三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォーム
本発明は、実質的に球形であり、且つ実質的に方形形態の領域(第1の遊戯片)及び実質的に三角形形態の領域(第2の遊戯片)によって画定される実質的にモザイク状の表面を有し、且つ前記表面の前記領域を画定する各3つのデカルト軸の境界の少なくとも2つの平行面を有する、三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームに関し、前記方形形態領域及び前記三角形形態領域の両方の弦長さは、実質的に類似する。前記パズル又はゲーム・プラットフォームは、浮揚デバイスに関連することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパズル及び玩具に関する。より詳細には、本発明は、多数の相互に関係するパズル片から形成される三次元物体に関する。
【背景技術】
【0002】
ルービックキューブ及び球状パズルに代表される三次元パズルが当技術分野で知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
新規な三次元パズル又は表示プラットフォームを提供することが、本発明の目的である。
【0004】
したがって、少なくとも公衆に有用な選択肢を提供する改善された三次元パズル又は表示プラットフォームを提供することが、本発明の一態様である。
【0005】
本発明の他の目的は、例としてのみ与えられる以下の説明から明らかになり得る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
さらなる態様において、本発明は、中実又は非中実コアと、接触して又は接触せずに球形コアに保持される複数の片との間に磁気相互作用を有する種類の三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームであって、
複数の片が、実質的にモザイク状の表面を集合して提供する2つの種類の物から構成され、
一方の種類の片が、コアに向かって見たときに少なくとも概念的に方形であり、第2の種類の片が、コアに向かって見たときに少なくとも概念的に三角形であり、
各片の弦長さ、すなわち各少なくとも概念的に方形の片の4つの弦及び各少なくとも概念的に三角形の片の3つの弦が、実質的に等しい。
【0007】
さらなる態様において、本発明は、実質的に球状であると考え得る実質的にモザイク状の表面(「モザイク状」又は「実質的にモザイク状」は、本明細書に規定されており、且つ単一の繰り返す形態でなくても良い)を有する三次元パズル又は表示プラットフォームであり、各3つのデカルト軸上の複数の等しく離間された境界の平行面は、実質的に方形形態の領域及び実質的に三角形形態の領域の両方を画定するために、実質的にそのように領域の形態を画定すると考えられることができ、実質的に方形形態の領域及び実質的に三角形形態の領域の弦長さは、実質的に等しい。
【0008】
さらなる態様において、本発明は、三次元球形パズル又は表示プラットフォームであり、
表面(規則的又は不規則にかかわらず)は、概念的な中心に向かう投影で見たとき、本質的に少なくとも以下の2つの種類の領域を有すると考えられることができ、
a)全体的に方形形態を画定する第1の遊戯片、
b)全体的に三角形形態を画定する第2の遊戯片、
前記パズル又はプラットフォームは、遊戯片の帯が、概念的な球形中心を中心に回転されることができ、
前記パズル又はプラットフォームは、遊戯片のキャップが、前記帯に対して概念的な球形中心を中心に回転されることができる。
【0009】
好ましくは、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの前記遊戯片は、重心の周りに対称に配置される。
【0010】
さらなる態様において、本発明は、多数の遊戯片に分割される三次元球形パズルであり、前記遊戯片は、境界の面によって個々に分けられ、
前記境界の面は、各3つのデカルト軸の赤道面に対して対称に配置され、
前記赤道面は、境界面であっても境界面でなくても良い。
【0011】
さらなる態様において、本発明は、三次元パズルであり、前記パズルは、
a)重心
b)領域及びコネクタ(任意に一体に成形される)を有する少なくとも2つのパズル片(任意に一体に成形される)を備え、
各前記コネクタは、スペーサ及びコネクタ要素からなり、
各パズル片の前記領域は、別個の形態を有し、
各パズル片は、少なくとも1つ以上の他のパズル片で割出しをし、
各前記パズル片の割出しをする表面は、実質的に同様な長さである。
【0012】
好ましくは、少なくとも1つの前記遊戯片は、実質的に方形形態の領域を備える。
【0013】
好ましくは、少なくとも1つの前記遊戯片は、実質的に三角形形態の領域を備える。
【0014】
さらなる態様において、本発明は、三次元パズルであり、前記パズルは、重心及び前記重心の周辺に少なくとも2つ以上のパズル片(「遊戯片」)を備え、
各前記少なくとも2つ以上のパズル片は、コネクタ及び別個に移動可能な遊戯片(任意に一体に成形される)からなり、各前記2つ以上のパズル片の表示領域は、別個の数の側方を有する別個の形状であり、
前記コネクタは、前記領域を前記重心に接続し、
各遊戯片の各別個の領域は、外部表面を形成するために他の別個の領域と結合し、前記重心に対して移動可能であり、
各領域の割出しをする側方の長さは、前記遊戯片が割出される側方の長さと実質的に同様な長さである。
【0015】
好ましくは、少なくとも1つの前記遊戯片は、実質的に方形形態である領域を備える。
【0016】
好ましくは、少なくとも1つの前記遊戯片は、実質的に三角形形態である領域を備える。
【0017】
まださらなる態様において、本発明は、任意のその形態が上述された三次元パズルからなり、移動のスタイルは、本質的に次のとおりである。
a)第1、第2、又は第3のデカルト軸の周りの遊戯片の帯の回転であり、前記軸は、前記重心の中心を通過し、前記帯は、遊戯片のリングを備える回転
b)前記軸の周りの遊戯片のキャップ及び前記キャップ遊戯片の回転。
【0018】
一実施例において、前記帯は、実質的に方形形態の遊戯片だけからなる。好ましくは、前記帯は、赤道ライン上に対称にあり、前記帯は、各3つのデカルト軸に複製される。
【0019】
一実施例において、前記帯は、実質的に方形形態の遊戯片及び実質的に三角形形態の遊戯片の両方からなる。好ましくは、両方のタイプの片からなるこれらの帯は、赤道境界ラインの両側の2つの帯として配置され、各3つのデカルト軸に複製される。
【0020】
一実施例において、前記三次元球形は、26個の遊戯片からなり、その18個の遊戯片は実質的に方形形態であり、その8個の遊戯片は実質的に三角形形態である。好ましくは、実質的に方形形態の遊戯片は、各3つのデカルト軸に沿って、それぞれ8個の方形形態の遊戯片を含む3つの赤道帯に配置される。
【0021】
一実施例において、前記三次元球形は、62個の遊戯片からなり、その30個の遊戯片は実質的に方形形態であり、その32個の遊戯片は実質的に三角形形態である。好ましくは、実質的に方形形態の遊戯片は、各3つのデカルト軸に沿って、それぞれ12個の方形形態の遊戯片を含む3つの赤道帯に配置される。
【0022】
一実施例において、前記三次元球形は、54個の遊戯片からなり、その30個の遊戯片は実質的に方形形態であり、その24個の遊戯片は実質的に三角形形態である。好ましくは、実質的に方形形態の遊戯片及び実質的に三角形形態の遊戯片は、各3つのデカルト軸に沿って、2つの赤道帯に配置される。好ましくは、前記2つの赤道帯の配置は、各3つのデカルト軸で繰り返される。好ましくは、各帯は、8個の実質的に方形形態の遊戯片及び4個の実質的に三角形形態の遊戯片を含む。
【0023】
前述の前記パズルの一実施例において、前記別個の領域は、コネクタ(一体又はそうでない)によって重心に接続されるタイルの形態であり得る。
【0024】
一実施例において、前記遊戯片は、遊戯位置間を移動される。
【0025】
さらなる実施例において、以下のうちの1つ以上の相互作用を介して前記三次元パズル内に磁気相互作用が存在する。
・前記隣接する遊戯片間
・前記遊戯片と前記重心との間
・前記隣接する遊戯片間及びまた前記遊戯片と前記重心との間。
【0026】
一実施例において、遊戯位置間の前記遊戯片の移動は、ユーザにフィードバックを提供する。前記フィードバックは、遊戯片が遊戯位置に正しく割出されたときを、ユーザが決定することを可能にする。好ましくは、移動の間の前記フィードバックは、以下の結果のうちの少なくとも1つ以上を提供する。
a)割出された位置を越える移動の感覚
b)正しい遊戯位置への割出しをする感覚。
【0027】
一実施例において、前記フィードバック機構は、雑音、「感触」すなわち物理機構による感触、又は遊戯片が、遊戯位置に移動され又は正しく割出されたときに、ユーザに示すことができる前記三次元球形の物理的特徴における変化である。
【0028】
一実施例において、前記フィードバック機構は、前記遊戯片が移動されたときに音及び/又は感触を提供するラチェット機構によって提供される。
【0029】
好ましくは、前記フィードバックは、前記ラチェット機構と、前記ラチェット機構と相互作用する物理的な突出部との間の相互作用に起因する。
【0030】
一実施例において、前記ラチェット機構は、前記遊戯片の表面上に局在化される。好ましくは、前記ラチェット機構は、前記実質的に方形形態の遊戯片上に局在化される。
【0031】
一実施例において、前記物理的な突出部は、ラチェット機構が局在化されていない遊戯片上にある突出部の形態である。好ましくは、前記物理的な突出部は、遊戯片が移動されたときユーザにフィードバックを提供するために、前記ラチェット機構と相互作用することができる。
【0032】
前記ラチェット機構が、前記実質的に方形形態の遊戯片上に局在化される一実施例において、前記物理的な突出部は、前記実質的に三角形形態の遊戯片上に局在化される。好ましくは、前記物理的な突出部は、玉軸受けなどの形態にある。
【0033】
一実施例において、前記玉軸受けは、前記ラチェット機構と相互作用するように、前記実質的に三角形形態の遊戯片の側方の空洞から突出する。
【0034】
一実施例において、前記玉軸受けは、前記玉軸受けが前記ラチェット機構に圧力を及ぼすばね機構に接続される。
【0035】
一実施例において、遊戯片が正しく割出されたときをユーザに感じさせることを可能にするフィードバックは、玉軸受けを含む前記遊戯片と相互作用する遊戯片の側方のへこみによって与えられる。この実施例において、玉軸受けとラチェット機構及びへこみとの相互作用は、ユーザが、遊戯片が移動されたとき及びそれらがそれぞれ正しく整列されたときを決定することを可能にする。
【0036】
一実施例において、前記フィードバックは、前記重心と前記遊戯片との間の相互作用によって与えられることができる。前記フィードバック機構は、上述のとおりにすることができ、又はユーザが、遊戯片が移動されたとき及びそれらがそれぞれ正しく整列されたときを決定することを可能にする任意の他の機構であることができる。
【0037】
一実施例において、前記三次元パズルは球形であり、前記領域は、前記球形パズルの外部表面を形成する。
【0038】
一実施例において、前記領域は、実質的に平坦である。代替実施例において、前記領域は、変化、へこみ、突出部、輪郭、マーキングなどを有することができる。
【0039】
好ましくは、前記領域表面の変化、へこみ、突出部、輪郭、マーキングなどは、前記遊戯片が、隣接する遊戯片との干渉なしに前記三次元球形を中心に移動されることを可能にするような形態である。
【0040】
一実施例において、遊戯片の縁又は遊戯片の一部の1つ以上(又は全て)は丸められている。好ましくは、遊戯片の少なくとも1つの角は丸められている。より好ましくは、実質的に三角形の遊戯片(領域の周辺表面の)の各角は丸められている。
【0041】
一実施例において、前記表面の変化、へこみ、突出部、輪郭、マーキングなどは、異なる形状、色などを含む多くの異なる形態であり得る。
【0042】
一実施例において、前記球形は、「月球」として構成されることができ、前記表面の変化は、月の景観の感覚を与える。
【0043】
さらなる実施例において、前記球形は、地球として構成されることができ、前記表面の変化は、地球状の球形を伝える。
【0044】
さらなる実施例において、前記球形は、顔として構成されることができ、前記遊戯片は、顔の特徴を示し、前記遊戯片の移動は、顔の特徴の異なる構成を形成することができる。
【0045】
さらなる態様において、本発明は、前述にしたがう三次元パズルからなり、ゲームの目的は、球形を完成するための所定のパターンを整列することである。そのようなパターンは、例えば教育、例えばスペリングを促進するものであり得る。
【0046】
本発明の前述の形態の特徴は、個々の方形のそれらより寸法において大きい三角形形態の側方構成部品が出来るのを避けることである。
【0047】
本発明のいくつかの形態において、いくつかの隣接する方形形態を、矩形形態の代わりに用いることができ、すなわち相互係合されることができるが、これはあまり好ましくはない。
【0048】
前記のようなパズルの構成の形態の実施例は、好ましくは、実質的に、磁気コアのアプローチを参照して本明細書で以降に記載されるが、例えばルービックキューブとともに使用するために、従来構成部品の相互作用の任意の形態の任意の設計変更を使用することができる。
【0049】
好ましくは、全体的に方形形態の側方は全体的に三角形形態の側方と等しいが、いくつかの実施例において、三角形形態へのさらなる変形は、前述の三角形形態を形成するためにともに一緒に作用する三角形形態のサブセットに多様性を持たせるために作られることができる。
【0050】
好ましくは、選択された領域が、パズルのユーザ又はプラットフォームのユーザの入力の下で、他の領域に対して、又はその逆に集合的に移動する。
【0051】
一実施例において、各パズル片は、磁気吸引を使用して重心に接続される。
【0052】
一実施例において、前記重心は磁性をもつ。好ましくは、磁気重心の前記磁気は、希土類磁石によって与えられる。好ましくは、前記遊戯片は、前記重心への前記磁気吸引を容易にするコネクタ要素を有する。好ましくは、前記コネクタ要素は、鉄を含む金属である。
【0053】
一実施例において、コネクタ要素は、磁石である又は磁石を備える。好ましくは、前記磁石は、希土類金属である。好ましくは、前記磁石は、前記パズル片の表面の遠位に配置される。この実施例において、前記重心は、前記遊戯片への前記磁気吸引を容易にする。好ましくは、前記重心は、鉄を含む金属、鋼球、又は中空の鋼球である、或いは鉄を含む金属、鋼球、又は中空の鋼球を備える。好ましくは、前記磁石は、重心に接触しないようにパズル片に埋め込まれ又は引き込まれる。
【0054】
好ましくは、前記遊戯片は、重心の周囲の周りに対称に配置される。
【0055】
好ましくは、各パズル片は、単一の成形されたユニットである。
【0056】
遊戯片を備える3つの要素(領域、スペーサ、及びコネクタ要素)の多数の異なる組み合わせは、一体に成形されることができる。
【0057】
一実施例において、前記領域は、タイルの形態であり、前記タイルは、前記スペーサを結合し、前記スペーサは、次に前記コネクタ要素を結合する。
【0058】
好ましくは、前記コネクタ要素は磁化される。
【0059】
好ましくは、各パズル片は、前記重心に対してパズル位置に配置されるように前記重心とインターフェースで連動される。
【0060】
好ましくは、前記三次元パズルは、木材、プラスチック、又は金属、或いは組み合わせ、若しくは任意の他の適切な材料で作られる。
【0061】
さらなる態様において、本発明は、以下のうちの1つ又は組み合わせからなる。すなわち、
1.第1の種類の構成部品、
2.第2の種類の構成部品、
3.前記構成部品の一方のタイプ又は両方のタイプが、磁気力によって引き付けられる強磁性又は磁性部材であって、構成部品又は各構成部品は、構成部品の別個領域を有する全体的な球形効果を規定するために、実質的にモザイク状となり得る種類の、強磁性又は磁性部材。
【0062】
好ましくは、前記第1のタイプの構成部品は、その表示領域において方形形態であり、且つ/又は第2のタイプの構成部品は、三角形形態である。好ましくは、各構成部品は、磁気取り付けについて適合されるくさびに対する先端が切られた端部を有する骨格状又は実際のくさびタイプの形態である。より大きな領域端部は、表示端部のそれである。
【0063】
さらなる態様において、本発明は、球形から外れる外部形状を有する、前述の三次元パズル又は表示領域を備える。例えば、各遊戯片が、インターフェース形態の隣接する遊戯片なしに移動できる限り、パズル又は表示領域は、任意の外部形状、例えば方形形態で形成されることができる。
【0064】
さらなる態様において、本発明は、浮揚デバイスとともに本明細書で記載される三次元パズル又は表示プラットフォームを備えるアセンブリであり、前記浮揚デバイスは、三次元パズル又は表示プラットフォームを浮揚させる。
【0065】
さらなる態様において、本発明は、
重心(中実又はそうでない)と、
重心を囲むために片の実質的にモザイク状のアレイを提供することができる複数の片とを有するパズルであり、
各片と重心との間に磁気吸引相互作用が存在し、
各片の重心領域への近位は、重心と磁気相互作用する材料を担持し、
各片が、(a)コアを囲む片の径方向に見て、片が接触する領域の最大長さを有し、その最大長さは、該接触する領域から片の重心近位材料への(B)その深さに等しい又はより長い。
【0066】
好ましくは、前記浮揚デバイスは、以下のいずれか1つを備える。すなわち、
1.前記三次元パズル又は表示プラットフォームの上方及び下方に設けられた少なくとも2つのスタンド、
2.前記三次元パズル又は表示プラットフォームの上方に設けられ、且つ磁気吸引力を使用して前記三次元パズル又は表示プラットフォームの浮揚を生じさせる1つのスタンド、又は
3.前記三次元パズル又は表示プラットフォームの下方に設けられ、且つ磁気反発力を使用して前記三次元パズル又は表示プラットフォームの浮揚を生じさせる1つのスタンドである。
【0067】
さらなる態様において、本発明は、本明細書に記載される三次元パズル又は表示プラットフォームと、デバイス又は各デバイスであって該デバイス又は各デバイスが支持体に支持される及び/又は離れるときに三次元パズル又は表示プラットフォームが可能である少なくとも浮揚デバイスとの組み合わせである。
【0068】
好ましくは、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの外部表面は、実質的に一極性(すなわち、N極又はS極のいずれか)である。
【0069】
一実施例において、上記(1)を利用して、前記上方のスタンドは、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの極性とは反対の極性である。前記下方のスタンドは、前記三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームと同一の極性である。
【0070】
好ましくは、前記三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームの表面の極性は、実質的にN極である。好ましくは、上方のスタンドの極性はS極であり、下方スタンドはN極である。
【0071】
一実施例において、上記(2)を利用して、前記スタンドは、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの極性とは反対の極性である。
【0072】
好ましくは、前記三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームの表面の極性は、実質的にN極である。好ましくは、スタンドの極性はS極である。
【0073】
一実施例において、上記(3)を利用して、前記スタンドは、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの極性に等しい極性である。
【0074】
好ましくは、前記三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームの表面の極性は、実質的にN極である。好ましくは、スタンドの極性はN極である。
【0075】
一実施例において、前記三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームは、以下を備えるとして規定される。すなわち、
1.非磁性重心コア
2.前記重心の周りに配置された遊戯片。
【0076】
好ましくは、少なくともどの交互の遊戯片も磁気要素を備える。より好ましくは、各遊戯片は、磁気要素を備える。
【0077】
好ましくは、前記浮揚デバイスは、1つ以上の磁石を備える。
【0078】
一実施例において、前記浮揚デバイスは、皿形状であり、皿形状の角が、皿形状の中央部分に対して持ち上がる。好ましくは、各角部分は、磁石を含む。より好ましくは、磁石は、各角部分に配置され、少なくとも1つ以上の磁石は、皿形状に対して中央に配置される。
【0079】
代替実施例において、前記浮揚デバイスは、極性の混合からなる前記球に面する外部表面を備えることができる。したがって好ましくは、前記浮揚デバイスは、垂直に向けられた前記極性を有する少なくとも2つの磁気リングからなる。好ましくは、各磁気リングは、前記浮揚デバイスにおける少なくとも1つの他のリングに対して反対の極性を有する。
【0080】
好ましくは、前記浮揚デバイスは、電磁石を備える。
【0081】
本発明の他の態様は、添付の図面を参照して例示だけとして与えられる以下の記載から明らかになり得る。
【0082】
本明細書で使用されるとき、「モザイク状」、「実質的にモザイク状」などは、結果として生じる表面で単一より多い反復する形状である。
【0083】
本明細書で使用されるとき、用語「及び/又は」は、「及び」或いは「又は」を意味する。
【0084】
本明細書で使用されるとき、名詞に続く「s」の用語は、適切であるとき、及び意味されるものに関してそれが存在する構文に必ずしも応じる必要なく、その名詞の複数又は単数の形態を意味する。
【0085】
本明細書で使用されるとき、「実質的に方形形態」又は「方形形態」の用語は、「第1の遊戯片」と置換可能に使用される。
【0086】
本明細書で使用されるとき、「実質的に三角形形態」又は「三角形形態」の用語は、「第2の遊戯片」と置換可能に使用される。
【0087】
本明細書で使用されるとき、複数又は単数の形態に対して規定された定義は、反対、すなわち単数又は複数形態に対しても適用される。
【0088】
本明細書に開示される数の範囲への言及(例えば、1から10)は、その範囲内の全ての有理数への言及(例えば、1、1.1、2、3、3.9、4、5、6、6.5、7、8、9、及び10)、及びその範囲内の任意の範囲の有理数(例えば、2から8、1.5から5.5、及び3.1から4.7)を含むことが意図される。
【0089】
本明細書で使用されるとき、「方形形態」とは、その周囲のラインにおける任意の小さなへこみ、マーキング、又はくぼみにかかわらず、球形パズルの全体表面に実質的に垂直方向から見た場合に、片の角の位置に関して実質的に方形形態を有するパズル片を言及しているものとする。
【0090】
本明細書で使用されるとき、用語「コア」は、用語「重心」と置換可能に使用される。
【0091】
本明細書で使用されるとき、「三角形形態」とは、その周囲のラインにおける任意の小さなへこみ、マーキング、又はくぼみにかかわらず、球形パズルの全体表面に実質的に垂直方向から見た場合に、片の角の位置に関して実質的に三角形形態を有するパズル片を意味するものとする。
【0092】
本明細書で使用されるとき、「赤道」とは、その軸が前記重心の中心を通過する前記重心の周りの任意のリングを意味するものとする。
【0093】
本明細書で使用されるとき、「デカルト軸」とは、それぞれ互いに90°である運動の自由度の3つの軸を意味するものとする。
【0094】
本明細書で使用されるとき、「全体的に球形」とは、任意のへこみ、突出部、輪郭、又は表面構成にもかかわらず球形形状の物体を意味するものとする。
【0095】
本発明は、また、別個に又は集合的に本出願の明細書に参照され又は本出願の明細書に示される部分、要素、及び特徴、並びに本発明が関連する技術において知られている等価物を有する特定の製品体が本明細書で言及される、任意の2つ以上の部分、要素、及び特徴の任意の又は全ての組み合わせからなると広くあることができ、そのように知られている等価物は、あたかも別個に説明されているかのように本明細書に組み込まれると考えられる。
【0096】
本発明は、図面を参照して例示だけとして以下に記載される。
【実施例】
【0097】
図1を参照すると、好ましい実施例による三次元球形1が示される。図2は、AAに沿ってこの球形を通る断面を示す。
【0098】
図7から図10を参照すると、パズル片2の種々の構成が示される。各パズル片2は、三次元球形1の外部表面を形成する外側領域3を有する。この領域3は、スペーサ4及びコネクタ要素5を備えるコネクタを介して重心に接続される。
【0099】
各パズル片を備える要素の多くの異なる組み合わせは、一体に成形されることができる。例えば、図7に示されるように、パズル領域2は、スペーサ4と一体に成形されることができる。代わりに、図8に示されるように、パズル片2は、別個のパズル領域2を備えることができ、パズル領域2は、スペーサ4及びコネクタ要素5を備え一体に成形されたコネクタに結合される。
【0100】
いくつかの実施例において、前記領域3は、球形の全体表面から突出する、へこみ、突出部、輪郭、又は表面構成を有することができる。さらに、球形の丸められた形状のために、各パズル片2の領域3は、より丸められた球形を作ることを助けるために、その縁で下方に曲がることができる。
【0101】
一実施例において、遊戯片の縁又は遊戯片の一部の1つ以上(又は全て)は丸められている。好ましくは、遊戯片の少なくとも1つの角は丸められている。より好ましくは、実質的に三角形の遊戯片(領域の周辺表面の)の各角は丸められている。これは、各隣接する遊戯片2間の滑らかな相互作用を容易にすることを助ける。
【0102】
図9及び図10に示されるように、前記遊戯片2は、タイルの形態の領域3を備えることができる。一実施例において、各タイルは、コネクタ5を介して重心7に接続され、前記コネクタは、スペーサ4及びコネクタ要素5を備える。上述のように、各要素の多くの異なる組み合わせが、一体に成形されることができる。
【0103】
好ましい実施例において、各遊戯片2は、磁気吸引を使用して重心7に接続される。
【0104】
磁気相互作用を提供する多数の異なる構成が与えられることは理解されるべきである。例えば、各前記コネクタ5又はその一部は、磁気要素、例えば希土類磁石から形成されることができ、重心7又はその一部は、鉄を含む金属から構成される。この実施例において、重心7は、球形のボール、中空球形のボール、又は重心7の周囲を囲む鋼格子球として形成されることができる。重心7の周りの前記遊戯片2の回転を可能にする他の構成も使用されることができる。鋼格子球として構成されるとき、鋼格子ラインが、遊戯片2の境界のラインに従うように重心7の周りに向けられるように、前記重心7は配置される。代わりに、重心7の周囲を囲む鋼格子ラインは、遊戯片2が、前記鋼格子ライン上で球形の周りを移動するように向けられることができる。
【0105】
代替実施例において、重心7又はその一部は、磁気要素を備えることができ、したがって、コネクタ5又はその一部は、鉄を含む要素を備える。好ましくは、使用される磁気要素は、希土類磁石である、そのような例において、重心7は、例えば、球形磁石、中空球形磁石、又は重心7の周囲を囲む磁石の格子球であり得る。重心7の周りの前記遊戯片2の回転を可能にする他の構成も使用されることができる。磁石格子球として使用されるとき、重心磁石の格子ラインが、遊戯片2の境界のラインに従うように重心7の周りに向けられるように、前記重心7は配置される。代わりに、重心を囲む磁石の格子ラインは、遊戯片2が、前記格子ライン上で球形の周りを移動するように向けられることができる。
【0106】
図8から図10は、スペーサ4及び領域3(任意に一体に成形されるものであるが)のコネクタ要素に対する別個の物としてコネクタ要素5を示すが、コネクタ要素は、各パズル片2の一体の構成部品を形成することができることが想定される。例えば、前記パズル片2は、磁気特性を有する成形された材料を全体に又は一部に備えることができる。
【0107】
好ましくは、前記パズル片2が磁石を備えるとき、前記磁石は、前記領域3に遠位に配置され、すなわち、前記重心7の表面に隣接して配置される。
【0108】
一実施例において、コネクタ全体は、磁石であることができる。代替実施例において、磁石が、前記パズル片2の下方表面に又は下方表面近くに配置されるその下方表面(すなわち、前記重心7に隣接されるその表面)だけでコネクタに埋め込まれるように、磁石は、コネクタの小さな部分を形成するだけであり得る。図15を参照すると、コネクタ要素5は、前記遊戯片2内に埋め込められた磁石として示される。パズル片の下方周囲15は、磁石の下方周囲を越えて突出するように見える。したがって、遊戯片2が重心7の周りを移動するとき、重心7に接触するのは遊戯片2の下方周囲15の材料(すなわち、プラスチック)であり、磁石そのものではない。図15に示されるように、磁石は、遊戯片2内に短い距離だけ突出する。磁石の寸法としては様々なものが使用されることができることは理解されるべきである。例えば、パズル片2内の距離の大部分に延びる寸法を有する磁石、及び/又は遊戯片2の幅に対して異なる幅の磁石である。
【0109】
前記重心7が中空形態であるとき、白熱球などの任意の数の物体が前記重心7の周囲内に収納されることができることは理解されるべきである。
【0110】
図7から図10に示されるように、前記パズル領域3は、重心7の直径より大きい直径を有する球形表面を形成する。これを達成するために、各パズル片2は、重心の表面からパズル領域3を突出するスペーシング要素を備える。図7及び図8は、くさび状スペーサ4を示し、一方、図9及び図10は、ロッド状機構を示す。代替実施例は、輪郭の表面からパズル領域3を突出することができる形状のスペーサを含むこともできる。例えば、輪郭形成され又はスカラップ形状のくさび状スペーサを使用されることができる。そのようなスペーサの利点は、それらは、重心の表面からパズル領域3を突出させ、一方、使用する材料を少なくし、且つ各パズル片2を使用に対して十分な弾性を有するような強度を残すことである。
【0111】
全体のパズル寸法に対する重心7の相対サイズは、変更されることができ、すなわち他の方法をとることができることは理解されるべきであり、遊戯片2の高さは、重心7のサイズに対してより大きく及ぶことができることは理解されるべきである。例えば、幅に対する高さの比は、図16に比べて図15に示されるパズル片2に対してより大きいことが分かる。遊戯片2の高さが、その幅に対して低減するとき、遊戯片の縁に対する磁石の距離は、増大され、したがって他の隣接する遊戯片との磁気相互作用を低減することは理解されるべきである。これは、図16のパズル片2を、図15に示されるパズル片2のそれに比較することにより理解できる。
【0112】
磁気要素は、パズル片を通ってその任意の部分を延ばすことができることも理解されるべきである。
【0113】
三次元球形の多数の異なるタイプは想定される。いくつかの非限定実施例は、以下のようである。
【0114】
球形1
図1及び図2を参照すると、一実施例において、前記三次元球形1は、26個の遊戯片を備え、その18個の遊戯片は実質的に方形形態であり、且つ8個の遊戯片は実質的に三角形形態である。この特定の実施例において、実質的に方形形態の遊戯片2は、各3つのデカルト軸に沿ってそれぞれ8個の方形形態の遊戯片を備え、3つの赤道帯に配置される。したがって、各帯は、互いに対して90°で重心7の周りで回転することができる。2つのデカルト帯(例えば、x軸とy軸)間の交差に配置されるこれら方形は、したがって、各2つのデカルト軸のいずれかの方向(例えば、水平又は垂直)で回転されることができる。各球形は、上述したように方向に回転されて各球形が、前の球形によって助けられて適所に回転することができる。例えば、方形遊戯片が、ある位置によって前記重心7の周りで回転されるなら、それらは、隣接する方形遊戯片によって前に占められていた遊戯位置を占める。前記実質的に方形遊戯片は、任意の数の遊戯位置に回転されることができる。
【0115】
単一のデカルト赤道帯を参照すると、実質的に方形形態及び実質的に三角形形態の遊戯片2からなる回転キャップも存在する。3つのデカルト赤道帯が存在するとき、1つのデカルト軸当たり2つの組のキャップ、すなわち1つの球形当たり6個の前記キャップが存在することは明らかである。
【0116】
好ましい実施例において、前記回転キャップは、5個の実質的に方形形態の遊戯片及び4個の実質的に三角形形態の遊戯片からなる。前記回転キャップは、同一の赤道面であるが、前記単一のデカルト赤道基準帯に遠位の重心を中心に回転する。
【0117】
好ましくは、前記キャップは、同時に2つの遊戯位置に回転される。これは、前記実質的に三角形形態の遊戯片が、他の三角形の遊戯片によって前に占められていた遊戯位置を占めることを確実にする。
【0118】
好ましくは、各実質的に方形及び三角形形態の遊戯片の位置合わせをする側方の長さは、ほぼ同様であり、それらが位置合わせをする遊戯片の長さとほぼ同様である。より好ましくは、各遊戯片の各割出しをする側方の弦長さ8は、ほぼ同様である。本明細書で使用されるとき、「弦長さ」は、角から角までの遊戯片の側方の長さである。図6に示されるように、赤道帯に8個の方形を備える三次元球形において、弦長さ8は、球形内に六角形として配置されたときの各遊戯片2の側方(角から角)の長さである。
【0119】
球形2
図3を参照すると、さらなる実施例において、前記三次元球形1は、62個の遊戯片を備え、そのうちの30個の遊戯片は実質的に方形形態であり、且つ32個の遊戯片は実質的に三角形形態である。この特定の実施例において、実質的に方形形態の遊戯片2は、各3つのデカルト軸に沿ってそれぞれ12個の方形形態の遊戯片を備え、3つの赤道帯に配置される。したがって、各帯は、互いに対して90°で重心7の周りで回転することができる。2つのデカルト帯(例えば、x軸とy軸)間の交差に配置されるこれら方形は、したがって、各2つのデカルト軸のいずれかの方向(例えば、水平又は垂直)で回転されることができる。各球形が、前の球形によって助けられる位置回転されるように、各球形は、上述したような方向に回転されることができる。例えば、方形遊戯片が、ある位置によって前記重心7の周りで回転されるなら、それらは、隣接する方形遊戯片によって前に占められていた遊戯位置を占める。前記実質的に方形遊戯片は、任意の数の遊戯位置に回転されることができる。
【0120】
単一のデカルト赤道帯を参照すると、実質的に方形形態及び実質的に三角形形態の遊戯片2からなる2つの回転キャップも存在する。3つのデカルト赤道帯が存在するとき、デカルト軸当たり2つの組の各キャップ、すなわち1つの球形当たり6個の各第1及び第2の前記キャップが存在することは明らかである。
【0121】
キャップの基部が、前記単一のデカルト赤道参照帯の周囲にあるように、第1の前記回転キャップは、同一の赤道面であるが前記単一のデカルト赤道参照帯に対して遠位で重心を中心に回転する。前記第1の回転キャップは、9個の実質的に方形形態の遊戯片及び16個の実質的に三角形形態の遊戯片からなる。前記実質的に三角形形態の遊戯片は、より大きな三角形片を形成するために一緒に作用する三角形形態の複数のサブセットとして配置される。
【0122】
一実施例において、前記三角形形態の複数のサブセットは、再分割されないより大きな三角形片を備える。
【0123】
第2の前記回転キャップは、前記回転キャップの遠位に配置され、前記第1の回転キャップの遊戯片のサブセットを形成する。好ましくは、前記第2の回転キャップは、5個の実質的に方形形態片及び4個の実質的に三角形形態片からなる。
【0124】
好ましくは、前記第1のキャップは、同時に3つの遊戯位置に回転される。これは、前記実質的に三角形形態の遊戯片が、他の三角形の遊戯片によって前に占められていた遊戯位置を占めることを確実にする。
【0125】
好ましくは、前記第2のキャップは、同時に2つの遊戯位置に回転される。これは、前記実質的に三角形形態の遊戯片が、他の三角形の遊戯片によって前に占められていた遊戯位置を占めることを確実にする。
【0126】
好ましくは、各実質的に方形及び三角形形態の遊戯片の割出しをする側方の長さは、ほぼ同様であり、それらが割出しをする遊戯片の長さとほぼ同様である。より好ましくは、各遊戯片の各割出しをする側方の弦長さ8は、ほぼ同様である。本明細書で使用されるとき、「弦長さ」は、角から角までの遊戯片の側方の長さである。
【0127】
球形3
図4を参照すると、一実施例において、前記三次元球形1は、54個の遊戯片を備え、その30個の遊戯片は実質的に方形形態であり、且つ24個の遊戯片は実質的に三角形形態である。この特定の実施例において、実質的に方形形態の遊戯片及び実質的に三角形形態の遊戯片の両方は、各3つのデカルト軸に沿って、2つの赤道帯に配置される。本明細書で使用されるとき、「2つの赤道帯」とは、遊戯片2の2つの隣接する帯が、前記重心7の周りに配置され、各赤道帯が、球形赤道の両側にある配置を意味する。2つの赤道帯のこの配置は、各3つのデカルト軸で繰り返される。各帯は、8個の実質的に方形形態の遊戯片及び4個の実質的に三角形形態の遊戯片(図4で見られるように)を備える。
【0128】
各2つの赤道帯は、互いに対して90°で重心7の周りで回転することができ、一方、2つの赤道帯配置の各帯は、互いに同一の回転面で回転する。2つのデカルト帯(例えば、x軸とy軸)間の交差に配置されるこれら方形は、したがって、各2つのデカルト軸のいずれかの方向(例えば、水平又は垂直)で回転されることができる。各帯は、90°だけ又はその倍数だけ前記重心7の周りで回転されることができる。
【0129】
単一のデカルト赤道帯を参照すると、実質的に方形形態及び実質的に三角形形態の遊戯片からなる2つの回転キャップも存在する。3つのデカルト赤道帯が存在するとき、1つのデカルト軸当たり2つの組の各キャップ、すなわち球形当たり6個の各第1及び第2の前記キャップが存在することは明らかである。
【0130】
第1の前記回転キャップは、赤道境界ライン10の存在により、球形の1つの半分が残る半分に対する回転を可能にされている。前記第1の回転キャップは、12個の実質的に方形形態の遊戯片及び12個の実質的に三角形形態の遊戯片からなる。
【0131】
第2の前記回転キャップは、前記回転キャップの遠位に配置され、前記第1の回転キャップの遊戯片のサブセットを形成する。好ましくは、前記第2の回転キャップは、4個の実質的に方形形態片及び4個の実質的に三角形形態片からなる。
【0132】
好ましくは、前記第1のキャップは、同時に90°回転される。これは、前記実質的に三角形及び方形形態の遊戯片の両方が、他の三角形又は方形形態の遊戯片によってそれぞれ前に占められていた遊戯位置を占めることを確実にする。
【0133】
好ましくは、前記第2のキャップは、同時に90°回転される。これは、前記実質的に三角形及び方形形態の遊戯片の両方が、他の三角形又は方形形態の遊戯片によってそれぞれ前に占められていた遊戯位置を占めることを確実にする。
【0134】
好ましくは、各実質的に方形及び三角形形態の遊戯片の割出しをする側方の長さは、ほぼ同様であり、それらが割出しをする遊戯片の長さとほぼ同様である。より好ましくは、各遊戯片の各割出しをする側方の弦長さ8は、ほぼ同様である。本明細書で使用されるとき、「弦長さ」とは、角から角に取られたときに遊戯片の側方の長さを意味する。
【0135】
割出し
一実施例において、遊戯位置間の前記遊戯片2の移動は、ユーザにフィードバックを提供する。前記フィードバックは、遊戯片が遊戯位置に正しく割出されたときを、ユーザが決定することを可能にする。好ましくは、移動の間の前記フィードバックは、以下の結果のうちの一以上を提供する。すなわち、
a)割出された位置を越える移動の感覚、及び
b)正しい遊戯位置へ割出しをする感覚である。
【0136】
前記フィードバック機構は、雑音、「感触」すなわち物理機構に基づく感触、又は遊戯片2が、遊戯位置2に移動され又は正しく割出されたときに、ユーザに示すことができる前記三次元球形1の物理的特徴における変化である。
【0137】
図11から図13を参照して、一実施例において、前記フィードバック機構は、ラチェット機構11によって提供され、ラチェット機構11は、前記遊戯片2が、前記ラチェット機構11と相互作用する物理的な突出部を有する前記ラチェット機構11との相互作用により移動されるときに、音及び/又は感触を提供する。
【0138】
一実施例において、前記ラチェット機構11は、前記遊戯片の表面上に局在化される(図11を参照)。好ましくは、前記ラチェット機構11は、前記実質的に方形形態の遊戯片上に局在化される。
【0139】
一実施例において、前記物理的な突出部は、ラチェット機構が設けられていない遊戯片上にある突出部の形態である。好ましくは、前記物理的な突出部は、遊戯片が移動されたときにユーザにフィードバックを提供するために、前記ラチェット機構11と相互作用することができる。
【0140】
前記ラチェット機構11が、前記実質的に方形形態の遊戯片上に設けられる一実施例において、前記物理的な突出部は、前記実質的に三角形形態の遊戯片上に設けられる。好ましくは、前記物理的な突出部は、玉軸受け12などの形態にある。
【0141】
一実施例において、前記玉軸受け12は、前記ラチェット機構11と相互作用するように、前記実質的に三角形形態の遊戯片の側方の空洞から突出する(図12及び図13を参照)。
【0142】
一実施例において、前記玉軸受け12は、前記玉軸受け12をして前記ラチェット機構11に圧力を及ぼしめるばね機構13に接続される。
【0143】
一実施例において、遊戯片が正しく割出されたときをユーザに感じさせることを可能にするフィードバックは、玉軸受け12を含む前記遊戯片2と相互作用する遊戯片の側方のへこみ14によって与えられる(図13を参照)。この実施例において、玉軸受け12とラチェット機構11及びへこみ14との相互作用は、ユーザが、遊戯片が移動されたとき及びそれらがそれぞれ正しく整列されたときを決定することを可能にする。
【0144】
一実施例において、前記フィードバックは、前記重心7と前記遊戯片との間の相互作用によって与えられることができる。前記フィードバック機構は、上述のとおりに構成することができ、又はユーザが、遊戯片が移動されたとき及びそれらがそれぞれ正しく整列されたときを決定することを可能にする任意の他の機構であることができる。
【0145】
表面形状
一実施例において、前記領域3は、実質的に平坦である。代替実施例において、前記領域3は、へこみ、突出部、輪郭、マーキングなどを有することができる。図14に示されるように、前記領域は、表面変化を有する、一方で実質的に方形又は三角形領域形態をまだ維持することができる。
【0146】
実質的に平坦な表面ではない領域2の代替実施例は、遊戯片2が、隣接する遊戯片2との干渉なしに互いに対して移動され又は割出されることを可能にする限り任意の形態であり得る。そのような表面変化は、異なる形状、色などを含む多くの異なる形態であり得る。
【0147】
一実施例において、前記球形1は、「月球」として構成されることができ、前記表面の変化は、月の景観の感覚を与える。
【0148】
さらなる実施例において、前記球形1は、地球として構成されることができ、前記表面の変化は、地球状の球形を伝える。
【0149】
さらなる実施例において、前記球形1は、顔として構成されることができ、前記遊戯片は、顔の特徴を示し、前記遊戯片2の移動は、顔の特徴の異なる構成を形成することができる。
【0150】
さらなる実施例において、パズルの全体形状は、方形又は三角形などの任意の他の幾何形状であり得る。これは、パズルの全体形状が、所望の幾何形状になるように、構築される各遊戯片の領域によって達成されることができる。したがって、遊戯片の回転は、球形形態の重心7の周りで回転する非回転だ円面の外側幾何形状の結果として(例えば、球体重心7周りの方形の回転)、不均一な表面突出部を結果として生じる。
【0151】
新規な三次元球形パズル又は表示構造は、本発明の概念から逸脱せずにそれらに導入されることができる変更又は修正を加えることができる。例えば、遊戯片2の数及び領域2の形状は、修正されることができる。
【0152】
さらに、球形表面領域は、現発明の好ましい実施例であるが、外部領域は、ルービックキューブに見られるような方形形状などの他の形状を形成することができることは理解される。
【0153】
浮揚デバイス
図17を参照すると、これは、前記三次元球形1の下方に配置される単一の浮揚デバイス16と相互作用する三次元球形1を示す。図1に示されるように、三次元球形1の外部表面は、好ましくは均一な極性(すなわち、N極又はS極)である。
【0154】
いくつかの実施例において、球形の表面は、表面の全体の極性が、一極性である限り、完全に均一な極性を有さないことは理解されるべきである。
【0155】
代わりに、前記浮揚デバイスは、両極性を有することができる。一実施例において、前記浮揚デバイス16は、少なくとも2つの磁石のリングからなる。前記磁石の外側リングは、球形の表面の極性と等しい極性であり、一方、内側リングは、反対の極性である。さらなる内側リングは、いずれかの極性を含むこともできる。
【0156】
浮揚デバイス16は、磁気吸引又は反発力、或いは両方の組み合わせを用いて三次元球形1に作用することができる。三次元球形1の下方に配置される単一の浮揚デバイス16が、図17に示されるように使用される場合、前記浮揚デバイス16の表面の極性は、三次元球形1の表面の極性と同一の極性でなければならない。単一の浮揚デバイス16が、三次元球形1の上方に配置される場合、前記三次元球形1の浮揚を維持するために磁気吸引力を使用する。この例において、前記三次元球形1に面する浮揚デバイス16の表面の全体極性は、前記三次元球形1の極性とは反対でなければならない。2つの浮揚デバイス16が使用される場合、一方の浮揚デバイス16が前記三次元球形1の下方であり且つ一方の浮揚デバイス16が前記三次元球形1の上方であり、底部の浮揚デバイス16の表面が、前記三次元球形1の表面と同一の極性を有して前記三次元球形1に面し、且つ前記三次元球形1上方の浮揚デバイス16の表面が、前記三次元球形1の表面とは反対の極性を有して前記三次元球形1に面する。
【0157】
好ましくは、浮揚デバイス16の角は、図16に見られるように傾斜される。これは、前記三次元球形1を皿の中央に浮揚する磁束線を作る。適切な位置に浮揚デバイスを維持するように磁束線が向けられる限り、任意形状の浮揚デバイス16を使用できることは理解されるべきである。
【0158】
代替実施例において、磁石極性の向きが、パズルの向きに対して静的であるように、重心7のジャイロスコープ的内側に搭載されることができる。このような実施例において、パズル片のコネクタ要素5は、鉄を含む金属で形成されることができる。したがって、パズル片2が、重心を中心に回転され、したがって、鉄を含む金属に誘起される極性は変化しながらも、重心7に対する磁気吸引力は維持される。
【0159】
「実施例1」
前記球形1のパズル形態が、ルービックの概念と同じ要領で使用されることができる。すなわち、各片は、様々な識別できる色、マーキング、輪郭などであることができ、したがって、片の回転は、特定のパターン又はゲームの目的(例えば、パターン配置)を達成するよう実行されることができる。
【0160】
「実施例2」
ゲームの目的は、重心だけで開始され、且つ競い合う遊戯者間で各遊戯片を加えることができる。そして、片が重心の周りに全て配置されるとき、ゲームの目的は前記と同様となることができる。
【図面の簡単な説明】
【0161】
【図1】26個の遊戯片を備える三次元球形の実施例の斜視図である。
【図2】図1の面AAを通って取られた断面の斜視図である。
【図3】62個の遊戯片を備える三次元球形の実施例の斜視図である。
【図4】54個の遊戯片を備える三次元球形の実施例の斜視図である。
【図5】図1の球形パズルの断面図である。
【図6】弦長さを示す図1のパズルの側面図である。
【図7】パズル片の斜視図である。
【図8】パズル片の斜視図である。
【図9】パズル片の斜視図である。
【図10】パズル片の斜視図である。
【図11】ラチェット機構及び表面へこみを示す遊戯片の側面図である。
【図12】物理的な突出部を示す遊戯片の側面図である。
【図13】フィードバック機構を示す2つの遊戯片間の相互作用の側面図である。
【図14】遊戯片の斜視図である。
【図15】BBを通る遊戯片の断面図である。
【図16】BBを通る遊戯片の断面図である。
【図17】浮揚デバイス及び三次元パズル又は表示プラットフォームの両方を示す好ましい実施例の側面図である。
【技術分野】
【0001】
本発明はパズル及び玩具に関する。より詳細には、本発明は、多数の相互に関係するパズル片から形成される三次元物体に関する。
【背景技術】
【0002】
ルービックキューブ及び球状パズルに代表される三次元パズルが当技術分野で知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
新規な三次元パズル又は表示プラットフォームを提供することが、本発明の目的である。
【0004】
したがって、少なくとも公衆に有用な選択肢を提供する改善された三次元パズル又は表示プラットフォームを提供することが、本発明の一態様である。
【0005】
本発明の他の目的は、例としてのみ与えられる以下の説明から明らかになり得る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
さらなる態様において、本発明は、中実又は非中実コアと、接触して又は接触せずに球形コアに保持される複数の片との間に磁気相互作用を有する種類の三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームであって、
複数の片が、実質的にモザイク状の表面を集合して提供する2つの種類の物から構成され、
一方の種類の片が、コアに向かって見たときに少なくとも概念的に方形であり、第2の種類の片が、コアに向かって見たときに少なくとも概念的に三角形であり、
各片の弦長さ、すなわち各少なくとも概念的に方形の片の4つの弦及び各少なくとも概念的に三角形の片の3つの弦が、実質的に等しい。
【0007】
さらなる態様において、本発明は、実質的に球状であると考え得る実質的にモザイク状の表面(「モザイク状」又は「実質的にモザイク状」は、本明細書に規定されており、且つ単一の繰り返す形態でなくても良い)を有する三次元パズル又は表示プラットフォームであり、各3つのデカルト軸上の複数の等しく離間された境界の平行面は、実質的に方形形態の領域及び実質的に三角形形態の領域の両方を画定するために、実質的にそのように領域の形態を画定すると考えられることができ、実質的に方形形態の領域及び実質的に三角形形態の領域の弦長さは、実質的に等しい。
【0008】
さらなる態様において、本発明は、三次元球形パズル又は表示プラットフォームであり、
表面(規則的又は不規則にかかわらず)は、概念的な中心に向かう投影で見たとき、本質的に少なくとも以下の2つの種類の領域を有すると考えられることができ、
a)全体的に方形形態を画定する第1の遊戯片、
b)全体的に三角形形態を画定する第2の遊戯片、
前記パズル又はプラットフォームは、遊戯片の帯が、概念的な球形中心を中心に回転されることができ、
前記パズル又はプラットフォームは、遊戯片のキャップが、前記帯に対して概念的な球形中心を中心に回転されることができる。
【0009】
好ましくは、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの前記遊戯片は、重心の周りに対称に配置される。
【0010】
さらなる態様において、本発明は、多数の遊戯片に分割される三次元球形パズルであり、前記遊戯片は、境界の面によって個々に分けられ、
前記境界の面は、各3つのデカルト軸の赤道面に対して対称に配置され、
前記赤道面は、境界面であっても境界面でなくても良い。
【0011】
さらなる態様において、本発明は、三次元パズルであり、前記パズルは、
a)重心
b)領域及びコネクタ(任意に一体に成形される)を有する少なくとも2つのパズル片(任意に一体に成形される)を備え、
各前記コネクタは、スペーサ及びコネクタ要素からなり、
各パズル片の前記領域は、別個の形態を有し、
各パズル片は、少なくとも1つ以上の他のパズル片で割出しをし、
各前記パズル片の割出しをする表面は、実質的に同様な長さである。
【0012】
好ましくは、少なくとも1つの前記遊戯片は、実質的に方形形態の領域を備える。
【0013】
好ましくは、少なくとも1つの前記遊戯片は、実質的に三角形形態の領域を備える。
【0014】
さらなる態様において、本発明は、三次元パズルであり、前記パズルは、重心及び前記重心の周辺に少なくとも2つ以上のパズル片(「遊戯片」)を備え、
各前記少なくとも2つ以上のパズル片は、コネクタ及び別個に移動可能な遊戯片(任意に一体に成形される)からなり、各前記2つ以上のパズル片の表示領域は、別個の数の側方を有する別個の形状であり、
前記コネクタは、前記領域を前記重心に接続し、
各遊戯片の各別個の領域は、外部表面を形成するために他の別個の領域と結合し、前記重心に対して移動可能であり、
各領域の割出しをする側方の長さは、前記遊戯片が割出される側方の長さと実質的に同様な長さである。
【0015】
好ましくは、少なくとも1つの前記遊戯片は、実質的に方形形態である領域を備える。
【0016】
好ましくは、少なくとも1つの前記遊戯片は、実質的に三角形形態である領域を備える。
【0017】
まださらなる態様において、本発明は、任意のその形態が上述された三次元パズルからなり、移動のスタイルは、本質的に次のとおりである。
a)第1、第2、又は第3のデカルト軸の周りの遊戯片の帯の回転であり、前記軸は、前記重心の中心を通過し、前記帯は、遊戯片のリングを備える回転
b)前記軸の周りの遊戯片のキャップ及び前記キャップ遊戯片の回転。
【0018】
一実施例において、前記帯は、実質的に方形形態の遊戯片だけからなる。好ましくは、前記帯は、赤道ライン上に対称にあり、前記帯は、各3つのデカルト軸に複製される。
【0019】
一実施例において、前記帯は、実質的に方形形態の遊戯片及び実質的に三角形形態の遊戯片の両方からなる。好ましくは、両方のタイプの片からなるこれらの帯は、赤道境界ラインの両側の2つの帯として配置され、各3つのデカルト軸に複製される。
【0020】
一実施例において、前記三次元球形は、26個の遊戯片からなり、その18個の遊戯片は実質的に方形形態であり、その8個の遊戯片は実質的に三角形形態である。好ましくは、実質的に方形形態の遊戯片は、各3つのデカルト軸に沿って、それぞれ8個の方形形態の遊戯片を含む3つの赤道帯に配置される。
【0021】
一実施例において、前記三次元球形は、62個の遊戯片からなり、その30個の遊戯片は実質的に方形形態であり、その32個の遊戯片は実質的に三角形形態である。好ましくは、実質的に方形形態の遊戯片は、各3つのデカルト軸に沿って、それぞれ12個の方形形態の遊戯片を含む3つの赤道帯に配置される。
【0022】
一実施例において、前記三次元球形は、54個の遊戯片からなり、その30個の遊戯片は実質的に方形形態であり、その24個の遊戯片は実質的に三角形形態である。好ましくは、実質的に方形形態の遊戯片及び実質的に三角形形態の遊戯片は、各3つのデカルト軸に沿って、2つの赤道帯に配置される。好ましくは、前記2つの赤道帯の配置は、各3つのデカルト軸で繰り返される。好ましくは、各帯は、8個の実質的に方形形態の遊戯片及び4個の実質的に三角形形態の遊戯片を含む。
【0023】
前述の前記パズルの一実施例において、前記別個の領域は、コネクタ(一体又はそうでない)によって重心に接続されるタイルの形態であり得る。
【0024】
一実施例において、前記遊戯片は、遊戯位置間を移動される。
【0025】
さらなる実施例において、以下のうちの1つ以上の相互作用を介して前記三次元パズル内に磁気相互作用が存在する。
・前記隣接する遊戯片間
・前記遊戯片と前記重心との間
・前記隣接する遊戯片間及びまた前記遊戯片と前記重心との間。
【0026】
一実施例において、遊戯位置間の前記遊戯片の移動は、ユーザにフィードバックを提供する。前記フィードバックは、遊戯片が遊戯位置に正しく割出されたときを、ユーザが決定することを可能にする。好ましくは、移動の間の前記フィードバックは、以下の結果のうちの少なくとも1つ以上を提供する。
a)割出された位置を越える移動の感覚
b)正しい遊戯位置への割出しをする感覚。
【0027】
一実施例において、前記フィードバック機構は、雑音、「感触」すなわち物理機構による感触、又は遊戯片が、遊戯位置に移動され又は正しく割出されたときに、ユーザに示すことができる前記三次元球形の物理的特徴における変化である。
【0028】
一実施例において、前記フィードバック機構は、前記遊戯片が移動されたときに音及び/又は感触を提供するラチェット機構によって提供される。
【0029】
好ましくは、前記フィードバックは、前記ラチェット機構と、前記ラチェット機構と相互作用する物理的な突出部との間の相互作用に起因する。
【0030】
一実施例において、前記ラチェット機構は、前記遊戯片の表面上に局在化される。好ましくは、前記ラチェット機構は、前記実質的に方形形態の遊戯片上に局在化される。
【0031】
一実施例において、前記物理的な突出部は、ラチェット機構が局在化されていない遊戯片上にある突出部の形態である。好ましくは、前記物理的な突出部は、遊戯片が移動されたときユーザにフィードバックを提供するために、前記ラチェット機構と相互作用することができる。
【0032】
前記ラチェット機構が、前記実質的に方形形態の遊戯片上に局在化される一実施例において、前記物理的な突出部は、前記実質的に三角形形態の遊戯片上に局在化される。好ましくは、前記物理的な突出部は、玉軸受けなどの形態にある。
【0033】
一実施例において、前記玉軸受けは、前記ラチェット機構と相互作用するように、前記実質的に三角形形態の遊戯片の側方の空洞から突出する。
【0034】
一実施例において、前記玉軸受けは、前記玉軸受けが前記ラチェット機構に圧力を及ぼすばね機構に接続される。
【0035】
一実施例において、遊戯片が正しく割出されたときをユーザに感じさせることを可能にするフィードバックは、玉軸受けを含む前記遊戯片と相互作用する遊戯片の側方のへこみによって与えられる。この実施例において、玉軸受けとラチェット機構及びへこみとの相互作用は、ユーザが、遊戯片が移動されたとき及びそれらがそれぞれ正しく整列されたときを決定することを可能にする。
【0036】
一実施例において、前記フィードバックは、前記重心と前記遊戯片との間の相互作用によって与えられることができる。前記フィードバック機構は、上述のとおりにすることができ、又はユーザが、遊戯片が移動されたとき及びそれらがそれぞれ正しく整列されたときを決定することを可能にする任意の他の機構であることができる。
【0037】
一実施例において、前記三次元パズルは球形であり、前記領域は、前記球形パズルの外部表面を形成する。
【0038】
一実施例において、前記領域は、実質的に平坦である。代替実施例において、前記領域は、変化、へこみ、突出部、輪郭、マーキングなどを有することができる。
【0039】
好ましくは、前記領域表面の変化、へこみ、突出部、輪郭、マーキングなどは、前記遊戯片が、隣接する遊戯片との干渉なしに前記三次元球形を中心に移動されることを可能にするような形態である。
【0040】
一実施例において、遊戯片の縁又は遊戯片の一部の1つ以上(又は全て)は丸められている。好ましくは、遊戯片の少なくとも1つの角は丸められている。より好ましくは、実質的に三角形の遊戯片(領域の周辺表面の)の各角は丸められている。
【0041】
一実施例において、前記表面の変化、へこみ、突出部、輪郭、マーキングなどは、異なる形状、色などを含む多くの異なる形態であり得る。
【0042】
一実施例において、前記球形は、「月球」として構成されることができ、前記表面の変化は、月の景観の感覚を与える。
【0043】
さらなる実施例において、前記球形は、地球として構成されることができ、前記表面の変化は、地球状の球形を伝える。
【0044】
さらなる実施例において、前記球形は、顔として構成されることができ、前記遊戯片は、顔の特徴を示し、前記遊戯片の移動は、顔の特徴の異なる構成を形成することができる。
【0045】
さらなる態様において、本発明は、前述にしたがう三次元パズルからなり、ゲームの目的は、球形を完成するための所定のパターンを整列することである。そのようなパターンは、例えば教育、例えばスペリングを促進するものであり得る。
【0046】
本発明の前述の形態の特徴は、個々の方形のそれらより寸法において大きい三角形形態の側方構成部品が出来るのを避けることである。
【0047】
本発明のいくつかの形態において、いくつかの隣接する方形形態を、矩形形態の代わりに用いることができ、すなわち相互係合されることができるが、これはあまり好ましくはない。
【0048】
前記のようなパズルの構成の形態の実施例は、好ましくは、実質的に、磁気コアのアプローチを参照して本明細書で以降に記載されるが、例えばルービックキューブとともに使用するために、従来構成部品の相互作用の任意の形態の任意の設計変更を使用することができる。
【0049】
好ましくは、全体的に方形形態の側方は全体的に三角形形態の側方と等しいが、いくつかの実施例において、三角形形態へのさらなる変形は、前述の三角形形態を形成するためにともに一緒に作用する三角形形態のサブセットに多様性を持たせるために作られることができる。
【0050】
好ましくは、選択された領域が、パズルのユーザ又はプラットフォームのユーザの入力の下で、他の領域に対して、又はその逆に集合的に移動する。
【0051】
一実施例において、各パズル片は、磁気吸引を使用して重心に接続される。
【0052】
一実施例において、前記重心は磁性をもつ。好ましくは、磁気重心の前記磁気は、希土類磁石によって与えられる。好ましくは、前記遊戯片は、前記重心への前記磁気吸引を容易にするコネクタ要素を有する。好ましくは、前記コネクタ要素は、鉄を含む金属である。
【0053】
一実施例において、コネクタ要素は、磁石である又は磁石を備える。好ましくは、前記磁石は、希土類金属である。好ましくは、前記磁石は、前記パズル片の表面の遠位に配置される。この実施例において、前記重心は、前記遊戯片への前記磁気吸引を容易にする。好ましくは、前記重心は、鉄を含む金属、鋼球、又は中空の鋼球である、或いは鉄を含む金属、鋼球、又は中空の鋼球を備える。好ましくは、前記磁石は、重心に接触しないようにパズル片に埋め込まれ又は引き込まれる。
【0054】
好ましくは、前記遊戯片は、重心の周囲の周りに対称に配置される。
【0055】
好ましくは、各パズル片は、単一の成形されたユニットである。
【0056】
遊戯片を備える3つの要素(領域、スペーサ、及びコネクタ要素)の多数の異なる組み合わせは、一体に成形されることができる。
【0057】
一実施例において、前記領域は、タイルの形態であり、前記タイルは、前記スペーサを結合し、前記スペーサは、次に前記コネクタ要素を結合する。
【0058】
好ましくは、前記コネクタ要素は磁化される。
【0059】
好ましくは、各パズル片は、前記重心に対してパズル位置に配置されるように前記重心とインターフェースで連動される。
【0060】
好ましくは、前記三次元パズルは、木材、プラスチック、又は金属、或いは組み合わせ、若しくは任意の他の適切な材料で作られる。
【0061】
さらなる態様において、本発明は、以下のうちの1つ又は組み合わせからなる。すなわち、
1.第1の種類の構成部品、
2.第2の種類の構成部品、
3.前記構成部品の一方のタイプ又は両方のタイプが、磁気力によって引き付けられる強磁性又は磁性部材であって、構成部品又は各構成部品は、構成部品の別個領域を有する全体的な球形効果を規定するために、実質的にモザイク状となり得る種類の、強磁性又は磁性部材。
【0062】
好ましくは、前記第1のタイプの構成部品は、その表示領域において方形形態であり、且つ/又は第2のタイプの構成部品は、三角形形態である。好ましくは、各構成部品は、磁気取り付けについて適合されるくさびに対する先端が切られた端部を有する骨格状又は実際のくさびタイプの形態である。より大きな領域端部は、表示端部のそれである。
【0063】
さらなる態様において、本発明は、球形から外れる外部形状を有する、前述の三次元パズル又は表示領域を備える。例えば、各遊戯片が、インターフェース形態の隣接する遊戯片なしに移動できる限り、パズル又は表示領域は、任意の外部形状、例えば方形形態で形成されることができる。
【0064】
さらなる態様において、本発明は、浮揚デバイスとともに本明細書で記載される三次元パズル又は表示プラットフォームを備えるアセンブリであり、前記浮揚デバイスは、三次元パズル又は表示プラットフォームを浮揚させる。
【0065】
さらなる態様において、本発明は、
重心(中実又はそうでない)と、
重心を囲むために片の実質的にモザイク状のアレイを提供することができる複数の片とを有するパズルであり、
各片と重心との間に磁気吸引相互作用が存在し、
各片の重心領域への近位は、重心と磁気相互作用する材料を担持し、
各片が、(a)コアを囲む片の径方向に見て、片が接触する領域の最大長さを有し、その最大長さは、該接触する領域から片の重心近位材料への(B)その深さに等しい又はより長い。
【0066】
好ましくは、前記浮揚デバイスは、以下のいずれか1つを備える。すなわち、
1.前記三次元パズル又は表示プラットフォームの上方及び下方に設けられた少なくとも2つのスタンド、
2.前記三次元パズル又は表示プラットフォームの上方に設けられ、且つ磁気吸引力を使用して前記三次元パズル又は表示プラットフォームの浮揚を生じさせる1つのスタンド、又は
3.前記三次元パズル又は表示プラットフォームの下方に設けられ、且つ磁気反発力を使用して前記三次元パズル又は表示プラットフォームの浮揚を生じさせる1つのスタンドである。
【0067】
さらなる態様において、本発明は、本明細書に記載される三次元パズル又は表示プラットフォームと、デバイス又は各デバイスであって該デバイス又は各デバイスが支持体に支持される及び/又は離れるときに三次元パズル又は表示プラットフォームが可能である少なくとも浮揚デバイスとの組み合わせである。
【0068】
好ましくは、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの外部表面は、実質的に一極性(すなわち、N極又はS極のいずれか)である。
【0069】
一実施例において、上記(1)を利用して、前記上方のスタンドは、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの極性とは反対の極性である。前記下方のスタンドは、前記三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームと同一の極性である。
【0070】
好ましくは、前記三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームの表面の極性は、実質的にN極である。好ましくは、上方のスタンドの極性はS極であり、下方スタンドはN極である。
【0071】
一実施例において、上記(2)を利用して、前記スタンドは、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの極性とは反対の極性である。
【0072】
好ましくは、前記三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームの表面の極性は、実質的にN極である。好ましくは、スタンドの極性はS極である。
【0073】
一実施例において、上記(3)を利用して、前記スタンドは、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの極性に等しい極性である。
【0074】
好ましくは、前記三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームの表面の極性は、実質的にN極である。好ましくは、スタンドの極性はN極である。
【0075】
一実施例において、前記三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームは、以下を備えるとして規定される。すなわち、
1.非磁性重心コア
2.前記重心の周りに配置された遊戯片。
【0076】
好ましくは、少なくともどの交互の遊戯片も磁気要素を備える。より好ましくは、各遊戯片は、磁気要素を備える。
【0077】
好ましくは、前記浮揚デバイスは、1つ以上の磁石を備える。
【0078】
一実施例において、前記浮揚デバイスは、皿形状であり、皿形状の角が、皿形状の中央部分に対して持ち上がる。好ましくは、各角部分は、磁石を含む。より好ましくは、磁石は、各角部分に配置され、少なくとも1つ以上の磁石は、皿形状に対して中央に配置される。
【0079】
代替実施例において、前記浮揚デバイスは、極性の混合からなる前記球に面する外部表面を備えることができる。したがって好ましくは、前記浮揚デバイスは、垂直に向けられた前記極性を有する少なくとも2つの磁気リングからなる。好ましくは、各磁気リングは、前記浮揚デバイスにおける少なくとも1つの他のリングに対して反対の極性を有する。
【0080】
好ましくは、前記浮揚デバイスは、電磁石を備える。
【0081】
本発明の他の態様は、添付の図面を参照して例示だけとして与えられる以下の記載から明らかになり得る。
【0082】
本明細書で使用されるとき、「モザイク状」、「実質的にモザイク状」などは、結果として生じる表面で単一より多い反復する形状である。
【0083】
本明細書で使用されるとき、用語「及び/又は」は、「及び」或いは「又は」を意味する。
【0084】
本明細書で使用されるとき、名詞に続く「s」の用語は、適切であるとき、及び意味されるものに関してそれが存在する構文に必ずしも応じる必要なく、その名詞の複数又は単数の形態を意味する。
【0085】
本明細書で使用されるとき、「実質的に方形形態」又は「方形形態」の用語は、「第1の遊戯片」と置換可能に使用される。
【0086】
本明細書で使用されるとき、「実質的に三角形形態」又は「三角形形態」の用語は、「第2の遊戯片」と置換可能に使用される。
【0087】
本明細書で使用されるとき、複数又は単数の形態に対して規定された定義は、反対、すなわち単数又は複数形態に対しても適用される。
【0088】
本明細書に開示される数の範囲への言及(例えば、1から10)は、その範囲内の全ての有理数への言及(例えば、1、1.1、2、3、3.9、4、5、6、6.5、7、8、9、及び10)、及びその範囲内の任意の範囲の有理数(例えば、2から8、1.5から5.5、及び3.1から4.7)を含むことが意図される。
【0089】
本明細書で使用されるとき、「方形形態」とは、その周囲のラインにおける任意の小さなへこみ、マーキング、又はくぼみにかかわらず、球形パズルの全体表面に実質的に垂直方向から見た場合に、片の角の位置に関して実質的に方形形態を有するパズル片を言及しているものとする。
【0090】
本明細書で使用されるとき、用語「コア」は、用語「重心」と置換可能に使用される。
【0091】
本明細書で使用されるとき、「三角形形態」とは、その周囲のラインにおける任意の小さなへこみ、マーキング、又はくぼみにかかわらず、球形パズルの全体表面に実質的に垂直方向から見た場合に、片の角の位置に関して実質的に三角形形態を有するパズル片を意味するものとする。
【0092】
本明細書で使用されるとき、「赤道」とは、その軸が前記重心の中心を通過する前記重心の周りの任意のリングを意味するものとする。
【0093】
本明細書で使用されるとき、「デカルト軸」とは、それぞれ互いに90°である運動の自由度の3つの軸を意味するものとする。
【0094】
本明細書で使用されるとき、「全体的に球形」とは、任意のへこみ、突出部、輪郭、又は表面構成にもかかわらず球形形状の物体を意味するものとする。
【0095】
本発明は、また、別個に又は集合的に本出願の明細書に参照され又は本出願の明細書に示される部分、要素、及び特徴、並びに本発明が関連する技術において知られている等価物を有する特定の製品体が本明細書で言及される、任意の2つ以上の部分、要素、及び特徴の任意の又は全ての組み合わせからなると広くあることができ、そのように知られている等価物は、あたかも別個に説明されているかのように本明細書に組み込まれると考えられる。
【0096】
本発明は、図面を参照して例示だけとして以下に記載される。
【実施例】
【0097】
図1を参照すると、好ましい実施例による三次元球形1が示される。図2は、AAに沿ってこの球形を通る断面を示す。
【0098】
図7から図10を参照すると、パズル片2の種々の構成が示される。各パズル片2は、三次元球形1の外部表面を形成する外側領域3を有する。この領域3は、スペーサ4及びコネクタ要素5を備えるコネクタを介して重心に接続される。
【0099】
各パズル片を備える要素の多くの異なる組み合わせは、一体に成形されることができる。例えば、図7に示されるように、パズル領域2は、スペーサ4と一体に成形されることができる。代わりに、図8に示されるように、パズル片2は、別個のパズル領域2を備えることができ、パズル領域2は、スペーサ4及びコネクタ要素5を備え一体に成形されたコネクタに結合される。
【0100】
いくつかの実施例において、前記領域3は、球形の全体表面から突出する、へこみ、突出部、輪郭、又は表面構成を有することができる。さらに、球形の丸められた形状のために、各パズル片2の領域3は、より丸められた球形を作ることを助けるために、その縁で下方に曲がることができる。
【0101】
一実施例において、遊戯片の縁又は遊戯片の一部の1つ以上(又は全て)は丸められている。好ましくは、遊戯片の少なくとも1つの角は丸められている。より好ましくは、実質的に三角形の遊戯片(領域の周辺表面の)の各角は丸められている。これは、各隣接する遊戯片2間の滑らかな相互作用を容易にすることを助ける。
【0102】
図9及び図10に示されるように、前記遊戯片2は、タイルの形態の領域3を備えることができる。一実施例において、各タイルは、コネクタ5を介して重心7に接続され、前記コネクタは、スペーサ4及びコネクタ要素5を備える。上述のように、各要素の多くの異なる組み合わせが、一体に成形されることができる。
【0103】
好ましい実施例において、各遊戯片2は、磁気吸引を使用して重心7に接続される。
【0104】
磁気相互作用を提供する多数の異なる構成が与えられることは理解されるべきである。例えば、各前記コネクタ5又はその一部は、磁気要素、例えば希土類磁石から形成されることができ、重心7又はその一部は、鉄を含む金属から構成される。この実施例において、重心7は、球形のボール、中空球形のボール、又は重心7の周囲を囲む鋼格子球として形成されることができる。重心7の周りの前記遊戯片2の回転を可能にする他の構成も使用されることができる。鋼格子球として構成されるとき、鋼格子ラインが、遊戯片2の境界のラインに従うように重心7の周りに向けられるように、前記重心7は配置される。代わりに、重心7の周囲を囲む鋼格子ラインは、遊戯片2が、前記鋼格子ライン上で球形の周りを移動するように向けられることができる。
【0105】
代替実施例において、重心7又はその一部は、磁気要素を備えることができ、したがって、コネクタ5又はその一部は、鉄を含む要素を備える。好ましくは、使用される磁気要素は、希土類磁石である、そのような例において、重心7は、例えば、球形磁石、中空球形磁石、又は重心7の周囲を囲む磁石の格子球であり得る。重心7の周りの前記遊戯片2の回転を可能にする他の構成も使用されることができる。磁石格子球として使用されるとき、重心磁石の格子ラインが、遊戯片2の境界のラインに従うように重心7の周りに向けられるように、前記重心7は配置される。代わりに、重心を囲む磁石の格子ラインは、遊戯片2が、前記格子ライン上で球形の周りを移動するように向けられることができる。
【0106】
図8から図10は、スペーサ4及び領域3(任意に一体に成形されるものであるが)のコネクタ要素に対する別個の物としてコネクタ要素5を示すが、コネクタ要素は、各パズル片2の一体の構成部品を形成することができることが想定される。例えば、前記パズル片2は、磁気特性を有する成形された材料を全体に又は一部に備えることができる。
【0107】
好ましくは、前記パズル片2が磁石を備えるとき、前記磁石は、前記領域3に遠位に配置され、すなわち、前記重心7の表面に隣接して配置される。
【0108】
一実施例において、コネクタ全体は、磁石であることができる。代替実施例において、磁石が、前記パズル片2の下方表面に又は下方表面近くに配置されるその下方表面(すなわち、前記重心7に隣接されるその表面)だけでコネクタに埋め込まれるように、磁石は、コネクタの小さな部分を形成するだけであり得る。図15を参照すると、コネクタ要素5は、前記遊戯片2内に埋め込められた磁石として示される。パズル片の下方周囲15は、磁石の下方周囲を越えて突出するように見える。したがって、遊戯片2が重心7の周りを移動するとき、重心7に接触するのは遊戯片2の下方周囲15の材料(すなわち、プラスチック)であり、磁石そのものではない。図15に示されるように、磁石は、遊戯片2内に短い距離だけ突出する。磁石の寸法としては様々なものが使用されることができることは理解されるべきである。例えば、パズル片2内の距離の大部分に延びる寸法を有する磁石、及び/又は遊戯片2の幅に対して異なる幅の磁石である。
【0109】
前記重心7が中空形態であるとき、白熱球などの任意の数の物体が前記重心7の周囲内に収納されることができることは理解されるべきである。
【0110】
図7から図10に示されるように、前記パズル領域3は、重心7の直径より大きい直径を有する球形表面を形成する。これを達成するために、各パズル片2は、重心の表面からパズル領域3を突出するスペーシング要素を備える。図7及び図8は、くさび状スペーサ4を示し、一方、図9及び図10は、ロッド状機構を示す。代替実施例は、輪郭の表面からパズル領域3を突出することができる形状のスペーサを含むこともできる。例えば、輪郭形成され又はスカラップ形状のくさび状スペーサを使用されることができる。そのようなスペーサの利点は、それらは、重心の表面からパズル領域3を突出させ、一方、使用する材料を少なくし、且つ各パズル片2を使用に対して十分な弾性を有するような強度を残すことである。
【0111】
全体のパズル寸法に対する重心7の相対サイズは、変更されることができ、すなわち他の方法をとることができることは理解されるべきであり、遊戯片2の高さは、重心7のサイズに対してより大きく及ぶことができることは理解されるべきである。例えば、幅に対する高さの比は、図16に比べて図15に示されるパズル片2に対してより大きいことが分かる。遊戯片2の高さが、その幅に対して低減するとき、遊戯片の縁に対する磁石の距離は、増大され、したがって他の隣接する遊戯片との磁気相互作用を低減することは理解されるべきである。これは、図16のパズル片2を、図15に示されるパズル片2のそれに比較することにより理解できる。
【0112】
磁気要素は、パズル片を通ってその任意の部分を延ばすことができることも理解されるべきである。
【0113】
三次元球形の多数の異なるタイプは想定される。いくつかの非限定実施例は、以下のようである。
【0114】
球形1
図1及び図2を参照すると、一実施例において、前記三次元球形1は、26個の遊戯片を備え、その18個の遊戯片は実質的に方形形態であり、且つ8個の遊戯片は実質的に三角形形態である。この特定の実施例において、実質的に方形形態の遊戯片2は、各3つのデカルト軸に沿ってそれぞれ8個の方形形態の遊戯片を備え、3つの赤道帯に配置される。したがって、各帯は、互いに対して90°で重心7の周りで回転することができる。2つのデカルト帯(例えば、x軸とy軸)間の交差に配置されるこれら方形は、したがって、各2つのデカルト軸のいずれかの方向(例えば、水平又は垂直)で回転されることができる。各球形は、上述したように方向に回転されて各球形が、前の球形によって助けられて適所に回転することができる。例えば、方形遊戯片が、ある位置によって前記重心7の周りで回転されるなら、それらは、隣接する方形遊戯片によって前に占められていた遊戯位置を占める。前記実質的に方形遊戯片は、任意の数の遊戯位置に回転されることができる。
【0115】
単一のデカルト赤道帯を参照すると、実質的に方形形態及び実質的に三角形形態の遊戯片2からなる回転キャップも存在する。3つのデカルト赤道帯が存在するとき、1つのデカルト軸当たり2つの組のキャップ、すなわち1つの球形当たり6個の前記キャップが存在することは明らかである。
【0116】
好ましい実施例において、前記回転キャップは、5個の実質的に方形形態の遊戯片及び4個の実質的に三角形形態の遊戯片からなる。前記回転キャップは、同一の赤道面であるが、前記単一のデカルト赤道基準帯に遠位の重心を中心に回転する。
【0117】
好ましくは、前記キャップは、同時に2つの遊戯位置に回転される。これは、前記実質的に三角形形態の遊戯片が、他の三角形の遊戯片によって前に占められていた遊戯位置を占めることを確実にする。
【0118】
好ましくは、各実質的に方形及び三角形形態の遊戯片の位置合わせをする側方の長さは、ほぼ同様であり、それらが位置合わせをする遊戯片の長さとほぼ同様である。より好ましくは、各遊戯片の各割出しをする側方の弦長さ8は、ほぼ同様である。本明細書で使用されるとき、「弦長さ」は、角から角までの遊戯片の側方の長さである。図6に示されるように、赤道帯に8個の方形を備える三次元球形において、弦長さ8は、球形内に六角形として配置されたときの各遊戯片2の側方(角から角)の長さである。
【0119】
球形2
図3を参照すると、さらなる実施例において、前記三次元球形1は、62個の遊戯片を備え、そのうちの30個の遊戯片は実質的に方形形態であり、且つ32個の遊戯片は実質的に三角形形態である。この特定の実施例において、実質的に方形形態の遊戯片2は、各3つのデカルト軸に沿ってそれぞれ12個の方形形態の遊戯片を備え、3つの赤道帯に配置される。したがって、各帯は、互いに対して90°で重心7の周りで回転することができる。2つのデカルト帯(例えば、x軸とy軸)間の交差に配置されるこれら方形は、したがって、各2つのデカルト軸のいずれかの方向(例えば、水平又は垂直)で回転されることができる。各球形が、前の球形によって助けられる位置回転されるように、各球形は、上述したような方向に回転されることができる。例えば、方形遊戯片が、ある位置によって前記重心7の周りで回転されるなら、それらは、隣接する方形遊戯片によって前に占められていた遊戯位置を占める。前記実質的に方形遊戯片は、任意の数の遊戯位置に回転されることができる。
【0120】
単一のデカルト赤道帯を参照すると、実質的に方形形態及び実質的に三角形形態の遊戯片2からなる2つの回転キャップも存在する。3つのデカルト赤道帯が存在するとき、デカルト軸当たり2つの組の各キャップ、すなわち1つの球形当たり6個の各第1及び第2の前記キャップが存在することは明らかである。
【0121】
キャップの基部が、前記単一のデカルト赤道参照帯の周囲にあるように、第1の前記回転キャップは、同一の赤道面であるが前記単一のデカルト赤道参照帯に対して遠位で重心を中心に回転する。前記第1の回転キャップは、9個の実質的に方形形態の遊戯片及び16個の実質的に三角形形態の遊戯片からなる。前記実質的に三角形形態の遊戯片は、より大きな三角形片を形成するために一緒に作用する三角形形態の複数のサブセットとして配置される。
【0122】
一実施例において、前記三角形形態の複数のサブセットは、再分割されないより大きな三角形片を備える。
【0123】
第2の前記回転キャップは、前記回転キャップの遠位に配置され、前記第1の回転キャップの遊戯片のサブセットを形成する。好ましくは、前記第2の回転キャップは、5個の実質的に方形形態片及び4個の実質的に三角形形態片からなる。
【0124】
好ましくは、前記第1のキャップは、同時に3つの遊戯位置に回転される。これは、前記実質的に三角形形態の遊戯片が、他の三角形の遊戯片によって前に占められていた遊戯位置を占めることを確実にする。
【0125】
好ましくは、前記第2のキャップは、同時に2つの遊戯位置に回転される。これは、前記実質的に三角形形態の遊戯片が、他の三角形の遊戯片によって前に占められていた遊戯位置を占めることを確実にする。
【0126】
好ましくは、各実質的に方形及び三角形形態の遊戯片の割出しをする側方の長さは、ほぼ同様であり、それらが割出しをする遊戯片の長さとほぼ同様である。より好ましくは、各遊戯片の各割出しをする側方の弦長さ8は、ほぼ同様である。本明細書で使用されるとき、「弦長さ」は、角から角までの遊戯片の側方の長さである。
【0127】
球形3
図4を参照すると、一実施例において、前記三次元球形1は、54個の遊戯片を備え、その30個の遊戯片は実質的に方形形態であり、且つ24個の遊戯片は実質的に三角形形態である。この特定の実施例において、実質的に方形形態の遊戯片及び実質的に三角形形態の遊戯片の両方は、各3つのデカルト軸に沿って、2つの赤道帯に配置される。本明細書で使用されるとき、「2つの赤道帯」とは、遊戯片2の2つの隣接する帯が、前記重心7の周りに配置され、各赤道帯が、球形赤道の両側にある配置を意味する。2つの赤道帯のこの配置は、各3つのデカルト軸で繰り返される。各帯は、8個の実質的に方形形態の遊戯片及び4個の実質的に三角形形態の遊戯片(図4で見られるように)を備える。
【0128】
各2つの赤道帯は、互いに対して90°で重心7の周りで回転することができ、一方、2つの赤道帯配置の各帯は、互いに同一の回転面で回転する。2つのデカルト帯(例えば、x軸とy軸)間の交差に配置されるこれら方形は、したがって、各2つのデカルト軸のいずれかの方向(例えば、水平又は垂直)で回転されることができる。各帯は、90°だけ又はその倍数だけ前記重心7の周りで回転されることができる。
【0129】
単一のデカルト赤道帯を参照すると、実質的に方形形態及び実質的に三角形形態の遊戯片からなる2つの回転キャップも存在する。3つのデカルト赤道帯が存在するとき、1つのデカルト軸当たり2つの組の各キャップ、すなわち球形当たり6個の各第1及び第2の前記キャップが存在することは明らかである。
【0130】
第1の前記回転キャップは、赤道境界ライン10の存在により、球形の1つの半分が残る半分に対する回転を可能にされている。前記第1の回転キャップは、12個の実質的に方形形態の遊戯片及び12個の実質的に三角形形態の遊戯片からなる。
【0131】
第2の前記回転キャップは、前記回転キャップの遠位に配置され、前記第1の回転キャップの遊戯片のサブセットを形成する。好ましくは、前記第2の回転キャップは、4個の実質的に方形形態片及び4個の実質的に三角形形態片からなる。
【0132】
好ましくは、前記第1のキャップは、同時に90°回転される。これは、前記実質的に三角形及び方形形態の遊戯片の両方が、他の三角形又は方形形態の遊戯片によってそれぞれ前に占められていた遊戯位置を占めることを確実にする。
【0133】
好ましくは、前記第2のキャップは、同時に90°回転される。これは、前記実質的に三角形及び方形形態の遊戯片の両方が、他の三角形又は方形形態の遊戯片によってそれぞれ前に占められていた遊戯位置を占めることを確実にする。
【0134】
好ましくは、各実質的に方形及び三角形形態の遊戯片の割出しをする側方の長さは、ほぼ同様であり、それらが割出しをする遊戯片の長さとほぼ同様である。より好ましくは、各遊戯片の各割出しをする側方の弦長さ8は、ほぼ同様である。本明細書で使用されるとき、「弦長さ」とは、角から角に取られたときに遊戯片の側方の長さを意味する。
【0135】
割出し
一実施例において、遊戯位置間の前記遊戯片2の移動は、ユーザにフィードバックを提供する。前記フィードバックは、遊戯片が遊戯位置に正しく割出されたときを、ユーザが決定することを可能にする。好ましくは、移動の間の前記フィードバックは、以下の結果のうちの一以上を提供する。すなわち、
a)割出された位置を越える移動の感覚、及び
b)正しい遊戯位置へ割出しをする感覚である。
【0136】
前記フィードバック機構は、雑音、「感触」すなわち物理機構に基づく感触、又は遊戯片2が、遊戯位置2に移動され又は正しく割出されたときに、ユーザに示すことができる前記三次元球形1の物理的特徴における変化である。
【0137】
図11から図13を参照して、一実施例において、前記フィードバック機構は、ラチェット機構11によって提供され、ラチェット機構11は、前記遊戯片2が、前記ラチェット機構11と相互作用する物理的な突出部を有する前記ラチェット機構11との相互作用により移動されるときに、音及び/又は感触を提供する。
【0138】
一実施例において、前記ラチェット機構11は、前記遊戯片の表面上に局在化される(図11を参照)。好ましくは、前記ラチェット機構11は、前記実質的に方形形態の遊戯片上に局在化される。
【0139】
一実施例において、前記物理的な突出部は、ラチェット機構が設けられていない遊戯片上にある突出部の形態である。好ましくは、前記物理的な突出部は、遊戯片が移動されたときにユーザにフィードバックを提供するために、前記ラチェット機構11と相互作用することができる。
【0140】
前記ラチェット機構11が、前記実質的に方形形態の遊戯片上に設けられる一実施例において、前記物理的な突出部は、前記実質的に三角形形態の遊戯片上に設けられる。好ましくは、前記物理的な突出部は、玉軸受け12などの形態にある。
【0141】
一実施例において、前記玉軸受け12は、前記ラチェット機構11と相互作用するように、前記実質的に三角形形態の遊戯片の側方の空洞から突出する(図12及び図13を参照)。
【0142】
一実施例において、前記玉軸受け12は、前記玉軸受け12をして前記ラチェット機構11に圧力を及ぼしめるばね機構13に接続される。
【0143】
一実施例において、遊戯片が正しく割出されたときをユーザに感じさせることを可能にするフィードバックは、玉軸受け12を含む前記遊戯片2と相互作用する遊戯片の側方のへこみ14によって与えられる(図13を参照)。この実施例において、玉軸受け12とラチェット機構11及びへこみ14との相互作用は、ユーザが、遊戯片が移動されたとき及びそれらがそれぞれ正しく整列されたときを決定することを可能にする。
【0144】
一実施例において、前記フィードバックは、前記重心7と前記遊戯片との間の相互作用によって与えられることができる。前記フィードバック機構は、上述のとおりに構成することができ、又はユーザが、遊戯片が移動されたとき及びそれらがそれぞれ正しく整列されたときを決定することを可能にする任意の他の機構であることができる。
【0145】
表面形状
一実施例において、前記領域3は、実質的に平坦である。代替実施例において、前記領域3は、へこみ、突出部、輪郭、マーキングなどを有することができる。図14に示されるように、前記領域は、表面変化を有する、一方で実質的に方形又は三角形領域形態をまだ維持することができる。
【0146】
実質的に平坦な表面ではない領域2の代替実施例は、遊戯片2が、隣接する遊戯片2との干渉なしに互いに対して移動され又は割出されることを可能にする限り任意の形態であり得る。そのような表面変化は、異なる形状、色などを含む多くの異なる形態であり得る。
【0147】
一実施例において、前記球形1は、「月球」として構成されることができ、前記表面の変化は、月の景観の感覚を与える。
【0148】
さらなる実施例において、前記球形1は、地球として構成されることができ、前記表面の変化は、地球状の球形を伝える。
【0149】
さらなる実施例において、前記球形1は、顔として構成されることができ、前記遊戯片は、顔の特徴を示し、前記遊戯片2の移動は、顔の特徴の異なる構成を形成することができる。
【0150】
さらなる実施例において、パズルの全体形状は、方形又は三角形などの任意の他の幾何形状であり得る。これは、パズルの全体形状が、所望の幾何形状になるように、構築される各遊戯片の領域によって達成されることができる。したがって、遊戯片の回転は、球形形態の重心7の周りで回転する非回転だ円面の外側幾何形状の結果として(例えば、球体重心7周りの方形の回転)、不均一な表面突出部を結果として生じる。
【0151】
新規な三次元球形パズル又は表示構造は、本発明の概念から逸脱せずにそれらに導入されることができる変更又は修正を加えることができる。例えば、遊戯片2の数及び領域2の形状は、修正されることができる。
【0152】
さらに、球形表面領域は、現発明の好ましい実施例であるが、外部領域は、ルービックキューブに見られるような方形形状などの他の形状を形成することができることは理解される。
【0153】
浮揚デバイス
図17を参照すると、これは、前記三次元球形1の下方に配置される単一の浮揚デバイス16と相互作用する三次元球形1を示す。図1に示されるように、三次元球形1の外部表面は、好ましくは均一な極性(すなわち、N極又はS極)である。
【0154】
いくつかの実施例において、球形の表面は、表面の全体の極性が、一極性である限り、完全に均一な極性を有さないことは理解されるべきである。
【0155】
代わりに、前記浮揚デバイスは、両極性を有することができる。一実施例において、前記浮揚デバイス16は、少なくとも2つの磁石のリングからなる。前記磁石の外側リングは、球形の表面の極性と等しい極性であり、一方、内側リングは、反対の極性である。さらなる内側リングは、いずれかの極性を含むこともできる。
【0156】
浮揚デバイス16は、磁気吸引又は反発力、或いは両方の組み合わせを用いて三次元球形1に作用することができる。三次元球形1の下方に配置される単一の浮揚デバイス16が、図17に示されるように使用される場合、前記浮揚デバイス16の表面の極性は、三次元球形1の表面の極性と同一の極性でなければならない。単一の浮揚デバイス16が、三次元球形1の上方に配置される場合、前記三次元球形1の浮揚を維持するために磁気吸引力を使用する。この例において、前記三次元球形1に面する浮揚デバイス16の表面の全体極性は、前記三次元球形1の極性とは反対でなければならない。2つの浮揚デバイス16が使用される場合、一方の浮揚デバイス16が前記三次元球形1の下方であり且つ一方の浮揚デバイス16が前記三次元球形1の上方であり、底部の浮揚デバイス16の表面が、前記三次元球形1の表面と同一の極性を有して前記三次元球形1に面し、且つ前記三次元球形1上方の浮揚デバイス16の表面が、前記三次元球形1の表面とは反対の極性を有して前記三次元球形1に面する。
【0157】
好ましくは、浮揚デバイス16の角は、図16に見られるように傾斜される。これは、前記三次元球形1を皿の中央に浮揚する磁束線を作る。適切な位置に浮揚デバイスを維持するように磁束線が向けられる限り、任意形状の浮揚デバイス16を使用できることは理解されるべきである。
【0158】
代替実施例において、磁石極性の向きが、パズルの向きに対して静的であるように、重心7のジャイロスコープ的内側に搭載されることができる。このような実施例において、パズル片のコネクタ要素5は、鉄を含む金属で形成されることができる。したがって、パズル片2が、重心を中心に回転され、したがって、鉄を含む金属に誘起される極性は変化しながらも、重心7に対する磁気吸引力は維持される。
【0159】
「実施例1」
前記球形1のパズル形態が、ルービックの概念と同じ要領で使用されることができる。すなわち、各片は、様々な識別できる色、マーキング、輪郭などであることができ、したがって、片の回転は、特定のパターン又はゲームの目的(例えば、パターン配置)を達成するよう実行されることができる。
【0160】
「実施例2」
ゲームの目的は、重心だけで開始され、且つ競い合う遊戯者間で各遊戯片を加えることができる。そして、片が重心の周りに全て配置されるとき、ゲームの目的は前記と同様となることができる。
【図面の簡単な説明】
【0161】
【図1】26個の遊戯片を備える三次元球形の実施例の斜視図である。
【図2】図1の面AAを通って取られた断面の斜視図である。
【図3】62個の遊戯片を備える三次元球形の実施例の斜視図である。
【図4】54個の遊戯片を備える三次元球形の実施例の斜視図である。
【図5】図1の球形パズルの断面図である。
【図6】弦長さを示す図1のパズルの側面図である。
【図7】パズル片の斜視図である。
【図8】パズル片の斜視図である。
【図9】パズル片の斜視図である。
【図10】パズル片の斜視図である。
【図11】ラチェット機構及び表面へこみを示す遊戯片の側面図である。
【図12】物理的な突出部を示す遊戯片の側面図である。
【図13】フィードバック機構を示す2つの遊戯片間の相互作用の側面図である。
【図14】遊戯片の斜視図である。
【図15】BBを通る遊戯片の断面図である。
【図16】BBを通る遊戯片の断面図である。
【図17】浮揚デバイス及び三次元パズル又は表示プラットフォームの両方を示す好ましい実施例の側面図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中実又は非中実コアと、接触して又は接触せずに球形コアに保持される複数の片との間に磁気相互作用を有する種類の三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームであって、
前記複数の片が、実質的にモザイク状の表面を集合して提供する2つの種類の物から構成され、
一方の種類の片が、前記コアに向かって見たときに少なくとも概念的に方形であり、且つ第2の種類の片が、前記コアに向かって見たときに少なくとも概念的に三角形であり、
各片の弦長さ、すなわち各少なくとも概念的に方形の片の4つの弦及び各少なくとも概念的に三角形の片の3つの弦が、実質的に等しい三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項2】
前記モザイク状の表面の前記領域を画定する各3つのデカルト軸上に、境界の少なくとも2つの平行面を有する請求項1に記載の三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項3】
前記パズル又はプラットフォームが、前記片の帯が、概念的な球形中心を中心に回転されることができ、
前記パズル又はパズル又はプラットフォームは、前記片のキャップが、前記帯に対して概念的な球形中心を中心に回転されることができる請求項1又は2に記載の三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項4】
各片が、少なくとも1つ以上の他の片で割出しをする請求項1から3までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項5】
各前記方形片が、4つの他の片で割出しをし、各前記三角形片が、3つの他の片で割出しをする請求項1から4までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項6】
前記片が、前記コアの周りで対称に配置される請求項1から5までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項7】
各前記片が、
a)外部表面と、
b)スペーサ及びコネクタ要素を備えるコネクタとを備える請求項1から6までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項8】
前記外部表面が、前記コネクタの遠位端に配置され、前記コネクタ要素が、前記コネクタの近位端に配置される請求項7に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項9】
前記コネクタの前記近位領域が、接触して又は接触せずに前記コアに保持される請求項8に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項10】
前記コネクタが、一体に成形される請求項7から9までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項11】
前記片が、一体に成形される請求項1から10までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項12】
26個の片を備える請求項1から11までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項13】
前記三角形片を8個、前記方形片を18個備える請求項12に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項14】
前記方形片が、前記コアの周りに対称に配置された各前記3つのデカルト軸の赤道を中心に帯として配置される請求項13に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項15】
54個の遊戯片を備える請求項1から11までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項16】
30個の方形片及び24個の三角形片を備える請求項15に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項17】
前記方形片が、前記コアの周りに対称に配置された各前記3つのデカルト軸に沿った2つの帯で前記コアを中心に配置される請求項16に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項18】
62個の遊戯片を備える請求項1から11までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項19】
30個の方形片及び32個の三角形片を備える請求項15に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項20】
前記方形片が、前記コアの周りに対称に配置された各前記3つのデカルト軸に沿った3つの隣接する帯で前記コアを中心に配置される請求項16に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項21】
前記片が、前記コアを中心に回転可能である請求項1から20までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項22】
前記片が、移動されるとき隣接する位置に割出される請求項21に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項23】
前記三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォームが、前記片が前記コアを中心に回転されるときにフィードバックを提供する請求項21又は22に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項24】
前記移動の間のフィードバックが、
a)割出された位置を越える移動の感覚
b)正しい遊戯位置への割出しをする感覚
の少なくとも1つ以上の結果を提供する請求項23に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項25】
前記フィードバックを提供する前記機構が、ラチェット機構又は割出しをする機構によって提供される請求項23又は24に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項26】
前記割出しをする又はフィードバック機構が、前記方形片上に局在化される請求項22から25までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項27】
前記機構が、単一の前記片上に配置可能であり且つ隣接する前記片内に形成された空洞内に割出しをすることが可能である玉軸受け及びばねを備える請求項24又は25に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項28】
前記玉軸受けが、隣接する片上に配置された空洞内に突出するように、空洞から前記三角形片の側方に突出される請求項27に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項29】
前記三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォームが、任意の全体形状を有し、前記形状が、前記片が抑制されず前記コアの周りを回転できることを特徴とする請求項1から28までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項30】
前記外部表面が、実質的に平坦である請求項1から29までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項31】
前記外部表面が、変化、へこみ、突出部、輪郭、マーキングなどを有する請求項1から29までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項32】
前記三角形片が、4つ以上の三角形片に再分割される請求項1から31までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項33】
隣接する前記片の間の相互作用、
前記片と前記コアとの間の相互作用、又は
隣接する前記片の間且つ前記片と前記コアとの間の相互作用の
うちの1つ以上を介する磁気相互作用が存在する請求項1から32までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項34】
片の縁又は縁の一部が、丸められている請求項1から33までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項35】
遊戯片の少なくとも1つの角が、丸められている請求項24に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項36】
三角形片の各角が、丸められている請求項34又は35に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項37】
前記コネクタ要素が、磁石又は鉄を含む金属である請求項7から36までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項38】
前記コアが、鉄を含む金属、鋼球、又は中空鋼球である、或いは鉄を含む金属、鋼球、又は中空鋼球を含む請求項1から37までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項39】
前記コアが、磁性である請求項1から38までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項40】
前記三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォームが、木材、プラスチック、又は金属、或いは組み合わせ、若しくは任意の他の適切な材料で作られる請求項1から39までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項41】
各片が、(A)コアを囲む片の径方向に見て、片が接触する領域の最大長さを有し、その最大長さは、該接触する領域から前記片の重心近位材料への(B)その深さに等しい又はより長い請求項1から40までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項42】
少なくとも1つの浮揚デバイスを備え、前記デバイス又は各デバイスが、支持体に支持され及び/又は離れるとき浮揚可能である請求項1から41までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項43】
前記浮揚デバイスが、
1.前記三次元パズル又は表示プラットフォームの上方及び下方に配置された少なくとも2つのスタンド、
2.前記三次元パズル又は表示プラットフォームの上方に配置され、且つ磁気吸引力を使用して前記三次元パズル又は表示プラットフォームの浮揚を生じさせる1つのスタンド、又は
3.前記三次元パズル又は表示プラットフォームの下方に配置され、且つ磁気反発力を使用して前記三次元パズル又は表示プラットフォームの浮揚を生じさせる1つのスタンドのいずれか1つを備える請求項42に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項44】
前記浮揚デバイスが、実質的に一極性(すなわち、N極又はS極のいずれか)である請求項42又は43に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項45】
(1)前記上方のスタンドが、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの極性とは反対の極性であり、且つ前記下方のスタンドが、前記三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームと同一の極性である請求項43に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項46】
(2)前記スタンドが、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの極性とは反対の極性である請求項43に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項47】
(3)前記スタンドが、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの極性に等しい極性である請求項43に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項48】
前記浮揚デバイスが、1つ以上の磁石を備える請求項21から47までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項49】
前記浮揚デバイスが、皿形状であり、前記皿形状の角が、前記皿形状の中央部分に対して隆起している請求項21から48までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項50】
前記磁石が、各角部分に配置され、少なくとも1つ以上の磁石が、前記皿に対して中央に配置される請求項21から49までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項51】
前記浮揚デバイスが、前記球形に面し、二つの極性を有する外部表面を備える請求項21から50までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項52】
前記浮揚デバイスが、磁石のリングを備える請求項51に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項53】
前記浮揚デバイスが、電磁石を備える請求項21から52までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項54】
請求項1から53までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォームの使用。
【請求項55】
請求項1から53までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォームを製造する方法。
【請求項56】
任意の1つ以上の添付された図面を参照して又は参照しない実質的に本明細書に記載された三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項1】
中実又は非中実コアと、接触して又は接触せずに球形コアに保持される複数の片との間に磁気相互作用を有する種類の三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームであって、
前記複数の片が、実質的にモザイク状の表面を集合して提供する2つの種類の物から構成され、
一方の種類の片が、前記コアに向かって見たときに少なくとも概念的に方形であり、且つ第2の種類の片が、前記コアに向かって見たときに少なくとも概念的に三角形であり、
各片の弦長さ、すなわち各少なくとも概念的に方形の片の4つの弦及び各少なくとも概念的に三角形の片の3つの弦が、実質的に等しい三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項2】
前記モザイク状の表面の前記領域を画定する各3つのデカルト軸上に、境界の少なくとも2つの平行面を有する請求項1に記載の三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項3】
前記パズル又はプラットフォームが、前記片の帯が、概念的な球形中心を中心に回転されることができ、
前記パズル又はパズル又はプラットフォームは、前記片のキャップが、前記帯に対して概念的な球形中心を中心に回転されることができる請求項1又は2に記載の三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項4】
各片が、少なくとも1つ以上の他の片で割出しをする請求項1から3までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項5】
各前記方形片が、4つの他の片で割出しをし、各前記三角形片が、3つの他の片で割出しをする請求項1から4までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項6】
前記片が、前記コアの周りで対称に配置される請求項1から5までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項7】
各前記片が、
a)外部表面と、
b)スペーサ及びコネクタ要素を備えるコネクタとを備える請求項1から6までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項8】
前記外部表面が、前記コネクタの遠位端に配置され、前記コネクタ要素が、前記コネクタの近位端に配置される請求項7に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項9】
前記コネクタの前記近位領域が、接触して又は接触せずに前記コアに保持される請求項8に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項10】
前記コネクタが、一体に成形される請求項7から9までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項11】
前記片が、一体に成形される請求項1から10までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項12】
26個の片を備える請求項1から11までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項13】
前記三角形片を8個、前記方形片を18個備える請求項12に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項14】
前記方形片が、前記コアの周りに対称に配置された各前記3つのデカルト軸の赤道を中心に帯として配置される請求項13に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項15】
54個の遊戯片を備える請求項1から11までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項16】
30個の方形片及び24個の三角形片を備える請求項15に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項17】
前記方形片が、前記コアの周りに対称に配置された各前記3つのデカルト軸に沿った2つの帯で前記コアを中心に配置される請求項16に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項18】
62個の遊戯片を備える請求項1から11までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項19】
30個の方形片及び32個の三角形片を備える請求項15に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項20】
前記方形片が、前記コアの周りに対称に配置された各前記3つのデカルト軸に沿った3つの隣接する帯で前記コアを中心に配置される請求項16に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項21】
前記片が、前記コアを中心に回転可能である請求項1から20までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項22】
前記片が、移動されるとき隣接する位置に割出される請求項21に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項23】
前記三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォームが、前記片が前記コアを中心に回転されるときにフィードバックを提供する請求項21又は22に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項24】
前記移動の間のフィードバックが、
a)割出された位置を越える移動の感覚
b)正しい遊戯位置への割出しをする感覚
の少なくとも1つ以上の結果を提供する請求項23に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項25】
前記フィードバックを提供する前記機構が、ラチェット機構又は割出しをする機構によって提供される請求項23又は24に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項26】
前記割出しをする又はフィードバック機構が、前記方形片上に局在化される請求項22から25までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項27】
前記機構が、単一の前記片上に配置可能であり且つ隣接する前記片内に形成された空洞内に割出しをすることが可能である玉軸受け及びばねを備える請求項24又は25に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項28】
前記玉軸受けが、隣接する片上に配置された空洞内に突出するように、空洞から前記三角形片の側方に突出される請求項27に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項29】
前記三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォームが、任意の全体形状を有し、前記形状が、前記片が抑制されず前記コアの周りを回転できることを特徴とする請求項1から28までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項30】
前記外部表面が、実質的に平坦である請求項1から29までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項31】
前記外部表面が、変化、へこみ、突出部、輪郭、マーキングなどを有する請求項1から29までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項32】
前記三角形片が、4つ以上の三角形片に再分割される請求項1から31までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項33】
隣接する前記片の間の相互作用、
前記片と前記コアとの間の相互作用、又は
隣接する前記片の間且つ前記片と前記コアとの間の相互作用の
うちの1つ以上を介する磁気相互作用が存在する請求項1から32までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項34】
片の縁又は縁の一部が、丸められている請求項1から33までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項35】
遊戯片の少なくとも1つの角が、丸められている請求項24に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項36】
三角形片の各角が、丸められている請求項34又は35に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項37】
前記コネクタ要素が、磁石又は鉄を含む金属である請求項7から36までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項38】
前記コアが、鉄を含む金属、鋼球、又は中空鋼球である、或いは鉄を含む金属、鋼球、又は中空鋼球を含む請求項1から37までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項39】
前記コアが、磁性である請求項1から38までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項40】
前記三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォームが、木材、プラスチック、又は金属、或いは組み合わせ、若しくは任意の他の適切な材料で作られる請求項1から39までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項41】
各片が、(A)コアを囲む片の径方向に見て、片が接触する領域の最大長さを有し、その最大長さは、該接触する領域から前記片の重心近位材料への(B)その深さに等しい又はより長い請求項1から40までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項42】
少なくとも1つの浮揚デバイスを備え、前記デバイス又は各デバイスが、支持体に支持され及び/又は離れるとき浮揚可能である請求項1から41までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項43】
前記浮揚デバイスが、
1.前記三次元パズル又は表示プラットフォームの上方及び下方に配置された少なくとも2つのスタンド、
2.前記三次元パズル又は表示プラットフォームの上方に配置され、且つ磁気吸引力を使用して前記三次元パズル又は表示プラットフォームの浮揚を生じさせる1つのスタンド、又は
3.前記三次元パズル又は表示プラットフォームの下方に配置され、且つ磁気反発力を使用して前記三次元パズル又は表示プラットフォームの浮揚を生じさせる1つのスタンドのいずれか1つを備える請求項42に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項44】
前記浮揚デバイスが、実質的に一極性(すなわち、N極又はS極のいずれか)である請求項42又は43に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項45】
(1)前記上方のスタンドが、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの極性とは反対の極性であり、且つ前記下方のスタンドが、前記三次元パズル又はパズル又は表示プラットフォームと同一の極性である請求項43に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項46】
(2)前記スタンドが、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの極性とは反対の極性である請求項43に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項47】
(3)前記スタンドが、前記三次元パズル又は表示プラットフォームの極性に等しい極性である請求項43に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項48】
前記浮揚デバイスが、1つ以上の磁石を備える請求項21から47までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項49】
前記浮揚デバイスが、皿形状であり、前記皿形状の角が、前記皿形状の中央部分に対して隆起している請求項21から48までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項50】
前記磁石が、各角部分に配置され、少なくとも1つ以上の磁石が、前記皿に対して中央に配置される請求項21から49までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項51】
前記浮揚デバイスが、前記球形に面し、二つの極性を有する外部表面を備える請求項21から50までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項52】
前記浮揚デバイスが、磁石のリングを備える請求項51に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項53】
前記浮揚デバイスが、電磁石を備える請求項21から52までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【請求項54】
請求項1から53までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォームの使用。
【請求項55】
請求項1から53までのいずれか一項に記載の三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォームを製造する方法。
【請求項56】
任意の1つ以上の添付された図面を参照して又は参照しない実質的に本明細書に記載された三次元球形パズル又はパズル又は表示プラットフォーム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公表番号】特表2008−517647(P2008−517647A)
【公表日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−537836(P2007−537836)
【出願日】平成17年10月21日(2005.10.21)
【国際出願番号】PCT/NZ2005/000279
【国際公開番号】WO2006/043840
【国際公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【出願人】(507132606)
【出願人】(507132617)
【出願人】(507132628)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年10月21日(2005.10.21)
【国際出願番号】PCT/NZ2005/000279
【国際公開番号】WO2006/043840
【国際公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【出願人】(507132606)
【出願人】(507132617)
【出願人】(507132628)
【Fターム(参考)】
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