説明

一体型ローラーを有するコンベアプレート

コンベア支持プレート(28)はコンベアシステム上の走行用に配置された物体を受けるように構成された上部搬送面(36)及び上部搬送面(36)と反対側に配置された下部表面(34)を含む。横方向に伸びている一対の壁部と一対の側壁部(39)は上部搬送面(36)と下部表面(34)を接続する。複数の空洞部(30)は横方向に伸びる一対の壁部と上部搬送面の下方で終端する一対の壁部(39)間の下部表面(34)内に形成される。空洞部 (30)はコンベアシステムの走行中に支持プレート(28)を支持するために下部表面(34)を貫いて伸びているローラー(32)を受けるように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
適用なし
【0002】
(連邦政府委託研究に関する申立て)
適用なし
【0003】
本発明はコンベアに関し、特に、コンベアのねじれ、耐荷重、及び抵抗力を減少させることにより所望の経路に沿った走行を促進させるための一体型ローラーを有するコンベア用の支持プレートに関する。
【背景技術】
【0004】
コンベアは通路に沿って製品を搬送する場合に多くの力に晒される。例えば、螺旋コンベアシステムは垂直距離間で製品、部品等を移動させる有効な手段を提供するので広範囲の産業で一般的である。しかしながら、垂直距離間で螺旋経路を横断させる場合、これらの螺旋コンベアシステムは種々の力を受ける。例えば、動作中に、これらのシステムは螺旋経路に従うことにより生じるねじれ力、垂直上昇又は下降経路に従うことにより生じる垂直負荷力、及び経路の水平成分に従うことにより生じる水平負荷力を受ける。これらの力は非常に大きな負荷を運ぶ場合及び特に、螺旋経路に沿って破片の堆積に遭遇する場合更に事態を悪化させる。時間の経過と共に、これらの力はコンベアシステムを非常に磨耗させ、及び/又は螺旋コンベアシステムの動作を妨害させる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これらの力に伴うストレスを減少させるための取り組みにおいて、種々のベアリング設計が利用されてきた。例えば、ある螺旋コンベアシステムではベースチェーンと螺旋経路間にインターフェース(接合部)を形成するためチェーン上に取付けられたベアリングを含む螺旋経路に配置されたベースチェーンを採用している。ある場合において、これらのベアリングは螺旋経路と係合するため且つベースチェーンと螺旋経路間の摩擦力を減少させるためにベースチェーンに搭載されたローラーベアリングである。ベースチェーンに搭載されたこれらのベアリングシステムは多少のねじれ、垂直、及び水平力を減少させるが、ベースチェーンは全螺旋コンベアシステムの小領域のみを形成するので、大きな力はまだ螺旋コンベアシステム全体に加えられる。従って、大きな力がこれらの力に打勝つために且つ螺旋経路に沿って螺旋コンベアシステムを動かすために要求され、且つ著しい磨耗が時間と共に生じる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
従って、経路に沿って走行するコンベアシステムでのねじれ、摩擦、及び負荷力を更に減少させるためのシステムを有することが望まれる。
【0007】
本発明は複数の一体型ローラーベアリングを含む螺旋コンベアシステム用の支持プレート(板)を提供することにより上記欠点を克服するものである。特に、複数の空洞部は支持プレートの下方に伸び且つ螺旋コンベアが走行する螺旋経路の案内路に抗して転動するローラーが配置されている各支持プレート内に形成される。
【0008】
本発明の一態様によると、コンベア支持プレートはコンベアシステム上の走行用に配置された物体を受けるように構成された上部表面及び上部表面の反対側に配置された下部表面を含む。コンベア支持プレートは更に上部表面と下部表面を接続する一対の側壁部と共に前壁部と後壁部を有する。複数の空洞部が上部表面の下方で終端する下部表面に形成され、前壁部及び後壁部と側壁部対の間に配置される。更に、複数の開口部はコンベアシステムの走行中に支持プレートを支持するため下部表面を貫いて延びているローラーを受けるように設計されている。
【0009】
本発明の他の態様によると、コンベアシステムは水平方向の案内表面を有する走行経路を含んでいる。上部表面の下方で且つ底部表面を通して延びている少なくとも2つの空洞部を有する複数の支持プレートを含んでいる。少なくとも1つのローラーが水平方向案内表面と回転可能に係合させるために空洞部の各々で支持されている。従って、ローラーはコンベアシステムが走行路を横断するように水平方向案内表面の上方で支持プレートを支持する。
【0010】
本発明の更に他の態様によると、コンベアシステムは螺旋経路に沿って走行するように設計されている。コンベアシステムは対応するピンにより枢動的に接続されたサイドバー対を含むベースチェーンを有する。複数の支持プレートは螺旋経路に沿って伸びる上部走行面及び下部表面を有するベースチェーンと係合されている。少なくとも1つの空洞部が下部表面を貫いて伸びているが搬送面前で終端する複数の支持プレートに形成されている。コンベアシステムはコンベアシステムが螺旋経路を進行するように螺旋経路の案内表面に対して転動するため各空洞部内に係合された少なくとも1つのローラーを含んでいる。
【0011】
本発明の前述及び他の特徴及び利点は以下の記載から明らかになるであろう。この記述において、説明の一部を形成し且つ本発明の実施例の図を示している添付図面が参照される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1を参照すると、本発明の螺旋コンベアシステム用の案内表面を与える螺旋経路10が示されている。即ち、記載されるように、本発明の螺旋コンベアシステムは上昇又は下降方向の螺旋経路10を横行するように構成される。
【0013】
図2を参照すると、螺旋コンベアシステム12は複数のピン18を介して枢動的に接続された対のサイドバー16を有するベースチェーン14を含んでいる。対のサイドバー16の1つから横方向に伸びているのは対のアーム20である。対のアーム20間で伸び且つピン22により固定されたものはローラー24の形態のベアリングである。これに関して、ローラーベアリング24は対のアーム20により支持され且つピン22に沿って伸びている軸の周囲を回転するように構成されている。
【0014】
複数の支持プレート28がインターフェース(接合部)26を介してベースチェーン14と係合されている。各支持プレート28は接合部26から離間して両方向に且つ横断的に伸び、前端部35、後端部37、及び一対の側壁部39により結合された下面34及び上面36を含んでいる。複数の下方向開口通路又は空洞部30は各支持プレート28の下面34内に形成される。ローラー32の形態の支持ベアリングは各空洞部30内に配置される。
【0015】
図2に示されるように、空洞部30はローラー32が各支持プレート28の下面34の下方に伸びるように各支持プレートの下面34を通して伸びている。しかしながら、図3に示されるように、空洞部30は支持プレート28の上部搬送面36の上方に延びていない。従って、図2及び図3を参照すると、空洞部30は支持プレート28の下面34を貫通して伸びるが支持プレート28の上部搬送面36に延びる直前で終端するように複数の支持プレート28内に形成される。説明されるように、この構成は螺旋コンベアシステム12が図1に示されるように螺旋経路を横行する場合少ない摩擦で移動するのを可能にするが、複数の支持プレート28の上部搬送面36に載せて搬送されている物体を妨害しない。
【0016】
更に、図3に示されるように、上部搬送表面36が上部搬送表面36上に載せられた物体の搬送と螺旋経路に沿った螺旋コンベア12の移動を有利に容易にする種々の特徴を組み込めることが予期される。例えば、上部搬送表面14の係数摩擦を増加させる、上部搬送面36の係数摩擦を増加させる、ゴム38のような、物質が種々のパターンで配置でき、上部搬送面36上に置かれた物体を所定の位置に固定するのに役立つ。更に、複数のインターロックリブ40は上部搬送面36上に位置決めでき、より具体的には、より均一で、実質的な上部搬送面36を提供するため上部搬送面36の上部表面を形成し、同時に、図1に示されるように螺旋経路を横行するために必要な近傍の支持プレート28の屈曲を可能にする。即ち、支持プレート28上に配置されるようなリブ40の相互輪郭設計により、ベースチェーン14が螺旋経路の周りを湾曲するように支持プレート28が屈曲するのを可能にすると共に、より実質的な上部搬送表面36を形成する。
【0017】
図4を参照すると、ベースチェーン14の一部と係合された単一の支持プレート28が示される。示されているように、支持プレート28とベースチェーン14間の接合部26はベースチェーン14のサイドバー16を結合するピン18を係合するように構成されたスナップオン接続として形成される。これに関して、個別の支持プレート28は保守又は取替えのためにベースチェーン14との係合状態を迅速且つ容易に解離できる。
【0018】
更に、図4に示された実施例において、複数のローラー32は上部搬送面36と下部表面34間の支持プレート内に形成された横行経路44を貫いて伸びているピン又は車軸42を介して各空洞部30内に保持される。特に、ピン42は上部搬送面36と下部表面34を結合する対の側壁部39間に伸びている横断伸張経路44内に配置される。従って、ピン42は上部搬送面36と下部表面34を結合する横断伸張前端部35と後端部37に平行に伸びている。
【0019】
特に、図5を参照すると、ピン42が横断的に形成された経路44を貫通するので、支持プレート28内に形成された各空洞部30を貫通して伸びている。従って、各ローラー32は内部に形成された開口部46を有し、この開口部は、空洞部30内に配置された場合、ピン42が横断的に伸びる経路44を貫いて伸び且つローラー32内に形成された各開口部46を貫通するように横断伸張経路44と同軸的に整合する。従って、ローラー32は空洞部30内で回転可能に固定される。
【0020】
更に、支持プレート28内に形成された凹部52と係合するように構成されたプラグ又はタブ50を含むロッキング機構48が利用できる。即ち、一旦、ピン42が横断伸張経路44と複数のローラー32の各開口部46を通して伸びると、ロッキング機構48は横断伸張経路44の端部内に位置決めされ、タブ50が横断伸張経路44内でピン42をロックするために支持プレート28の凹部52と係合する。代案として、ロッキング機構48はピン42の端部54上に一体的に形成できる。
【0021】
図6及び図7に示される実施例を参照すると、支持プレート28は空洞部30内にローラー32を固定するための代替システムを含んでいる。具体的には、図7に最良に示されるように、支持プレート28は各空洞部30内に一体的に形成された一対のロッキングクリップ56を含んでいる。従って、これらのクリップ又はスナップ取付具56はローラー32と一体的に形成され且つ両側でローラーから伸びている一組のピン58と係合するように構成されている。これに関して、ローラー32は空洞部30と整合可能であり、通路内に押圧され、ピン56は取付具と係合されるようにスナップ取付具56内に滑り込む。一旦ローラーが空洞部30内に位置決めされ、スナップ取付具56はローラーがピン58に沿って伸びている軸60の周囲で回転するのを可能にし、ローラー32を空洞部30内に保持する。
【0022】
図8を参照すると、図4のライン8−8に沿って得られる断面図は図1の螺旋経路10と係合される支持プレート28とベースチェーン14を示している。示されるように、螺旋経路10はベースチェーン14と付随の部品が配置された凹部62を有する。従って、螺旋経路10はローラー32により係合された第1案内表面64と、ベースチェーン14のサイドバー16から延びている一対のアーム20により支持されたローラーベアリング24により係合された第2案内表面66を含んでいる。螺旋コンベアシステム12は螺旋経路10を横行するので、支持プレート28は第1の水平方向の案内表面64に背景にしてローラー32で支持されている。これに関して、螺旋コンベアシステム12上に置かれた物体の重量のほとんどは支持プレート28を介してローラー32により支持される。従って、上部搬送面36上に置かれた物体と関連する荷重力と螺旋経路10の横行と関連する摩擦力は螺旋経路10の第1案内表面64上を転がるローラー32により大幅に減少する。
【0023】
螺旋経路10の横行と関連するねじり力及び摩擦力を更に減少するため、ベアリングローラー24は螺旋経路10の第2の垂直方向案内表面66に沿って回転するように構成される。更に、螺旋経路10から螺旋コンベアシステム12の離脱を進展させる垂直及び水平力に対して抵抗する取組みにおいて、ベアリングローラー24はローラー上に形成され且つ第2ベアリング表面66内に形成された相互輪郭面70により受けられるように構成されたリップ部68のような輪郭面を有する。ベアリングローラー24の回転軸72はほぼ垂直であるように示されているが、相互輪郭第2案内表面66との係合を更に容易にするように回転軸を傾斜できることが予期される。例えば、ベアリングローラー24が、鋭角凹部のような、図8に示されるリップ部68より小さい劇的な輪郭を有する場合、ベアリングローラー24を第2案内表面66とより確実に係合させるため図8に示される垂直位置からの回転軸を調整することが望ましい。
【0024】
従って、ローラー32はベースチェーン14から伸びる輪郭ローラーベアリング24と同様に支持プレート28に形成されるたローラー32を介して、ねじり、負荷、及び摩擦力が大幅に減少するので、螺旋経路10の螺旋コンベアシステム12を横行させるために要求される駆動量を減少できる。同様に、螺旋経路10上にある破片に対する摩擦及び感受性を充分に減少する。従って、螺旋コンベアシステム12の運転に伴う維持費も減少させることができる。
【0025】
空洞部30とローラー32の構成がモジュラーベルトで利用できることも予期される。例えば、図9及び図10を参照すると、本発明のローラーシステムを組み込んだ直線路に追従するように設計されたモジュラーリンクベルト74が示されている。もちろん、モジュラーベルトは本発明の範囲から逸脱することなく曲線経路に追従するように設計できる。特に、モジュラーベルト74は複数の支持プレート28又はベルトモジュールを含んでいる。しかしながら、ベースチェーンを介して結合されるより、支持プレート28は近傍の支持プレート28の後端部37に沿って配置された相互配置リンク端部76と係合するように構成された前端部35に沿ったリンク端部76を含んでいる。ピン78は近傍の支持プレート28と共に固定するためリンク端部76を介して形成された同軸整合経路を貫通している。
【0026】
また、上述されているように、支持プレート28は前端部35、後端部37、及び対の側壁部39により結合された下部表面34と上部搬送面36を含んでいる。これに関して、複数の下方開口通路又は空洞部30がローラー32を収容するため各支持プレート28の下部表面34内に形成されている。図9及び図10に示されるように、ピン42が各空洞部30内にローラー32を固定するために使用される。しかしながら、図6及び図7に関して記載されているように、クリップ又は他の同様な保持システムがピン42の代わりに利用できる。
【0027】
図10に示されるように、追加のローラー80、82が前端部35及び後端部37に沿って配置されたリンク76内に配置できることが予期される。従って、3組のローラー32、80及び82は各支持プレート28上に形成できる。しかしながら、例示のように、ローラー32、80及び82は上部搬送面36を貫通して延びていない。
【0028】
従って、コンベアベルトが任意の経路を横行する場合に受けるねじり、負荷、及び摩擦力を大幅に減少するコンベアシステムが製造される。それとして、コンベアシステムの運転に要求される駆動量が減少する。同様に、コンベアシステムの動作中に受ける磨耗及び破片に対する感受性が大幅に減少する。従って、コンベアシステムの運転に伴う維持費も減少する。
【0029】
現在本発明の好ましい実施例と見なされものが示され且つ記載されたが、種々の変更や改造が添付の特許請求の範囲により規定された本発明の範囲から逸脱することなく実施されることが当業者にとって自明であろう。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】図1は本発明の螺旋コンベアシステムのための案内表面を形成する螺旋経路を示す側面図である。
【図2】図2は本発明による螺旋コンベアシステムを示す底部斜視図である。
【図3】図3は図2の螺旋コンベアシステムを示す上部斜視図である。
【図4】図4は図2及び図3の螺旋コンベアシステムの単一支持プレートとベースチェーンのリンク結合を示す底部斜視図である。
【図5】図5はローラーベアリングの締結システムを示す図4の単一支持プレートを示す部分底部分解斜視図である。
【図6】図6は本発明によるローラーベアリング用の代案締結システムを示す支持プレートを示す部分底部斜視図である。
【図7】図7は係合及び離脱されたローラーベアリングを示す図6の支持プレートを示す部分底部斜視図である。
【図8】図8は図1の螺旋経路の案内表面と係合された状態を示すライン8−8に沿った図4の組立られた支持プレートの断面図である。
【図9】図9は本発明によるモジュラーリンクコンベアを示す平面図である。
【図10】図10は図9のモジュラーリンクコンベアを示す側部立面図である。
【符号の説明】
【0031】
10 螺旋経路
12 螺旋コンベアシステム
14 ベースチェーン
16 サイドバー
18、22 ピン
20 アーム
24 ローラー
26 結合部
28 支持プレート(板)
30 空洞部
34 下部表面
36 上部搬送面
35 前端部
37 後端部
39 側壁部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
経路を介して走行するように設計されたコンベアシステムにおいて、
対応するピンにより枢動的に接続されたサイドバーの対を有するベースチェーンと;
前記ベースチェーンと係合され、且つ前記経路に沿って伸びる上部搬送面と下部表面を有する複数の支持プレートと;
前記下部表面を貫通して延びる前記複数の支持プレートに形成され且つ前記搬送面前で終端する少なくとも1つの空洞部と;
前記経路に沿って進行する前記コンベアシステムとして前記経路の案内表面に抗して回転するため前記少なくとも1つの空洞部内に係合された少なくとも1つのローラーと;
を具備することを特徴とするコンベアシステム。
【請求項2】
前記上部搬送面と前記下部表面間の前記複数の支持プレートに形成され且つ前記少なくとも1つの空洞部を貫通して伸びている横行通路と;
前記横行通路を貫通して枢動的に伸びているピンと、前記少なくとも1つのローラーを回転可能に固定するため前記少なくとも1つのローラーに形成された開口部と;
を更に具備することを特徴とする請求項1記載のコンベアシステム。
【請求項3】
前記横行通路内で前記ピンをロックするため前記横行通路から伸びている凹部と係合するために前記ピンから伸びているタブを更に具備することを特徴とする請求項2記載のコンベアシステム。
【請求項4】
前記ピンを前記横行通路内でロックするように構成された着脱可能なプラグを更に具備することを特徴とする請求項2記載のコンベアシステム。
【請求項5】
前記少なくとも1つのローラーから伸びている一対のピンを回転可能に固定するため前記少なくとも1つの空洞部内に配置された一対のクリップを更に具備することを特徴とする請求項1記載のコンベアシステム。
【請求項6】
上記搬送面を形成するため前記複数の支持プレート上に配置された複数のリブを更に具備することを特徴とする請求項1記載のコンベアシステム。
【請求項7】
前記複数の支持プレートが前記サイドバー対を貫通して伸びている前記ピンと係合するように構成されたスナップオン接続により前記ベースチェーンを着脱可能に係合するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のコンベアシステム。
【請求項8】
前記サイドバーの少なくとも1つから横方向に延びているアームの対と、前記経路の他の案内表面と係合するために前記アームの対により支持された少なくとも1つのベアリングローラーとを具備することを特徴とする請求項1記載のコンベアシステム。
【請求項9】
前記少なくとも1つのベアリングローラーは前記コンベアシステムが前記螺旋経路を離脱するのを抑制するために他の案内表面の相互輪郭面と係合するように構成された輪郭面を有することを特徴とする請求項8記載のコンベアシステム。
【請求項10】
前記螺旋経路が垂直的且つ水平的に伸びている螺旋形状の経路であることを特徴とする請求項1記載のコンベアシステム。
【請求項11】
案内表面を有する走行経路と;
上部表面下に且つ底部表面を通して延びている少なくとも2つの空洞部を有する複数の支持プレートと;
前記案内表面と回転可能に係合するため前記少なくとも1つの空洞部内で支持された少なくとも1つのローラーと;
を具備し、前記少なくとも1つのローラーが前記コンベアシステムが前記走行経路を横断するように前記案内表面の上方の前記支持プレートを支持していることを特徴とするコンベアシステム。
【請求項12】
前記少なくとも2つの空洞部の各々での前記少なくとも1つのローラーを回転可能に固定するように構成された前記少なくとも2つの空洞部の各々内に配置されたスナップ取付部を更に具備することを特徴とする請求項11記載のコンベアシステム。
【請求項13】
前記少なくとも2つの空洞部を貫通し且つ同軸的に延びている横行通路と、前記横行通路を介して伸びているピンと、対応する空洞部内で各ローラーを固定するため各ローラーに形成された開口部とを更に具備することを特徴とする請求項11記載のコンベアシステム。
【請求項14】
前記上部表面が前記コンベアシステム上に位置決めされた物体を支持するように構成されていることを特徴とする請求項11記載のコンベアシステム。
【請求項15】
前記複数の支持プレートがエンドレスコンベアシステムを形成することを特徴とする請求項11記載のコンベアシステム。
【請求項16】
前記走行路に沿って伸び且つ前記底部表面の中心の近傍に前記複数の支持プレートと係合されたベースチェーンを更に具備し、
前記少なくとも2つの空洞部が前記ベースチェーンの反対側に配置されることを特徴とする請求項11記載のコンベアシステム。
【請求項17】
前記ベースチェーンから伸びている少なくとも一対のアームと;
前記走行経路の前記垂直配向輪郭案内表面と係合するため各対のアームにより支持された少なくとも1つのベアリングローラーと;
を具備し、
前記少なくとも1つのベアリングローラーは前記コンベアシステムが前記輪郭案内表面を有する前記少なくとも1つのベアリングローラーの結合部を介して前記走行路を解離するのを抑制するように構成されていることを特徴とする請求項16記載のコンベアシステム。
【請求項18】
コンベアシステム上の走行用に配置された物体を受けるように構成された上部搬送面と;
前記上部搬送面を対向するように配置された下部表面と;
一対の横断的に伸びている壁部と、前記上部搬送面と上記下部表面を接続する一対の側壁部と;
前記下部表面内に形成され且つ前記上部搬送面の下方で終端し且つ前記対の横断的に伸びている壁部と前記対の側壁部間に配置された複数の空洞部と;
を具備し、
前記複数の空洞部が前記コンベアシステムの走行中に前記支持プレートを支持するため前記下部表面を貫通して延びているローラーを受けるように構成されていることを特徴とするコンベア支持プレート。
【請求項19】
前記複数の空洞部の各々を貫通して伸びている車軸を受けるために前記上部搬送面と前記下部表面間に伸び且つ前記複数の空洞部の各々を接続する車軸通路と、各空洞部内の各ローラーを回転可能に固定するために各ローラー内に形成された同軸整合通路とを更に具備することを特徴とする請求項18記載のコンベア支持プレート。
【請求項20】
前記ローラーを回転可能に固定するため前記複数の空洞部の各々内に配置されたスナップ取付具を更に具備することを特徴とする請求項18記載のコンベア支持プレート。
【請求項21】
前記螺旋コンベアシステムでの近傍の支持プレートを結合するベースチェーンと係合するように構成された前記下部表面上に配置された結合部を更に具備することを特徴とする請求項18記載のコンベア支持プレート。
【請求項22】
近傍のコンベア支持プレートから延びている相互に配置された複数のリンクと係合するため前記対の横断的に伸びている壁部から伸びている複数のリンクを更に具備することを特徴とする請求項18記載のコンベア支持プレート。
【請求項23】
前記モジュラーベルトコンベアを形成するため近傍のコンベア支持プレートを共に固定するため前記複数のリンクの各々に形成された経路を貫いて延びるように構成されたピンを更に具備することを特徴とする請求項22記載のコンベア支持プレート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2009−517306(P2009−517306A)
【公表日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−543397(P2008−543397)
【出願日】平成18年11月29日(2006.11.29)
【国際出願番号】PCT/US2006/045602
【国際公開番号】WO2007/064659
【国際公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【出願人】(506224746)レックスノード インダストリーズ, エルエルシー (14)
【氏名又は名称原語表記】Rexnord Industries, LLC
【住所又は居所原語表記】4701 West Greenfield Avenue, Milwaukee, WI 53214−1498, U.S.A.
【Fターム(参考)】