三環式複素環式化合物、その組成物、及び使用の方法
本発明は、式(I)[式中、R1、R2、R3、X、及びYは、本明細書に記載される通りである]の一般式を有する新規化合物を提供する。従って、本化合物は、医薬的に許容される組成物において提供され得て、免疫学的障害又は過剰増殖性障害の治療用に使用され得る。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】
の化合物、その立体異性体、互変異性体、及び医薬的に許容される塩[式中、
Xは、N又はCR4であり;
Yは、N又はCR5であり;
R1は、非存在、C1−12アルキル、C1−12アルケニル、C1−12アルキニル、C3−12シクロアルキル、C6−14アリール、又は3〜20員ヘテロシクリルであり、ここでR1は、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORa、−SRa、−NRaRb、C1−3アルキレン、又は(オキソ、−CN、又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい;
R2は、非存在、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(C1−6アルキレン)−、−(C2−6アルケニレン)−、−(C2−6アルキニレン)−、−(C0−6アルキレン)CN、−(C0−3アルキレン)NRa(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)O(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)C(O)(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)C(O)NRa(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)C(O)O(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)OC(O)(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)NRb(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)OC(O)NRa(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)O(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)NRaS(O)1−2(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2NRa(C0−3アルキレン)−、又は−(C0−3アルキレン)NRaS(O)1−2NRb(C0−3アルキレン)−であり、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレンは、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORc、−SRc、−NRcRd、又は(ハロゲンによって置換されていてもよい)C1−3アルキルによって置換されていてもよい;
R3は、非存在、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、C6−14アリール、又は3〜20員ヘテロシクリルであり、ここでR3は、独立して、R6によって置換されていてもよい;
R4は、水素、ハロゲン、又はC1−3アルキルであり;
R5は、水素、ハロゲン、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、−(C0−3アルキレン)CN、−(C0−3アルキレン)NRaRb、−(C0−3アルキレン)ORa、−(C0−3アルキレン)SRa、−(C0−3アルキレン)C(O)Ra、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)Rb、−(C0−3アルキレン)C(O)NRaRb、−(C0−3アルキレン)C(O)ORa、−(C0−3アルキレン)OC(O)Ra、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)NRaRb、−(C0−3アルキレン)OC(O)NRaRb、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)ORb、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2Ra、−(C0−3アルキレン)NRaS(O)1−2Rb、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2NRaRb、−(C0−3アルキレン)NRaS(O)1−2NRaRb、−(C0−3アルキレン)C3−12シクロアルキル、−(C0−3アルキレン)C6−14アリール、−(C0−3アルキレン)3〜12員ヘテロシクリル、又は−(C0−3アルキレン)C(O)3〜12員ヘテロシクリルであり、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキレン、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリルは、独立して、ハロゲン、オキソ、−(C0−3アルキレン)CN、−(C0−3アルキレン)ORc、−(C0−3アルキレン)NRcRd、−(C0−3アルキレン)C(O)Rc、−(C0−3アルキレン)C(O)ORc、−(C0−3アルキレン)C(O)NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcC(O)Rd、−(C0−3アルキレン)OC(O)NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcC(O)NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcC(O)ORd、−(C0−3アルキレン)S(O)0−2Rc、−(C0−3アルキレン)NRcS(O)1−2Rd、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcS(O)1−2NRcRd、又は(オキソ、−CN、又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい;
R6は、独立して、オキソ、ハロゲン、−CN、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−NRaC(O)Rb、−C(O)NRaRb、−NRaC(O)NRaRb、−OC(O)NRaRb、−NRaC(O)ORb、−S(O)1−2Ra、−NRaS(O)2Ra、−S(O)2NRaRb、−ORa、−SRa、−NRaRb、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、3〜7員ヘテロシクリル、又はC6−14アリールであり、そしてここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びアリールは、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORc、−SRc、−NRcRd、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい;
それぞれのRa及びRbは、独立して、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(C0−3アルキレン)C3−6シクロアルキル、−(C0−3アルキレン)3〜12員ヘテロシクリル、−(C0−3アルキレン)C(O)3〜12員ヘテロシクリル、又は−(C0−3アルキレン)C6−14アリール{ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びアリールは、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORe、−NReRf、−C(O)Rg、−C(O)ORg、−C(O)NRgRh、−NRgC(O)Rh、−OC(O)NRgRh、−NRgC(O)NRgRh、−NRgC(O)ORh、−S(O)1−2Rg、−NRgS(O)1−2Rh、−S(O)1−2NRgRh、−NRgS(O)1−2NRgRh、C3−6シクロアルキル、3〜6員ヘテロシクリル、フェニル、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−3アルキルによって置換されていてもよい}であるか又はそれらが付く原子と一緒になって、オキソ、ハロゲン、−C(O)C1−6アルキル、又は(オキソ、ハロゲン、ORg、又はNRgNRhによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい3〜6員ヘテロシクリルを形成し;
それぞれのRc及びRdは、独立して、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(C0−3アルキレン)C3−6シクロアルキル、−(C0−3アルキレン)3〜12員ヘテロシクリル、−(C0−3アルキレン)C(O)3〜12員ヘテロシクリル、又は−(C0−3アルキレン)C6−14アリール{ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びアリールは、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORg、−NRgRh、−C(O)Rg、−C(O)ORg、−C(O)NRgRh、−NRgC(O)Rh、−OC(O)NRgRh、−NRgC(O)NRgRh、−NRgC(O)ORh、−S(O)1−2Rg、−NRgS(O)1−2Rh、−S(O)1−2NRgRh、−NRgS(O)1−2NRgRh、C3−6シクロアルキル、3〜6員ヘテロシクリル、フェニル、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい}であるか又はそれらが付く原子と一緒になって、オキソ、ハロゲン、−C(O)C1−6アルキル、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい3〜6員ヘテロシクリルを形成し;そして
それぞれのRe、Rf、Rg、Rhは、独立して、水素であるか又は(ハロゲン又はオキソによって置換されていてもよい)C1−6アルキルである]。
【請求項2】
XがCR4であってYがCR5である、請求項1の化合物。
【請求項3】
R1が、非存在、C1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、フェニル、又は3〜20員ヘテロシクリルであり、ここでR1は、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORa、−SRa、−NRaRb、C1−3アルキレン、又は(オキソ、−CN、又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい、請求項1〜2のいずれか1項の化合物。
【請求項4】
R1が:
【化2−1】
【化2−2】
より選択される、請求項1〜3のいずれか1項の化合物。
【請求項5】
R2が、非存在、−NHS(O)2−、−N(CH3)S(O)2−、−NHS(O)2CH2−、−C(O)CH2S(O)2、−C(O)O−、−NHC(O)O−、−N(CH3)C(O)O−、−NHC(O)OCH2−、−NHC(O)OCH2CH2−、−C(O)NH−、−CH2C(O)NH−、−CH2C(O)N(CH3)−、−NHC(O)−、−NHC(O)CH2−、−CH2O−、−CH2C(CH2)2O−、−(CH2)2O−、−NH−、−NHCH2−、−NHCH2CH2−、−CH2CN、−CH2CH2CN、−CH(CH3)CN、−CH(CH3)CH2CN、メチレン、エチレン、−C(CH3)2−、−CH2CF3、−CH2CH2CF3、−CH2CH2F、−CH2C(CH3)2OH、−CH2CH2OH、−CH2CH2OCH3、
【化3】
[式中、波線は、式I中の付加点を表す]である、請求項1〜4のいずれか1項の化合物。
【請求項6】
R3が、非存在、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C6−14アリール、又は3〜12員ヘテロシクリルであり、ここでR3は、1〜3のR6によって置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれか1項の化合物。
【請求項7】
R3が、非存在、水素、メチル、エチル、n−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、−CF3、−CH2CF3、−CH2CH2F、−CH2CH2CF3、−CH2OCH3、−CH2CH2OCH3、−CH(CH2CH3)CH2OCH3、−CH(CH3)CH2CH2OH、−CH2C(CH3)2OH、−CH2C(CF3)2OH、−CH2CH2OH、−C(CH3)2OH、−CH2CN、−(CH2)2CN、−(CH2)3CN、−CH(CH3)CH2CN、−C(CH3)2CN、−CH(CH3)CN、−CH2NH2、−CH(CH3)N(CH3)2、−CH2CH2N(CH3)2、シクロプロピル、1−シアノシクロプロプ−1−イル、1−トリフルオロメチルシクロプロプ−1−イル、1−メチルシクロプロプ−1−イル、2−フルオロシクロプロプ−1−イル、2,2−ジメチルシクロプロプ−1−イル、2−シアノシクロプロピル、シクロブチル、4−カルボキシシクロブチル、1−シアノシクロブト−1−イル、4−アミノシクロブチル、シクロペンチル、3−アミノシクロヘキシル、4−アミノシクロヘキシル、2−ヒドロキシシクロヘキシル、3−ヒドロキシシクロヘキシル、4−ヒドロキシシクロヘキシル、2−ヒドロキシシクロヘキシル、4−シアノシクロヘキシル、フェニル、2−クロロ−4−シアノフェニル、2−シアノフェニル、3−シアノフェニル、4−シアノフェニル、3−メチルスルホニルフェニル、3−フルオロフェニル、4−メトキシフェニル、ピリジニル、ピリジン−3−イル、6−シアノピリジニル、6−トリフルオロメチルピリジニル、2−シアノピリジン−4−イル、4−シアノピリジン−2−イル、5−シアノピリジン−2−イル、3−フルオロピリジン−5−イル、チアゾール−5−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、1−メチルピラゾール−5−イル、1−メチルピラゾール−4−イル、1−メチルイミダゾール−2−イル、
【化4】
オキセタン−3−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、N−メチルピペリジン−2−イル、N−メチルモルホリン−2−イル、1−メチルピロリジン−2−イル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピペリジノニル、3,3−ジフルオロピロリジン−2−イル、1−イソプロピルピロリジン−2−イル、2−メチルピロリジン−2−イル、1−メチルシアノピロリジン−2−イル、1−シクロブチルピロリジン−2−イル、モルホリニル、ピラン−4−イル、N−メチルピペラジニル、チアゾール−5−イル、イソチアゾール−5−イル、N−エチルピペリジン−2−イル、N−(2−メトキシエチル)ピペリジン−2−イル、N−メチルアゼパン−2−イル、
【化5】
[式中、波線は、式I中の付加点を表す]である、請求項1〜6のいずれか1項の化合物。
【請求項8】
−R1−R2−R3が一緒になって:
【化6−1】
【化6−2】
【化6−3】
【化6−4】
【化6−5】
【化6−6】
【化6−7】
【化6−8】
【化6−9】
【化6−10】
【化6−11】
【化6−12】
【化6−13】
【化6−14】
【化6−15】
である、請求項1〜7のいずれか1項の化合物。
【請求項9】
R4が、水素、メチル、又はFである、請求項1〜8のいずれか1項の化合物。
【請求項10】
R5が、水素、ハロゲン、C1−12アルキル、−(C0−3アルキレン)CN、−(C0−3アルキレン)ORa、−(C0−3アルキレン)NRaRb、−(C0−3アルキレン)C(O)NRaRb、−(C0−3アルキレン)C3−12シクロアルキル、−(C0−3アルキレン)C(O)NRaRb、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)Rb、−(C0−3アルキレン)NRaS(O)1−2Rb、−(C0−3アルキレン)NRaS(O)1−2NRaRb、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2NRaRb、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)ORb、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2Raであり、ここでR5は、独立して、ハロゲン、オキソ、−(C0−3アルキレン)CN、−(C0−3アルキレン)ORc、−(C0−3アルキレン)NRcRd、−(C0−3アルキレン)C(O)Rc、−(C0−3アルキレン)C(O)ORc、−(C0−3アルキレン)C(O)NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcC(O)Rd、−(C0−3アルキレン)OC(O)NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcC(O)NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcC(O)ORd、−(C0−3アルキレン)S(O)0−2Rc、−(C0−3アルキレン)NRcS(O)1−2Rd、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcS(O)1−2NRcRd、又は(オキソ、−CN、又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい、請求項1〜9のいずれか1項の化合物。
【請求項11】
R5が:
水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シアノ、2−メチルブチル、N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N−(2−メトキシエチル)アミノ、メチルスルホニルアミノメチル、2−(メチルスルホニルアミノ)エチル、シクロプロピルメチル、2−[N−(2−プロピルスルホニル)アミノ]エチル、2−[N−(シクロプロピルスルホニル)−アミノ]エチル、2−(シクロプロピルカルボニルアミノ)エチル、2−(アセチルアミノ)エチル、2−(メトキシメチル−カルボニルアミノ)エチル、シクロペントキシメチル、シクロプロピルメトキシメチル、2,2,2−トリフルオロエトキシメチル、シクロヘキシル、メチルアミノ、2−(N,N−ジメチルアミノカルボニル)エチル、2−(N−アセチル−N−メチルアミノ)エチル、2−(エトキシカルボニルアミノ)エチル、1−ヒドロキシエチル、N−アシルアミノメチル、2−アミノ−1,1−ジフルオロエチル、N,N−ジメチルアミノ、ヒドロキシメチル、メトキシ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノメチル、(2−カルボキシシクロプロピル)(ヒドロキシ)メチル、2−ヒドロキシエチル、アミノカルボニルメチル、メチルアミノカルボニルメチル、エチルアミノカルボニルメチル、1−ヒドロキシプロピル、1,2−ジヒドロキシエチル、N−(2−メチルプロピル)アミノカルボニルメチル、シクロペンチルアミノカルボニルメチル、2−(メトキシカルボニルアミノ)エチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、tert−ブチルアミノカルボニルメチル、シクロブチルアミノカルボニルメチル、2−ヒドロキシエトキシ、イソプロピルアミノカルボニルメチル、N−(N’,N’−ジメチルアミノカルボニルメチル)アミノカルボニルメチル、4,4−ジフルオロシクロヘキシル−アミノカルボニルメチル、2,2−ジフルオロエチルアミノカルボニルメチル、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノカルボニルメチル、シクロペンチルメチル、N−シクロペンチル−N−メチルアミノカルボニルメチル、2−アミノ−1,1−ジフルオロエチル、3−ピリジル、モルホリノメチル、モルホリノカルボニルメチル、2−シアノ−2−メチルエチル、トリフルオロメチル、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル、1−(N−イソプロピルアミノカルボニル)エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、N−(メチルスルホニル)−N−メチルアミノメチル、ジフルオロメチル、2−(2−ブチルスルホニルアミノ)エチル、2−(4−フルオロフェニルカルボニルアミノ)エチル、2−(シクロブチルカルボニル−アミノ)エチル、2−(2−メチルブタノイルアミノ)エチル、2−(ベンゾイルアミノ)エチル、2,2−ジフルオロシクロプロピル、3−シアノベンジル、2−メチルプロポキシメチル、2−シクロプロピルエチル、3−ピリジルメチル、メチルスルホニルメチル、エトキシカルボニルアミノメチル、3−ピリジルカルボニルアミノメチル、イソプロピルスルホニルアミノメチル、2−ピリジルカルボニルアミノメチル、シクロプロピルスルホニル−アミノメチル、シクロペンチルスルホニルアミノメチル、2−メチルプロパノイルアミノメチル、シクロプロピルカルボニルアミノメチル、2−フルオロベンゾイルアミノメチル、3−フルオロベンゾイルアミノメチル、1−メチルプロピルスルホニルアミノメチル、2−メチルプロピルスルホニルアミノメチル、メトキシアセチルアミノメチル、エチルスルホニルアミノメチル、2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル−アミノ)エチル、2−(2,2−ジフルオロシクロプロピルカルボニルアミノ)エチル、フルオロメチル、2−ヒドロキシエチルアミノ、2−メトキシエチルアミノ、1−アミノエチル、2−(エチルスルホニルアミノ)エチル、2,2−ジメチルプロポキシメチル、1−メトキシエチル、tert−ブチルスルホニルアミノメチル、2,2,2−トリフルオロエチル−アミノメチル、
【化7−1】
【化7−2】
[式中、波線は、式I中の付加点を表す]である、請求項1〜10のいずれか1項の化合物。
【請求項12】
R6が、独立して、オキソ、ハロゲン、−CN、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−NRaC(O)Rb、−C(O)NRaRb、−NRaC(O)NRaRb、−OC(O)NRaRb、−NRaC(O)ORb、−S(O)1−2Ra、−NRaS(O)2Rb、−S(O)2NRaRb、−ORa、−SRa、−NRaRb、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、3〜7員ヘテロシクリル、又はC6−14アリールであり、そしてここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びアリールは、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORc、−SRc、−NRcRd、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい、請求項1〜11のいずれか1項の化合物。
【請求項13】
それぞれのRa及びRbが、独立して、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−C3−6シクロアルキル、−3〜12員ヘテロシクリル、−C(O)3〜12員ヘテロシクリル、又は−C6−14アリール{ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びアリールは、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORe、−NReRf、−C(O)Rg、−C(O)ORg、−C(O)NRgRh、−NRgC(O)Rh、−OC(O)NRgRh、−NRgC(O)NRgRh、−NRgC(O)ORh、−S(O)1−2Rg、−NRgS(O)1−2Rh、−S(O)1−2NRgRh、−NRgS(O)1−2NRgRh、C3−6シクロアルキル、3〜6員ヘテロシクリル、フェニル、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−3アルキルによって置換されていてもよい}であるか又はそれらが付く原子と一緒になって、オキソ、ハロゲン、−C(O)C1−6アルキル、又は(オキソ、ハロゲン、ORg、又はNRgNRhによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい3〜6員ヘテロシクリルを形成する、請求項1〜12のいずれか1項の化合物。
【請求項14】
それぞれのRc及びRdが、独立して、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−C3−6シクロアルキル、−3〜12員ヘテロシクリル、−C(O)3〜12員ヘテロシクリル、又は−C6−14アリール{ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びアリールは、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORg、−NRgRh、−C(O)Rg、−C(O)ORg、−C(O)NRgRh、−NRgC(O)Rh、−OC(O)NRgRh、−NRgC(O)NRgRh、−NRgC(O)ORh、−S(O)1−2Rg、−NRgS(O)1−2Rh、−S(O)1−2NRgRh、−NRgS(O)1−2NRgRh、C3−6シクロアルキル、3〜6員ヘテロシクリル、フェニル、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい}であるか又はそれらが付く原子と一緒になって、オキソ、ハロゲン、−C(O)C1−6アルキル、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい3〜6員ヘテロシクリルを形成する、請求項1〜13のいずれか1項の化合物。
【請求項15】
それぞれのRe、Rf、Rg、Rhが、独立して、ハロゲン又はオキソによって置換されていてもよい、水素、メチル、エチル、プロピル、又はイソプロピルである、請求項1〜14のいずれか1項の化合物。
【請求項16】
実施例1〜1014より選択される、請求項1の化合物。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれか1項の化合物、その立体異性体、互変異性体、又は医薬的に許容される塩と医薬的に許容される担体、アジュバント、又は媒体(vehicle)を含んでなる医薬組成物。
【請求項18】
医薬品としての使用のための、請求項1〜16のいずれか1項の化合物、その立体異性体、互変異性体、プロドラッグ、又は医薬的に許容される塩。
【請求項19】
免疫学的疾患を治療するときの医薬品としての使用のための、請求項1〜16のいずれか1項の化合物、その立体異性体、互変異性体、プロドラッグ、又は医薬的に許容される塩。
【請求項20】
関節リウマチ、喘息、全身性紅斑性狼瘡、乾癬、IBD、及び移植拒絶より選択される免疫学的疾患を治療するときの医薬品としての使用のための、請求項1〜16のいずれか1項の化合物、その立体異性体、互変異性体、プロドラッグ、又は医薬的に許容される塩。
【請求項21】
JAK1キナーゼ活性の阻害に反応する疾患、特に免疫学的疾患、より特別には、関節リウマチ、喘息、全身性紅斑性狼瘡、乾癬、IBD、及び移植拒絶より選択される免疫学的疾患の治療用医薬品の製造における、請求項1〜16のいずれか1項の化合物、その立体異性体、互変異性体、プロドラッグ、又は医薬的に許容される塩の使用。
【請求項22】
本明細書に実質的に記載されるような新規の化合物、製法、方法、及び使用。
【請求項1】
式I:
【化1】
の化合物、その立体異性体、互変異性体、及び医薬的に許容される塩[式中、
Xは、N又はCR4であり;
Yは、N又はCR5であり;
R1は、非存在、C1−12アルキル、C1−12アルケニル、C1−12アルキニル、C3−12シクロアルキル、C6−14アリール、又は3〜20員ヘテロシクリルであり、ここでR1は、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORa、−SRa、−NRaRb、C1−3アルキレン、又は(オキソ、−CN、又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい;
R2は、非存在、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(C1−6アルキレン)−、−(C2−6アルケニレン)−、−(C2−6アルキニレン)−、−(C0−6アルキレン)CN、−(C0−3アルキレン)NRa(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)O(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)C(O)(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)C(O)NRa(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)C(O)O(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)OC(O)(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)NRb(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)OC(O)NRa(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)O(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)NRaS(O)1−2(C0−3アルキレン)−、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2NRa(C0−3アルキレン)−、又は−(C0−3アルキレン)NRaS(O)1−2NRb(C0−3アルキレン)−であり、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレンは、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORc、−SRc、−NRcRd、又は(ハロゲンによって置換されていてもよい)C1−3アルキルによって置換されていてもよい;
R3は、非存在、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、C6−14アリール、又は3〜20員ヘテロシクリルであり、ここでR3は、独立して、R6によって置換されていてもよい;
R4は、水素、ハロゲン、又はC1−3アルキルであり;
R5は、水素、ハロゲン、C1−12アルキル、C2−12アルケニル、C2−12アルキニル、−(C0−3アルキレン)CN、−(C0−3アルキレン)NRaRb、−(C0−3アルキレン)ORa、−(C0−3アルキレン)SRa、−(C0−3アルキレン)C(O)Ra、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)Rb、−(C0−3アルキレン)C(O)NRaRb、−(C0−3アルキレン)C(O)ORa、−(C0−3アルキレン)OC(O)Ra、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)NRaRb、−(C0−3アルキレン)OC(O)NRaRb、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)ORb、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2Ra、−(C0−3アルキレン)NRaS(O)1−2Rb、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2NRaRb、−(C0−3アルキレン)NRaS(O)1−2NRaRb、−(C0−3アルキレン)C3−12シクロアルキル、−(C0−3アルキレン)C6−14アリール、−(C0−3アルキレン)3〜12員ヘテロシクリル、又は−(C0−3アルキレン)C(O)3〜12員ヘテロシクリルであり、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキレン、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリルは、独立して、ハロゲン、オキソ、−(C0−3アルキレン)CN、−(C0−3アルキレン)ORc、−(C0−3アルキレン)NRcRd、−(C0−3アルキレン)C(O)Rc、−(C0−3アルキレン)C(O)ORc、−(C0−3アルキレン)C(O)NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcC(O)Rd、−(C0−3アルキレン)OC(O)NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcC(O)NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcC(O)ORd、−(C0−3アルキレン)S(O)0−2Rc、−(C0−3アルキレン)NRcS(O)1−2Rd、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcS(O)1−2NRcRd、又は(オキソ、−CN、又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい;
R6は、独立して、オキソ、ハロゲン、−CN、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−NRaC(O)Rb、−C(O)NRaRb、−NRaC(O)NRaRb、−OC(O)NRaRb、−NRaC(O)ORb、−S(O)1−2Ra、−NRaS(O)2Ra、−S(O)2NRaRb、−ORa、−SRa、−NRaRb、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、3〜7員ヘテロシクリル、又はC6−14アリールであり、そしてここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びアリールは、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORc、−SRc、−NRcRd、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい;
それぞれのRa及びRbは、独立して、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(C0−3アルキレン)C3−6シクロアルキル、−(C0−3アルキレン)3〜12員ヘテロシクリル、−(C0−3アルキレン)C(O)3〜12員ヘテロシクリル、又は−(C0−3アルキレン)C6−14アリール{ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びアリールは、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORe、−NReRf、−C(O)Rg、−C(O)ORg、−C(O)NRgRh、−NRgC(O)Rh、−OC(O)NRgRh、−NRgC(O)NRgRh、−NRgC(O)ORh、−S(O)1−2Rg、−NRgS(O)1−2Rh、−S(O)1−2NRgRh、−NRgS(O)1−2NRgRh、C3−6シクロアルキル、3〜6員ヘテロシクリル、フェニル、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−3アルキルによって置換されていてもよい}であるか又はそれらが付く原子と一緒になって、オキソ、ハロゲン、−C(O)C1−6アルキル、又は(オキソ、ハロゲン、ORg、又はNRgNRhによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい3〜6員ヘテロシクリルを形成し;
それぞれのRc及びRdは、独立して、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−(C0−3アルキレン)C3−6シクロアルキル、−(C0−3アルキレン)3〜12員ヘテロシクリル、−(C0−3アルキレン)C(O)3〜12員ヘテロシクリル、又は−(C0−3アルキレン)C6−14アリール{ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びアリールは、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORg、−NRgRh、−C(O)Rg、−C(O)ORg、−C(O)NRgRh、−NRgC(O)Rh、−OC(O)NRgRh、−NRgC(O)NRgRh、−NRgC(O)ORh、−S(O)1−2Rg、−NRgS(O)1−2Rh、−S(O)1−2NRgRh、−NRgS(O)1−2NRgRh、C3−6シクロアルキル、3〜6員ヘテロシクリル、フェニル、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい}であるか又はそれらが付く原子と一緒になって、オキソ、ハロゲン、−C(O)C1−6アルキル、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい3〜6員ヘテロシクリルを形成し;そして
それぞれのRe、Rf、Rg、Rhは、独立して、水素であるか又は(ハロゲン又はオキソによって置換されていてもよい)C1−6アルキルである]。
【請求項2】
XがCR4であってYがCR5である、請求項1の化合物。
【請求項3】
R1が、非存在、C1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、フェニル、又は3〜20員ヘテロシクリルであり、ここでR1は、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORa、−SRa、−NRaRb、C1−3アルキレン、又は(オキソ、−CN、又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい、請求項1〜2のいずれか1項の化合物。
【請求項4】
R1が:
【化2−1】
【化2−2】
より選択される、請求項1〜3のいずれか1項の化合物。
【請求項5】
R2が、非存在、−NHS(O)2−、−N(CH3)S(O)2−、−NHS(O)2CH2−、−C(O)CH2S(O)2、−C(O)O−、−NHC(O)O−、−N(CH3)C(O)O−、−NHC(O)OCH2−、−NHC(O)OCH2CH2−、−C(O)NH−、−CH2C(O)NH−、−CH2C(O)N(CH3)−、−NHC(O)−、−NHC(O)CH2−、−CH2O−、−CH2C(CH2)2O−、−(CH2)2O−、−NH−、−NHCH2−、−NHCH2CH2−、−CH2CN、−CH2CH2CN、−CH(CH3)CN、−CH(CH3)CH2CN、メチレン、エチレン、−C(CH3)2−、−CH2CF3、−CH2CH2CF3、−CH2CH2F、−CH2C(CH3)2OH、−CH2CH2OH、−CH2CH2OCH3、
【化3】
[式中、波線は、式I中の付加点を表す]である、請求項1〜4のいずれか1項の化合物。
【請求項6】
R3が、非存在、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C6−14アリール、又は3〜12員ヘテロシクリルであり、ここでR3は、1〜3のR6によって置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれか1項の化合物。
【請求項7】
R3が、非存在、水素、メチル、エチル、n−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、−CF3、−CH2CF3、−CH2CH2F、−CH2CH2CF3、−CH2OCH3、−CH2CH2OCH3、−CH(CH2CH3)CH2OCH3、−CH(CH3)CH2CH2OH、−CH2C(CH3)2OH、−CH2C(CF3)2OH、−CH2CH2OH、−C(CH3)2OH、−CH2CN、−(CH2)2CN、−(CH2)3CN、−CH(CH3)CH2CN、−C(CH3)2CN、−CH(CH3)CN、−CH2NH2、−CH(CH3)N(CH3)2、−CH2CH2N(CH3)2、シクロプロピル、1−シアノシクロプロプ−1−イル、1−トリフルオロメチルシクロプロプ−1−イル、1−メチルシクロプロプ−1−イル、2−フルオロシクロプロプ−1−イル、2,2−ジメチルシクロプロプ−1−イル、2−シアノシクロプロピル、シクロブチル、4−カルボキシシクロブチル、1−シアノシクロブト−1−イル、4−アミノシクロブチル、シクロペンチル、3−アミノシクロヘキシル、4−アミノシクロヘキシル、2−ヒドロキシシクロヘキシル、3−ヒドロキシシクロヘキシル、4−ヒドロキシシクロヘキシル、2−ヒドロキシシクロヘキシル、4−シアノシクロヘキシル、フェニル、2−クロロ−4−シアノフェニル、2−シアノフェニル、3−シアノフェニル、4−シアノフェニル、3−メチルスルホニルフェニル、3−フルオロフェニル、4−メトキシフェニル、ピリジニル、ピリジン−3−イル、6−シアノピリジニル、6−トリフルオロメチルピリジニル、2−シアノピリジン−4−イル、4−シアノピリジン−2−イル、5−シアノピリジン−2−イル、3−フルオロピリジン−5−イル、チアゾール−5−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、1−メチルピラゾール−5−イル、1−メチルピラゾール−4−イル、1−メチルイミダゾール−2−イル、
【化4】
オキセタン−3−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、N−メチルピペリジン−2−イル、N−メチルモルホリン−2−イル、1−メチルピロリジン−2−イル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピペリジノニル、3,3−ジフルオロピロリジン−2−イル、1−イソプロピルピロリジン−2−イル、2−メチルピロリジン−2−イル、1−メチルシアノピロリジン−2−イル、1−シクロブチルピロリジン−2−イル、モルホリニル、ピラン−4−イル、N−メチルピペラジニル、チアゾール−5−イル、イソチアゾール−5−イル、N−エチルピペリジン−2−イル、N−(2−メトキシエチル)ピペリジン−2−イル、N−メチルアゼパン−2−イル、
【化5】
[式中、波線は、式I中の付加点を表す]である、請求項1〜6のいずれか1項の化合物。
【請求項8】
−R1−R2−R3が一緒になって:
【化6−1】
【化6−2】
【化6−3】
【化6−4】
【化6−5】
【化6−6】
【化6−7】
【化6−8】
【化6−9】
【化6−10】
【化6−11】
【化6−12】
【化6−13】
【化6−14】
【化6−15】
である、請求項1〜7のいずれか1項の化合物。
【請求項9】
R4が、水素、メチル、又はFである、請求項1〜8のいずれか1項の化合物。
【請求項10】
R5が、水素、ハロゲン、C1−12アルキル、−(C0−3アルキレン)CN、−(C0−3アルキレン)ORa、−(C0−3アルキレン)NRaRb、−(C0−3アルキレン)C(O)NRaRb、−(C0−3アルキレン)C3−12シクロアルキル、−(C0−3アルキレン)C(O)NRaRb、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)Rb、−(C0−3アルキレン)NRaS(O)1−2Rb、−(C0−3アルキレン)NRaS(O)1−2NRaRb、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2NRaRb、−(C0−3アルキレン)NRaC(O)ORb、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2Raであり、ここでR5は、独立して、ハロゲン、オキソ、−(C0−3アルキレン)CN、−(C0−3アルキレン)ORc、−(C0−3アルキレン)NRcRd、−(C0−3アルキレン)C(O)Rc、−(C0−3アルキレン)C(O)ORc、−(C0−3アルキレン)C(O)NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcC(O)Rd、−(C0−3アルキレン)OC(O)NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcC(O)NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcC(O)ORd、−(C0−3アルキレン)S(O)0−2Rc、−(C0−3アルキレン)NRcS(O)1−2Rd、−(C0−3アルキレン)S(O)1−2NRcRd、−(C0−3アルキレン)NRcS(O)1−2NRcRd、又は(オキソ、−CN、又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい、請求項1〜9のいずれか1項の化合物。
【請求項11】
R5が:
水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シアノ、2−メチルブチル、N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N−(2−メトキシエチル)アミノ、メチルスルホニルアミノメチル、2−(メチルスルホニルアミノ)エチル、シクロプロピルメチル、2−[N−(2−プロピルスルホニル)アミノ]エチル、2−[N−(シクロプロピルスルホニル)−アミノ]エチル、2−(シクロプロピルカルボニルアミノ)エチル、2−(アセチルアミノ)エチル、2−(メトキシメチル−カルボニルアミノ)エチル、シクロペントキシメチル、シクロプロピルメトキシメチル、2,2,2−トリフルオロエトキシメチル、シクロヘキシル、メチルアミノ、2−(N,N−ジメチルアミノカルボニル)エチル、2−(N−アセチル−N−メチルアミノ)エチル、2−(エトキシカルボニルアミノ)エチル、1−ヒドロキシエチル、N−アシルアミノメチル、2−アミノ−1,1−ジフルオロエチル、N,N−ジメチルアミノ、ヒドロキシメチル、メトキシ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノメチル、(2−カルボキシシクロプロピル)(ヒドロキシ)メチル、2−ヒドロキシエチル、アミノカルボニルメチル、メチルアミノカルボニルメチル、エチルアミノカルボニルメチル、1−ヒドロキシプロピル、1,2−ジヒドロキシエチル、N−(2−メチルプロピル)アミノカルボニルメチル、シクロペンチルアミノカルボニルメチル、2−(メトキシカルボニルアミノ)エチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、tert−ブチルアミノカルボニルメチル、シクロブチルアミノカルボニルメチル、2−ヒドロキシエトキシ、イソプロピルアミノカルボニルメチル、N−(N’,N’−ジメチルアミノカルボニルメチル)アミノカルボニルメチル、4,4−ジフルオロシクロヘキシル−アミノカルボニルメチル、2,2−ジフルオロエチルアミノカルボニルメチル、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノカルボニルメチル、シクロペンチルメチル、N−シクロペンチル−N−メチルアミノカルボニルメチル、2−アミノ−1,1−ジフルオロエチル、3−ピリジル、モルホリノメチル、モルホリノカルボニルメチル、2−シアノ−2−メチルエチル、トリフルオロメチル、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル、1−(N−イソプロピルアミノカルボニル)エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、N−(メチルスルホニル)−N−メチルアミノメチル、ジフルオロメチル、2−(2−ブチルスルホニルアミノ)エチル、2−(4−フルオロフェニルカルボニルアミノ)エチル、2−(シクロブチルカルボニル−アミノ)エチル、2−(2−メチルブタノイルアミノ)エチル、2−(ベンゾイルアミノ)エチル、2,2−ジフルオロシクロプロピル、3−シアノベンジル、2−メチルプロポキシメチル、2−シクロプロピルエチル、3−ピリジルメチル、メチルスルホニルメチル、エトキシカルボニルアミノメチル、3−ピリジルカルボニルアミノメチル、イソプロピルスルホニルアミノメチル、2−ピリジルカルボニルアミノメチル、シクロプロピルスルホニル−アミノメチル、シクロペンチルスルホニルアミノメチル、2−メチルプロパノイルアミノメチル、シクロプロピルカルボニルアミノメチル、2−フルオロベンゾイルアミノメチル、3−フルオロベンゾイルアミノメチル、1−メチルプロピルスルホニルアミノメチル、2−メチルプロピルスルホニルアミノメチル、メトキシアセチルアミノメチル、エチルスルホニルアミノメチル、2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル−アミノ)エチル、2−(2,2−ジフルオロシクロプロピルカルボニルアミノ)エチル、フルオロメチル、2−ヒドロキシエチルアミノ、2−メトキシエチルアミノ、1−アミノエチル、2−(エチルスルホニルアミノ)エチル、2,2−ジメチルプロポキシメチル、1−メトキシエチル、tert−ブチルスルホニルアミノメチル、2,2,2−トリフルオロエチル−アミノメチル、
【化7−1】
【化7−2】
[式中、波線は、式I中の付加点を表す]である、請求項1〜10のいずれか1項の化合物。
【請求項12】
R6が、独立して、オキソ、ハロゲン、−CN、−C(O)Ra、−C(O)ORa、−NRaC(O)Rb、−C(O)NRaRb、−NRaC(O)NRaRb、−OC(O)NRaRb、−NRaC(O)ORb、−S(O)1−2Ra、−NRaS(O)2Rb、−S(O)2NRaRb、−ORa、−SRa、−NRaRb、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、3〜7員ヘテロシクリル、又はC6−14アリールであり、そしてここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びアリールは、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORc、−SRc、−NRcRd、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい、請求項1〜11のいずれか1項の化合物。
【請求項13】
それぞれのRa及びRbが、独立して、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−C3−6シクロアルキル、−3〜12員ヘテロシクリル、−C(O)3〜12員ヘテロシクリル、又は−C6−14アリール{ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びアリールは、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORe、−NReRf、−C(O)Rg、−C(O)ORg、−C(O)NRgRh、−NRgC(O)Rh、−OC(O)NRgRh、−NRgC(O)NRgRh、−NRgC(O)ORh、−S(O)1−2Rg、−NRgS(O)1−2Rh、−S(O)1−2NRgRh、−NRgS(O)1−2NRgRh、C3−6シクロアルキル、3〜6員ヘテロシクリル、フェニル、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−3アルキルによって置換されていてもよい}であるか又はそれらが付く原子と一緒になって、オキソ、ハロゲン、−C(O)C1−6アルキル、又は(オキソ、ハロゲン、ORg、又はNRgNRhによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい3〜6員ヘテロシクリルを形成する、請求項1〜12のいずれか1項の化合物。
【請求項14】
それぞれのRc及びRdが、独立して、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−C3−6シクロアルキル、−3〜12員ヘテロシクリル、−C(O)3〜12員ヘテロシクリル、又は−C6−14アリール{ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びアリールは、独立して、ハロゲン、オキソ、−CN、−ORg、−NRgRh、−C(O)Rg、−C(O)ORg、−C(O)NRgRh、−NRgC(O)Rh、−OC(O)NRgRh、−NRgC(O)NRgRh、−NRgC(O)ORh、−S(O)1−2Rg、−NRgS(O)1−2Rh、−S(O)1−2NRgRh、−NRgS(O)1−2NRgRh、C3−6シクロアルキル、3〜6員ヘテロシクリル、フェニル、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい}であるか又はそれらが付く原子と一緒になって、オキソ、ハロゲン、−C(O)C1−6アルキル、又は(オキソ又はハロゲンによって置換されていてもよい)C1−6アルキルによって置換されていてもよい3〜6員ヘテロシクリルを形成する、請求項1〜13のいずれか1項の化合物。
【請求項15】
それぞれのRe、Rf、Rg、Rhが、独立して、ハロゲン又はオキソによって置換されていてもよい、水素、メチル、エチル、プロピル、又はイソプロピルである、請求項1〜14のいずれか1項の化合物。
【請求項16】
実施例1〜1014より選択される、請求項1の化合物。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれか1項の化合物、その立体異性体、互変異性体、又は医薬的に許容される塩と医薬的に許容される担体、アジュバント、又は媒体(vehicle)を含んでなる医薬組成物。
【請求項18】
医薬品としての使用のための、請求項1〜16のいずれか1項の化合物、その立体異性体、互変異性体、プロドラッグ、又は医薬的に許容される塩。
【請求項19】
免疫学的疾患を治療するときの医薬品としての使用のための、請求項1〜16のいずれか1項の化合物、その立体異性体、互変異性体、プロドラッグ、又は医薬的に許容される塩。
【請求項20】
関節リウマチ、喘息、全身性紅斑性狼瘡、乾癬、IBD、及び移植拒絶より選択される免疫学的疾患を治療するときの医薬品としての使用のための、請求項1〜16のいずれか1項の化合物、その立体異性体、互変異性体、プロドラッグ、又は医薬的に許容される塩。
【請求項21】
JAK1キナーゼ活性の阻害に反応する疾患、特に免疫学的疾患、より特別には、関節リウマチ、喘息、全身性紅斑性狼瘡、乾癬、IBD、及び移植拒絶より選択される免疫学的疾患の治療用医薬品の製造における、請求項1〜16のいずれか1項の化合物、その立体異性体、互変異性体、プロドラッグ、又は医薬的に許容される塩の使用。
【請求項22】
本明細書に実質的に記載されるような新規の化合物、製法、方法、及び使用。
【公表番号】特表2013−517220(P2013−517220A)
【公表日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−547522(P2012−547522)
【出願日】平成23年1月11日(2011.1.11)
【国際出願番号】PCT/EP2011/050239
【国際公開番号】WO2011/086053
【国際公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年1月11日(2011.1.11)
【国際出願番号】PCT/EP2011/050239
【国際公開番号】WO2011/086053
【国際公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】
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