上半身テント
本発明は、上半身を局部的に保護するテントに関し、構成の特徴は、体の上半身の局部的に保護するためのテントにおいて、前記体の上半身を収容することができる内部空間を有し、支持部材によって半球形状を維持し、表面に防虫網が設置されている本体と、前記本体のいずれか一側に通じるように延長して設置され、終端には密閉手段を有する開口部を備えることを特徴とし、このような本発明は、既存のテントの構造を改善し、上半身を局部的に収容できるようにコンパクトな構造に製造することで、運搬及び収納のための携帯が便利であり、特に、野外で釣りのようなレジャースポーツを楽しむ際に上着を脱いだ上体で狭いスペースで休憩や睡眠をとるとき、蚊、ハエのような害虫から上体を安全に保護できるという効果がある。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、上半身を局部的に保護するテントに関する。
【0002】
本発明は、上半身テントに関し、より詳細には、既存のテント構造を改善し、体の上半身だけを局部的に収容できるようにコンパクトな構造に製造することにより、運搬及び収納するとき携帯が便利であり、特に、野外で釣りのようなレジャースポーツを楽しむ際、上着を脱いだ状態で狭いスペースで休憩や睡眠をとるときに蚊やハエのような害虫から体の上半身を安全に保護できるようにした上半身テントに関する。
【背景技術】
【0003】
近年、経済と文化が発達し、現代人の生活に余裕が生まれ、豊かになっていくことにより、余暇を利用して身体的、精神的健康のために活動する人々が年々増えている。特に、宿泊なしに複雑な都市を抜けて自由を楽しむ旅行、釣り、登山等のようなレジャースポーツが好まれている。
【0004】
釣りのようなレジャースポーツは、湖、川、海等で老若男女、誰もが楽しめる静的な野外活動で、雑念を捨てて精神修養もでき、精神的安静とともに心身の疲労を解消するのに役立ち、さらに、魚が釣り針をくわえて引っ張るときの快感に魅了され、季節、昼や夜を問わず不泊で釣を楽しむマニヤが急増している。
【0005】
なお、マニヤの釣り人は、睡眠時間が不規則であり、主に日差しの強い時間(例えば、13〜15時頃)、あるいは自分の体の調子を考えて睡眠をとって休憩をする。しかし、湖、川、海などに生息する野生の蚊、アリ、ハエのような害虫に邪魔されて睡眠不足になり、集中力が低下し、疲労がたまって釣をちゃんと楽しめなくなるという問題が多く発生している。
【0006】
このため、釣り人は、釣に出かけるときに必ず超音波退治器を用意したり、殺虫剤のような薬品を腕、足、首等、露出部に塗って害虫から体を保護したりもしているが、このような超音波退治器や退治薬品は、害虫が耐性を持つようになり効果が一時的であり、継続的な効果を期待することは難しい。そして、体に塗る退治薬品の場合には、釣り人に不快感を与えるので好まれない。このようなことで、殆どの釣り人は、暑い夏にもかかわらずシュートや釣り服を着たまま睡眠をとる場合が多い。
【0007】
そこで一部の釣り人は、釣りに出かける際に、テントを携帯して設置することで、野生の蚊、アリ、ハエのような害虫から体を保護すると同時に、安楽な空間で休憩したり、睡眠をとっている。ところが、海釣りの場合、大概、干潟の岩のような狭いスペースで潮の流れにあわせて随時場所を移動する必要があるため、テントの設置及び解体が煩わしく、スペース不足でテントの設置も不可能な場合が多いという問題があり、害虫に無防備状態で露出している釣り人の体を保護するための対策が至急に必要である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、より詳細には、既存のテントの構造を改善し、体の上半身だけを局部的に収容できるようにしたコンパクトな構造に製造することで、運搬及び収納するとき携帯が便利であり、特に、野外で釣りのようなレジャースポーツを楽しむ際、上着を脱いだ状態で狭いスペースで休憩及び睡眠をとるとき、蚊、ハエのような害虫から上体を安全に保護する上半身テントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するためになされた本発明は、体の上半身を局部的に保護するためのテントにおいて、前記体の上半身を収容することができる内部空間を有し、支持部材により半球形状を維持し、表面に防虫網が設置されている本体、及び前記本体のいずれか一側に通じるように延長して設置され、終端には密閉手段を有する開口部を含むことを特徴とする。
【0010】
前記支持部材は、少なくとも一つ以上に分離製造され、前記分離された支持部材の互いに対面する終端に締結管を設置して互いに連結することを特徴とする。
【0011】
前記支持部材は、少なくとも一つ以上に分離製造され、前記分離された支持部材の互いに対面する終端にストップ溝とストップピンによって等角回動する回転板を設置し、前記回転板はヒンジを軸として結合し、折り畳み可能に連結することを特徴とする。
【0012】
前記本体に設置された防虫網に隣接して横方向または流線型のうちのいずれか一つで形成されるジッパーが設けられていることを特徴とする。
【0013】
前記開口部の終端に設置される密閉手段は、ゴムのような弾性バンド、または固定部材を有する固定バンドのうちのいずれか一つであることを特徴とする。
【0014】
前記本体の底面は、四角形状、梯形状、六角形状のうちのいずれか一つの形状に形成されることを特徴とする。
【0015】
前記本体の上部を収容するように下部が開口する半球形態の日除け幕をさらに設けることを特徴とする。
【0016】
前記本体の底面に隣接して下部面に密着突出部を有する補助幕をさらに設けることを特徴とする。
【0017】
前記支持部材の終端には段部を有する結合部材を設置し、前記結合部材の段部にはいずれか一側に開放し、所定のテンションを有する固定クリップを着脱可能に設けることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明による上半身テントを全体的に示す斜視図である。図2及び図3は、本発明による上半身テントの使用状態を示す図である。
【0020】
図示するように、本発明は、上半身を局部的に保護するテントに関するものである。このような本発明のテントは、コンパクトなサイズに製造され、身体の上半身だけを局部的に保護する構造であって、本体10、支持部材12、防虫網14、開口部20等を有して構成されていることを特徴とする。
【0021】
本発明による本体10は、支持部材12により半球形状に維持され、表面に防虫網14が設置され、内部空間が開放されている。また、前記本体10は、防水性、耐久性に優れているナイロン、ビニロン、テトロンのような素材を使用し、大人の上半身を収容した状態で腕や頭部が本体に接触しない範囲で最小幅に製造されており、前記支持部材12により、内部が空いている中空の半球形状に支持されている。
【0022】
前記支持部材12は、柔軟性、弾力性に優れているファイバーグラスのような素材で製造され、連結片10aに挿入された状態で両端が本体10の角部の位置に固定されている。これについて図4を参照して後で詳細に説明する。また、前記連結片10aは、本体上で互いに交差または交互に突出し、中央が切開されて支持部材12を収容する。これによって支持部材12の弾性力が連結片10aを通じて本体10をアーチ構造に引っ張って半球形状が維持される。
【0023】
このとき、前記支持部材12は、本体10を携帯及び収納時に最小サイズにたたむことができるように分割製造することで折り畳み可能に形成される。これについて図5及び図6を参照して後で詳細に説明する。
【0024】
そして、前記本体10は、内部空間が外部に開放するように防虫網14を備える。前記防虫網14は、本体12の内部空間に通風が円滑にできるように切開された開放部10bに仕上げ処理を施した網であって、空気は循環するが、蚊、ハエ等のような害虫の侵入を防止する役目をする。このようなことから、防虫網14は、空気の循環をより円滑にするため、本体10の全体的な耐久性を考慮してできるだけ広幅に製造することが好ましい。
【0025】
このとき、前記防虫網14の縁部、つまり本体10と防虫網14の境界部に隣接してジッパー40を形成し、開閉方式で本体10の内部空間を開閉しており、これについて図7及び図8を参照して後で詳細に説明する。
【0026】
また、本発明による開口部20は、本体10の内部空間と通じるように一側に延長され、終端に密閉手段を有する。前記開口部20は、体の上半身を本体10の内部に収容できるように開放された出入口であって、本体10と同一の素材を利用して両端が開放された中空の筒形態に形成するか、あるいは製造の便宜上、別に製造して裁縫する。
【0027】
さらに、前記開口部20の開閉を制御する密閉手段を終端に備えており、上半身が収容された状態で本体10の内部の機密性を維持することができる。これについて図9及び図10を参照して後に詳細に説明する。
【0028】
図4は、本発明による支持部材と本体の結合例を示す分離斜視図である。
【0029】
図示するように、前記本体10の角部位置に固定される上記支持部材12の終端には段部16aを有する結合部材16を設置し、前記結合部材16の段部16aにはいずれか一側が開放し、所定のテンションを有する固定クリップ18が着脱可能に設置されており、本体10の角部に固定されている前記支持部材12が分離することを防止する。ここで、前記支持部材12の終端に設置される結合部材16は、前記支持部材12の製造過程で一体型に固定することが好ましい。
【0030】
図5及び図6は、本発明による支持部材の実施例を示す図である。
【0031】
図示するように、前記支持部材12は、分割製造され、互いに対面する終端に締結管30を設置したり、あるいはヒンジ(H)を軸として連結され、ストップ溝32aとストップピン32a´によって等角回動する回転板(32、32´)等に取り付けられ、折り畳み可能に設置される。
【0032】
図5は、前記支持部材12を2段に分割製造し、互いに対面する終端に締結管30が設置された構成図であり、前記締結管30は、内部が空いたパイプであって、一端に支持部材12の終端が所定の幅だけ挿入固定された状態で、他端にまた他の支持部材12の終端が着脱可能なように挿入される。このような上半身テントを設置する際において、互いに対応する一対からなる支持部材12を下方向に加圧し、締結管30に支持部材12の終端を挿入すれば設置が完了する。
【0033】
図6は、互いに対面する支持部材12の終端にヒンジ(H)を軸としてストップ溝32aとストップピン32a´によって等角回転する一対の回転板(32、32´)等が取り付けられた構成を示している。前記回転板(32、32´)は、支持部材12の終端にそれぞれ取り付けられ、互いに面接触した状態でヒンジ(H)を軸として回動可能に設置される。
【0034】
前記ヒンジ(H)は、弾性スプリング(S)と共に介在され、一対の回転板(32、32´)を密着した状態で設置するが、回転板32´は、ヒンジ(H)の終端に噛み合ってC形状に位置固定される。このとき、回転板32上にヒンジ(H)を中心に一定の等角が維持されるように複数のストップ溝32a´が貫通し、これと対応する回転板32´上にストップピン32a´が突出している。これによってヒンジ(H)を押して回転板(32、32´)の間の間隔を一定に維持した後、支持部材12を回動してストップ溝32a上にストップピン32a´が噛み合って位置固定される方式で折り畳まれる。
【0035】
このように、前記支持部材12が締結管30やヒンジ(H)を軸として回動し、ストップ溝32aとストップピン32a´によって位置固定される回転板(32、32´)によって簡単に折り畳むことが可能になり、上半身テントの設置及び解体を迅速に行うことができると同時に、サイズを最小化し、上半身テントの運搬及び携帯が便利であるという効果が得られる。
【0036】
図7と図8は、本発明によるジッパーの実施例を示す図である。
【0037】
図示するように、前記本体10の防虫網14に隣接して横方向または流線型にジッパー40が設置される。図7は、防虫網14の縁部、つまり本体10の側面開放部10bに隣接するようにジッパー40を横方向に設置した構成図であり、図8は、防虫網14の縁部に沿ってジッパー40を流線型に設置した状態を示す図である。
【0038】
この場合、図7に示すように、本体10の側面に横方向に設置されるジッパー40は、使用者が上半身テント内で休憩や睡眠をとる間、上半身テントの外部に置かれている物(例えば、飲み物を取るとき等)を便利に使用できるように設置し、図8に示すように、防虫網14が全体的に開閉するように流線型に設置されたジッパー40は、子供、愛玩動物の出入りが可能で、野外でピクニックや休暇を楽しむ際、蚊、ハエ、アリのような害虫から免疫性の弱い子供や愛玩動物を保護する用途として使用される。
【0039】
図9及び図10は、本発明による密閉手段の実施例を示す図である。
【0040】
図示するように、前記密閉手段は、開口部20の終端にゴムのような弾性バンド50を挿入したり、固定部材52aとともに固定バンド52が介在される。図9は、開口部20の終端に弾性バンド50が挿入された構成図であり、図10は、固定部材52aによって間隔調節される固定バンド52を開口部20の終端に介在した構成図である。これにより、使用者の上半身が開口部20を通じて本体10の内部に収容された状態で密閉手段により開口部20の終端を腰や骨盤の位置で密着して締めることで、本体10の内部の機密性が強化し、蚊、ハエのような害虫の侵入をより防止できる。
【0041】
本発明による上半身テントを使用する際には、まず本体10を広げ、互いに対応する一対の支持部材12を下方向に加圧し、締結管30や回転板(32、32´)を通じて位置固定すれば、本体10が中空の半球形態、つまり半球形状に維持される。次に、本体10を持ち上げて上着を着るように開口部20の終端を締めると、上半身テントの着用が完了する。このような状態で、干潟の岩の坂、岩の隙間等にもたれたり横になって休憩や睡眠をとることができる。
【0042】
さらに、上半身テント内で休憩、睡眠をとってるときに喉が渇いたり、上半身テントの外部に置かれた物が必要な場合には、ジッパー40を開けて腕を伸ばして飲み物を飲んだり、必要な物を取ることができる。また、休憩や睡眠の後に、場所を移動したり、家に帰るときには、上述したような上半身テントの設置方式を逆順に行い、一対の支持部材12だけを分離または畳むことで、上半身テントの解体が完了する。
【0043】
このように、上半身テントの設置及び解体が迅速且つ簡単にできるので、携帯及び運搬が容易であると同時に、狭いスペースでも上半身テントを着用した状態で、図2及び図3のように、地面や岩にもたれて休憩や睡眠をとることができるという効果がある。
【0044】
図11〜図13は、本発明による本体の下部面に対する様々な変形例を示す図である。
【0045】
図示するように、前記本体10の底面の形状は四角形状、梯形状、六角形状等、多様な形状に製造できる。図11は、本体10の底面の形状が四角構造からなる状態を示す。図12は、梯形状に製造された本体10の底面を示す図である。図13は、六角形態の底面を有する本体10を示す図である。
【0046】
このように、本発明による前記本体10の底面の形状は、四角形状、梯形状、六角形状等のように様々な形状に製造できるが、製造上の作業性、使用の便利性等を考慮して四角形状や梯形状に製造することが好ましい。このとき、梯形状の底面を有する本体10は、使用者が腕を少し伸ばした状態で休憩や睡眠をとる場合の空間活用度が高いと言う利点がある。
【0047】
図14は、本発明による本体の上部に日除け幕を設置した状態を示す斜視図である。
【0048】
図示するように、前記本体10の上部を収容するように下部が開放した半球形態の日除け幕60を備える。前記日除け幕60は、本体10と同一の素材を使用するが、表面に紫外線遮断及び防水処理を施し、本体10の上部形状と同一のアーチ形態に製造する。このような日除け幕60は、本体10の上部を収容するように覆う状態で終端がスナップボタン、マジックテープ(登録商標)等のような結束部材(J)によって本体10の角部に固定される。これにより、日陰のない場所で休憩や睡眠をとる場合、日除け幕60を本体10の上部に設置することで日差しを遮断し、また、雨のときには雨水の浸透を防止し、より安楽で快適に休める休憩空間が提供できる。
【0049】
図15は、本発明による本体の底面に補助幕が設置された状態を示す斜視図である。
【0050】
図示するように、前記本体10の底面に隣接して下部面に密着突起70aが形成される補助幕70を備える。前記補助幕70は、本体10の底面と同一の形状に製造し、角部にスナップボタン、マジックテープ(登録商標)等のような結束部材(J)を有する。このような補助幕70は、本体10の底面に隣接して結束部材(J)を通じて着脱可能に取り付けられ、底面に密着突起70aが形成されている。密着突起70aは、ゴムのような軟質の密着性に優れた素材を一定間隔で塗布し、滑り止めの効果を与えることにより、上半身テントを着用した状態で干潟の岩、岩の隙間等にまたれて休憩や睡眠をとるとき、補助幕70の密着突起70aによって流動が防止でき、安全性が向上するという効果がある。
【0051】
ここで、前記補助幕70は、本体10の底面に位置しており、下部面が主に地面や干潟の岩等と摩擦するため、比較的に硬質の素材で製造し、さらに、地面から水分が浸透するのを遮断するために表面を防水処理することが好ましい。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、既存のテントの構造を改善し、上半身を局部的に収容できるようにコンパクトな構造に製造することで、運搬及び収納するときの携帯が便利であり、特に、野外で釣りのようなレジャースポーツを楽しむ際に上着を脱いだ状態で狭いスペースで休憩や睡眠をとるとき、蚊、ハエのような害虫から上体を安全に保護できるという効果がある。
【0053】
本発明は、上述の実施例に限られるものではない。本発明の思想及び範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更及び修正することが可能であることは、該当技術分野で通常の知識を有する者に自明なことである。従って、そのような修正例または変更例等は、本発明の特許請求の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明による上半身テントを全体的に示す斜視図。
【図2】本発明による上半身テントの使用状態を示す図。
【図3】本発明による上半身テントの使用状態を示す図。
【図4】本発明による支持部材と本体の結合例を示す分離斜視図。
【図5】本発明による支持部材の実施例を示す図。
【図6】本発明による支持部材の実施例を示す図。
【図7】本発明によるジッパーの実施例を示す図。
【図8】本発明によるジッパーの実施例を示す図。
【図9】本発明による密閉手段の実施例を示す図。
【図10】本発明による密閉手段の実施例を示す図。
【図11】本発明による本体の底面に対する様々な変形例を示す図。
【図12】本発明による本体の底面に対する様々な変形例を示す図。
【図13】本発明による本体の底面に対する様々な変形例を示す図。
【図14】本発明による本体の上部に日除け幕が設置された状態を示す斜視図。
【図15】本発明による本体の底面に補助幕が設置された状態を示す斜視図。
【技術分野】
【0001】
本発明は、上半身を局部的に保護するテントに関する。
【0002】
本発明は、上半身テントに関し、より詳細には、既存のテント構造を改善し、体の上半身だけを局部的に収容できるようにコンパクトな構造に製造することにより、運搬及び収納するとき携帯が便利であり、特に、野外で釣りのようなレジャースポーツを楽しむ際、上着を脱いだ状態で狭いスペースで休憩や睡眠をとるときに蚊やハエのような害虫から体の上半身を安全に保護できるようにした上半身テントに関する。
【背景技術】
【0003】
近年、経済と文化が発達し、現代人の生活に余裕が生まれ、豊かになっていくことにより、余暇を利用して身体的、精神的健康のために活動する人々が年々増えている。特に、宿泊なしに複雑な都市を抜けて自由を楽しむ旅行、釣り、登山等のようなレジャースポーツが好まれている。
【0004】
釣りのようなレジャースポーツは、湖、川、海等で老若男女、誰もが楽しめる静的な野外活動で、雑念を捨てて精神修養もでき、精神的安静とともに心身の疲労を解消するのに役立ち、さらに、魚が釣り針をくわえて引っ張るときの快感に魅了され、季節、昼や夜を問わず不泊で釣を楽しむマニヤが急増している。
【0005】
なお、マニヤの釣り人は、睡眠時間が不規則であり、主に日差しの強い時間(例えば、13〜15時頃)、あるいは自分の体の調子を考えて睡眠をとって休憩をする。しかし、湖、川、海などに生息する野生の蚊、アリ、ハエのような害虫に邪魔されて睡眠不足になり、集中力が低下し、疲労がたまって釣をちゃんと楽しめなくなるという問題が多く発生している。
【0006】
このため、釣り人は、釣に出かけるときに必ず超音波退治器を用意したり、殺虫剤のような薬品を腕、足、首等、露出部に塗って害虫から体を保護したりもしているが、このような超音波退治器や退治薬品は、害虫が耐性を持つようになり効果が一時的であり、継続的な効果を期待することは難しい。そして、体に塗る退治薬品の場合には、釣り人に不快感を与えるので好まれない。このようなことで、殆どの釣り人は、暑い夏にもかかわらずシュートや釣り服を着たまま睡眠をとる場合が多い。
【0007】
そこで一部の釣り人は、釣りに出かける際に、テントを携帯して設置することで、野生の蚊、アリ、ハエのような害虫から体を保護すると同時に、安楽な空間で休憩したり、睡眠をとっている。ところが、海釣りの場合、大概、干潟の岩のような狭いスペースで潮の流れにあわせて随時場所を移動する必要があるため、テントの設置及び解体が煩わしく、スペース不足でテントの設置も不可能な場合が多いという問題があり、害虫に無防備状態で露出している釣り人の体を保護するための対策が至急に必要である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、より詳細には、既存のテントの構造を改善し、体の上半身だけを局部的に収容できるようにしたコンパクトな構造に製造することで、運搬及び収納するとき携帯が便利であり、特に、野外で釣りのようなレジャースポーツを楽しむ際、上着を脱いだ状態で狭いスペースで休憩及び睡眠をとるとき、蚊、ハエのような害虫から上体を安全に保護する上半身テントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するためになされた本発明は、体の上半身を局部的に保護するためのテントにおいて、前記体の上半身を収容することができる内部空間を有し、支持部材により半球形状を維持し、表面に防虫網が設置されている本体、及び前記本体のいずれか一側に通じるように延長して設置され、終端には密閉手段を有する開口部を含むことを特徴とする。
【0010】
前記支持部材は、少なくとも一つ以上に分離製造され、前記分離された支持部材の互いに対面する終端に締結管を設置して互いに連結することを特徴とする。
【0011】
前記支持部材は、少なくとも一つ以上に分離製造され、前記分離された支持部材の互いに対面する終端にストップ溝とストップピンによって等角回動する回転板を設置し、前記回転板はヒンジを軸として結合し、折り畳み可能に連結することを特徴とする。
【0012】
前記本体に設置された防虫網に隣接して横方向または流線型のうちのいずれか一つで形成されるジッパーが設けられていることを特徴とする。
【0013】
前記開口部の終端に設置される密閉手段は、ゴムのような弾性バンド、または固定部材を有する固定バンドのうちのいずれか一つであることを特徴とする。
【0014】
前記本体の底面は、四角形状、梯形状、六角形状のうちのいずれか一つの形状に形成されることを特徴とする。
【0015】
前記本体の上部を収容するように下部が開口する半球形態の日除け幕をさらに設けることを特徴とする。
【0016】
前記本体の底面に隣接して下部面に密着突出部を有する補助幕をさらに設けることを特徴とする。
【0017】
前記支持部材の終端には段部を有する結合部材を設置し、前記結合部材の段部にはいずれか一側に開放し、所定のテンションを有する固定クリップを着脱可能に設けることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明による上半身テントを全体的に示す斜視図である。図2及び図3は、本発明による上半身テントの使用状態を示す図である。
【0020】
図示するように、本発明は、上半身を局部的に保護するテントに関するものである。このような本発明のテントは、コンパクトなサイズに製造され、身体の上半身だけを局部的に保護する構造であって、本体10、支持部材12、防虫網14、開口部20等を有して構成されていることを特徴とする。
【0021】
本発明による本体10は、支持部材12により半球形状に維持され、表面に防虫網14が設置され、内部空間が開放されている。また、前記本体10は、防水性、耐久性に優れているナイロン、ビニロン、テトロンのような素材を使用し、大人の上半身を収容した状態で腕や頭部が本体に接触しない範囲で最小幅に製造されており、前記支持部材12により、内部が空いている中空の半球形状に支持されている。
【0022】
前記支持部材12は、柔軟性、弾力性に優れているファイバーグラスのような素材で製造され、連結片10aに挿入された状態で両端が本体10の角部の位置に固定されている。これについて図4を参照して後で詳細に説明する。また、前記連結片10aは、本体上で互いに交差または交互に突出し、中央が切開されて支持部材12を収容する。これによって支持部材12の弾性力が連結片10aを通じて本体10をアーチ構造に引っ張って半球形状が維持される。
【0023】
このとき、前記支持部材12は、本体10を携帯及び収納時に最小サイズにたたむことができるように分割製造することで折り畳み可能に形成される。これについて図5及び図6を参照して後で詳細に説明する。
【0024】
そして、前記本体10は、内部空間が外部に開放するように防虫網14を備える。前記防虫網14は、本体12の内部空間に通風が円滑にできるように切開された開放部10bに仕上げ処理を施した網であって、空気は循環するが、蚊、ハエ等のような害虫の侵入を防止する役目をする。このようなことから、防虫網14は、空気の循環をより円滑にするため、本体10の全体的な耐久性を考慮してできるだけ広幅に製造することが好ましい。
【0025】
このとき、前記防虫網14の縁部、つまり本体10と防虫網14の境界部に隣接してジッパー40を形成し、開閉方式で本体10の内部空間を開閉しており、これについて図7及び図8を参照して後で詳細に説明する。
【0026】
また、本発明による開口部20は、本体10の内部空間と通じるように一側に延長され、終端に密閉手段を有する。前記開口部20は、体の上半身を本体10の内部に収容できるように開放された出入口であって、本体10と同一の素材を利用して両端が開放された中空の筒形態に形成するか、あるいは製造の便宜上、別に製造して裁縫する。
【0027】
さらに、前記開口部20の開閉を制御する密閉手段を終端に備えており、上半身が収容された状態で本体10の内部の機密性を維持することができる。これについて図9及び図10を参照して後に詳細に説明する。
【0028】
図4は、本発明による支持部材と本体の結合例を示す分離斜視図である。
【0029】
図示するように、前記本体10の角部位置に固定される上記支持部材12の終端には段部16aを有する結合部材16を設置し、前記結合部材16の段部16aにはいずれか一側が開放し、所定のテンションを有する固定クリップ18が着脱可能に設置されており、本体10の角部に固定されている前記支持部材12が分離することを防止する。ここで、前記支持部材12の終端に設置される結合部材16は、前記支持部材12の製造過程で一体型に固定することが好ましい。
【0030】
図5及び図6は、本発明による支持部材の実施例を示す図である。
【0031】
図示するように、前記支持部材12は、分割製造され、互いに対面する終端に締結管30を設置したり、あるいはヒンジ(H)を軸として連結され、ストップ溝32aとストップピン32a´によって等角回動する回転板(32、32´)等に取り付けられ、折り畳み可能に設置される。
【0032】
図5は、前記支持部材12を2段に分割製造し、互いに対面する終端に締結管30が設置された構成図であり、前記締結管30は、内部が空いたパイプであって、一端に支持部材12の終端が所定の幅だけ挿入固定された状態で、他端にまた他の支持部材12の終端が着脱可能なように挿入される。このような上半身テントを設置する際において、互いに対応する一対からなる支持部材12を下方向に加圧し、締結管30に支持部材12の終端を挿入すれば設置が完了する。
【0033】
図6は、互いに対面する支持部材12の終端にヒンジ(H)を軸としてストップ溝32aとストップピン32a´によって等角回転する一対の回転板(32、32´)等が取り付けられた構成を示している。前記回転板(32、32´)は、支持部材12の終端にそれぞれ取り付けられ、互いに面接触した状態でヒンジ(H)を軸として回動可能に設置される。
【0034】
前記ヒンジ(H)は、弾性スプリング(S)と共に介在され、一対の回転板(32、32´)を密着した状態で設置するが、回転板32´は、ヒンジ(H)の終端に噛み合ってC形状に位置固定される。このとき、回転板32上にヒンジ(H)を中心に一定の等角が維持されるように複数のストップ溝32a´が貫通し、これと対応する回転板32´上にストップピン32a´が突出している。これによってヒンジ(H)を押して回転板(32、32´)の間の間隔を一定に維持した後、支持部材12を回動してストップ溝32a上にストップピン32a´が噛み合って位置固定される方式で折り畳まれる。
【0035】
このように、前記支持部材12が締結管30やヒンジ(H)を軸として回動し、ストップ溝32aとストップピン32a´によって位置固定される回転板(32、32´)によって簡単に折り畳むことが可能になり、上半身テントの設置及び解体を迅速に行うことができると同時に、サイズを最小化し、上半身テントの運搬及び携帯が便利であるという効果が得られる。
【0036】
図7と図8は、本発明によるジッパーの実施例を示す図である。
【0037】
図示するように、前記本体10の防虫網14に隣接して横方向または流線型にジッパー40が設置される。図7は、防虫網14の縁部、つまり本体10の側面開放部10bに隣接するようにジッパー40を横方向に設置した構成図であり、図8は、防虫網14の縁部に沿ってジッパー40を流線型に設置した状態を示す図である。
【0038】
この場合、図7に示すように、本体10の側面に横方向に設置されるジッパー40は、使用者が上半身テント内で休憩や睡眠をとる間、上半身テントの外部に置かれている物(例えば、飲み物を取るとき等)を便利に使用できるように設置し、図8に示すように、防虫網14が全体的に開閉するように流線型に設置されたジッパー40は、子供、愛玩動物の出入りが可能で、野外でピクニックや休暇を楽しむ際、蚊、ハエ、アリのような害虫から免疫性の弱い子供や愛玩動物を保護する用途として使用される。
【0039】
図9及び図10は、本発明による密閉手段の実施例を示す図である。
【0040】
図示するように、前記密閉手段は、開口部20の終端にゴムのような弾性バンド50を挿入したり、固定部材52aとともに固定バンド52が介在される。図9は、開口部20の終端に弾性バンド50が挿入された構成図であり、図10は、固定部材52aによって間隔調節される固定バンド52を開口部20の終端に介在した構成図である。これにより、使用者の上半身が開口部20を通じて本体10の内部に収容された状態で密閉手段により開口部20の終端を腰や骨盤の位置で密着して締めることで、本体10の内部の機密性が強化し、蚊、ハエのような害虫の侵入をより防止できる。
【0041】
本発明による上半身テントを使用する際には、まず本体10を広げ、互いに対応する一対の支持部材12を下方向に加圧し、締結管30や回転板(32、32´)を通じて位置固定すれば、本体10が中空の半球形態、つまり半球形状に維持される。次に、本体10を持ち上げて上着を着るように開口部20の終端を締めると、上半身テントの着用が完了する。このような状態で、干潟の岩の坂、岩の隙間等にもたれたり横になって休憩や睡眠をとることができる。
【0042】
さらに、上半身テント内で休憩、睡眠をとってるときに喉が渇いたり、上半身テントの外部に置かれた物が必要な場合には、ジッパー40を開けて腕を伸ばして飲み物を飲んだり、必要な物を取ることができる。また、休憩や睡眠の後に、場所を移動したり、家に帰るときには、上述したような上半身テントの設置方式を逆順に行い、一対の支持部材12だけを分離または畳むことで、上半身テントの解体が完了する。
【0043】
このように、上半身テントの設置及び解体が迅速且つ簡単にできるので、携帯及び運搬が容易であると同時に、狭いスペースでも上半身テントを着用した状態で、図2及び図3のように、地面や岩にもたれて休憩や睡眠をとることができるという効果がある。
【0044】
図11〜図13は、本発明による本体の下部面に対する様々な変形例を示す図である。
【0045】
図示するように、前記本体10の底面の形状は四角形状、梯形状、六角形状等、多様な形状に製造できる。図11は、本体10の底面の形状が四角構造からなる状態を示す。図12は、梯形状に製造された本体10の底面を示す図である。図13は、六角形態の底面を有する本体10を示す図である。
【0046】
このように、本発明による前記本体10の底面の形状は、四角形状、梯形状、六角形状等のように様々な形状に製造できるが、製造上の作業性、使用の便利性等を考慮して四角形状や梯形状に製造することが好ましい。このとき、梯形状の底面を有する本体10は、使用者が腕を少し伸ばした状態で休憩や睡眠をとる場合の空間活用度が高いと言う利点がある。
【0047】
図14は、本発明による本体の上部に日除け幕を設置した状態を示す斜視図である。
【0048】
図示するように、前記本体10の上部を収容するように下部が開放した半球形態の日除け幕60を備える。前記日除け幕60は、本体10と同一の素材を使用するが、表面に紫外線遮断及び防水処理を施し、本体10の上部形状と同一のアーチ形態に製造する。このような日除け幕60は、本体10の上部を収容するように覆う状態で終端がスナップボタン、マジックテープ(登録商標)等のような結束部材(J)によって本体10の角部に固定される。これにより、日陰のない場所で休憩や睡眠をとる場合、日除け幕60を本体10の上部に設置することで日差しを遮断し、また、雨のときには雨水の浸透を防止し、より安楽で快適に休める休憩空間が提供できる。
【0049】
図15は、本発明による本体の底面に補助幕が設置された状態を示す斜視図である。
【0050】
図示するように、前記本体10の底面に隣接して下部面に密着突起70aが形成される補助幕70を備える。前記補助幕70は、本体10の底面と同一の形状に製造し、角部にスナップボタン、マジックテープ(登録商標)等のような結束部材(J)を有する。このような補助幕70は、本体10の底面に隣接して結束部材(J)を通じて着脱可能に取り付けられ、底面に密着突起70aが形成されている。密着突起70aは、ゴムのような軟質の密着性に優れた素材を一定間隔で塗布し、滑り止めの効果を与えることにより、上半身テントを着用した状態で干潟の岩、岩の隙間等にまたれて休憩や睡眠をとるとき、補助幕70の密着突起70aによって流動が防止でき、安全性が向上するという効果がある。
【0051】
ここで、前記補助幕70は、本体10の底面に位置しており、下部面が主に地面や干潟の岩等と摩擦するため、比較的に硬質の素材で製造し、さらに、地面から水分が浸透するのを遮断するために表面を防水処理することが好ましい。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、既存のテントの構造を改善し、上半身を局部的に収容できるようにコンパクトな構造に製造することで、運搬及び収納するときの携帯が便利であり、特に、野外で釣りのようなレジャースポーツを楽しむ際に上着を脱いだ状態で狭いスペースで休憩や睡眠をとるとき、蚊、ハエのような害虫から上体を安全に保護できるという効果がある。
【0053】
本発明は、上述の実施例に限られるものではない。本発明の思想及び範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更及び修正することが可能であることは、該当技術分野で通常の知識を有する者に自明なことである。従って、そのような修正例または変更例等は、本発明の特許請求の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明による上半身テントを全体的に示す斜視図。
【図2】本発明による上半身テントの使用状態を示す図。
【図3】本発明による上半身テントの使用状態を示す図。
【図4】本発明による支持部材と本体の結合例を示す分離斜視図。
【図5】本発明による支持部材の実施例を示す図。
【図6】本発明による支持部材の実施例を示す図。
【図7】本発明によるジッパーの実施例を示す図。
【図8】本発明によるジッパーの実施例を示す図。
【図9】本発明による密閉手段の実施例を示す図。
【図10】本発明による密閉手段の実施例を示す図。
【図11】本発明による本体の底面に対する様々な変形例を示す図。
【図12】本発明による本体の底面に対する様々な変形例を示す図。
【図13】本発明による本体の底面に対する様々な変形例を示す図。
【図14】本発明による本体の上部に日除け幕が設置された状態を示す斜視図。
【図15】本発明による本体の底面に補助幕が設置された状態を示す斜視図。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
体の上半身を局部的に保護するためのテントにおいて、
前記体の上半身を収容することができる内部空間を有し、支持部材によって半球形状を維持し、表面に防虫網が設置されている本体と、
前記本体のいずれか一側に通じるように延長して設置され、終端には密閉手段を有する開口部とを含む上半身テント。
【請求項2】
前記支持部材は、少なくとも一つ以上に分離製造され、前記分離された支持部材の互いに対面する終端に締結管を設置して互いに連結することを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【請求項3】
前記支持部材は、少なくとも一つ以上に分離製造され、前記分離された支持部材の互いに対面する終端にストップ溝とストップピンによって等角回動する回転板を設置し、前記回転板はヒンジを軸として結合し、折り畳み可能に連結することを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【請求項4】
前記本体に備えられた防虫網に隣接して横方向または流線型のうちのいずれか一つで形成されるジッパーが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【請求項5】
前記開口部の終端に設置される密閉手段は、ゴムのような弾性バンド、または固定部材を有する固定バンドのうちのいずれか一つからなることを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【請求項6】
前記本体の底面は、四角形状、梯形状、六角形状のうちのいずれか一つの形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【請求項7】
前記本体の上部を収容するように下部が開口される半球形態の日除け幕をさらに設けることを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【請求項8】
前記本体の底面に隣接して下部面に密着突出部を有する補助幕をさらに設けることを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【請求項9】
前記支持部材の終端には段部を有する結合部材を設置し、前記結合部材の段部にはいずれか一側に開放し、所定のテンションを有する固定クリップが着脱可能に設けることを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【請求項1】
体の上半身を局部的に保護するためのテントにおいて、
前記体の上半身を収容することができる内部空間を有し、支持部材によって半球形状を維持し、表面に防虫網が設置されている本体と、
前記本体のいずれか一側に通じるように延長して設置され、終端には密閉手段を有する開口部とを含む上半身テント。
【請求項2】
前記支持部材は、少なくとも一つ以上に分離製造され、前記分離された支持部材の互いに対面する終端に締結管を設置して互いに連結することを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【請求項3】
前記支持部材は、少なくとも一つ以上に分離製造され、前記分離された支持部材の互いに対面する終端にストップ溝とストップピンによって等角回動する回転板を設置し、前記回転板はヒンジを軸として結合し、折り畳み可能に連結することを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【請求項4】
前記本体に備えられた防虫網に隣接して横方向または流線型のうちのいずれか一つで形成されるジッパーが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【請求項5】
前記開口部の終端に設置される密閉手段は、ゴムのような弾性バンド、または固定部材を有する固定バンドのうちのいずれか一つからなることを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【請求項6】
前記本体の底面は、四角形状、梯形状、六角形状のうちのいずれか一つの形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【請求項7】
前記本体の上部を収容するように下部が開口される半球形態の日除け幕をさらに設けることを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【請求項8】
前記本体の底面に隣接して下部面に密着突出部を有する補助幕をさらに設けることを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【請求項9】
前記支持部材の終端には段部を有する結合部材を設置し、前記結合部材の段部にはいずれか一側に開放し、所定のテンションを有する固定クリップが着脱可能に設けることを特徴とする請求項1に記載の上半身テント。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公表番号】特表2008−520868(P2008−520868A)
【公表日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−542908(P2007−542908)
【出願日】平成17年11月22日(2005.11.22)
【国際出願番号】PCT/KR2005/003938
【国際公開番号】WO2006/057502
【国際公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【出願人】(507147150)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年11月22日(2005.11.22)
【国際出願番号】PCT/KR2005/003938
【国際公開番号】WO2006/057502
【国際公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【出願人】(507147150)
【Fターム(参考)】
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