説明

一体型の試料ディスペンサーを持った超音波の装置

【課題】肌美化の目的で、衛生的操作により試料の容易な塗布が可能であり、携帯性を与え、そして多目的な肌手入れ処置ができる装置を提供する。
【解決手段】人の肌をマッサージするのに適したなめらかな表面を持つ部材と、前記部材に連結され前記部材に20KHzから25MHzの周波数超音波の振動を与える超音波発生器13と、試料を含む複数の試料格納容器を備え、前記試料を前記なめらかな表面における出口15を通して前記なめらかな表面へ吐出するための手段とを備え、前記超音波発生器と前記手段とは、本体11の中に組込まれている構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に超音波の技術にかかわる。より具体的に、それは、組込みの試料格納容器およびディスペンシング機構を持った新規な超音波の肌手入れ装置にかかわり肌美化の目的で当該装置の衛生的操作に適した試料の容易な塗布を可能にする。
【背景技術】
【0002】
肌手入れおよび美化のために用いられる超音波方法は、長く論証され商用製品および治療装置をもって実現されている。次に続く列挙された文書は、本発明の対象に最も関連している参考文献である:(1)Y.ミツ,“電気泳動装置,超音波の顔面の刺激器,および化粧品添加物を使用する肌美化化粧品システム”,特許番号US7,427,273B2(2008);(2)M.ヌノムラ,およびT.オバ,“超音波適用肌手入れ装置”,公開番号US2006/0149169(2006);(3)U.モトヨシ,“超音波美顔美容器”,公開番号JP2007050204(A)(2007);(4)H.ヒサオ,“超音波美顔器”,公開番号JP2001314473(A)(2001);(5)J.リード,およびその他,“超音波に基礎づけられた化粧品治療方法および機器”,公開番号US2009/0318853(2009);および(6)バルコビッチエンタープライジズからのフェイスメイト330超音波の顔面および肌マッサージ器(www.balkowitsch.com)。
【0003】
図1は、市場におけるそして先行技術におけるあらゆる入手できる製品の間で普通に共有される一般的な超音波肌手入れ用デザインを説明する概略図である。当該デザインは、装置本体1、すなわち把手または外被を含む。装置本体の内部は、超音波トランスデューサー3を制御しまた電力制御および充電のようなほかの機能も与える電子装置である。当該デザインはまた振動板2も含み、そしてそれは通常は金属製である。振動板2は、使用者によって使用される間、使用者のまたは誰かほかの人の肌とそれの外面4で接触する。振動板2は、内面の超音波トランスデューサー3によって超音波の周波数で駆動される。トランスデューサー3からの振動は、肌または肌手入れ製品に板2の駆動振動を通して伝達される。板2およびトランスデューサー3は、容易な取り扱いのために装置本体1の付属筐体の内に含まれる。
【0004】
既存の装置のどれかを使用する時、図1において説明するところによるデザイン特徴のため、使用者は試料を別の試料容器からディスペンスする必要があり試料を直接的に肌表面へかまたは板2の表面4へか対象肌範囲の処置より前に塗布する。肌手入れ試料の外部の容器からの塗布というこのプロセスは、それが肌処置プロセスの複雑さを増すだけでなくまたもしもそのような肌処置プロセスが専用の場所、美容院または私室のような、においてでなく、頻繁な往来のある公共区域において、例えば事務所、公共交通またはエレベーターにおいて行なわれなければならないならば衛生的懸念を課するから、装置の携帯性を制限する。
【0005】
当該発明者は、肌美化プロセスに対しての肌手入れ試料効果への超音波補助が有益であるということを認める。しかしながら、超音波の効果には望ましい結果を達成するために、処置される肌範囲に対しての超音波振動の十分な適用時間が必要とされる。毎日の美化の目的で、そのような超音波処置プロセスは超音波処置が提供することができる最大限の恩恵を被るために、朝におけるまたは夜の通常の少ない時間の肌手入れプロセス以外の一般的な使用者のデイタイムへさらに拡大されるように要望される。先行技術の装置は、それらの限られた携帯性および別の試料格納容器の必要性のため、述べられた処置要件に適用プロセスの複雑さのために応じることができない。
【0006】
要望されるものは、組込みの、交換のできる試料容器およびディスペンシング機構を持った肌美化の目的で試料の容易な塗布を可能にする超音波の肌手入れ装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】Y.ミツ,“電気泳動装置,超音波の顔面の刺激器,および化粧品添加物を使用する肌美化化粧品システム”,特許番号US7,427,273B2(2008)
【特許文献2】M.ヌノムラ,およびT.オバ,“超音波適用肌手入れ装置”,公開番号US2006/0149169(2006)
【特許文献3】U.モトヨシ,“超音波美顔美容器”,公開番号JP2007050204(A)(2007)
【特許文献4】H.ヒサオ,“超音波美顔器”,公開番号JP2001314473(A)(2001)
【特許文献5】J.リード,およびその他,“超音波に基礎づけられた化粧品治療方法および機器”,公開番号US2009/0318853(2009)
【非特許文献1】バルコビッチエンタープライジズからのフェイスメイト330超音波の顔面および肌マッサージ器(www.balkowitsch.com)
【発明の概要】
【0008】
肌手入れ試料ディスペンサーを超音波の振動発生装置と一体化し拡大された超音波処置を毎日の肌美化のために可能にするように携帯用のそして衛生的解決策を生むのが、この発明の目的である。この発明の別の目的は、製造するのに適した使いやすい試料ディスペンサーデザインを与えることである。
【0009】
本発明は、一体型の試料ディスペンシングシステムを持った超音波の装置を教示する。当該装置は、本体、本体に連結された振動する板、振動する板に連結された超音波の発生器、および一体型の試料ディスペンシングシステムを含む。超音波の発生器は、超音波の振動を20KHz〜25MHzの間の単数または複数の周波数で振動する板へ与える。振動する板は、人間の肌をマッサージするために適したなめらかな表面を持っている。超音波の発生器および一体型の試料ディスペンサーは、装置本体の中に組込まれている。試料、例えば液体、ゲル、またはクリーム、は、当該板のなめらかな表面へ当該板に連結された出口を通してディスペンスされる。
【0010】
出口は、試料がディスペンスされる小さい孔または小さい孔の列であってもよい。出口は、目に見えるかまたは振動する板のなめらかな表面からそれが視界から隠されるように後方に引っ込んでいるかであってもよい。
【0011】
一体型の試料ディスペンシングシステムは試料を、振動する板のなめらかな表面へなめらかな表面における前文に記述された出口を通して与える。ディスペンシングシステムは、補充できるカートリッジ、試料であらかじめ充填された使い捨てのカートリッジ、または試料であらかじめ充填された1以上の交換のできる容器を含めて、さまざまな実施を行ってもさしつかえない。ディスペンシングシステムは、装置が非動作モードでまたは使用者が試料を使用するつもりでないモードである時に閉ざされるバルブを含む。バルブは、使用者が試料をディスペンスするつもりである時に開かれるまたはオンにされる。
【0012】
ディスペンシングシステムが同じまたは異なった試料を含む複数の等しい区分室を持っている1の実施態様において、区分室はそれぞれ、選択され当該出口に対して位置合せされることができる。区分室はそれぞれ、当該区分室が使用者によって選択されていない時に閉ざされるバルブを含んでもさしつかえない。
【0013】
ディスペンシングシステムが複数のカートリッジを持っている別の実施態様において、カートリッジはそれぞれ、選択され当該出口に対して位置合せされることができる。カートリッジはそれぞれ、カートリッジの中の試料が使用者によって選択されていない時に閉ざされるバルブを持っていてもさしつかえない。
【0014】
まだそのうえに別の実施態様において、当該出口は、装置が非動作モードでまたは使用者が試料を使用するつもりでないモードである時に閉ざされるバルブを備える。それは、使用者が試料をディスペンスするつもりである時に開いているまたはオンにされる。
【0015】
ディスペンシングシステムは、圧力を容器の中に含まれる試料へ加えるピストンを含んでもさしつかえない。ピストンは、容器の外部から加えられる力によってまたは容器にあらかじめ設けられた力によって動かされてもよい。代替の実施において、ディスペンシングシステムは、試料を含み圧力を試料へ収縮力で加える自己収縮するポーチを含んでもさしつかえない。
【0016】
当該装置は、試料のディスペンスを制御するための機械的なレバレッジ構造を本体に持っている。機械的なレバレッジ構造は、ボタン、ローラーホイール、またはレバーであってもよく、使用者はそれでディスペンシングシステムを手動で制御してもよい。
【0017】
代替の実施において、当該装置は、試料のディスペンスを制御するための電気的インターフェースを本体に持っている。電気的インターフェースは、限定はされないけれども、スイッチ、接触覚センサー、圧力センサー、または近接センサーであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】図1は、先行技術による一般的な超音波肌手入れ用デザインを説明する概略図である;
【図2】図2Aは、本発明の好ましい実施態様による一体型の試料ディスペンサーを持った超音波の装置の正面図を説明する概略図である;図2Bは、図2Aによる超音波の装置の断面図を説明する概略図である;
【図3】図3Aは、本発明による試料カートリッジの第一の実施を説明する概略図である;図3Bは、本発明による試料カートリッジの第二の実施を説明する概略図である;図3Cは、本発明による試料カートリッジの第三の実施を説明する概略図である;図3Dは、本発明による試料カートリッジの第四の実施を説明する概略図である;
【図4】図4Aは、本発明による複数カートリッジ実施におけるカートリッジ選択および位置調整用の回転するためのデザインを説明する概略図である;そして図4Bは、本発明による複数の区分室を持った単数カートリッジ実施におけるカートリッジ区分室の選択および位置調整用の回転するためのデザインを説明する概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明が多数の異なった様式、デザインまたは構成で実施されてもさしつかえないとは言え、当該発明の原理の理解を促進するという目的上、図面で説明される実施態様への参照がされて特定の文言が同上のものを記述するために用いられるだろう。発明の範囲の限定がそれによって意図されないことは、それにもかかわらず理解されるだろう。発明と関連がある技術の当業者であれば標準的に頭に浮かぶような、ここに記述するところによる当該発明の原理の任意の変更およびそれ以上の実施が、予期される。
【0020】
図2Aは、本発明の好ましい実施態様による一体型の試料ディスペンサーを持った超音波の装置の正面図を説明する概略図である。図2Bは、図2Aにおいて中心線30に沿っての超音波の装置の断面図を説明する概略図である。当該装置は、つぎを含む:(1)収納本体11;(2)人間の肌に接触し超音波振動を対象肌範囲へ伝達するために適した超音波伝達板12;(3)本体11の中に取り囲まれ伝達板12に連結された、超音波振動を20kHz〜25MHzの範囲における単数または複数の周波数を用いて発生する、超音波発生器13;(4)肌手入れ試料容器およびディスペンサー、集合的に試料カートリッジ14とみなされる;(5)伝達板12に配置された試料出口15、肌手入れ試料はそれを通って、肌と肌処置の間に接触があることになっている伝達板12の接触表面121に接して、または好ましくは直接的にその上にディスペンスされる;(6)回路および部品、それは発生器13からの超音波の振動発生を制御し、ユーザーインターフェース、電力供給および充電機能を与え、そして随意に、カートリッジ14からの試料ディスペンシングを与えるが、を備える制御電子装置16。
【0021】
発生器13、カートリッジ14、および制御電子装置16はみな、装置本体11の中に取り囲まれる。ただ試料出口15だけが、装置表面の上に見えるようにされる。別の言い方をすると、なめらかな表面121を除いては、出口15が表面121の上に可視である唯一の物理構造である。あるいは、出口15は、振動する板のなめらかな表面からそれが視界から隠されるように後方に引っ込んでいてもよい。
【0022】
図3Aから図3Cまでは、カートリッジ14の構造および機能を説明する概略図である。
【0023】
図3Aは、外部筐体17、出口152および出口152が配置された筐体17の内壁のほうへまたはそれから離れる方向に動くピストン18を持っているカートリッジ14の第一の実施態様を示す。肌手入れ試料は、内壁およびピストン18によって取り囲まれる空間20の中に蓄えられる。ピストン18が出口152が配置された内壁のほうへ動き空間20内の体積を減らす時に、試料は出口152を通ってカートリッジ14の外側に至るまで圧力のためディスペンスされる。ピストン18の動きは機械的であり、そしてそれは外部的に図2Aおよび図2Bの収納本体11の表面に存在するボタンタイプのまたはローラータイプのレバレッジ構造からの押付けおよび引っ張り力によって実現されてもよく、だから試料ディスペンシングは手動で使用者によって制御されてもよい。あるいは、押付けおよび引っ張り力は図2Aおよび図2Bの収納本体11の内に存する電動機部品によって適用されてもよく、だから試料ディスペンシングは外部的に図2Aおよび図2Bの収納本体11の表面に配置された電気的スイッチタイプのまたは接触覚センサータイプの電子式インターフェースによって操作されてもよい。
【0024】
図3Bは、カートリッジ14構造の第二の実施態様を示す。それは図3Aと類似しているが、押付け力は、図3Bにおけるばねのような構造19によって例が挙げられるように、組み込まれた負荷力によって適用される。負荷力はピストン18のどちら側から適用されてもよく、そしてここに図3Bは多数のバリエーションのひとつにすぎない。さらに、負荷力は、つぎを含むけれども限定はされず、ばね、防振ゴム、輪ゴムまたは圧縮空気として実施されてもよい。負荷力は一定の圧力を空間20内の試料に適用し、試料は出口152を通って自動的に出口152が開モードの状態にされるとすぐにディスペンスされてもよい。試料の流れを制御し限定するために、バルブ21のようなスイッチ構造、それは出口152を通る試料の流路を閉じそして開くことができるが、は出口152に連結される。バルブ21は、スリット弁、一方向弁、または双方向弁であってもよい。バルブ21の操作は外部的に図2Aおよび図2Bの収納本体11の表面に存在するボタンタイプのまたはローラータイプのレバレッジ構造によって実現されてもよく、試料ディスペンシングは手動で操作されてもよい。あるいは、バルブ21は図2Aおよび図2Bの収納本体11の内に存する電動機部品によって操作されてもよく、だから試料は外部的に図2Aおよび図2Bの収納本体11の表面に存在する電気的スイッチタイプのまたは接触覚センサータイプの電子式インターフェースによって操作されてもよい。
【0025】
図3Cは、カートリッジ14構造の第三の実施態様を示す。それは図3Bと類似しているが、ピストンおよび負荷構造を付属筐体17の内に存在する単純な自己収縮するポーチ22と置換している。自己収縮するポーチ22は、限定はされないけれども、拡張型のゴム袋であってもよい。試料は、ポーチ22の内部空間の中に含まれる。ポーチ22の自己収縮力は、バルブ21が出口152を通る流れを利用可能にする時に試料をディスペンスするように十分な圧力を生成する。
【0026】
図3Dは次に、カートリッジ14構造の第四の実施態様を示す。それは、出口152に連結されるバルブ21を持った図3Aのバリエーションである。バルブ21は、出口152を通るいっそう正確な試料流れを生成するようにピストン18と同時に操作されてもよい。バルブ21の操作は、使用者がピストン18を操作するために使用する同じ機械的または電子式インターフェースによって達成されてもよい。
【0027】
試料のディスペンスは、機械的装置または電子式インターフェースによって制御されてもよい。機械的装置は、ボタン、ローラー、ホイールまたはレバーであってもよい。電子式インターフェースは、スイッチ、接触覚センサー、圧力センサー、または近接センサーであってもよい。
【0028】
カートリッジ14はまた、任意の、下の特徴のいくつかまたはすべてをもっていてもさしつかえない:(1)カートリッジ14は、交換ができる、すなわち、それは、取り出されそして収納本体11にもう一度取り付けられてもよい;(2)カートリッジ14は、再利用されてもよい、すなわち、試料は、カートリッジ14内の空間20に肌美化プロセスの間の試料の消耗後に補給されてもさしつかえない;(3)カートリッジ14は、試料であらかじめ充填されそして試料が使い尽くされた後に使い捨てられる;(4)当該装置は、取り付けられたカートリッジ14なしに動作してもさしつかえない;(5)同じまたは異なった試料を含む2以上のカートリッジ14は、カートリッジが個々に選択され、位置調整されることができそしてカートリッジ出口152が装置本体の出口15と試料をディスペンスするために位置合せされるように、収納本体11の中に取り付けられてもさしつかえない。
【0029】
選択、位置調整および位置合せは、例えば、けれども限定はされず、異なったカートリッジを通しての回転によって実現されてもよい。異なったカートリッジは、それら自身の組込みの試料ディスペンシング機構を持っているがカートリッジが選択され出口15と位置合せされる時に試料をディスペンスするための同じユーザーインターフェースを共有してもさしつかえない。図4Aは、複数のカートリッジ実施におけるカートリッジ選択および位置調整用の回転するためのデザインを説明する概略図である。当該実施において、等しい大きさ、本体形状およびほかの構造的性質を持った4個のカートリッジがある。使用者がカートリッジを選択位置まで回転させるならば、出口152は伝達板12の出口15に正確に連結される。
【0030】
選択、位置調整および位置合せは、例えば、けれども限定はされず、異なった区分室を通しての回転または試料がディスペンスされる区分室を規定するまたは指定する組込みのバルブシステムによって実現されてもよい。図4Bは、4個の区分室を持った単一のカートリッジの実施におけるカートリッジ区分室142の選択および位置調整用の回転するためのデザインを説明する概略図である。当該実施において、カートリッジ14は同じまたは異なった試料を含む4個の試料区分室を、カートリッジ内の各区分室が個々に選択され、位置調整されそして試料をディスペンスするためにカートリッジ出口152と位置合せされることができるように、持っている。異なった区分室は図3Aから図3Dまでにおいて論議するところによる同じ試料ディスペンシング機構を共有してもさしつかえなく、または各区分室はそれ自身の試料ディスペンシング機構を持っているが区分室が選択され出口152と位置合せされる時に試料をディスペンスするための同じユーザーインターフェースを共有する。
【0031】
この発明の長所は、数多い。たとえば:(1)一体型の試料ディスペンサーを持った超音波の装置は、操作の複雑さを減らしそれの携帯性を増しどこでも/いつでもの利用を可能にする;(2)複数の試料格納容器は、あらゆる必要とされる肌処置プロセスのためのさまざまな試料オプションを持った1の装置を可能にする;および(3)使い捨てのカートリッジオプションはさらに、さらに進んで毎日の肌手入れ目的に拡大される肌の超音波処置を可能にする試料塗布の容易性および衛生を増す。
【0032】
本発明の1以上の実施態様が上に説明されたと同時に、当業者はそれらの実施態様に対しての変更および採用が本発明の範囲および精神からはずれずにされてもさしつかえないということを認識するだろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
前記本体に連結された、人間の肌をマッサージするために適したなめらかな表面を持っている振動する部材と、
前記振動する部材に連結された、超音波の振動を20KHzと25MHzとの間の周波数で与える超音波の発生器と、
試料を含みその試料を前記なめらかな表面へ前記なめらかな表面における出口を通してディスペンスするための手段と、を備え、
前記発生器と前記手段とは、前記本体の中に組込まれている、超音波の装置。
【請求項2】
前記手段は、補充できるカートリッジ、試料であらかじめ充填された使い捨てのカートリッジ、および試料であらかじめ充填された1以上の交換のできる容器、の任意のものを備える、請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記手段は、前記装置が非動作モードでまたは使用者が試料を使用するつもりでないモードである時に閉ざされるバルブを備える、請求項1記載の装置。
【請求項4】
前記手段は、その各々が選択され前記出口に対して位置合せされることができる、複数の等しい区分室を備え、前記区分室は同じまたは異なった試料を含むことができる、請求項1記載の装置。
【請求項5】
各区分室は、前記区分室が使用者によって選択されていない時に閉ざされるバルブを備える、請求項4記載の装置。
【請求項6】
各カートリッジは、前記容器の中の試料が使用者によって選択されていない時に閉ざされるバルブを備える、請求項2記載の装置。
【請求項7】
各容器は、前記容器の中の試料が使用者によって選択されていない時に閉ざされるバルブを備える、請求項2記載の装置。
【請求項8】
前記出口は、前記装置が非動作モードでまたは使用者が試料を使用するつもりでないモードである時に閉ざされるバルブを備える、請求項1記載の装置。
【請求項9】
前記出口は、試料がディスペンスされる小さい孔の列を備える、請求項1記載の装置。
【請求項10】
前記出口は、前記なめらかな表面からそれが視界から隠されるように後方に引っ込んでいる、請求項1記載の装置。
【請求項11】
前記手段は、圧力を容器の中に含まれる試料へ加えるピストンを備える、請求項1記載の装置。
【請求項12】
前記ピストンは、前記容器の外部から加えられる力、前記容器にあらかじめ設けられた力、および試料を含む自己収縮するポーチからの収縮力、の任意のものによって動かされる、請求項11記載の装置。
【請求項13】
試料のディスペンスを制御するための機械的なレバレッジ構造を前記本体に、さらに備え、前記機械的なレバレッジ構造はボタン、ローラーホイールおよびレバー、の任意のものであってもよい、請求項1記載の装置。
【請求項14】
試料のディスペンスを制御するための電気的インターフェースを前記本体に、さらに備え、前記電気的インターフェースはスイッチ、接触覚センサー、圧力センサー、および近接センサー、の任意のものであってもよい、請求項1記載の装置。
【請求項15】
前記試料は、液体、ゲル、およびクリーム、の任意のものである、請求項1記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−86012(P2012−86012A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−222736(P2011−222736)
【出願日】平成23年10月7日(2011.10.7)
【出願人】(511239421)ラ ピレス,インク. (3)
【氏名又は名称原語表記】La Pierres,Inc.
【住所又は居所原語表記】1620 Rangewood Place, San Jose,CA 95138,U.S.A.
【Fターム(参考)】