説明

一体化された熱交換器を備えたラムエアタービン

【課題】一体化された熱交換器を備えたラムエアタービンを提供すること。
【解決手段】航空機の外部のエアストリームに曝されたときに航空機内で電力を生成するラムエアタービンシステム(12)。ラムエアタービンシステム(12)は、タービン(14)と、内部(40)を定めるハウジング(20)と、増速ギアトレーン(60)を有するギアボックス(23)と、発電機(22)とを含む。タービン、ギアボックス、及び発電機は直線的に配列されて、エアストリームがギアボックス及び発電機にわたって流れ、再循環する前記冷却材からハウジングを介してエアストリームへの熱伝達を可能にすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、航空機で使用されるラムエアタービンシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ラムエアタービン(RAT)システムは、緊急時の又は補助的な出力システムとして現代の航空機で使用されている。これらは通常、回転ハブ及び複数のブレードを備えたタービンを有し、発電機に作動可能に結合されて発電機に対する駆動源を提供する。飛行中当初は、これらは航空機胴体のある区画内に収容され、格納ドアで覆われている。緊急又は補助出力の供給源として必要とされると、RATシステムは、胴体から周囲のエアストリーム中に展開され、該エアストリームがブレードを駆動して発電機を回転させ、エアストリームからエネルギーを抽出する。
【0003】
航空機システムにおける所要電力が増えているので、RATシステムの発電能力は増え続けている。より高出力の発電機は、タービンと発電機との間にギアボックスを利用することによりタービンの回転速度を上回る速度で回転するよう構成される傾向になる。ギアボックスを含めたより高出力の発電機は、エアストリーム単独では冷却することができず、エアストリーム中に突出する熱交換器を含めた液体冷却システムを用いるほどの熱を発生する傾向がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第7,708,527号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
1つの実施形態において、航空機の外部のエアストリームに曝されたときに航空機内で電力を生成するラムエアタービンシステムは、複数のブレードと、該ブレードに動作可能に結合されたタービン出力シャフトとを有し、ブレードの回転によってタービン出力シャフトが回転するようになったタービンと、内部を定めるハウジングと、内部に配置され、ギアボックス出力要素を備えた増速ギアトレーンを有し且つタービン出力シャフトに動作可能に結合されて該ギアボックス出力要素がブレードよりも高速度で回転するようになるギアボックスと、内部に配置され、ステータ及びロータを有して該ロータがギアボックス出力要素に動作可能に結合される発電機と、ギアボックス及び発電機を冷却するための一体化された熱交換器と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の1つの実施形態による、一体化された熱交換器を備えるラムエアタービンを有する航空機の一部を示す側面図。
【図2】図1のラムエアタービン及び一体化された熱交換器の概略断面図。
【図3】図1のラムエアタービン及び一体化された熱交換器の概略断面図。
【図4】本発明の第2の実施形態による、一体化された熱交換器を備えるラムエアタービンの一部の概略断面図。
【図5】本発明の第3の実施形態による、一体化された熱交換器を備えるラムエアタービンの一部の概略断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1に示すように、航空機10は、RATシステム12を含むことができ、該RATシステム12が航空機10の外部のエアストリームに曝されたときに航空機10用の電力を生成するようにする。RATシステム12は、RAT14を含むことができ、ストラット16及び取付組立体18により航空機10から懸下することができる。RAT14は、航空機10の胴体又はウィングの好適な区画内に格納することができ、取付組立体18に対してストラット16を移動させ、これにより航空機10を流れ過ぎるストリーム内の露出位置までRATシステム12を移動させることにより、迅速且つ容易に展開することができる。図2に示すように、RAT14は、発電機22が配置されるハウジング20と、ギアボックス出力要素24を有するギアボックス23と、一体化された熱交換器25とを含む。ハウジング20の一方端には、回転ハブ28から突出する複数のブレード26の形態のタービンが設けられる。図示の実施形態では2つのブレード26だけが示されているが、あらゆる数のブレード26を用いてもよい点は企図される。タービンは更に、第1の端部32にてブレード26に動作可能に結合することができるタービン出力シャフト30を含み、ブレード26の回転によってタービン出力シャフト30が回転するようになる。タービン出力シャフト30は、あらゆる好適な方法でブレード26に動作可能に結合することができ、ブレード26から後方に突出して、発電機22のような補助動力装置を駆動するための回転出力を提供することができる。非限定的な例証として、回転シャフト34は、ブレード26から延びることができ、タービン出力シャフト30とスプライン結合され、又は他の好適な方法で機械的に結合されて、ブレード26の回転がロータシャフト34を介してタービン出力シャフト30に伝達されるようにすることができる。或いは、ブレード26又は回転ハブ28の一部は、タービン出力シャフト30に直接結合してもよい。タービン出力シャフト30の第2の端部36は、ギアボックス23の一部に動作可能に結合することができる。タービン出力シャフト30は、回転ハブ28に装着された軸受38内で回転可能に支持することができる。
【0008】
ハウジング20は、図示のように、対向する第1及び第2の端部キャップ46、48により閉鎖された本体44を含み、ギアボックス23と発電機22の両方を受けるための内部40を定める共通のハウジングを提供する。壁部42は、内部40のギアボックス部分を内部40の発電機部分から分離し、内部40のこの2つの部分を物理的及び流体的に隔てるために設けられる。ハウジング20はまた、複数の放熱フィン又は冷却フィン50を含むことができる。冷却フィン50は、ハウジング20の周辺部52から外向きに突出するようにあらゆる好適な方法で形成することができる。冷却フィン50は、本体44の周辺部52の周りに間隔を置いて配置することができる。冷却フィン50のサイズ及び数は、RATシステム12の特定の放熱要件と相関することができる。
【0009】
発電機22は、内部40の発電機部分内に配置されるステータ54及びロータ56を備える。ロータ56は、ギアボックス出力要素24に動作可能に結合され、ギアボックス出力要素24がロータ56に駆動力を提供し、電力を発生させることができるようにする。発電機22は、導体ケーブル58を介して航空機10に好適に結合することができる。図示のように、RATシステム12は、中空とすることができるストラット16の下側端部にて保持することができる。中空ストラット16は、発電機22からの導体ケーブル58を航空機10に通すことができる通路59を定めることができる。このようにして、導体ケーブル58並びにRATシステム12と航空機10との間の他の何らかのリンク機構をストラット16内で保護するように隠し、損傷を少なくすることができる。
【0010】
ギアボックス23は、増速ギアトレーン60を含むことができる。より具体的には、増速ギアトレーン60には、入力ギア62、第1のアイドルギア64、第2のアイドルギア66、及び出力駆動ギア68を含めることができる。入力ギア62は、別の名称で呼ばれる場合もあるが、ここでは、出力は増速ギアトレーン60の入力ギア端部にてギアボックス23の増速ギアトレーン60に入力されるので入力ギアと呼ばれている。入力ギア62は、第2の端部36付近でタービン出力シャフト30にスプライン結合で又は他の好適な方法で機械的に結合することができる。入力ギア62は、第1のアイドルギア64と噛合し、該第1のアイドルギア64は、入力ギア62及び第2のアイドルギア66の両方にわたって延びる高さを有する。このようにして、第1のアイドルギア64は、第2のアイドルギア66と噛合することができる。次いで、第2のアイドルギア66は、出力駆動ギア68と噛合することができ、該出力駆動ギア68は、ギアボックス出力要素24にスプライン結合で又は他の好適な方法で機械的に結合することができ、該ギアボックス出力要素24は、軸受70によって回転可能に支持することができるシャフトとして図示されている。軸受70は、タービン出力シャフト30と同軸方向でギアボックス出力要素24を回転可能に支持する構成で設けることができる。
【0011】
ギアトレーン60を含めて、ギアボックス23の他の構成も実施可能である。例えば、ギアボックス23は、発電機22と共にハウジング20内に配置されるように図示されているが、発電機22に結合される別個のハウジング内にあってもよい。
【0012】
ギアボックス23及び発電機22を冷却するために、冷却材回路72が一体化された熱交換器25内に含まれる。冷却材回路72は、ギアボックス23から発電機22に延びるように図示されており、ハウジング20内の通路74によって少なくとも部分的に形成されて、ギアボックス23及び発電機22からの熱が冷却材回路72内を循環する冷却材76によってハウジング20に伝達されるようになる。より具体的には、通路74は、本体44の長さを延びるように本体44内に形成することができる。通路74は、本体44内で通路74を互いに流体結合するように第1及び第2の端部キャップ46、48内に形成することができる。
【0013】
冷却材サンプ78は、冷却材回路72に流体結合され、冷却材76を冷却材回路72に供給することができる。限定ではなく例証としてオイルを含む、あらゆる好適な冷却材76を用いることができる。ポンプ80が冷却材サンプ78及び冷却材回路72の少なくとも1つに流体結合され、冷却材76を冷却材サンプ78から冷却材回路72に再循環させることができる。ポンプ80は、あらゆる好適なタイプのポンプとすることができ、非限定的な例証として、簡単なギアポンプ又はジェロータポンプを含むことができる。使用されるポンプのタイプに関係なく、ポンプ80は、増速ギアトレーン60から駆動することができることが企図される。フィルタ組立体82はまた、冷却材回路72に沿ってギアボックス23内に、好ましくはポンプ80に隣接して配置され、冷却材76を濾過して冷却材回路72の閉塞を防ぐことができる。冷却材サンプ78及びポンプ80は、ギアボックス23内に配置されて図示されている。この構成において、図3により良好に示されており、入力ギア62は、冷却材サンプ78内で冷却材76と接触し、冷却材76が増速ギアトレーン60用の潤滑材として用いることができるようにすることができる。
【0014】
RATシステム12の作動中、RAT14は、航空機を囲むエアストリーム内まで延ばされて、ブレード26にわたって流れるエアストリームによりブレード26が回転され、その結果、ブレード26とほぼ同じ毎分回転数でタービン出力シャフト30を回転させるようになる。タービン出力シャフト30は、増速ギアトレーン60の入力ギア62を駆動し、これにより第1及び第2のアイドルギア64、66が駆動され、その結果、出力駆動ギア68及びギアボックス出力要素24が駆動される。増速ギアトレーン60により、ギアボックス出力要素24は、ブレード26よりも高速度で回転し、低速度の入力回転を発電に好適な高速度の回転に変換する役割を果たす。
【0015】
非限定的な例証として、発電機22は、20,000rpmで少なくとも30kWを生成するよう構成することができる。より具体的には、出力駆動ギア68に対する入力ギア62の比は、出力駆動ギア68が入力ギア62よりも実質的に速い速度で回転するよう選択することができる。増速ギアトレーン60のギア構成及びギア比は、ギアボックス出力要素24が、タービン出力シャフトの6,000rpmの所定回転速度に応答して20,000rpmで回転するように選択することができる。ロータ56はギアボックス出力要素24によって駆動され、発電機22が、導体ケーブル58を通じて航空機10に伝達することができる電気を生成するようにする。
【0016】
電気の生成と共に、RATシステム12は熱も生成する。作動中、ポンプ80もまた増速ギアトレーン60によって駆動することができ、冷却材回路72内で冷却材76を循環させるよう作動することができる。冷却材76は、本体44内の複数の通路74及び第1及び第2の端部キャップ46、48を含む冷却材回路72を通ってポンプ80によりポンプ送給された後、該冷却材は冷却材サンプ78内に流れ、フィルタ組立体82を通った後に、再度冷却材回路72を通ってポンプ80によりポンプ送給することができる。冷却材が冷却材回路72を通って流れると、冷却材よりも高温のギアボックス23及び発電機22の内部40から熱を吸収することができる。冷却材76は、冷却材回路72を通じてポンプ送給されると、冷却材は奪った熱を保持するようにする。次いで、冷却材76内の奪った熱は、ハウジング20及びその冷却フィン50を通じて放熱することができる。冷却された冷却材はこのサイクルを繰り返し、ギアボックス23及び発電機22から連続して熱を除去する。RAT14、ギアボックス23、及び発電機22は直線的に配列され、ブレード26を通過するエアストリームが、ギアボックス23及び冷却フィン50を含むハウジング20にわたって流れ、循環する冷却材76からエアストリームへの熱伝達を可能にする。冷却フィン50は、発電機22の表面区域に付加されて周囲のエアストリームへの熱伝達を助け、RATシステム12からの放熱を増大させることができる。
【0017】
本発明の開示により、上述の図に示すものに加えて他の多くの実施可能な実施形態及び構成が企図される。例えば、増速ギアトレーン60はまた、液圧ポンプ(図示)に駆動力を提供してもよい。このような液圧ポンプは、発電機22と同じ高速で回転できるように配置することができ、或いは、発電機が高速で回転できるようにしながら、より低速のタービン速度で回転できるように配置してもよい。更に、種々の構成要素の設計及び配置は、幾つかの異なるインライン構成を実現できるように再構成することができる。
【0018】
更に、図4は、本発明の第2の実施形態による、一体化された熱交換器125を備えた代替のRATシステム112を示す。この第2の実施形態は、第1の実施形態と同様であり、従って、同じ要素は、同じ数字に100を加えて識別され、別途記載のない限り、第1の実施形態の同じ要素の説明が第2の実施形態に適用されると理解されたい。第1の実施形態と第2の実施形態との相違点は、熱交換器125の冷却フィン150もまた通路190を有している点であり、通路174及び冷却材回路172の残りの部分に流体的に結合することができる。各冷却フィン150は、通路190を有して図示されているが、これは必須ではない。冷却フィン150の全てではなく一部が通路190を有することも可能である。更に、通路190の一部は冷却フィン150内に配置されており、ハウジング120内の通路の数を低減することができる。通路174及び通路190両方の冷却材は更に、ギアボックス23及び発電機22からの熱を周囲のエアストリームに放散するのを助けることができる。
【0019】
図5は、RATシステム12がフィン250内に配置された通路290だけを含む、第3の実施形態を示している。この第3の実施形態は、第1の実施形態と同様であり、従って、同じ要素は、同じ数字に200を加えて識別され、別途記載のない限り、第1の実施形態の同じ要素の説明が第3の実施形態に適用されると理解されたい。第3の実施形態の場合、通路290は、本体244内の通路に取って代わる。従って、第1及び第2の端部キャップ(図示せず)は、通路290を通ってポンプ送給される冷却材が冷却材サンプ及びポンプ(図示せず)を含む冷却材回路72の残りの部分と流体連通することができる対応する流体通路を含むことになる。
【0020】
本明細書で開示される実施形態は、一体化された熱交換器を備えたRATシステムを提供する。上記の実施形態で実現できる1つの利点は、上述の実施形態が高出力RATシステムから熱を効率的に除去できることである。ハウジングに沿った冷却フィンは、冷却表面積を増大させ、冷却材回路は、ギアボックス及び発電機から熱を放散させる効果的な手段を提供する。別の利点は、上述の実施形態が閉ループとして構成され、冷却材サンプ内のオイルが再循環されて発電機から熱を除去すると共に、ギアボックス内のギアに潤滑をもたらすことである。
【0021】
航空機構成要素を設計する場合、対処すべき重要な要因は、サイズ、重量、及び信頼性である。上述のRATシステムは、別個の熱交換器又は別個の配管接続がないので、部品点数が削減される。これにより、重量が軽量化され、サイズが縮小され、信頼性が向上したシステムが得られる結果となる。部品点数の削減及び保守整備の軽減は、製造コスト及び運用コストの低減につながる。重量及びサイズの低減は、飛行中の競争上の優位性と関連している。
【0022】
本明細書は、最良の形態を含む実施例を用いて本発明を開示し、更に、あらゆる当業者があらゆるデバイス又はシステムを実施及び利用すること並びにあらゆる包含の方法を実施することを含む本発明を実施することを可能にする。本発明の特許保護される範囲は、請求項によって定義され、当業者であれば想起される他の実施例を含むことができる。このような他の実施例は、請求項の文言と差違のない構造要素を有する場合、或いは、請求項の文言と僅かな差違を有する均等な構造要素を含む場合には、本発明の範囲内にあるものとする。
【符号の説明】
【0023】
10 航空機
12 RATシステム
14 RAT
16 ストラット
18 取付組立体
20 ハウジング
22 発電機
23 ギアボックス
24 ギアボックス出力要素
25 熱交換器
26 ブレード
28 回転ハブ
30 タービン出力シャフト
32 第1の端部
34 ロータシャフト
36 第2の端部
38 軸受
40 内部
42 壁部
44 本体
46 第1の端部キャップ
48 第2の端部キャップ
50 冷却フィン
52 周辺部
54 ステータ
56 ロータ
58 導体ケーブル
59 通路
60 ギアトレーン
62 入力ギア
64 第1のアイドルギア
66 第2のアイドルギア
68 出力駆動ギア
70 軸受
72 冷却材回路
74 通路
76 冷却材
78 冷却サンプ
80 ポンプ
82 フィルタ組立体
112 代替のRATシステム
120 ハウジング
122 発電機
125 熱交換器
150 冷却フィン
174 通路
190 通路
212 RATシステム
244 本体
250 フィン
272 冷却回路
290 通路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
航空機の外部のエアストリームに曝されたときに航空機内で電力を生成するラムエアタービンシステムであって、
複数のブレードと、該ブレードに動作可能に結合されたタービン出力シャフトとを有し、前記ブレードの回転によって前記タービン出力シャフトが回転するようになったタービンと、
内部を定めるハウジングと、
前記内部に配置され、ギアボックス出力要素を備えた増速ギアトレーンを有し且つ前記タービン出力シャフトに動作可能に結合されて該ギアボックス出力要素が前記ブレードよりも高速度で回転するようになるギアボックスと、
前記内部に配置され、ステータ及びロータを有して該ロータが前記ギアボックス出力要素に動作可能に結合される発電機と、
前記ギアボックスから前記発電機まで延びて前記ハウジング内の通路によって少なくとも部分的に形成された冷却材回路を有し、該冷却材回路内を循環する冷却材によって前記ギアボックス及び前記発電機から前記ハウジングに熱が伝達されるようになった、前記ギアボックス及び前記発電機を冷却するための一体化された熱交換器と、
を備え、前記タービン、ギアボックス、及び発電機が直線的に配列されて、前記ブレードを通過するエアストリームが前記ギアボックス及び前記発電機にわたって流れ、再循環する前記冷却材から前記ハウジングを介して前記エアストリームへの熱伝達を可能にする、ラムエアタービンシステム。
【請求項2】
前記ハウジングが更に、外向きに突出する冷却フィンを含む、請求項1に記載のラムエアタービンシステム。
【請求項3】
前記通路の少なくとも一部が前記冷却フィン内に配置される、請求項2に記載のラムエアタービンシステム。
【請求項4】
前記通路の少なくとも一部が、前記ハウジング内で前記冷却フィン以外の場所に配置される、請求項3に記載のラムエアタービンシステム。
【請求項5】
前記冷却フィンが、前記ハウジングの周辺の周りに間隔を置いて配置される、請求項3に記載のラムエアタービンシステム。
【請求項6】
前記冷却材回路に流体結合されて前記冷却材回路に冷却材を供給する冷却材サンプを更に備える、請求項1に記載のラムエアタービンシステム。
【請求項7】
前記冷却材サンプ及び前記冷却材回路の少なくとも一方に流体結合されて前記冷却材サンプから前記冷却材回路を通って冷却材を再循環させるポンプを更に備える、請求項6に記載のラムエアタービンシステム。
【請求項8】
前記サンプ及びポンプが前記ギアボックス内に配置される、請求項7に記載のラムエアタービンシステム。
【請求項9】
前記増速ギアトレーンが前記ポンプを駆動する、請求項8に記載のラムエアタービンシステム。
【請求項10】
前記発電機が、20,000rpmで少なくとも30kWを生成するよう構成される、請求項1に記載のラムエアタービンシステム。
【請求項11】
前記増速ギアトレーンは、前記出力要素が前記タービン出力シャフトの所定回転速度に応答して20,000rpmで回転するように選択される、請求項10に記載のラムエアタービンシステム。
【請求項12】
前記タービン出力シャフトの所定回転速度が6,000rpmである、請求項11に記載のラムエアタービンシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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