説明

乗車用衣類およびその発光方法

【課題】
自動二輪車や三輪スクーター等のように乗員が外部から見える状態で乗車する形態の
車両において制動灯、方向指示器等の灯火類の視認性を改善し安全性を向上させる手段を
提供する。
【解決手段】
乗車用衣類1の背中側の面に赤色系の色調にて発光可能な発光手段2を備え、この乗車用
衣類1着用者が乗車する車両13に備わるブレーキ装置の作動もしくは制動灯11の点灯
と連動してこれを発光もしくは増光する動作をせしめる手段を備え、乗車用衣類1の左右
側面もしくは左右側面寄りの位置に各々黄色系もしくは橙色系の色調にて発光可能な発光
手段3を備え、この乗車用衣類1着用者が乗車する車両13に備わる方向指示器12の
作動と連動して、作動した方向指示器12と左右同じ側の発光手段3を発光もしくは増光
もしくは点滅発光もしくは増光と減光を繰り返す動作をせしめる手段を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に自動二輪車や三輪スクーター等のように乗員が外部から見える状態で
乗車する形態の車両において着用し、発光機能によって車両に備えた灯火類の補助を行う
ことを特徴とする乗車用衣類およびその発光方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、自動二輪車等の乗員が外部に露出して搭乗する車両において、制動灯は車体最後部
に車体の幅とほぼ同寸法に備え、方向指示器は前後とも小型の灯火器を車体よりわずかに
外側に突出させて備えたり、あるいは狭い車体幅の間に収まる様に制動灯と方向指示器を
並べて備えたりしていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような従来の灯火類は、以下のような欠点を抱えていた。制動灯も方向指示器も、
4輪自動車等と比べると発光面積がかなり小さいため、視認性に劣っていた。また、
二輪車等は制動灯の発光点が中央1箇所であるため、左右に2箇所備えた4輪自動車等と
比べると夜間には後方車両から見た時に車体の大きさがわかり難く、これが距離感の
掴み難さにもなっていた。方向指示器については、前方、側面、後方いずれの方向から
見た場合も発光面積がかなり小さいため、視認性が低かった。また、スクーターのような
車高が低い自動二輪車においては、制動灯、方向指示器いずれの灯火も4輪自動車や
大型車両等から見た場合には発光位置がかなり低く、中型、大型の自動二輪車等と
比較すると更に視認性が悪いものであった。本発明はこのような問題を解決し、乗員の
安全性を高めることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
車両に備わる小さな面積の灯火類を補助するため、乗車用衣類1に補助灯火の機能を
備える。乗車用衣類1の表面に発光手段2,3を備え、これの着用者が乗車する車両13
の灯火類もしくはブレーキ装置等の装置の作動と連動して発光手段の発光状態を変化
させる手段を備える。乗車用衣類1にこの機能を備えることによって、発光面積と、可視
範囲が広がり、灯火の位置の高さも確保することが出来る。
【0005】
乗車用衣類1に備えた灯火が一見して車両の灯火類の補助機能を備えたものであることを
周囲に伝えるために、制動灯の補助を行う部分は制動灯と同じく赤色系統の色調にて発光
可能な発光手段2を用い、これを乗車用衣類1の背中側の面に備える。これの着用者が
乗車する車両13に備わるブレーキ装置の作動もしくは制動灯11の点灯と連動して
これを赤色系の色調にて発光もしくは増光する動作をせしめる手段を備えることに
よって、制動灯の補助灯火として機能させることを可能とする。
【0006】
方向指示器についても同様に、乗車用衣類1に備えた灯火が一見して車両の方向
指示器12の補助機能を備えたものであることを周囲に伝えるために、方向指示器12と
同様の黄色系もしくは橙色系の発光色にて発光可能な発光手段3を、乗車用衣類1の左右
側面もしくは左右側面寄りの位置に備える。これの着用者が乗車する車両13に備わる
方向指示器12の作動と連動して、作動した方向指示器12と左右同じ側の発光手段3を
黄色系もしくは橙色系の色にて発光もしくは増光もしくは点滅発光もしくは増光と減光を
繰り返す動作をせしめる手段を備えることによって方向指示器12の補助灯火として
機能させることを可能とする。
【0007】
乗車用衣類1に備えた補助灯火としての機能を車体と連動させるために、乗車用衣類1
着用者が乗車する車両13側に、車両13に備わる灯火類もしくはブレーキ装置等の
装置の作動状態を、電波もしくは赤外線信号等によって送信する非接触式送信手段6か、
もしくは電線あるいは光ファイバ等の伝送線10を用いて電気信号、電力、光信号等に
よって送信する(有線式を含む)接触式伝送手段9を備える。乗車用衣類1側にはこれを
受け取るため、車両13側に非接触式送信手段6を備える場合は受信手段4を、車両13
側に接触式伝送手段7を備える場合は接続もしくは接触手段8を乗車用衣類1に備える。
【発明の効果】
【0008】
乗車乗員が本発明の乗車用衣類1を着用することによって、車両13に備わる灯火類の
小さな発光面積が補助的に拡大され、車両に備えるよりも高い位置においても発光表示
させることが可能となり、視認性および安全性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図9に基づいて説明する。非接触式送信手段6を
用いて乗車用衣類1と車両13側との連動を行う例を実施例1として、接触式伝送手段9
を用いて乗車用衣類1と車両13側との連動を行う例を実施例2として説明する。
【0010】
まず、実施例1と実施例2の共通部分について説明する。図1に実施例1の乗車用衣類1
を正面から見た図を、図4に実施例2の乗車用衣類を正面から見た図を示す。図2は
これらを背中側から見た図であり、実施例1と実施例2共通である。乗車用衣類1は
図に示した例のようなベスト、あるいはジャケットの形状に限定しない。図の例には
袖が無いが、袖があってもよく、また、ズボン、パンツ等の衣類であってもよい。
また、帯状、タスキ状の衣類であってもよい。
【0011】
乗車用衣類1に備える発光手段には、任意に発光を開始、停止できるものであれば、何を
用いてもよい。衣類に備えるため、曲げることが可能な発光手段であれば望ましい。
例えばエレクトロルミネッセンスのような面発光体であれば曲げることが出来るため、
曲面部分にも備えることが出来る。発光ダイオードを用いる場合にも、曲げる部分で
発光ダイオードを実装した基板を複数に分割し、基板間を屈曲性のある配線で接続したり
発光ダイオードをフィルム基板等のフレキシブル基板に実装したりすること等によって
曲面に備えることが可能である。また、発光光源と光ファイバのような屈曲性を備えた
導光発光体を組み合わせても曲面に備えることが可能である。
【0012】
赤色系の色調で発光可能な発光手段2を図2に示すように背中側の面に備える。正面
方向から見える位置に備えることは、前後面を逆に誤認される可能性があるため避ける。
図2のように背中側の面のなるべく高い位置に備えると視認性向上効果が大きい。
また、装飾目的の発光物との誤認を避けるため、発光面の形状は左右対称とし、左右
中央に備えることが望ましい。
【0013】
この発光手段2を制動灯11の補助灯として機能させる方法としては、車両13に
備わるブレーキ装置の作動と連動させる方法と、制動灯11の点灯と連動させる方法が
ある。但し、制動灯11とほぼ同時のタイミングで発光することが必用である。例えば
ブレーキレバー等の操作部分の作動量によって乗車用衣類に備えた発光手段2と制動灯
11の点灯タイミングに差が生じることは好ましくない。このため、例えば制動灯11
との点灯の時間差を無くすために制動灯11を点灯させているセンサあるいは検出
スイッチの出力もしくは制動灯11の電源供給に関わる導線やリレースイッチ、あるいは
ヒューズ等から通電の状態、もしくは電圧や信号の変動を検知することによって乗車用
衣類1の発光手段2を連動させる。連動して発光手段2を点灯させる方法は様々考え
られるが、リレースイッチもしくはトランジスタ等を用いれば容易に可能である。
図8および図9に連動させる回路の例を示す。また、車両13に備わる制動灯11と
連動した発光状態を図6に示す。
【0014】
黄色系もしくは橙色系の色調にて発光可能な発光手段3を乗車用衣類1の左右側面寄りの
位置に備える。発光手段2と同様になるべく高い位置に備えると視認性向上効果が
大きい。装飾目的の発光物との誤認を避けるため、発光面の形状は乗車用発光衣類1の
左右中心に対して対称形状とすることが望ましい。また、発光手段2とは異なり、前後
方向を誤認される恐れが無いため、前方から見える位置にも備えると良い。左右に備える
発光手段3は左右が接近もしくは連続しているよりも、距離をもって明確に分離している
方が、方向指示器12の補助灯の機能であることや、左右のどちら側が発光しているのか
が周囲の車両や通行人に明確に伝わるため望ましい。これらのことを考慮し、実施例では
発光手段2を左右の肩の部分と、左右の腰の部分に備えている。左右の肩の部分は主に
前後方向からの視認性向上に関わり、左右の腰の部分は主に左右側面方向からの視認性
向上に関わる。また、右側の肩の部分と右側の腰の部分の発光手段3は同時に発光
させる。同様に左側の肩の部分と左側の腰の部分の発光手段3は同時に発光させる。
【0015】
車両13に備わる方向指示器12と連動した発光状態を図7に示す。方向指示器12
作動時、方向指示器12は連続して一定の明るさで点灯発光せず、点滅発光もしくは
増光と減光を繰り返すが、乗車用衣類1に備える黄色系もしくは橙色系の色にて発光可能
な発光手段3の発光は、このような方向指示器12の発光状態と同期させる。つまり、
方向指示器12が発光状態もしくは増光状態の時には発光手段3も同様に発光もしくは
増光し、方向指示器12が消灯もしくは減光状態の時には発光手段3も消灯もしくは
減光させる。この同期がずれていると、夜間に前後方向から見た場合に2台の車両が
並んでいるように見えてしまう可能性があるためである。図8および図9に連動、同期
させる回路の例を示す。
【実施例1】
【0016】
非接触式送信手段6を用いて乗車用衣類1と車両13側との連動作動を行う例を実施例1
として説明する。乗車用衣類1に備えた各発光手段を車両13の灯火類もしくは装置の
作動と連動させるためには、これらの情報を含んだ信号、もしくは発光手段を制御する
信号を車両13から本発明の乗車用衣類1に伝える必用がある。この信号の伝送手段に
非接触式送信手段6を用いたのが本実施例1である。図1に実施例1の乗車用衣類1を
正面から見た図を示す。図3に二輪車において実施例1の乗車用衣類1を着用した
運転者が乗車した図を示す。図8に回路の実施例を示す
【0017】
乗車用衣類1着用者が乗車する車両13側に、これに備わる灯火類もしくはブレーキ
装置等の装置の作動状態、もしくはこれらの情報に基づいて乗車用衣類1に備えた
発光手段を制御するための信号を、電波もしくは赤外線信号等の遠隔信号7によって
送信する非接触式送信手段6を備える。乗車用衣類1側にはこれを受け取るための受信
手段4を備える。具体的には遠隔信号7が電波であればアンテナや受信回路等であり、
赤外線であれば赤外線受光素子等である。遠隔信号7は指向性を鋭くするか、もしくは
信号に識別用コードを組み合わせること等によって同じ発明品を備えた車両が並走して
いても混信を避けることが出来る。
【0018】
図1に受信手段4を備えた乗車用衣類1の例を示す。図1では胸の位置に備えているが、
他の位置に備えてもよく、乗車用衣類1から離しケーブル類で接続してもよい。信号受信
条件がよい位置に備えることが望ましい。図3に非接触式送信手段6を車両13に備わる
計器類付近に備えた例を示す。特に遠隔信号7に赤外線等の指向性が狭い手段を用いた
場合には、乗車用衣類1着用者の方向に向けて送信出来るように備えることが必用で
ある。また、遠隔信号7の指向性が鋭い場合、受信手段4はなるべく位置変動が少ない
部位に備えることが必用である。図3の遠隔信号7が赤外線等の指向性が鋭いもので
ある場合は、二輪車の場合運転者の上半身の左右の動きが大きいため、受信手段4は
図1のように高い位置ではなく、腹部側の低い位置に備える方が受信条件は良いと
いえる。
【0019】
非接触式送信手段6を用いる利点は、乗り降りの際に接続等の手間がかからないことで
ある。もし電源供給を車体側に有線接続して得れば、この利点が損なわれる。そこで
本実施例では電源手段5を備え、受信手段4および発光手段2,3の電力を供給して
いる。電源手段5は蓄電池や太陽電池等である。尚、電源手段5の位置は図1に示した
位置に限定しない。
【実施例2】
【0020】
接触式伝送手段9を用いて乗車用衣類1と車両13側との連動作動を行う例を実施例2と
して説明する。先の実施例1では衣類に備えた各発光手段を車体の灯火類もしくは装置の
作動と連動させるためのこれらの情報を含んだ信号、もしくは発光手段を制御する信号を
乗車用衣類1に送信していたが、接触式伝送手段9であれば、これに加えて発光手段を
駆動する電力も容易に供給することが可能である。これらの信号もしくは電力を乗車用
衣類1に伝送する接触式伝送手段9を車両13に備える。接触式伝送手段9は、電気
接点による接触伝送や磁気回路による磁力を用いた接触伝送でもよく、電線や光ファイバ
等の伝送線10を用いた有線式伝送でもよい。図4に実施例2の乗車用衣類1を正面から
見た図を示す。図2に背中側から見た図を示す。図5に二輪車において実施例2の乗車用
衣類1を着用した運転者が車両13に乗車した図を示す。図9に回路の実施例を示す。
【0021】
図4および図5は伝送線10を用いた例である。伝送線10は両端をプラグもしくは
コネクタ等の着脱可能手段として車両側13と乗車用衣類1側を接続してもよく、どちら
か片方のみを着脱可能手段としてもよい。片方のみを着脱可能とした場合は、反対側に
伝送線10の巻き取り機能を備えると便利である。乗車用衣類1には車両13側と接続
もしくは接触することで信号もしくは電力を伝送するための接続もしくは接触手段8を
備える。本例では伝送線10を介して信号および電力を受け取るための接続手段として
いる。
【0022】
接触式送信手段9を用いる利点は、混信対策が不要であること、送受信条件を考慮しなく
てよいこと、電力を送ることが容易であることなどである。図4に示した実施例2の
乗車用衣類1では、発光手段2,3の駆動に用いる電力も車体13側から得るため、実施
例1とは異なり電源手段5を備えていない。これによりバッテリ切れ等の心配がなく、
電源手段5の重さから解放される利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】乗車用衣類の実施形態を示す正面から見た外観図(実施例1)
【図2】乗車用衣類を背中側の面から見た外観図
【図3】二輪車にて非接触式送信手段を用いた実施形態を示す図(実施例1)
【図4】乗車用衣類の実施形態を示す正面から見た外観図(実施例2)
【図5】二輪車にて接触式伝送手段を用いた実施形態を示す(実施例2)
【図6】二輪車にて制動灯と連動して発光した状態を示す図
【図7】二輪車にて方向指示器と連動して発光した状態を示す図
【図8】非接触式送信手段を用いた回路の例(実施例1)
【図9】接触式伝送手段を用いた回廊の例(実施例2)
【符号の説明】
【0024】
1 乗車用衣類
2 赤色系の色調にて発光可能な発光手段
3 黄色系もしくは橙色系の色にて発光可能な発光手段
4 受信手段
5 電源手段
6 非接触式送信手段
7 遠隔信号(電波、赤外線信号等)
8 接続もしくは接触手段
9 接触式伝送手段
10 伝送線
11 制動灯
12 方向指示器
13 車両
14 符号化手段
15 復号化手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両乗車時に着用することを目的とした乗車用衣類1の表面に発光手段を備え、この
乗車用衣類1着用者が乗車する車両13に備わる灯火類もしくは装置の作動と連動して
この発光手段の発光状態を変化させる手段を乗車用衣類1もしくは車両13側もしくは
この両方に備えたことを特徴とする乗車用衣類およびその発光方法。
【請求項2】
乗車用衣類1の背中側の面に赤色系の色調にて発光可能な発光手段2を備え、この乗車用
衣類1着用者が乗車する車両13に備わるブレーキ装置の作動もしくは制動灯11の
点灯と連動してこれを赤色系の色調にて発光もしくは増光する動作をせしめる手段を
乗車用衣類1もしくは車両13側もしくはこの両方に備えたことを特徴とする請求項1
記載の乗車用衣類およびその発光方法。
【請求項3】
乗車用衣類1の左右側面もしくは左右側面寄りの位置に各々黄色系もしくは橙色系の
色調にて発光可能な発光手段3を備え、この乗車用衣類1着用者が乗車する車両13に
備わる方向指示器12の作動と連動して、作動した方向指示器12と左右同じ側の発光
手段3を黄色系もしくは橙色系の色にて発光もしくは増光もしくは点滅発光もしくは
増光と減光を繰り返す動作をせしめる手段を乗車用衣類1もしくは車両13側もしくは
この両方に備えたことを特徴とする請求項1記載の乗車用衣類およびその発光方法。
【請求項4】
乗車用衣類1着用者が乗車する車両13側に、車両13に備わる灯火類もしくはブレーキ
装置等の装置の、作動状態の情報を含んだ信号、もしくは乗車用衣類1に備えた発光手段
2,3を制御する信号を、電波や赤外線信号等の遠隔信号7によって送信する非接触式
送信手段6か、もしくは電気信号、電力、光信号、磁気等によって伝送するところの
有線式を含む接触式伝送手段9を備え、乗車用衣類1に車両13側から送られた遠隔
信号7を受け取るための受信手段4、もしくは接触式伝送手段9からの信号もしくは電力
等を受け取るための接続もしくは接触手段8を乗車用衣類1に備えたことを特徴とする
請求項1記載の乗車用衣類およびその発光方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−164875(P2006−164875A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−357881(P2004−357881)
【出願日】平成16年12月10日(2004.12.10)
【出願人】(502304356)
【Fターム(参考)】