説明

両親媒性コポリマーを有する感圧シリコーン接着剤

湿潤環境において、粘着性を維持するための両親媒性コポリマーを有するシリコーン感圧接着剤。シリコーン接着剤のための両親媒性コポリマーは、少なくとも1つのシリコーン部分および少なくとも1つの親水性セグメントを含む。このような接着剤は、医療装置をヒトの皮膚に固定するのに応用可能である。上記感圧接着剤は、少なくとも1つのシリコーンモノマーまたはオリゴマーと少なくとも1つの親水性または両親媒性のモノマーまたはオリゴマーとの反応産物である両親媒性コポリマーを含み、その結果、上記両親媒性コポリマーが水性媒体に溶解せず、そして10,000g/molよりも大きい分子量を有する。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
発明の背景
シリコーン感圧接着剤は、経皮的な薬剤送達、創傷包帯剤、瘢痕包帯剤、および他の健康管理の適用において広く使用される。これらの接着剤は、一般に、シリケート樹脂とポリジメチルシロキサン(PDMS)流体との縮合産物、またはビニルおよび水素化物含有PDMSとヒドロシリル化反応によって硬化したシリケート樹脂との反応性ブレンドである(非特許文献1)。これらの接着剤は、生体適合性で皮膚にやさしく、そして環境が乾燥しているときに医療装置を身体にしっかりと接着させる。しかしながら、皮膚の発汗中のような湿潤条件下では、疎水性シリコーン接着剤は、皮膚に対するその粘着性を失い、そのことは、包帯剤が時期尚早に身体からはずれることをもたらし得る。
【0002】
水分の存在下での皮膚に対するこれらの接着剤の粘着性を改善する必要性がある。慣習的に、皮膚接着剤における湿潤環境下での粘着性は、感圧接着剤に水を吸収する充填剤(filler)(例えば、ヒドロコロイド)を添加することにより達成されている。ヒドロコロイド充填剤は、水分を吸収し、軟化し、湿潤粘着力(wet tack)を提供し、それにより皮膚に対する粘着性をより長く改善する。しかしながら、このアプローチの不利な点は、硬い充填剤の存在に起因する接着剤の乾燥剥離強度(dry peel strength)および粘着力特性における低減である。さらに、上記充填剤の水に対する親和性に起因して、充填剤は溶解し、接着剤から浸出し、包帯剤の除去後に粘液性の残留物を皮膚上に残し得る。
【0003】
湿潤環境下でのシリコーン接着剤の粘着性を改善、および以前のアプローチの欠点を克服するために、本アプローチは、適切な両親媒性シリコーンコポリマーをシリコーン感圧接着剤に添加することである。このような適用に適した理想的な両親媒性シリコーンコポリマーは、高い凝集力、高い透湿度(MVTR)、表面に対する高い感圧粘着性を有し、湿潤条件下であっても粘着性を維持するべきであり、構成要素を浸出すべきでもなく、残留物を残すべきでもない。市販の両親媒性シリコーンコポリマーは、一般に、グラフトポリ(エチレングリコール)に基づく。これらのコポリマーは、一般に、界面活性剤または消泡剤(defoamer)として使用される低分子量液体である。このような低分子量コポリマーの添加は、湿潤条件下での表面移動に起因して接着剤性能に影響し得、粘着性の低減をもたらし得る。
【0004】
いくつかの両親媒性シリコーンコポリマーは、文献に報告されている。最近、G.EdrodiおよびJ.P.Kennedyは、ポリ(エチレングリコール)(PEG)とポリジメチルシロキサン(PDMS)との両親媒性コネットワークの合成を公開した(非特許文献2)。両親媒性コネットワークは、水およびヘキサン中での膨張を示し、両連続(bi−continuous)相を示した。
【0005】
Yildizらは、ポリ(ビニルピロリドン)−ポリ(ジメチルシロキサン)−ポリ(ビニルピロリドン)のブロックコポリマーを合成した(非特許文献3)。彼らは、ジイソシアネート末端PDMSを調製し、これは次に、過酸化t−ブチルでエンドキャップされた。これは、N−ビニルピロリドン重合のためのマクロイニシエーターとして使用された。結果として生じるコポリマーは、ホモポリマーであるポリ(ビニルピロリドン)よりも低いガラス転移温度(Tg)を示した。
【0006】
Graiverらは、銅レドックス系の存在下でのビニル共重合のために反応部位としてアルデヒド官能性シリコーンを使用した(非特許文献4)。ポリメタクリル酸およびポリアクリル酸を含むいくつかのグラフトコポリマーおよびブロックコポリマーは、シリコーンポリマーに組み込まれた。これらの極性セグメントは、t−ブチルエステルで置換されたポリアクリレートセグメントの熱分解によって形成された。
【0007】
Yilgorらは、ポリカプロラクトン−PDMSのトリブロックコポリマー、およびポリ(2−エチル−2−オキサゾリン)−PDMSを合成した(非特許文献5)。カプロラクトンに対してヒドロキシル末端PDMSがマクロイニシエーターとして使用され、オキサゾリンコポリマーに対して塩化ベンジル末端PDMSが使用された。約30%〜約50%のシリコーン含有量を有する、結果として生じるコポリマーは、プラスチック(例えば、PET、PMMA、およびポリウレタン)の表面張力を低減することが示された。
【0008】
Yildizらは、ジアクリレート末端PDMSを架橋剤として用いてポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)ヒドロゲルを合成した(非特許文献6)。結果として生じるヒドロゲルは、従来の架橋剤であるN,N’−メチレンビス−アクリルアミドと比較して、より高い圧縮弾性率を有することが見出された。これは、ネットワークにおけるPDMSセグメント間の疎水性相互作用によるものであった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】Dow Corning Literature, Silicone Pressure Sensitive Adhesives (2002)
【非特許文献2】G.Edrodi and J.P.Kennedy,J.Polym.Sci.Part A:Polym.Chem.,43,4954−4963(2005)
【非特許文献3】J.C.Kim,M.Song,S.Park,E.Lee,M.Rang,and H.Ahn,J.Appl.Polym.Sci.,85,2244−2253(2002)
【非特許文献4】D.Graiver,G.T.Decker,Y.Kim,F.J.Hamilton,and H.J.Harwood,Silicon Chemistry,1,107−120(2002)
【非特許文献5】I.Yilgor,W.P.Steckle,E.Yilgor,R.G.Freelin,and J.S.Riffle,J.Polym.Sci.Part A:Polym.Chem.,27,3673−3690(1989)
【非特許文献6】Y.Yildiz,N.Uyanik,and C.Erbil,J.Macromol.Sci.,Part A:Pure and Applied Chemistry,43,1091−1106(2006)
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0010】
発明の詳細な説明
本発明は、新規の両親媒性シリコーンコポリマーを有するシリコーン感圧接着剤組成物を含む。本発明に従うシリコーン感圧接着剤組成物は、生物学的表面に接着することに適している。上記感圧接着剤は、少なくとも1つのシリコーンモノマーまたはオリゴマーと少なくとも1つの親水性または両親媒性のモノマーまたはオリゴマーとの反応産物である両親媒性コポリマーを含み、その結果、上記両親媒性コポリマーが
水性媒体に溶解せず、そして
10,000g/molよりも大きい分子量を有する。
【0011】
上記シリコーンモノマーは、メタクリロイルアルキルシロキシシラン、ビニルアルキルシロキシシラン、ビニルアルコキシシラン、およびそれらの組み合わせである。
【0012】
上記シリコーンオリゴマーは、水素化物、ビニル、メタクリレート、アクリレート、エポキシ、カルビノール、メルカプト、アセトキシ、アミノ、イソシアナト、ハロゲン化物、ヒドロキシル、およびそれらの組み合わせから選択される反応性の基を有するポリジメチルシロキサンである。
【0013】
親水性または両親媒性のモノマーまたはオリゴマーは、アクリルアミド、N−アルキルアクリルアミド、N,N−ジアルキルアクリルアミド、N−アルキルアミノアルキルアクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸ならびにそのエステルおよび塩、メタクリル酸ならびにそのエステルおよび塩、アミノメタクリレート、N−アルキルアミノアクリレート、N−アルキルアミノメタクリレート、無水マレイン酸およびその誘導体、アルケニル無水物およびその誘導体、ビニルエーテル、反応性ポリエーテル、ポリイソシアネート、ポリエステル、ポリアミド、ポリペプチド、多糖類、ポリウレタン、ならびにそれらの組み合わせから選択される。
【発明を実施するための形態】
【0014】
上に記載されるシリコーン感圧接着剤組成物は、少なくとも1つのシリコーンモノマーまたはオリゴマーと、水分の存在下で浸出しない少なくとも1つの親水性または両親媒性のモノマーまたはオリゴマーとの両親媒性コポリマーの0.1%〜100%を含むときに医療装置を生物学的表面に接着させるのに適している。このような接着剤は、医療装置(例えば、ストーマ装具(ostomy appliance)、創傷包帯剤、外科用装置のための固定装置(securement device)、静脈内送達装置、カテーテル、および注入装置)をヒトの皮膚に接着させるのに応用可能である。
【0015】
両親媒性コポリマー構造は、ブロックコポリマー構造、交互コポリマー構造、ランダムコポリマー構造、分枝コポリマー構造、グラフトコポリマー構造、または組み合わせである。
【0016】
本発明に従って、シリコーン感圧接着剤は、湿潤条件下で接着したままであり、かつ水分中にコポリマーを浸出しない接着剤をもたらすのに十分な量の両親媒性シリコーンコポリマーとブレンドされる。本発明はまた、それ自体が感圧接着剤である両親媒性シリコーンコポリマーの合成を含む。
【0017】
両親媒性コポリマー:
両親媒性コポリマーは、親水性および/または両親媒性モノマーと共重合する重合可能なシリコーンモノマーに基づく。
【実施例】
【0018】
両親媒性トリス(トリメチルシロキシシリルプロピル)メタクリレート(TRIS)コポリマーの合成
フリーラジカル重合によるポリ(TRIS)ベースのランダムコポリマーの合成のための代表的な手順は、例としてポリ(TRIS−コ−N,N’−ジメチルアミノエチルメタクリレート)(DMAEMA)(重量で3:1))を用いて、次の通りである:4.5gのTRISおよび1.5gのDMAEMAを25mLの耐圧反応フラスコに加えた。次に0.045gのVAZO 67を上記フラスコに移した。次に上記フラスコに14gの酢酸エチルを添加して30wt%の溶液を得た。この混合物を、澄んだ溶液が得られるまでやさしく振とうした。次に窒素で2分間フラッシュし、密閉し、65℃のオイルバスに6時間置いたままにした。これに続いて、溶媒を室温で36時間蒸発させて、より粘性のある溶液を生成し、それを次にポリエチレンフィルムの上に乗せて、さらに2日間乾燥させ、最終的に減圧乾燥した。軟らかく粘着性の固体であるコポリマーを、脱イオン水、そして、HO/メタノール(50/50 v/v)の混合物中で洗浄した。
【0019】
同様に、他のTRISコポリマーを、メタクリル酸(MAA)、N−ビニルカプロラクタム(NVCL)、N−イソプロピルアクリルアミド(NIPAM)、N−ヒドロキシエチルアクリルアミド(NHEA)、およびメタクリレート末端PDMSを用いて作製した。
【0020】
両親媒性シリコーンコポリマーでの感圧接着剤組成物
(実施例1)
両親媒性コポリマーを含むシリコーンゲル接着剤の調製のための代表的な手順は、次の通りである。NuSil MED−6345 Part AおよびPart Bを1:1の比で使用した。次にHMDS中のポリ(TRIS−コ−NIPAM)(3:1のモノマー重量比)溶液を添加し、その結果、接着剤ゲルは、結局、5wt%の固体コポリマーを含んだ。この混合物を完全に撹拌し、次にポリウレタンフィルム上にコーティングし、溶媒の蒸発のために1時間乾燥させた。その後、上記接着剤をオーブンの中で60℃にて3時間硬化させた。100%両親媒性のコポリマーの場合、コポリマーをHMDS中で溶解させ、ポリウレタンフィルムの上へコーティングし、次にオーブンの中で乾燥させた。接着剤の1インチ×1.5インチのストリップを、乾燥および湿潤環境下での粘着性についてヒト被験体で試験した。乾燥粘着性については、テープを、除去前に腹部領域に8時間固定した。湿潤粘着性については、テープをヒト被験体の腹部皮膚に接着し、次に40分〜60分の有酸素活動後に、テープを取り外した。乾燥および湿潤条件下での粘着性調査の結果を表1に示した。
【0021】
【表1】

接着剤2、4および5は、ストーマ装具、創傷包帯剤、注入装置、または他の固定装置をヒトの皮膚に固定するのに十分である。
【0022】
他の発明実施例:
乾燥粘着性を、指を用いて室温で測定した。粘着性を評するために0〜5の範囲を用いた(5=優れた粘着性、0=粘着性なし)。湿潤接着強度を、水に5分間浸してあった(そして、各測定の前に水にさっとつけ、取り出した)舌圧子を用いて測定した。ポリマーフィルムを酢酸エチル中での20wt%溶液から出し、5時間乾燥させ、インキュベーター内で35℃にて一晩、湿潤環境で平衡化し、次に取り出し、すぐに測定した。(全ての他の材料についての湿潤粘着性を、他に言及しない限りこの方法で測定した。)凝集力は、残留物を残すことも、崩壊することもなく基材から取り外される接着剤フィルムの能力を示す。凝集力を1〜5の尺度で測定した。(5=無傷なフィルムで残留物なし、1=多量の残留物がホスト基材上に残る、低い凝集力)
【0023】
【表2】

【0024】
【表3】

【0025】
【表4】

【0026】
【表5】

【0027】
【表6】

【0028】
【表7】

PDMS−マクロモノマーはGelest,Inc.から購入した。
【0029】
これは、感圧接着剤組成物中で使用され、医療装置を身体にしっかりと接着することが可能である類のない両親媒性シリコーンコポリマーが合成された初めてのことであると発明者らは考える。
【0030】
表1〜7は、本発明の両親媒性コポリマーを有する感圧接着剤が、乾燥および湿潤条件下でよく接着することを示す。さらに、これらの組成物の皮膚に対する粘着性は、コポリマーを有さないシリコーン接着剤に比べて改善を示している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生物学的表面に接着するのに適しているシリコーン感圧接着剤組成物であって、ここで該感圧接着剤は、少なくとも1つのシリコーンモノマーまたはオリゴマーと少なくとも1つの親水性または両親媒性のモノマーまたはオリゴマーとの反応産物である両親媒性コポリマーを含み、その結果、該両親媒性コポリマーが
a)水性媒体に溶解せず、そして
b)10,000g/molよりも大きい分子量を有する、
シリコーン感圧接着剤組成物。
【請求項2】
前記シリコーンモノマーが、メタクリロイルアルキルシロキシシラン、ビニルアルキルシロキシシラン、ビニルアルコキシシラン、およびそれらの組み合わせである、請求項1に記載のシリコーン感圧接着剤組成物。
【請求項3】
前記シリコーンオリゴマーが、水素化物、ビニル、メタクリレート、アクリレート、エポキシ、カルビノール、メルカプト、アセトキシ、アミノ、イソシアナト、ハロゲン化物、ヒドロキシル、およびそれらの組み合わせから選択される反応性の基を有するポリジメチルシロキサンである、請求項1に記載のシリコーン感圧接着剤組成物。
【請求項4】
前記親水性または両親媒性のモノマーまたはオリゴマーが、アクリルアミド、N−アルキルアクリルアミド、N,N−ジアルキルアクリルアミド、N−アルキルアミノアルキルアクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸ならびにそのエステルおよび塩、メタクリル酸ならびにそのエステルおよび塩、アミノメタクリレート、N−アルキルアミノアクリレート、N−アルキルアミノメタクリレート、無水マレイン酸およびその誘導体、アルケニル無水物およびその誘導体、ビニルエーテル、反応性ポリエーテル、ポリイソシアネート、ポリエステル、ポリアミド、ポリペプチド、多糖類、ポリウレタン、ならびにそれらの組み合わせから選択される、請求項1に記載のシリコーン感圧接着剤組成物。
【請求項5】
少なくとも1つのシリコーンモノマーまたはオリゴマーと、水分の存在下で浸出しない少なくとも1つの親水性または両親媒性のモノマーまたはオリゴマーとの両親媒性コポリマーの0.1%〜100%を含む、医療装置を生物学的表面に接着させるのに適している、シリコーン感圧接着剤組成物。
【請求項6】
ストーマ装置であって、該装置の身体接触表面上にシリコーン感圧接着剤組成物を含み、かつ、該装置を身体に接着させるのに適し、ここで該感圧接着剤は、少なくとも1つのシリコーンモノマーまたはオリゴマーと少なくとも1つの親水性または両親媒性のモノマーまたはオリゴマーとの反応産物である両親媒性コポリマーを含み、その結果、該両親媒性コポリマーが
a)水性媒体に溶解せず;そして
b)10,000g/molよりも大きい分子量を有する、
ストーマ装置。
【請求項7】
創傷包帯剤であって、該包帯剤の身体接触表面上にシリコーン感圧接着剤組成物を含み、かつ、該包帯剤を身体に接着させるのに適し、ここで該感圧接着剤は、少なくとも1つのシリコーンモノマーまたはオリゴマーと少なくとも1つの親水性または両親媒性のモノマーまたはオリゴマーとの反応産物である両親媒性コポリマーを含み、その結果、該両親媒性コポリマーが
a)水性媒体に溶解せず;そして
b)10,000g/molよりも大きい分子量を有する、
創傷包帯剤。
【請求項8】
外科用装置、カテーテル、および静脈内送達装置を身体に接着させるための固定装置であって、該装置の身体接触表面上にシリコーン感圧接着剤組成物を含み、かつ、該固定装置を身体に接着させるのに適し、ここで該感圧接着剤は、少なくとも1つのシリコーンモノマーまたはオリゴマーと少なくとも1つの親水性または両親媒性のモノマーまたはオリゴマーとの反応産物である両親媒性コポリマーを含み、その結果、該両親媒性コポリマーが
a)水性媒体に溶解せず;そして
b)10,000g/molよりも大きい分子量を有する、
固定装置。
【請求項9】
注入装置であって、包帯剤の身体接触表面上にシリコーン感圧接着剤組成物を含み、かつ、該注入装置を身体に接着させるのに適し、ここで該感圧接着剤は、少なくとも1つのシリコーンモノマーまたはオリゴマーと少なくとも1つの親水性または両親媒性のモノマーまたはオリゴマーとの反応産物である両親媒性コポリマーを含み、その結果、該両親媒性コポリマーが
a)水性媒体に溶解せず;そして
b)10,000g/molよりも大きい分子量を有する、
注入装置。

【公表番号】特表2012−532959(P2012−532959A)
【公表日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−519694(P2012−519694)
【出願日】平成22年7月7日(2010.7.7)
【国際出願番号】PCT/US2010/041180
【国際公開番号】WO2011/005839
【国際公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(510264626)コンバテック テクノロジーズ インコーポレイテッド (7)
【Fターム(参考)】