説明

三環式テトラヒドロキノリン抗細菌剤

本発明は、広範囲のヒトの及び獣医学的な病原体に対する有用な抗細菌活性を示す、テトラヒドロキノリン、及び関連する式(I)で表される化合物、及びそれらの医薬組成物を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中、Rは、
(a)R12
(b)C(=O)R、又は
(c)CNであり;
は、
(a)R12
(b)C(=O)R
(c)CN、
(d)−CH−R
(e)−NR17
(f)−CHCOR
(g)−CHCHCORであり;
それぞれのRは、独立して、
(a)H、
(b)R12
(c)オキソ、
(d)C1−7アルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりR111つ以上で置換されていることがある)、
(e)C3−8シクロアルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりR111つ以上で置換されていることがある)、
(f)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるアリール、
(g)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるヘテロアリール、又は
(h)ハロであり;
それぞれのRは、独立して、
(a)H、
(b)ハロ、
(c)OR12
(d)OC(=O)NR10
(e)SR12
(f)S(O)13
(g)NR10
(h)NRS(O)13
(i)NRC(=O)OR13
(j)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるフェニル、
(k)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるヘテロアリール、
(l)シアノ、
(m)ニトロ、
(n)CONR10
(o)CO12
(p)C(=O)R13
(q)C(=NOR12)R13
(r)S(O)NR10
(s)NRC(=O)−R12
(t)C1−7アルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりR111つ以上で置換されていることがある)、
(u)C3−8シクロアルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりR111つ以上で置換されていることがある)、
(v)N
(w)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるhet、又は
(x)C(O)O−C1−4アルキル−R12であり;
それぞれのRは、独立して、
(a)H、
(b)C1−7アルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりR111つ以上で置換されていることがある)、
(c)C3−8シクロアルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりR111つ以上で置換されていることがある)、
(d)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるアリール、又は
(e)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるヘテロアリールであり;
及びRは、独立して;
(a)OR12
(b)NR10
(c)R13であるか、あるいは
(e)R及びRは、それらが結合する炭素原子2つと一緒になって、場合によりR131つ以上で置換されていることがあるシクロヘキサン−1,3−ジオン、場合によりR131つ以上で置換されていることがあるシクロペンタン−1,3−ジオンを形成するか、R及びRは、一緒になって、−N(R17)−S(O)−N(R17)−、−N(R17)−C(O)−N(R17)−、−N(R17)−C(S)−N(R17)−、−N(R17)−N(R17)−、−N(R17)−C(O)−、又は−N(R17)−を形成するか、又はR及びRは、一緒になって、フェニル環を形成し;
は、
(a)H、
(b)ハロ、
(c)OR12
(d)OCF
(e)SR12
(f)S(O)13
(g)NR10
(h)NRS(O)13
(i)NRC(=O)OR13
(j)場合により、ハロ、シアノ、C1−7アルキル、又はC1−7アルコキシで置換されていることのあるフェニル(前記C1−7アルキル及びC1−7アルコキシのアルキル部分内は、場合によりR111つ以上で置換されていることがある);
(k)場合によりハロ、C1−7アルキル、又はC1−7アルコキシで置換されていることのあるヘテロアリール、
(l)シアノ、
(m)ニトロ、
(n)CONR10
(o)CO12
(p)C(=O)R13
(q)C(=NOR12)R13
(r)S(O)NR10
(s)NRC(=O)−R12
(t)C1−7アルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりR111つ以上で置換されていることがある)、
(u)C3−8シクロアルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりR111つ以上で置換されていることがある)、
(v)−C(O)H、又は
(w)−hetであり;
及びR10は、独立して、
(a)H、
(b)OR12
(c)場合によりR141つ以上で置換されていることがあるアリール、
(d)場合によりR141つ以上で置換されていることがあるヘテロアリール、
(e)場合によりR111つ以上で置換されていることがあるC1−7アルキル、
(f)場合によりR111つ以上で置換されていることがあるC3−8シクロアルキル、
(g)(C=O)R13であるか、又は
(h)R及びR10は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、モルホリン、ピロリジン、ピペリジン、チアジン、ピペラジン(前記モルホリン、ピロリジン、ピペリジン、チアジン、ピペラジンのそれぞれは、場合によりR11で置換されていることがある)を形成し;
11は、
(a)オキソ、
(b)場合によりR141つ以上で置換されていることがあるフェニル、
(c)OR12
(d)SR12
(e)NR1212
(f)ハロ、
(g)CO12
(h)CONR1212
(i)C1−7アルキル(これは、場合によりオキソ、ハロ、OR12、SR12、C1−7アルキル、又はNR1212置換基で置換されていることがある)、又は
(j)C3−8シクロアルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりオキソ、ハロ、OR12、SR12、C1−7アルキル、又はNR1212置換基1つ以上で置換されていることがある)であり;
12は、
(a)H、
(b)C1−7アルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合により、オキソ、ハロ、C1−7アルキル、又はC1−7アルコキシ置換基で置換されていることがある)、
(c)C3−8シクロアルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりオキソ、ハロ、C1−7アルキル、又はC1−7アルコキシ置換基1つ以上で置換されていることがある)、
(d)場合によりハロ、C1−7アルキル、又はC1−7アルコキシ置換基1つ以上で置換されていることがあるアリール、又は
(e)場合によりハロ、C1−7アルキル、又はC1−7アルコキシ置換基1つ以上で置換されていることがあるヘテロアリールであり;
13は、
(a)場合によりオキソ、ハロ、カルボキシル、C1−7アルキル、又はC1−7アルコキシ置換基1つ以上で置換されていることがあるC1−7アルキル、
(b)C3−8シクロアルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりオキソ、ハロ、C1−7アルキル、又はC1−7アルコキシ置換基1つ以上で置換されていることがある)、
(c)場合によりハロ、C1−7アルキル、又はC1−7アルコキシ置換基1つ以上で置換されていることがあるアリール;
(d)場合によりハロ、C1−7アルキル、又はC1−7アルコキシ置換基1つ以上で置換されていることがあるヘテロアリール、
(e)−C(O)OHであり;
14は、
(a)H、
(b)ハロ、
(c)C1−7アルキル、
(d)OR12
(e)OCF
(f)SR12
(g)S(O)13
(h)NR1212
(i)NR12S(O)13
(j)NR12C(=O)OR13
(k)場合により、ハロ、C1−7アルキル、又はC1−7アルコキシで置換されていることのあるフェニル、
(l)場合により、ハロ、C1−7アルキル、又はC1−7アルコキシで置換されていることのあるヘテロアリール、
(m)シアノ、
(n)ニトロ、
(o)CONR1212
(p)CO12
(q)C(=O)R13
(r)C(=NOR12)R13
(s)S(O)NR1212
(t)NRC(=O)−R12
(u)C1−7アルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合により、オキソ、ハロ、OR12、SR12、C1−7アルキル、又はNR1212置換基で置換されていることがある)、又は
(v)C3−8シクロアルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合により、オキソ、ハロ、OR12、SR12、C1−7アルキル、又はNR1212置換基で置換されていることがある)であり;
Xは、
(a)−(C(R15
(b)−(C(R15−O−(C(R15−、
(c)−(C(R15−S(O)−(C(R15−、又は
(d)−(C(R15−NR16−(C(R15−であり;
それぞれのR15は、独立して、
(a)H、
(b)OR11
(c)オキソ、
(d)C1−7アルキル(これは、場合によりR11置換基1つ以上で置換されていることがある)、
(e)C3−8シクロアルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりR11置換基1つ以上で置換されていることがある)、
(f)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるアリール、又は
(g)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるヘテロアリールであり;
16は、
(a)H、
(b)OR12
(c)(C=O)R13
(d)(C=O)OR13
(e)(C=O)NR10
(f)S(O)13
(g)S(O)NR10
(h)場合によりR11置換基1つ以上で置換されていることがあるC1−7アルキル、
(i)C3−8シクロアルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりR11置換基1つ以上で置換されていることがある)、
(j)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるアリール、又は
(k)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるヘテロアリールであり;
17は、
(a)H、
(b)−OH、または
(c)C1−4アルキルであり;
19は、
(a)H、
(b)OR11
(c)オキソ、
(d)C1−7アルキル(これは、場合によりR11置換基1つ以上で置換されていることがある)、
(e)C3−8シクロアルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりR11置換基1つ以上で置換されていることがある)、
(f)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるアリール、又は
(g)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるヘテロアリールであり;
20は、
(a)H、
(b)C1−7アルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりR111つ以上で置換されていることがある)、
(c)C3−8シクロアルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりR111つ以上で置換されていることがある)、
(d)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるアリール、
(e)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるヘテロアリールであるか、又は
(f)R20及びR19は、一緒になって、−CH−を形成し;
ここで、「アリール」は、フェニル基又は環原子数約9〜10のオルト縮合した二環式炭素環基(この中の環少なくとも1つは芳香族である)を表し;
ここで、「ヘテロアリール」は、酸素原子〔−O−〕、イオウ原子〔−S−〕、酸化されたイオウ原子、例えば、スルフィニル〔S=O〕及びスルホニル〔S(=O)〕、又は窒素N(Z)〔ここで、Zは、不在であるか、又はH、O、C1−4アルキル、フェニル、又はベンジルである〕から選択されるヘテロ原子1、2、3、又は4つ並びに炭素原子からなる環原子5又は6つを含む単環式芳香族環の環炭素原子又は環窒素原子を介して結合する基、あるいは、それらから誘導される、環原子数約8〜10のオルト縮合した二環式複素環の基を包含し;
hetは、C−又はN−結合する5員、6員、7員、又は8員の単環又は二環式環であり、それぞれの単環又は二環式環は、完全飽和であるか又は部分不飽和であり、そして酸素原子、イオウ原子、及び窒素原子からなる群から選択されるヘテロ原子1〜4つを有し;hetは、C−Cアルキル、アミノ、C−Cアルキルアミノ、C−Cアルキルオキシ、ハロゲン−CN、=O、=Sから選択される置換基1〜2つで置換されていることがあり;
それぞれのkは、独立して、0、1、又は2であり;
それぞれのmは、独立して、0、1、又は2であり;
それぞれのnは、独立して、1、2、又は3であり;そして
但し、
それぞれのRがHである場合には、R及びRは、同時に、H、CN、又は−C(O)−OCHであることがないか、あるいはRはCNでなく且つRが−C(O)−OC1−4アルキルでなく;
前記化合物が1,2,4,4a−テトラヒドロ−cis−2,4−ジメチル−8−ニトロスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンである場合には、前記化合物は、(2R,4S,4aS)−2,4−ジメチル−8−ニトロ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオンの鏡像異性的に豊富な(−)形態であり;及び
前記化合物は、2,3,4,4a−テトラヒドロ−1’,3’−ジメチルスピロ[1H1−メチルピラジノ[1,2−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’4’6’(1’H,3’H)−トリオンではないものとする]で表される化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、又は互変異性体を含む)又はその薬剤学的に許容することのできる任意の塩。
【請求項2】
それぞれのRが、独立して、
(a)H、
(b)ハロ、
(e)SR12
(f)S(O)13
(g)NR10
(h)NRS(O)13
(i)NRC(=O)OR13
(j)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるフェニル、
(k)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるヘテロアリール、
(l)シアノ、
(m)ニトロ、
(n)CONR10
(o)CO12
(p)C(=O)R13
(q)C(=NOR12)R13
(s)NRC(=O)−R12
(t)C1−7アルキル(これは、場合により、部分不飽和であり、そして場合によりR111つ以上で置換されていることがある)、又は
(u)場合によりR1つ以上で置換されていることがあるhetである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
それぞれのRが、独立して、NO、H、Br、F、CF、CN、NH、−C(O)−OCH、−S−CH、−S(O)−CH、−N(OCH)−CH、−NH−C(O)−O−tブチル、−NH−C(O)−CH、場合によりR1つ以上で置換されていることがあるヘテロアリール、場合によりR1つ以上で置換されていることがあるhet、−S(O)−CH、又は場合によりNO、Cl、F、−OCH、及び−OCF1つ以上で置換されていることがあるフェニルから選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
それぞれのRがHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が−C(O)Rである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
が−C(O)Rである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
及びRが、−N(R17)−C(O)−N(R17)−又は−N(R17)−C(S)−N(R17)−を形成する、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
Xが−C(R15−O−C(R15−又は−C(R15−NR16−C(R15−である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
Xが−C(H)(C1−4アルキル)−O−C(H)(C1−4アルキル)−又は−C(H)(C1−4アルキル)−NR16−C(H)(C1−4アルキル)−である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
(2R,4S,4aS)−2,4−ジメチル−8−ニトロ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチルスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
8−ブロモ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチルスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
8−フルオロ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチルスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル−8−トリフルオロメチルスピロ[[1,4]オキサジノ]4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,1’,2,3’4,4’,4a,6’−オクタヒドロ−2,4’,6’−トリオキソスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−8−カルボニトリル;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル−8−カルボキサミドスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−8−ニトロスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチルスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
8−ブロモ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチルスピロ[[1,4]ピペラジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−1,4a−ジメチル−8−ニトロスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
8−ブロモ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−cis−2,4−ジメチルスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−4’−チオキソ−2’,6’(1’H,3’H)−ジオン;
8−ブロモ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−cis−2,4−ジメチルスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)ピリミジン]−2’,4’,6’(1’メチル,3’メチル)−トリオン;
N−[1,1’,2,3’,4,4’,4a,6’−オクタヒドロ−2,4−ジメチル−2’,4’,6’−トリオキソスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノロン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−8−イル]アセトアミド;
tert−ブチル・1,1’,2,3’,4,4’,4a,6’−オクタヒドロ−2,4−ジメチル−2’,4’,6’−トリオキソスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノロン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−8−イルカルバメート;
8−アミノ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチルスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノロン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン一塩酸塩;
9−ブロモ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル−8−ニトロスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
8−アセチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチルスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2H)−ピリミジン)−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
8−エタノン−O−メチルオキシム−l−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチルスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2H)−ピリミジン)−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル−8−(メチルスルホニル)スピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル−8−(メチルスルフィニル)スピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル−8−(メチルチオ)スピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル−9−ニトロスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル−8−ニトロスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’メチル,3’メチル)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル−8−ニトロスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’メチル)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−4−メチル−8−ニトロスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2−メチル−8−ニトロスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’s)−トリオン;
2,3,4,4a−テトラヒドロ−1’,3,3’−トリメチルスピロ[1H−ピラジノ[1,2−a]キノリン5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
2,3,4,4a−テトラヒドロ−3−メチルスピロ[1H−ピラジノ[1,2−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’6’(1’H,3,H)−トリオン;
1,1−ジメチルエチル・1,1’2,3’,4’,4a,6’−オクタヒドロ−8−ニトロ−2’,4’,6’−トリオキソスピロ[3H−ピラジノ[1,2−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−3−カルボキシレート;
1,1−ジメチルエチル−8−シアノ−1,1’,2,3’,4,4’,4a,6’−オクタヒドロ−2’,4’,6’−トリオキソスピロ[3H−ピラジノ[1,2−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−3−カルボキシレート;
1,1’,2’3’4’4’a−ヘキサヒドロ−2’,4’−ジメチル−1,3−ジオキソスピロ[2H−インデン−2,5’(6’H)−[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン]−8’−カルボニトリル;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5,8(6H)−トリカルボニトリル;
8−ブロモ−1,2,4−4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5(6H)−ジカルボニトリル;
2,3,4,4a−テトラヒドロ−3−メチル−8−ニトロ−2’−チオキソスピロ[1H−ピラジノ[1,2−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−4’,6’(1’H,3’H)−ジオン);
9−(4−クロロフェニル)−1,2,4,4a−テトラyヒドロ−2,4−ジメチルスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル−9−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)ピリミジン]−2’4’6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−9−(メトキシフェニル)−2,4−ジメチルスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
9−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,2,4,4a,−テトラヒドロ−2,4−ジメチルスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル−9−(3−ニトロフェニル)スピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)トリオン;
1,1’,2,3’,4,4’,4a,6’−オクタヒドロ−2−4−ジメチル−2’,4’,6’−トリオキソスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5(2’H)−ピリミジン]−9−イル]ベンゾニトリル;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル−9−[4−(メチルスルホニル)フェニル]スピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル−9−(4−ピリジニル)スピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(‘H,3’H)−トリオン;
メチル−1,1’−2,3’,4,4a,6’−オクタヒドロ−2,4−ジメチル−2’,4’,6’−トリオキソスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−9−カルボキシレート;
メチル−1,1’−2,3’,4,4a,6’−オクタヒドロ−2,4−ジメチル−2’,4’,6’−トリオキソスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−8−カルボキシレート;
1,2,3,3’,4,4’,4a,6’−オクタヒドロ−2’,4’,6’−トリオキソスピロ[1H−ピラジノ[1,2−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン−8−カルボニトリル一塩酸塩;
2,3,4,4a−テトラヒドロ−8−ニトロスピロ[1H−ピラジノ[1,2−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン一塩酸塩;
(2S,4R,4aR)−4−イソプロピル−2−メチル−8−ニトロ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
(2R,4S,4aS)−2,4−ジエチル−8−ニトロ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
(2R,4S,4aS)−2,4−ジメチル−8−ニトロ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
(2R,4S,4aS)−8−アセチル−9,10−ジフルオロ−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
(2R,4S,4aS)−10−フルオロ−2,4−ジメチル−8−ニトロ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
(2R,4S,4aS)−2,4−ジメチル−8−[5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
1,2,4,4a−テトラヒドロ−2,4−ジメチル−8−ニトロスピロ[[1,4]オキサジノ[4,3−a]キノリン−5(6H),5’(2’H)−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
(2S,4R,4aR)−2−イソプロピル−4−メチル−8−ニトロ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
(2S,4R,4aR)−2−イソプロピル−4−メチル−8−ニトロ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
(2R,4S,4aS)−2,4−ジイソプロピル−8−ニトロ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
(2R,4S,4aS)−2,4−ジメチル−8−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
(2S,4R,4aR)−8−アセチル−10−フルオロ−2,4−ジメチル−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
(2’R,4’S,4a’S)−2’,4’−ジメチル−8’−ニトロ−1’,2’,4’,4a’−テトラヒドロ−2H,6’H−スピロ[ピリミジン−5,5’−[1,4]チアジノ[4,3−a]キノリン]−2,4,6(1H,3H)−トリオン;
8−ブロモ−2,4−ジメチル−10−ニトロ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
(2R,4S,4aS)−2,4−ジメチル−8−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
(2S,4S,4aS)−4−メチル−8−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
4−アジド−3−ヨードベンジル(2R,4S,4aS)−2,4−ジメチル−2’,4’,6’−トリオキソ−1,1’,2,3’,4,4’,4a,6’−オクタヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−8−カルボキシレート;
(2S,4S,4aS)−2,4−ジメチル−8−ニトロ−1,2,4,4a−テトラヒドロ−2’H,6H−スピロ[1,4−オキサジノ[4,3−a]キノリン−5,5’−ピリミジン]−2’,4’,6’(1’H,3’H)−トリオン;
【化2】

【化3】

から選択される化合物。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物及び薬剤学的に許容することのできる担体を含む、医薬組成物。
【請求項12】
前記組成物が、式(I)で表される化合物の鏡像異性的に豊富な形態を含み、及び式(I)で表される化合物の或るエナンチオマーを、式(I)で表される化合物のその他のエナンチオマーと比較して、少なくとも50%、80%、又は90%含む、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
極性非プロトン性溶媒中で、式(III)で表されるアミンと式(II)で表されるフルオロアルデヒドとを反応させ、続いて式(IV)で表される化合物を用いてメチレン化し、そしてZnClを含む極性プロトン性溶媒、極性非プロトン性溶媒、又は非極性溶媒系中で熱転移させることを含む、式(I)で表される化合物の合成方法:
【化4】

[各式中、X、R、R、R、R、R、及びR20は、前記で定義されたとおりである]。
【請求項14】
哺乳動物における微生物感染を治療するための医薬の調製への請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物の使用であって、前記医薬が、請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物の有効量を含む、前記使用。
【請求項15】
前記医薬が、請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物約0.1〜約1000mgを含む、請求項14に記載の使用。

【公表番号】特表2006−511595(P2006−511595A)
【公表日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−500077(P2005−500077)
【出願日】平成15年10月3日(2003.10.3)
【国際出願番号】PCT/IB2003/004389
【国際公開番号】WO2004/031195
【国際公開日】平成16年4月15日(2004.4.15)
【出願人】(504396379)ファルマシア・アンド・アップジョン・カンパニー・エルエルシー (130)
【Fターム(参考)】