説明

七曜割出し器。

【課題】 従来、西暦20〜21世紀間、歴史上の事件、出来事等の研究調査或いは将来の催事、旅行に対して任意の日の七曜を必要又は参考にしたい時、現行の暦や市販の日記等公表の資料を参考にする以外大変苦労するものである。
本発明はこれらを課題とした。
【解決手段】 我国の現行暦太陽暦は、日付と七曜の周期が今世紀中全く変わりない事と西歴期限と四年周期の閏年関係を巧みに利用して解決手段を編み出した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は第20〜21世紀間、任意の日の七曜を短時間単操作で割出し出来る器具に関するものである。
前提として
I、 七曜割出しに関係ある数を下記の様に設定する。
〇七曜割出しを求める日が位置する西暦紀元年をE年とする。
〇七曜割出しを求める日が位置する月をM月とする。
〇七曜割出しを求める日をD日とする。
II、七曜割出しに必要な計数の設定。
○E年の計数設定。
E年を被除数とし定数28を除数として、整数内で可能な限り除して算出す る剰余を、七段に分け下記の様に計数を附する。


但し、剰余が0,4の倍数になる年は閏年。従って、七曜を求める月が1〜2 月の場合は表中の前を3〜12月の場合は後の計数を使用。
○M月の計数設定。


○D日の計数。


【0002】
本発明の具体的な実施を図面で説明すると、
図1は本発明の七曜割出し器全体図で、上板(1)は図2に示す基底盤(2)に組込んだラチェット歯車(3)と固着しており、爪(4)との嵌合仕組みにより矢印方向に回転可能である。
爪(4)には、引張りスプリング(5)が設定されているので、その力でラチェット歯車(3)の一歯毎刻みが、適宜の衝撃音(調節可能)を発する。
本刻みに合わて上板(1)の裏面には、基底盤(2)の七曜板書位置に装置された鋼球(6)の嵌合受け板(7)が取り付けてある。
【0003】
基底盤(2)の表面には、上板(1)の覗孔(8)に合わて七曜(9)を時計回り二周期板書してあり、操作開示時は常に火曜日を表示させて置く。具体的操作として、基底盤(2)を掌上で固持し上板(1)を
【0001】
で算出したE年の計数分、矢印方向に回転させる。
引き続きM月の計数、D日の計数を回転して後、上板(1)の覗孔(8)に掲示された求める七曜(9)を読み取るものである。
【0004】
前項
【0003】
の操作方式を習得すれば、上述E年、M月、及びD日の三計数を暗算総計し、それより7又は7の倍数を可能の限り引き去った残りの剰余数を最終計数とすれば、短時間単操作所謂ワンタッチで、求める日の七曜割出しが出来る。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来行事、催事、旅行等を計画設定する時、或いは歴史上の事件、出来事等の研究調査時、新聞紙上や日記暦上等で公表されてる以外、咄嗟に特定日の七曜を割り出すのは難しい。
【発明が解決するための手段】
【0006】
我国で使われている太陽暦の日付と七曜の周期が今世紀(21世紀)中、全く変わりない事と、西暦紀元と四年周期の閏年を利用した。
【発明の効果】
【0007】
種々の課題が、本発明の用具の如く簡単な携帯具で或いは電卓やパソコンのソフト等で立ちどころに解決可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本特願『七曜割出し器』の全体図
【図2】 本特願『七曜割出し器』の上板(1)と内部機構の簡単な説明図。
【符合の説明】
(1)上板
(2)基底盤
(3)ラチェット歯車
(4)爪
(5)引っ張りスプリング
(6)鋼球
(7)鋼球嵌合受け板
(8)覗孔
(9)七曜

【特許請求の範囲】
【請求項1】
七曜割出しを求める日が位置する西暦紀元年数を被除数とし、定数28を除数として整数内で可能な限り除して剰余を算出、これを七段に分けて七曜割出しに必要な計数を設定する方式。
【請求項2】
七曜割出しを求める日が位置する月(12ヶ月)毎に、割出しに必要な計数を設定する方式。
【請求項3】
七曜割出しを求める日の数を七段に分けて、割出しに必要な計数を設定する方式。
【請求項4】
西暦20〜21世紀間、水曜日を起点として現行の七曜を数え込む様に設定した装置及び電卓やパソコン用ソフト。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−86699(P2007−86699A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−303640(P2005−303640)
【出願日】平成17年9月16日(2005.9.16)
【出願人】(504068247)