一般固形廃棄物類と同様の廃棄物として処分することができるように医療系廃棄物又はその他の特別廃棄物の含有細菌を中和する機械
マイクロ波殺菌室(10)が廃棄物で満たされるキャニスター(1)を把握して回転させる手段(5)を携行するベース構造(6、19、20)により密閉することができる下向きに開いたベルの形に作られ、それは、適切な手段によって、キャニスター(1)を充填および放出させる低い位置から前記殺菌室の閉鎖するためおよび満杯のキャニスター(1)を前記殺菌室へ挿入するための上昇位置へ移動でき、各キャニスターは、それが、前記殺菌室(10)を把握して回転させる前記手段によって取り外し可能にサポートされることができるようにして、それが、前記キャニスターを機械の異なる動作ステーションの間で移送するマニピュレイト手段(SM)により把握されるようにする、手段を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、一般固形廃棄物類と同様の廃棄物として処分することができるように医療系廃棄物又はその他の特別廃棄物の含有細菌を中和する機械に関する。
【背景技術】
【0002】
先行技術文献WO2010/040690A1に記載された機器および方法の適用の構築の過程で、本発明を産業的に適用できるようにするある種の改良が確認されてここに記述されている。本発明の目的の鮮明な実体を提示するために、引用された従来技術に記載された方法に従って、次なる事項を述べる価値がある、すなわち、a)適切に裁断されて湿潤された廃棄物が、適切な容量を有するマイクロ波透過円筒型のキャニスター内に載置され、該キャニスターは、圧力耐久性があり、外部から遮蔽されており、各殺菌室の少なくとも高さ方向に渡って分布された複数の適切なオフセット開口を備える複合殺菌室に載置され、これらの開口は、マイクロ波発生器から通じる対応する導波管に接続されているb)前記複合殺菌室の各々は、充填されると、外部から切り離され、必要なら前記複合殺菌室の各々の内部減圧の予備段階の実行を伴って、適切なサイクル回数を使用して、その中において、適正な湿度、圧力および温度レベルである対応する廃棄物の殺菌に対応できるように準備するc)マイクロ波発生器が点灯されて、制限されたパワーを有する静的に配置のマグネトロンが使用されたとしても、廃棄物の前記種々の蓄積の均一に分布された殺菌を達成するように、前記殺菌室内で廃棄物の蓄積を保持するキャニスターが、それらの軸の周りを、マイクロ波放射開口に対して、回転させられるd)廃棄物殺菌サイクルが完了すると、殺菌室は、大気圧が提供されて殺菌された廃棄物の放出のために開放され、該廃棄物は、それから、一般固形廃棄物と同様な廃棄物として、また、新しい動作サイクルの開始のために、捨てられる。
【発明の開示】
【0003】
本発明はこの方法を実質的に活用する機器に関するが、先行の特許に記載された実施例とは違って、廃棄物キャニスターは、殺菌室によって移動することができる物体であり、前記複合殺菌室を充填および放出する適切な手段によるマニピュレーションのために適切な形状を有するベースプレートまたは他のインターフェースを備えており、該複合殺菌室は、この場合、垂直に移動可能なベース構造により、下方で密閉された下向きに開いたベルの形で構築され、該ベース構造は、各キャニスターの前記ベースを把握するクランプ手段を有する小型の回転プラットホームを備える。廃棄物で満たされるキャニスターが前記プラットホーム上に載置されたとき、各殺菌室の前記ベース構造が持ち上げられ、密閉されて、そのプラットホームは、それによりサポートされる満杯のキャニスターの回転のために作動され、廃棄物には、マイクロ波の種々のビームが照射される。廃棄物が殺菌されて、殺菌室が減圧されたときは、殺菌室のベース構造が降ろされて、処理された廃棄物のキャニスターがマニピュレイト手段により取り上げられ、このマニピュレイト手段は、キャニスターを取り外し、下方へ回転させ、空にしてクリーニングする手段と相互に作用するようになし、それから、キャニスターを垂直で、上方へ開いた位置に戻し、新たな廃棄物を満たすためのステーションに載置し、最後には、キャニスターを新しい動作サイクルの実行のために殺菌室に再挿入する。本発明のこれらおよび他の特徴は、添付の請求項1およびそれに続く従属の請求項に記載されており、そして、これらの特徴の好ましい実施例であって、5枚の添付の図面シート上の図面内の非限定的な実施例をもって単に図解されている、次なる記述により明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】図1は、処理される廃棄物を含有するキャニスターの一つの斜視図である。
【図2】図2は、マニピュレイト手段および回転手段により把握されるベースプレートを有した、直径方向の断面における、図1のキャニスターの下部を示す。
【図3】図3は、動作用の密閉状態において、先行の図面に示されるように、キャニスター内に載置された廃棄物用の殺菌ステーションの一つの斜視図である。
【図4】図4は、部品を断面および開放状態で示した、図3のステーションの前面図である。
【図5】図5は、さらなる詳細を、部品は断面で示した、図3に示すように密閉された殺菌室の下部の拡大図である。
【図6】図6は、図3〜図5に示すような、ステーションの殺菌室の下からの平面図である。
【図7】図7は、先行の図面に示すような各殺菌室の底を密閉するカラークランプの顎部の一つの垂直縦断面での図である。
【図8】図8は、先行の図面に示すような複数の殺菌ステーションを具備する機械の限られた全体寸法を持ち、対応するサービスステーションを有する構造の可能な形態の斜視図である。
【図9】図9は、機械の異なる動作ステーション間のキャニスター移送用に、廃棄物キャニスターをマニピュレイトするための、ステーションの2つのクランプを有するヘッドの斜視図である。
【図10】図10は、前記キャニスターの一つからの廃棄物の放出用のステーションの図であり、部品を断面で示している。
【図11】図11は、充填ステーションにおいてキャニスターをサポートする自動芯出しクランプを有する小型の回転プラットホームの側面図であり、部品を断面で示している。
【図12−13】図12及び図13は、それぞれ、図11の回転プラットホームによりサポートされたキャニスターに廃棄物を満たすステーションの斜視図と側面図であり、部品を断面で示している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
図1および図2は、処理されるべき廃棄物が円形の断面を有して例えば約5〜6リットルの適切な容量を有する円筒型のキャニスター1内に載置されていることを示し、各キャニスターは、適切にフレアされたその上端101を有し、そして、例えば、各ベースプレート2を作り上げる直径方向の区分を有する2つの部品間をクランプしてロックするための任意の種類の滑り止め外側輪郭を有する外部の軸方向ステム301を備えたベース201を有し、これらの部品は、適切な耐熱材料から作られ、横軸の締め付けねじ3によって、一緒に連結される。キャニスター1は、パイレックスのような任意のマイクロ波透過耐熱材料から作ることができる。ベースプレート2は、実質的に、マッシュルーム形状をしており、その平坦なヘッド102は、少なくともキャニスター1のベースに支えられ、そして一方では、前記ベースのステム202は、異なる高さに例えば台形の輪郭の少なくとも2つの環状の溝4および104を有することを特徴としており、該上部溝4は、前記マニピュレイション・クランプの顎部により係合されるべく設計され、そして一方では、該下溝104は、キャニスターが、例えば、前記機械の殺菌ステーションにて問題対象になっている際に、垂直軸を有する自動芯出しクランプ5の少なくとも3つの顎部105(図4および図5)により係合され(下記参照)、該クランプは垂直ガイドおよび摺動部7と8上を摺動できるキャリッジ6に取り付けられ、一対の垂直複動式水圧シリンダーと本体が前記機械のフレームに固定されたブラケット72によりサポートされるピストン部9、9’のロッドに接続されており、それによって、前記キャリッジ6は、前記クランプ5が前記マニピュレイト手段から廃棄物で満杯のキャニスター1を受け取る、図4に示す低い位置からキャニスター1が静止マイクロ波殺菌室10内に挿入される、図5に示す上昇位置位置へと移動でき、該殺菌室10は、この場合には、下向きに開いたベルの形で形成される。殺菌室10は、強固な管状スリーブ110により形成され、例えば、テフロンまたは他のマイクロ波透過材料から作られ、金属シールド510により包囲され、その組立品全体は、上端において蓋210により密閉されており、そのベースにおいては、密閉手段の介在物と、前記蓋に固定されて、アッセンブリー110、510の周囲に分布された適切な数のロッド410によってスタックを形成するフランジ310が設けられている。カバー210にねじで固定されるスペーサ11上には、前記蓋および前記殺菌室10の外側側面を覆い、内部に嵌合される熱絶縁材料を有するケーシング12の2つのシェル(図3も参照のこと)が固定されており、ケーシング12は、また、追加のマイクロ波シールドとして役立つべく構築されて使用されることができる。バルブ手段13、センサー14および前記殺菌室10の動作を制御するために要求される全ての手段は、引用した先行の特許出願、または、任意の他の有用で安全な方法に記載された手順に従うと、前記殺菌室の上部から突出している。ねじまたはスタッド111は、スペーサ11を挿通し、前記殺菌室10の蓋210に固定され、それらが、対応するボルトにより、前記機械のフレーム42に固定され、そこから突出する複合サポート16(図8および10)に確保および固定できるようにするために、それらは、ケーシング12から適切な量だけ突出するような長さを有する(下記参照)。
【0006】
図3は、前記先の特許出願で述べられているように、問題対象になっている殺菌室10が、また、ケーシング12を挿通する導波管115、115’、115”を備えることを示しており、各導波管の一つの端部は、シールド510に形成される対応する開口(図面では見えない)に接続され、そして一方では、その外側端が、適切なパワーのマグネトロンを具備する対応するマイクロ波源15、15’、15”および対応するサービス要素に接続される。マイクロ波注入回路および前記開口は、殺菌室10の高さ方向にわたる様々な対応する領域の十分に均一なおよび/または分布型の放射があるようにされており、これらの領域は、反射波の公知の問題を回避するために、互いに適切にオフセットされている。
【0007】
図4および図5は、フランジ310が殺菌室10の下開口へZ形状の輪郭を授けていることを示し、外側水平ベアリング面18と前者要素の上に適切に持ち上げられた内側水平ベアリング面118と前記2つのベアリング面を接続するライザー218とを有しており、このライザーは、わずかに円錐形で下方へ広がる面218を形成する垂直のまたはわずかに傾いた直線母線を有する。図4、図5および図6に示すように、キャリッジ6は、逆U型構造で形成され、その側面で前記ガイド、摺動部7および8に接続され、側部シールにて、垂直軸19を有する固定された小型の筒状スリーブを携行する水平上壁キャリングを有し、その上端上には、キャリッジ6が図5に示すように持ち上げられた際に、フランジ20の部分120がフランジ310の下ベアリング面18に支えられるように、上部が殺菌室10の前記下フランジ310と相補的なZ形状の輪郭を有するシールフランジ20が固定され、そして一方では、ライザー220上および上ベアリング面320上にそれぞれ設けられた、その対応する環状のシール21および22が、ライザー218および前記フランジ310の内側前ベアリング面118にそれぞれに、側部および前部のシールでもって、支えられる。移動可能なフランジ20は、プレート23の周辺端が、結合輪郭と十分なクリアランスをもって配される、段付内部輪郭を有し、廃棄物キャニスター1は、キャリッジ6が図4に示す低い位置の際に、このプレート上に位置されて中心にあり、前記プレートには、また、自動芯出しクランプ5の顎部105が挿通する放射状のスリットが設けられ、これらの顎部は、当初は、図5に破線で示す低い後退位置にあり、その下溝104の対応する部分と勘合することによってキャニスター1のベースプレート2を把握するために命令によって持ち上げられる。プレート23は、ギヤードモータ26の出力シャフトの端部フランジに固定される下プレート25から上昇するスペーサ24によってサポートされ、該ギヤードモータ26は、キャリッジ6の上部の開口内に、密封された方法で、そのケーシングにより順繰りに固定され、組立品全体は、必要な軸方向回転がプレート23およびキャニスター1へ伝達されるようになされる。図5の詳細な図に示すように、クランプ5の顎部105は、一対の前記スペーサ24上の27でピボットされており、図5に実線および破線でそれぞれ示すように、それらの下端は、リンク28によって、その適切な下方および上方への運行によってクランプ5の顎部の必要な自動芯出し閉開動作をそれぞれ作成する動作プレート29に接続される。この垂直移動で、動作プレート29は、シャフト126の軸方向キャビティを介して、十分なクリアランスおよび側部シールでもって通過し、図3〜図6に示すように、フリーホイール装置32の介在をもってシリンダー・ピストン部31へ接続するためのこのシャフトの他の端部から出現するロッド30の上端に固定されている。キャリッジ6を上昇及び下降させるシリンダー9、9’は、上昇フェーズにおいて、キャニスター1を殺菌室10内へ挿入して移動可能なフランジ20を該殺菌室の下フランジ310に結合する機能を有するが、それらは、廃棄物の殺菌の間に該殺菌内で展開される高圧に抵抗する機能を有してはいない、なぜなら、この機能は図3、図4、図6および図7を参照して記述されている他の手段によって実施されるからである。前記機械のフレーム42の垂直材142に固定される一対のサポート17、17’(図3〜図6および図8)が、フランジ310の2つの直径方向に対向領域内に、フランジから短距離のところに設けられる。サポート17’上には、33、33’において、平面図で180°よりちょっと小さい大きさの扇形の形で形成される一対のプレート34、34’によって形成される顎部のわずかに外向きに湾曲した端134、134’が、ピボットされており、該顎部の反対端部234、234’は、外部に向かって方向づけられ、これらの顎部に固定された少なくとも一つの弾力性手段35により互いに抗して押圧され、そして一方では、水圧シリンダー・ピストン部36の本体が、顎部34の端234上で136にてピボットされ、このユニットのロッドが、顎部34’の対向端234’上で236にてピボットされる。湾曲した顎部34、34’を形成する前記一対のプレートは、90°の角度間隔にて離間したクロス片334、334’により相互接続されており、中間クロス片が、同様に一対の平行なプレート(図6および7)により形成されて平面図で扇形に似ていてほぼ90度の角度を有する対応するロッカー・アーム38、38’の中間上でピボットされる。これらのロッカー・アーム端部にて、ピン39、39’によって、平面図で扇形に似ていて実質的にY形状の断面を有するブロック40、40’がピボットされ、各ブロックは、殺菌室10に向かって対向する等脚台形の輪郭を有する溝を有し、その等脚台形の外側のより長いベースおよび内側のより短いベースは、立面寸法で、フランジ310およびこのフランジと一緒にフランジ20に支えられる部分120の厚みの総和より、それぞれ、大きいおよび小さい寸法を有している。図6および図7の詳細に示すように、ブロック40、40’は、対応するサポート用ロッカー・アーム38、38’のプレートと接触するようになる以前の対応するピン39、39’でのそれらの振動時に十分な程度の自由度を有し、ピン39、39’の端部は、ロッカー・アームが、それらの中央支点334、334’の周りに、振動の十分な自由度を有する様式にて、顎部34、34’を形成する一対のプレートに設けられたスロット37、37’を挿通する。湾曲した顎部34、34’は、対応する一対のブロック40、40’と一緒に、殺菌室の下フランジ310と、それに対抗して持ち上げられる真下にあるフランジ20により形成される組立品を取り囲むカラークランプを形成する、そして、カラークランプは、前記フランジ310、20により形成されるスタックと、浮遊求心法で、相互に作用する機能を有し、これにより、それらの円形の形状に精密に適合され、廃棄物の殺菌の間に殺菌室10内に展開される高動作圧力に対抗して、それらを閉じ続けるための必要な軸方向スラストを提供する。キャリッジ6がまだ図4に示す低い位置にある間であって、キャニスター1が殺菌室10に挿入される前に、端234、234’が、それらの突出する先端で、サポート17(図3および6)に固定されるストップ41、41’に支えられるに至るまで、シリンダー36のロッドは、バネ35の作用に対抗して顎部34、34’を互いに離すように伸長される。この状態において、顎部34、34’とブロック40、40’の両方は後退され、後者がキャニスター1を殺菌室10に挿入するために持ち上げられる際にキャリッジ6と関連するフランジ20と干渉しないようにするために、殺菌室10の下フランジ310から適切に離間される。挿入が完了すると、シリンダー36は、そのロッドを後退するため、および、バネ35の援助を受けて顎部34、34’を閉じるために作動され、対応するブロック40、40’は、フランジ310および20の組立品のペリメータに浮遊求心法にて嵌合され、図6および図7に示すように、前記フランジ310および20の組立品の上下端の上のブロックの溝の傾斜面の相互作用が、組立品を閉じるようになし、シリンダー36により与えられる最小の力でこの閉じた状態を保持するようになされる。ブロック40、40’の溝の傾斜面は、シリンダー36に向かって方向づけられた力を実質的に減らす機能を有する、なぜなら、この力はブロックの前記台形の溝の傾斜面の角度の正弦値に比例するからである。
【0008】
殺菌室10の動作サイクル時間は、記載されたタイプの殺菌ステーションを備える機械の各種部品の全ての動作時間の中で最も長いので、本発明は、直線フレーム42の一方の側で互いに隣接する2つ以上の殺菌ステーションSS1、SS2を設けることにより、および、同じ側で、第1の前記ステーションSS1からの増加距離で、廃棄物を有するキャニスター1を充填するためのステーションSCと前記ステーションSS1、SS2から到着するキャニスターから殺菌された廃棄物を放出するためのステーションSSCを設けることにより、機械が、図8に示すタイプのレイアウトで構築されることを提案する。前記動作ステーションを携行する側に対して、フレーム42の同じ側に、キャニスターをマニピュレイトする適切な自動手段が、種々の該ステーション間の密閉サイクル内にてキャニスターを移送するために設けられる。信頼性および減少された全寸法の観点での満足な結果が、少なくとも2つの直交軸、すなわち、一つのステーションから他のステーションへの移動のために双方向矢印Xにより示される縦軸と移動ステーションに近づいたり遠ざかったりする移動のために双方向矢印Yにより示される横軸上で動作するマニピュレイト手段SMを用いることにより達成された。図8および図9に示すように、前記手段SMは、ガイド43に平行にその最大寸法を有する箱型の平行六面体形状のヘッド45をサポートする軸Yに平行な摺動子44が走行する直交ガイドを携行する摺動子(不示図)が走行する軸Xに平行で適切な長さの水平ガイド43を具備し、ヘッドの壁は、2つの突出する隣接の自動芯出しクランプP1およびP2を携行しているステーションに対向し、各々は、上部溝4によりキャニスター1の前記ベースプレート2を把握するために、扇形の形の一対の平坦な顎部を有し、これらの顎部は、該顎部の開閉した位置を検出する電気センサーを有して、対応するバネ47により閉じた位置に向かって押される空気圧アクチュエータのような商業的に利用可能なタイプのアクチュエータ46の移動素子に固定される。クランプP2は、対応する顎部だけの開閉移動を行うように適合され、充填ステーションSCから満杯のキャニスターを取り上げ、それらを殺菌ステーションSS1、SS2に挿入するために使用され、そして一方では、クランプP1は、また、開閉するように、同様に、例えば、90度の回転を介して、軸Yに平行な軸の周りを回転するように適合され、満杯のキャニスター1を殺菌ステーションSS1、SS2から取り外して、それらを放出ステーションSSCに挿入するために使用される。この目的は、ヘッド45と関連する手段により回転可能にサポートされるシャフト48(図9)上のクランプP1の顎部を作動させる空気圧アクチュエータを装備することにより達成され、このシャフトは、その本体がヘッド45内のサポート上の51でピボットされるシリンダー・ピストン部50のロッドに接続されるクランク49を備えている。当業者により容易に構築され、それゆえ図解されていない回転コレクターを、アクチュエータ46の供給・放電配線およびシャフト48を挿通するクランプP1を開閉するセンサーの電気回路を作動可能にさせるために設けることができる。より簡単な代替の解決策では、前記クランプP1の電気・空気圧回路は、融通性があり、クランプのアクチュエータ46に直接接続でき、ヘッド内に配された部品に接続するためのヘッド45における開口を挿通する可撓管に取り付けることができる。ステーションSMの移動部品の動作に要求されるすべての回路と配線は、図8に示すトラック状のコンデット71内に配される回路と配線を介して固定供給・制御パネルに接続することができる。クランプP1は、それが殺菌ステーションの回転可能なプレート23の自動芯出しクランプ5からキャニスターを取り出すときに、水平位置にその顎部を有し、それが放出ステーションSSCに達するまでこの位置に留まり、そこでは、このクランプが、図9に示すようにキャニスターを水平に位置させるために90°回転するので、それは、ヘッド45に固定されてそこから突出するサポートアーム52に支えられる。この状態において、ヘッド45は、殺菌された廃棄物を有するキャニスター1を、空にすべきキャニスター1に入ることができるような直径を有する水平スクリュー53および廃棄物の回転を防ぎ、それがスクリューにより搬送されて、放出されることを保証する上部縦槍形状のガイド54を本質的に具備するステーションSSCに挿入するために、軸Xに沿って水平に移動する。スクリュー53は、キャニスター1の高さよりも適切に長い長さを有しており、それは機械のフレーム42の垂直材242に固定されたギヤードモータ55の出力シャフト上に取り付けられる(図8)。スクリュー組立品53、54は、下方へ解放されるケーシング56により、十分なクリアランスを有して、保護され、その底部には、放出された廃棄物を収集するかまたはそれを離れた場所に携行するために、適切な手段57が接続される(図8)。図10は、スクリュー53のシャフトが軸方向に中空であり、ステーションSSCから取り外され、新しい動作サイクルに再挿入される以前に、キャニスター1が内部的に十分に清潔にされることを保証するために、回転ジョイント59を介してこのシャフトに供給される少なくとも一つの空気および/または水のような加圧流体を放出するためのノズル58を有する先端を備えることを示している。放出とクリーニングが完了すると、ヘッド45は、スクリュー53からキャニスターを引っ込めるために水平に後退され、後退が完了した時、クランプP1は、キャニスターをその口を上方にして垂直位置に戻すために、90度回転し、そして、この状態にて、キャニスターは整列され、マニピュレータSMにより、キャニスターをサポートする手段を有し、図11〜図13を参照して以下に記述されるであろう放出ステーションSCに挿入される。図8および図11は、放出ステーションSSCにて空にされたキャニスター1が、いかにして、下溝4により、クランプP1により保持され、垂直に位置されており、軸Yに沿ったヘッド45の平行移動に従って、殺菌ステーションSS1、SS2に存在しているクランプ5と同様であって、しかし、後者のクランプとは違って、上昇及び下降する動きを備える目的でなく回転の目的のためのみに設けられる自動芯出しクランプ5’の開放顎部105’の上のこのヘッドにより位置されている、充填ステーションSCの下部に位置されるのかをさらに詳しく示す。下プレート25’は、そのケーシングにより機械のフレーム42固定され、図4に示す配置のように、その下部に、シリンダー・ピストン部31’とリンク28’によってそれらの開閉移動用の顎部105’に必要な振動を伝える動作プレート29’の作動のためのフリーホイール装置32’を備えるギヤードモータ26’の出力シャフトに固定される。キャニスターが放出ステーションSCに挿入される以前に、クランプP2は廃棄物でいっぱいのキャニスターをこのステーションから取り除き、その後、ヘッド45が満杯のキャニスターを移して、それを殺菌ステーションSS1またはSS2の内利用できるいずれかに挿入し、それは、一つのキャニスターがステーションSCにて満たされている間に、ヘッド45が前記動作を行って、それから、新しい動作サイクルのスタートのために放出ステーションSSCに満杯のキャニスターを持って戻るように、殺菌された廃棄物でいっぱいのキャニスターがステーションのクランプ5により、取り除かれた後である。
【0009】
図12および図13に示すように、充填ステーションSCは、T型筒状パイプ60を具備し、満杯にされるべきキャニスター1が、このパイプの垂直分岐160の真下にそれと軸方向に整列して載置され、そして一方では、パイプの水平分岐260が、廃棄物が公知の手段により適切に裁断された後に殺菌されるべき廃棄物を供給する何らかの適切な手段に接続される。パイプ60の垂直分岐の上端は、機械のフレーム42の部品に固定された強力なブラケット61のベースに載置されたカラー161にフランジドされ、カラー161は、また、真下にあるパイプ分岐160内で摺動可能な中空円筒形のピストン63の下部を軸方向にガイドして、適切に穴のあいたベース壁163と閉塞した上端263を有している、水平軸と湾曲した直線母線を有するローラー62を携行し、該ピストンは、キャニスター1内にロードされた廃棄物を湿潤するために適切な量の水を導入する命令で作動される回路に接続されたパイプ64を軸方向に運行している(下記参照)。ピストン63は、それが、充填フェーズにて、十分なクリアランスでキャニスター1に入れるような外部直径を有し、以下に記述されている目的に適する長さを有する。ピストン63のヘッド263は、等角度間隔離れた点にて、3つの垂直複動式水圧シリンダー・ピストン部65のロッドに接続され、シリンダー・ピストン部65は、それらの本体の上下端によりクロス片66と166に固定される。下部クロス片66は、パイプ64との干渉を防ぐために中央開口67を有し、平面図でひし形であり、該ひし形は、ブラケット61を含む垂直面に平行なそのより長い寸法を有しており、クロス片66の端部は、対応する垂直複動式水圧シリンダー・ピストン部68、68’のロッドに接続され、その本体の端部は、それぞれ、上部ブラケット69、69’に固定され、そして、ブラケット61に、および、扇形の形をした下部クロス片70に固定され、その中間部分はパイプ60の付属物360に固定される。キャニスター1が廃棄物で満たされるとき、シリンダー・ピストン部65は、図13に示すように後退位置にあり、ピストン6を、そのベースがパイプ60の水平分岐260の上となるように位置させるので、この分岐から到着する廃棄物は、下方へ流れて、図11の回転クランプ5’によりそれ自身の軸まわりをゆっくり回転させられるキャニスター1へ流れ込まなければならない。充填ステーションSCの運転サイクルにおいて、タイミングの観点での、および/または、パイプ60を介して廃棄物の流れを検出する手段の運転に従う指定の手順によれば、キャニスター1の回転は、その中に載置された廃棄物が均一に分布された後に終わり、廃棄物の供給が休止され、そして、ピストン63は、上部シリンダー・ピストン部65のロッドの伸長の結果として、図13の破線に示され、および、図12に示すように低い位置に降ろされる。次のステップにおいて、下シリンダー68、68’のロッドは、キャニスター内にピストン63を押し込むために後退される、これにより、キャニスター内への廃棄物の適切な詰め込みを保証し、適切な量の水が、その後、上部パイプ64を介して、および、そのベースに穴の開けられたピストンを介して廃棄物に注がれる。適切な手段(不示図)が、適切な量の液体を、また、キャニスター1を充填するサイクルの中間ステップの間に廃棄物に加えられるように、パイプ60の分岐160の下部充填開口の上に、また、設けることができる。廃棄物の圧縮は、比例バルブ、圧力計、ロードセルおよび/または他の適切な手段により監視できる。詰め込みと湿潤が完成すると、ステーションSCの各種部品は図13の初期の位置に戻る。この運転サイクルは、キャニスター1の充填の期間に一度だけ(終端で)あるいは多数回のいずれかで行うことができ、そして、適切な手段が、例えば、シリンダー68、68’のピストン位置を検出する磁気センサーやリニヤエンコーダ等(不示図)のような何らかの適切な直線移動トランスジューサによってピストン68、68’のロッドの運行を検出することにより、キャニスターが容積の点でいっぱいであることを検出する時、充填サイクルは終わる。
【0010】
図8に示すように機械は、幅と長さの双方に制限される空間を占有し、保守管理者によるアクセスのために反対側両端部で、そして、主に殺菌ステーションSS1、SS2が配される端部で、ドアを備える標準寸法の運送容器C内で使用準備でき、および、放出ステーションSSCによる廃棄物の充填および放出の作業のために、組み立てられ、配線されることができる。汚染した廃棄物の容器を搬送する手段を、フレーム42の背後に配することができ、これらの容器は、オートマニピュレイターによって、運送容器に同様に配されて該ステーションSCのパイプ60に案内する放出コンベヤーにより奉仕を受ける裁断機内に放出される。もし廃棄物容器が使い捨てタイプであれば、その中に収容された廃棄物と一緒に裁断機内に載置される。しかしながら、もし廃棄物容器が回収可能タイプであるならば、それは、空にされ、逆さの位置にて、回転ブラシを組み込んでもよいクリーニングステーションに挿入できて、その後、撤去用のコンベヤー上に載置される。運送容器Cは、自然環境への汚染物質の任意の分散を防ぐために、その内部から空気を抜き取るための適切な手段および大気へのその放出以前に抜き取られた空気を処理し、衛生的にする手段に接続することができる。これらの手段は図面に図解おらず、それは、それらが、本願記述への導入部で引用した先行特許出願に記載されたタイプであり得るし、または、任意の適切なタイプであり得るからである。
【技術分野】
【0001】
この発明は、一般固形廃棄物類と同様の廃棄物として処分することができるように医療系廃棄物又はその他の特別廃棄物の含有細菌を中和する機械に関する。
【背景技術】
【0002】
先行技術文献WO2010/040690A1に記載された機器および方法の適用の構築の過程で、本発明を産業的に適用できるようにするある種の改良が確認されてここに記述されている。本発明の目的の鮮明な実体を提示するために、引用された従来技術に記載された方法に従って、次なる事項を述べる価値がある、すなわち、a)適切に裁断されて湿潤された廃棄物が、適切な容量を有するマイクロ波透過円筒型のキャニスター内に載置され、該キャニスターは、圧力耐久性があり、外部から遮蔽されており、各殺菌室の少なくとも高さ方向に渡って分布された複数の適切なオフセット開口を備える複合殺菌室に載置され、これらの開口は、マイクロ波発生器から通じる対応する導波管に接続されているb)前記複合殺菌室の各々は、充填されると、外部から切り離され、必要なら前記複合殺菌室の各々の内部減圧の予備段階の実行を伴って、適切なサイクル回数を使用して、その中において、適正な湿度、圧力および温度レベルである対応する廃棄物の殺菌に対応できるように準備するc)マイクロ波発生器が点灯されて、制限されたパワーを有する静的に配置のマグネトロンが使用されたとしても、廃棄物の前記種々の蓄積の均一に分布された殺菌を達成するように、前記殺菌室内で廃棄物の蓄積を保持するキャニスターが、それらの軸の周りを、マイクロ波放射開口に対して、回転させられるd)廃棄物殺菌サイクルが完了すると、殺菌室は、大気圧が提供されて殺菌された廃棄物の放出のために開放され、該廃棄物は、それから、一般固形廃棄物と同様な廃棄物として、また、新しい動作サイクルの開始のために、捨てられる。
【発明の開示】
【0003】
本発明はこの方法を実質的に活用する機器に関するが、先行の特許に記載された実施例とは違って、廃棄物キャニスターは、殺菌室によって移動することができる物体であり、前記複合殺菌室を充填および放出する適切な手段によるマニピュレーションのために適切な形状を有するベースプレートまたは他のインターフェースを備えており、該複合殺菌室は、この場合、垂直に移動可能なベース構造により、下方で密閉された下向きに開いたベルの形で構築され、該ベース構造は、各キャニスターの前記ベースを把握するクランプ手段を有する小型の回転プラットホームを備える。廃棄物で満たされるキャニスターが前記プラットホーム上に載置されたとき、各殺菌室の前記ベース構造が持ち上げられ、密閉されて、そのプラットホームは、それによりサポートされる満杯のキャニスターの回転のために作動され、廃棄物には、マイクロ波の種々のビームが照射される。廃棄物が殺菌されて、殺菌室が減圧されたときは、殺菌室のベース構造が降ろされて、処理された廃棄物のキャニスターがマニピュレイト手段により取り上げられ、このマニピュレイト手段は、キャニスターを取り外し、下方へ回転させ、空にしてクリーニングする手段と相互に作用するようになし、それから、キャニスターを垂直で、上方へ開いた位置に戻し、新たな廃棄物を満たすためのステーションに載置し、最後には、キャニスターを新しい動作サイクルの実行のために殺菌室に再挿入する。本発明のこれらおよび他の特徴は、添付の請求項1およびそれに続く従属の請求項に記載されており、そして、これらの特徴の好ましい実施例であって、5枚の添付の図面シート上の図面内の非限定的な実施例をもって単に図解されている、次なる記述により明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】図1は、処理される廃棄物を含有するキャニスターの一つの斜視図である。
【図2】図2は、マニピュレイト手段および回転手段により把握されるベースプレートを有した、直径方向の断面における、図1のキャニスターの下部を示す。
【図3】図3は、動作用の密閉状態において、先行の図面に示されるように、キャニスター内に載置された廃棄物用の殺菌ステーションの一つの斜視図である。
【図4】図4は、部品を断面および開放状態で示した、図3のステーションの前面図である。
【図5】図5は、さらなる詳細を、部品は断面で示した、図3に示すように密閉された殺菌室の下部の拡大図である。
【図6】図6は、図3〜図5に示すような、ステーションの殺菌室の下からの平面図である。
【図7】図7は、先行の図面に示すような各殺菌室の底を密閉するカラークランプの顎部の一つの垂直縦断面での図である。
【図8】図8は、先行の図面に示すような複数の殺菌ステーションを具備する機械の限られた全体寸法を持ち、対応するサービスステーションを有する構造の可能な形態の斜視図である。
【図9】図9は、機械の異なる動作ステーション間のキャニスター移送用に、廃棄物キャニスターをマニピュレイトするための、ステーションの2つのクランプを有するヘッドの斜視図である。
【図10】図10は、前記キャニスターの一つからの廃棄物の放出用のステーションの図であり、部品を断面で示している。
【図11】図11は、充填ステーションにおいてキャニスターをサポートする自動芯出しクランプを有する小型の回転プラットホームの側面図であり、部品を断面で示している。
【図12−13】図12及び図13は、それぞれ、図11の回転プラットホームによりサポートされたキャニスターに廃棄物を満たすステーションの斜視図と側面図であり、部品を断面で示している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
図1および図2は、処理されるべき廃棄物が円形の断面を有して例えば約5〜6リットルの適切な容量を有する円筒型のキャニスター1内に載置されていることを示し、各キャニスターは、適切にフレアされたその上端101を有し、そして、例えば、各ベースプレート2を作り上げる直径方向の区分を有する2つの部品間をクランプしてロックするための任意の種類の滑り止め外側輪郭を有する外部の軸方向ステム301を備えたベース201を有し、これらの部品は、適切な耐熱材料から作られ、横軸の締め付けねじ3によって、一緒に連結される。キャニスター1は、パイレックスのような任意のマイクロ波透過耐熱材料から作ることができる。ベースプレート2は、実質的に、マッシュルーム形状をしており、その平坦なヘッド102は、少なくともキャニスター1のベースに支えられ、そして一方では、前記ベースのステム202は、異なる高さに例えば台形の輪郭の少なくとも2つの環状の溝4および104を有することを特徴としており、該上部溝4は、前記マニピュレイション・クランプの顎部により係合されるべく設計され、そして一方では、該下溝104は、キャニスターが、例えば、前記機械の殺菌ステーションにて問題対象になっている際に、垂直軸を有する自動芯出しクランプ5の少なくとも3つの顎部105(図4および図5)により係合され(下記参照)、該クランプは垂直ガイドおよび摺動部7と8上を摺動できるキャリッジ6に取り付けられ、一対の垂直複動式水圧シリンダーと本体が前記機械のフレームに固定されたブラケット72によりサポートされるピストン部9、9’のロッドに接続されており、それによって、前記キャリッジ6は、前記クランプ5が前記マニピュレイト手段から廃棄物で満杯のキャニスター1を受け取る、図4に示す低い位置からキャニスター1が静止マイクロ波殺菌室10内に挿入される、図5に示す上昇位置位置へと移動でき、該殺菌室10は、この場合には、下向きに開いたベルの形で形成される。殺菌室10は、強固な管状スリーブ110により形成され、例えば、テフロンまたは他のマイクロ波透過材料から作られ、金属シールド510により包囲され、その組立品全体は、上端において蓋210により密閉されており、そのベースにおいては、密閉手段の介在物と、前記蓋に固定されて、アッセンブリー110、510の周囲に分布された適切な数のロッド410によってスタックを形成するフランジ310が設けられている。カバー210にねじで固定されるスペーサ11上には、前記蓋および前記殺菌室10の外側側面を覆い、内部に嵌合される熱絶縁材料を有するケーシング12の2つのシェル(図3も参照のこと)が固定されており、ケーシング12は、また、追加のマイクロ波シールドとして役立つべく構築されて使用されることができる。バルブ手段13、センサー14および前記殺菌室10の動作を制御するために要求される全ての手段は、引用した先行の特許出願、または、任意の他の有用で安全な方法に記載された手順に従うと、前記殺菌室の上部から突出している。ねじまたはスタッド111は、スペーサ11を挿通し、前記殺菌室10の蓋210に固定され、それらが、対応するボルトにより、前記機械のフレーム42に固定され、そこから突出する複合サポート16(図8および10)に確保および固定できるようにするために、それらは、ケーシング12から適切な量だけ突出するような長さを有する(下記参照)。
【0006】
図3は、前記先の特許出願で述べられているように、問題対象になっている殺菌室10が、また、ケーシング12を挿通する導波管115、115’、115”を備えることを示しており、各導波管の一つの端部は、シールド510に形成される対応する開口(図面では見えない)に接続され、そして一方では、その外側端が、適切なパワーのマグネトロンを具備する対応するマイクロ波源15、15’、15”および対応するサービス要素に接続される。マイクロ波注入回路および前記開口は、殺菌室10の高さ方向にわたる様々な対応する領域の十分に均一なおよび/または分布型の放射があるようにされており、これらの領域は、反射波の公知の問題を回避するために、互いに適切にオフセットされている。
【0007】
図4および図5は、フランジ310が殺菌室10の下開口へZ形状の輪郭を授けていることを示し、外側水平ベアリング面18と前者要素の上に適切に持ち上げられた内側水平ベアリング面118と前記2つのベアリング面を接続するライザー218とを有しており、このライザーは、わずかに円錐形で下方へ広がる面218を形成する垂直のまたはわずかに傾いた直線母線を有する。図4、図5および図6に示すように、キャリッジ6は、逆U型構造で形成され、その側面で前記ガイド、摺動部7および8に接続され、側部シールにて、垂直軸19を有する固定された小型の筒状スリーブを携行する水平上壁キャリングを有し、その上端上には、キャリッジ6が図5に示すように持ち上げられた際に、フランジ20の部分120がフランジ310の下ベアリング面18に支えられるように、上部が殺菌室10の前記下フランジ310と相補的なZ形状の輪郭を有するシールフランジ20が固定され、そして一方では、ライザー220上および上ベアリング面320上にそれぞれ設けられた、その対応する環状のシール21および22が、ライザー218および前記フランジ310の内側前ベアリング面118にそれぞれに、側部および前部のシールでもって、支えられる。移動可能なフランジ20は、プレート23の周辺端が、結合輪郭と十分なクリアランスをもって配される、段付内部輪郭を有し、廃棄物キャニスター1は、キャリッジ6が図4に示す低い位置の際に、このプレート上に位置されて中心にあり、前記プレートには、また、自動芯出しクランプ5の顎部105が挿通する放射状のスリットが設けられ、これらの顎部は、当初は、図5に破線で示す低い後退位置にあり、その下溝104の対応する部分と勘合することによってキャニスター1のベースプレート2を把握するために命令によって持ち上げられる。プレート23は、ギヤードモータ26の出力シャフトの端部フランジに固定される下プレート25から上昇するスペーサ24によってサポートされ、該ギヤードモータ26は、キャリッジ6の上部の開口内に、密封された方法で、そのケーシングにより順繰りに固定され、組立品全体は、必要な軸方向回転がプレート23およびキャニスター1へ伝達されるようになされる。図5の詳細な図に示すように、クランプ5の顎部105は、一対の前記スペーサ24上の27でピボットされており、図5に実線および破線でそれぞれ示すように、それらの下端は、リンク28によって、その適切な下方および上方への運行によってクランプ5の顎部の必要な自動芯出し閉開動作をそれぞれ作成する動作プレート29に接続される。この垂直移動で、動作プレート29は、シャフト126の軸方向キャビティを介して、十分なクリアランスおよび側部シールでもって通過し、図3〜図6に示すように、フリーホイール装置32の介在をもってシリンダー・ピストン部31へ接続するためのこのシャフトの他の端部から出現するロッド30の上端に固定されている。キャリッジ6を上昇及び下降させるシリンダー9、9’は、上昇フェーズにおいて、キャニスター1を殺菌室10内へ挿入して移動可能なフランジ20を該殺菌室の下フランジ310に結合する機能を有するが、それらは、廃棄物の殺菌の間に該殺菌内で展開される高圧に抵抗する機能を有してはいない、なぜなら、この機能は図3、図4、図6および図7を参照して記述されている他の手段によって実施されるからである。前記機械のフレーム42の垂直材142に固定される一対のサポート17、17’(図3〜図6および図8)が、フランジ310の2つの直径方向に対向領域内に、フランジから短距離のところに設けられる。サポート17’上には、33、33’において、平面図で180°よりちょっと小さい大きさの扇形の形で形成される一対のプレート34、34’によって形成される顎部のわずかに外向きに湾曲した端134、134’が、ピボットされており、該顎部の反対端部234、234’は、外部に向かって方向づけられ、これらの顎部に固定された少なくとも一つの弾力性手段35により互いに抗して押圧され、そして一方では、水圧シリンダー・ピストン部36の本体が、顎部34の端234上で136にてピボットされ、このユニットのロッドが、顎部34’の対向端234’上で236にてピボットされる。湾曲した顎部34、34’を形成する前記一対のプレートは、90°の角度間隔にて離間したクロス片334、334’により相互接続されており、中間クロス片が、同様に一対の平行なプレート(図6および7)により形成されて平面図で扇形に似ていてほぼ90度の角度を有する対応するロッカー・アーム38、38’の中間上でピボットされる。これらのロッカー・アーム端部にて、ピン39、39’によって、平面図で扇形に似ていて実質的にY形状の断面を有するブロック40、40’がピボットされ、各ブロックは、殺菌室10に向かって対向する等脚台形の輪郭を有する溝を有し、その等脚台形の外側のより長いベースおよび内側のより短いベースは、立面寸法で、フランジ310およびこのフランジと一緒にフランジ20に支えられる部分120の厚みの総和より、それぞれ、大きいおよび小さい寸法を有している。図6および図7の詳細に示すように、ブロック40、40’は、対応するサポート用ロッカー・アーム38、38’のプレートと接触するようになる以前の対応するピン39、39’でのそれらの振動時に十分な程度の自由度を有し、ピン39、39’の端部は、ロッカー・アームが、それらの中央支点334、334’の周りに、振動の十分な自由度を有する様式にて、顎部34、34’を形成する一対のプレートに設けられたスロット37、37’を挿通する。湾曲した顎部34、34’は、対応する一対のブロック40、40’と一緒に、殺菌室の下フランジ310と、それに対抗して持ち上げられる真下にあるフランジ20により形成される組立品を取り囲むカラークランプを形成する、そして、カラークランプは、前記フランジ310、20により形成されるスタックと、浮遊求心法で、相互に作用する機能を有し、これにより、それらの円形の形状に精密に適合され、廃棄物の殺菌の間に殺菌室10内に展開される高動作圧力に対抗して、それらを閉じ続けるための必要な軸方向スラストを提供する。キャリッジ6がまだ図4に示す低い位置にある間であって、キャニスター1が殺菌室10に挿入される前に、端234、234’が、それらの突出する先端で、サポート17(図3および6)に固定されるストップ41、41’に支えられるに至るまで、シリンダー36のロッドは、バネ35の作用に対抗して顎部34、34’を互いに離すように伸長される。この状態において、顎部34、34’とブロック40、40’の両方は後退され、後者がキャニスター1を殺菌室10に挿入するために持ち上げられる際にキャリッジ6と関連するフランジ20と干渉しないようにするために、殺菌室10の下フランジ310から適切に離間される。挿入が完了すると、シリンダー36は、そのロッドを後退するため、および、バネ35の援助を受けて顎部34、34’を閉じるために作動され、対応するブロック40、40’は、フランジ310および20の組立品のペリメータに浮遊求心法にて嵌合され、図6および図7に示すように、前記フランジ310および20の組立品の上下端の上のブロックの溝の傾斜面の相互作用が、組立品を閉じるようになし、シリンダー36により与えられる最小の力でこの閉じた状態を保持するようになされる。ブロック40、40’の溝の傾斜面は、シリンダー36に向かって方向づけられた力を実質的に減らす機能を有する、なぜなら、この力はブロックの前記台形の溝の傾斜面の角度の正弦値に比例するからである。
【0008】
殺菌室10の動作サイクル時間は、記載されたタイプの殺菌ステーションを備える機械の各種部品の全ての動作時間の中で最も長いので、本発明は、直線フレーム42の一方の側で互いに隣接する2つ以上の殺菌ステーションSS1、SS2を設けることにより、および、同じ側で、第1の前記ステーションSS1からの増加距離で、廃棄物を有するキャニスター1を充填するためのステーションSCと前記ステーションSS1、SS2から到着するキャニスターから殺菌された廃棄物を放出するためのステーションSSCを設けることにより、機械が、図8に示すタイプのレイアウトで構築されることを提案する。前記動作ステーションを携行する側に対して、フレーム42の同じ側に、キャニスターをマニピュレイトする適切な自動手段が、種々の該ステーション間の密閉サイクル内にてキャニスターを移送するために設けられる。信頼性および減少された全寸法の観点での満足な結果が、少なくとも2つの直交軸、すなわち、一つのステーションから他のステーションへの移動のために双方向矢印Xにより示される縦軸と移動ステーションに近づいたり遠ざかったりする移動のために双方向矢印Yにより示される横軸上で動作するマニピュレイト手段SMを用いることにより達成された。図8および図9に示すように、前記手段SMは、ガイド43に平行にその最大寸法を有する箱型の平行六面体形状のヘッド45をサポートする軸Yに平行な摺動子44が走行する直交ガイドを携行する摺動子(不示図)が走行する軸Xに平行で適切な長さの水平ガイド43を具備し、ヘッドの壁は、2つの突出する隣接の自動芯出しクランプP1およびP2を携行しているステーションに対向し、各々は、上部溝4によりキャニスター1の前記ベースプレート2を把握するために、扇形の形の一対の平坦な顎部を有し、これらの顎部は、該顎部の開閉した位置を検出する電気センサーを有して、対応するバネ47により閉じた位置に向かって押される空気圧アクチュエータのような商業的に利用可能なタイプのアクチュエータ46の移動素子に固定される。クランプP2は、対応する顎部だけの開閉移動を行うように適合され、充填ステーションSCから満杯のキャニスターを取り上げ、それらを殺菌ステーションSS1、SS2に挿入するために使用され、そして一方では、クランプP1は、また、開閉するように、同様に、例えば、90度の回転を介して、軸Yに平行な軸の周りを回転するように適合され、満杯のキャニスター1を殺菌ステーションSS1、SS2から取り外して、それらを放出ステーションSSCに挿入するために使用される。この目的は、ヘッド45と関連する手段により回転可能にサポートされるシャフト48(図9)上のクランプP1の顎部を作動させる空気圧アクチュエータを装備することにより達成され、このシャフトは、その本体がヘッド45内のサポート上の51でピボットされるシリンダー・ピストン部50のロッドに接続されるクランク49を備えている。当業者により容易に構築され、それゆえ図解されていない回転コレクターを、アクチュエータ46の供給・放電配線およびシャフト48を挿通するクランプP1を開閉するセンサーの電気回路を作動可能にさせるために設けることができる。より簡単な代替の解決策では、前記クランプP1の電気・空気圧回路は、融通性があり、クランプのアクチュエータ46に直接接続でき、ヘッド内に配された部品に接続するためのヘッド45における開口を挿通する可撓管に取り付けることができる。ステーションSMの移動部品の動作に要求されるすべての回路と配線は、図8に示すトラック状のコンデット71内に配される回路と配線を介して固定供給・制御パネルに接続することができる。クランプP1は、それが殺菌ステーションの回転可能なプレート23の自動芯出しクランプ5からキャニスターを取り出すときに、水平位置にその顎部を有し、それが放出ステーションSSCに達するまでこの位置に留まり、そこでは、このクランプが、図9に示すようにキャニスターを水平に位置させるために90°回転するので、それは、ヘッド45に固定されてそこから突出するサポートアーム52に支えられる。この状態において、ヘッド45は、殺菌された廃棄物を有するキャニスター1を、空にすべきキャニスター1に入ることができるような直径を有する水平スクリュー53および廃棄物の回転を防ぎ、それがスクリューにより搬送されて、放出されることを保証する上部縦槍形状のガイド54を本質的に具備するステーションSSCに挿入するために、軸Xに沿って水平に移動する。スクリュー53は、キャニスター1の高さよりも適切に長い長さを有しており、それは機械のフレーム42の垂直材242に固定されたギヤードモータ55の出力シャフト上に取り付けられる(図8)。スクリュー組立品53、54は、下方へ解放されるケーシング56により、十分なクリアランスを有して、保護され、その底部には、放出された廃棄物を収集するかまたはそれを離れた場所に携行するために、適切な手段57が接続される(図8)。図10は、スクリュー53のシャフトが軸方向に中空であり、ステーションSSCから取り外され、新しい動作サイクルに再挿入される以前に、キャニスター1が内部的に十分に清潔にされることを保証するために、回転ジョイント59を介してこのシャフトに供給される少なくとも一つの空気および/または水のような加圧流体を放出するためのノズル58を有する先端を備えることを示している。放出とクリーニングが完了すると、ヘッド45は、スクリュー53からキャニスターを引っ込めるために水平に後退され、後退が完了した時、クランプP1は、キャニスターをその口を上方にして垂直位置に戻すために、90度回転し、そして、この状態にて、キャニスターは整列され、マニピュレータSMにより、キャニスターをサポートする手段を有し、図11〜図13を参照して以下に記述されるであろう放出ステーションSCに挿入される。図8および図11は、放出ステーションSSCにて空にされたキャニスター1が、いかにして、下溝4により、クランプP1により保持され、垂直に位置されており、軸Yに沿ったヘッド45の平行移動に従って、殺菌ステーションSS1、SS2に存在しているクランプ5と同様であって、しかし、後者のクランプとは違って、上昇及び下降する動きを備える目的でなく回転の目的のためのみに設けられる自動芯出しクランプ5’の開放顎部105’の上のこのヘッドにより位置されている、充填ステーションSCの下部に位置されるのかをさらに詳しく示す。下プレート25’は、そのケーシングにより機械のフレーム42固定され、図4に示す配置のように、その下部に、シリンダー・ピストン部31’とリンク28’によってそれらの開閉移動用の顎部105’に必要な振動を伝える動作プレート29’の作動のためのフリーホイール装置32’を備えるギヤードモータ26’の出力シャフトに固定される。キャニスターが放出ステーションSCに挿入される以前に、クランプP2は廃棄物でいっぱいのキャニスターをこのステーションから取り除き、その後、ヘッド45が満杯のキャニスターを移して、それを殺菌ステーションSS1またはSS2の内利用できるいずれかに挿入し、それは、一つのキャニスターがステーションSCにて満たされている間に、ヘッド45が前記動作を行って、それから、新しい動作サイクルのスタートのために放出ステーションSSCに満杯のキャニスターを持って戻るように、殺菌された廃棄物でいっぱいのキャニスターがステーションのクランプ5により、取り除かれた後である。
【0009】
図12および図13に示すように、充填ステーションSCは、T型筒状パイプ60を具備し、満杯にされるべきキャニスター1が、このパイプの垂直分岐160の真下にそれと軸方向に整列して載置され、そして一方では、パイプの水平分岐260が、廃棄物が公知の手段により適切に裁断された後に殺菌されるべき廃棄物を供給する何らかの適切な手段に接続される。パイプ60の垂直分岐の上端は、機械のフレーム42の部品に固定された強力なブラケット61のベースに載置されたカラー161にフランジドされ、カラー161は、また、真下にあるパイプ分岐160内で摺動可能な中空円筒形のピストン63の下部を軸方向にガイドして、適切に穴のあいたベース壁163と閉塞した上端263を有している、水平軸と湾曲した直線母線を有するローラー62を携行し、該ピストンは、キャニスター1内にロードされた廃棄物を湿潤するために適切な量の水を導入する命令で作動される回路に接続されたパイプ64を軸方向に運行している(下記参照)。ピストン63は、それが、充填フェーズにて、十分なクリアランスでキャニスター1に入れるような外部直径を有し、以下に記述されている目的に適する長さを有する。ピストン63のヘッド263は、等角度間隔離れた点にて、3つの垂直複動式水圧シリンダー・ピストン部65のロッドに接続され、シリンダー・ピストン部65は、それらの本体の上下端によりクロス片66と166に固定される。下部クロス片66は、パイプ64との干渉を防ぐために中央開口67を有し、平面図でひし形であり、該ひし形は、ブラケット61を含む垂直面に平行なそのより長い寸法を有しており、クロス片66の端部は、対応する垂直複動式水圧シリンダー・ピストン部68、68’のロッドに接続され、その本体の端部は、それぞれ、上部ブラケット69、69’に固定され、そして、ブラケット61に、および、扇形の形をした下部クロス片70に固定され、その中間部分はパイプ60の付属物360に固定される。キャニスター1が廃棄物で満たされるとき、シリンダー・ピストン部65は、図13に示すように後退位置にあり、ピストン6を、そのベースがパイプ60の水平分岐260の上となるように位置させるので、この分岐から到着する廃棄物は、下方へ流れて、図11の回転クランプ5’によりそれ自身の軸まわりをゆっくり回転させられるキャニスター1へ流れ込まなければならない。充填ステーションSCの運転サイクルにおいて、タイミングの観点での、および/または、パイプ60を介して廃棄物の流れを検出する手段の運転に従う指定の手順によれば、キャニスター1の回転は、その中に載置された廃棄物が均一に分布された後に終わり、廃棄物の供給が休止され、そして、ピストン63は、上部シリンダー・ピストン部65のロッドの伸長の結果として、図13の破線に示され、および、図12に示すように低い位置に降ろされる。次のステップにおいて、下シリンダー68、68’のロッドは、キャニスター内にピストン63を押し込むために後退される、これにより、キャニスター内への廃棄物の適切な詰め込みを保証し、適切な量の水が、その後、上部パイプ64を介して、および、そのベースに穴の開けられたピストンを介して廃棄物に注がれる。適切な手段(不示図)が、適切な量の液体を、また、キャニスター1を充填するサイクルの中間ステップの間に廃棄物に加えられるように、パイプ60の分岐160の下部充填開口の上に、また、設けることができる。廃棄物の圧縮は、比例バルブ、圧力計、ロードセルおよび/または他の適切な手段により監視できる。詰め込みと湿潤が完成すると、ステーションSCの各種部品は図13の初期の位置に戻る。この運転サイクルは、キャニスター1の充填の期間に一度だけ(終端で)あるいは多数回のいずれかで行うことができ、そして、適切な手段が、例えば、シリンダー68、68’のピストン位置を検出する磁気センサーやリニヤエンコーダ等(不示図)のような何らかの適切な直線移動トランスジューサによってピストン68、68’のロッドの運行を検出することにより、キャニスターが容積の点でいっぱいであることを検出する時、充填サイクルは終わる。
【0010】
図8に示すように機械は、幅と長さの双方に制限される空間を占有し、保守管理者によるアクセスのために反対側両端部で、そして、主に殺菌ステーションSS1、SS2が配される端部で、ドアを備える標準寸法の運送容器C内で使用準備でき、および、放出ステーションSSCによる廃棄物の充填および放出の作業のために、組み立てられ、配線されることができる。汚染した廃棄物の容器を搬送する手段を、フレーム42の背後に配することができ、これらの容器は、オートマニピュレイターによって、運送容器に同様に配されて該ステーションSCのパイプ60に案内する放出コンベヤーにより奉仕を受ける裁断機内に放出される。もし廃棄物容器が使い捨てタイプであれば、その中に収容された廃棄物と一緒に裁断機内に載置される。しかしながら、もし廃棄物容器が回収可能タイプであるならば、それは、空にされ、逆さの位置にて、回転ブラシを組み込んでもよいクリーニングステーションに挿入できて、その後、撤去用のコンベヤー上に載置される。運送容器Cは、自然環境への汚染物質の任意の分散を防ぐために、その内部から空気を抜き取るための適切な手段および大気へのその放出以前に抜き取られた空気を処理し、衛生的にする手段に接続することができる。これらの手段は図面に図解おらず、それは、それらが、本願記述への導入部で引用した先行特許出願に記載されたタイプであり得るし、または、任意の適切なタイプであり得るからである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
適切に裁断されて湿潤された殺菌されるべき廃棄物が、例えばガラスで作られて、開閉手段を有する殺菌室(10)に載置された複数のマイクロ波透過キャニスター(1)内に載置されており、前記殺菌室が、全体的にまたは部分的にマイクロ波不透過材料からつくられ、そして、少なくとも横方向に、互いに適切にオフセットされて、マグネトロン(15、15’、15”)から通じる導波管(115、115’、115”)に接続される複数の開口が設けられている、そのようなタイプの、一般固形廃棄物と同様の廃棄物として処分することができるように医療系廃棄物又はその他の特別廃棄物の含有細菌を中和する機械であって、前記廃棄物のキャニスターにその軸の周囲に的確な速度での回転を伝えるための手段を具備し、これによりたとえ制限されたパワーのマグネトロンが使用されるとしても、前記導波管からの放射が分散様式にてキャニスター内の全量の廃棄物を打撃することを保証するものであって、前記殺菌室(10)が、前記キャニスターを把握して回転させる手段を携行するベース構造(6、19、20)により密閉できる下向きに開いたベルの形に作られており、それは、適切な手段により、前記キャニスターの充填および放出のための低い位置から前記殺菌室の密閉のためおよび処理されるべき廃棄物の前記キャニスターの前記殺菌室への挿入のための上昇位置へ移動できて、前記キャニスターは、前記殺菌室の前記移動可能なベース構造の前記把握および回転手段によるその取りはずし可能なサポートのための、および、前記キャニスターを前記機械の各種動作ステーション間で移送するマニピュレイト手段(SM)によるその把握のための何らかの適切な手段を備えることを特徴とする機械。
【請求項2】
各キャニスター(1)には、前記機械の各種部品によりキャニスターが把握マニピュレイトされ得るように、その下端に、形はどうあれ対応するベースプレート(2)が設けられることを特徴とする請求項1に記載の機械。
【請求項3】
前記キャニスター(1)の各々は、適切な容量を有し、適切に口を広げた上部開口(101)を有し、そのベース(201)上に外側方向に軸シャンク(301)が設けられ、その滑り止め外側輪郭上に、複合材料を含む何らかの適切な材料から作られ、適切な固定手段(3)により、一緒に前記シャンクに固定される2つの部品に直径方向で分割されるベースプレート(2)が固定され、前記ベースプレートは、少なくともキャニスターのベースに支えられるヘッド(102)と、異なる高さに少なくとも2つの環状の溝(4、104)が設けられたステム(202)とを有する実質的にマッシュルームのような形状に特徴があり、前記上溝(4)はマニピュレイト手段(SM)によって把握されるように設計され、そして一方では、前記下溝(104)が前記殺菌室(10)の少なくともサポート及び回転手段により把握されるように設計されていることを特徴とする請求項2に記載の機械。
【請求項4】
前記殺菌室(10)は、結合輪郭付フランジ(20)が嵌入できる段付内部輪郭を有する下フランジ(310)と、筒状スリーブ(19)の上端上に固定されるそれ自身の密閉手段(21、22)とを備え、前記筒状スリーブはキャリッジ(6)を上昇及び下降するためのガイド・スライダー手段(7、8)上に取り付けられた前記キャリッジ(6)に密封された方法で順繰りに固定され、ギヤードモータ(26)の本体には、このキャリッジの真下に、前記スリーブ(19)内へと、密封された方法で、軸方向に貫通するその低速移動シャフト(126)が取り付けられ、そこでは、下プレート(25)および上プレート(23)がサポートされ、前記上プレート(23)は、前記フランジ(20)の高さで配され、該上プレート(23)に設けられた開口を貫通する自動芯出しクランプ(5)の顎部(105)がピボットされるスペーサ(24)によって前記下プレートに固定されており、前記上下プレート(23)(25)は、上昇及び下降するロッド(30)と関連する動作プレート(29)にリンク(28)により接続され、前記ロッド(30)は、密封された方法で、前記ギヤードモータ(26)の前記出力シャフトを軸方向に貫通しており、そして、直線的に上昇及び下降するアクチュエータ(31)への接続のために、フリーホイール装置(32)を介在してこのシャフトの外側部分から突出していることを特徴とする請求項1に記載の機械。
【請求項5】
前記殺菌室(10)は、強固な管状スリーブ(110)により形成され、例えばテフロンまたは他のマイクロ波透過材料から作られ、外部的にシールド(510)により囲まれており、組立品全体が蓋(210)によりその上端において密閉されており、その下部においては、前記蓋に固定されて、ロッド(410)によってスタックを形成する、前記フランジ(310)を有する、密閉手段の介在物と、前記蓋(210)上のねじによりスペーサ(11)に固定され、該蓋と前記殺菌室(10)の外側の側面を被覆し、その中に熱絶縁材料を閉じ込める可能性を有する、ケーシング(12)とが備えられており、このケーシング(12)が、マイクロ波用の追加のシールディングを提供するために、場合により構築されて追加的に使用され、前記スペーサ(11)のサポートねじ(111)が、前記機械のフレーム(42)に固定され、そこから突出する複合サポート(16)に対応するボルトにより固定され得るように、前記ケーシング(12)から適切な程度で突出する長さを有することを特徴とする請求項4に記載の機械。
【請求項6】
カラークランプが設けられ、このクランプは、前記殺菌室(10)の下フランジ(310)を取り囲み、また、前記機械のフレームに固定されたサポート(17、17’)によりサポートされており、適切なアクチュエータ(36)により開閉できて、浮遊および自己適応様式でサポートする顎部(34、34’)を有しており、ロッカー・アームサポート(38、38’)、ブロック(40、40’)の追加で使用されており、該ブロックの各々は平面図で扇形の形で、等脚台形の形の外形を有する内側への対向溝を有し、これらのブロックの傾斜面は前記殺菌室の前記下フランジ(310)の上端および前記殺菌室を下部で密閉し、前記キャニスター(1)をサポートして回転させるための前記クランプ(5)を有する上昇及び下降構造と関連している前記移動可能なフランジ(20)の下端と相互に作用し、前記組立品全体は、たとえ前記閉鎖アクチュエータ(36)が制限されたパワーであっても、前記殺菌室(10)以内にてアクティブフェーズで展開される高圧に対抗して前記フランジ(20、310)が完全に密閉されて保持されるようになっていることを特徴とする請求項4に記載の機械。
【請求項7】
2つ以上のステーション(SS1、SS2)を具備し、各ステーションが対応する殺菌室(10)を有し、直線フレーム(42)の同じ側で互いに適切な距離をもって位置され、そこでは、また、前記ステーション第1番目(SS1)から増加する距離をもって、前記キャニスター(1)を廃棄物で充填するためのステーション(SC)と、前記殺菌ステーション(SS1、SS2)から到着するキャニスターに収容されている中和された廃棄物を放出するためのステーション(SSC)と、前記種々の該ステーションの間で密閉サイクルにて前記キャニスターを移送するために、前記フレームの同じ側に設けられている前記キャニスターをマニピュレイトするためのステーション(SM)とが配されていることを特徴とする請求項1に記載の機械。
【請求項8】
前記マニピュレーション・ステーション(SM)は、少なくとも2つの直交軸、すなわち、一つのステーションから他のステーションへ移動するための縦軸(X)とステーションに向かうかそこから離れて移動するための横軸(Y)に沿って移動可能なヘッド(45)を具備し、前記ヘッドは、前記ステーションに対向して互いに隣接する2つの突出自動芯出しクランプ(P1、P2)を携行し、各クランプは扇形の形で一対の平坦な顎部を有して、上溝(4)により各キャニスター(1)のベースプレート(2)を把握しており、前記クランプの一つ(P2)は対応する顎部を開閉する動きだけを行なうよう設計され、充填ステーション(SC)から満杯のキャニスターを取り上げてそれらを殺菌ステーション(SS1、SS2)内へ挿入するために使用されており、そして一方では、他のクランプ(P1)は開閉するだけでなく前記横軸(Y)に平行な軸の周りを、例えば90度の回転でもって、回転するよう設計され、殺菌ステーション(SS1、SS2)から前記満杯のキャニスターを放出してそれらを放出ステーション(SSC)内へ挿入するために使用されることを特徴とする請求項7に記載の機械。
【請求項9】
殺菌ステーションの一つから収集される満杯のキャニスターを携行しているクランプ(P1)を有するヘッド(45)が前記放出ステーション(SSC)に達した時に、クランプ(P1)が90°回転して放出ステーション(SSC)内へ殺菌された廃棄物のキャニスター(1)を挿入するために軸(X)に沿って水平に移動する前記ヘッド(45)に固定されてそこから突出するサポートアーム(52)に支えられるように、キャニスターを水平方向に位置づけることを保証する手段を具備し、該放出ステーション(SSC)は、突出様式にてサポートされ、ギヤードモータ(55)により移動され、廃棄物の回転を防ぐ少なくとも一つの縦槍形状のガイド(54)と一緒に空にされる容器に入ることができるような直径を有しており、それにより、搬送および放出されることを保証する、キャニスター(1)の高さよりも適切に長い長さである水平スクリュー(53)を基本的に具備し、該スクリュー(53)は、放出された廃棄物を収集するおよび/または運び去る何らかの適切な手段(57)に下部が接続される下向きに開いたケーシング(56)により十分なクリアランスで保護されており、前記スクリュー(53)のシャフトは軸方向に中空であり、少なくともその自由端に、ロータリー・ジョイント(59)を介してこのシャフトに供給される少なくとも一つの加圧流体の放出のためのノズル(58)を有する先端が設けられて、キャニスター(1)が放出ステーション(SSC)から離れるその動きの以前またはその間および新しい動作サイクルへのその参入以前に十分に清潔にされることを保証することを特徴とする請求項8に記載の機械。
【請求項10】
放出ステーション(SSC)にて空にされており、前記マニピュレーション・クランプ(P1)により保持されてこのクランプにより垂直位置に提供されるキャニスター(1)が、前記ヘッド(45)の縦方向移動により、クランプ(5)と同様に殺菌ステーション(SS1、SS2)に存在しているが、クランプ(5)とは違って、T型筒状パイプ(60)を具備する充填ステーション(SC)の下部分における静止位置に載置された自動芯出し回転クランプ(5’)の開放顎部(105’)の上側に位置されることを保証する手段を具備し、T型筒状パイプ(60)の垂直分岐(160)の真下には、短距離離れて軸方向に整列されて、満杯にされるべきキャニスター(1)の開口が置かれ、そして一方では、このパイプの水平分岐(260)が、殺菌されるべき廃棄物を供給する何らかの適切な手段に接続され、この廃棄物は公知の手段により適切に裁断されており、前記パイプ(60)の垂直分岐の上端は前記機械のフレーム(42)の部品に固定される強力なブラケット(61)のベースに配されるカラー(161)にフランジドされ、ローラー(62)が、前記垂直分岐(160)内で摺動する中空円筒形のピストン(63)の下部分の軸方向ガイダンスのために、カラー(161)上に設けられ、前記ピストンは、適切に穴のあいたベース壁(163)と、キャニスター(1)内にロードされる廃棄物を湿潤する適切な量の水の導入命令で作動される回路に接続される軸方向パイプ(64)を携行する閉塞した上端(263)とを有し、前記垂直分岐(160)の放出開口と関連する手段により実施される液体吹付けの代替物として、または、それとの組合せとして、ピストン(63)が適切な軸移動アクチュエータ(65、68、68’)に接続されて、それが、キャニスター充填の間に、廃棄物の入力のために、ピストンの下端を前記水平分岐(260)の上側に保ち、それにロードされた廃棄物を圧縮するために、命令により、キャニスター(1)内にピストンを降下させ、液体の適切な導入で廃棄物を湿潤させ、この運転サイクルは一度だけ(充填の終わりにだけ)、または、キャニスター(1)の充填の間に数回実施され、例えば何らかの適切な直線移動トランスジューサによって、前記アクチュエータ(68、68’)のロッドの運行の長さを検出することにより、容積に関してキャニスターの充填が適切な手段により検出された時に、該充填サイクルが中止されることを特徴とする請求項7に記載の機械。
【請求項11】
幅および長さの双方で制限される空間を占有し、したがって、その反対端部に、保守管理者によるアクセスのためのドアを有し、主に、殺菌ステーション(SS1、SS2)が配される端部において、放出ステーション(SSC)にて廃棄物の充填および放出の作業のために、フレーム(42)の後部内に汚染した廃棄物の容器を搬送するための手段を設置する可能性を有している、標準寸法の運送容器(C)以内での即時運用として組み立てられ、配線することができ、これらの容器は自動マニピュレータにより、前記運送容器内に同様に配され、前記充填ステーション(SC)の入口パイプ(260)につながる放出コンベヤーにより奉仕される、裁断機内へ放出され、廃棄物容器は、もし該容器が使い捨てタイプならば、それが含有する廃棄物と一緒に裁断機に載置され、そして一方では、もし、それが回収可能なタイプならば、それは空にされて、回転ブラシを備えているだろう洗浄ステーション内に逆さの位置にて、載置されることができて、それから、前記容器は、取り外しのためにコンベヤー上に位置され、必要ならば、前記容器から空気を抜き取るため、および、抜き取られた空気を自然環境への汚染分散を防ぐために処理するための手段が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の機械。
【請求項1】
適切に裁断されて湿潤された殺菌されるべき廃棄物が、例えばガラスで作られて、開閉手段を有する殺菌室(10)に載置された複数のマイクロ波透過キャニスター(1)内に載置されており、前記殺菌室が、全体的にまたは部分的にマイクロ波不透過材料からつくられ、そして、少なくとも横方向に、互いに適切にオフセットされて、マグネトロン(15、15’、15”)から通じる導波管(115、115’、115”)に接続される複数の開口が設けられている、そのようなタイプの、一般固形廃棄物と同様の廃棄物として処分することができるように医療系廃棄物又はその他の特別廃棄物の含有細菌を中和する機械であって、前記廃棄物のキャニスターにその軸の周囲に的確な速度での回転を伝えるための手段を具備し、これによりたとえ制限されたパワーのマグネトロンが使用されるとしても、前記導波管からの放射が分散様式にてキャニスター内の全量の廃棄物を打撃することを保証するものであって、前記殺菌室(10)が、前記キャニスターを把握して回転させる手段を携行するベース構造(6、19、20)により密閉できる下向きに開いたベルの形に作られており、それは、適切な手段により、前記キャニスターの充填および放出のための低い位置から前記殺菌室の密閉のためおよび処理されるべき廃棄物の前記キャニスターの前記殺菌室への挿入のための上昇位置へ移動できて、前記キャニスターは、前記殺菌室の前記移動可能なベース構造の前記把握および回転手段によるその取りはずし可能なサポートのための、および、前記キャニスターを前記機械の各種動作ステーション間で移送するマニピュレイト手段(SM)によるその把握のための何らかの適切な手段を備えることを特徴とする機械。
【請求項2】
各キャニスター(1)には、前記機械の各種部品によりキャニスターが把握マニピュレイトされ得るように、その下端に、形はどうあれ対応するベースプレート(2)が設けられることを特徴とする請求項1に記載の機械。
【請求項3】
前記キャニスター(1)の各々は、適切な容量を有し、適切に口を広げた上部開口(101)を有し、そのベース(201)上に外側方向に軸シャンク(301)が設けられ、その滑り止め外側輪郭上に、複合材料を含む何らかの適切な材料から作られ、適切な固定手段(3)により、一緒に前記シャンクに固定される2つの部品に直径方向で分割されるベースプレート(2)が固定され、前記ベースプレートは、少なくともキャニスターのベースに支えられるヘッド(102)と、異なる高さに少なくとも2つの環状の溝(4、104)が設けられたステム(202)とを有する実質的にマッシュルームのような形状に特徴があり、前記上溝(4)はマニピュレイト手段(SM)によって把握されるように設計され、そして一方では、前記下溝(104)が前記殺菌室(10)の少なくともサポート及び回転手段により把握されるように設計されていることを特徴とする請求項2に記載の機械。
【請求項4】
前記殺菌室(10)は、結合輪郭付フランジ(20)が嵌入できる段付内部輪郭を有する下フランジ(310)と、筒状スリーブ(19)の上端上に固定されるそれ自身の密閉手段(21、22)とを備え、前記筒状スリーブはキャリッジ(6)を上昇及び下降するためのガイド・スライダー手段(7、8)上に取り付けられた前記キャリッジ(6)に密封された方法で順繰りに固定され、ギヤードモータ(26)の本体には、このキャリッジの真下に、前記スリーブ(19)内へと、密封された方法で、軸方向に貫通するその低速移動シャフト(126)が取り付けられ、そこでは、下プレート(25)および上プレート(23)がサポートされ、前記上プレート(23)は、前記フランジ(20)の高さで配され、該上プレート(23)に設けられた開口を貫通する自動芯出しクランプ(5)の顎部(105)がピボットされるスペーサ(24)によって前記下プレートに固定されており、前記上下プレート(23)(25)は、上昇及び下降するロッド(30)と関連する動作プレート(29)にリンク(28)により接続され、前記ロッド(30)は、密封された方法で、前記ギヤードモータ(26)の前記出力シャフトを軸方向に貫通しており、そして、直線的に上昇及び下降するアクチュエータ(31)への接続のために、フリーホイール装置(32)を介在してこのシャフトの外側部分から突出していることを特徴とする請求項1に記載の機械。
【請求項5】
前記殺菌室(10)は、強固な管状スリーブ(110)により形成され、例えばテフロンまたは他のマイクロ波透過材料から作られ、外部的にシールド(510)により囲まれており、組立品全体が蓋(210)によりその上端において密閉されており、その下部においては、前記蓋に固定されて、ロッド(410)によってスタックを形成する、前記フランジ(310)を有する、密閉手段の介在物と、前記蓋(210)上のねじによりスペーサ(11)に固定され、該蓋と前記殺菌室(10)の外側の側面を被覆し、その中に熱絶縁材料を閉じ込める可能性を有する、ケーシング(12)とが備えられており、このケーシング(12)が、マイクロ波用の追加のシールディングを提供するために、場合により構築されて追加的に使用され、前記スペーサ(11)のサポートねじ(111)が、前記機械のフレーム(42)に固定され、そこから突出する複合サポート(16)に対応するボルトにより固定され得るように、前記ケーシング(12)から適切な程度で突出する長さを有することを特徴とする請求項4に記載の機械。
【請求項6】
カラークランプが設けられ、このクランプは、前記殺菌室(10)の下フランジ(310)を取り囲み、また、前記機械のフレームに固定されたサポート(17、17’)によりサポートされており、適切なアクチュエータ(36)により開閉できて、浮遊および自己適応様式でサポートする顎部(34、34’)を有しており、ロッカー・アームサポート(38、38’)、ブロック(40、40’)の追加で使用されており、該ブロックの各々は平面図で扇形の形で、等脚台形の形の外形を有する内側への対向溝を有し、これらのブロックの傾斜面は前記殺菌室の前記下フランジ(310)の上端および前記殺菌室を下部で密閉し、前記キャニスター(1)をサポートして回転させるための前記クランプ(5)を有する上昇及び下降構造と関連している前記移動可能なフランジ(20)の下端と相互に作用し、前記組立品全体は、たとえ前記閉鎖アクチュエータ(36)が制限されたパワーであっても、前記殺菌室(10)以内にてアクティブフェーズで展開される高圧に対抗して前記フランジ(20、310)が完全に密閉されて保持されるようになっていることを特徴とする請求項4に記載の機械。
【請求項7】
2つ以上のステーション(SS1、SS2)を具備し、各ステーションが対応する殺菌室(10)を有し、直線フレーム(42)の同じ側で互いに適切な距離をもって位置され、そこでは、また、前記ステーション第1番目(SS1)から増加する距離をもって、前記キャニスター(1)を廃棄物で充填するためのステーション(SC)と、前記殺菌ステーション(SS1、SS2)から到着するキャニスターに収容されている中和された廃棄物を放出するためのステーション(SSC)と、前記種々の該ステーションの間で密閉サイクルにて前記キャニスターを移送するために、前記フレームの同じ側に設けられている前記キャニスターをマニピュレイトするためのステーション(SM)とが配されていることを特徴とする請求項1に記載の機械。
【請求項8】
前記マニピュレーション・ステーション(SM)は、少なくとも2つの直交軸、すなわち、一つのステーションから他のステーションへ移動するための縦軸(X)とステーションに向かうかそこから離れて移動するための横軸(Y)に沿って移動可能なヘッド(45)を具備し、前記ヘッドは、前記ステーションに対向して互いに隣接する2つの突出自動芯出しクランプ(P1、P2)を携行し、各クランプは扇形の形で一対の平坦な顎部を有して、上溝(4)により各キャニスター(1)のベースプレート(2)を把握しており、前記クランプの一つ(P2)は対応する顎部を開閉する動きだけを行なうよう設計され、充填ステーション(SC)から満杯のキャニスターを取り上げてそれらを殺菌ステーション(SS1、SS2)内へ挿入するために使用されており、そして一方では、他のクランプ(P1)は開閉するだけでなく前記横軸(Y)に平行な軸の周りを、例えば90度の回転でもって、回転するよう設計され、殺菌ステーション(SS1、SS2)から前記満杯のキャニスターを放出してそれらを放出ステーション(SSC)内へ挿入するために使用されることを特徴とする請求項7に記載の機械。
【請求項9】
殺菌ステーションの一つから収集される満杯のキャニスターを携行しているクランプ(P1)を有するヘッド(45)が前記放出ステーション(SSC)に達した時に、クランプ(P1)が90°回転して放出ステーション(SSC)内へ殺菌された廃棄物のキャニスター(1)を挿入するために軸(X)に沿って水平に移動する前記ヘッド(45)に固定されてそこから突出するサポートアーム(52)に支えられるように、キャニスターを水平方向に位置づけることを保証する手段を具備し、該放出ステーション(SSC)は、突出様式にてサポートされ、ギヤードモータ(55)により移動され、廃棄物の回転を防ぐ少なくとも一つの縦槍形状のガイド(54)と一緒に空にされる容器に入ることができるような直径を有しており、それにより、搬送および放出されることを保証する、キャニスター(1)の高さよりも適切に長い長さである水平スクリュー(53)を基本的に具備し、該スクリュー(53)は、放出された廃棄物を収集するおよび/または運び去る何らかの適切な手段(57)に下部が接続される下向きに開いたケーシング(56)により十分なクリアランスで保護されており、前記スクリュー(53)のシャフトは軸方向に中空であり、少なくともその自由端に、ロータリー・ジョイント(59)を介してこのシャフトに供給される少なくとも一つの加圧流体の放出のためのノズル(58)を有する先端が設けられて、キャニスター(1)が放出ステーション(SSC)から離れるその動きの以前またはその間および新しい動作サイクルへのその参入以前に十分に清潔にされることを保証することを特徴とする請求項8に記載の機械。
【請求項10】
放出ステーション(SSC)にて空にされており、前記マニピュレーション・クランプ(P1)により保持されてこのクランプにより垂直位置に提供されるキャニスター(1)が、前記ヘッド(45)の縦方向移動により、クランプ(5)と同様に殺菌ステーション(SS1、SS2)に存在しているが、クランプ(5)とは違って、T型筒状パイプ(60)を具備する充填ステーション(SC)の下部分における静止位置に載置された自動芯出し回転クランプ(5’)の開放顎部(105’)の上側に位置されることを保証する手段を具備し、T型筒状パイプ(60)の垂直分岐(160)の真下には、短距離離れて軸方向に整列されて、満杯にされるべきキャニスター(1)の開口が置かれ、そして一方では、このパイプの水平分岐(260)が、殺菌されるべき廃棄物を供給する何らかの適切な手段に接続され、この廃棄物は公知の手段により適切に裁断されており、前記パイプ(60)の垂直分岐の上端は前記機械のフレーム(42)の部品に固定される強力なブラケット(61)のベースに配されるカラー(161)にフランジドされ、ローラー(62)が、前記垂直分岐(160)内で摺動する中空円筒形のピストン(63)の下部分の軸方向ガイダンスのために、カラー(161)上に設けられ、前記ピストンは、適切に穴のあいたベース壁(163)と、キャニスター(1)内にロードされる廃棄物を湿潤する適切な量の水の導入命令で作動される回路に接続される軸方向パイプ(64)を携行する閉塞した上端(263)とを有し、前記垂直分岐(160)の放出開口と関連する手段により実施される液体吹付けの代替物として、または、それとの組合せとして、ピストン(63)が適切な軸移動アクチュエータ(65、68、68’)に接続されて、それが、キャニスター充填の間に、廃棄物の入力のために、ピストンの下端を前記水平分岐(260)の上側に保ち、それにロードされた廃棄物を圧縮するために、命令により、キャニスター(1)内にピストンを降下させ、液体の適切な導入で廃棄物を湿潤させ、この運転サイクルは一度だけ(充填の終わりにだけ)、または、キャニスター(1)の充填の間に数回実施され、例えば何らかの適切な直線移動トランスジューサによって、前記アクチュエータ(68、68’)のロッドの運行の長さを検出することにより、容積に関してキャニスターの充填が適切な手段により検出された時に、該充填サイクルが中止されることを特徴とする請求項7に記載の機械。
【請求項11】
幅および長さの双方で制限される空間を占有し、したがって、その反対端部に、保守管理者によるアクセスのためのドアを有し、主に、殺菌ステーション(SS1、SS2)が配される端部において、放出ステーション(SSC)にて廃棄物の充填および放出の作業のために、フレーム(42)の後部内に汚染した廃棄物の容器を搬送するための手段を設置する可能性を有している、標準寸法の運送容器(C)以内での即時運用として組み立てられ、配線することができ、これらの容器は自動マニピュレータにより、前記運送容器内に同様に配され、前記充填ステーション(SC)の入口パイプ(260)につながる放出コンベヤーにより奉仕される、裁断機内へ放出され、廃棄物容器は、もし該容器が使い捨てタイプならば、それが含有する廃棄物と一緒に裁断機に載置され、そして一方では、もし、それが回収可能なタイプならば、それは空にされて、回転ブラシを備えているだろう洗浄ステーション内に逆さの位置にて、載置されることができて、それから、前記容器は、取り外しのためにコンベヤー上に位置され、必要ならば、前記容器から空気を抜き取るため、および、抜き取られた空気を自然環境への汚染分散を防ぐために処理するための手段が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の機械。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公表番号】特表2013−516253(P2013−516253A)
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−547489(P2012−547489)
【出願日】平成22年12月29日(2010.12.29)
【国際出願番号】PCT/EP2010/070876
【国際公開番号】WO2011/083067
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
2.パイレックス
【出願人】(512177229)チ・エンメ・エッセ・ソチエタ・ペル・アチオニ (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年12月29日(2010.12.29)
【国際出願番号】PCT/EP2010/070876
【国際公開番号】WO2011/083067
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
2.パイレックス
【出願人】(512177229)チ・エンメ・エッセ・ソチエタ・ペル・アチオニ (1)
【Fターム(参考)】
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