説明

乗務員割当方法および乗務員割当装置

【課題】
乗務員の乗り継ぎ乗務を勘案して効率的な配送業務を行いつつ、乗務を行った場合の乗務員の累積手当を平準化する乗務員割当方法と装置を提供する。
【解決手段】
入力手段から入力された配車計画結果情報を前記記憶装置に格納するための配車計画取込手段と、取りこんだ配車計画結果を運行単位に分離する運行分解手段と、前記運行分解手段により作成された運行に対して当該運行を実施した場合の手当を重みとして計算する運行の重み計算手段と、計算した重みを運行に設定して優先度をつける運行優先設定手段と、乗務員を運行に割り当てる際に利用する各乗務員の累積手当を優先度として乗務員に設定するための乗務員優先設定手段と、前記優先度を設定された運行に対して、前記優先が設定された乗務を割り付けるための乗務員割当手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、輸送業者等にて作成した配車計画に対して、乗務員の割当の適性化を行う方法と装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
輸送業者において、出荷拠点を中心に広がる配送圏に対して納期等の制約条件、あるいは配送先への入構可能車型等の軒先条件を守って、受注した配送依頼に対する製品を配送する地場配送業務を実施する場合、短時間に多くの作業を行う必要性から、乗務員が車両を乗り継ぎ、効率的に配送業務を行う形態で運用されている。この際、乗務員が担当する運行の割当は、扱う製品の特性、乗務員のスキルの把握、乗務員の運行手当の平等性を勘案する等のノウハウを有する必要性から、運行管理者の人手による割当が実施されており、スケジュールの立案には負担を要していた。
【0003】
このような課題を解決するため、特許文献1『勤務割予定表作成装置及び勤務割予定表作成プログラム』で示される乗務員割当方法が提供されている。
【0004】
この乗務員割当方法の特徴は、乗務員をグループ化し、運行(仕業)をグループ内に属する乗務員でローテーションして担当することにある。このため、各乗務員の運行を担当する機会均等性を確保ができると共に、上述した地場配送を行う際の乗り継ぎ乗務へも対応は可能であることが記載されている。
【0005】
【特許文献1】特開2004−227235号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、乗務員の手当の側面から見た場合、特定の乗務員に手当の良い運行が割り当る場合が発生し、乗務員相互の不公平感を誘発するケースが発生する。
【0007】
従って、本発明は、配送車両の乗り継ぎ乗務が必要となる配送形態において、予め定められた期間における乗務員の累積手当を平準化した運行への乗務員割当を行うことのできる乗務員割当方法および乗務員割当装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、予め計画された配車計画結果を取り込むステップと、取りこんだ配車計画結果を運行に分解するステップと、分解した運行に対して当該運行の手当を計算して重みとして設定するステップと、前記重みが設定された運行を重みの降順に並び替えて運行の優先を設定するステップと、乗務員の特定期間の累積手当に着眼して累積手当の昇順に乗務員を並び替えて乗務員の優先を設定するステップと、前記優先が設定された運行単位に、前記優先が設定された乗務員の割当を行うステップと、前記乗務員の運行への割当結果をもって各乗務員の累積手当を更新するステップを有することを特徴とする。
【0009】
本発明は具体的には、予め計画された配車計画結果を取り込んで、該配車計画結果を構成する運行集合体の各運行に対して乗務員を割り当てる乗務員割当方法において、
配車計画取込手段によって入力装置からの前記予め計画された配車計画結果を取り込み、運行分解手段によって取り込んだ配車計画結果についての運行集合体から各運行単位に分離し、運行の重み計算手段によって分離した各運行単位に手当ての重みを付加する運行の重み計算を行い、運行優先度設定手段によって前記重みの付加された各運行単位について運行優先の設定を行い、乗務員優先設定手段によって記憶手段に格納された乗務員情報、勤休情報、スキル情報および手当累積情報を取り込んで乗務員の優先設定を行い、乗務員割当手段によって各乗務員の累積手当が平均化するように前記重みの付加された各運行に対して設定された乗務員優先に従って乗務員の割当を行い、乗務員手当更新設定手段によって乗務員割当結果から各乗務員の手当を計算し、累積手当を計算して更新する乗務員割当方法を提供する。
【0010】
また、本発明は、予め計画された配車計画結果を取り込んで該配車計画結果を構成する運行集合体の各運行に対して乗務員を割り当てる乗務員割当装置において、前記予め計画された配車計画結果取り込む入力装置と、配車計画結果、乗務員情報、勤休情報、スキル情報および手当累積情報を格納する記憶装置と、配車計画結果を取り込む配車計画取込手段と、取り込んだ配車計画結果についての運行集合体から各運行単位に分離する運行分解手段と、分離した各運行単位に手当ての重みを付加する運行の重み計算を行う運行の重み計算手段と、前記重みの付加された各運行単位について運行優先の設定を行う運行優先設定手段と、前記記憶手段に格納された乗務員情報、勤休情報、スキル情報および手当累積情報を取り込んで乗務員の優先設定を行う乗務員優先設定手段と、各乗務員の累積手当が平均化するように前記重みの付加された各運行に対して設定された乗務員優先に従って乗務員の割当を行う乗務員割当手段と、乗務員割当結果から各乗務員の手当を計算し、累積手当を計算して更新する乗務員手当更新設定手段とを備えた乗務員割当演算装置と、および各乗務員の累積手当を出力する出力装置とを備えた乗務員割当装置を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、配車計画を構成する各運行に対して、手当が高い運行が累積手当の低い乗務員に優先して割り当てられるため、乗務員の手当平準化が促進され、乗務員相互の不公平性を解消することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の実施例である乗務員割当装置は、既に計画されている配車計画結果情報や各種操作トリガー等の情報を入力するための入力装置と、前記配車計画結果情報と、乗務員情報と、乗務員の勤休情報と、乗務員の運転資格等のスキル情報と、特定期間の運行手当の累積情報を格納する記憶装置と、前記入力手段から入力された配車計画結果情報を前記記憶装置に格納するための配車計画取込手段と、取りこんだ配車計画結果を運行単位に分離する運行分解手段と、前記運行分解手段により作成された運行に対して当該運行を実施した場合の手当を重みとして付与計算する運行の重み計算手段と、計算した重みを運行に設定して優先度設定を行う運行優先設定手段と、乗務員を運行に割り当てる際に利用する各乗務員の累積手当を優先度として乗務員に設定するための乗務員優先設定手段と、前記優先設定された運行に対して、前記優先を設定された乗務を割り付けるための乗務員割当手段と、前記乗務員割当手段によって作成された乗務員割当結果から各乗務員の手当を計算して更新する乗務員手当更新手段をした乗務員割当演算装置と、前記乗務員割当演算装置による演算結果を出力するための出力装置を具備している。
【実施例】
【0013】
以下に、本発明の実施例について図を用いて説明する。
【0014】
図1は、本発明における乗務員割当装置の構成図を示している。前記乗務員割当装置100は、既に計画されている配車計画結果情報や各種操作トリガー等の情報を入力するための入力装置1と、乗務員の割当演算を行う乗務員割当演算装置11と、前記配車計画結果情報、乗務員情報、乗務員の勤休情報、乗務員の運転資格等のスキル情報、および特定期間の運行手当の累積情報を格納する記憶装置9を有している。前記乗務員割当装置11は、前記入力手段1から入力された配車計画結果情報を前記記憶装置9に格納するための配車計画取込手段2と、取りこんだ配車計画結果を運行単位に分離する運行分解手段3と、前記運行分解手段3により作成された運行に対して当該運行を実施した場合の手当を重みとして計算する運行の重み計算手段4と、計算した重みを運行に設定して優先をつける運行優先設定手段5と、乗務員を運行に割り当てる際に利用する各乗務員の累積手当を優先度として乗務員に設定するための乗務員優先設定手段6と、前記優先設定された運行に対して、前記優先設定された乗務を割り付けるための乗務員割当手段7と、前記乗務員割当手段7によって作成された乗務員割当結果から各乗務員の手当を計算して更新する乗務員手当更新手段8を備えている。出力装置10は、前記乗務員割当演算装置11による演算結果を出力する。
【0015】
入力装置1の具体例としては、キーボードやマウス、ライトペン等の入力装置を考えることができる。また、記憶装置9には、磁気ディスク装置や、DRAM等のメモリ装置を使用することができる。また、乗務員割当演算装置11には、パーソナルコンピュータやエンジニアリングワークステーション、スーパーコンピュータ等のシステム装置を利用することができる。また、前記出力装置には、液晶ディスプレイ、CRTモニター、プリンター等の出力機器を使用することができる。
【0016】
図2は、乗務員割当演算処理の流れを示したものである。以下では、図を用いて乗務員割当演算処理について説明する。
【0017】
乗務員割当演算処理では、まず、配車計画取込手段2によって立案された配車計画結果情報を取り込んで記憶装置9に格納する。配車計画結果情報には、荷積作業、走行作業、荷卸作業等の作業区分と、当該作業区分の作業実施時刻帯情報が含まれている。また、荷積作業、荷卸作業の場合、それぞれの作業場所を示す情報も含んでいる。
【0018】
次に、運行分解手段3が記憶装置9に格納された配車計画結果情報を取り出して、運行に分解する。図3では、配車計画結果を運行に分解する方法を説明している。本発明における運行は、荷積作業に始まり、走行作業、荷卸作業を終えて、荷積作業に戻るまでの一連の作業グループと定義する。図3では、●印が荷積作業を意味しており、実線が走行作業、○印内に数値がある記号を荷卸作業として表現している。前記の運行の定義によって、配車計画結果を運行単位に分解した場合、図3に示す配車計画結果では、運行1から運行7までの運行に分解される。
【0019】
次に、運行分解手段3に分解された運行に対して前記運行の重み計算手段4によって、当該運行を実施した場合の手当を計算して、運行の重みとして当該運行に設定する。手当計算は、本実施例の実施の機会によって様々な計算式を考えることができるが、例えば、当該運行の中で最も遠方の荷卸場所に関連する形で手当が決定されることを考えることができる。
【0020】
次に、運行優先設定手段5によって、重みの大きい順に並び替えて運行の優先度を設ける。自明ではあるが、重みが大きい運行ほど、乗務員から見た場合、配送作業は厳しいものかもしれないが、魅力ある仕事(運行)と考えることができる。
【0021】
次に、乗務員優先設定手段6によって、記憶装置9から乗務員情報と、当該乗務員の累積手当情報が抽出され、累積手当が小さい順に並び替えられる。この並び替えは、優先度の高い運行を手当の低い乗務員に割り当てて乗務員の手当格差を無くすように作用させるためのものである。
【0022】
図4は、重みとしての優先度が付与された運行の並び(図4(A))と当該運行の手当、及び乗務先割当優先度が付与された乗務員と累積手当(図4(B))が示されたリストである。
【0023】
次に、乗務員割当手段7によって、記憶装置9から各乗務員の運行期間における勤休情報とスキル情報が抽出され、前記優先度が付与された運行情報と、乗務員情報と併せて運行への乗務員割当が行われる。
【0024】
次に、前記乗務員手当更新手段8によって、運行が割り当てられた乗務員の手当が当該乗務員の累積手当に加算され、記憶装置9の累積手当情報に格納される。
【0025】
図5は、前記乗務員割当手段7による乗務員割当処理の詳細フローである。以下では、図を用いて乗務員割当処理フローについて説明する。
【0026】
乗務員割当処理では、当該運行に対して、すべての乗務員の割当検討が実施されたかどうかを判別する(ステップS10)。ステップS10で当該運行に対して全ての乗務員の割当検討が実施されてしまっている場合、当該運行を担当できる乗務員が不在ということになるため、当該運行の担当なしとして(ステップS20)、次の運行への乗務員割当処理に移る(ステップS80)。ステップS10で割当検討可能な乗務員が残っている場合、前記乗務員優先度の順に従い、検討がなされていない乗務員を抽出して当該運行への割当を検討する(ステップS30)。ステップS30における割当検討では、前記勤休情報を利用して、当該運行期間での乗務員の勤休と、前記スキル情報を利用して当該乗務員が当該運行を担当できるかどうか、及び、当該乗務員が既に他の運行を担当している場合、当該運行期間との重複がないかをチェックされ、チェック結果の判定を実施し(ステップS40)、割当が不可の場合、乗務員優先に従い、次の乗務員への割当検討を行い割当する。ステップS40において、当該運行への当該乗務員の割当が可能な場合、当該運行への割当を確定し(ステップS50)する。ステップS50で当該運行への割当が確定した場合、当該乗務員の当該運行を担当した場合の手当を計算し(ステップS60)、再度、前記乗務員優先設定手段6により、乗務員の並びを手当の低い順に並び替え(ステップS70)、次の運行への乗務員割当を検討する(ステップS80)。
【0027】
ステップS70で新たに計算された手当で乗務員の並び替えを実施した場合、乗務員の手当格差の是正においては有効に作用するが、累積手当が高い乗務員には、当該日の運行が割り当らないというケースも発生する。この現象は、運行担当の機会均等という観点から見ると、芳しくない。従って、1つの配車計画結果に乗務員を割り付ける場合、ステップS70を実施せず、また、ステップS30で乗務員を抽出する場合、前回の割り当てた乗務員を記憶しておき、次の乗務員から割当を検討する方法を考えることができる。
【0028】
以上のように、本実施例の乗務員割当装置は、予め計画された配車計画結果取り込む入力装置1と、配車計画結果、乗務員情報、勤休情報、スキル情報および手当累積情報を格納する記憶装置9と、配車計画結果を取り込む配車計画取込手段2と、取り込んだ配車計画結果についての運行集合体から各運行単位に分離する運行分解手段3と、分離した各運行単位に手当ての重みを付加する運行の重み計算を行う運行の重み計算手段4と、前記重みの付加された各運行単位について運行優先の設定を行う運行優先設定手段と、前記記憶手段に格納された乗務員情報、勤休情報、スキル情報および/または手当累積情報を取り込んで乗務員の優先設定を行う乗務員優先設定手段6と、各乗務員の累積手当が平均化するように前記重みの付加された各運行に対して設定された乗務員優先に従って乗務員の割当を行う乗務員割当手段7と、乗務員割当結果から各乗務員の手当を計算し、累積手当を計算して更新する乗務員手当更新設定手段8とを備えた乗務員割当演算装置11と、および 各乗務員の累積手当を出力する出力装置10とを備える。
【0029】
図6は、上述した乗務員割当処理フローによる乗務員割当を実施した場合の乗務員手当の標準偏差値をプロットし、最小二乗法によって曲線近似したグラフを示している。本実施例を適用してからの乗務員手当の標準偏差値が下降傾向となり、手当の平準化が促進されていることが分かる。
【0030】
図7は、上述した乗務員割当フローにおける乗務員優先設定の再計算(ステップS70)を抜いた場合において、配車計画結果の各運行に対して、当該運行を担当する乗務員を割り当てて表示させた場合の例である。車1を見ると、乗務員の乗り換えが起こっていることが分かる。また、車3を見ると、車3の運行に乗務員が割り当てられていないことが分かる。これは、前記乗務員割当処理フローにおけるステップS30の割当可否チェックが有効に作用した結果である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明で提供する乗務員割当装置の構成図である。
【図2】乗務員割当装置で演算される乗務員割当演算処理の流れである。
【図3】配車結果情報の運行単位での分解結果図である。
【図4】運行、及び乗務員の優先度並び図である。
【図5】乗務員割当処理フロー図である。
【図6】乗務員の手当標準偏差値の日別近似曲線グラフである。
【図7】運行に対して乗務員を割り当てた場合の乗務員割当結果図である。
【符号の説明】
【0032】
1…入力装置
2…配車計画結果取込手段
3…運行分解手段
4…運行の重み計算手段
5…優先設定手段
6…乗務員優先設定手段
7…乗務員割当手段
8…乗務員手当更新手段
9…記憶装置
10…出力装置
11…乗務員割当演算装置
100…乗務員割当装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め計画された配車計画結果を取り込んで、該配車計画結果を構成する運行集合体の各運行に対して乗務員を割り当てる乗務員割当方法において、
配車計画取込手段によって入力装置からの前記予め計画された配車計画結果を取り込み、運行分解手段によって取り込んだ配車計画結果についての運行集合体から各運行単位に分離し、運行の重み計算手段によって分離した各運行単位に手当ての重みを付加する運行の重み計算を行い、運行優先度設定手段によって前記重みの付加された各運行単位について運行優先の設定を行い、乗務員優先設定手段によって記憶手段に格納された乗務員情報、勤休情報、スキル情報および手当累積情報を取り込んで乗務員の優先設定を行い、乗務員割当手段によって各乗務員の累積手当が平均化するように前記重みの付加された各運行に対して設定された乗務員優先に従って乗務員の割当を行い、乗務員手当更新設定手段によって乗務員割当結果から各乗務員の手当を計算し、累積手当を計算して更新すること
を特徴とする乗務員割当方法。
【請求項2】
予め計画された配車計画結果を取り込んで該配車計画結果を構成する運行集合体の各運行に対して乗務員を割り当てる乗務員割当装置において、
前記予め計画された配車計画結果取り込む入力装置と、
配車計画結果、乗務員情報、勤休情報、スキル情報および手当累積情報を格納する記憶装置と、
配車計画結果を取り込む配車計画取込手段と、取り込んだ配車計画結果についての運行集合体から各運行単位に分離する運行分解手段と、分離した各運行単位に手当ての重みを付加する運行の重み計算を行う運行の重み計算手段と、前記重みの付加された各運行単位について運行優先の設定を行う運行優先設定手段と、前記記憶手段に格納された乗務員情報、勤休情報、スキル情報および手当累積情報を取り込んで乗務員の優先設定を行う乗務員優先設定手段と、各乗務員の累積手当が平均化するように前記重みの付加された各運行に対して設定された乗務員優先に従って乗務員の割当を行う乗務員割当手段と、乗務員割当結果から各乗務員の手当を計算し、累積手当を計算して更新する乗務員手当更新設定手段とを備えた乗務員割当演算装置と、および
各乗務員の累積手当を出力する出力装置と
を備えたことを特徴とする乗務員割当装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−139435(P2006−139435A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−327223(P2004−327223)
【出願日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【出願人】(390023928)日立エンジニアリング株式会社 (134)