHラジカルが還元性能を有するH・を捉えると、定量的に反応しDPPHラジカルピーク(517nm)が消失する原理を利用した検出方法である。
反応式を式[化1]およびSignal intensity(I)h2/h1図を[図1]に示す。
【化1】
【0036】
反応式DPPHがH・(活性水素)を捉えてDPPH−Hとなり消滅する反応式

【0037】
反応式(3)は、天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液500倍希釈溶液を用いた場合について、励起状活性水素(H・)とDPPHが反応しDPPH−Hを生成し、DPPHラジカルピークの減少(h1/h2)[図1]を示した検出ピーク図である。
DPPHと反応した励起活性水(H・)量は20.0mgH/Lを検出した。
【0038】
本発明のワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の過熱蒸気乾燥殺菌処理方法について説明する。
過熱蒸気乾燥殺菌装置(株式会社エコノス・ジャパン社製)型式:スーパースチーマミニ試験機を用い、ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種を天然ミネラルイオン含有パイナップル果汁酵素液に浸漬・含浸した後、これを装置内部に挿入し、過熱蒸気温度160℃〜180℃に保持しつつ過熱蒸気乾燥殺菌処理して、ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の乾燥殺菌した後、小型高速粉砕機(三庄インダストリー社製)型式:NH−34型を用いてワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の乾燥殺菌粉末を得る。
【0039】
以下、実施例により、更に詳しく本発明の説明を記述するが、これら実施例は本発明を限定するものではない。
【実施例1】
【0040】
ワサビノキ科に属するモリンガの茎100重量部、天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液50倍希釈液50重量部を浸漬容器に投入、常温にて攪拌、浸漬60分した後、該天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液含浸ワサビノキ科に属するモリンガの茎を収容器に移し、160℃〜180℃に設定された過熱蒸気乾燥殺菌処理装置に投入し、18分〜20分間過熱蒸気乾燥殺菌処理を実施し、乾燥殺菌処理したワサビノキ科に属するモリンガの茎68重量部を得た。これを粉砕機により粉砕し乾燥殺菌粉末を得た。
【比較例1】
【0041】
(実施例1)に用いたワサビノキ科に属するモリンガの茎を天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液を無添加のまま、周知の乾燥装置により乾燥処理し、食品粉砕機にて比較例ワサビノキ科に属するモリンガの茎乾燥物を得た後、粉砕機により粉砕し粉末を得る。
【実施例2】
【0042】
(実施例1)で得たワサビノキ科に属するモリンガの茎の乾燥殺菌粉末および(比較例1)で得たワサビノキ科に属するモリンガの茎の通常乾燥処理粉末について、アミノ酸および有用成分の成分組成の定量分析を(社)日本食品分析センター(前記)により実施した。結果を(表4)(表5)に示す。
【表4】
【0043】

【表5】
【0044】

【0045】
(表4)(表5)より、本発明の(実施例)の結果、(比較例)粉末はワサビノキ科に属するモリンガの茎は天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液を無添加のまま、温風乾燥処理したワサビノキ科に属するモリンガの茎の乾燥粉末である。(実施例)の粉末は、ワサビノキ科に属するモリンガの茎を天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液に60分間浸漬・含浸させた後、20分間過熱蒸気乾燥殺菌処理したワサビノキ科に属するモリンガの茎の乾燥殺菌粉末である。低分子アミノ酸、ペプチドアミノ酸218種が高い含有率で含有され、比較例の1.4倍近い値を示し、且つ、有用成分の蛋白質の値は低下し、脂質、炭水化物、食物繊維を高い含有率として得ることができた。蛋白質が低下し、アミノ酸各種が増加していることは、比較例に対して実施例では、蛋白質が低分子アミノ酸、ペプチドアミノ酸の低分子に変化している証である。
更に、ビタミン類、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛、鉄等に於いても、(比較例)の通常乾燥処理粉末に対し、本発明の(実施例)の結果、ワサビノキ科に属するモリンガの茎を天然ミネラル含有パイナップル酵素果汁浸漬・含浸後、過熱蒸気乾燥殺菌処理した粉末成分は1.3〜1.4倍の高い含有値を検出された。
【実施例3】
【0046】
(実施例)で得たワサビノキ科に属するモリンガの茎を天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液に60分間浸漬後、過熱蒸気乾燥殺菌後、粉砕した粉末100重量部を常法による温水抽出液200重量部に投入し100℃〜120℃、30分間密閉状態で攪拌し成分抽出後、抽出液を200メッシュフィルターで濾過後、更に抽出した液を100℃で30分間加熱濃縮後の成分抽出溶液120重量部を得た。更に得た抽出液を80℃にて50分間加熱して濃縮液100重量部を得た。
更に、(比較例)粉末は、ワサビノキ科に属するモリンガの茎に天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液を無添加のまま温風乾燥処理した粉末100重量部を常法による温水抽出液200重量部に投入し100℃〜120℃、30分間密閉状態で攪拌し成分抽出後、抽出液を200メッシュフィルターで濾過後、更に抽出した液を100℃で30分間加熱濃縮後の成分抽出溶液120重量部を得た。更に得た抽出液を80℃にて50分間加熱して濃縮液100重量部を得た。
【実施例4】
【0047】
(実施例3)の方法で得た、ワサビノキ科に属するモリンガの茎を乾燥後の液体抽出液について、アミノ酸および有用成分の成分濃度の定量分析を(社)日本食品分析センター(前記)により分析実施した。
結果を(表6)(表7)に示す。
【表6】
【0048】

【表7】
【0049】

【0050】
(表6)より(実施例3)で得たワサビノキ科に属するモリンガの茎粉末抽出液のアミノ酸成分分析結果、本発明の(実施例)で得たワサビノキ科に属するモリンガの茎乾燥殺菌粉末に含有される低分子アミノ酸、ペプチドアミノ酸は、その99%以上が抽出され離分子アミノ酸総合含有量10,004mg/100gとなり、低分子アミノ酸の高濃度の抽出液組成値を得ることができた。
即ち、抽出液100g中アミノ酸であるアルギニン540.5mg、リジン730.7mg、ヒスチジン387.6mg、フェニルアラニン414.9mg、チロシン36mg、ロイシン1,259.6mg、イソロイシン541.9mg、メチオニン355.6mg、バリン730.1mg、アラニン411.3mg、グリシン42.3mg、プロリン338.7mg、グルタミン3.8mg、グルタミン酸326.9mg、セリン428.8mg、スレオニン1,844.6mg、γ−アミノ酪酸ギャバ1,022.3mg、アスパラギン酸83.8mg、トリプトファン441.5mg、β−アミノ酪酸62.1mgの総アミノ酸合計10,004mgが検出された。
更に、(表7)より蛋白質、炭水化物、脂質、食物繊維、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛、銅、鉄、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンC、ビタミンEに於いても99%抽出された。
その抽出液の一般細菌、大腸菌群、大腸菌、黄色ブドウ球菌および耐熱性芽胞菌数は全て陰性であった。
【産業上の利用可能性】
【0051】
本発明は、ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子を各々別々に天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液を浸漬・含浸させた後、過熱蒸気乾燥殺菌処理して、粉砕した乾燥殺菌粉末より抽出したワサビノキ科に属するモリンガ成分であり、特に低分子アミノ酸、ペプチドアミノ酸の高含有率を示し、通常抽出法による低分子アミノ酸、ペプチドアミノ酸の高濃度抽出液を得ることを可能にした。これより、化粧品、健康食品、清涼飲料水、医薬品等の基礎剤としての応用の可能性が高く、且つ、食品添加物、ペットフード、多種飼料、肥料等への利用も可能となる。
【符号の説明】
【0052】
[図1]に基づく符号
(1)DPPH(1−1−Dipheyl−2−picryLhydeazyl,λmax=517nm)
フリーラジカル
(2)H・(励起状活性水素)
(3)DPPH−H DPPHフリーラジカルのN部に、H・が捕捉されDPPH−Hが生成された分子構造式。
(A)ESRDPPH Signal(h1)
(B)ESRDPPH−H Signal(h2)
(h2/h1< 1):ESR Signal intensity(I)
(H・捕捉によりSignal intensity(I)は1以下となる。)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子を天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液に浸漬・含浸させた後、過熱蒸気乾燥殺菌後粉砕処理して得る。モリンガ乾燥殺菌粉末及び乾燥殺菌粉末から液体抽出したモリンガ抽出液及び種子の圧搾抽出による低分子植物油。
【請求項2】
天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液が、パイナップル皮果汁液に天然鉱石のヒル石、麦飯石、医王石、ゼオライトを単独ないし複数浸漬して得るカルシウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、鉄、アルミニウム、亜鉛、ケイ素等のミネラルイオンを含有することを特徴とする(請求項1)に記載するワサビノキ科に属するモリンガ茎・根・葉・種子の乾燥殺菌粉末及び乾燥殺菌粉末より抽出したモリンガ抽出液及び種子の圧搾抽出による低分子植物油。
【請求項3】
ワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子を過熱蒸気乾燥殺菌処理する前に、天然ミネラルイオン含有パイナップル酵素果汁液に浸漬・含浸し酸化腐敗防止と悪臭発生防止すると共に有用成分の軟質化を促進する(請求項1)及び(請求項2)に記載するワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の乾燥殺菌粉末及び乾燥殺菌粉末より抽出したモリンガ抽出液及び種子の圧搾抽出による低分子植物油。
【請求項4】
ワサビノキ科に属するモリンガの有用成分として低分子アミノ酸類の必須アミノ酸としてヒスチジン、リジン、トリプトファン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、ロイシン、イソロイシン、バリン。非必須アミノ酸としてアスパラギン酸、セリン、グルタミン酸、プロリン、グリシン、アラニン、チロシン、アルギニン、β−アミノ酪酸、γ−アミノ酪酸ギャバおよび蛋白質、脂質、炭水化物、食物繊維、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛、銅、鉄、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンC、ビタミンE等含有する成分を液体抽出され易くした[請求項1][請求項2][請求項3]に記載のワサビノキ科に属するモリンガの茎・根・葉・種子の乾燥殺菌粉末及び乾燥殺菌粉末より抽出したモリンガ抽出液及び種子の圧搾抽出による低分子植物油。

【図1】
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【公開番号】特開2012−241186(P2012−241186A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−126709(P2011−126709)
【出願日】平成23年5月20日(2011.5.20)
【出願人】(512004866)
【Fターム(参考)】