説明

両面検査検反機

【課題】織物の表面と裏面の検査作業を2工程でなく、1工程で実施できる検反機を提供する。
【解決手段】検反機を改造する事により、一人の検査員で反物Tの表面Aと裏面Bを同時に目視可能にし工程の合理化と経費の削減を可能にする検反機である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーテン等の2重織組織にて製織した織物で表面の欠点と裏面の欠点を同時に目視可能とした検反機である。
【背景技術】
【0002】
一般的に織物の検反機は、織物の1面のみが目視検査可能で、表面部分(A)を検査した後に、再度検反機に仕掛けて裏面部分(B)を検査する2回の工程を必要としていた。即ち検査員2名に検反機2台を使い検査作業をする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、1台の検反機で同一織物の表面部分と裏面部分を同時に一人の検査員で目視検査が可能な構造に検反機を設計する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は一人の検査員で検査織物(T)を図1のように織物表面(A)と織物裏面(B)が目視可能な位置に設計して、図2のように検査織物(T)がガイドローラー(1)を経てガイドローラー(2)に移動する。ローラー(1)(2)の間で織物裏面(B)を検査する。検査織物(T)はガイドローラー(3),(4),(5)を経て(6),(7)の間にて織物表面(A)を検査して駆動ローラー(9),(10)にて検査完了織物(Y)を巻き取るような検反機の構造に設計する。
【発明の効果】
【0005】
本発明により作業工程を1回の検査で表面部分と裏面部分を同時に終了可能でる事により工程合理化が可能である。
検査作業員が、検査作業工程を1回にする事にて一人で作業可能となり経費の削減となる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明実施の両面検査面配置図 (配置図)
【図2】本発明実施の両面検査検反機 (側面図)
【符号の説明】
【0007】
(T)検査する織物
(A)織物の表面
(B)織物の裏面
(1)ガイドローラー
(2)ガイドローラー
(3)ガイドローラー
(4)ガイドローラー
(5)ガイドローラー
(6)ガイドローラー
(7)ガイドローラー
(8)ガイドローラー
(9)巻取り駆動ローラー
(10)巻取り駆動ローラー
(Y)検査完了織物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
同一織物の表面部分(A)と裏面部分(B)を同時に目視にて検査可能とした検反機である。

【図1】
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【図2】
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