説明

中継テーブル及び中継テーブルを備えた搬送装置。

【課題】施設内のスペースを活用しつつ、被搬送物の品質低下や搬送経路上からの位置ずれ、脱落等が生じることなく、被搬送物を円滑に搬送することができる中継テーブル及びこれを備えた搬送装置を提供する。
【解決手段】上流側搬送路1と、上流側搬送路1の搬送方向と異なる方向に被搬送物を搬送する下流側搬送路2との間に設置される中継テーブル20であって、当該中継テーブル20が上流側搬送路1によって搬送される被搬送体の移動を規制するストッパ60と、ストッパ60により規制された被搬送物を下流側搬送路2に押出すプッシャ80とを備え、ストッパ60がプッシャ80により押出される被搬送体の押出し方向と同方向に回動する回転体としてのローラ体を備える構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生産施設内等に設置される搬送装置に関し、特に被搬送体を互いに搬送方向が異なる複数の搬送路で搬送する際に用いられる中継テーブル及び搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えばタイヤ生産施設内においては、加硫後のタイヤ等の被搬送体を湾曲した流路として設置されたベルトコンベア、ローラコンベア等の搬送手段の搬送面に載置し、次工程である冷却工程、ワックス塗布等の各工程に連続的に搬送する方法や、互いに搬送方向の異なる搬送手段からなる流路上に被搬送体を停止させる金属板等を設け、停止した被搬送体を押圧体により押出すことにより搬送方向を転換し、被搬送体を順次送り出して搬送する方法が採用されている。
【特許文献1】特開2006−198990号公報
【特許文献2】特開2000−289849号公報
【0003】
しかし、湾曲した流路として設置された搬送手段によれば被搬送体を連続して円滑に搬送できるものの、構造上の制約により設置スペースを広く取る必要が生じ、デッドスペースが増加する等、施設内のスペースを無駄なく活用することが困難であった。また、被搬送体を流路上で停止させてから、被搬送体を押圧体により押出す方法にあっては、施設内のスペースを活用できるものの、被搬送体が金属板等と当接した後に押圧体により押出されるため、被搬送体の表面と停止手段との間に摩擦が生じ、被搬送体における意匠上の品質低下や搬送経路上からの脱落等の問題を惹起する。
特に被搬送体が加硫後のタイヤをはじめとするゴム製品等の場合には弾性力及びグリップ力が高いため、前記問題の他、タイヤの変形による製品性能の低下及び不良化、停止板との接触による搬送経路からの位置ずれ、脱落等の問題が発生し易い状況であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は前記課題を解決すべく施設内のスペースを活用しつつ、被搬送体の意匠上の品質低下や搬送経路上からの位置ずれ、脱落等が生じることなく、被搬送体を円滑に搬送することができる中継テーブル及びこれを備えた搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するため本発明の第一の構成として、上流側搬送路と、上流側搬送路の搬送方向と異なる方向に被搬送体を搬送する下流側搬送路との間に設置される中継テーブルであって、中継テーブルは、上流側搬送路によって搬送される被搬送体の移動を規制するストッパと、ストッパにより規制された被搬送体を下流側搬送路に押出すプッシャとを備え、ストッパはプッシャにより押出される被搬送体の押出し方向と同方向に回動する回転体を備える構成とした。
本構成によれば、ストッパがプッシャに押出される被搬送体の押出し方向と同一方向に回転する回転体を備えたことにより、被搬送体の表面が回転体と当接しつつ下流側搬送路に押出されるため、被搬送体と回転体の間に過度の摩擦が生じることがなく被搬送体を円滑に下流側搬送路に押出すことができる。
【0006】
また、本発明の第二の構成として、前記中継テーブルが上流側搬送路から移送される被搬送体と当接する回転体を備え、前記回転体が上流側搬送路又は下流側搬送路の搬送方向と同一方向に回転する主回転部と、前記主回転部の軸芯と交差する軸芯を回転軸として回転する副回転部とからなる構成とした。
本構成によれば、前記第一の構成から生じる効果に加え、中継テーブルが主回転部と副回転部とからなる回転体を備えたことにより、被搬送体が上流側搬送路から中継テーブル上に移送された際、主回転部又は副回転部が回転駆動することにより被搬送体をストッパに当接するまで移動させ、プッシャによる押出し動作の際、前記何れかの回転部と交差する軸芯を回転軸とする主回転部又は副回転部により下流側搬送路まで移送することができ、被搬送体の搬送方向を円滑に変換することができる。
【0007】
また、本発明の第三の構成として、前記中継テーブルが上流側搬送路の搬送方向に対するストッパ又はプッシャの角度を調節する角度調節溝を備え、上流側搬送路から移送される被搬送体を上流側搬送路の搬送方向に対して任意の角度で下流側搬送路の搬送方向に押出す構成とした。
本構成によれば、上流側搬送路の搬送方向と下流側搬送路の搬送方向とが変更された場合であっても被搬送体を上流側搬送路の搬送方向に対して任意の角度で下流側搬送路の搬送方向に押出すことができる。
【0008】
また、本発明の第四の構成として、前記中継テーブルが被搬送体と当接する複数の球状回転体を備える構成とした。
本構成によれば前記第一及び第三の構成から生じる効果に加えて、被搬送体が上流側搬送路から中継テーブル上に移送された際、球状回転体が回転駆動することにより被搬送体をストッパに当接するまで移動させ、プッシャによる押出し動作の際、球状回転体が回転駆動することにより下流側搬送路まで誘導することができ、上流側搬送路と下流側搬送路との搬送方向の変更に関わらず被搬送体の搬送方向を円滑に変換することができる。
また、球状回転体は全方位に回転可能であるため、被搬送体の表面との摩擦を一層低減することができる。
【0009】
また、本発明の第五の構成として、上流側搬送路と、上流側搬送路の搬送方向と異なる方向に被搬送体を搬送する下流側搬送路と、上流側搬送路と下流側搬送路との間に位置する中継テーブルとを備える搬送装置であって、前記中継テーブルが上流側搬送路より搬送される被搬送体の移動を規制するストッパと、ストッパにより規制された被搬送体を下流側搬送路に押出すプッシャとを備え、前記ストッパがプッシャにより押出される被搬送体の押出し方向と同方向に回動する回転体を備えた構成とした。
本構成によれば、ストッパがプッシャに押出される被搬送体の押出し方向と同一方向に回転する回転体を備えたことにより、被搬送体の表面が回転体と当接しつつ下流側搬送路に押出されるため、被搬送体と回転体の間に過度の摩擦が生じることがなく被搬送体を下流側搬送路に円滑に押出すことができる。
なお、前記の発明の概要は、本発明の必要な特徴のすべてを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となり得る。
【0010】
以下、本発明に係る最良の形態について詳説する。
図1は、本発明に係る搬送装置100の全体構成を示す斜視図である。
図1において搬送装置100は、被搬送体を矢印Xに示す方向(以下、搬送方向Xと称する場合がある)に搬送した後、矢印Yに示す方向(以下、搬送方向Yと称する場合がある)に搬送するとした場合に、上流側に位置する上流側搬送路1と、下流側に位置する下流側搬送路2と、上流側搬送路1及び下流側搬送路2との間に設置される中継テーブル20とから構成される。本例では被搬送体としての加硫済みタイヤ50を回転軸が垂直方向を向く状態、即ち、横置き状態で上流側搬送路1上に載置し、中継テーブル20上で搬送方向をXからYに切替えた後、下流側搬送路2の下流側まで搬送する。
上流側搬送路1及び下流側搬送路2は、複数の脚部4上に懸架されるフレーム5,6と、フレーム5,6の長手方向と直交して取り付けられる複数の搬送ローラ7とを備える。
搬送ローラ7は一端に歯車機構8を備え、歯車機構8とモータボックス9内に設置された駆動モータの出力軸との間にチェーン5aが架け渡される。この状態において駆動モータが駆動すると複数の搬送ローラ7は一方向に回転し、加硫済みタイヤ50を矢印X又は矢印Yで示す方向に搬送する。
上流側搬送路1と下流側搬送路2とは、互いに異なる方向に加硫済みタイヤ50を搬送する。本例においては上流側搬送路1の搬送方向Xと下流側搬送路2の搬送方向Yとが直交するように配置されている。よって、上流側搬送路1によって搬送方向Xに搬送される加硫済みタイヤ50は、上流側搬送路1の終点に到達し、中継テーブル20上に移送された後、再び下流側搬送路2の始点に移送されると上流側搬送路1の搬送方向Xと直交する搬送方向Yの方向に搬送される。
【0011】
上流側搬送路1の下流側のフレーム6上にはバーコードリーダ(BRC)11が設置される。バーコードリーダ11は加硫済みタイヤ50に貼付された図外のバーコードを読取り、このバーコードを制御装置12に出力する端末機器である。なお、バーコードリーダ11に替えて投光部と受光部とからなる位置センサ等により加硫済みタイヤ50の位置情報を出力する構成としてもよい。
【0012】
中継テーブル20は、上流側搬送路1と下流側搬送路2との間に設置される。中継テーブル20は複数の脚部21に支持される天板としての載置盤22を備える。載置盤22は、金属等からなる矩形の盤体として形成され、四方が折曲されることにより図2に示す如く断面コの字状の側面を有する。
載置盤22上における上流側搬送路1の終点、下流側搬送路2の始点、ストッパ60及びプッシャ80に囲まれた搬送領域Rには上流側搬送路1の搬送方向に沿って延長する互いに平行な開口23が開設される。開口23からは、後述の回転軸33を介して取り付けられるトランスホイール30の上部が僅かに露出する。載置盤22上には搬送方向Xに対向して加硫済みタイヤ50の移動を阻止するストッパ60と、加硫済みタイヤ50を搬送方向Yに押出すプッシャ80とが設置される。なお、中継テーブル20の形態として、天板としての載置盤22を設けることなく複数の脚部21を結ぶフレーム体を矩形状に結合し、載置盤22を備えない中継テーブル20としてもよい。この場合は、ストッパ60及びプッシャ80はフレーム上に設置され、回転軸33を介して取り付けられるトランスホイール30は全体が露出する形態となる。
【0013】
図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB―B線断面図である。
同図においてトランスホイール30は、回転軸33を介して下流側搬送路2の搬送方向Yに沿って並列に配置される複数の回転体31を備える。
回転体31は、主回転部31aと、主回転部31aの周囲を囲繞するように配置される複数の副回転部31bとから構成される。主回転部31aは断面円形状の筒状体であって、中心に回転軸33が貫通する回転孔34が開設されるとともに、周面に複数の凹部35が形成される。
【0014】
凹部35は、主回転部31aの周面から回転孔34に向かって窪む断面略矩形状の有底穴である。凹部35は、主回転部31aの周面に沿って等間隔で開設される。凹部35の両壁には、一対の支持穴35a,35bが形成される。
回転軸33は、搬送方向Yに沿って延長する断面円形の棒体である。
回転軸33は、複数の主回転部31aの回転孔34内に取り付けられたニードルベアリング34aと、ニードルベアリング34aを両側から狭持するように配置された位置決めリング34bとを介して主回転部31aを軸支する。回転軸33の両端部は載置盤22の側面に形成された内板22a,22b間に図外の取り付け孔を介して架け渡される。
即ち、複数の主回転部31aは、回転軸33の軸芯を回転中心として下流側搬送路2の搬送方向Yと直交する上流側搬送路1の搬送方向Xと同一方向に回転する回転体である。
【0015】
副回転部31bはローラ36と、ローラ36を貫通する回転軸体37とにより構成される。ローラ36は断面円形の筒状体であって、中心に回転軸体37が貫通する回転孔38を有する。回転軸体37は、回転軸33と交差する方向である搬送方向Xに沿って延長する断面円形の棒体である。回転軸体37は、ローラ36の回転孔38を貫通し、ローラ36を軸支すると共に、両端が支持穴35a,35bに嵌め合わされた状態で支持される。
即ち、複数の副回転部31bは回転軸体37の軸芯を回転中心として上流側搬送路1の搬送方向Xと直交する下流側搬送路1の搬送方向Yと同一方向に回転する回転体である。
【0016】
前記構成からなるトランスホイール30は、搬送方向Xに沿って複数配置されることにより搬送領域Rを形成し、開口23からトランスホイール30の一部が露出する形態となる。
本構成からなるトランスホイール30によれば、上流側搬送路1から加硫済みタイヤ50が中継テーブル20上に移送され、搬送領域Rに到達すると加硫済みタイヤ50の底面(ショルダー部、サイドウォール部等)がトランスホイール30上に当接し、慣性力により主回転部31aが搬送方向Xと同一方向に回転する。つまり、加硫済みタイヤ50は、中継テーブル20上を後述のストッパ60に当接するまで移動し、ストッパ60により移動が阻止される。
そして、移動が阻止された状態で、後述のプッシャ80が駆動すると、副回転部31bが搬送方向Yと同一方向に回転しつつ加硫済みタイヤ50を下流側搬送路2の始点まで移動させ、下流側搬送路2へ移送する。
【0017】
なお、前記トランスホイール30の形態はこれに限定されるものではない。
例えば本例においては、トランスホイール30の主回転部31aを搬送方向Xと同一方向に回転する回転体として構成したが、主回転部31aを搬送方向Yと同一方向に回転する回転体とし、副回転部31bを搬送方向Xと同一方向に回転する回転体としてもよい。
また、主回転部31aと副回転部31bを別体として構成し、搬送領域R上に並列配置又は千鳥配列等により配置してもよい。また、搬送領域R内のトランスホイール30をモータ等の駆動源と連結し、主回転部31a及び副回転部31bを個別に駆動する構成としてもよい。
【0018】
図4は図1のC−C線断面図である。
図4においてストッパ60は、載置盤22に対して略垂直に立設され、搬送方向Yに沿って延長する外フレーム61と、外フレーム61の四方がコの字状に折曲されることにより形成される内フレーム62とからなる枠体として形成される。
即ち、ストッパ60は上流側搬送路1の搬送方向Xと直交し、上流側搬送路1から移送される加硫済みタイヤ50と対向するように取り付けられる。
【0019】
内フレーム62の上部片63及び下部片64との間には回転体としてのローラ体65が略垂直に架け渡される。
ローラ体65は、外フレーム61及び内フレーム62の長手方向に沿って並列に配置される複数の回転体であって、シャフトヘッド66が形成されたシャフト67と、シャフト67に軸支され、シャフト67を回転軸としてシャフト67の延長方向に対して直交する方向に回転するローラ68とを備える。
シャフト67は、外フレーム61に開設された貫通孔69から上部片63に開設された貫通孔70を経て下部片64に開設された貫通孔71に至るまで挿通される。この状態においてシャフト67の上端に形成されたシャフトヘッド66は外フレーム61と上部片63との間にはまり込み、シャフト67の下端部に開設されたピン孔に止めピン72が挿通されることによりシャフト67は内フレーム62から抜け落ち不能に取り付けられる。
【0020】
ローラ68は、内部にシャフト67の外径と略同一径の貫通孔75を備える円筒形状であって、上端部及び下端部にボールベアリング76が圧入される。
ローラ68と下部片64との間には内部にシャフト67の外形と略同一の貫通孔を備える断面逆T字状のカラー77が設けられる。カラー77は、下面が下部片64と当接し、上面がローラ68の下端面を受け止めることにより、ローラ68が下方にずれるのを阻止する。
【0021】
前記構成からなるストッパ60によれば、上流側搬送路1から移送される加硫済みタイヤ50が中継テーブル20に配置されたトランスホイール30上を搬送方向Xと同一方向に移動する過程において、加硫済みタイヤ50の周面に複数のローラ体65が当接することにより移動を阻止することができる。
また、移動が阻止された後、後述のプッシャ80の駆動により、加硫済みタイヤ50が中継テーブル20に配置されたトランスホイール30上を搬送方向Yと同一方向に移動する過程において、加硫済みタイヤ50の周面に複数のローラ体65が回転しながら当接するため、加硫済みタイヤ50の周面とローラ体65との間に過度な摩擦を生じさせることなく円滑に下流側搬送路2へ送り出すことができる。
【0022】
図5は、プッシャ80の概略平面図である。
同図においてプッシャ80は、ケーシング81とケーシング81の内部に格納されるシリンダ82及び円筒状のガイド筒83とを備える。ケーシング81は、ケーシング81及び載置盤22を上下方向に貫通するボルト81aの先端部に載置盤22の下面側から図外のナットが締結されることにより、載置盤22上に設置される。
【0023】
シリンダ82の内部にはピストンロッド84が挿通される。ピストンロッド84は、搬送方向Yと同一方向に延長する棒体であって端部にシール体84aを備える。ピストンロッド84はシリンダ82内にエア供給源14から供給管85を介して空気が供給されることにより搬送方向Yと同一方向に向かって突出し、供給管86を介して空気が供給されることにより再びシリンダ82内に復帰する構成である。即ち、ピストンロッド84は搬送方向Yと同一方向に進退自在となるように構成される。
【0024】
ガイド筒83の内部にはガイドロッド87が挿通される。ガイドロッド87は搬送方向Yと同一方向に延長し、ケーシング81及びガイド筒83とを貫通する棒体である。ガイドロッド87は、ガイド筒83の内周壁に介挿されたオイルレスベアリング88により搬送方向Yと同一方向に進退自在に支持される。
【0025】
ピストンロッド84の先端部とガイドロッド87の先端部には押圧盤89が架け渡される。押圧盤89は、矩形の盤体であってピストンロッド84の突出に伴ってガイドロッド87を搬送方向Yと同一方向に向かって突出させる。押圧盤89の一側面には押し出し盤90が取り付けられる。押し出し盤90は搬送方向Xと同一方向に延長する盤体であって、両端部がコの字状となる如く湾曲する形態である。押し出し盤90の取り付け高さは、中継テーブル20の載置盤22の開口23から露出するトランスホイール30と干渉しない高さに設定される。
【0026】
図10は、制御装置12によるプッシャ80の駆動制御及びシリンダ82までの空気の流れを模式的に示すブロック図である。
図10において制御装置12は演算装置としてのCPU、動作プログラム及び後述のタイヤ情報が格納されたROM、CPUの動作中に一時的に用いられるRAM、図外の入出力インターフェイス等の各ハードウェアにより構成される。
入力手段としてのバーコードリーダ11は、上流側搬送路1によって搬送される加硫済みタイヤ50に貼付されたバーコード情報を読取り、読取ったバーコードを制御装置12に出力する。
制御装置12のCPUは前記入力に基づき、バーコードに対応するタイヤ重量テーブルを格納したROMを参照しつつ、バーコードに対応するタイヤ重量情報を抽出し、バルブ制御信号として出力する。前記バルブ制御信号は、制御装置12に設けられた図外のインターフェイスにより電気信号に変換され、バルブ制御回路13aを備えたバルブ制御装置13に出力される。
バルブ制御装置13のバルブ制御回路13aはバルブ制御装置13内部において、エア供給源14と供給管85との間に介挿された電磁バルブをバルブ制御信号に対応する開度で開閉し、エア供給源14からシリンダ82内に供給する空気の量を調節する。
即ち、制御装置12が設けられたことにより上流側搬送路1によって搬送される加硫済みタイヤ50の重量が日毎、時間毎に異なるような場合であっても、これに対応した押出し力でプッシャ80を駆動させることができる。
なお、前記プッシャ80の制御は一例であって、例えばシーケンス制御等により物理的にプッシャ80を駆動させることや、制御を簡略化して駆動させることも当業者において明らかである。また、入力手段としてのバーコードリーダ11もこれに限定されるものではない。
【0027】
本構成からなるプッシャ80によれば、加硫済みタイヤ50がストッパ60と当接し、搬送方向Xへの移動を阻止された状態において、シリンダ82の内部に空気が供給されることにより、ピストンロッド84及びガイドロッド87が搬送方向Yと同一方向へ突出し、押し出し盤90が加硫済みタイヤ50の周面を保持しつつ搬送方向Yと同一方向へ押出すことができる。
そして、押出された加硫済みタイヤ50が、下流側搬送路2の始点となるローラに載置されることにより中継テーブル20から下流側搬送路2への移送が完了する。
【0028】
即ち、加硫済みタイヤ50は上流側搬送路1により搬送方向Xへ搬送され、中継テーブルへと移送されると、中継テーブル上で搬送方向Xと直交する搬送方向Yへと押出されて下流側搬送路2へと移送されることにより搬送方向を変更しつつ下流側へと搬送される。
【0029】
実施例2
図6は、前記中継テーブル20の他の形態である中継テーブル200を示す平面図である。なお、上流側搬送路1及び下流側搬送路2の基本的構成は最良の形態におけるものと略同一であるので説明を省略し、中継テーブル20と同一の構成については同一符号を用い説明を省略する。
図6において載置テーブル200は、載置盤22における搬送領域R内に複数のトランスボールユニット210と、ストッパ位置調整溝230と、プッシャ位置調節溝240とを備える。
【0030】
図7は、図6に示すトランスボールユニット210のD−D線断面図である。
図7において載置盤22よりも下方には、載置盤22と平行して図外の締結手段によりボール受盤220が取り付けられる。ボール受盤220は搬送方向X及び搬送方向Yに沿って等しい間隔で設けられるボール受け部221を備える。ボール受け部221は、ボール受盤220の表面上から立ち上がる円筒状の突起であって、内周面が球体状に窪む受圧面222として形成される。
トランスボールユニット210は、受圧面222上に敷設される複数の受圧ボール211と、受圧ボール211上に載置される支持ボール212と、支持ボール212を上部から回転可能に支持するハウジング213とから構成される。
受圧ボール211は、球体状に形成された受圧面222上に均一に敷設される金属等からなる球体である。支持ボール212は、受圧ボール211上に載置される金属等からなる球体であって、球体の中心よりも上側がハウジング213に設けられた係止片213aにより回転自在に係止される。ハウジング213は、円筒状の躯体を呈し、上端部には支持ボール212の上部が僅かに露出する開口が設けられる。
トランスボールユニット210は、ボール受盤220の受圧面222上に受圧ボール211及び支持ボール212を載置した状態においてハウジング213を支持ボール212の上側からボール受盤220に被せることによりボール受盤220と一体化される。その状態においてボール受盤220が載置盤22の下方から図外の締結手段により取り付けられると載置盤22に形成される円形開口部223より、支持ボール212及びハウジング213が僅かに露出する形態となる。
【0031】
前記構成からなるトランスボールユニット210を備えた中継テーブル200によれば、横置き状態で搬送される加硫済みタイヤ50の底面(サイドウォール部、ショルダー部等)に加わる摩擦力を低減しつつ、下流側搬送路2に対して容易に移送することができる。
また、ストッパ60及びプッシャ80との相対位置及び角度が後述のストッパ位置調整溝230とプッシャ位置調節溝240により可変されることにより、搬送方向Xと搬送方向Yとが直交する場合のみならず、例えば上流側搬送路1の搬送方向Xに対して下流側搬送路の搬送方向Yが60°の関係にあるような場合であっても、上流側搬送路1から中継テーブル200上に移送された加硫済みタイヤ50は搬送方向Xに対して全方位に回転可能な支持ボールと当接する状態で支持されることから、下流側搬送路2に対して容易に移送することができる。
【0032】
ストッパ位置調整溝230は、搬送方向Yと同一方向に延長して互いに平行に形成される複数の溝K1乃至K3と、溝K1乃至K3と直交する搬送方向Xと同一方向に延長して形成される溝Lとから構成される。前記溝K1乃至K3及びLは、載置盤22を上下に貫通する複数の円形孔の周縁が互いに連接する円形孔の周縁と繋がる如く形成される溝である。
また、各円形孔の孔径は、ストッパ60の外フレーム61、内フレーム62及び載置盤22を上下方向に貫通する固定ボルト60aのボルト経よりも大径に設定される。
一方で、各円形孔は、固定ボルト60aをストッパ60の上方から載置盤22の裏面まで挿通した状態において、裏面に突出する固定ボルト60aの先端部に締結される図外の締結ナットのナット経よりも小径に設定される。
即ち、ストッパ60は、載置盤22に形成された溝K1乃至K3と溝Lを形成する各円形孔の内、任意の円形孔を選択し、固定ボルト60aを挿通した後に載置盤22の裏面からナットを締結することにより自在に設置することができる。
具体的には、被搬送体としての加硫済みタイヤ50よりもタイヤ径が大きい図外の加硫済みタイヤが上流側搬送路1から移送される場合においては、ストッパ60を溝L上の任意の円形孔までずらして搬送領域Rを搬送方向Xに沿って拡大することができる。
また、搬送方向Xに対するストッパ60の対向角度を自在に調節して設置可能であることから、後述のプッシャ80と組み合わされることにより搬送方向Xに対して任意の角度に加硫済みタイヤ50を搬送することができる。
【0033】
プッシャ位置調節溝240は、搬送方向Xと同一方向に延長して互いに平行に形成される複数の溝M1乃至M6からなる。前記溝M1乃至M6は、載置盤22を上下に貫通する複数の円形孔の周縁が互いに連接する円形孔の周縁と繋がる如く形成される溝である。各円形孔の孔径は、プッシャ80のケーシング81及び載置盤22を上下方向に貫通する固定ボルト80aのボルト経よりも大径に設定される。
一方で、各円形孔は、固定ボルト80aをプッシャ80の上方から載置盤22の裏面まで挿通した状態において、裏面に突出する固定ボルト80aの先端部に締結される図外の締結ナットのナット経よりも小径に設定される。
即ち、プッシャ80は、載置盤22上に形成された溝M1乃至M6を形成する各円形孔の内、任意の円形孔を選択し、固定ボルト80aを挿通した後に載置盤22の裏面からナットを締結することにより自在に設置することができる。
具体的には、被搬送体としての加硫済みタイヤ50よりも大径な図外の加硫済みタイヤが上流側搬送路1から移送される場合においては、プッシャ80を溝M上の任意の円形孔までずらして搬送領域Rを搬送方向Yに沿って拡大することができる。
また、搬送方向Yに対するプッシャ80の対向角度を自在に調節可能であることから前述のストッパ60と組み合わされることにより任意の角度に加硫済みタイヤ50を搬送することができる。
【0034】
図8を参照して、上流側搬送路1に対して下流側搬送路2の角度が変更された場合の中継テーブル200上に設置されたストッパ60及びプッシャ80の位置及び角度調節方法について詳説する。図8において、実線で示す上流側搬送路1の搬送方向Xと下流側搬送路2の搬送方向Yとは直交(90°)するように配置されている。
前記の状態から上流側搬送路1に対する角度が仮想線で示す下流側搬送路2Aに示す角度(例えば120°)とする場合、下流側搬送路2の脚部4の高さを調節し、載置盤22の下方に下流側搬送路2の一部を介在させること等により実現される。
【0035】
下流側搬送路2Aが仮想線で示す位置に配置されると、実線で示すストッパ60は、仮想線で示すストッパ60Aのように搬送方向Xに対する角度が変位して取り付けられる。
具体的には、固定ボルト60aの先端に締結された図外の締結ナットを緩めた後、ストッパ60Aの角度を下流側搬送路2Aの搬送方向Yと平行(搬送方向Xに対して120°)となるように傾けることにより行われる。
そして、実線で示すプッシャ80は、仮想線で示すプッシャ80Aのように搬送方向Xに対する角度が変位して取り付けられる。
具体的には、固定ボルト80aの先端に締結された図外の締結ナットを取り外し、上流側搬送路1により搬送される加硫済みタイヤ50と干渉しない位置であるプッシャ位置調節溝240の溝M2の位置から溝M3に後退させた後、上流側搬送路1に近い側の溝に搬送方向Xと押し出し盤90とのなす角度が60°となるように傾けて取り付けられる。
【0036】
この状態において、上流側搬送路1から中継テーブル200上に加硫済みタイヤ50が移送されると、ストッパ60Aが加硫済みタイヤ50の周面に当接して搬送方向Xへの移動を阻止し、移動が阻止された状態においてプッシャ80Aが駆動すると、押し出し盤90が搬送方向Yと同一方向へ突出し、加硫済みタイヤ50の周面を押し出し盤90が保持しつつ搬送方向Yと同一方向へ押出すことができる。そして、押出された加硫済みタイヤ50が、配置変更後の下流側搬送路2Aの始点となるローラに載置されることにより中継テーブル200から下流側搬送路2Aへの移送が完了する。
【0037】
次に、上流側搬送路1に対する角度が仮想線で示す下流側搬送路2Bに示す角度(例えば60°)となった場合のストッパ60とプッシャ80との調節方法について説明する。下流側搬送路2Bが仮想線で示す位置に配置されると、実線で示すストッパ60は、仮想線で示すストッパ60Bのように搬送方向Xに対する角度を変位して取り付けられる。具体的には、固定ボルト60aの先端に締結された図外の締結ナットを取り外した後、後述のプッシャ80Bの押し出し盤90が干渉しない位置である溝K1の位置からK2の位置に後退させた後、ストッパ60Bの角度を下流側搬送路2Bの搬送方向Yと平行(搬送方向Xに対して60°)となるように傾けて取り付けられる。
そして、実線で示すプッシャ80は、仮想線で示すプッシャ80Bのように搬送方向Xに対する角度を変位して取り付けられる。具体的には、固定ボルト80aの先端に締結された図外の締結ナットを取り外し、上流側搬送路1から離れる方向に移動させた後、搬送方向Xと押し出し盤90とのなす角度が60°となるように傾けて取り付けられる。
この状態において、上流側搬送路1から中継テーブル200上に加硫済みタイヤ50が移送されると、ストッパ60Bが加硫済みタイヤ50の周面に当接して搬送方向Xへの移動を阻止し、移動が阻止された状態においてプッシャ80Bが駆動すると、押し出し盤90が搬送方向Yと同一方向へ突出し、加硫済みタイヤ50の周面を押し出し盤90が保持しつつ搬送方向Yと同一方向へ押出すことができる。そして、押出された加硫済みタイヤ50が、配置変更後の下流側搬送路2Bの始点となるローラに載置されることにより中継テーブル200から下流側搬送路2Bへの移送が完了する。
【0038】
以上、前記構成からなる中継テーブル200によればストッパ60及びプッシャ80が上流側搬送路2の配置に応じて相対的に可変可能に取り付けられているため、例えば被搬送体としての加硫済みタイヤ50のタイヤ径が日毎、時間毎に異なるような場合でもストッパ60及びプッシャ80を後退させ、搬送領域Rを拡大させることにより容易に搬送することができる。また、特にストッパ60及びプッシャ80の搬送方向Xに対する角度を可変できることにより、下流側搬送路2の配置を変更した場合であっても、加硫済みタイヤ50を配置変更後の搬送方向に対して円滑に搬送することができる。また、ストッパ60については、下流側搬送路2の搬送方向Yと平行となるように傾斜させることにより、プッシャ80による加硫済みタイヤ50の押し出しの際に加硫済みタイヤ50の周面と回転しながら当接する複数のローラ体65との間に過度な摩擦を生じさせることなく円滑に下流側搬送路2へ送り出すことができる。
【0039】
実施例3
図9を参照して、本発明に係るストッパ60の他の形態について詳説する。
図9においてストッパ60は、外フレーム61と内フレーム62とからなる枠体の背後に載置盤22と固定される本体部301と、本体部301と枠体とを連結する複数のコイルばね303と、本体部301と枠体との間に介在されるダンパー機構304とを備える。本体部301は、枠体の延長方向、即ち搬送方向Yと同一方向に延長する箱体であって、両端部に後述のガイドロッド306が貫通する貫通孔305を備える。枠体の略中央には固定ボルト301aが上下方向に貫通可能なボルト孔を備え、固定ボルト301aが枠体の上方からボルト孔内に挿通され、固定ボルト301aの先端が載置盤22の下面に突出した状態で、固定ボルト301aの先端部に締結ナットが締結されることにより本体部301は載置盤22上に位置決めされる。
貫通孔305には一端が枠体の背面に固定され、他端がストッパ60に固定されたガイドロッド306が挿通される。
【0040】
コイルばね303は、前記ガイドロッド306を中心軸として、ガイドロッド306の延長方向に沿ってガイドロッド306の周囲を囲繞するように取り付けられる部材であって、一端が枠体の背面に係止され、他端が本体部301の表面に係止されることにより、本体部301と枠体とを弾性支持する。
ダンパー機構304は、外筒307と外筒307内に摺動可能に挿通されるロッド308とから形成される。外筒307内部には例えば粘性抵抗媒体としてのオイルが封入される。ロッド308は先端部にオリフィス、バルブ、ポート等のオイル経路を備えたピストンバルブ308aが実装され、外筒307内部を進退可能に取り付けられる。
【0041】
前記構成からなるダンパー機構304を設けたストッパ60によれば、上流側搬送路1により搬送される被搬送体が加硫済みタイヤ50を始めとする弾性率の高いものであり、かつ高速で中継テーブル20(200)上に移送されたような場合であってもストッパ60が複数のコイルばね303の収縮により搬送方向Xに沿って後退し、これに伴う周期振動をダンパー機構304が抑制することから、被搬送体を中継テーブル20(200)上又はプッシャ80が駆動する際に不都合な位置に被搬送体を弾き出したりすることなく被搬送体の周面をローラ体65に当接された状態で搬送方向Xへの移動を確実に阻止することができる。
【0042】
即ち、本実施形態における中継テーブル20又は200は、上流側搬送路1と、下流側搬送路2との間に設置されるものであって、前記中継テーブル20又は200は、上流側搬送路1から移送される加硫済みタイヤ50の底面と当接するトランスホイール30又はトランスボールユニット210と、トランスホイール30又はトランスボールユニット210によって搬送される加硫済みタイヤ50の移動を阻止するストッパ60を備え、前記ストッパ60は、複数のコイルばね303と、ストッパ60と本体部301との間に設置されるダンパー機構304とを介して、ストッパ60の背後に設置される本体部301に対して弾性支持されることを特徴としている。
【0043】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではない。前記実施の形態に多様な変更、改良を加え得ることは当業者にとって明らかであり、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】搬送装置の全体構成を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB―B線断面図。
【図4】図1のC−C線断面図。
【図5】プッシャ80の概略平面図。
【図6】中継テーブル200を示す平面図。
【図7】トランスボールユニット210のD−D線断面図。
【図8】中継テーブル200の調節方法を示す平面図。
【図9】ストッパ60の他の形態を示す平面図。
【図10】制御装置12による駆動制御及び空気の流れを示す概略ブロック図。
【符号の説明】
【0045】
1 上流側搬送路,2 下流側搬送路,12 制御装置,20 中継テーブル,
22 載置盤,30 トランスホイール,31 回転体,31a 主回転部,
31b 副回転部,50 加硫済みタイヤ,60 ストッパ,65 ローラ体,
80 プッシャ,90 押し出し盤,200 中継テーブル,
210 トランスボールユニット,230 ストッパ位置調整溝,
240 プッシャ位置調節溝,301 本体部,303 コイルばね,
304 ダンパー機構。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上流側搬送路と、
上流側搬送路の搬送方向と異なる方向に被搬送体を搬送する下流側搬送路との間に設置される中継テーブルであって、
前記中継テーブルは上流側搬送路によって搬送される被搬送体の移動を規制するストッパと、
前記ストッパにより規制された被搬送体を下流側搬送路に押出すプッシャとを備え、
前記ストッパはプッシャにより押出される被搬送体の押出し方向と同方向に回転する回転体を備えたことを特徴とする中継テーブル。
【請求項2】
前記中継テーブルが上流側搬送路から移送される被搬送体と当接する回転体を備え、
前記回転体が上流側搬送路又は下流側搬送路の搬送方向と同一方向に回転する主回転部と、
前記主回転部の軸芯と交差する軸芯を回転軸として回転する副回転部とからなることを特徴とする請求項1に記載の中継テーブル。
【請求項3】
前記中継テーブルが上流側搬送路の搬送方向に対するストッパ又はプッシャの角度を調節する角度調節溝を備え、
前記ストッパ又はプッシャが固定手段を介して角度調節溝に固定され、
上流側搬送路から移送される被搬送体を上流側搬送路の搬送方向に対して任意の角度で下流側搬送路の搬送方向に押出すことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の中継テーブル。
【請求項4】
前記中継テーブルが被搬送体と当接する複数の球状回転体を備えることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の中継テーブル。
【請求項5】
上流側搬送路と、
上流側搬送路の搬送方向と異なる方向に被搬送体を搬送する下流側搬送路と、
上流側搬送路と下流側搬送路との間に位置する中継テーブルとを備える搬送装置であって、
前記中継テーブルが上流側搬送路より搬送される被搬送体の移動を規制するストッパと、
ストッパにより規制された被搬送体を下流側搬送路に押出すプッシャとを備え、
前記ストッパがプッシャにより押出される被搬送体の押出し方向と同方向に回転する回転体を備えたことを特徴とする中継テーブルを備えた搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−24030(P2010−24030A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−190133(P2008−190133)
【出願日】平成20年7月23日(2008.7.23)
【出願人】(000005278)株式会社ブリヂストン (11,469)
【Fターム(参考)】